JP2005124776A - 内視鏡および内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 外径寸法を小さくすることが可能な内視鏡および内視鏡システムを提供すること。
【解決手段】 照明光を外部に向けて照射する発光体90と、照明光の照射によって撮像部位から反射される反射光が入射され、該反射光を結像させるレンズ群74,75と、このレンズ群74,75によって結像された光を電気信号に変換する撮像素子80と、を具備し、ケーブル部材30を介して外部の表示手段21および操作手段に接続される内視鏡40であり、レンズ群74,75を覆うように筒状部材60が設けられている。この筒状部材60の全部又は一部には、発光体90から発せられた照明光を外部に導く導光部60aが設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内視鏡およびこの内視鏡を具備する内視鏡システムに関する。
人体(以下、クランケと呼ぶ。)の食道、気管等の体腔内、又はエンジン等の機械装置の内部のように、狭い空間内の様子を撮像するため、内視鏡システムが用いられている。かかる内視鏡システムは、上述のような狭い空間内に入り込む部分として、内視鏡を有している。この内視鏡は、レンズを保持するレンズ鏡筒、および撮像素子等から構成されるが、これら全体で指の太さ程度の直径サイズに収められている。
体腔内および機械装置の内部には、外部の光が届かないことが多い。このため、撮像するに際しては、撮像部位を照らす必要がある。かかる撮像部位を照らすための内視鏡の構成としては、特許文献1に開示されている構成がある。
この特許文献1記載の構成には、内視鏡の先端から光が照射できるように、照明ユニットが設けられていると共に、当該照明ユニットによって照らされた撮像部位を撮像するための撮像ユニットも設けられている。ここで、この構成では、照明ユニットと撮像ユニットとが、別個独立した状態で設けられていて、かつ撮像ユニットに隣り合うように、照明ユニットが設けられている。
特開平11−311744号公報(図2、図3、図5および図6参照)
上述の内視鏡は、狭い空間内への侵入を容易にする必要があると共に、食道、気管等のクランケの各器官にダメージおよび違和感を与えないようにする必要がある。また、機械装置においても、狭い空間内への侵入および当該機械装置の内部に傷を与えないようにする必要がある。そのため、内視鏡の小型化は、非常に強く要望されている。
しかしながら、上述の特許文献1記載の内視鏡の構成では、撮像ユニットと照明ユニットとが別個独立した状態で設けられているため、その外径寸法は、必然的に大きくなる、という問題を有している。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、外径寸法を小さくすることが可能な内視鏡および内視鏡システムを提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、照明光を外部に向けて照射する発光体と、照明光を照射した撮像部位から反射される反射光が入射されると共に、該反射光を結像させるレンズ群と、このレンズ群によって結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、を具備する内視鏡において、レンズ群を覆うように筒状部材が設けられると共に、該筒状部材の全部又は一部には、発光体から発せられた照明光を外部に導くための導光部が設けられているものである。
このように構成した場合には、発光体から発せられた照明光は、導光部に導入され、照射部位に照射される。それにより、照射部位から反射される反射光は、レンズ群に入射され、撮像素子の表面に結像される。この結像は、撮像素子によって電気信号に変換され、ケーブル部材を介して送信される。そして、この電気信号に基づいて、外部の表示手段によって画像データを表示可能となる。
このような構成では、レンズ群を覆う筒状部材の全部又は一部を、照明光を外部に導くための導光部としている。このため、従来のように、照明ユニットと撮像ユニットとが、別個独立した状態で配置されている場合と比較して、撮像ユニットのスペース分のみが必要となり、省スペース化を図ることが可能となる。そのため、人体の各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、導光部の外周面は、照明光が外部に漏れるのを防止する遮光部材によって覆われているものである。
このように構成した場合には、発光体で生じた照明光は、導光部を通過するが、その通過に際して遮光部材によって当該照明光が外部に漏れるのが防止される。それにより、照明光が弱まるのを防止しながら、照明光が導光部の内部を進行し、照射部位まで確実にガイドすることができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、筒状部材には、発光体から出射される照明光を入射するのに適した入射角を備える入射部が設けられていると共に、この入射部から入射された照明光は、導光部の内部を直進し又は反射を繰り返しながら進行し、当該導光部の出射端面から外部に向かって出射されるものである。
このように構成した場合には、発光体で生じた照明光は、入射部から入射されて、導光部の内部を進行する。そして、導光部の内部では、照明光は、内周面と外周面との間を、反射されながら進行し、出射端面から照射部位に出射される。そのため、発光体で生じた照明光は、導光部に確実に入射されて、出射部位まで確実にガイドされる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、入射部は、筒状部材の内径側に向かって突出する突出部に設けられているものである。このように構成した場合には、発光体で生じた照明光を入射し易くなる。それにより、照明光が弱まるのを一層防止でき、導光部を介して照射部位まで一層確実にガイドすることができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、レンズ群は、反射光を集光させる第1のレンズおよびこの第1のレンズにより集光される集光部分に設けられる第2のレンズを少なくとも具備し、第2のレンズは、集光部分に対応させて、第1のレンズよりも小径に設けられると共に、発光体は、第2のレンズの第1のレンズと径差を生じさせている箇所に配置されるものである。
このように構成した場合、発光体は、第2のレンズのうち第1のレンズと径差を生じさせている箇所に配置されるので、当該発光体が外径側に突出するのを防止できる。そのため、発光体の外側に配置される外側保持筒の外径を小さくすることができ、内視鏡の外径を小さくすることができる。それにより、人体の各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、レンズ群は、反射光を集光させる第1のレンズおよびこの第1のレンズにより集光される集光部分に設けられる第2のレンズを少なくとも具備し、第2のレンズは、集光部分に対応させて、第1のレンズよりも小径に設けられると共に、第1のレンズおよび第2のレンズは、外観が筒状の内側保持筒の内部に収納された状態で筒状部材の内部に収納され、内側保持筒のうち集光部分に対応する外周面側には、当該内側保持筒の外周面の他の部位よりも窪んでいる窪み部分が設けられていて、発光体は、この窪み部分に配置されるものである。
