JPH10243597A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

Info

Publication number
JPH10243597A
JPH10243597A JP4046197A JP4046197A JPH10243597A JP H10243597 A JPH10243597 A JP H10243597A JP 4046197 A JP4046197 A JP 4046197A JP 4046197 A JP4046197 A JP 4046197A JP H10243597 A JPH10243597 A JP H10243597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
substrate
bearing bracket
case
electric machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4046197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Oka
浩美 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4046197A priority Critical patent/JPH10243597A/ja
Publication of JPH10243597A publication Critical patent/JPH10243597A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業性の向上を図ること。 【解決手段】 ケース11の上端部には鋼板製の基板1
3がねじ止めされており、ステータコイル12の端末線
12aは、ケース11の切欠部11aを通して基板13
の回路パターンに接続されている。また、基板13には
軸受ブラケット部13aがプレス加工されており、ロー
タ16のシャフト16aは、ケース11の軸受15およ
び軸受ブラケット部13aの軸受14に装着されてい
る。この構成の場合、基板13に軸受ブラケット部13
aがプレス加工され、基板13,軸受ブラケット部13
aが一体化されている。このため、部品点数が削減され
るので、組立作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内にステー
タコイルが配設された回転電機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記回転電機の一例と
してブラシレスモータがあげられる。図7は、このブラ
シレスモータの従来構成を示すものである。ここで、円
筒状をなすケース1の両端部には軸受ブラケット2,3
が取付けられており、軸受ブラケット2,3には軸受2
a,3aが装着されている。
【0003】ケース1内には3つのステータコイル4が
配設されている(2個のみ図示する)。そして、上側の
軸受ブラケット2には回路基板5がねじ止めされてお
り、各ステータコイル4の端末線4aは回路基板5に接
続され、回路基板5に搭載された駆動回路により駆動さ
れる。また、ケース1内にはロータ6が収容されてい
る。このロータ6は、シャフト6aにロータマグネット
6bを固着してなるものであり、シャフト6aは軸受2
a,3aに装着されている。
【0004】しかしながら、上記ブラシレスモータにお
いては、装置が小形化されるに従い組立てが困難になる
ため、部品点数を削減し、組立作業性の向上を図ること
が好ましい。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、部品点数が少なく、組立作業性が良
好な回転電機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回転電機
は、筒状をなすケースと、このケースの一端部に配設さ
れ駆動回路が搭載された鋼板製の基板と、この基板にプ
レス加工された軸受ブラケット部と、前記ケース内に配
設され前記駆動回路により駆動されるステータコイル
と、前記軸受ブラケット部に装着された軸受と、前記ケ
ース内に収容され前記軸受にシャフトの一端部が装着さ
れたロータとを備えたところに特徴を有する。上記手段
によれば、鋼板製の基板に軸受ブラケット部がプレス加
工され、ステータコイルを駆動する基板,軸受ブラケッ
ト部が一体化されている。このため、部品点数が削減さ
