JPH11299165A - 小型dcモータ - Google Patents

小型dcモータ

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JPH11299165A
JPH11299165A JP10498298A JP10498298A JPH11299165A JP H11299165 A JPH11299165 A JP H11299165A JP 10498298 A JP10498298 A JP 10498298A JP 10498298 A JP10498298 A JP 10498298A JP H11299165 A JPH11299165 A JP H11299165A
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JP
Japan
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terminal
motor
brush
bracket
flat portion
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Pending
Application number
JP10498298A
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English (en)
Inventor
Atsunori Takahashi
厚徳 高橋
Noboru Ubukawa
昇 生川
Masaaki Takagi
正明 高木
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超小型のDCモータに適用可能なブラシ構造
及び接続端子構造を提供する。 【解決手段】 平坦部12L、12Rを有する左右一対
のブラシ10L、10Rと、平坦部21L、21Rを有
する左右一対のターミナル端子20L、20Rと、ブラ
シ10L、10Rとターミナル端子20L、20Rとを
保持するモータ軸方向に開いた隙間部3、4が配設さた
ブラケット2を備え、ブラシ10L、10Rとターミナ
ル端子20L、20Rとは平坦部で重なり、ブラケット
2の隙間部3、4にモータ軸と直角方向から平坦部を重
ねた状態で圧入してブラケット2にブラシ10L、10
Rとターミナル端子20L、20Rを接触固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型DCモータに関
し、特に超小型モータに適したブラシ機構を有する小型
DCモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の小型モータのブラシ部の構造は図
7及び図8に示す構造であった。図7は従来の小型モー
タのブラシ部の組立図、図8は組立状態の従来の小型モ
ータのブラシ部の構造を示す図である。
【0003】従来の小型モータにおいては、図7、図8
に示すように、ブラケット70にはモータ軸受け部73
の外周部に回転軸と同軸方向に平行に開けられた穴部7
1、72を備え、この穴部71、72内に例えばレ字状
の基部にターミナル端子81、86をカシメ等で固着し
たブラシ部80、85を圧入し、先端ブラシ部でモータ
の集電子と接触させていた。
【0004】そして、リード線の接続はブラケットの端
面から出たターミナル端子部に半田付けしていた。
【0005】一方、実開平8−117844号公報に示
す様にブラシとターミナル端子を一体の部品として形成
し、ブラケット部に固定している方法も発明されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7、
図8に示す構造は、モータがある程度大きい場合は良い
が、モータが小さくなってくると、ブラケットの端面に
ターミナル端子を圧入挿入する穴部を設けることがスペ
ース的に難しく、特にコアードモータの様にブラケット
にロータの軸受け部を持つ場合は、非常に困難になって
いた。
【0007】また、ブラシをターミナル端子と結合位置
からある程度の曲率を持った曲げ部を設けて集電子と接
するようにしていたため、曲げ部の角度を正確に成形す
るのが困難で、集電子との接触圧がばらつく要因にな
り、何らかの修正工程が必要になっていた。
