JPH10242375A - 半導体装置用リードフレームの製造設備 - Google Patents

半導体装置用リードフレームの製造設備

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JPH10242375A
JPH10242375A JP6232697A JP6232697A JPH10242375A JP H10242375 A JPH10242375 A JP H10242375A JP 6232697 A JP6232697 A JP 6232697A JP 6232697 A JP6232697 A JP 6232697A JP H10242375 A JPH10242375 A JP H10242375A
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勝房 藤田
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道明 北
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合テープの切断性が良く、品質の良い半導
体装置用リードフレームを効率的に製造可能な半導体装
置用リードフレームの製造設備を提供する。 【解決手段】 第1のヒータブロック13を備え、リー
ドフレーム基材11を予熱する予備加熱ステーション1
4と、予熱されたリードフレーム基材11を接合加工位
置にて、予め切れ目が形成された接合テープ片15を接
合テープ17から分離して、第2のヒータブロック40
によって更に加熱されたリードフレーム基材11の所定
位置に圧着する熱圧着ステーション16と、接合テープ
17に押し抜き加工を行って、切れ目によって分離され
ていると共に押し抜き後は接合テープ17にそのまま仮
着されている接合テープ片15を形成する接合テープ加
工ステーション18と、リードフレーム基材11の搬送
手段22、及び搬送手段22に同期して接合テープ17
を送るテープ送り手段23とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に集積回路素子
又は集積回路素子搭載基板を接合する熱可塑性接着剤付
きの接合テープを貼り付けて形成された半導体装置用リ
ードフレームの製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は信号処理速度の高速化が強
く望まれ、高周波化した信号を処理することになって、
使用時に半導体装置自体の温度が上昇する。半導体装置
の温度が上昇すると、半導体装置は機能性に悪影響を受
けるので、温度上昇を抑制する必要があり、銅や銅合金
からなる放熱板をチップ搭載部やインナーリードの下方
に設置している。また、半導体装置にはインナーリード
の下面又は上面に半導体素子を取付けたLOC(リード
オンチップ)やCOL(チップオンリード)というもの
が提案されている。前記放熱板の設置や前記半導体素子
の取付けには、絶縁性接合テープが使用され、一般に絶
縁性接合テープはパンチとダイとを有する打ち抜き金型
によって、短冊状又は枠状に打ち抜かれて、リードパタ
ーンが形成されたリードフレームの所定箇所、例えばイ
ンナーリード部、或いは素子搭載部とインナーリード部
に貼着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絶縁性
接合テープは通常両面に接着剤が塗布され、又は接着剤
のみをテープ状にしたものが用いられるが、軟質である
ので打ち抜き性が悪く、特に、同一の箇所で接合テープ
の打ち抜きと打ち抜いた接合テープ片の押圧接合を行う
と、接合するリードフレームを加熱する必要もあって、
打ち抜き金型自体の温度が上昇し、熱可塑性樹脂が更に
軟化して切断不良を起こすという問題があった。また、
仮に切断できても、金型の温度が高いために絶縁性接合
テープの端面に接着剤が引きちぎれたように付着し、且
つ打ち抜き端面形状が劣化して、リードフレームへの貼
着不良又は貼着できてもその後の半導体装置の組立過程
で剥離発生等が発生するという問題があった。本発明は
かかる事情に鑑みてなされたもので、接合テープを切断
する金型がリードフレーム基材を加熱する熱源によって
加熱されることがなく、従って、接合テープの切断性が
良く、結果として品質の良い半導体装置用リードフレー
ムを効率的に製造可能な半導体装置用リードフレームの
製造設備を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の半導体装置用リードフレームの製造設備は、所定
の形状加工が行われたリードフレーム基材に、少なくと
も裏面に熱可塑性接着剤が塗布された所定形状の接合テ
ープ片を熱圧接によって貼着する半導体装置用リードフ
レームの製造設備であって、第1のヒータブロックを備
え、前記リードフレーム基材を予熱する予備加熱ステー
ションと、前記予備加熱ステーションに続き、予熱され
た前記リードフレーム基材を接合加工位置にて、予め切
れ目が形成された接合テープ片を接合テープから分離し