れるので、組立作業性が向上する。
【0006】請求項2記載の回転電機は、ステータコイ
ルの端末線が接続される回路パターンが基板に形成され
ているところに特徴を有する。上記手段によれば、ステ
ータコイルの端末線を基板の回路パターンに接続するだ
けで、ステータコイルが基板の駆動回路に接続される。
このため、ステータコイルの端末線の処理が容易になる
ので、組立作業性が一層向上する。
【0007】請求項3記載の回転電機は、駆動回路が搭
載された鋼板製の基板と、この基板にプレス加工され一
端部に軸受ブラケット部を一体に有する筒状のケース
と、このケース内に配設され前記駆動回路により駆動さ
れるステータコイルと、前記軸受ブラケット部に装着さ
れた軸受と、前記ケース内に収容され前記軸受にシャフ
トの一端部が装着されたロータとを備えたところに特徴
を有する。上記手段によれば、鋼板製の基板に軸受ブラ
ケット部およびケースがプレス加工され、ステータコイ
ルを駆動する基板,ケース,軸受ブラケット部が一体化
されている。このため、部品点数が削減されるので、組
立作業性が向上する。
【0008】請求項4記載の回転電機は、ステータコイ
ルの端末線が接続される回路パターンがケースの内面に
形成されているところに特徴を有する。上記手段によれ
ば、ステータコイルの端末線をケースの回路パターンに
接続するだけで、ステータコイルが基板の駆動回路に接
続される。このため、ステータコイルの端末線の処理が
容易になるので、組立作業性が一層向上する。
【0009】請求項5記載の回転電機は、ケースの底部
に別の軸受ブラケット部がプレス加工されているところ
に特徴を有する。上記手段によれば、鋼板製の基板に別
の軸受ブラケット部がプレス加工され、ステータコイル
を駆動する基板,ケース,軸受ブラケット部に加え、別
の軸受ブラケット部が一体化されている。このため、部
品点数が一層削減されるので、組立作業性が一層向上す
る。
【0010】請求項6記載の回転電機は、別の軸受ブラ
ケット部にピボット軸受が装着されているところに特徴
を有する。上記手段によれば、別の軸受ブラケット部に
ピボット軸受が装着されているので、玉軸受等を装着す
る場合に比べて装置が小形化される。
【0011】請求項7記載の回転電機は、ルビー等の硬
質鉱石が使用されたピボット軸受が別の軸受ブラケット
部に装着されているところに特徴を有する。上記手段に
よれば、別の軸受ブラケット部にピボット軸受が装着さ
れているので、玉軸受等を装着する場合に比べて装置が
小形化される。しかも、ピボット軸受にルビー等の硬質
鉱石が使用されている。このため、ピボット軸受の摩耗
が防止されるので、安定した回転性能が得られる。
【0012】請求項8記載の回転電機は、基板に複数の
切込部を形成してプレス加工を施すことに伴い、軸受ブ
ラケット部および該軸受ブラケット部内の軸受に係合し
て軸受を回り止めする複数の爪部が前記基板一体形成さ
れているところに特徴を有する。上記手段によれば、基
板に軸受ブラケット部および複数の爪部が形成されてい
るので、軸受ブラケット部に軸受を押込むと、複数の爪
部が軸受に係合し、軸受が回り止めされる。このため、
軸受が簡単に装着されるので、組立作業性が一層向上す
る。しかも、基板に複数の切込部を形成してプレス加工
を施すことに伴い、軸受ブラケット部および複数の爪部
を一体形成したので、組立作業性と共に製造作業性も向
上する。
【0013】請求項9記載の回転電機は、各爪部に切欠
部が形成されているところに特徴を有する。上記手段に
よれば、各爪部に切欠部が形成されているので、軸受ブ
ラケット部に軸受を押込むと、各爪部が確実に撓んで軸
受に係合する。このため、軸受が確実に回り止めされ、
しかも、軸受ブラケット部から外れ難くなる。
【0014】請求項10記載の回転電機は、軸受ブラケ
ット部の内周面がプレス方向に対して略水平であるとこ
ろに特徴を有する。上記手段によれば、軸受ブラケット
部の内周面が傾斜している場合とは異なり、軸受ブラケ
ット部の内周面が軸受の外周面に密着し、軸受が軸受ブ
ラケット部から外れ難くなるので、基板に複数の爪部を
形成して軸受を押える必要がなくなる。このため、構成
が簡素化されるので、製造作業性が向上する。
【0015】請求項11記載の回転電機は、軸受ブラケ
ット部に玉軸受あるいはすべり軸受が装着されていると
ころに特徴を有する。上記手段によれば、シャフトの一
端部を玉軸受あるいはすべり軸受に装着し、ケースの外
部に突出させることができるので、シャフトの一端部が
