JP2007215375A - モータ装置、及びモータ装置製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 内部電極とスプリング導電体の接合部に作用する応力を緩和すること。
【解決手段】 ブラケット2の側面に凹部7を設ける。一方、スプリング導電体6の先端を凹部7の方向に曲げて嵌合部34を形成する。スプリング導電体6の嵌合部34が屈曲して凹部7に嵌合する。嵌合部34と凹部7のはめあいはしまりばめとなっており、スプリング導電体6は、凹部7にて固定される。ブラケット2の底面とスプリング導電体6の基底部31には、駆動部3内のブラシと導通する内部端子が貫通する貫通孔が形成してある。そして、基底部31と内部端子は、半田付けなどにより電気的接続がなされ、これによって電極接続部が形成されている。このように、スプリング導電体6は、電極接続部のほかに、嵌合部34で把持・固定されるため、電極接続部に作用する応力を嵌合部34に分散することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブラケット2の側面に凹部7を設ける。一方、スプリング導電体6の先端を凹部7の方向に曲げて嵌合部34を形成する。スプリング導電体6の嵌合部34が屈曲して凹部7に嵌合する。嵌合部34と凹部7のはめあいはしまりばめとなっており、スプリング導電体6は、凹部7にて固定される。ブラケット2の底面とスプリング導電体6の基底部31には、駆動部3内のブラシと導通する内部端子が貫通する貫通孔が形成してある。そして、基底部31と内部端子は、半田付けなどにより電気的接続がなされ、これによって電極接続部が形成されている。このように、スプリング導電体6は、電極接続部のほかに、嵌合部34で把持・固定されるため、電極接続部に作用する応力を嵌合部34に分散することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、モータ装置、及びモータ装置製造方法に関し、例えば、携帯電話で振動を発生させる小型モータに関する。
近年、携帯電話が広く普及している。これら携帯電話は、呼出音でユーザを呼び出す機能のほか、振動によってユーザを呼び出す機能も備えている。
この呼出振動は、携帯電話内部の回路基板上に固定された小型モータで偏心重りを回転させることにより発生する
一般に、このような小型モータは、スプリング導電体からなる電極を有し、回路基板上の電極に、スプリング導電体を付勢することにより、電源との接続を行っている。
小型モータにこのようなスプリング導電体を取り付ける技術として次の文献がある。
特許第3152650号公報
この呼出振動は、携帯電話内部の回路基板上に固定された小型モータで偏心重りを回転させることにより発生する
一般に、このような小型モータは、スプリング導電体からなる電極を有し、回路基板上の電極に、スプリング導電体を付勢することにより、電源との接続を行っている。
小型モータにこのようなスプリング導電体を取り付ける技術として次の文献がある。
図7を用いてこの技術について説明する。図7は、小型モータの底部(重りが設置された側と対向する側)を示している。
底部では、モータケース蓋を構成する樹脂製のエンドプレート102に、スプリング導電体106が設置されている。
エンドプレート102には、エンドプレート102の表面から突出した矩形断面を有する突出部141が形成されている。
底部では、モータケース蓋を構成する樹脂製のエンドプレート102に、スプリング導電体106が設置されている。
エンドプレート102には、エンドプレート102の表面から突出した矩形断面を有する突出部141が形成されている。
一方、スプリング導電体106には、突出部141と係合するための係合部凹部134が形成されている。
そして、突出部141と係合部凹部134が係合することにより、スプリング導電体106の位置決めがなされる。
また、モータ内部に導通する内部端子は、エンドプレート102とスプリング導電体106に形成された貫通孔を貫通してスプリング導電体106と半田付けなどされ、電極接続部118が形成されている。
そして、突出部141と係合部凹部134が係合することにより、スプリング導電体106の位置決めがなされる。
また、モータ内部に導通する内部端子は、エンドプレート102とスプリング導電体106に形成された貫通孔を貫通してスプリング導電体106と半田付けなどされ、電極接続部118が形成されている。