【0008】更に、モータに通電するために端子部にリ
ード線を半田付けしていたが、リード線の芯線径が細く
なってくると半田部で芯線が断線する可能性が高くなる
為、リード線が半田付け部で動かない様に何らかの処置
が必要になっていた。リード線を使用せずに直接基板上
のランドパターンに接続する為には、接続用の端子をタ
ーミナル端子に半田付けする必要も有った。
【0009】実開平8−117844号公報の方法で
は、ブラシ材がそのまま接続端子になるため、強度的に
弱く、逆に強度を強くすると、ブラシのバネ性が強くな
りすぎてブラシ圧がブラシの僅かな変位で大きく変化し
てしまうことがみられた。
【0010】また、コアードモータでは軸受けのメタル
が有る為、小型のモータではスペースが無く実現は不可
能である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、上述の課題
を解決する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0012】即ち、集電子と接触してモータコイルに通
電させるブラシと、前記ブラシと接続しモータに電力を
与えるために設けられたターミナル端子と、前記ブラシ
と前記ターミナル端子とを保持するモータ軸方向に開い
た隙間部が配設され電気絶縁材料で形成されたブラケッ
トとを備え、前記ブラシと前記ターミナル端子とは平坦
部で重なり、前記ブラケットの前記隙間部にモータ軸と
直角方向から前記重ねた前記ブラシと前記ターミナル端
子平坦部を圧入して前記ブラケットに前記ブラシと前記
ターミナル端子を接触固定して保持させることを特徴と
する。
【0013】そしてたとえば、前記ブラシとターミナル
端子は平坦部で溶接して一体化して互いに導通させるこ
とを特徴とする。あるいは、前記ターミナル端子の平坦
部の前記ブラシと接触する面の反対側に、前記ブラケッ
トの隙間部への圧入後の抜け止めのための凸部、あるい
は切り曲げ部を配設することを特徴とする。
【0014】また例えば、前記ターミナル端子は前記平
坦部のモータ外周部側でモータ回転軸の出力軸とは反対
側の方向に折り曲げられており、該折り曲げ部分が前記
ブラケットの外周部に配設された凹部を通り前記ブラケ
ットの端部外側に配置され、前記凹部の角部をカシメて
前記ターミナル端子をカシメ部分で前記ブラケットに固
定保持してなることを特徴とする。
【0015】さらに例えば、モータ本体を少なくとも一
方面を平面状に成形したホルダーに装着すると共に、前
記ターミナル端子のモータ外径側に前記ホルダーの平面
状部分と略同一面の端子先端部位を形成し、前記ホルダ
ーの平面状部分と前記ターミナル端子の端子先端部位と
をリフロー半田付けによりリフロー基板と接合可能とす
ることを特徴とする。
【0016】なた例えば、前記ブラケットに前記ターミ
ナル端子の平坦部とブラケット端面を貫通する穴を設
け、該穴部に少なくとも先端部が芯線出しされたリード
線を挿入し、該芯線部と前記ターミナル端子の平坦部を
電気的に接続固着することを特徴とする。
【0017】また、先端部分に集電子と接触してモータ
コイルに通電させるブラシ部を有し、基部より外側に向
かって延出する平坦部が設けられた一対のブラシ体と、
前記ブラシ体の前記変端部と重なり合う平坦部を有する
前記ブラシ体を介してモータに電力を与えるためのター
ミナル端子と、 中央部に前記ブラシを収納可能で、前
記ブラシ体と前記ターミナル端子の平坦部を重ね合わせ
た状態で挿入可能なモータ軸方向に開いた隙間部が配設
されたブラケットとを備え、前記ブラシ体と前記ターミ
ナル端子とを平坦部で重ね合わせて当該重ね合わせ部を
前記ブラケットの前記隙間部にモータ軸と直角方向から
圧入して前記ブラケットに保持させることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】以上の構成において、ブラケットに無理なくブ
ラシを組み込むことが出来、ブラシのバネ部を大きく曲
げ成型することも無いので、ブラシ間隙が機械的に決ま
り、ブラシ圧が安定する。また、ターミナル端子形状も
自由に設定でき、電力入力部が、端子タイプ、リード線
タイプ、リフローによる基板への直付けタイプなどに対
応できる。
【0019】更に、ブラシの組み込む順序も自由度があ
