JPH1116942A - 半導体装置,その製造に用いられるチップ搭載テープキャリア,アウターリードボンディング方法ならびにアウターリードボンダ - Google Patents

半導体装置,その製造に用いられるチップ搭載テープキャリア,アウターリードボンディング方法ならびにアウターリードボンダ

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JPH1116942A
JPH1116942A JP9167267A JP16726797A JPH1116942A JP H1116942 A JPH1116942 A JP H1116942A JP 9167267 A JP9167267 A JP 9167267A JP 16726797 A JP16726797 A JP 16726797A JP H1116942 A JPH1116942 A JP H1116942A
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tab
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chip
metal plate
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Kazuhiro Terada
和弘 寺田
Kunihiro Tsubosaki
邦宏 坪崎
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TABリードと金属板リードの接続強度向
上,接続の信頼性の向上。 【解決手段】 パッケージと、前記パッケージの内外に
亘って延在しかつ金属板リードフレームから形成された
複数の金属板リードと、前記パッケージ内に位置する絶
縁性フィルムからなるテープ部と、前記パッケージ内に
位置する半導体チップと、前記テープ部の表面に形成さ
れ内端は前記半導体チップの電極に接続され外端は前記
パッケージ内に延在する前記金属板リード端に熱圧着に
よって接続される複数のTABリードとを有する半導体
装置であって、前記TABリードの外端の押し潰し部分
はTABリードの外端に向かって徐々に薄くなってい
る。TABリード接続用のヒートツールの圧着部分の先
端面(圧着面)は傾斜面になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造技術に関し、特に、絶縁性フィルムの表面に貼り
付けた金属箔をエッチングしてリードを形成したテープ
キャリヤ(Tape Carrier)を使用して半導体装置を製造
するTCP(Tape Carrier Package)技術と、金属板を
パターニングしたリードフレームを用いて製造する樹脂
封止型半導体装置およびその製造技術に適用して有効な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造技術の一つとして、金
属板をパターニングしたリードフレームを用いて樹脂封
止型の半導体装置を製造する技術が知られている。
【0003】リードフレームを使用した半導体装置の製
造プロセスについては、日経BP社発行「VLSIパッ
ケージング技術(上)」1993年5月15日発行、P130〜P1
35に記載されている。この文献には、リードフレームの
一部に半導体チップを取り付けた後、前記半導体チップ
の電極とリードの内端部分を導電性のワイヤで接続し、
その後前記半導体チップ, ワイヤ, リード内端部分をモ
ールドによって樹脂からなるパッケージ(封止体)で被
い、ついで不要リードフレーム部分を切断除去するとと
もに、前記パッケージから突出するリードを成形して半
導体装置を製造する技術が開示されている。
【0004】一方、他の半導体装置の製造方法として、
絶縁性フィルムからなるテープに複数のリードを形成し
たテープキャリアを使用してTCP型半導体装置を製造
する技術が知られている。TCP型半導体装置の製造技
術は、その組み立て手段からTAB(Tape Automated B
onding)技術とも呼称されている。
【0005】なお、本明細書においては説明の便宜上、
リードフレームのリードを金属板リードと呼称し、テー
プキャリアのリードをTABリードと呼称する。
【0006】TCP技術については、日経BP社発行
「VLSIパッケージング技術(下)」1993年5月15日
発行、P74〜P101 に記載されている。
【0007】他方、テープキャリアに半導体チップを搭
載したチップ搭載テープキャリアから半導体チップやT
ABリード等からなるモジュール部分を切り離し、その
後、前記モジュールをリードフレームに搭載する技術が
知られている。前記モジュールの搭載にあっては、TA
Bリードの外端をリードフレームの金属板リードの内端
部分に熱圧着して接続することによってモジュールの搭
載を行う。
【0008】この製造方法によれば、モジュール搭載後
は確立されたリードフレームを用いた樹脂封止型半導体
装置の製造技術によって半導体装置を製造することがで
きる。
【0009】このようにして製造された半導体装置につ
いては、たとえば、1994年 IEEE ECTC 「296 L
ead Fine Pitch (0.4mm) Thin Plastic QFP Package wi
thTAB Interconnect」 p50 〜p56 に記載されている。
【0010】なお、TABリードの外端を金属板リード
等の他の電極端子に接続するアウターリードボンダとし
ては、たとえば、工業調査会発行「電子材料」1989年7
月号、同年7月1日発行、P48〜P49に記載されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本出願人においてもチ
ップ搭載テープキャリアからTABワーク部分を切り離
し、その後リードフレームにTABワーク部を搭載する
方法を使用して半導体装置を製造している。
【0012】この場合、リードフレームのリード(金属
板リード)内端にTABワーク部のTABリード外端を
熱圧着して接続した際、以下のような問題が発生するこ
とが本発明者によってあきらかにされた。
【0013】図17は本出願人によるTABワーク部の
搭載状態を示す一部の拡大断面図である。同図に示すよ
うに、リードフレーム10にTABワーク部12を搭載
する際は、ヒートステージ30上にリードフレーム10
を載置し、その後前記リードフレーム10上にTABワ
ーク部12を位置決めして重ね合わせる。
【0014】前記リードフレーム10は半導体チップ6
を載置するダイパッド4やTABリード20を接続する
金属板リード3を有している。また、この例では、前記
ダイパッド4は金属板リード3よりも一段低くなってい
る。このため、ダイパッド4や金属板リード3を支持す
るヒートステージ30の支持面も一部では低くなってい
る。
【0015】TABワーク部12は、絶縁性フィルムか
らなり中央に矩形の孔(デバイスホール)23を有する
矩形枠状のテープ部21と、前記テープ部21の一面に
接着剤22を介して張り合わされ一端(内端)を前記デ
バイスホール23内にわずかに突出させるとともに他端
(外端)を前記テープ部21の外周から長く突出させる
複数のリード(TABリード)20と、前記TABリー
ド20の内端に電極7を介して接続される半導体チップ
6とからなっている。
【0016】TABワーク部12は、テープキャリアに
半導体チップを搭載したチップ搭載テープキャリアから
金属板リード3部分を切断することによって形成され
る。
【0017】前記ヒートステージ30の上方には、ヒー
