JPH10240338A - ガイダンス機能付き監視・制御装置 - Google Patents

ガイダンス機能付き監視・制御装置

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JPH10240338A
JPH10240338A JP4680197A JP4680197A JPH10240338A JP H10240338 A JPH10240338 A JP H10240338A JP 4680197 A JP4680197 A JP 4680197A JP 4680197 A JP4680197 A JP 4680197A JP H10240338 A JPH10240338 A JP H10240338A
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JP
Japan
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screen
guidance
lcd
plc
monitoring
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JP4680197A
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English (en)
Inventor
Katsuto Ito
勝人 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LCD等のハードウエア資源を有効に活用し
つつ、自動制御動作等の状況をガイダンス表示し、オペ
レータの負担軽減を図る。 【解決手段】 監視制御システム上の設備を予め決めら
れた条件で操作するPLC2に対して、直接的に接続さ
れたLCDを有する監視・制御装置において、PLCに
対し設備のいずれかを操作するよう指令するにあたり、
その操作入力を受け付けるための操作画面を表示する操
作画面表示手段6と、設備についての操作入力に対する
インタロック条件、保護条件又は自動制御条件等の特殊
な制御条件との関係をPLCに設定されたデータに基づ
き、システムフローの状態でガイダンス画面として表示
するガイダンス画面表示手段10とを備えたガイダンス
機能付き監視・制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、監視制御システ
ム等に使用されるLCD装置にガイダンス機能を付加し
たガイダンス機能付き監視・制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、BAシステム(ビルオートメーシ
ョンシステム)、FAシステム(ファクトリーオートメ
ーションシステム)、計装システム、受変電システムと
いった様々な分野で用いられる監視制御システムにおい
て、LCD装置(液晶表示装置、つまりLCDを用いた
表示入力装置、以下、単にLCDともいう)及びPLC
(プログラマブルロジカルコントローラ)を組み合わせ
た形で利用するようになっている。
【0003】また、監視制御システムのうち比較的重要
な設備に対しても多用途監視・操作装置としてのLCD
及びPLCの導入が積極的に行われている。なお、PL
Cは汎用コントローラであって、本体にはマンマシンイ
ンタフェースのない、決められた動きを決められた条件
で繰り返し行う主として現場向けのコントローラであ
る。この場合、LCD表示入力装置が制御対象の状態表
示を行い、操作入力等を受け付けることになる。
【0004】上記PLC,LCDの組み合わせが積極的
に導入されつつある主な理由としては、 (1)回路のソフトウェア化による配線工数の削減が可
能となること (2)PLCのプログラマブルな特性より機能変更等に
対する柔軟な対応可能なこと (3)アナログ処理等の新規機能への対応できること (4)モジュール化、コンポーネント化に伴うシステム
のコンパクト化が実現できること 等が上げられ、総合的にはシステムの低コスト化、高機
能化に対応するための手段であると考えられている。
【0005】すなわち、現場設備側に設置される盤にL
CD,PLC等の電子応用製品を組み込み、回路、ロジ
ック等をソフトウェア化し汎用性、拡張性を高めしかも
トータルコストを抑えるという手法は、近年では、かな
り一般的な手法となりつつある。
【0006】ここで、LCD,PLC等を組み込んだ新
しいシステムにおいて、まず最低限必要なことは、従来
の回路,ロジックの機能面での内容を担保することであ
る。これにより上記LCD,PLC等を用いる上記効果
が発揮される。したがって、単なる置き換えでも十分な
利点が得られるのであり、現実的には、単に従来機種の
機能をLCD,PLC等で置き換えることが一般的に行
われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LC
D,PLCには、プログラム次第で種々の処理が可能と
いう従来の回路,ロジック等を超えた潜在的な能力を有