り、組立性を状況に応じて最適なものと出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。本発明が想
定するモータは、小型DCモータであり、特に以下に示
す発明の実施の形態例ではモータ本体の直径が5mm
(5φ)という超小型のモータに適した構造である。近
年ますます電子機器の小型化が進んできており、それに
伴ってモータについても小型化の要求が厳しくなってき
ている。例えば、近年では、着信呼び出しを機器自身が
発生する振動波により報知する携帯電話機も登場してき
ており、係る携帯電話機ではモータ駆動軸に偏心分銅を
つけて回転させることにより振動を発生させている。
【0021】この様な携帯電話機に使用される様な電話
機では、振動を発生させるものであるためにモータの駆
動軸は一定以上の太さ(例えば0.8φ)を必要として
いる。このため、小型化のためにはモータの固定子及び
回転子部分の構造と共に、特にブラシ部の配置も従来と
は異なる視点より新たに検討しなければならない。
【0022】この点を考慮して例えば5φ程度あるいは
それ以下の超小型であっても、簡単な構造でかつ信頼性
も高い、ブラシ部とするために以下の構造としたもので
ある。
【0023】[第1の実施の形態例]図1及び図2は本
発明に係る一発明の実施の形態例の小型DCモータのブ
ラシ部分の構造を主として示す図であり、図1は本実施
の形態例の小型DCモータのブラシ部分の組立図、図2
は本実施の形態例の小型DCモータのブラシ部分の組立
状態を示す図である。
【0024】図1及び図2において、2は絶縁材料で形
成されたブラケット、8は軸受け、9はスラスト受け、
10L、10Rは左右一対のブラシ体、20L、20R
は左右一対のターミナル端子である。
【0025】図1の例では、ブラケット2の軸受け圧入
部にはスラスト受け9が落とし込まれ、その上から軸受
け8を圧入した状態が示されている。そして、ブラケッ
ト2の軸受け8収納面より上側の実装時の下側側面の中
央部は開口されており、開口部両端側面の回転軸方向に
は隙間部3、4が設けられている。また、ブラケット2
の端部外側には後述するターミナル端子20L、20R
の折り曲げ部分22L、22Rが収納可能な凹部5、6
が配設されている。
【0026】2種一組の一対のブラシ体10L、10R
は、先端部分に集電子と接触してモータコイルに通電さ
せるブラシ部11L、11Rを有し、基部よりそれぞれ
外側に向かって延出する平坦部12L、12Rが設けら
れている。
【0027】2種一組の一対のターミナル端子20L、
20Rは、それぞれモータ回転軸方向に延出した平坦部
21L、21Rが設けられ、ブラケット2の外周側、即
ちモータ外周部側でモータ回転軸の出力軸とは反対側の
方向に折り曲げ加工されて端子部(折り曲げ部分)が形
成されており、端子部22L、22Rがブラケット2の
外周部に配設された凹部5、6に収納可能に形成されて
いる。
【0028】以上の構成を備える本実施の形態例のブラ
シ体10L、10Rとターミナル端子20L、20Rの
ブラケット2への組み込みは、対応する組同士の平坦部
(ブラシ10Lとターミナル端子11L、ブラシ10R
とターミナル端子11R)を重ね合わせて互いに電気的
な導通状態としてブラケット2の隙間部3及び4に圧入
していく。
【0029】対応する組同士の平坦部(ブラシ10Lと
ターミナル端子11L、ブラシ10Rとターミナル端子
11R)は、ターミナル端子20L、20Rの端子部2
2L、22Rが凹部5、6内に収納されるまでブラケッ
ト2の隙間部3及び4に圧入固定する。
【0030】この後、ターミナル端子20L、20Rの
折り曲げ部分22L、22Rが収納された凹部5、6の
角部30を機械的あるいは熱的につぶして変形させるて
ターミナル端子20L、20Rの端子部22L、22R
をブラケット2に完全に固定する。これにより、ターミ
ナル端子20L、20Rの機械的強度が増加してターミ
ナル端子部20、20への半田付け作業等が安全にな
る。
【0031】なお、この時、隙間部3及び4の間の開口
部には、7に示すようにブラシ体10L、10Rの間隔
を規制する凸部が形成されており、隙間部3、4の幅を
平坦部(ブラシ10Lとターミナル端子11L、ブラシ
10Rとターミナル端子11R)の幅とほぼ同じ幅にす