このように構成した場合、発光体は、内側保持筒のうち集光部分に対応する、第2のレンズが配置される外周面側の、窪み部分に配置される。このように、発光体が内側保持筒の窪み部分に配置されるので、当該発光体が外径側に突出するのを防止できる。そのため、これら内側保持筒および発光体の外側に配置される外側保持筒の外径を小さくすることができ、内視鏡の外径を小さくすることができる。それにより、人体の各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、筒状部材に連結される第2の筒状部材の内部には、内側保持筒と同一の中心軸線上で一列となるように、回路部が配置され、回路部は発光体および撮像素子に対して電気的に接続されると共に、回路部には、撮像素子から出力される電気信号を解析し、画像データに対応した電気信号へと変換するための画像解析回路および発光体での発光を制御する発光制御回路が設けられているものである。
このように構成した場合には、内視鏡の内部において、回路部は、内側保持筒の外径側には配置されず、内側保持筒と同一の中心軸線となる状態で、第2の筒状部材の内部に配置される。そのため、内視鏡の内部に回路部を配置した場合でも、当該内視鏡の外径を大きくするのを防止することができる。また、回路部が具備する画像解析回路においては、撮像素子の表面に結像された光を、画像データに対応した電気信号へと変換することができる。さらに、回路部が具備する発光制御回路においては、外部の操作ボタン等の操作に基づいて、発光体の発光が制御される。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、撮像素子は、非透明材質から形成されている撮像素子ホルダに保持されていて、撮像素子ホルダおよび撮像素子は、非透明材質から形成されている内側保持筒の内部に配置されていると共に、撮像素子ホルダは、レンズ群を収納する内側保持筒を塞ぐ状態で、撮像素子と発光体との間に配置される、こととしたものである。
このように構成した場合には、発光体と撮像素子との間には、非透明材質の撮像素子ホルダが配置されている。また、撮像素子ホルダは、非透明材質から形成される内側保持筒の一端側を塞ぐ状態で、取り付けられる。それにより、撮像素子は、発光体に対して確実に遮光され、撮像素子に照明光が入り込むのを防止することができる。
また、発光体を、撮像素子および撮像素子ホルダと同一直線上に配置することが可能となる。それにより、発光体が外径側に突出するのを防ぐことができ、内視鏡の外径を小さくすることができる。さらに、発光体で生じる照明光を避ける必要が無く、当該発光体の配置と大きさの採用の自由度を向上させることができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、撮像素子は、非透明材質から形成されている撮像素子ホルダに保持されていて、撮像素子ホルダおよび撮像素子は、筒状部材の内部に配置されていて、筒状部材の内部には、照明光が導光部から当該筒状部材の内部に入り込むのを防止する第2の遮光部材が取り付けられていると共に、撮像素子ホルダは、筒状部材の内部を塞ぐ状態で、撮像素子と発光体との間に配置される、こととしたものである。
このように構成した場合にも、発光体と撮像素子との間には、非透明材質の撮像素子ホルダが配置されている。また、撮像素子ホルダは、内部に第2の遮光部材が取り付けられている筒状部材の一端側を塞ぐ状態で、取り付けられる。それにより、撮像素子は、発光体に対して確実に遮光される。すなわち、導光部からの照明光の廻り込み、および筒状部材のうち、発光体に近い開口から照明光が入り込むのを防ぐことができ、撮像素子に照明光が入り込むのを防止することができる。
また、発光体を、撮像素子および撮像素子ホルダと同一直線上に配置することが可能となる。それにより、発光体が外径側に突出するのを防ぐことができ、内視鏡の外径を小さくすることができる。さらに、発光体で生じる照明光を避ける必要が無く、当該発光体の配置と大きさの採用の自由度を向上させることができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、筒状部材は、保持部に連結されていて、この保持部は、外部の表示手段および操作手段のうち少なくとも一方にケーブル部材を介して接続されるものである。このように構成した場合には、筒状部材と保持部とが直接連結される。このため、内視鏡の全長を短くすることができ、クランケの各器官に与えるダメージおよび違和感を低減させることができる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、筒状部材のうち保持部側の部位には、その外径が当該筒状部材の他の部分よりも小さな絞り部が設けられていると共に、保持部は、発光体を一端側から押さえる一端側押さえ部を有していて、絞り部は、発光体を他端側から押さえる他端側押さえ部を有していて、発光体は、一端側押さえ部と他端側押さえ部との間で挟持される、こととしたものである。
このように構成した場合には、発光体は、一端側押さえ部と他端側押さえ部との間で挟持される。このため、発光体を確実に保持することができる。また、外径が筒状部材の他の部分よりも小さな絞り部の他端側押さえ部によって、発光体が押さえられるため、内視鏡の径方向の中心に、1つの発光体を配置する構成となる。このため、発光体の個数を低減することができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、導光部の中心軸線と、レンズ群の中心軸線とは、一致しているものである。このように構成した場合には、導光部の中心軸線とレンズ群の中心軸線とが不一致の場合と比較して、径方向に余分なスペースを取ることがなく、内視鏡の外径寸法を小さくすることが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に係る内視鏡を具備すると共に、この内視鏡に一端側が接続されるケーブル部材と、ケーブル部材に他端側が接続されると共に、内視鏡又はケーブル部材を操作する際の指示を与える操作手段と、撮像素子によって変換された電気信号を画像解析回路によって解析して形成される画像データを表示させる表示手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、上述の内視鏡で撮像された画像データを、表示手段にて表示させることができる。また、従来のように、照明ユニットと撮像ユニットとが、別個独立した状態で配置されている場合と比較して、撮像ユニットのスペース分のみが必要となり、省スペース化を図ることが可能となる。そのため、人体の各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
本発明によると、内視鏡の外径寸法を小さくすることが可能となる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡および内視鏡システムについて、図1から図3に基づいて説明する。図1は、内視鏡システム10の全体構成を示す側面図であり、図2は、内視鏡システム10のうち、内視鏡40の構成を示す側断面図である。また、図3は、内視鏡40の正面図である。
図1に示すように、内視鏡システム10は、外部ユニット20と、可撓ケーブル部30と、内視鏡40と、を有している。このうち、外部ユニット20は、表示手段としてのモニター部21を有していて、このモニター部21には、内視鏡40で撮像された画像が映し出される。また、外部ユニット20には、グリップ部22が設けられている。グリップ部22は、操作者が把持する部分である。操作者は、かかるグリップ部22を把持しながらモニター部21を見たり、各種の操作を行うことができる。
なお、グリップ部22には、操作者が各種操作を実行するための、操作ボタン等の操作手段(不図示)が設けられている。操作者がこの操作手段を操作すると、例えば後述する発光体90から照明光を照射させたり、後述する可撓ケーブル部30を変形させることが可能である。
また、グリップ部22には、バッテリー23が内蔵されている。バッテリー23は、上述したモニター部21、および内視鏡40を作動させるための電源である。