出力軸として使用されるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
および図2に基づいて説明する。尚、本実施例は本発明
をブラシレスモータに適用したものである。まず、図1
において、円筒状をなすケース11の内周面には、3個
のステータコイル12が固定されている(2個のみ図示
する)。また、ケース11の上端部には、矩形状をなす
基板13がねじ止めされている。この基板13はケイ素
鋼板からなるものであり、基板13の上面には駆動回路
(図示せず)が搭載され、基板13の下面には、外側部
に位置して回路パターン(図示せず)が形成されてい
る。
【0017】ケース11の上端部には、複数の切欠部1
1aが形成されている(1個のみ図示する)。そして、
各ステータコイル12の端末線12aは、切欠部11a
を通して基板13の回路パターンに接続されており、各
ステータコイル12には、基板13の駆動回路および回
路パターンを通して電源が供給される。尚、基板13の
回路パターンは、基板13に銅張部を形成した後、エッ
チングを施すことに伴い形成されたものである。
【0018】基板13の中央部には、図2の(b)に示
すように、凹状をなす軸受ブラケット部13a,3個の
爪部13b,シャフト挿入孔13eが形成されている。
そして、各爪部13bには切欠部13cが形成されてお
り、凹部13a内に玉軸受14を押込むと、(c)に示
すように、各爪部13bが弾性変形して玉軸受14の外
周面に圧接し、玉軸受14が凹部13a内に回り止め状
態で挿着される。
【0019】図2は、軸受ブラケット部13a等の成形
方法を示すものである。ここで、基板13に回路パター
ンを形成した後、(a)に示すように、基板13に打抜
加工あるいはレーザー加工を施すことに伴い、3個の切
込部13d,3個の切欠部13c,シャフト挿入孔13
eを形成する。次に、二点鎖線で囲まれた部分にプレス
加工(絞り加工)を施すことに伴い、(b)に示すよう
に、基板13を凹ませ、凹部13aと3個の爪部13b
とを一体で同時形成する。
【0020】ケース11の底板部には、図1に示すよう
に、開口部11bが形成されており、この開口部11b
内には玉軸受15が圧入されている。また、ケース11
内にはロータ16が収容されている。このロータ16
は、シャフト16aにロータマグネット16bを固定し
てなるものであり、シャフト16aの上端部は基板13
のシャフト挿入孔13eを通して玉軸受14に圧入さ
れ、シャフト16aの下端部は玉軸受15に圧入されて
いる。
【0021】次に上記モータの組立手順について説明す
る。まず、ケース11の内面に3つのステータコイル1
2を取付け、各ステータコイル12の端末線12aを切
欠部11aからケース11の外部に引出しておく。これ
と共に、基板13の凹部13a内に玉軸受14を押込
み、基板13に玉軸受14を装着しておく。そして、シ
ャフト16aの両端部を玉軸受14および15に挿入し
つつ、基板13をケース11の上端部にねじ止めした
後、各端末線12aを基板13の回路パターンに接続す
る。
【0022】上記実施例によれば、ケイ素鋼板製の基板
13に軸受ブラケット部13aをプレス加工し、複数の
ステータコイル12を駆動する基板13,軸受ブラケッ
ト部13aを一体化した。このため、部品点数が削減さ
れるので、組立作業性が向上する。また、基板13に回
路パターンを形成し、各ステータコイル12の端末線1
2aを回路パターンを介して駆動回路に接続した。この
ため、各端末線12aの処理が容易になるので、組立作
業性が一層向上する。
【0023】また、基板13に軸受ブラケット部13a
および複数の爪部13bを形成したので、軸受ブラケッ
ト部13aに玉軸受14を押込むと、複数の爪部13b
が玉軸受14に係合し、玉軸受14が回り止めされる。
このため、玉軸受14が簡単に装着されるので、組立作
業性が一層向上する。しかも、基板13に複数の切込部
13dを形成してプレス加工を施すことに伴い、軸受ブ
ラケット部13aおよび複数の爪部13bを一体形成し
たので、組立作業性と共に製造作業性も向上する。
【0024】また、各爪部13bに切欠部13cを形成
したので、軸受ブラケット部13aに玉軸受14を押込
むと、各爪部13bが確実に撓んで玉軸受14に係合す
る。このため、玉軸受14が確実に回り止めされ、しか
も、軸受ブラケット部13aから外れ難くなる。また、
軸受ブラケット部13aに玉軸受15を装着し、シャフ
ト16aの一端部を玉軸受15に圧入することに伴い、