ることにより、単に平坦部を隙間部5、6に圧入するの
みでブラシ間隙を機械的に決めることができる。更に、
図に示すようにブラシのバネ部を大きく曲げ成型する必
要もないので、ブラシ圧が安定する。
【0032】なお、ブラシ10L、10Rとターミナル
端子20L、20Rの各平坦部12L、21L及び12
R、21Rを溶接あるいはカシメ等で予め固定しておく
ことにより、以後の作業性が良くなると共に、また、互
いの接続状態の確実に保持することが可能となり、電気
的導通がより完全になる。
【0033】更に、本実施の形態例においては、ターミ
ナル端子20L、20Rの平坦部21L、21Rのブラ
シ体10L、10Rの平坦部12L、12Rと重なる面
の反対側に、ブラケット2の隙間部3及び4に圧入する
時の抜け止め効果を有する凸部、あるいは切り曲げ部2
3L、23Rを設けており、確実な圧入固定が可能とな
っている。
【0034】但し、本発明は以上の例に限定されるもの
ではなく、必ずしもこの凸部、あるいは切り曲げ部23
L、23Rを設ける必要はない。
【0035】このようにして一体に組み立てられた図2
に示すブラケットブロックの組み込まれたモータ本体の
一部切欠断面図を図3に、モータ本体をブラケットブロ
ック方向よりより見た側面図を図4に示す。
【0036】図3において、40はモータケース、50
はモータ軸、52はリングバリスタ、53はマグネッ
ト、54は軸受け、56はコア、57はコミュテータで
ある。本実施の形態例のモータケース40は直径5mm
である。
【0037】モータケース40には、予め軸受け54を
圧入固定し、マグネット53を装着する。それととも
に、モータ軸50に固着されたコア56にコイルワイヤ
を巻いて、コミュテータ57を装着する。更に、モータ
軸50に固着されたリングバリスタ52と半田付け等に
より接続し、ロータブロックを完成させる。
【0038】完成したロータブロックをモータ軸50の
先端を軸受け54をに通した状態となるようにモータケ
ース1内に挿入する。そして、コミュテータ57とブラ
シ10が摺動接触する様にブラケットブロックをモータ
ケース40内に挿入し、モータケース40のブラケット
2挿入部位をカシメる等してブラケットブロックをモー
タケース40に固定して、モータ本体として完成させて
もよい。この状態が図3に示す状態である。
【0039】以上に説明したように本実施の形態例によ
れば、ブラケットに無理なくブラシを組み込むことが出
来、ブラシのバネ部を大きく曲げ成型することも無いの
で、ブラシ間隙が機械的に決まり、ブラシ圧が安定す
る。
【0040】[第2の実施の形態例]以下、図4及び図
5を参照して本発明に係る第2の発明の実施の形態例を
説明する。なお、第2の実施の形態例においても、基本
構成は上述した図1乃至図3に示す第1の発明の実施の
形態例と同様であり、同様構成についての説明は省略す
る。
【0041】上述した第1の実施の形態例においては、
モータケース40のブラケット2挿入部位をカシメる等
してブラケットブロックをモータケース40に固定して
いた。しかし本発明は以上の例に限定されるものではな
く、第2の実施の形態例においては、図4に示すように
モータケース40にブラケット2の後方に延出する舌状
片41、42を設ける。
【0042】そして、ブラケット2をモータケース40
内に挿入した後にこの舌状片41、42を折り曲げるこ
とによりモータケース40にブラケット2を固定してい
る。このため、モータケース40あるいはブラケット2
に無理な応力が加わるのを防げる。
【0043】更に、図4及び図5に示す第2の実施の形
態例においては、ブラケット2の隙間部2aのアンダー
カットを作るために金型上開けられた穴部9a、9bを
利用し、図5に示すようにこの穴部9a、9bにリード
線61を挿入し、62に示すようにその芯線部とターミ
ナル端子20L、20Rの平坦部21L、21Rとをク
リーム半田でリフロー半田付けする。
【0044】このように構成することにより、ターミナ
ル端子とは平坦部で接続されるため、ターミナル端子の
その他の部分の形状に制限がなく、ターミナル端子の形
状も自由に設定できる。
【0045】[第3の実施の形態例]上述した第2の実
施の形態例では、リード線によりターミナル端子に電力
を入力していた。しかし、本発明は以上の例に限定され