また、外部ユニット20には、ケーブル接続部24が設けられている。ケーブル接続部24は、後述する可撓ケーブル部30が接続される部分である。このケーブル接続部24は、例えば接続インターフェースを具備していて、可撓ケーブル部30の一端側に存在する接続端子(不図示)を接続することが可能となっている。しかしながら、可撓ケーブル部30が、ケーブル接続部24に対して着脱できない、固定的な構成を採用しても良い。
なお、操作者の操作に対応して、外部ユニット20には、不図示の操作ボタン等が設けられている。また、外部ユニット20には、不図示のコネクタ部が設けられていて、かかるコネクタ部に外部接続機器を接続することが可能である。なお、外部接続機器の例としては、例えば、内視鏡40で撮像された画像データを記録するためのデータ記憶装置、およびモニター部21に映し出される画像を印刷するための印刷装置が挙げられる。
また、可撓ケーブル部30は、ケーブル部材に対応する部分であり、柔軟に変形することを可能としている。この可撓ケーブル部30は、多数の湾曲駒(図示省略)を有している。湾曲駒は、互いに連続する状態で設けられていて、しかも互いに、隣り合う湾曲駒に対して回動可能に取り付けられている。また、かかる湾曲駒が回動した後に、隣り合う湾曲駒との間に生じる摩擦によって、当該回動した状態の傾斜角度を維持可能に設けられている。なお、図2においては、湾曲駒を省略すると共に、可撓ケーブル部30を略チューブ状となる状態に示している。
なお、可撓ケーブル部30は、上述のように湾曲駒を用いる構成には限られない。湾曲駒を用いる以外の構成としては、例えば、可撓性を有すると共に形状を維持することができるポリマー樹脂を用いる構成が挙げられる。さらに、細い帯状の金属の弾性薄板を螺旋状に巻いて形成した螺旋管状のものを用いる構成もある。
上述の湾曲駒が複数連続している状態となっている可撓ケーブル部30には、その中央を貫くように、挿通孔31が設けられている。すなわち、可撓ケーブル部30を構成する湾曲駒にも、径方向の中心に、孔部(不図示)が設けられている。この挿通孔31には、内視鏡40に対して電源供給を行ったり、内視鏡40で撮影された画像データを外部ユニット20に対して送信するための、各種の配線32が挿通される。また、可撓ケーブル部30の外周側には、配線32および不図示の湾曲駒を覆うように、可撓チューブ33(図1参照)が設けられている。
内視鏡40は、図2に示すように、保持部41を有している。保持部41は、その一端部41a(図2において、保持部41の右側の部位)が小径となると共に、その他端部41b(図2において、保持部41の左側の部位)が大径となるように形成されている。そのうち、小径の一端部41aは、上述の可撓ケーブル部30と接続されている。また、大径の他端部41bは、後述する継手環50と接続されている。
なお、以下の説明においては、一端側とは、図2において右側を指す。また、他端側とは、図2において左側を指す。また、他端部41bには、本実施の形態では、ネジ溝が形成されている。
保持部41の内部には、上述の挿通孔31と連通する挿通孔42が形成されている。この挿通孔42は、同じく保持部41の内部に設けられているカップ孔43に連通している。カップ孔43は、挿通孔42よりも、その直径が大きく設けられている。なお、カップ孔43のうち、挿通孔42との間の境界部分には、底面部44が設けられている。
また、カップ孔43には、大径孔部45が設けられている。大径孔部45は、カップ孔43の他の部分よりも、その直径が大きく設けられている。この大径孔部45には、後述する嵌合部51aが接する。なお、大径孔部45のうち、カップ孔43との間の境界部分には、受け部46が設けられている。
また、保持部41の他端部には、第2の筒状部材としての継手環50が接続されている。継手環50は、外観が筒状となっていて、その一端側に嵌合部51aを有している。嵌合部51aの外径は、継手環50の他の部分の外径よりも、小径となるように設けられている。また、嵌合部51aの外壁面には、ネジ溝が形成されている。そのため、上述の他端部41bに形成されているネジ溝と噛み合って、保持部41と継手環50が連結される。また、継手環50の他端部にも、上述の嵌合部51aと同様の嵌合部51bが設けられている。この嵌合部51bは、後述する外側保持筒60の挿通孔62の一端側に形成されているネジ溝と連結される。
また、継手環50の内部にも、挿通孔52が設けられている。本実施の形態では、嵌合部51aの外面が大径孔部45の内面に接触するため、挿通孔52は上述した大径孔部45よりも小径に設けられている。しかしながら、本実施の形態では、挿通孔52は、大径孔部45以外のカップ孔43よりも、大径となるように設けられている。なお、この挿通孔52の内部には、回路部53が設けられる。また、図2においては、回路部53は、挿通孔52の内部に一対配置されている。
この回路部53には、後述する発光体90に配線32を介して接続される発光制御回路(図示省略)が設けられている。また、回路部53には、後述する撮像素子80から出力される電気信号を解析し、カラー画像へと変換するための画像解析回路(図示省略)も設けられている。また、回路部53には、上述した挿通孔52を通過した配線32の他端側が接続されている。また、回路部53には、配線32の一端側が接続されている。
継手環50の他端側には、筒状部材としての外側保持筒60が接続されている。外側保持筒60にも、上述の挿通孔52と連通する挿通孔62が設けられている。なお、嵌合部51bの外面が挿通孔62の内面に接触するため、当該挿通孔62の直径は、上述の挿通孔52よりも大径となるように設けられている。また、挿通孔62の一端側には、上述の嵌合部51bに形成されているネジ溝と噛み合うネジ溝(不図示)が形成されている。これら両方のネジ溝が噛み合うことにより、継手環50と外側保持筒60とが連結される。
また、外側保持筒60の内部には、絞り孔63が設けられている。絞り孔63は、図2に示すように、挿通孔62よりも小径となるように設けられている部分である。この絞り孔63を形成するために、外側保持筒60には、当該外側保持筒60の内径側に向かって突出する突出部64が設けられている。この突出部64は、内視鏡40の中心軸線Lに沿う中間地点よりも他端部60b寄りの所定の位置に設けられている。
また、突出部64のうち、挿通孔62と絞り孔63との境界部分は、中心線Lに対して平行な面より後方、すなわち右方向(一端側)に面が向けられた面部である入射部65となっている。この入射部65には、後述する発光体90が配置されている。すなわち、この入射部65は、照明光を入射させる部分となっている。なお、本実施の形態では、照明光の進行方向に対して、入射部65の端面は、略垂直を為している。そのため、入射部65は、照明光の入射に適した角度を有している。しかしながら、入射部65の端面は、照明光の進行方向に対して、略垂直を為す構成には限られず、当該照明光の入射に適した入射角を有していれば、その傾斜角度はどのような角度であっても良い。例えば、図中に鎖線で示す入射部65Aとしてもよい。
また、外側保持筒60の内部のうち、絞り孔63よりも他端側には、他端孔66が設けられている。この他端孔66は、絞り孔63よりも大径に形成されているものの、上述の挿通孔62よりも小径となるように形成されている。
ここで、本実施の形態では、外側保持筒60の全体の材質は、透明部材の一つのアクリル樹脂である。すなわち、本実施の形態では、外側保持筒60は、全体として導光部(以下、図3に示すように、導光部60aとする。)としての機能を果たしている。そのため、後述する発光体90で生じた照明光は、外側保持筒60によって、出射部位までガイドされる。なお、出射部位は、外側保持筒60のうち、他端側に位置する端面である。