ケース11の外部に突出させた。このため、シャフト1
6aの一端部が出力軸として使用されるようになる。
【0025】尚、上記第1実施例においては、基板13
に回路パターンを形成した後にプレス加工を施したが、
これに限定されるものではなく、基板13にプレス加工
を施した後に回路パターンを形成しても良い。また、上
記第1実施例においては、回路パターンを基板13の下
面に形成したが、これに限定されるものではなく、例え
ば上面に形成しても良い。
【0026】次に本発明の第2実施例を図3および図4
に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材
については同一の符号を付して説明を省略し、以下、異
なる部材についてのみ説明を行う。まず、図3におい
て、基板17はケイ素鋼板からなるものであり、基板1
7には、上面に位置して駆動回路(図示せず)が搭載さ
れている。
【0027】基板17には、円筒状をなすケース18
と、ケース18の下端部に位置する軸受ブラケット部1
9と、ケース18の上端部に位置する軸受ブラケット部
20とが一体形成されており、このうちケース18の内
周面には3個のステータコイル12が固定されている
(2個のみ図示する)。
【0028】ケース18の内周面,軸受ブラケット部2
0の内周面,基板18の上面には回路パターン(図示せ
ず)が形成されている。そして、各ステータコイル12
の端末線12aはケース18の回路パターンに接続され
ており、各ステータコイル12には、駆動回路,基板1
7の回路パターン,軸受ブラケット部20の回路パター
ン,ケース18の回路パターンを通して電源が供給され
る。
【0029】基板17には、図4の(b)に示すよう
に、3個の爪部21が一体形成されている。そして、各
爪部21には切欠部21aが形成されており、軸受ブラ
ケット部20内に玉軸受14を押込むと、各爪部21a
が弾性変形して玉軸受14の外周面に係合し、玉軸受1
4が軸受ブラケット部20内に回り止め状態で装着され
る。
【0030】図4は、基板17,ケース18等の成形方
法を示すものである。ここで、基板17に回路パターン
を形成した後、(a)に示すように、基板17に打抜加
工あるいはレーザー加工を施すことに伴い、3個の切込
部17aおよび3個の切欠部21aを形成する。次に、
二点鎖線で囲まれた部分に絞り加工(プレス加工)を施
すことに伴い、(b)に示すように、基板17,ケース
18,軸受ブラケット部19および20を一体形成す
る。
【0031】下側の軸受ブラケット部19内には、図3
に示すように、ルビー等の硬質鉱石が使用されたピボッ
ト軸受22が装着されている。そして、ケース18内に
はロータ16が収容されており、ロータ16のシャフト
16aの下端部はピボット軸受22に装着され、シャフ
ト16aの上端部は玉軸受14に装着されている。
【0032】次に上記モータの組立手順について説明す
る。まず、基板17を絞り加工することに伴い、ケース
18,軸受ブラケット部19および20を成形した後、
下側の軸受ブラケット部19にピボット軸受22を装着
しておく。次に、ケース18の内周面に3つのステータ
コイル12を取付け、各ステータコイル12の端末線1
2aをケース18の回路パターンに接続した後、ケース
11内にロータ16を収容し、シャフト16aの下端部
をピボット軸受22に装着する。そして、上側の軸受ブ
ラケット部20内に玉軸受14を押込み、シャフト16
aの両端部を玉軸受14に装着する。
【0033】上記実施例によれば、ケイ素鋼板製の基板
17にケース18および軸受ブラケット部20をプレス
加工し、複数のステータコイル12を駆動する基板1
7,ケース18,軸受ブラケット部20を一体化した。
このため、部品点数が削減されるので、組立作業性が向
上する。また、ケース18の内面に回路パターンを形成
し、各ステータコイル12の端末線12aを回路パター
ンを介して駆動回路に接続した。このため、各端末線1
2aの処理が容易になるので、組立作業性が一層向上す
る。
【0034】また、ケース18の下端部に別の軸受ブラ
ケット部19をプレス加工し、ステータコイルを駆動す
る基板12,ケース18,軸受ブラケット部20に加
え、別の軸受ブラケット部19を一体化した。このた
め、部品点数が一層削減されるので、組立作業性が一層
向上する。また、別の軸受ブラケット部19にピボット
軸受22を装着した。このため、別の軸受ブラケット部
19に玉軸受等を装着する場合に比べて装置が小形化さ
れる。しかも、ピボット軸受22にルビー等の硬質鉱石