て、第2のヒータブロックによって更に加熱された前記
リードフレーム基材の所定位置に圧着する熱圧着ステー
ションと、前記リードフレーム基材の搬送方向とは別方
向から前記接合加工位置に搬送される前記接合テープに
押し抜き加工を行って、前記切れ目によって分離されて
いると共に押し抜き後は前記接合テープにそのまま仮着
されている接合テープ片を形成する接合テープ加工ステ
ーションと、前記リードフレーム基材の搬送手段、及び
該搬送手段に同期して前記接合テープを送るテープ送り
手段とを有している。
【0005】請求項2記載の半導体装置用リードフレー
ムの製造設備は、請求項1記載の製造設備において、前
記熱圧着ステーションの直後には、加熱されたリードフ
レーム基材を養生するキュアステーションが設けられて
いる。請求項3記載の半導体装置用リードフレームの製
造設備は、請求項1又は2記載の製造設備において、前
記予備加熱ステーションに前置して、薄板条材から各イ
ンナーリードの先端がバインダーで連結された状態の前
記リードフレーム基材を加工する第1の形状加工ステー
ションが設けられ、前記熱圧着ステーションに後置して
前記各インナーリードが前記接合テープ片で連結された
リードフレーム基材の前記バインダーを除去する第2の
形状加工ステーションが設けられている。そして、請求
項4記載の半導体装置用リードフレームの製造設備は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造設備におい
て、前記接合テープ加工ステーションには冷却手段が設
けられている。
【0006】請求項1〜4記載の半導体装置用リードフ
レームの製造設備においては、接合テープ加工ステーシ
ョンにおいては、テープ送り手段によって搬送される接
合テープに押し抜き加工を行って接合テープ片を分離す
ると共に、分離した接合テープ片をそのまま元の位置に
接合させている。そして、テープ送り手段によって熱圧
着ステーションの接合加工位置まで搬送して、別の金型
によって、接合テープから前記接合テープ片を分離し
て、順次搬送されるリードフレーム基材の所定位置に押
圧する。このリードフレーム基材は、予備加熱ステーシ
ョンによって第1のヒータブロックによって予熱され、
更には、熱圧着ステーションの第2のヒータブロックに
よって加熱されるので、押圧された接合テープ片の熱可
塑性接着剤が十分に接合温度に達してリードフレーム基
材に固着される。
【0007】特に、請求項2記載の半導体装置用リード
フレームの製造設備においては、熱圧着ステーションの
直後にキュアステーションが設けられているので、加熱
されたリードフレーム基材が養生されて、接合テープ片
の固着が完了する。ここで、具体的なキュア手段として
は、リードフレーム基材を加熱する場合と必要に応じて
冷却する場合がある。なお、このキュアステーションは
省略することが可能である。請求項3記載の半導体装置
用リードフレームの製造設備においては、各インナーリ
ードの先端がバインダー(連結片)によって連結された
状態のリードフレーム基材の加工を、第1の形状加工ス
テーションで行い、熱圧着ステーションで各インナーリ
ードを接合テープ片で連結した状態で、第2の形状加工
ステーションで前記バインダーを分離しているので、最
終製品のインナーリード先端に捩じり等の変形を生じる
ことがない。請求項4記載の半導体装置用リードフレー
ムの製造設備においては、接合テープ加工ステーション
には冷却手段が設けられているので、押し抜き加工を行
う金型等の温度上昇を防止でき、これによって接合テー
プに塗布された熱可塑性接着剤の加熱を防止でき、接合
テープの押し抜き加工が安定に行える。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る半導体装置用リードフレームの製造設備の平面
図、図2及び図3は同断面図、図4は同半導体装置用リ
ードフレームの製造設備の概略ブロック図、図5は押し
抜き工程の説明図、図6はリードフレーム基材の平面図
である。
【0009】図1〜図4に示すように、本発明の一実施
の形態に係る半導体装置用リードフレームの製造設備1
0は、リードフレーム基材11の主要な形状加工を行う
第1の形状加工ステーション12と、昇降可能な第1の
ヒータブロック13を備えた予備加熱ステーション14
と、リードフレーム基材11に接合テープ片15を熱圧
着する熱圧着ステーション16と、接合テープ17から
接合テープ片15を押し抜きする接合テープ加工ステー
ション18と、熱圧着ステーション16に後続するキュ
アステーション19及び第2の形状加工ステーション2
0と、リードフレーム基材11が複数連結された連結リ
ードフレーム基材21をピッチ送りする搬送手段22
と、前記接合テープ17を搬送手段22に同期して別方
向からピッチ送りするテープ送り手段23とを有してい
る。以下、これらについて詳しく説明する。
【0010】まず、図6(A)、(B)に示すように、
この半導体装置用リードフレームの製造設備10によっ
て処理されるリードフレーム基材11に接合テープ片1
5が接合されたリードフレーム24について説明する。