なお、外側保持筒60の材質は、発光体90で生じた照明光を良好にガイド可能であれば、アクリル樹脂には限られない。アクリル樹脂以外の材質としては、例えばABS樹脂、ポリカーボネイト等が挙げられる。
また、外側保持筒60の外周面は、遮光部材としての遮光フィルム61によって覆われている。すなわち、導光部60aとしての外側保持筒60は、外周面の全体が遮光フィルム61によって覆われている。この遮光フィルム61は、外側保持筒60の外部に照明光が逃げるのを防止すると共に、反射によって、外側保持筒60の内部を照明光が進行するように設けられている。かかる反射を適切に生じさせるために、遮光フィルム61の材質は、例えば薄い金属箔状の部材としている。
なお、遮光フィルム61の材質は、境界面である外側保持筒60の外周面で照明光の反射が適切に生じれば、金属箔状の部材には限られず、種々のものを適用可能である。例えば、外側保持筒60の外周面を、黒塗りするようにしても良い。
また、外側保持筒60の内部には、図2および図3に示すような内側保持筒70が配置される。内側保持筒70は、上述の挿通孔62、絞り孔63および他端孔66に跨る状態で配置される。この内側保持筒70は、両端が開放した筒状に形成されている。また、内側保持筒70は、照明光を透過させない材質(例えば非透明の樹脂等)によって形成されている。それにより、後述するレンズ74,75を備える内側保持筒71の内部に、照明光が迷光するのを防いでいる。なお、以下の説明では、内側保持筒70の内側の空洞部分を、内筒部71と呼ぶ。
内側保持筒70のうち、長手方向の略中央部分の外周面には、他の部分よりも窪んだ窪み部分72が設けられている。この窪み部分72の存在により、当該窪み部分72が存在する部位の内筒部71側は、該内筒部71の他の部分よりも小径となるように設けられている。なお、以下の説明では、内筒部71のうち、窪み部分72に対応する内側の部分を、レンズ取付部73と呼ぶ。
レンズ取付部73には、後述する第2のレンズ75が配置される。また、内側保持筒70は、本実施の形態では、一端側の方が、他端側よりも外径が小さくなるように設けられている。また、後述する第1のレンズ74を保持した状態で内側保持筒70が取り付けられると、他端孔66が、内側保持筒70及び第1のレンズ74によって閉塞される状態となる。
また、本実施の形態では、内側保持筒70の内部には、レンズ群を構成する2つのレンズ(以下、必要に応じて第1のレンズ74および第2のレンズ75と呼ぶ。)が配置されている。このうち、第1のレンズ74は、内側保持筒70のうち、他端側の開口部分に配置される。また、第2のレンズ75は、上述のレンズ取付部73に配置されている。なお、第2のレンズ75は、集光部分に設けられる第2のレンズに対応し、反射光を集光させる第1のレンズ74の集光部分に設けられている。
また、内側保持筒70のうち、一端側の開口部分には、撮像素子80が配置されている。なお、撮像素子80としては、CCD(Charge Coupled Device)が用いられる。この撮像素子80の表面には、第2のレンズ75を通過した光が結像される。そして、撮像素子80は、この結像(光)を電気信号に変換する。また、撮像素子80は、撮像素子ホルダ81に保持される。撮像素子ホルダ81は、不図示の支持脚によって、外側保持筒60の内壁に保持される。
また、撮像素子80には、配線(不図示)が接続されている。この配線は、上述の回路部53に接続されている。なお、本実施の形態では、配線を介して送信される電気信号は、回路部53の画像解析回路によって、所定の処理を施される。しかしながら、かかる画像解析回路を設けずに、上述の配線32に単純に接続中継するようにしても良い。
また、内側保持筒70の外周面のうち、上述の窪み部分72が存在する部位には、発光体90が配置される。発光体90は、LED(Light Emitting Diode)を具備していて、上述の回路部53の発光制御回路に対して配線91を介して接続されている。すなわち、配線91を介して、LEDに制御された電流が流されると、当該発光体90が具備するLEDが発光する。この発光体90の形状は、図2に示すように、その外観形状が略楕円球体状である。また、発光体90は、上述の入射部65に接触する状態で配置される。
また、本実施の形態では、発光体90は、内筒部71のラジアル方向に沿って、2つ配置されている。しかしながら、発光体90の個数は、2つに限られるものではなく、2つ以上の複数個であれば、幾つ設けても良い。また、発光体90を1つだけ設けるようにしても良い。
なお、上述した内視鏡40の寸法について、以下に説明する。本実施の形態では、内視鏡40の外径は、略6mm、外側保持筒60の挿通孔62の内径は略5mm、外側保持筒60の他端孔66の内径は略4mmとなっている。また、第1のレンズ74のレンズ凸部の頂部から底面部44までの寸法は略25mmとなっている。
以上のような構成を有する内視鏡システム10を用いると、検査対象者の口等の体腔から内視鏡40を差し込み、該検査対象者の食道を通過させて、胃等の検査対象部位に到達させることができる。この場合、発光体90を発光させて、内視鏡40の進行方向を照らしながら、当該内視鏡40を体内の奥深くへと進行させる。この発光体90を発光させる場合、操作者が操作手段を操作することにより、当該発光体90から照明光を照射可能となっている。
発光体90から照明光が照射されると、内視鏡40の前方側の部位を撮像可能となる。すなわち、発光体90から照射された光が体内の所定部位で反射する。反射によって生じる反射光は、第1のレンズ74および第2のレンズ75を順次通過する。そして、第2のレンズ75を通過した反射光は、撮像素子80に入射される。なお、撮像素子80に入射される反射光は、第2のレンズ75によって、焦点合わせがほぼ為された状態となっている。
撮像素子80に入射された反射光は、当該撮像素子80によって電気信号へと変換される。そして、この電気信号が画像解析回路で所定の映像データ(例えばカラー映像)に関する電気信号へと変換される。かかる画像解析回路にて変換された映像データに関する電気信号は、再び配線32等を介して、モニター部21まで伝送され、該電気信号に対応した映像を、モニター部21の表示画面に映し出す。そして、操作者は、当該表示画面を見ながら、胃等の体内の検診を行うことができる。
また、操作者は、操作手段を操作することにより、可撓ケーブル部30を変形させることができる。そして、この可撓ケーブル部30の変形により、内視鏡40の向きを変更して、当該内視鏡40が設けられている周囲を検診することができる。
また、クランケの体内のみならず、例えばエンジンのシリンダ内部等、機械装置の内部に内視鏡40を差し込む場合も、上述と同様の操作が為される。
このような構成の内視鏡40、およびこの内視鏡40を用いた内視鏡システム10では、外側保持筒60の全体を、照明光をガイドする導光部60aとして活用している。このため、従来のように、照明ユニットと撮像ユニットとが、別個独立した状態で配置されている場合と比較して、照明ユニット分のスペース分を削減することが可能となり、内視鏡40の省スペース化を図ることが可能となる。そのため、クランケの体内の各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
また、導光部60aとしての外側保持筒60は、透明部材により形成されていて、しかも外側保持筒60の外周面が、遮光フィルム61によって覆われている。このため、発光体90で生じた照明光が外側保持筒60を通過する際に、遮光フィルム61によって外部に漏れるのが防止できる。それによって、外側保持筒60の通過に際して、照明光が弱まることなく、照射部位まで照明光を確実にガイドすることができる。