トツール31が位置し、接続時には降下する。ヒートツ
ール31は、先端(下端)が矩形筒状になり、下面の細
い圧着端面32で各TABリード20の外端を押し下げ
て金属板リード3の内端部分に圧着させるようになって
いる。図示はしないが前記金属板リード3の接続側表面
には銀メッキ等が施されている。
【0018】また、前記ヒートツール31の中心部分に
は、吸着ノズル33が設けられている。前記吸着ノズル
33はダイパッド4および半導体チップ6上のTABリ
ード20部分を押し下げるようになっている。
【0019】また、前記ダイパッド4の上面の一部には
前記半導体チップ6を固着するための接着剤5が設けら
れている。この接着剤5は銀ペーストで形成されてい
る。接着剤5はボンディング後のベーク炉によるバッチ
処理で加熱し、その硬化によって半導体チップ6をダイ
パッド4に固定するようになる。
【0020】図18にも示すように、金属板リード3は
ヒートツール31に押し下げられてTABリード20に
接続される。従来のヒートツール31の圧着端面32
は、TABリード20や金属板リード3の表面に平行に
なる平坦面になっていることから、ヒートツール31に
よる押し潰し部分25と押し潰されない部分との境に大
きな段差が発生するとともに、前記段差部分には割れ
(クラック)35が入りやすくなる。クラック35の発
生は接続の信頼性を低めることになる。また、クラック
が大きければ接続部分で破断が発生してTABリード2
0は金属板リード3から剥がれてしまい接続不良を起こ
してしまう。
【0021】一方、TABワーク部12の供給状態が悪
いと、リードフレーム10上のTABワーク部12の重
ね合わせ位置がずれ、TABリード20を金属板リード
3に確実に接続できなくなる。TABワーク部はダイパ
ッド4からTABリード20の外端側が突出する構造に
なっていることから、TABワーク部の取扱い時、TA
Bリード20の外端側が変形し易い。変形したTABリ
ード20は正確に金属板リード3に接続し難くなる。
【0022】また、TABワーク部のTABリード20
の外端と金属板リード3の内端との位置関係を認識する
認識装置の精度を向上させるために、位置認識点の増加
を図ると、生産性(スループット)が低くなり半導体装
置の製造コストが高くなる。
【0023】他方、チップ搭載テープキャリアからTA
Bワーク部を切り離した後、TABワーク部をリードフ
レーム上に載置しかつヒートツールでTABリードと金
属板リードの接続を行う方法では、ヒートツール以外に
TABワーク部切り離し用の切断金型が必要になる。ま
た、ヒートツールおよび切断金型は品種毎に準備しなけ
ればならず、設備費用が嵩み半導体装置の製造コストが
高くなる。
【0024】本発明の目的は、TABリードと金属板リ
ードとの接続強度が強く接続の信頼性が高い半導体装置
を提供することにある。
【0025】本発明の他の目的は、TABリードと金属
板リードとの接続強度を高くできるアウターリードボン
ディング方法およびアウターリードボンダを提供するこ
とにある。
【0026】本発明の他の目的は、チップ搭載テープキ
ャリアからTABワーク部を切り離すとともにTABワ
ーク部のTABリードを金属板リードに接続できるアウ
ターリードボンディング方法およびアウターリードボン
ダを提供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、製造コストの低減が
達成できるアウターリードボンディング方法およびアウ
ターリードボンダを提供することにある。
【0028】本発明の他の目的は、半導体装置の製造が
容易になるチップ搭載テープキャリアを提供することに
ある。
【0029】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0030】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0031】(1)パッケージと、前記パッケージの内
外に亘って延在しかつ金属板リードフレームから形成さ
れた複数の金属板リードと、前記パッケージ内に位置す
る絶縁性フィルムからなるテープ部と、前記パッケージ
内に位置する半導体チップと、前記テープ部の表面に形
成され内端は前記半導体チップの電極に接続され外端は
前記パッケージ内に延在する前記金属板リード端に熱圧
着によって接続される複数のTABリードとを有する半
導体装置であって、前記TABリードの外端の押し潰し
部分はTABリードの外端に向かって徐々に薄くなって
いる。前記TABリードは前記絶縁性フィルムの表面に
形成された金属箔や金属膜をエッチングして形成したも
のである。前記テープ部にはデバイスホールが設けられ
て前記TABリードの内端は前記デバイスホール内に突
出し、前記TABリードの外端部分は前記テープ部から
突出して突出部分が前記金属板リードに接続されてい
る。前記パッケージ内において前記半導体チップは前記
リードフレームから形成されたダイパッドに接着剤を介
して固定されている。
【0032】このような半導体装置は以下のアウターリ
ードボンディング方法によって製造される。
【0033】絶縁性フィルムからなるテープと、前記テ
ープの表面に形成され内端は半導体チップの電極に接続
される端子になり外端は外部端子になるように構成され
た複数のTABリードと、前記TABリードの内端に電
極を介して接続された半導体チップを有するチップ搭載
テープキャリアから、前記TABリードを切断してTA
Bワーク部を形成する切り離し工程と、前記TABワー
ク部のTABリードの外端部分を他の電極端子に重ねる
重ね合わせ工程と、アウターリードボンダのヒートツー
ルで前記TABリードの外端を熱圧着してTABリード
を他の電極端子、たとえば金属板リードに接続する接続
工程を有するアウターリードボンディング方法であっ
て、前記ヒートツールで前記チップ搭載テープキャリア
のTABリードの他端側を他の電極端子、たとえば金属
板リードに接続するとともに前記TABリードの所定部
分を切断して前記TABリードを前記金属板リードに接
続する。前記ヒートツールによる前記TABリード外端
の熱圧着はTABリードの延在方向に沿って圧着量が変
化する傾斜型圧着方法で行い、前記TABリードの外端
に向かうに従って圧着量が増大するように圧着する。
【0034】アウターリードボンディングは以下の構成
によるアウターリードボンダで行われる。
【0035】絶縁性フィルムからなるテープと、前記テ
ープの表面に形成され内端は半導体チップの電極に接続
される端子になり外端は外部端子になるように構成され
た複数のTABリードと、前記TABリードの内端に電
極を介して接続された半導体チップを有するチップ搭載
テープキャリアから、前記TABリードを切断してTA
Bワーク部を切り離すとともに前記TABリードの外端
部分をヒートツールで熱圧着して他の電極端子、たとえ
ば金属板リードに接続するアウターリードボンダであっ
て、前記ヒートツールの圧着端面は前記TABリードの
外端に向かうに従って徐々に突出する傾斜型圧着面を有
している。前記ヒートツールの傾斜型圧着面の最先端が
切断刃になり、前記TABリードの接続と切断が行える
構造になっている。前記ヒートツールの傾斜型圧着面は
傾斜面または曲面もしくは傾斜面と曲面からなる複合面
になっている。
【0036】アウターリードボンダでは以下のチップ搭
載テープキャリアが使用される。
【0037】絶縁性フィルムからなるテープと、前記テ
ープの一部で形成されるテープ部と、前記テープ部の表
面に形成され内端は半導体チップの電極に接続される端