従来構造のスプリング導電体106は、電極接続部118の半田などによってエンドプレート102に保持される。このため、スプリング導電体106に外力が作用した場合、電極接続部118に応力が集中し、電極接続部118の内部端子が劣化する可能性があった。
また、製造工程において、内部電極とスプリング導電体106を接続する際に、治具を用いるなどしてスプリング導電体106を保持する必要があった。
また、製造工程において、内部電極とスプリング導電体106を接続する際に、治具を用いるなどしてスプリング導電体106を保持する必要があった。
そこで、本発明の目的は、内部電極とスプリング導電体の接合部に作用する応力を緩和することである。
本発明は、前記目的を達成するために、一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端に凹部を有するモータケース蓋が形成されたモータ本体部と、一端側が前記凹部に嵌合し、他端側に電源と接続する接点を備えた金属板外部端子と、前記モータ本体部の内部端子と前記金属板外部端子を接続する電極接続部と、を備えたことを特徴とするモータ装置を提供する(第1の構成)。
第1の構成において、前記凹部は、前記モータケース蓋の側面、又は底面に形成するように構成することもできる(第2の構成)。
第1の構成、又は第2の構成において、前記凹部は、前記モータケース蓋の表面から垂直方向に形成されているように構成することもできる(第3の構成)。
第1の構成、第2の構成、又は第3の構成において、前記金属板外部端子は、前記凹部に嵌合された一端と、前記内部端子と接続された電極接続部にて支持されているように構成することもできる(第4の構成)。
また、本発明は、一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端に凹部を有するモータケース蓋が形成されたモータ本体部に、金属板外部端子の一端側を挿入して嵌合させる嵌合ステップと、前記モータ本体部の内部端子と前記嵌合した金属板外部端子を接続する接続ステップと、から構成されたモータ装置製造方法を提供する(第5の構成)。
第1の構成において、前記凹部は、前記モータケース蓋の側面、又は底面に形成するように構成することもできる(第2の構成)。
第1の構成、又は第2の構成において、前記凹部は、前記モータケース蓋の表面から垂直方向に形成されているように構成することもできる(第3の構成)。
第1の構成、第2の構成、又は第3の構成において、前記金属板外部端子は、前記凹部に嵌合された一端と、前記内部端子と接続された電極接続部にて支持されているように構成することもできる(第4の構成)。
また、本発明は、一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端に凹部を有するモータケース蓋が形成されたモータ本体部に、金属板外部端子の一端側を挿入して嵌合させる嵌合ステップと、前記モータ本体部の内部端子と前記嵌合した金属板外部端子を接続する接続ステップと、から構成されたモータ装置製造方法を提供する(第5の構成)。
本発明によれば、スプリング導電体の一端をモータケース蓋に形成した凹部に勘合させることにより、内部電極とスプリング導電体の接合部に作用する応力を緩和することができる。
(1)実施の形態の概要
図1に示したように、樹脂製のブラケット2(モータケース蓋)の側面に凹部7を設ける。一方、スプリング導電体6の先端を凹部7の方向に曲げて嵌合部34を形成する。スプリング導電体6の基底部31は、ブラケット2の底面を横断し、嵌合部34がスプリング導電体6の一端で屈曲して凹部7に嵌合する。嵌合部34と凹部7のはめあいはしまりばめとなっており、スプリング導電体6は、凹部7にて固定される。
図1に示したように、樹脂製のブラケット2(モータケース蓋)の側面に凹部7を設ける。一方、スプリング導電体6の先端を凹部7の方向に曲げて嵌合部34を形成する。スプリング導電体6の基底部31は、ブラケット2の底面を横断し、嵌合部34がスプリング導電体6の一端で屈曲して凹部7に嵌合する。嵌合部34と凹部7のはめあいはしまりばめとなっており、スプリング導電体6は、凹部7にて固定される。
ブラケット2の底面とスプリング導電体6の基底部31には、駆動部3内のブラシと導通する内部端子が貫通する貫通孔が形成してある。そして、基底部31と内部端子は、半田付けなどにより電気的接続がなされ、これによって電極接続部が形成されている。このように、スプリング導電体6は、電極接続部のほかに、嵌合部34で把持・固定されるため、電極接続部に作用する応力を嵌合部34に分散することができる。このように、スプリング導電体6が嵌合部34で嵌合された一端と電極接続部で支持されるように構成することによって、電極接続部や内部電極の劣化を抑制することができる。