さらに、外側保持筒60には、入射部65が設けられていると共に、この入射部65は、照明光を入射するのに適した入射角を備えている。このため、発光体90で生じた照明光は、入射部65から入射され、外側保持筒60の内周面と外周面との間を、反射されながら進行し、出射端面から照射部位に出射される。そのため、発光体90で生じた照明光を、出射部位まで確実にガイドすることができる。
また、入射部65は、外側保持筒60の突出部64に設けられている。このため、突出部64が存在しない場合と比較して、発光体90で生じた照明光を入射し易くなる。それにより、当該照明光が反射するのを低減しながら外側保持筒60の内部に入射させることができ、この外側保持筒60を介して照射部位まで一層確実にガイドすることができる。
さらに、本実施の形態では、外側保持筒60の内部に内側保持筒70を配置すると共に、この内側保持筒70には、窪み部分72が設けられていて、発光体90は、この窪み部分72に配置されている。このため、発光体90が窪み部分72に収納されて、外径側に突出するのを防止できる。それによって、内側保持筒70および発光体90の外側に配置される外側保持筒60の外径を小さくすることができ、内視鏡40の外径を小さくすることができる。それにより、クランケの各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
なお、窪み部分72は、第2のレンズ75が第1のレンズ74の径より小さくなっている部分、すなわち、第2のレンズ75の第1のレンズ74と径差を生じている箇所に設けられている。本実施の形態では、内側保持筒70に第1のレンズ74と第2のレンズ75を保持させているが、外側保持筒60に直接に第1のレンズ74と第2のレンズ75を保持させても良い。この場合には、第1のレンズ74と第2のレンズ75との径差を生じている箇所に発光部90が配置される。そして、発光部90の光が撮像素子80に入り込まないように、外側保持筒60の内周面には、入射部となる部分を除いて、遮光フィルムを貼るなどの処置を施す。さらに、発光部90の周囲にも、入射部65に入射される以外の光が撮像素子80に入り込まないように遮光を施す。
また、内視鏡40の内部には、回路部53が設けられていて、この回路部53は、内側保持筒70と同一の中心軸線Lに沿って一列となるように、配置されている。それによって、内視鏡40の内部に回路部53を配置した場合でも、当該内視鏡40の外径を大きくするのを防止することができる。また、回路部53が具備する画像解析回路においては、撮像素子80の表面に結像された光を、画像データに対応した電気信号へと変換することができる。さらに、回路部53が具備する発光制御回路においては、外部の操作ボタン等の操作に基づいて、発光体90の発光を制御することができる。
また、レンズ74,75は、照明光を透過させない材質からなる内側保持筒70によって保持されている。それにより、内筒部71に照明光が迷光するのを防止でき、撮像素子80に当該照明光が入り込むのを防止できる。このため、モニター部21にて表示される画像を、一層鮮明にすることができる。
また、図2に示すように、内視鏡40の外径が小さくなると共に、内視鏡40を凹凸が少ない構成とすることができる。それにより、当該内視鏡40を洗浄し易くなり、医療機器としてケアすべき衛生面を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図4および図5に基づいて説明する。なお、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様の部材・構成については、上述の第1の実施の形態と同一の符号を付して説明する。
本実施の形態における内視鏡100では、外側保持筒60および内側保持筒70は、上述の第1の実施の形態における形状とは異なっている。また、継手環50および回路部53が省略されていて、外側保持筒60と保持部41との間で、発光体90を挟持する構成が採用されている。以下、その詳細について説明する。
図4に示すように、保持部41の底面部44には、一端側押さえ部110が設けられている。一端側押さえ部110は、後述する半球状の発光体ホルダ120を押さえる部分である。かかる発光体ホルダ120の押さえを良好にするために、一端側押さえ部110は、底面部44から突出する突出部111の突出端部を利用して設けられている。突出部111は、底面部44から、当該底面部44のラジアル方向に沿って、3つ以上の所定個数(例えば、4つ)突出している。しかも、突出部111は、底面部44のラジアル方向に沿って、等しい角度配置となるように設けられている。
また、保持部41には、挿通孔42と連通するテーパ孔112が設けられている。このテーパ孔112は、ラジアル方向に配置される複数の突出部111の径方向の中心部分をも貫通していて、当該突出部111の開放端部で開放する状態となっている。また、テーパ孔112は、保持部41の一端側から他端側に向かうにつれて、その内径が大きくなるように設けられている。そして、発光体ホルダ120は、突出部111の突出端部のうち、テーパ孔112の開放端部に嵌め込まれる。このとき、発光体ホルダ120は、テーパ孔112の開口端部の縁部分に接触していて、この部分が一端側押さえ部110となっている。
ここで、本実施の形態では、テーパ孔112の開口端部に、発光体ホルダ120の半球形状に倣う、受け部112aが設けられているが、当該受け部112aを省略しても良い。
また、本実施の形態では、発光体90は、略球形状を為すように設けられている。しかも、かかる略球形状の発光体90が、略半球形状かつ中空形状を為す発光体ホルダ120に嵌め込まれている。この発光体ホルダ120および発光体90の外周面には、配線32が倣う状態で設けられる。なお、発光体90の発熱が問題とならない等の場合には、発光体ホルダ120を設けずに、省略する構成を採用しても良い。
また、本実施の形態では、発光体90、撮像素子ホルダ81および撮像素子80は、中心軸線Lに沿う状態で配置されている。しかも、発光体90と撮像素子80との間には、非透明材質の撮像素子ホルダ81が配置されている。また、撮像素子ホルダ81は、非透明材質から形成される内側保持筒70の一端側を塞ぐ状態で、取り付けられている。したがって、撮像素子80は、発光体90に対して確実に遮光されている。
また、保持部41のカップ孔43には、突出部111よりも他端側に位置する部位において、テーパ部113が連なっている。このテーパ部113は、他端側に向かうにつれて、カップ孔43よりも外径側に向かうように、テーパ状に内径が広げられている。また、テーパ部113は、保持部41の外周面まで連続するように設けられている。このテーパ部113には、図4および図5に示す外側保持筒60が受け止められる。
なお、テーパ部113と外側保持筒60との間には、例えば接着剤が塗布され、この接着剤を介して両者が強固に接着される。しかしながら、例えばリング状の連結手段を外側保持筒60と保持部41との両者に跨る状態で設け、接着剤を介さずに外側保持筒60と保持部41とを連結するように構成しても良い。
また、外側保持筒60は、その全体の材質を、透明なアクリル樹脂としている。すなわち、本実施の形態でも、外側保持筒60は、全体として導光部60aとしての機能を果たしている。そのため、発光体90で生じた照明光は、この外側保持筒60によって、出射部位までガイドされる。
外側保持筒60には、図4および図5に示すように、その一端側に絞り部130が設けられている。絞り部130は、外側保持筒60の他の部分よりも、その一端側に向かうにつれて、外径が狭くなる、絞り形状に形成されている。すなわち、外側保持筒60を貫通する挿通孔62も、その一端側が狭くなる絞り形状となるように設けられている。なお、以下の説明では、挿通孔62のうち、絞り部130の内側に存在している部位を、絞り孔131と呼ぶ。