リードフレーム基材11は、所定の薄板条材にプレス加
工やエッチング加工を行う第1の形状加工ステーション
12によって成形され、両側の外枠25、26の内側に
所定ピッチでそれぞれ多数本のアウターリード27及び
インナーリード28が形成され、しかも、各インナーリ
ード28の先端はバインダー(連結片)29によって連
結されている。この第1の形状加工ステーション12に
は、リードフレーム基材11の表面処理手段や、リード
フレーム基材11がプレス加工によって行われた場合に
は残留応力除去手段を備えることもある。
【0011】第1の形状加工ステーション12で形成さ
れた状態のリードフレーム基材11のインナーリード2
8の先端をバインダー29によって連結することによっ
て、各インナーリード28に曲がりや捩じり等を発生す
るのを防止しながら後処理を行っているが、最終的に分
離除去する必要があるので、バインダー29を備えた状
態のリードフレーム基材11に、熱圧着ステーション1
6で接合テープ片15を熱圧着して、第2の形状加工ス
テーション20にてバインダー29を分離して求めるリ
ードフレーム24を製造している。なお、前記接合テー
プ片15の用途は、インナーリード28の先端の保持を
行う他に、半導体素子や放熱板を接合する場合の絶縁層
としての役目も果たすものである。また、図6におい
て、30は位置決めを行うパイロット孔を、31は樹脂
封止領域を示す。
【0012】図1、図2に示すように、前記第1の形状
加工ステーション12に続く予備加熱ステーション14
は、下部に図示しないシリンダーに連結された昇降可能
な第1のヒータブロック13を備え、リードフレーム基
材11の底部に当接してリードフレーム基材11を14
0〜150℃の温度に加熱するようになっている。前記
予備加熱ステーション14の位置に設けられている搬送
手段22は、通常のリードフレーム条材の間欠搬送手段
と同様、周知な構造となって、上下から第1の挟持部材
によって複数のリードフレーム基材11が連結された連
結リードフレーム基材21を挟んで所定距離(送りピッ
チ)前進し、次に第1の挟持部材を開放して第2の挟持
部材で連結リードフレーム基材21を保持し、第1の挟
持部材のみ後退して元の位置に戻るピッチ送り動作を、
図示しない制御装置からの信号によって行っている。こ
れによって、連続するリードフレーム基材11を、図1
に矢印aで示すように、順次予備加熱ステーション14
から熱圧着ステーション16の方向に搬送している。こ
の実施の形態では、搬送手段22は熱圧着ステーション
16の上流側に設けられているが、更に熱圧着ステーシ
ョン16の下流側にも設けることも可能であり、これに
よって連結リードフレーム基材21の確実な搬送が可能
となる。
【0013】前記接合テープ17は、図5(A)に示す
ように薄い耐熱性絶縁シートであるポリイミド樹脂シー
ト17aの両面に熱可塑性の接着剤17bを塗布して構
成され、テープ送り手段23によって、コイル状に巻か
れたテープを徐々に解いて、接合テープ加工ステーショ
ン18及び熱圧着ステーション16方向にピッチ送りさ
れるようになっている。このテープ送り手段23は、接
合テープ17を両側から挟む第3の挟持手段を用いて接
合テープ17を保持した状態で送り方向に前進し、第4
の挟持手段で接合テープ17を保持した状態で、第3の
挟持手段が開放状態で後退する周知の構成となってい
る。テープ送り手段23は、この実施の形態では熱圧着
ステーション16の下流側に設けられているが、テープ
送り手段23を更に接合テープ加工ステーション18の
上流側に配置することも可能であり、これによって接合
テープ17の確実な送り動作を行うことができる。
【0014】前記接合テープ17は、図1に示すように
平面視して熱圧着ステーション16の接合加工位置32
を交点として、連結リードフレーム基材21の流れ方向
とは直交する方向に搬送されている。接合テープ17の
流れ方向で、熱圧着ステーション16の手前側には、前
記した接合テープ加工ステーション18が設けられてい
る。この接合テープ加工ステーション18は、この実施
の形態ではリードフレーム基材11に貼着する対となる
接合テープ片15の間隔が小さいので、図3に示すよう
に接合テープ17の流れ方向に接合テープ17の送りピ
ッチ(2ピッチ)だけ離して配置された第1及び第2の
押し抜き手段33、34を備えて、隣り合う接合テープ
片15を個別に押し抜き加工を行っている。
【0015】第1及び第2の押し抜き手段33、34に
は、図3、図5に示すようにそれぞれ押し抜きパンチ
(刃物)35と、押し抜きパンチ35をガイドし押し抜
き後の接合テープ17が押し抜きパンチ35の上昇に伴
って上昇するのを防止する固定ストリッパー36及びノ
ックアウト37と、押し抜きパンチ35の昇降手段38
とを備えている。前記押し抜きパンチ35は刃物が接合
テープ片15の外形に合わせた先端角鋭利な切り刃とな
って、その動作は、図5(B)に示すようにモータやシ
リンダー等からなる昇降手段38を作動させて押し抜き
パンチ35を下降させると、下部に配置された接合テー