また、小型モータ1の組み立て時においても、スプリング導電体6を内部端子に接続する際に、スプリング導電体6を凹部7にて仮止め、及び位置決めできるため、スプリング導電体6の取り付け作業を簡単・正確に行うことができる。
また、小型モータ1の組み立て時においても、スプリング導電体6を内部端子に接続する際に、スプリング導電体6を凹部7にて仮止め、及び位置決めできるため、スプリング導電体6の取り付け作業を簡単・正確に行うことができる。
(2)実施の形態の詳細
図1(a)は、本実施の形態の小型モータを説明するための概念図である。
図1(a)に示したように、小型モータ1は、ブラケット2(モータケース蓋でエンドプレートとも呼ばれる)、駆動部3、スプリング導電体6、回転軸5、重り4などから構成されている。小型モータ1の大きさは、駆動部3の直径で4ミリ以下程度である。
図1(a)は、本実施の形態の小型モータを説明するための概念図である。
図1(a)に示したように、小型モータ1は、ブラケット2(モータケース蓋でエンドプレートとも呼ばれる)、駆動部3、スプリング導電体6、回転軸5、重り4などから構成されている。小型モータ1の大きさは、駆動部3の直径で4ミリ以下程度である。
駆動部3は、電力を回転力に変換する機能部であって、内部にロータやステータを備えている。
ロータには、コイルが巻装されており、当該コイルにブラシを介して外部から直流電流が供給されるようになっている。
そして、コイルが発生する磁界がステータの発する磁界と作用することにより、ロータが回転し、回転軸5が回転する。
なお、これは一例であって、駆動部3の構造を限定するものではなく、どのような種類のモータを用いてもよい。
ロータには、コイルが巻装されており、当該コイルにブラシを介して外部から直流電流が供給されるようになっている。
そして、コイルが発生する磁界がステータの発する磁界と作用することにより、ロータが回転し、回転軸5が回転する。
なお、これは一例であって、駆動部3の構造を限定するものではなく、どのような種類のモータを用いてもよい。
重り4は、金属が略楕円柱状などに形成された偏心重りであり、回転軸5に取り付けられた負荷として機能している。
重り4の重心は、回転軸5の軸線とは一致しないようになっており(即ち、重心が回転軸5の軸線上にない)、回転軸5が回転すると、重り4によって振動が発生するようになっている。
重り4の重心は、回転軸5の軸線とは一致しないようになっており(即ち、重心が回転軸5の軸線上にない)、回転軸5が回転すると、重り4によって振動が発生するようになっている。
ブラケット2は、樹脂などにより形成された略円柱状の部材であり、駆動部3の他端側(回転軸5、重り4が形成されている側と対向する側)に取り付けられている。
ブラケット2、駆動部3、及び回転軸5は、モータの本体部としての機能を有する。
ブラケット2の側面には、スプリング導電体6の一端側を挿入して勘合させるための凹部7が側面に垂直な方向(即ち、表面から垂直方向)に形成されている。
ブラケット2、駆動部3、及び回転軸5は、モータの本体部としての機能を有する。
ブラケット2の側面には、スプリング導電体6の一端側を挿入して勘合させるための凹部7が側面に垂直な方向(即ち、表面から垂直方向)に形成されている。
スプリング導電体6は、図7の従来例と同様に1対のプラス電極とマイナス電極からなる。
スプリング導電体6は、大きくわけて、嵌合部34、側面当接部35、基底部31、付勢部32、通電端子部33から構成されている。図1(b)は、嵌合部34、側面当接部35の拡大図である。
これらの各部は、例えば、型で抜いた金属板を板金加工するなどして、一体加工されており、金属板外部端子として機能する。
スプリング導電体6は、大きくわけて、嵌合部34、側面当接部35、基底部31、付勢部32、通電端子部33から構成されている。図1(b)は、嵌合部34、側面当接部35の拡大図である。
これらの各部は、例えば、型で抜いた金属板を板金加工するなどして、一体加工されており、金属板外部端子として機能する。
基底部31は、ブラケット2の底面に当接する部分であり、後述するように、駆動部3からブラケット2を貫通する内部端子と接続している。
付勢部32は、スプリング導電体6を折り曲げることにより形成されている。折り曲げ角度は、例えば、100度前後である。