絞り孔131のうち、一端側の開口端部には、他端側押さえ部132が設けられている。他端側押さえ部132は、発光体90を支持するための部分である。かかる発光体90の支持を良好とするために、他端側押さえ部132は、半球状の発光体90の外周面に倣う形状の曲面部132Aを有している。この曲面部132Aは、入射部として機能し、この曲面部132Aからは発光部90の光が導光部60aに入射される。なお、発光部90の光が入射される曲面部132Aは、中心軸線Lに対して平行な面よりも後方に向いた面部となっている。また、他端側押さえ部132に近接する状態で、配線32を通すための切欠部133(図5参照)も設けられている。この切欠部133は、絞り孔131の開口端部(他端側押さえ部132)と連なる状態で設けられている。なお、切欠部133を通る配線32は、撮像素子80に接続される。
また、外側保持筒60の挿通孔62には、内側保持筒70が収納される。この内側保持筒70は、図2に示される内側保持筒70とは異なり、窪み部分72を有していない。このため、内側保持筒70の外観は、略円筒形状を為している。また、内側保持筒70の内筒部71には、レンズ群140を構成する複数のレンズ141〜145が収納されている。本実施の形態では、内筒部71には、5枚のレンズ141〜145が収納される。以下の説明では、内筒部71のうち他端側(図4において左側)の開放端部側から、第1のレンズ141、第2のレンズ142、第3のレンズ143、第4のレンズ144および第5のレンズ145と呼ぶ。また、これら第1のレンズ141〜第5のレンズ145を総称する場合、単にレンズ141〜145と呼ぶ。
これら4枚のレンズ141〜145のうち、第5のレンズ145を通過した光は、上述の第1の実施の形態で述べたのと同様に、撮像素子80の表面に結蔵される。なお、上述したように、撮像素子80も、内側保持筒70の内部に収納される。また、本実施の形態では、撮像素子ホルダ81も、内側保持筒70の内部に収納されている。
また、図5に示すように、配線32は、本実施の形態では、切欠部133を通過して撮像素子80に接続されている。すなわち、本実施の形態では、発光体ホルダ120および発光体80の外周面に倣う状態で、配線32が切欠部133を通る。また、本実施の形態では、配線32は、発光体90にも接続されている。さらに、本実施の形態では、内視鏡100の内部では、上述の第1の実施の形態における回路部53が省略されていると共に、内視鏡100の外方に、配線32を介して回路部(不図示)が接続されている。
このような構成の内視鏡100を用いた場合にも、上述の第1の実施の形態における内視鏡40と同様に、外側保持筒60を、照明光をガイドする導光部60aとして活用している。このため、従来のような照明ユニットと撮像ユニットとが、別個独立した状態で配置されている構成と比較して、照明ユニット分のスペースを削減することが可能となる。それにより、内視鏡100の省スペース化を図ることが可能となる。そのため、人体の各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
また、本実施の形態では、外側保持筒60には、絞り部130が設けられ、この絞り部130には他端側押さえ部132が設けられていると共に、保持部41には、一端側押さえ部110が設けられている。このため、発光体90は、一端側押さえ部110と他端側押さえ部132との間で挟持される。それによって、内視鏡100が大きく移動する場合でも、発光体90のぐらつきを抑えて、確実に保持することができる。
また、一端側押さえ部110と他端側押さえ部132とによって、発光体90は、内視鏡100の中心軸線Lに沿う状態で挟持される。すなわち、本実施の形態では、内視鏡100の径方向の中心に発光体90を配置する構成を採用することができる。それにより、発光体90の個数を1つのみとすることができる。そのため、上述の第1の実施の形態の場合と比較して、発光体90の個数を低減することができ、コストの削減を図ることが可能となる。
さらに、本実施の形態では、回路部53が設けられないため、上述の第1の実施の形態で述べた継手環50を省略し、外側保持筒60を、直接保持部41に対して取り付けることが可能となる。そのため、内視鏡100の全長を短くすることができる。それにより、可撓ケーブル部30と比較して大径となる内視鏡100の全長を短くすることができ、クランケの各器官に与えるダメージおよび違和感を低減させることができる。
また、本実施の形態では、発光体90と撮像素子80との間には、非透明材質の撮像素子ホルダ81が配置されている。また、撮像素子ホルダ81は、非透明材質から形成される内側保持筒70の一端側を塞ぐ状態で、取り付けられている。それにより、撮像素子80は、発光体90に対して確実に遮光されている。そのため、撮像素子80に、照明光が入り込むのを防止することができる。
また、発光体90を中心軸線L上に配置できるので、内視鏡40の外径を小さくすることができる。さらに、撮像素子ホルダ81により遮光されるので、発光体90で生じる照明光を避ける必要が無く、当該発光体90の配置と大きさの採用の自由度を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態について、図6に基づいて説明する。なお、この第3の実施の形態は、上述の第2の実施の形態の変形例であり、上述の第2の実施の形態において述べたのと同様の構成については、その説明を省略する。また、上述の第2の実施の形態と同一の符号については、同一の符号を用いて説明する。
本実施の形態における内視鏡150では、内側保持筒70が省略される構成を採用している。すなわち、外見上、外側保持筒60と内側保持筒70とが一体化されていた、筒状部材としての保持筒160のみを用いる構成となっている。この保持筒160の全体の材質は、透明なアクリル樹脂である。すなわち、本実施の形態でも、保持筒160は、全体として導光部60aとしての機能を果たしている。そのため、発光体90で生じた照明光は、この保持筒160によって、出射部位までガイドされる。
なお、本実施の形態においては、保持筒160の外周面と、当該保持筒160の内孔(以下、内筒部161とする。)までの間に存在する筒部160aの厚みが、上述の第1の実施の形態および第2の実施の形態で述べた外側保持筒60よりも、肉厚となるように設けられている。
また、保持筒160は、上述の第2の実施の形態で述べた外側保持筒60よりも、一端側(図6において右側)に向かって延伸されている。この保持筒160は、上述の第2の実施の形態における、保持部41の底面部44に対応する部位まで延伸されている。そのため、本実施の形態では、保持部41の筒部分は省略されている。また、保持筒160が延伸されているので、発光体90も、内筒部161に収納されている。
さらに、内筒部161のうち、撮像素子ホルダ81よりも一端側の部位には、発光体90が収納されている。また、発光体90に対して近接又は接触(図6においては近接)する状態で、突出部162が設けられている。突出部162は、図6に示すように、保持筒160の内径側に向かって突出している。また、突出部162の一端側における付け根部分から当該突出部162の頂部に向かうにつれて、突出部162の内壁面は、内視鏡150の中心軸線Lに対して傾斜角度が大きくなるように設けられていて、この付け根部分から頂部に亘る部位が、発光体90が発する照明光を入射させる面部となる入射部163となっている。なお、入射部163は、中心軸線Lに対して平行な面より後方に向いた面部となっている。
そして、この入射部163も、上述の入射部と同様に、照明光を入射するのに適した入射角を備えている。また、本実施の形態では、発光体90は、内筒部161のラジアル方向に沿って、例えば2つ設けられている。しかしながら、内筒部161のラジアル方向に沿って、発光体90の個数は、2つに限られるものではなく、2つ以上の複数個であれば、幾つ設けても良い。また、発光体90を1つだけ設けるようにしても良い。