るものではなく、端子タイプ、リフローによる基板への
直付けにより電力を供給するタイプなどに対応できるこ
とは勿論である。
【0046】本発明に係る第3の発明の実施の形態例の
リフローによる基板への直付けにより電力を供給するタ
イプを以下図6を参照して説明する。
【0047】図6に示す第3の実施の形態例のモータ
は、ホルダー60によりモータケース40を保持する構
成であり、ホルダー60の底面65を平面状に成形して
リフロー半田取付け面を形成している。更に、ホルダー
60の上面のモータ上部も平面状に形成している。モー
タ上部を平面状に形成したのは、自動搭載機による基板
上への自動搭載を可能とするためである。
【0048】そして、ターミナル端子20L、20Rの
端子部先端をホルダー60の底面65と略同一面になる
ように例えば底面方向に折り曲げ成型してリフロー部2
3L、23Rを形成する。
【0049】この構造であるために、実装基板のモータ
固定パターン部分にクリーム半田を乗せ、ホルダー60
の上面のモータ上部の平面部を自動搭載機の真空ピンセ
ット等で吸着させ、基板パターン上の定位置に乗せるこ
とができる。
【0050】この状態でリフロー炉を通せば、底面65
部分がリフロー半田付され、基板上への固定が完了す
る。同時にターミナル端子20L、20Rのリフロー部
23L、23Rについても、同時に接続させることがで
きる。
【0051】本実施の形態例においては、チップ型モー
タの直径は約5φであり、これらの工程は、完全自動化
することにより大幅なコストダウンとなる。
【0052】[その他の実施の形態例]なお、上述した
説明では、モータケース40に挿入するときにはブラケ
ットボックスの組み込みは全て終了していた。しかし、
本発明は以上の例に限定されるものではなく、ブラシ1
0とターミナル端子20はブラケット2をモータケース
40に固定する直前にモータ回転軸の直角方向から、コ
ミュテータ57が組み込まれた状態でブラシ10の先端
部の湾曲部がコミュテータ57の摺動部に沿って広がる
様に圧入して固定させても良い。
【0053】このように、ブラシの組み込む順序も自由
度があり、組立性を状況に応じて最適なものと出来る。
更に、上述した実施の形態例では、リード線によりター
ミナル端子に電力、あるいはリフローによる基板への直
付けにより電力を供給していた。しかし、本発明は以上
の例に限定されるものではなく、端子タイプとすること
ができる。
【0054】端子タイプでは、図3に示す状態のターミ
ナル端子20を下方に略直角に折り曲げ、折り曲げたタ
ーミナル端子を基板上に配設された配線パターンのスル
ーホールなどに挿入して半田付け固定すればよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ブラ
ケットに無理なくブラシを組み込むことが出来、ブラシ
のバネ部を大きく曲げ成型することも無いので、ブラシ
間隔が機械的に決まり、ブラシ圧が安定する。また、タ
ーミナル端子形状も自由に設定でき、電力入力部が、端
子タイプ、リード線タイプ、リフローによる基板への直
付けタイプなどに対応できる。
【0056】更に、ブラシの組み込む順序も自由度があ
り、組立性を状況に応じて最適なものと出来る。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例における小
型DCモータのブラシ部分の組立図である。
【図2】本実施の形態例の小型DCモータのブラシ部分
の組立状態を示す図である。
【図3】本実施の形態例の図2に示すブラケットブロッ
クの組み込まれたモータ本体の一部切欠断面図である。
【図4】本発明に係る第2の発明の実施の形態例におけ
るモータ本体をブラケットブロック方向よりより見た側
面図である。
【図5】第2の実施の形態例におけるモータにリード線
を半田付けした状態を示す図である。
【図6】本発明に係る第3の発明の実施の形態例のモー
タを示す斜視図である。
【図7】従来の小型モータのブラシ部の組立図である。
【図8】組立状態の従来の小型モータのブラシ部の構造
を示す図である。
【符号の説明】