子になり外端は外部端子になるように構成された複数の
TABリードと、前記TABリードの内端に電極を介し
て接続される半導体チップとを有するチップ搭載テープ
キャリアであって、前記テープ部は外周全体が前記テー
プから分離され前記TABリードによって前記テープに
吊られている。前記TABリードの外端の押し潰し部分
はTABリードの外端に向かって徐々に薄くなってい
る。前記テープ部にはデバイスホールが設けられて前記
TABリードの内端は前記デバイスホール内に突出して
いる。
【0038】前記(1)の手段によれば、(a)半導体
装置において、金属板リードに熱圧着接続されたTAB
リードの押し潰し部分はTABリードの外端に向かって
徐々に薄くなる構造になり、押し潰し部分の途中に段差
が生じない構造になっていることから、従来のように押
し潰し部分に割れが発生することもなく、金属板リード
とTABリードの接続の信頼性が高くなる。
【0039】(b)半導体装置において、TABリード
の押し潰し部分に割れが発生しなくなることから、押し
潰し部分でTABリードが破断しかつTABリードが金
属板リードから離脱することもなくなり、金属板リード
とTABリードの接続不良が発生しなくなる。
【0040】(c)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、ヒートツールでチッ
プ搭載テープキャリアのTABリードの所定部分を金属
板リードに接続するとともにTABリードの押し潰し部
分端を切断することから、従来のようなチップ搭載テー
プキャリアからのTABワーク部の切り離し,TABリ
ードの接続の2工程に比較して工程数が減少し、TAB
ワーク部の搭載作業時間の短縮が図れ、半導体装置の製
造コストの低減が図れる。
【0041】(d)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、ヒートツールはTA
Bリードの接続と切断を行うため、従来のような切断金
型が不要になり、設備費用の低減が可能になり、半導体
装置の製造コストの低減が図れる。
【0042】(e)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、チップ搭載テープキ
ャリア状態でTABリードの接続を行い、かつTABリ
ードを切断するため、従来のようにチップ搭載テープキ
ャリアからのTABワーク部を切り離し、その後TAB
ワーク部を取り扱うことがないことから、TABリード
が変形する機会がなく高精度のTABリード接続が達成
できる。また、接続の歩留りも向上し、半導体装置の製
造コストの低減が図れる。
【0043】(f)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、チップ搭載テープキ
ャリアをリードフレームに重ね合わせた状態でTABリ
ードの接続を行い、かつTABリードを切断するため、
チップ搭載テープキャリアの供給状態の設定を行えば、
以後はリードフレームに対してチップ搭載テープキャリ
アのTABワーク部分の位置関係は常に高精度に維持で
きるため、TABリードと金属板リードの接続が再現性
良く高精度に行え、歩留りの向上が図れる。
【0044】(g)アウターリードボンダにおいては、
ヒートツールでチップ搭載テープキャリアのTABリー
ドの所定部分を金属板リードに接続するとともにTAB
リードの押し潰し部分端を切断することから、TABリ
ードの変形が発生しなくなり、高精度の接続が可能にな
るとともに歩留りも向上するため、半導体装置の製造コ
ストの低減が図れる。
【0045】(h)アウターリードボンダにおいては、
チップ搭載テープキャリアをリードフレームに重ね合わ
せた状態でTABリードの接続を行い、かつTABリー
ドを切断するため、チップ搭載テープキャリアの供給状
態の設定を一度行えば、以後はリードフレームに対して
チップ搭載テープキャリアのTABワーク部分の位置関
係は常に高精度に維持できるため、TABリードと金属
板リードの接続が再現性良く高精度に行え、歩留りの向
上が図れる。したがって、半導体装置の製造コストの低
減が図れる。
【0046】(i)チップ搭載テープキャリアにおいて
は、金属板リードに熱圧着接続されたTABリードの押
し潰し部分はTABリードの外端に向かって徐々に薄く
なる構造になり、押し潰し部分の途中に段差が生じない
構造になっていることから、従来のように押し潰し部分
に割れが発生することもなく、金属板リードとTABリ
ードの接続の信頼性が高くなる。
【0047】(j)チップ搭載テープキャリアにおいて
は、TABリードの押し潰し部分に割れが発生しなくな
ることから、押し潰し部分でTABリードが破断しかつ
TABリードが金属板リードから離脱することもなくな
り、金属板リードとTABリードの接続不良が発生しな
くなる。
【0048】(k)チップ搭載テープキャリアにおいて
は、テープ部は外周全体がテープから分離されTABリ
ードによって前記テープに吊られている構造になってい
ることから、前記TABリードを切断することによって
簡単にTABワーク部の切り離しが可能になり、ヒート
ツールでの金属板リードへのTABリードの接続とTA
Bリードの切断が容易になる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0050】(実施形態1)図1乃至図10は本発明の
実施形態1である半導体装置およびその製造技術に係わ
る図であり、図1は半導体装置の製造におけるTABリ
ードとリードの接続状態を示す断面図、図2は半導体装
置の断面図である。
【0051】本実施形態1では、チップ搭載テープキャ
リアとリードフレームを使用して半導体装置を製造する
技術に本発明を適用した例について説明する。説明の便
宜上前記リードフレームのリードを金属板リード、前記
チップ搭載テープキャリアのリードをTABリードとも
呼称する。
【0052】本実施形態1の半導体装置1は、図2に示
すように、偏平矩形状の樹脂(レジン)からなるパッケ
ージ2の4辺からリード(金属板リード)3をガルウィ
ング型に突出させた構造になっている。
【0053】前記パッケージ2の内部には前記リードフ
レームから形成されるダイパッド4が位置するととも
に、このダイパッド4の上面には銀ペーストからなる接
着剤5を介して半導体チップ6が固定されている。
【0054】前記パッケージ2の中央中段部分には絶縁
性フィルムからなるテープ部21が位置している。前記
テープ部21は、その中央に前記半導体チップ6よりも
わずかに大きい孔(デバイスホール)23が設けられ、
矩形枠状になっている。また、前記テープ部21の上面
には複数のTABリード20が接着剤22を介して張り
合わされている。
【0055】前記TABリード20は、その一端(内
端)を前記デバイスホール23内にわずかに突出させる
とともに、他端(外端)を前記テープ部21の外周から
長く突出させている。TABリード20の内端は半導体
チップ6の上面の電極7に接続されている。また、前記
TABリード20の外端は金属板リード3の内端に接続
されている。
【0056】TABリード20の外端は後述するヒート
ツールによる熱圧着によって金属板リード3に接続され
ている。図5に示すように、TABリードの押し潰し部
分25は熱圧着によってその厚さがTABリード20の
外端方向に沿って薄くなり、前記ヒートツールが接触し
たヒートツール接触面(圧着力付加面)24は傾斜面に
なっている。
【0057】金属板リード3とTABリード20の圧着
部分26は、前記圧着力付加面24とは反対の面でかつ