また、本実施の形態では、撮像素子ホルダ81は、内筒部161を塞ぐように取り付けられていて、発光体90と撮像素子80との間に配置されている。しかも撮像素子ホルダ81は、上述の第2の実施の形態で述べたのと同様に、非透明材質によって形成されている。
また、本実施の形態では、内筒部161の内壁面には、第2の遮光部材164が設けられている。それにより、撮像素子80は、発光体90に対して確実に遮光される。なお、この第2の遮光部164は、レンズ141から145の各レンズ間の間隔を規定する環体である、いわゆる中間環としての機能も備えている。また、第2の遮光部材164は、上述の遮光フィルム61と同様のフィルム材質から構成されていても良く、また内筒部161の内壁面を黒塗りする等、他の手段を用いても良い。
このような構成の内視鏡150、および内視鏡150を用いる内視鏡システム10によっても、従来の、内視鏡と比較して、照明ユニット分のスペースを削減することが可能となる。そのため、内視鏡150の省スペース化を図ることが可能となる。そのため、クランケの体内の各器官に対して与えるダメージおよび違和感を、低減することができる。
さらに、本実施の形態における内視鏡150では、上述の第1および第2の実施の形態における内側保持筒70が省略され、保持筒160のみが内視鏡150の径方向に配置される。そのため、内視鏡150の一層の小径化を図ることが可能となる。
また、図6に示すように、突出部162は、内筒部161における撮像素子ホルダ81の位置決めとして機能させることができる。そのため、内視鏡150の組み付けに際して、位置決めのための労力を低減させることができる。
また、本実施の形態でも、発光体90と撮像素子80との間には、内筒部161を塞ぐ状態で、非透明材質の撮像素子ホルダ81が配置されている。また、内筒部161の内壁面には、遮光フィルム61と同様の遮光部材が取り付けられている。それにより、撮像素子80は、発光体90に対して確実に遮光される。そのため、撮像素子80に、照明光が入り込むのを防止することができる。
また、本実施の形態では、発光体90を中心軸線Lに寄せて配置できるので、内視鏡40の外径を小さくすることができる。さらに、撮像素子ホルダ81により遮光されるので、発光体90で生じる照明光を避ける必要が無く、当該発光体90の配置と大きさの採用の自由度を向上させることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。
上述の各実施の形態では、図3に示すように、外側保持筒60又は保持筒160の全体を、導光部60aとして用いている。しかしながら、外側保持筒60の全体を、導光部60aとして用いる構成には限られない。例えば図7に示すように、外側保持筒60のうち、ラジアル方向の所定長さ部分のみに、導光部60aを設けるようにしても良い。なお、図7においては、第1の実施の形態に係る内視鏡40において、2つの発光体90に対応させて、ラジアル方向において180度間隔で、2箇所の導光部60aを設けている。
このように構成しても、発光体90で生じた照明光を、導光部60aを通過させて、照射部位に対して良好に照射させることが可能である。
また、上述の第1および第2の実施の形態では、外側保持筒60に導光部60aを設ける構成を採用している。しかしながら、導光部を設ける部分としては、外側保持筒60のみならず、内側保持筒70に設けるようにしても良い。なお、内側保持筒70に導光部を設ける場合には、この内側保持筒70が筒状部材として機能する。また、内側保持筒70に導光部を設ける場合、レンズ74,75等に照明光が入り込まないように、遮光フィルム61と同様の遮光部材にて、当該内側保持筒70の内筒側を遮光する必要がある。
また、上述の実施の形態では、例えば図2、図4および図6に示すように、導光部60aのうち、出射端面の近傍側の内周面および外周面は、内視鏡40,100の中心軸線Lに対して平行となるように設けられている。しかしながら、かかる出射端面の近傍の内周面および外周面のうち少なくとも一方を、広げるようにしても良い。
この場合には、照明光が照射部位に対して面積の広い状態で照射させることができる。このため、操作者がモニター部21で観察するのに、より適した状態となり、操作者が内視鏡40を上下左右に移動させる必要性が低減され、クランケの体内に与えるダメージおよびクランケの感じる違和感を低減させることができる。
また、上述の実施の形態では、表示手段として、外部ユニット20に設けられているモニター部21を用いている。しかしながら、表示手段としては、外部ユニット20に設けられるモニター部21に限られない。例えば、外部ユニット20とは別個独立した箇所に、モニターおよびプロジェクター等の表示装置を設け、これを表示手段として用いても良い。
さらに、上述の実施の形態では、発光体90は、LEDを用いた場合について説明している。しかしながら、発光体90は、かかるLEDに限られない。例えば、酸化亜鉛を用いた蛍光発光素子を用いても良く、同じく酸化亜鉛を利用する高精細な酸化亜鉛ナノピット発光アレイ、有機EL発光素子(特に白色発光有機EL素子)、カーボン・ナノチューブを利用した固体発光素子を用いても良い。これらは、いずれも小型化、薄型化に適しており、本発明の目的に対して良好に合致する。また、発光体90としては、その他に、蛍光塗料および蓄光塗料等の夜光塗料を塗布した部材を用いても良い。
また、発光体90としては、上述したような楕円状又は略球状の発光体90に限られず、種々の形状の発光体を用いることが可能である。他の発光体の例としては、内側保持筒70を囲むように、ドーナツ形状(リング状)となっている発光体が挙げられる。
ところで、以上に説明した各実施の形態における内視鏡40,100,150(以下、単に内視鏡40と記載する。)においては、可撓ケーブル部30が形状を維持できる性状となっている。そのため、上述した各実施の形態に係る内視鏡40,100,150の用途以外の他の用途として、いわゆる気管内挿管を行う際に、気管内チューブを気管に導くスタイレットとして利用することができる。
つまり、気管内チューブの一端から内視鏡40を挿入し、気管内チューブの他端に内視鏡40を臨ませ、気管内チューブ内に、可撓ケーブル部30が挿通された状態とする。そして、この可撓ケーブル部30が挿通された気管内チューブを、可撓ケーブル部30にスタイレットとしての機能を果たさせながら気管に導く。この際、内視鏡40を介して、気管内チューブの進行方向や挿入位置等を目視により確認することができる。そのため、従来、経験と勘に頼っていた気管内挿入管を迅速かつ安全に行うことができる。
気管内チューブの気管内への挿管が確実に行えるようになった状態で、可撓ケーブル部30を引っ張り、内視鏡40を気管内チューブから抜き取る。その後、気管内チューブを介して気管内に空気を送り込む処置を行う。
本発明の内視鏡40は、発光部90の配置に工夫を凝らし、外周径を小さくしたものであるため、気管内チューブへの挿入と気管内チューブからの抜き取りが容易に行える。また、照明と撮像を内視鏡40内に備えたLEDとCCDにより電気的に行うようにしているため、内視鏡40と外部ユニット20とを繋ぐ配線32を細くすることができ、このことも、気管内チューブへの内視鏡の挿入と抜き取りを容易にしている。
なお、本発明は、内視鏡に限らず、携帯電話や災害救援用のロボット等に取り付けられている撮影カメラのように、小型化を要求される撮影装置への利用もすることができる。例えば、携帯電話の撮影カメラに本発明に係る内視鏡を利用した場合には、導光部60aから照射された光が、被撮影者の顔(姿)を照明することになる。また、災害救援ロボットについても同様に、導光部60aから照射された光が、被撮影物(撮像範囲)を照明することになる。