している。したがって、このようなシステムにおいて
は、その機能、性能を最大限に利用し新しい付加価値の
追求することがハードウエア資源の有効活用の観点から
望ましい。
【0008】そこで、発明者は、LCD,PLCの機能
を用い、従来の回路,ロジックでは、実現できなかった
新しい機能を構築すること、特に、オペレータの負担軽
減を図ることに着目した。
【0009】このような観点から現場設備側における各
機器の動きを調べてみると、 (1)インタロック:当該機器を操作するにあたり、そ
の操作で設備が危険方向に動かないように条件を設け、
それが揃った場合、操作可となる、 (2)保護連動:故障が発生した場合、その被害を最小
限に留める為、関連する機器を自動停止させる、 (3)自動制御:ある条件が揃った場合、決められたロ
ジックとパラメータのもとで、機器に対し自動的に発停
または、調整を実施する、等の動作があることがわか
る。これらは、いわば特殊な制御条件の成立によりPL
Cによって実施されるものである。
【0010】現実の監視制御システムでは、主に上記の
ような条件や、機器動作上の制限を受けながら、運用を
行っている。オペレータはシステム運用にあたり、これ
ら複合的な動作条件を理解しながら、または、運用マニ
ュアルを参照しながら、その操作の妥当性を確認してい
るのが一般的である。
【0011】しかしながら、このようなやり方ではオペ
レータに対する負担が大きくまた操作の熟練も必要であ
る。そこで、オペレータの熟練を不要とし、かつ操作上
の的確・迅速な判断を可能とするシステム、つまり、オ
ペレータがLCDの設置されたその場で簡易かつ確実
に、上記各動作に対処できるシステムを提供することが
望まれる。
【0012】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、LCD及びPLCからなるハードウエア資
源を有効に活用しつつ、適宜なタイミングでインタロッ
ク動作や自動制御動作における状況をガイダンス表示
し、オペレータの負担軽減を図ることを可能としたガイ
ダンス機能付き監視・制御装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、監視制御システム上の設備を予め決めら
れた条件で操作するPLCに対し、直接的に接続された
LCDを有する監視・制御装置において、まず、操作画
面表示手段により、PLCに対し設備のいずれかを操作
するよう指令するにあたり、その操作入力を受け付ける
ための操作画面が表示されるようになっている。
【0014】これにより、PLCによる予め決められた
条件での自動的な設備操作の他、PLC設定条件の範囲
内でオペレータによる設備操作が可能である。
【0015】そして、ガイダンス画面表示手段によっ
て、設備についての操作入力に対するインタロック条
件、保護条件又は自動制御条件等の特殊な制御条件との
関係が、前記PLCに設定されたデータに基づき、シス
テムフローの状態でガイダンス画面として表示される。
【0016】これにより、制御の進行度合いの確認を視
覚的かつ容易に行うことができるため、LCD及びPL
Cからなるハードウエア資源を有効に活用しつつ、オペ
レータの負担軽減を図ることができるガイダンス機能付
き監視・制御装置を提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0018】(発明の第1の実施の形態)本発明の第1
の実施の形態では、PLCにてインタロックがかかるよ
うな条件においてガイダンス表示を行うガイダンス機能
付き監視・制御装置について説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態に係るガ
イダンス機能付き監視・制御装置を適用するシステムの
主要部を示すブロック図である。
【0020】このシステムは、例えば遮断器といった図
示しない制御対象設備(機器)と設備間伝送1によって
入出力信号を送受するPLC2に、機器間伝送3でデー
タ入出力を行うLCD装置4が接続されてなっている。
【0021】PLC2は、少なくともCPUと、記憶手
段と、設備間伝送用及び機器間伝送用インタフェースと
を備え、記憶素子に保存されたプログラムに従って動作
する。その動作としては、まず所定の動作を所定の条件
で繰り返し行うように、設備間伝送1を介して接続され
た各設備を制御している。またLCD装置4からの操作
指令を受け付け、操作指令が予め定められた条件を満た
しているときには、これを実行し、設備間伝送1を介し
て対応設備を制御する。
【0022】また、PLC2には、その監視・制御対象
となる設備の状態が各設備から全て入力されており、こ
れを監視し、設備側または自PLC2で構成させるイン
タロック、保護連動及び自動制御のロジックをPLC2
の中で全て認識できるようになっている。さらに、設備
間伝送1から入力された上記全設備の状態情報を機器間
伝送3を介してLCD装置4に送出するようになってい
る。
【0023】一方、LCD装置4は、図2に示すように
構成される。
【0024】図2は本実施形態のLCD装置の構成例を