前記圧着力付加面24に略対応する面部分になる(図5
では圧着部分26に×印を施してある)。
【0058】本実施形態1の半導体装置1では、TAB
リード20と金属板リード3の接続部分において、TA
Bリード20の内端側に向かうにつれて押し潰し部分2
5の厚さが徐々に厚くなり、従来のように厚さが極端に
変化する部分(段差)がないことから応力集中が起き
ず、接続部分のTABリード20に割れ(クラック)が
発生したり、TABリード20が破断したりすることが
なくなる。したがって、半導体装置1における金属板リ
ード3とTABリード20の接続強度の向上が図れると
ともに、接続の信頼性が高くなる。
【0059】つぎに、本実施形態1の半導体装置1の製
造について説明する。この製造においてアウターリード
ボンディング方法,アウターリードボンダおよびチップ
搭載テープキャリアについても説明する。
【0060】半導体装置1の製造においては、図6に示
すようなリードフレーム10が用意されるとともに、図
8に示すようなチップ搭載テープキャリア11が用意さ
れる。
【0061】リードフレーム10は、0.15mm程度
の厚さの銅板,銅合金板等をエッチングまたは精密プレ
スによってパターニングすることによって形成される。
本実施形態1で使用するリードフレーム15は、単位リ
ードパターンを1列に複数配置した短冊体となってい
る。図6では単位リードフレーム部分を示す。
【0062】リードフレーム10は、矩形状の枠13
(同図では枠は一部のみ示してある)からなるととも
に、その枠の内側から枠中央に向かって複数のリード
(金属板リード)3を平行に延在させる形状になってい
る。また、前記枠の4辺から延在する各金属板リード3
は矩形状に配置される細いダム14に支持されている。
このダム14は各金属板リード3を支持する強度部材と
なるとともに、後工程のトランスファモールド時に溶け
た樹脂の流出を阻止するダムとなる。
【0063】枠13の4辺内縁から延在する各金属板リ
ード3は、ダム14を越えたダム14の近傍までは相互
に平行に延在しているが、その先は前記ダイパッド4の
周縁に並んで対峙するようにその多くは途中部分で屈曲
している。
【0064】前記ダム14近傍から外端側の相互に平行
に延在する部分は、パッケージから突出するアウターリ
ードとなり、その内側はパッケージ内に位置するインナ
ーリードとなる。インナーリードの幅は、たとえば15
0μmになっている。
【0065】また、前記枠13の中心部分には矩形のダ
イパッド4が設けられている。このダイパッド4は四角
形枠状のダム14の4隅から枠13の中央に向かって延
在する吊りリード15に支持されている。前記ダイパッ
ド4の上面の一部には前記半導体チップ6を固着するた
めの接着剤5が設けられている。この接着剤5はたとえ
ば、銀ペーストで形成されている。
【0066】また、リードフレーム10の枠13の両側
部分に沿って、図示はしないがガイド孔等が設けられて
いる。このガイド孔等は、リードフレーム10の移送や
位置決め等のガイドとして利用される。
【0067】また、前記リードフレーム10は必要に応
じて所望個所にメッキが施されている。たとえば、TA
Bリード20が接続されるリードフレーム10の内端の
表面には、厚さ5μm程度の銀メッキ膜が形成されてい
る。
【0068】チップ搭載テープキャリア11は、図7に
示されるようなテープキャリア16を用いて製造され
る。
【0069】テープキャリア16は、一定幅の可撓性の
絶縁性フィルムからなるテープ17の表面に単位リード
パターン18をテープ17の長手方向に繰り返し形成し
た構造になっている。図7では単位リードパターン18
部分のみを示してある。
【0070】リードパターン18はテープ17に接着剤
22(図2参照)を介して貼り付けられた金属箔をエッ
チングすることによって形成される。前記テープ17
は、たとえば厚さ75μmの厚さのポリイミド樹脂から
なり、前記金属箔は、たとえば、厚さ25μmの銅箔か
らなっている。したがって、リードパターン18のリー
ド(TABリード)20はその厚さが25μmになって
いる。
【0071】テープ17の両側には、テープキャリア1
6を移動操作するために使用されるスプロケット孔19
が一定間隔に設けられている。
【0072】リードパターン18が形成される領域にお
いて、その中央には矩形の穴(デバイスホール)23が
設けられている。このデバイスホール23は半導体チッ
プの大きさよりも1乃至数mm程度大きな穴となり、半
導体チップが配置される領域になっている。
【0073】リードパターン18を形成する各TABリ
ード20は、前記デバイスホール23の4辺部分からそ
れぞれ外方向に延在している。すなわち、前記デバイス
ホール23に臨む一端(内端)はデバイスホール23内
にわずかに突出し、かつ一定ピッチで並んでいる。これ
らTABリード20の内端には、後工程で半導体チップ
の電極が接続される。
【0074】デバイスホール23の各辺部分から延在す
る各TABリード20は途中から相互に隣接間隔を広く
するように延在し、デバイスホール23から一定距離離
れた部分で再び相互に平行に延在するようになってい
る。したがって、このTABリード20の外端側の平行
部分のピッチは内端側のピッチに比較して大きくなって
いる。そして、このTABリード20の外端側が他の電
極端子に接続される外部端子部分になる。前記外部端子
部分の幅は、たとえば50μmになっている。
【0075】一方、前記デバイスホール2の各辺の外側
には、前記各TABリード20の外端側平行延在部分を
横切るように長孔からなるアウターリードホール27が
設けられている。
【0076】隣接するアウターリードホール27間の絶
縁性フィルム部分は幅が狭く、前記デバイスホール23
と前記アウターリードホール27との間の矩形枠部分2
1aを支持する吊り部28になる。絶縁性フィルム吊り
部28を横切るように切断すれば、前記矩形枠部分21
aはTABリード20を支持するテープ部21になる。
【0077】また、本実施形態1では、デバイスホール
23とアウターリードホール27との間の矩形枠部分2
1aにも長孔29が設けられている。
【0078】このようなテープキャリア16に対して、
図8に示すように、半導体チップ6をフェイスダウンボ
ンディングによって固定する(図2参照)。半導体チッ
プ6はその電極7に前記TABリード20の内端が固定
され、TABリード20に支持される。
【0079】また、本実施形態1ではその後の組み立て
を考慮して、TABテープメーカにて前記吊り部28を
切断除去する。これによって、図8に示すようなチップ
搭載テープキャリア11を製造することができる。この
チップ搭載テープキャリア11では、前記テープ部21
はTABリード20によってのみ支持されることにな
り、TABリード20によってテープ17に連なる。
【0080】したがって、各アウターリードホール27
部分でTABリード20の外端部分を切断すれば、テー
プ部21と、前記テープ部21に支持されたTABリー
ド20と、前記TABリード20に接続された半導体チ
ップ6とからなるTABワーク部12を形成することが
できる。
【0081】前記リードフレーム10およびチップ搭載
テープキャリア11を用意した後、本実施形態1では、
図10に示すようなアウターリードボンダ40を用い
て、前記チップ搭載テープキャリア11からTABワー
ク部12を切り離すと同時にリードフレーム10にTA
Bワーク部12を搭載する。
【0082】アウターリードボンダ40は、図10に示
すように、装置本体41の上部に前記リードフレーム1