を使用した。このため、ピボット軸受22の摩耗が防止
されるので、安定した回転性能が得られる。
【0035】また、基板17に軸受ブラケット部20お
よび複数の爪部21を形成したので、軸受ブラケット部
20に玉軸受14を押込むと、複数の爪部21が玉軸受
14に係合し、玉軸受14が回り止めされる。このた
め、玉軸受14が簡単に装着されるので、組立作業性が
一層向上する。しかも、基板17に複数の切込部17a
を形成してプレス加工を施すことに伴い、軸受ブラケッ
ト部20および複数の爪部21を一体形成したので、組
立作業性と共に製造作業性も向上する。
【0036】また、各爪部21に切欠部21aを形成し
たので、軸受ブラケット部20に玉軸受14を押込む
と、各爪部21が確実に撓んで玉軸受14に係合する。
このため、玉軸受14が確実に回り止めされ、しかも、
軸受ブラケット部20から外れ難くなる。また、軸受ブ
ラケット部20に玉軸受11を装着し、シャフト16a
の上端部を玉軸受14に装着することに伴い、ケース1
1の外部に突出させた。このため、シャフト16aの一
端部が出力軸として使用されるようになる。
【0037】尚、上記第1および第2実施例において
は、軸受ブラケット部13aおよび20の内周面を傾斜
させたが、これに限定されるものではなく、例えば略垂
直(プレス方向に対して略水平)にしても良い。図5
は、軸受ブラケット部20の内周面を略垂直にした本発
明の第3実施例を示すものである。
【0038】この構成の場合、軸受ブラケット部20の
内周面が玉軸受14の外周面に密着し、玉軸受14が軸
受ブラケット部20から外れ難くなるので、基板17に
複数の爪部21を形成して玉軸受14を押える必要がな
くなる。このため、図6に示すように、基板17に切込
部17aを形成して絞り加工を施す必要がなくなるの
で、製造作業性が一層向上する。
【0039】また、上記第1〜第3実施例においては、
軸受ブラケット部13a,20内に玉軸受14を装着し
たが、これに限定されるものではなく、例えばすべり軸
受を装着しても良い。また、上記第1〜第3実施例にお
いては、本発明をブラシレスモータに適用したが、これ
に限定されるものではなく、要は、ケース内にステータ
コイルが配設された構成の回転電機に適用すれば良い。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転電機は次の効果を奏する。請求項1記載の手段に
よれば、鋼板製の基板に軸受ブラケット部をプレス加工
することに伴い、基板,軸受ブラケット部を一体化し
た。このため、部品点数が削減されるので、組立作業性
が向上する。請求項2記載の手段によれば、基板に回路
パターンを形成したので、ステータコイルの端末線を回
路パターンに接続するだけで、ステータコイルが基板の
駆動回路に接続されるようになる。このため、ステータ
コイルの端末線の処理が容易になるので、組立作業性が
一層向上する。
【0041】請求項3記載の手段によれば、鋼板製の基
板に軸受ブラケット部およびケースをプレス加工するこ
とに伴い、基板,ケース,軸受ブラケット部を一体化し
た。このため、部品点数が削減されるので、組立作業性
が向上する。請求項4記載の手段によれば、ケースの内
面に回路パターンを形成したので、ステータコイルの端
末線を回路パターンに接続するだけで、ステータコイル
が基板の駆動回路に接続されるようになる。このため、
ステータコイルの端末線の処理が容易になるので、組立
作業性が一層向上する。
【0042】請求項5記載の手段によれば、鋼板製の基
板に別の軸受ブラケット部をプレス加工することに伴
い、基板,ケース,軸受ブラケット部に加え、別の軸受
ブラケット部を一体化した。このため、部品点数が一層
削減されるので、組立作業性が一層向上する。請求項6
記載の手段によれば、別の軸受ブラケット部にピボット
軸受を装着したので、玉軸受等を装着する場合に比べて
装置が小形化される。
【0043】請求項7記載の手段によれば、別の軸受ブ
ラケット部にピボット軸受を装着したので、玉軸受等を
装着する場合に比べて装置が小形化される。しかも、ピ
ボット軸受にルビー等の硬質鉱石を使用した。このた
め、ピボット軸受の摩耗が防止されるので、安定した回
転性能が得られる。
【0044】請求項8記載の手段によれば、基板に軸受
ブラケット部および複数の爪部を形成したので、軸受ブ
ラケット部に軸受を押込むと、複数の爪部が軸受に係合
し、軸受が回り止めされるようになる。このため、軸受