本発明の内視鏡および内視鏡システムは、光学機器、および医療用機器の分野において、利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡システムの全体構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す側断面図である。 本発明の形態の第1の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る外側保持筒の構成を示す側面図であり、発光体および配線が取り付けられた状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す側断面図である。 本発明の変形例に係り、上述の第1の実施の形態における内視鏡の構成の変形例を示す正面図である。
符号の説明
10…内視鏡システム
20…外部ユニット
21…モニター部(表示手段)
30…可撓ケーブル部(ケーブル部材)
31,42,62…挿通孔
32…配線
40,100,150…内視鏡
41…保持部
43…カップ孔
50…継手環(第2の筒状部材)
53…回路部
60…外側保持筒(筒状部材)
60a…導光部
61…遮光フィルム(遮光部材)
63…絞り孔
64,111,162…突出部
65…入射部
66…他端孔
70…内側保持筒
71,161…内筒部
74…第1のレンズ(レンズ群の一部)
75…第2のレンズ(レンズ群の一部)
80…撮像素子
81…撮像素子ホルダ
90…発光体
110…一端側押さえ部
120…発光体ホルダ
130…絞り部
131…絞り孔
132…他端側押さえ部
133…切欠部
160…保持筒(筒状部材)
163…入射部
164…第2の遮光部材

Claims (13)

  1. 照明光を外部に向けて照射する発光体と、照明光を照射した撮像部位から反射される反射光が入射されると共に、該反射光を結像させるレンズ群と、このレンズ群によって結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、を具備する内視鏡において、
    上記レンズ群を覆うように筒状部材が設けられると共に、該筒状部材の全部又は一部には、上記発光体から発せられた照明光を外部に導くための導光部が設けられていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記導光部の導光部の外周面は、前記照明光が外部に漏れるのを防止する遮光部材によって覆われていることを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
  3. 前記筒状部材には、前記発光体から出射される照明光が入射される入射角を備える入射部が設けられていると共に、この入射部から入射された照明光は、前記導光部の内部を直進し又は反射を繰り返しながら進行し、当該導光部の出射端面から外部に向かって出射されることを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡。
  4. 前記入射部は、前記筒状部材の内周面であって、前記レンズ群の中心軸線に対して平行な面よりも後方に面が向けられた面部に設けられていることを特徴とする請求項3記載の内視鏡。
  5. 前記レンズ群は、反射光を集光させる第1のレンズおよびこの第1のレンズにより集光される集光部分に設けられる第2のレンズを少なくとも具備し、
    上記第2のレンズは、上記集光部分に対応させて、上記第1のレンズよりも小径に設けられると共に、
    前記発光体は、上記第2のレンズの上記第1のレンズと径差を生じさせている箇所に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  6. 前記レンズ群は、反射光を集光させる第1のレンズおよびこの第1のレンズにより集光される集光部分に設けられる第2のレンズを少なくとも具備し、
    上記第2のレンズは、上記集光部分に対応させて、上記第1のレンズよりも小径に設けられると共に、
    上記第1のレンズおよび上記第2のレンズは、外観が筒状の内側保持筒の内部に収納された状態で前記筒状部材の内部に収納され、
    上記内側保持筒のうち上記集光部分に対応する外周面側には、当該内側保持筒の外周面の他の部位よりも窪んでいる窪み部分が設けられていて、
    前記発光体は、この窪み部分に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  7. 前記筒状部材に連結される第2の筒状部材の内部には、前記内側保持筒と同一の中心軸線上で一列となるように、回路部が配置され、
    上記回路部は前記発光体および前記撮像素子に対して電気的に接続されると共に、
    上記回路部には、前記撮像素子から出力される電気信号を解析し、画像データに対応した電気信号へと変換するための画像解析回路および前記発光体での発光を制御する発光制御回路が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の内視鏡。
  8. 前記撮像素子は、非透明材質から形成されている撮像素子ホルダに保持されていて、
    上記撮像素子ホルダおよび前記撮像素子は、非透明材質から形成されている前記内側保持筒の内部に配置されていると共に、
    上記撮像素子ホルダは、前記レンズ群を収納する内側保持筒を塞ぐ状態で、前記撮像素子と前記発光体との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  9. 前記撮像素子は、非透明材質から形成されている撮像素子ホルダに保持されていて、
    上記撮像素子ホルダおよび前記撮像素子は、前記筒状部材の内部に配置されていて、
    前記筒状部材の内部には、照明光が前記導光部から当該筒状部材の内部に入り込むのを防止する第2の遮光部材が取り付けられていると共に、
    上記撮像素子ホルダは、前記筒状部材の内部を塞ぐ状態で、前記撮像素子と前記発光体との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  10. 前記筒状部材は、保持部に連結されていて、この保持部は、外部の表示手段および操作手段のうち少なくとも一方にケーブル部材を介して接続されることを特徴とする請求項1から4、8、9のいずれか1項に記載の内視鏡。
  11. 前記筒状部材のうち前記保持部側の部位には、その外径が当該筒状部材の他の部分よりも小さな絞り部が設けられていると共に、
    上記保持部は、前記発光体を一端側から押さえる一端側押さえ部を有していて、
    上記絞り部は、前記発光体を他端側から押さえる他端側押さえ部を有していて、
    前記発光体は、上記一端側押さえ部と上記他端側押さえ部との間で挟持される、
    ことを特徴とする請求項8又は10記載の内視鏡。
  12. 前記導光部の中心軸線と、前記レンズ群の中心軸線とは、一致していることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の内視鏡。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の内視鏡を具備すると共に、
    この内視鏡に一端側が接続されるケーブル部材と、
    上記ケーブル部材に他端側が接続されると共に、前記内視鏡又は上記ケーブル部材を操作する際の指示を与える操作手段と、
    前記撮像素子によって変換された電気信号を画像解析回路によって解析して形成される画像データに対応した電気信号から、当該画像データを表示させる表示手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡システム。
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