0を支持する細長のガイドテーブル42が配置された構
造になっている。前記ガイドテーブル42の左端側には
前記ガイドテーブル42にリードフレーム10を供給す
るローダ43が配設され、右端側には前記ガイドテーブ
ル42上のリードフレーム10を回収するアンローダ4
4が配設されている。
【0083】また、図示はしないが、前記ガイドテーブ
ル42の上部から側部にかけて、前記リードフレーム1
0を搬送する搬送機構や位置決め機構が配設されてい
る。搬送機構によって前記リードフレーム10はガイド
テーブル42に沿って移動する。
【0084】また、前記ガイドテーブル42の上方には
チップ搭載テープキャリア11の供給機構45が配設さ
れている。供給機構45はチップ搭載テープキャリア1
1の解き出し部、TABワーク部の切り離しが終了して
不要になったテープ部分(不要テープ部46)を巻き取
る巻き取り部を有している。
【0085】解き出し部には解き出し軸47が設けら
れ、この解き出し軸47にはチップ搭載テープキャリア
11を巻き付けたリール48が取り付けられる。また、
不要テープ部46を巻き取る巻き取り部は、巻き取り軸
49を有している。巻き取り軸49には巻き取りリール
50が取り付けられる。
【0086】前記解き出し軸47はローダ43側に配置
され、前記巻き取り軸49はアンローダ44側に配置さ
れている。前記ローダ43とアンローダ44との間には
ボンディングステーションが設けられ、このボンディン
グステーションにボンディング機構51が配置されてい
る。ボンディングステーション部分のガイドテーブル4
2には、図示しないヒータが組み込まれ、リードフレー
ム10を加熱するようになっている。
【0087】また、解き出し部から解き出されたチップ
搭載テープキャリア11を、前記ボンディングステーシ
ョン部分でガイドテーブル42上のリードフレーム10
に近接させかつ平行に延在させるため、前記チップ搭載
テープキャリア11の移動域には回転自在のガイドロー
ラ52,53が配設されている。このガイドローラ5
2,53は、図示はしないがチップ搭載テープキャリア
11のスプロケット孔19に噛み合う歯が設けられ、高
精度な搬送が可能になる。
【0088】前記巻き取り軸49は、図示しないモータ
によって回転制御され、ボンディングステーションにお
いて、図9に示すようにリードフレーム10のリードパ
ターンとチップ搭載テープキャリア11のリードパター
ンが一致して重なるように制御される。
【0089】ガイドテーブル42上のリードフレーム1
0に対して、リール48から解き出されるチップ搭載テ
ープキャリア11のTABワーク部分を一度位置決めし
ておけば、チップ搭載テープキャリア11のスプロケッ
ト孔19に噛み合うガイドローラ52,53の作用によ
ってチップ搭載テープキャリア11は高精度な搬送が行
える。したがって、順次ボンディングステーションに移
動してくるTABワーク部分は、ボンディングステーシ
ョンに位置するリードフレーム10に対して高精度に位
置合わせされることになる。この結果、図9および図4
に示すように、幅150μmの金属板リード3の内端部
分に、幅50μmのTABリード20の外端部分がそれ
ぞれの中心線を合わせるように重なる。
【0090】前記ボンディング機構51には昇降制御さ
れるボンディングヘッド54が設けられている。このボ
ンディングヘッド54には、下方に向かって延在するヒ
ートツール31が設けられている。
【0091】前記ヒートツール31は、図9に示すよう
に先端(下端)部分が矩形筒状の圧着部55を構成し、
ボンディングヘッド54の降下によって金属板リード3
の内端部分に重なるTABリード20の外端部分を熱圧
着してTABリード20を金属板リード3に圧着させ
る。
【0092】図1,図3,図5に示すように、前記圧着
部55の先端面は内側が高く、外側が低くなる傾斜面に
なり、傾斜型圧着面56を構成している。また、先端、
すなわち外周端は鋭利な切断刃57になっている。
【0093】前記圧着部55の幅は、特に限定はされな
いが、300μm程度になっている。
【0094】また、前記ヒートツール31の中心部分に
は、チップ固定用押付体33が設けられている。前記チ
ップ固定用押付体33はダイパッド4および半導体チッ
プ6上のTABリード20部分を押し下げるようになっ
ている。
【0095】また、前記ヒートツール31は、圧着部5
5を所定温度に加熱して熱圧着が行えるようになってい
る。
【0096】このようなアウターリードボンダ40にお
いては、リール48から順次チップ搭載テープキャリア
11が解き出される。ボンディングステーションのリー
ドフレーム10のリードパターンに対してチップ搭載テ
ープキャリア11のTABワーク部分が位置決めされる
(図9参照)と、前記ヒートツール31がボンディング
ヘッド54の降下に伴って降下し(図3参照)、ヒート
ツール31の圧着部55でTABリード20の外端部分
を押し潰す(図1参照)。圧着部55の先端は傾斜型圧
着面56になっていることから、TABリード20は押
し潰されて金属板リード3に圧着させられる。また、ヒ
ートツール31の降下が進むと、圧着部55の外周縁は
突出した切断刃57になっていることからTABリード
20は切断される。
【0097】したがって、本実施形態1のアウターリー
ドボンダ40では、チップ搭載テープキャリア11から
のTABワーク部12の切り離しは、TABリード20
の金属板リード3への接続に続いて行われることにな
る。
【0098】また、図5に示すように、圧着部55の先
端面は傾斜型圧着面56になっていることから、金属板
リード3に接続されたTABリード20の外端の押し潰
し部分25は、その厚さがTABリード20の外端に向
かうに従って徐々に薄くなる構造となるため、応力集中
が働いて割れ(クラック)が発生するようなこともな
く、接続の信頼性が低下したり、TABリード20が金
属板リード3から剥離することも起きなくなる。
【0099】なお、表面に銀メッキを施した銅の金属板
リード3と、銅箔から形成されたTABリード20の接
続は、たとえば550℃の温度で、かつ30kg/mm
2 の加圧力の熱圧着によって行う。
【0100】また、吸着ノズル33は半導体チップ6を
押し下げることから、半導体チップ6の下面はリードフ
レーム10のダイパッド4の接着剤5に押し付けられ
る。
【0101】つぎに、TABワーク部12を搭載したリ
ードフレーム10は、常用のトランスファモールド装置
によってモールドされる。すなわち、トランスファモー
ルドについては記載しないが、トランスファモールド装
置のモールド金型にTABワーク部12が搭載されたリ
ードフレーム10を型締めした後、モールドを行い、図
2に示すように、金属板リード3の内端側、すなわちT
ABワーク部12およびダイパッド4等を絶縁性樹脂か
らなるパッケージ2で被う。
【0102】つぎに、不要なリードフレーム部分を切断
除去した後、金属板リード3の外端側を切断し、かつ金
属板リード3をガルウィング型に成形することによっ
て、図2に示すような半導体装置1を製造する。
【0103】本実施形態1の半導体装置およびその製造
技術によれば以下の効果を奏する。
【0104】(1)半導体装置1において、金属板リー
ド3に熱圧着されたTABリード20の押し潰し部分2
5は、TABリード20の外端に向かって徐々に薄くな
る構造になり、押し潰し部分25の途中に段差が生じな
い構造になっていることから、熱圧着時に応力集中が働
かず従来のように押し潰し部分に割れが発生することも
なくなり、金属板リード3とTABリード20の接続強
度が高くなり接続の信頼性が高くなる。