示すブロック図である。
【0025】このLCD装置4は、表示機能を有するL
CD表示パネルであって、またタッチパネルとして外部
入力も受け付け可能なLCD本体5,これを制御するC
PU,プログラム等を保存する記憶手段及びPLC2と
の機器間伝送3の処理を行うインターフェースを少なく
とも備え、PLC2についてのマンマシンインタフェー
スとしての役割をその基本的な機能とする。
【0026】かかるマンマシンインターフェース機能を
確保するため、LCD装置4は、通常状態では操作画面
をLCD本体5に表示し、当該操作画面からオペレータ
の入力を受け付けてPLC2に対する設備操作指令等を
出力する。
【0027】操作画面は、操作画面表示・操作情報伝送
部6によりLCD本体5に表示される。また、PLC2
から各設備についての状態情報が機器伝送3を介して入
力され、操作画面表示・操作情報伝送部6は、受信した
情報をLCD本体5に出力して操作画面に反映させる。
【0028】オペレータ入力は、LCD本体5を介して
外部入力受付部7で受け付けられ、操作画面表示・操作
情報伝送部6及び画面切替判断部9に入力される。PL
C2に対する設備操作指令がLCD画面上から入力され
た場合には、その内容が操作画面表示・操作情報伝送部
6にて解釈され、インターフェースである機器間伝送処
理部8により操作情報としてPLC2に送出される。
【0029】以上がLCD装置4のマンマシンインター
フェースとしての機能であるが、このLCD装置4には
オペレータに対するガイダンス機能を実現すべく画面切
替判断部9及びガイダンス画面表示部10が設けられて
いる。
【0030】画面切替判断部9は、操作画面とガイダン
ス画面のうち何れの画面をLCD本体5で表示させるか
について判断し、判断結果に従って操作画面表示・操作
情報伝送部6及びガイダンス画面表示部10を制御す
る。切替判断には手動モードと自動モードが設けられ、
手動モードで動作しているときには外部入力受付部7を
介するオペレータからの切替指示入力により切替を行
う。
【0031】また、自動モードで動作している場合、機
器間伝送処理部8から得られる各設備の状態情報より各
設備状態がPLC2においてインタロックがかかる条件
(インタロック上で操作不可条件が成立)となったとき
に、もしくはPLC2からインタロック成立の通知がさ
れたときに、ガイダンス画面への切替制御を行う。例え
ば、LCD画面上から何らかの操作行為を行ったとき、
監視対象となる設備側でインタロックが構成され、操作
条件が成立されていない時、LCD画面上にガイダンス
を表示するように切り替える。
【0032】ガイダンス画面表示部10は、画面切替判
断部9の指示に従い、ガイダンス画面をLCD画面上つ
まりLCD本体5に表示する。ガイダンス画面には、各
設備の状態が示され、またインタロックがかかっている
原因となる設備についての情報が表示され、オペレータ
に情報提供される。
【0033】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るガイダンス機能付き監視・制御装置の動
作について説明する。
【0034】図3は本実施形態のLCD装置及びPLC
の動作の概略流れを示す図である。図4は本実施形態の
LCD装置に表示されるガイダンス画面の例を示す図で
ある。
【0035】まず、操作画面上で機器(設備)のオン/
オフ,モードの自動/手動切替等の操作を行う(同図
(a))と、PLC2において信号処理、信号判断が行
われ(同図(b))、操作条件が不成立であると,すな
わちインタロックがかかる条件であれば、操作は実行さ
れず(同図(c))、その旨がLCD装置に通知されて
ガイダンス表示がなされる(同図(d))。
【0036】このときのガイダンス画面の例が図4に示
されている。同図に示すように、操作不可条件の成立画
面はフローチャート的な図で示される。同図の場合は◎
◎機器11を操作画面から操作しようとしたところ、操
作不可だったときに示されたガイダンス画面の例であ
る。この場合には△△機器12の状態が条件不成立であ
ったため操作できないことがフローチャート的な図で示
されている。なお、ガイダンス画面は、このようなフロ
ーチャート的な図に限られず、文字や他の図を使った表
示でオペレータをガイダンスするようにしてもよい。
【0037】また、ガイダンス画面には、オペレータか
らの設備操作があったときに、その操作が適正なものな
のか、また、操作可能なのか、操作実行の後はそれが妥
当な動きをしているのか等をガイダンスし、設備全体と
してマニュアルの説明図面等がなくしても動きを把握で
きるようにする。
【0038】次に、LCD装置側におけるより具体的な
動作について図5を用いて説明する。
【0039】図5は本実施形態のガイダンス機能付き監
視・制御装置の動作を示す流れ図である。
【0040】まず、オペレータの入力を受け付け、各設
備の状態を示すべく操作画面が表示されている(ST
1)。この画面表示情報は、PLC2から受信した各設
備の状態情報に基づくものである。