プ17を押し抜いて接合テープ17の本体側から接合テ
ープ片15を分離し、次に図5(C)に示すように、押
し抜きパンチ35を上昇させると、押し抜いた接合テー
プ片15を接合テープ17の切り抜き位置に保持した状
態で刃物のみが上昇するようになっている。この動作に
よって、押し抜きされた接合テープ片15は接合テープ
17の切り抜き部分に保持されて順次搬送され、次の熱
圧着ステーション16に対となる接合テープ片15が並
んだ状態で搬送されることになる。なお、この接合テー
プ加工ステーション18は、作動温度が上昇すると、接
合テープ17の表裏の熱可塑性樹脂が融けるので常に一
定温度(例えば、30〜40℃)になるように、周囲を
冷却手段の一例である恒温カバー39によって覆い、所
定温度の冷風を流している。
【0016】前記熱圧着ステーション16は、図2、図
3に示すように、下部に図示しないシリンダー等の昇降
手段によって上下する第2のヒータブロック40を備
え、接合加工位置32にあるリードフレーム基材11を
160〜180℃に加熱するようになっている。そし
て、上部に設けられた昇降手段41によって上下する押
し付け金型42を備え、搬送される接合テープ17中に
保持されている接合テープ片15を押し抜いて、加熱さ
れたリードフレーム基材11の所定部分(インナーリー
ド28の先部)に熱圧着するようになっている。前記押
し付け金型42は対となる接合テープ片15に符合する
か、又は微小の範囲で接合テープ片15より小さい押圧
面を有している。この熱圧着ステーション16によって
リードフレーム基材11の所定位置に、前工程で押し抜
きされた接合テープ片15が固着されるが、このように
接合テープ片15を接合テープ17から分離するステー
ションと、リードフレーム基材11に接合テープ片15
を押し付けるステーションとを分離することによって、
接合テープ片15を接合テープ17から分離する刃物及
び切断時の接合テープ17の加熱を防止できるので、接
合テープ17の熱可塑性樹脂(接着剤)を融かすことな
く作業ができる。
【0017】前記熱圧着ステーション16によって加熱
されて接合テープ片15が固着されたリードフレーム基
材11を冷却するために、図1、図4に示すように、キ
ュアステーション19が設けられている。このキュアス
テーション19は、搬送されるリードフレーム基材11
をフードで囲んで内部に熱風(場合によっては冷風)を
通している。これによって、リードフレーム基材11を
適当な温度に加熱すると共に、その接着剤を養生するの
で接合テープ片15が完全に固着して、次の第2の形状
加工ステーション20に搬送される。第2の形状加工ス
テーション20は、プレス加工装置を備え各インナーリ
ード28を連結しているバインダー29を分離し、各イ
ンナーリード28の先端部の電気的結合を解くようにし
て、図6(B)に示すリードフレーム24を製造してい
る。
【0018】前記実施の形態においては、接合テープ1
7の両面に接着剤が塗布されていたが、裏面のみに接着
剤が塗布されている場合も本発明は適用できる。また、
前記実施の形態においては、対となる接合テープ片15
が近接しているので、接合テープ加工ステーション18
において、第1及び第2の押し抜き手段33、34を設
けたが、接合テープ片が一つである場合、接合テープ片
が複数あってもそれぞれが離れている場合等には、1又
は複数の押し抜きパンチを備えた1台の押し抜き手段に
よって接合テープ片の加工を行うことも可能である。そ
して、前記実施の形態においては、熱圧着ステーション
16の直後にキュアステーション19や第2の形状加工
ステーション20を設けたが、これを省略した場合も本
発明は適用される。
【0019】
【発明の効果】請求項1〜4記載の半導体装置用リード
フレームの製造設備においては、接合テープから接合テ
ープ片の分離を熱圧着ステーションの手前側に設けた接
合テープ加工ステーションによって行っているので、切
断時の接合テープ及び押し抜きパンチの温度を適温にす
ることが極めて容易となり、結果として精度の良い接合
テープ片の熱圧着作業を行うことができる。そして、接
合テープ片の形成作業を安定して行うことができるの
で、ライン停止等の回数が減少し、生産効率の向上を図
ることができる。特に、請求項2記載の半導体装置用リ
ードフレームの製造設備においては、熱圧着ステーショ
ンの直後にキュアステーションが設けられているので、
加熱されたリードフレーム基材が養生されて、接合テー
プ片の完全な固着が完了し、リードフレームの生産効率
を高めることができる。請求項3記載の半導体装置用リ
ードフレームの製造設備においては、各インナーリード
の先端がバインダーによって連結されたリードフレーム
基材を第1の形状加工ステーションで製造し、熱圧着ス
テーションで各インナーリードと接合テープ片で連結し
た状態で、第2の形状加工ステーションで前記バインダ
ーを分離しているので、最終製品のインナーリード先端
に捩じり等の変形を生じることがなく、不良等の少ない
品質の良いリードフレームを製造できる。請求項4記載
の半導体装置用リードフレームの製造設備においては、