付勢部32は、小型モータ1を回路基板に取り付けた際に、回路基板からの圧力によってたわみ、その際に発生する付勢部32の復元力によって通電端子部33が回路基板上の電極に付勢される。
通電端子部33は、付勢部32の先端を折り曲げることによって形成されている。通電端子部33は、回路基板上の電極と接触する接点であって、回路基板上の電源電極と接触する。
付勢部32は、スプリング導電体6を折り曲げることにより形成されている。折り曲げ角度は、例えば、100度前後である。
付勢部32は、小型モータ1を回路基板に取り付けた際に、回路基板からの圧力によってたわみ、その際に発生する付勢部32の復元力によって通電端子部33が回路基板上の電極に付勢される。
通電端子部33は、付勢部32の先端を折り曲げることによって形成されている。通電端子部33は、回路基板上の電極と接触する接点であって、回路基板上の電源電極と接触する。
側面当接部35は、スプリング導電体6において通電端子部33の他端側に形成されており、スプリング導電体6の他端側をブラケット2の側面に沿うように直角に曲げて形成されている。
ブラケット2の底面と側面は直角をなしているため、側面当接部35とブラケット2は、ブラケット2の側面にて当接する。
嵌合部34は、スプリング導電体6の他端側の先端部をブラケット2の側面に垂直な方向に直角に曲げて形成されている。
ブラケット2の底面と側面は直角をなしているため、側面当接部35とブラケット2は、ブラケット2の側面にて当接する。
嵌合部34は、スプリング導電体6の他端側の先端部をブラケット2の側面に垂直な方向に直角に曲げて形成されている。
凹部7の深さは、嵌合部34の長さ以上となっており、更に、凹部7からブラケット2の底面までの距離と、側面当接部35の当接する側の長さは等しくなっている。
このため、凹部7に嵌合部34を勘合させた場合、基底部31とブラケット2の底面が当接するとともに、側面当接部35とブラケット2の側面部分が当接する。
このため、凹部7に嵌合部34を勘合させた場合、基底部31とブラケット2の底面が当接するとともに、側面当接部35とブラケット2の側面部分が当接する。
凹部7と嵌合部34のはめあいは、例えば、しまりばめとなっており、嵌合部34を凹部7に挿入すると、凹部7の表面と嵌合部34の表面の摩擦力により、嵌合部34が凹部7に固定されるようになっている。
このように、嵌合部34が凹部7にて固定されると共に、基底部31がブラケット2の底面に当接し、更に、側面当接部35とブラケット2の側面が当接するため、スプリング導電体6は、凹部7に安定的に固定される。
このように、嵌合部34が凹部7にて固定されると共に、基底部31がブラケット2の底面に当接し、更に、側面当接部35とブラケット2の側面が当接するため、スプリング導電体6は、凹部7に安定的に固定される。
図2(a)は、ブラケットを説明するための図である。
ブラケット2の底面には、スプリング導電体6が置かれる2本の溝18が並行に形成されている。溝18の深さと幅は、スプリング導電体6の厚さと幅に略等しくなっている。
溝18の略中央付近には、貫通孔が形成されており、駆動部3内のブラシと導通する内部端子9が貫通している。ただし、駆動部3などは図示していない。
ブラケット2の底面には、スプリング導電体6が置かれる2本の溝18が並行に形成されている。溝18の深さと幅は、スプリング導電体6の厚さと幅に略等しくなっている。
溝18の略中央付近には、貫通孔が形成されており、駆動部3内のブラシと導通する内部端子9が貫通している。ただし、駆動部3などは図示していない。
図2(b)は、ブラケットにスプリング導電体を設置したところを示している。なお、駆動部3などは示していない。
スプリング導電体6には、内部端子9の位置に貫通孔が形成してあり、内部端子9が貫通している。
そして、スプリング導電体6の貫通孔から突出した内部端子9の部分がスプリング導電体6と半田付けなどされて電極接続部8が形成されている。
電極接続部8によって、スプリング導電体6と、駆動部が電気的に接続される。
なお、内部端子9とスプリング導電体6の接続は、半田付けに限定せず、例えば、かしめなど、その他の方法によって接続することができる。
スプリング導電体6には、内部端子9の位置に貫通孔が形成してあり、内部端子9が貫通している。
そして、スプリング導電体6の貫通孔から突出した内部端子9の部分がスプリング導電体6と半田付けなどされて電極接続部8が形成されている。