【0041】次に、オペレータはLCD本体5の所定位
置をタッチすることで、設備等に対する操作入力を行
い、操作画面表示・操作情報出力部6により、その内容
が解釈されPLC2に送出される(ST2)。
【0042】PLC側で操作可不可が判断され、実行さ
れたか否かの通知がされる(ST3)。
【0043】操作が正常に実行された場合には(ST
3)、PLC2から通知される設備状態情報に基づき、
操作画面表示・操作情報出力部6による操作画面の表示
状態の更新がなされ(ST4)、ステップST2に戻
る。
【0044】一方、インタロックがかかり、操作が正常
に実行されない場合には(ST3)、ステップST5に
進む。ステップST5において、画面切替が手動モード
の場合には、切り替え入力待ちとなり(ST6)、切替
入力があれば、ガイダンス画面表示部10によるガイダ
ンス画面表示が実行される(ST7)。
【0045】また、画面切替が自動モードの場合には
(ST5)、PLC2からの情報に基づく画面切替判断
部9の判断によって画面切替通知が出力され、ガイダン
ス画面表示が実行される(ST7)。
【0046】そして、オペレータの指示入力により再び
操作画面へ切り替え要求があれば(ST8)、ステップ
ST1に戻り操作画面が表示される。なお、このときの
操作画面への復帰については、例えばガイダンス画面表
示されてから所定時間経過後に、自動的に操作画面に切
り替えるようにしてもよい。
【0047】また、上記動作フローにおいて、ステップ
ST4からST2へと進んだ場合は、設備操作に対する
ガイダンス表示はされないが、確認等のため、オペレー
タのLCD本体5への切替入力によりガイダンス画面を
表示させ、また、操作画面を表示させることはいつでも
可能である。
【0048】次に、図6を用いて本実施形態のガイダン
ス機能の動作についてより具体的に説明する。
【0049】図6はガイダンス機能付き監視・制御装置
を用いる場合の具体的な処理の流れを例示する図であ
る。
【0050】同図では、A,B,Cの機器を少なくとも
有する電力系統を操作する例を示している。ここで、オ
ペレータは機器Cをオン状態にしたいとし(ST1
1)、まず、操作画面15a上で機器Cのオン操作をす
る(ST12)。
【0051】しかし、機器Cを操作するためには機器B
がオンになっていることが必要であり、機器Bがオフで
あるために機器Cの操作ができず、その旨を示すガイダ
ンス画面16aがLCD画面上に表示される(ST1
3)。
【0052】オペレータはガイダンス画面16aを見る
ことで、機器Bがオンとなってないために機器Cを操作
できないことに気付き、再び操作画面15bを表示さ
せ、機器Bをオンとする(ST14)。
【0053】この場合には、オペレータは確認のため、
ガイダンス画面16bを表示させ機器Cが操作できる状
態になっているか否か,すなわちインタロックが解除さ
れているかを確認する(ST15)。なお、この確認は
機器Cを操作する上で必ずしも必要なものではない。
【0054】そして、再び操作画面15cを呼び出し、
機器Cを操作すると(ST16)、今度はPLC2にて
インタロックによる動作不可条件が成立することなく、
機器Cのオン操作がなされる。
【0055】上述したように、本発明の実施の形態に係
るガイダンス機能付き監視・制御装置は、オペレータの
操作に対してインタロック等がかかるような場合にはガ
イダンス画面を表示し目的の操作を実行するために必要
な条件等の情報をフローチャート等の視覚的にわかりや
すい表示や文字情報で提供するようにしたので、オペレ
ータはLCD装置の設置されたその場で簡易かつ確実に
インタロック等に対処することができる。これにより、
オペレータの負担軽減を図ることができる。
【0056】すなわち、このような運用上のガイダンス
ができる事で、オペレータがマニュアルなしでもシステ
ムを運用する事が可能であり、運用上の面でも保守上の
面でも人間にかかる負担が大いに軽減でき、LCD装置
の付加機能としても有益なものとなる。
【0057】なお、本実施形態では、ガイダンス画面を
LCD本体5においての操作画面から切り替えることで
表示するようにしたが、本発明はこれに限られるもので
なく、例えばLCD本体5の表示画面を区切り、一部を
ガイダンス画面とし、一部を操作画面としてもよく、ま
た例えば、ガイダンス画面をウィンドウ表示するように
してもよい。
【0058】(発明の第2の実施の形態)本発明の第2
の実施の形態では、PLCにて自動制御もしくは保護連
動を行うときに所定の条件が満たされるとガイダンス表
示を行うガイダンス機能付き監視・制御装置について説
明する。
【0059】このガイダンス機能付き監視・制御装置に
は、図2における画面切替判断部9に、PLC2が自動
制御もしくは保護連動を開始した時のガイダンス画面へ
の切替判断が付加される他、第1の実施形態と同様に構
成されている。
【0060】つまり、画面切替判断部9は、第1の実施
形態と同様な処理を行う他、PLC2が自動制御もしく
は保護連動を開始した時にはLCD本体5における表示