【0105】(2)半導体装置1において、金属板リー
ド3の押し潰し部分25に割れが発生しなくなることか
ら、押し潰し部分25でTABリード20が破断しかつ
TABリード20が金属板リード3から離脱することも
なくなり、金属板リード3とTABリード20の接続不
良が発生しなくなる。
【0106】(3)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、ヒートツール31で
チップ搭載テープキャリア11のTABリード20の外
端部分を金属板リード3に接続するとともに、接続端で
TABリード20を切断することから、TABワーク部
の切り離しとリード相互の接続が一工程で行え、従来の
ようなチップ搭載テープキャリアからのTABワーク部
の切り離し,TABリードの接続の2工程に比較して工
程数が減少する。この結果、TABワーク部の搭載作業
時間の短縮が図れ、半導体装置の製造コストの低減が図
れる。
【0107】(4)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、ヒートツール31で
リード接続とTABリード20の切断を行うため、従来
のように独立した切断金型が不要になり、設備費用の低
減が可能になる。これにより半導体装置の製造コストの
低減が図れる。
【0108】(5)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、チップ搭載テープキ
ャリア状態でTABリード20の接続を行い、かつTA
Bリード20を切断するため、従来のようにチップ搭載
テープキャリアからのTABワーク部を切り離し、その
後TABワーク部を取り扱うことがないことから、TA
Bリードが変形する機会がなく高精度のTABリード接
続が達成できる。また、接続の歩留りも向上し、半導体
装置の製造コストの低減が図れる。
【0109】(6)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、チップ搭載テープキ
ャリア11をリードフレーム10に重ね合わせた状態で
TABリード20の接続を行い、かつTABリード20
を切断するため、チップ搭載テープキャリア11の供給
状態の設定を行えば、以後はリードフレーム10に対し
てチップ搭載テープキャリア11のTABワーク部分の
位置関係は常に高精度に維持できるため、TABリード
20と金属板リード3の接続が再現性良く高精度に行え
る。したがって、リード接続強度向上,リード接続の信
頼性向上,リード接続歩留りの向上が図れる。
【0110】(7)アウターリードボンダにおいては、
ヒートツール31でチップ搭載テープキャリア11のT
ABリード20の外端部分を金属板リード3に接続する
とともに、TABリード20の押し潰し部分25端を切
断することから、TABリード20の変形が発生しなく
なり、高精度の接続が可能になるとともに歩留りも向上
するため、半導体装置の製造コストの低減が図れる。
【0111】(8)アウターリードボンダにおいては、
チップ搭載テープキャリア11をリードフレーム10に
重ね合わせた状態でTABリード20の接続を行い、か
つTABリード20を切断するため、チップ搭載テープ
キャリア11の供給状態の設定を一度行えば、以後はリ
ードフレーム10に対してチップ搭載テープキャリア1
1のTABワーク部分の位置関係は常に高精度に維持で
きるため、TABリード20と金属板リード3の接続が
再現性良く高精度に行え歩留りの向上が図れる。したが
って、半導体装置の製造コストの低減が図れる。
【0112】(9)チップ搭載テープキャリアにおいて
は、金属板リードに熱圧着接続されたTABリードの押
し潰し部分はTABリードの外端に向かって徐々に薄く
なる構造になり、押し潰し部分の途中に段差が生じない
構造になっていることから、従来のように押し潰し部分
に割れが発生することもなく、金属板リードとTABリ
ードの接続の信頼性が高くなる。
【0113】(10)チップ搭載テープキャリア11に
おいては、テープ部21は外周全体がテープ17から分
離されTABリード20によって前記テープ17に吊ら
れている構造になっているため、切り離しを必要とする
TABワーク部分の切り離しとリード接続は単一材料の
加工処理になるため加工が容易になる。特に、ヒートツ
ール31は550℃程度の高い温度になるが、融点の低
い樹脂に接触しないため汚れたりしなくなる実益があ
る。
【0114】(11)前記(1)乃至(10)により、
本実施形態1によれば、TABリード20と金属板リー
ド3の接続の信頼性の高い半導体装置1を安価に提供す
ることができる。
【0115】(実施形態2)図11乃至図13は本発明
の実施形態2の半導体装置に係わる図であり、図11は
半導体装置の断面図、図12は半導体装置の製造におけ
る金属板リードとTABリードの接続状態を示す断面
図、図13は半導体装置の製造におけるアウターリード
ボンダのヒートツールを示す一部拡大図である。
【0116】本実施形態2の半導体装置1は、図11お
よび図12に示すように、TABリード20の外端より
もわずか内側の部分をヒートツール31の圧着部55で
圧着したものである。すなわち、本実施形態2ではチッ
プ搭載テープキャリア11の状態でTABリード20を
アウターリードホール27部分で切断することによって
TABワーク部12を形成し、その後前記TABワーク
部12をリードフレーム10に位置合わせして重ね、つ
いでヒートツール31でTABリード20の外端部分と
金属板リード3の内端部分を圧着接続させるものであ
る。
【0117】また、本実施形態2では、TABリード2
0の外端部分が圧着によって破断しないように、図13
に示すように、ヒートツール31の圧着部55の先端面
(下面)は傾斜面60と平坦面61とで構成されてい
る。前記平坦面61ではTABリード20をステージ部
の平坦度のバラツキによりワーストケースでは完全に押
し潰した形で圧着される。しかし、前記傾斜面60では
TABリード20の押し潰し量が徐々に変化するように
圧着が行われる。したがって、前記傾斜面60によって
傾斜押し潰し部分62が形成され、平坦面61によって
平坦押し潰し部分63が形成される。また、前記傾斜押
し潰し部分62は前記平坦押し潰し部分63よりもTA
Bリード20の内端側に位置している。
【0118】本実施形態2では、前記実施形態1の場合
と同様に金属板リード3に対するTABリード20の接
続強度の向上、接続の信頼性の向上が達成できるTAB
ワーク部12状態での搭載例になる。
【0119】(実施形態3)本実施形態3はTABリー
ド20を半径方向に延在させるとともに、金属板リード
3もダム14部分以内の領域において一度の屈曲形態と
させて半径方向に延在させ、TABリード20との接続
を可能にした例である。
【0120】図14は本発明の実施形態3の半導体装置
の製造においてTABワーク部を搭載したリードフレー
ムを示す平面図である。
【0121】本実施形態3の例では、TABリード20
および金属板リード3の屈曲回数が、前記実施形態1の
場合の最大2回に比較して最大一回になるリードパター
ンになっていることから、TABリード20および金属
板リード3によって形成される電流経路の距離が短くな
り、リードインダクタンスの低減が可能になるととも
に、半導体装置(IC)の高速化も可能になる。
【0122】(実施形態4)本実施形態4は前記実施形
態3の半導体装置1において、さらに電流経路を短縮さ
せるべく、金属板リード3を全て半径方向に沿うように
放射状に配置させ、各金属板リード3が全て直線になる
ようにしたものである。