接合テープ加工ステーションには冷却手段が設けられて
いるので、押し抜き加工を行おうとする接合テープ及び
押し抜き加工を行う金型等の温度上昇を防止でき、これ
によって接合テープ片の高速生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体装置用リー
ドフレームの製造設備の平面図である。
【図2】同断面図である。
【図3】同断面図である。
【図4】同半導体装置用リードフレームの製造設備の概
略ブロック図である。
【図5】押し抜き工程の説明図である。
【図6】リードフレーム基材の平面図である。
【符号の説明】
10 半導体装置用リードフレームの製造設備 11 リードフレーム基材 12 第1の形
状加工ステーション 13 第1のヒータブロック 14 予備加熱
ステーション 15 接合テープ片 16 熱圧着ス
テーション 17 接合テープ 17a ポリイ
ミド樹脂シート 17b 接着剤(熱可塑性樹脂) 18 接合テー
プ加工ステーション 19 キュアステーション 20 第2の形
状加工ステーション 21 連結リードフレーム基材 22 搬送手段 23 テープ送り手段 24 リードフ
レーム 25 外枠 26 外枠 27 アウターリード 28 インナー
リード 29 バインダー 30 パイロッ
ト孔 31 樹脂封止領域 32 接合加工
位置 33 第1の押し抜き手段 34 第2の押
し抜き手段 35 押し抜きパンチ 36 固定スト
リッパー 37 ノックアウト 38 昇降手段 39 恒温カバー 40 第2のヒ
ータブロック 41 昇降手段 42 押し付け
金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の形状加工が行われたリードフレー
    ム基材に、少なくとも裏面に熱可塑性接着剤が塗布され
    た所定形状の接合テープ片を熱圧接によって貼着する半
    導体装置用リードフレームの製造設備であって、 第1のヒータブロックを備え、前記リードフレーム基材
    を予熱する予備加熱ステーションと、 前記予備加熱ステーションに続き、予熱された前記リー
    ドフレーム基材を接合加工位置にて、予め切れ目が形成
    された接合テープ片を接合テープから分離して、第2の
    ヒータブロックによって更に加熱された前記リードフレ
    ーム基材の所定位置に圧着する熱圧着ステーションと、 前記リードフレーム基材の搬送方向とは別方向から前記
    接合加工位置に搬送される前記接合テープに押し抜き加
    工を行って、前記切れ目によって分離されていると共に
    押し抜き後は前記接合テープにそのまま仮着されている
    接合テープ片を形成する接合テープ加工ステーション
    と、 前記リードフレーム基材の搬送手段、及び該搬送手段に
    同期して前記接合テープを送るテープ送り手段とを有す
    ることを特徴とする半導体装置用リードフレームの製造
    設備。
  2. 【請求項2】 前記熱圧着ステーションの直後には、加
    熱されたリードフレーム基材を養生するキュアステーシ
    ョンが設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置用リードフレームの製造設備。
  3. 【請求項3】 前記予備加熱ステーションに前置して、
    薄板条材から各インナーリードの先端がバインダーで連
    結された状態の前記リードフレーム基材を加工する第1
    の形状加工ステーションが設けられ、前記熱圧着ステー
    ションに後置して前記各インナーリードが前記接合テー
    プ片で連結されたリードフレーム基材の前記バインダー
    を除去する第2の形状加工ステーションが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置用
    リードフレームの製造設備。
  4. 【請求項4】 前記接合テープ加工ステーションには冷
    却手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の半導体装置用リードフレームの
    製造設備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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USRE37323E1 (en) * 1993-05-14 2001-08-14 Hitachi Cable Ltd. Method for sticking an insulating film to a lead frame
KR100548016B1 (ko) * 1999-01-12 2006-02-01 삼성테크윈 주식회사 리드 프레임의 테이핑 장치
KR100929387B1 (ko) * 2003-02-18 2009-12-02 삼성테크윈 주식회사 리드 프레임의 테이핑 방법 및 그 장치

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