電極接続部8によって、スプリング導電体6と、駆動部が電気的に接続される。
なお、内部端子9とスプリング導電体6の接続は、半田付けに限定せず、例えば、かしめなど、その他の方法によって接続することができる。
このように、本実施の形態の小型モータ1は、ブラケット2に凹部7を設け、スプリング導電体6の一端をこの凹部7に嵌合させて固定することができる。このため、電極接続部8にかかる負荷を凹部7とスプリング導電体6との嵌合部34に分散することができ、電極接続部8や内部端子9の劣化を抑制することができる。
また、小型モータ1の製造工程においては、スプリング導電体6を凹部7に仮止めして位置決めしておいてから内部端子9とスプリング導電体6の半田付けなどを行うことができるため、電極接続部8を安定的に形成することができる。
また、小型モータ1の製造工程においては、スプリング導電体6を凹部7に仮止めして位置決めしておいてから内部端子9とスプリング導電体6の半田付けなどを行うことができるため、電極接続部8を安定的に形成することができる。
図3は、小型モータ1の回転軸方向の断面図である。
小型モータ1は、磁石ホルダ55によって円筒状に保持されたステータ側の磁石54と、磁石54の周囲に円筒状に配置されたロータ側のコイル53を有している。
コイル53のブラケット2側には、コイル53と導通する整流子52が複数形成されており、これらは回転軸5と共に回転軸5の周りに回転できるようになっている。
小型モータ1は、磁石ホルダ55によって円筒状に保持されたステータ側の磁石54と、磁石54の周囲に円筒状に配置されたロータ側のコイル53を有している。
コイル53のブラケット2側には、コイル53と導通する整流子52が複数形成されており、これらは回転軸5と共に回転軸5の周りに回転できるようになっている。
ブラケット2は、モータハウジング56に加締固定されている。ブラケット2には、各スプリング導電体6と導通するブラシ51が2つ固定してあり、それぞれ整流子52の何れかと接触するようになっている。
図では、図示したスプリング導電体6が、2つあるうちの一方のブラシ51(図の上側の方)と電極接続部8で接続しており、図示しない他方のスプリング導電体6が、他方のブラシ51と、図示しない他方の電極接続部8にて接続している。
図では、図示したスプリング導電体6が、2つあるうちの一方のブラシ51(図の上側の方)と電極接続部8で接続しており、図示しない他方のスプリング導電体6が、他方のブラシ51と、図示しない他方の電極接続部8にて接続している。
スプリング導電体6は、回路基板上の直流電源に接続され、一方が正極、他方が負極となる。また、ブラシ51は、回転軸5が180度回転するごとに、接触するスプリング導電体6が入れ替わる。
このため、コイル53に流れる電流の極性はコイル53が180度回転するごとに逆転し、これによってコイル53が形成する磁界の方向が逆転する。
この磁界と磁石54が発生する磁界が相互作用してコイル53に回転力が生じ、回転軸5が回転する。
このため、コイル53に流れる電流の極性はコイル53が180度回転するごとに逆転し、これによってコイル53が形成する磁界の方向が逆転する。
この磁界と磁石54が発生する磁界が相互作用してコイル53に回転力が生じ、回転軸5が回転する。
次に、図4を用いて本実施の形態の変形例について説明する。
先に説明した実施の形態の小型モータ1と対応する部分には同じ符号を付し、説明を簡略化あるいは省略することにする。
この例では、ブラケット2の底面に凹部7が、底面と垂直方向(即ち、表面から垂直方向)に形成されている。
一方、スプリング導電体6の他端側(付勢部32が形成されていない方の側)では、先端が凹部7の方向に直角に曲げられ、嵌合部34が形成されている。
凹部7の深さは、嵌合部34の長さ以上となっており、嵌合部34を凹部7に差し込むと、基底部31がブラケット2の底面に当接する。
凹部7と嵌合部34のはめあいは、しまりばめとなっており、また、基底部31がブラケット2の底面に当接するため、スプリング導電体6は、ブラケット2に安定的に固定される。
先に説明した実施の形態の小型モータ1と対応する部分には同じ符号を付し、説明を簡略化あるいは省略することにする。
この例では、ブラケット2の底面に凹部7が、底面と垂直方向(即ち、表面から垂直方向)に形成されている。
一方、スプリング導電体6の他端側(付勢部32が形成されていない方の側)では、先端が凹部7の方向に直角に曲げられ、嵌合部34が形成されている。