【0123】図15は本発明の実施形態4の半導体装置
を示す一部を切り欠いた平面図、図16は本実施形態4
の半導体装置の製造においてTABワーク部が搭載され
たリードフレームを示す平面図である。
【0124】これらの図から分かるように、金属板リー
ド3はパッケージ2の中心から放射状に延在するように
配置されている。
【0125】したがって、本実施形態4では、さらに電
流経路の距離化が図れ、リードインダクタンスの低減が
さらに可能になり、半導体装置(IC)の高速化が可能
になる。
【0126】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0127】前記実施形態では、ヒートツール31の圧
着面を傾斜面としたが、TABリード20の押し潰し部
分25に段差を発生させないような曲面であってもよ
い。また、前記傾斜面はTABリード20の押し潰し部
分25に割れや破断を発生るような段差を発生させない
ならば多段の面であってもよい。
【0128】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0129】(1)半導体装置において、金属板リード
に熱圧着されたTABリードの押し潰し部分は、その厚
さが徐々に緩やかに変化する構造になり、従来のように
段差が付くような構造になっていないことから、押し潰
し部分に熱圧着時の応力集中による割れや破断が発生し
なくなり、金属板リードとTABリードの接続強度が高
くなり接続の信頼性が高くなるとともに、金属板リード
とTABリードの接続不良が発生しなくなる。
【0130】(2)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、ヒートツールでチッ
プ搭載テープキャリアのTABリードの外端部分を金属
板リードに接続するとともに、接続端でTABリードを
切断することから、TABワーク部の切り離しとリード
相互の接続が一工程で行え、従来のようなチップ搭載テ
ープキャリアからのTABワーク部の切り離し,TAB
リードの接続の2工程に比較して工程数が減少する。こ
の結果、TABワーク部の搭載作業時間の短縮が図れ、
半導体装置の製造コストの低減が図れる。
【0131】(3)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、ヒートツールでリー
ド接続とTABリードの切断を行うため、従来のように
独立した切断金型が不要になり、設備費用の低減が可能
になる。これにより半導体装置の製造コストの低減が図
れる。
【0132】(4)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、チップ搭載テープキ
ャリア状態でTABリードの接続を行い、かつTABリ
ードを切断するため、従来のようにチップ搭載テープキ
ャリアからのTABワーク部を切り離し、その後TAB
ワーク部を取り扱うことがないことから、TABリード
が変形する機会がなく高精度のTABリード接続が達成
できる。また、接続の歩留りも向上し、半導体装置の製
造コストの低減が図れる。
【0133】(5)半導体装置の製造におけるアウター
リードボンディング方法において、チップ搭載テープキ
ャリアをリードフレームに重ね合わせた状態でTABリ
ードの接続を行い、かつTABリードを切断するため、
チップ搭載テープキャリアの供給状態の設定を行えば、
以後はリードフレームに対してチップ搭載テープキャリ
アのTABワーク部分の位置関係は常に高精度に維持で
きるため、TABリードと金属板リードの接続が再現性
良く高精度に行える。したがって、リード接続強度向
上,リード接続の信頼性向上,リード接続歩留りの向上
が図れる。
【0134】(6)アウターリードボンダにおいては、
ヒートツールでチップ搭載テープキャリアのTABリー
ドの外端部分を金属板リードに接続するとともに、TA
Bリードの押し潰し部分端を切断することから、TAB
リードの変形が発生しなくなり、高精度の接続が可能に
なるとともに歩留りも向上するため、半導体装置の製造
コストの低減が図れる。
【0135】(7)アウターリードボンダにおいては、
チップ搭載テープキャリアをリードフレームに重ね合わ
せた状態でTABリードの接続を行い、かつTABリー
ドを切断するため、チップ搭載テープキャリアの供給状
態の設定を一度行えば、以後はリードフレームに対して
チップ搭載テープキャリアのTABワーク部分の位置関
係は常に高精度に維持できるため、TABリードと金属
板リードの接続が再現性良く高精度に行え歩留りの向上
が図れる。したがって、半導体装置の製造コストの低減
が図れる。
【0136】(8)チップ搭載テープキャリアにおいて
は、金属板リードに熱圧着接続されたTABリードの押
し潰し部分はTABリードの外端に向かって徐々に薄く
なる構造になり、押し潰し部分の途中に段差が生じない
構造になっていることから、従来のように押し潰し部分
に割れが発生することもなく、金属板リードとTABリ
ードの接続の信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1である半導体装置の製造に
おけるTABリードと金属板リードの接続後の状態を示
す断面図である。
【図2】本実施形態1の半導体装置の断面図である。
【図3】本実施形態1の半導体装置の製造におけるTA
Bリードと金属板リードの接続前の状態を示す拡大断面
図である。
【図4】本実施形態1の半導体装置の製造においてヒー
トツールで金属板リードにTABリードを接続する状態
を示す一部の平面図である。
【図5】本実施形態1の半導体装置の製造におけるヒー
トツールによるTABリードの接続状態を示す一部の拡
大断面図である。
【図6】本実施形態1の半導体装置の製造に用いるリー
ドフレームの平面図である。
【図7】本実施形態1の半導体装置の製造に用いるテー
プキャリヤの平面図である。
【図8】本実施形態1の半導体装置の製造におけるチッ
プ搭載テープキャリアを示す平面図である。
【図9】本実施形態1の半導体装置の製造における金属
板リードとTABリードの接続状態を示す模式的平面図
である。
【図10】本発明によるアウターリードボンダの概要を
示す模式的正面図である。
【図11】本発明の実施形態2である半導体装置の断面
図である。
【図12】本実施形態2の半導体装置の製造における金
属板リードとTABリードの接続状態を示す断面図であ
る。
【図13】本実施形態2の半導体装置の製造におけるア
ウターリードボンダのヒートツールを示す一部拡大図で
ある。
【図14】本発明の実施形態3の半導体装置の製造にお
いてTABワーク部を搭載したリードフレームを示す平
面図である。
【図15】本発明の実施形態4の半導体装置を示す一部
を切り欠いた平面図である。
【図16】本実施形態4の半導体装置の製造においてT
ABワーク部が搭載されたリードフレームを示す平面図
である。
【図17】本出願人による半導体装置の製造におけるT
ABワーク部のTABリードと金属板リードの接続状態
を示す拡大断面図である。
【図18】本出願人による半導体装置の製造における金
属板リードとTABリードの接続においてTABリード
が破断した状態を示す一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…半導体装置、2…パッケージ、3…リード(金属板
リード)、4…ダイパッド、5…接着剤、6…半導体チ
ップ、7…電極、10…リードフレーム、11…チップ
搭載テープキャリア、12…TABワーク部、13…
枠、14…ダム、15…吊りリード、16…テープキャ