が簡単に装着されるので、組立作業性が一層向上する。
しかも、基板に複数の切込部を形成してプレス加工を施
すことに伴い、軸受ブラケット部および複数の爪部を一
体形成したので、組立作業性と共に製造作業性も向上す
る。
【0045】請求項9記載の手段によれば、各爪部に切
欠部を形成した。このため、軸受ブラケット部に軸受を
押込むと、各爪部が確実に撓んで軸受に係合するので、
軸受が確実に回り止めされると共に、軸受ブラケット部
から外れ難くなる。請求項10記載の手段によれば、軸
受ブラケット部の内周面をプレス方向に対して略水平に
したので、軸受ブラケット部の内周面が軸受の外周面に
密着し、軸受が軸受ブラケット部から外れ難くなる。こ
のため、基板に複数の爪部を形成して軸受を押える必要
がなくなるので、構成が簡素化され、その結果、製造作
業性が向上する。
【0046】請求項11記載の手段によれば、軸受ブラ
ケット部に玉軸受あるいはすべり軸受を装着した。この
ため、シャフトの一端部を玉軸受あるいはすべり軸受に
装着し、ケースの外部に突出させることができるので、
シャフトの一端部が出力軸として使用されるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(全体構成を示す
断面図)
【図2】基板の成形手順を説明するための図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】図2相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11はケース、12はステータコイル、12aは端末
線、13は基板、13aは軸受ブラケット部、13bは
爪部、13cは切欠部、13dは切込部、14は玉軸受
(軸受)、16はロータ、16aはシャフト、17は基
板、17aは切込部、18はケース、19は軸受ブラケ
ット部、20は軸受ブラケット部、21は爪部、21a
は切欠部、22はピボット軸受を示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなすケースと、 このケースの一端部に配設され、駆動回路が搭載された
    鋼板製の基板と、 この基板にプレス加工された軸受ブラケット部と、 前記ケース内に配設され、前記駆動回路により駆動され
    るステータコイルと、 前記軸受ブラケット部に装着された軸受と、 前記ケース内に収容され、前記軸受にシャフトの一端部
    が装着されたロータとを備えたことを特徴とする回転電
    機。
  2. 【請求項2】 基板には、ステータコイルの端末線が接
    続される回路パターンが形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の回転電機。
  3. 【請求項3】 駆動回路が搭載された鋼板製の基板と、 この基板にプレス加工され、一端部に軸受ブラケット部
    を一体に有する筒状のケースと、 このケース内に配設され、前記駆動回路により駆動され
    るステータコイルと、前記軸受ブラケット部に装着され
    た軸受と、 前記ケース内に収容され、前記軸受にシャフトの一端部
    が装着されたロータとを備えたことを特徴とする回転電
    機。
  4. 【請求項4】 ケースの内面には、ステータコイルの端
    末線が接続される回路パターンが形成されていることを
    特徴とする請求項3記載の回転電機。
  5. 【請求項5】 基板には、ケースの底部に位置して別の
    軸受ブラケット部がプレス加工されていることを特徴と
    する請求項3記載の回転電機。
  6. 【請求項6】 別の軸受ブラケット部には、ピボット軸
    受が装着されていることを特徴とする請求項5記載の回
    転電機。
  7. 【請求項7】 別の軸受ブラケット部には、ルビー等の
    硬質鉱石が使用されたピボット軸受が装着されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の回転電機。
  8. 【請求項8】 基板には、複数の切込部を形成してプレ
    ス加工を施すことに伴い、軸受ブラケット部および該軸
    受ブラケット部内の軸受に係合して軸受を回り止めする
    複数の爪部が一体形成されていることを特徴とする請求
    項1または3記載の回転電機。
  9. 【請求項9】 各爪部には切欠部が形成されていること
    を特徴とする請求項8記載の回転電機。
  10. 【請求項10】 軸受ブラケット部の内周面がプレス方