凹部7の深さは、嵌合部34の長さ以上となっており、嵌合部34を凹部7に差し込むと、基底部31がブラケット2の底面に当接する。
凹部7と嵌合部34のはめあいは、しまりばめとなっており、また、基底部31がブラケット2の底面に当接するため、スプリング導電体6は、ブラケット2に安定的に固定される。
図5は、本変形例の小型モータの回転軸方向の断面を示した図である。
図に示したように、一対のブラシ51に接続するそれぞれの内部端子9がブラケット2の底面を貫通している。
スプリング導電体6には、内部端子9が貫通する貫通孔が形成してある。そして、この貫通孔を貫通する内部端子9がスプリング導電体6と半田付けなどされ、電極接続部8が形成されている。
図示しない他方のスプリング導電体6は、もう一方の内部端子9と接続されている。
この変形例では、スプリング導電体6に側面当接部35を形成する必要がないため、スプリング導電体6の製造工程を簡略化してコスト低減を図ることができる。
図に示したように、一対のブラシ51に接続するそれぞれの内部端子9がブラケット2の底面を貫通している。
スプリング導電体6には、内部端子9が貫通する貫通孔が形成してある。そして、この貫通孔を貫通する内部端子9がスプリング導電体6と半田付けなどされ、電極接続部8が形成されている。
図示しない他方のスプリング導電体6は、もう一方の内部端子9と接続されている。
この変形例では、スプリング導電体6に側面当接部35を形成する必要がないため、スプリング導電体6の製造工程を簡略化してコスト低減を図ることができる。
図6は、本実施の形態に係る他の変形例を説明するための図である。
この例では、ブラケット2の底面に段差部60が形成されており、ブラケット2の底面に沿って段差部60に凹部7が形成されている。
この凹部7には、スプリング導電体6の基底部31の端部が挿入されて嵌合する。凹部7と基底部31の端部のはめあいはしまりばめとなっており、基底部31の端部は、凹部7にて固定される。
この例では、ブラケット2の底面に段差部60が形成されており、ブラケット2の底面に沿って段差部60に凹部7が形成されている。
この凹部7には、スプリング導電体6の基底部31の端部が挿入されて嵌合する。凹部7と基底部31の端部のはめあいはしまりばめとなっており、基底部31の端部は、凹部7にて固定される。
また、図示しないが、ブラケット2とスプリング導電体6には内部端子9が貫通する貫通孔が形成してあり、スプリング導電体6と内部端子9は、半田付けなどされている。
この変形例では、基底部31の端部に嵌合部34などを形成する必要がなく、スプリング導電体6の製造工程を簡略化してコスト低減を図ることができる。
この変形例では、基底部31の端部に嵌合部34などを形成する必要がなく、スプリング導電体6の製造工程を簡略化してコスト低減を図ることができる。
以上に説明した本実施の形態や変形例などにより、次のような効果を得ることができる。
(1)ブラケット2の凹部7にスプリング導電体6の一端を差し込んでスプリング導電体6を半田付け前に固定することができる。
(2)凹部7にスプリング導電体6の一端を差し込んで固定することにより、半田付けの際に、スプリング導電体6の位置決めを行うことができる。そのため、電極接続部8での電気的接合を容易かつ正確に行うことができる。
(3)スプリング導電体6に外力が作用した場合、電極接続部8に作用する応力がスプリング導電体6と凹部7の嵌合部に分散するため、応力の作用による電極接続部8、及び内部端子9の劣化を抑制することができる。
(1)ブラケット2の凹部7にスプリング導電体6の一端を差し込んでスプリング導電体6を半田付け前に固定することができる。
(2)凹部7にスプリング導電体6の一端を差し込んで固定することにより、半田付けの際に、スプリング導電体6の位置決めを行うことができる。そのため、電極接続部8での電気的接合を容易かつ正確に行うことができる。
(3)スプリング導電体6に外力が作用した場合、電極接続部8に作用する応力がスプリング導電体6と凹部7の嵌合部に分散するため、応力の作用による電極接続部8、及び内部端子9の劣化を抑制することができる。
1 小型モータ
2 ブラケット
3 駆動部
4 重り
5 回転軸
6 スプリング導電体
7 凹部
8 電極接続部
9 内部端子
18 溝
31 基底部
32 付勢部
33 通電端部
34 嵌合部
35 側面当接部
60 段差部
2 ブラケット
3 駆動部
4 重り
5 回転軸
6 スプリング導電体
7 凹部
8 電極接続部
9 内部端子
18 溝
31 基底部
32 付勢部
33 通電端部