リア、17…テープ、18…リードパターン、19…ス
プロケット孔、20…TABリード、21…テープ部、
22…接着剤、23…孔(デバイスホール)、24…圧
着力付加面(ヒートツール接触面)、25…押し潰し部
分、26…圧着部分、27…アウターリードホール、2
8…吊り部、29…長孔、30…ヒートステージ、31
…ヒートツール、32…圧着端面、33…吸着ノズル、
35…割れ(クラック)、40…アウターリードボン
ダ、41…装置本体、42…ガイドテーブル、43…ロ
ーダ、44…アンローダ、45…供給機構、46…不要
テープ部、47…解き出し軸、48…リール、49…巻
き取り軸、50…巻き取りリール、51…ボンディング
機構、52,53…ガイドローラ、54…ボンディング
ヘッド、55…圧着部、56…傾斜型圧着面、57…切
断刃、60…傾斜面、61…平坦面、62…傾斜押し潰
し部分、63…平坦押し潰し部分。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージと、前記パッケージの内外に
    亘って延在しかつ金属板リードフレームから形成された
    複数の金属板リードと、前記パッケージ内に位置する絶
    縁性フィルムからなるテープ部と、前記パッケージ内に
    位置する半導体チップと、前記テープ部の表面に形成さ
    れ内端は前記半導体チップの電極に接続され外端は前記
    パッケージ内に延在する前記金属板リード端に熱圧着に
    よって接続される複数のTABリードとを有する半導体
    装置であって、前記TABリードの外端の押し潰し部分
    はTABリードの外端に向かって徐々に薄くなっている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記TABリードは前記絶縁性フィルム
    の表面に形成された金属箔や金属膜をエッチングして形
    成したものであることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ部にはデバイスホールが設け
    られて前記TABリードの内端は前記デバイスホール内
    に突出し、前記TABリードの外端部分は前記テープ部
    から突出して突出部分が前記金属板リードに接続されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記パッケージ内において前記半導体チ
    ップは前記リードフレームから形成されたダイパッドに
    接着剤を介して固定されていることを特徴とする請求項
    3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 絶縁性フィルムからなるテープと、前記
    テープの一部で形成されるテープ部と、前記テープ部の
    表面に形成され内端は半導体チップの電極に接続される
    端子になり外端は外部端子になるように構成された複数
    のTABリードと、前記TABリードの内端に電極を介
    して接続される半導体チップとを有するチップ搭載テー
    プキャリアであって、前記テープ部は外周全体が前記テ
    ープから分離され前記TABリードによって前記テープ
    に吊られていることを特徴とするチップ搭載テープキャ
    リア。
  6. 【請求項6】 前記TABリードの外端の押し潰し部分
    はTABリードの外端に向かって徐々に薄くなっている
    ことを特徴とする請求項5に記載のチップ搭載テープキ
    ャリア。
  7. 【請求項7】 前記テープ部にはデバイスホールが設け
    られて前記TABリードの内端は前記デバイスホール内
    に突出していることを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載のチップ搭載テープキャリア。
  8. 【請求項8】 絶縁性フィルムからなるテープと、前記
    テープの表面に形成され内端は半導体チップの電極に接
    続される端子になり外端は外部端子になるように構成さ
    れた複数のTABリードと、前記TABリードの内端に
    電極を介して接続された半導体チップを有するチップ搭
    載テープキャリアから、前記テープ部分およびTABリ
    ードまたはTABリードを切断してTABワーク部を形
    成する切り離し工程と、前記TABワーク部のTABリ
    ードの外端部分を他の電極端子に重ねる重ね合わせ工程
    と、アウターリードボンダのヒートツールで前記TAB
    リードの外端側を熱圧着してTABリードを他の電極端
    子に接続する接続工程を有するアウターリードボンディ
    ング方法であって、前記ヒートツールで前記チップ搭載
    テープキャリアのTABリードの他端側を他の電極端子
    に接続するとともに前記TABリードまたは前記TAB
    リードと前記テープの所定部分を切断して前記TABリ
    ードを前記金属板リードに接続することを特徴とするア
    ウターリードボンディング方法。
  9. 【請求項9】 前記ヒートツールによる前記TABリー
    ド外端の熱圧着はTABリードの延在方向に沿って圧着
    量が変化する傾斜型圧着方法で行い、前記TABリード
    の外端に向かうに従って圧着量が増大するように圧着す
    ることを特徴とする請求項8に記載のアウターリードボ
    ンディング方法。
  10. 【請求項10】 絶縁性フィルムからなるテープと、前
    記テープの表面に形成され内端は半導体チップの電極に
    接続される端子になり外端は外部端子になるように構成
    された複数のTABリードと、前記TABリードの内端
    に電極を介して接続された半導体チップを有するチップ
    搭載テープキャリアから、前記テープ部分およびTAB
    リードまたはTABリードを切断してTABワーク部を
    切り離すとともに前記TABリードの外端部分をヒート
    ツールで熱圧着して他の電極端子に接続するアウターリ
    ードボンダであって、前記ヒートツールの圧着端面は前
    記TABリードの外端に向かうに従って徐々に突出する
    傾斜型圧着面を有していることを特徴とするアウターリ
    ードボンダ。
  11. 【請求項11】 前記ヒートツールの傾斜型圧着面の最
    先端が切断刃になり、前記TABリードの接続と切断が
    行える構造になっていることを特徴とする請求項10に
    記載のアウターリードボンダ。
  12. 【請求項12】 前記ヒートツールの傾斜型圧着面は傾
    斜面または曲面もしくは傾斜面と曲面からなる複合面に
    なっていることを特徴とする請求項10乃至請求項11
    のいずれか1項に記載のアウターリードボンダ。
JP9167267A 1997-06-24 1997-06-24 半導体装置,その製造に用いられるチップ搭載テープキャリア,アウターリードボンディング方法ならびにアウターリードボンダ Pending JPH1116942A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023090165A1 (ja) * 2021-11-17 2023-05-25 株式会社デンソー 半導体モジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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