2 ブラケット 3、4 隙間部 5、6 凹部 7 凸部 8 軸受け 9 スラスト受け 9a、9b 穴部 10L、10R ブラシ体 11L、11R ブラシ部 12L、12R ブラシ体の平坦部 20L、20R ターミナル端子 21L、21R ターミナル端子の平坦部 22L、22R 折り曲げ部分 40 モータケース 50 モータ軸 52 リングバリスタ 53 マグネット 54 軸受け 56 コア 57 コミュテータ 41、42 を舌状片 61 リード線 60 ホルダー 65 ホルダーの底面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電子と接触してモータコイルに通電さ
    せるブラシと、 前記ブラシと接続しモータに電力を与えるために設けら
    れたターミナル端子と、 前記ブラシと前記ターミナル端子とを保持するモータ軸
    方向に開いた隙間部が配設され電気絶縁材料で形成され
    たブラケットとを備え、 前記ブラシと前記ターミナル端子とは平坦部で重なり、
    前記ブラケットの前記隙間部にモータ軸と直角方向から
    前記重ねた前記ブラシと前記ターミナル端子平坦部を圧
    入して前記ブラケットに前記ブラシと前記ターミナル端
    子を接触固定して保持させることを特徴とする小型DC
    モータ。
  2. 【請求項2】 前記ブラシとターミナル端子は平坦部で
    溶接して一体化して互いに導通させることを特徴とする
    請求項1記載の小型DCモータ。
  3. 【請求項3】 前記ターミナル端子の平坦部の前記ブラ
    シと接触する面の反対側に、前記ブラケットの隙間部へ
    の圧入後の抜け止めのための凸部、あるいは切り曲げ部
    を配設することを特徴とする請求項1又は請求項2のい
    ずれかに記載の小型DCモータ。
  4. 【請求項4】 前記ターミナル端子は前記平坦部のモー
    タ外周部側でモータ回転軸の出力軸とは反対側の方向に
    折り曲げられており、該折り曲げ部分が前記ブラケット
    の外周部に配設された凹部を通り前記ブラケットの端部
    外側に配置され、前記凹部の角部をカシメて前記ターミ
    ナル端子をカシメ部分で前記ブラケットに固定保持して
    なることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の小型DCモータ。
  5. 【請求項5】 モータ本体を少なくとも一方面を平面状
    に成形したホルダーに装着すると共に、前記ターミナル
    端子のモータ外径側に前記ホルダーの平面状部分と略同
    一面の端子先端部位を形成し、前記ホルダーの平面状部
    分と前記ターミナル端子の端子先端部位とをリフロー半
    田付けによりリフロー基板と接合可能とすることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の小型D
    Cモータ。
  6. 【請求項6】 前記ブラケットに前記ターミナル端子の
    平坦部とブラケット端面を貫通する穴を設け、該穴部に
    少なくとも先端部が芯線出しされたリード線を挿入し、
    該芯線部と前記ターミナル端子の平坦部を電気的に接続
    固着することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の小型DCモータ。
  7. 【請求項7】 先端部分に集電子と接触してモータコイ
    ルに通電させるブラシ部を有し、基部より外側に向かっ
    て延出する平坦部が設けられた一対のブラシ体と、 前記ブラシ体の前記変端部と重なり合う平坦部を有する
    前記ブラシ体を介してモータに電力を与えるためのター
    ミナル端子と、 中央部に前記ブラシを収納可能で、前記ブラシ体と前記
    ターミナル端子の平坦部を重ね合わせた状態で挿入可能
    なモータ軸方向に開いた隙間部が配設されたブラケット
    とを備え、 前記ブラシ体と前記ターミナル端子とを平坦部で重ね合
    わせて当該重ね合わせ部を前記ブラケットの前記隙間部
    にモータ軸と直角方向から圧入して前記ブラケットに保
    持させることを特徴とする小型DCモータ。
JP10498298A 1998-04-15 1998-04-15 小型dcモータ Pending JPH11299165A (ja)

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