34 嵌合部
35 側面当接部
60 段差部
Claims (5)
- 一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端に凹部を有するモータケース蓋が形成されたモータ本体部と、
一端側が前記凹部に嵌合し、他端側に電源と接続する接点を備えた金属板外部端子と、
前記モータ本体部の内部端子と前記金属板外部端子を接続する電極接続部と、
を備えたことを特徴とするモータ装置。 - 前記凹部は、前記モータケース蓋の側面、又は底面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
- 前記凹部は、前記モータケース蓋の表面から垂直方向に形成されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のモータ装置。
- 前記金属板外部端子は、前記凹部に嵌合された一端と、前記内部端子と接続された電極接続部にて支持されていることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載のモータ装置。
- 一端に負荷を回転させる回転軸が形成され、他端に凹部を有するモータケース蓋が形成されたモータ本体部に、金属板外部端子の一端側を挿入して嵌合させる嵌合ステップと、
前記モータ本体部の内部端子と前記嵌合した金属板外部端子を接続する接続ステップと、
から構成されたモータ装置製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006035266A JP2007215375A (ja) | 2006-02-13 | 2006-02-13 | モータ装置、及びモータ装置製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006035266A JP2007215375A (ja) | 2006-02-13 | 2006-02-13 | モータ装置、及びモータ装置製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007215375A true JP2007215375A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38493301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006035266A Pending JP2007215375A (ja) | 2006-02-13 | 2006-02-13 | モータ装置、及びモータ装置製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007215375A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101045173B1 (ko) | 2008-08-25 | 2011-06-30 | 청지 일렉트로-메카닉스 씨오.,엘티디.,동양 시티, 제지앙 프로빈스 | 스프링판식 진동모터 |
WO2013115031A1 (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-08 | コーデンシ株式会社 | エンコーダ用センサ取り付け体、ドラムディスク型エンコーダ及びこれらを用いたエンコーダ付きモータ |
-
2006
- 2006-02-13 JP JP2006035266A patent/JP2007215375A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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CN104067487A (zh) * | 2012-01-31 | 2014-09-24 | Kodenshi株式会社 | 编码器用传感器安装件、圆盘型编码器和带编码器电动机 |
US9464923B2 (en) | 2012-01-31 | 2016-10-11 | Kodenshi Corporation | Encoder sensor mounting body, drum disk encoder, and motor with encoder using same |
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