    向に対して略水平であることを特徴とする請求項1また
    は3記載の回転電機。
  11. 【請求項11】 軸受ブラケット部には、玉軸受あるい
    はすべり軸受が装着されていることを特徴とする請求項
    1または3記載の回転電機。
JP4046197A 1997-02-25 1997-02-25 回転電機 Pending JPH10243597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4046197A JPH10243597A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4046197A JPH10243597A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10243597A true JPH10243597A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12581291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4046197A Pending JPH10243597A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10243597A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014212647A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社デンソー 電動アクチュエータ
JP2022522905A (ja) * 2019-02-22 2022-04-20 メタボヴェルケ ゲーエムベーハー 電気モータ用の本体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014212647A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社デンソー 電動アクチュエータ
US9190884B2 (en) 2013-04-19 2015-11-17 Denso Corporation Electric actuator
JP2022522905A (ja) * 2019-02-22 2022-04-20 メタボヴェルケ ゲーエムベーハー 電気モータ用の本体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5287028A (en) Miniature motor
JP7149783B2 (ja) 電動モータおよび電動モータの製造方法
JP2003061293A (ja) ポンプ作動用モータ
JPH10243597A (ja) 回転電機
WO2020054095A1 (ja) 電動モータおよび電動モータの製造方法
US11799352B2 (en) Motor device with ground bus bar
US6836050B2 (en) Terminal structures for motor with brush to connect motor to external circuit
JPH11299165A (ja) 小型dcモータ
JP2003070203A (ja) ポンプ駆動用直流電動機
JP2001008402A (ja) モータ
JPH09322507A (ja) 電動送風機
JPH09331641A (ja) 回転電機
JPH0970162A (ja) ブラシレスモータ
KR200334273Y1 (ko) 브러시레스 편평형 진동모터
CN217445582U (zh) 基板收纳壳体及电动致动器
CN109327105B (zh) 连接器和具有连接器的马达
WO2023281905A1 (ja) 電子部品及び電子部品の製造方法
JP3547825B2 (ja) ブラシレスモータ
JP4626328B2 (ja) 電動機用端子金具及び該端子金具を用いた電動機
JP2004052848A (ja) ジョイント及び回転電機
JP2002199660A (ja) 回転子への磁気センサ用マグネットの固定構造
JP2600946Y2 (ja) モータの基体結合構造
JP2002223544A (ja) モータ
JP2002266855A (ja) 軸受とバネを納めるハウジング構造
JPH0674062U (ja) 回転電機