をガイダンス画面に切り換えるようにガイダンス画面表
示部10に通知する。なお、ガイダンス画面と操作画面
の相互の切替は、第1の実施形態の場合と同様に外部入
力受付部7を介するオペレータの切替入力によっていつ
でも可能である。
【0061】ガイダンス画面に切り替えられた場合、P
LC2からの設備状態情報はガイダンス画面表示部10
に入力されており、第1の実施形態の場合と同様に、状
況に応じてガイダンス画面の状態更新が行われる。
【0062】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るガイダンス機能付き監視・制御装置の動
作について説明する。
【0063】図7は本実施形態のLCD装置及びPLC
の動作の概略流れを示す図である。図8は本実施形態の
LCD装置に表示されるガイダンス画面の例を示す図で
ある。
【0064】図7に示すように、PLC2内で自動制御
回路(ロジック)が構成されると、PLC2による自動
制御が開始されると共に、その設備状態情報がLCD装
置4の画面切替判断部9に通知される。画面切替判断部
9は、設備状態情報に基づき、その回路(ロジック)の
条件、監視対象設備の状態が認識され、自動制御が開始
されたことを認識できる。
【0065】このように、LCD装置4の画面切替判断
部9は、自動制御開始条件の成立に応じてガイダンス画
面を表示するようにガイダンス画面表示部10に指令す
る。図8に示すように、ガイダンス画面表示部10によ
って、自動制御が動作している時の動作具合いがフロー
チャート的な表示で画面上に示される。このガイダンス
画面においては、PLC2から送られる設備状態情報に
基づき、画面が更新され、進行状況が順次示される。
【0066】また、自動制御が、例えば途中で停止し、
最後まで動作しない場合には、自動制御の動作条件不成
立をそのガイダンス画面上に示すことにより、回路(ロ
ジック)上での普段目に見えない条件的な表示をするこ
とができる。
【0067】次に、図9を用いて本実施形態のガイダン
ス機能の動作についてより具体的に説明する。
【0068】図9はガイダンス機能付き監視・制御装置
を用いる場合の具体的な処理の流れを例示する図であ
る。
【0069】同図では、A,B,C,Dの機器を少なく
とも有する電力系統を操作する例を示している。
【0070】同図に示すように、まず、PLC2におい
て自動制御がスタートすると(ST21)、LCD画面
上に自動制御のフローを示すガイダンス画面が表示され
(ST22)、オペレータはその進行状況を確認できる
(ST23)。
【0071】上述したように、本発明の実施の形態に係
るガイダンス機能付き監視・制御装置は、第1の実施形
態と同様な構成を備える他、自動制御開始時に画面切替
判断部9によりガイダンス画面を表示させるようにした
ので、第1の実施形態と同様な効果を奏する他、自動制
御の場合でも条件や進行状況の情報がフローチャート等
の視覚的にわかりやすい表示や文字情報で提供され、第
1の実施形態の場合と同様にオペレータの負担軽減を図
ることができる。
【0072】なお、上記実施形態では、自動制御の場合
で説明したが、本発明は保護連動に対しても適用でき
る。保護連動は故障が発生した場合に行われる一種の自
動制御だからである。
【0073】(発明の第3の実施の形態)上記各実施形
態では、LCD装置4とPLC2がそれぞれ一つづつ設
けられ、LCD装置4上で操作画面とガイダンス画面を
切り替える場合について説明した。本実施形態ではLC
D装置4が複数設けられている場合について説明する。
【0074】図10は本発明の第3の実施の形態に係る
ガイダンス機能付き監視・制御装置を適用するシステム
の主要部を示すブロック図であり、図1,図2及び図7
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0075】本実施形態の監視制御システムでは、一の
PLC2に対して二つのLCD装置4,20が設けられ
ている。
【0076】LCD装置4は、第1又は第2の実施形態
と同様に構成されており、操作画面を表示する他、条件
に応じてガイダンス画面を表示するものである。
【0077】LCD装置20は、ハードウエア的には第
1又は第2の実施形態と同様に構成されているが、オペ
レータによる切替え入力があったとき以外はガイダンス
画面を表示しないように設定されている。これにより、
LCD装置20は、通常は操作画面のみを表示する。
【0078】また、図10に示すように、複数のLCD
装置が設けられる場合があるのは、操作性向上対策、信
頼性向上対策等のためであり、現実にこのような構成が
とられることも大いにあり得る。
【0079】図11は操作信号と表示信号の流れを示す
図である。
【0080】つまり、操作信号と表示信号の流れは同図
示すようになっているので、LCD装置やPLCが複数
台あれば操作性向上、信頼性向上を図ることができるこ
とがわかる。
【0081】上述したように、本発明の実施の形態に係
るガイダンス機能付き監視・制御装置は、第1,第2の
実施形態と同様な構成を備える他、LCD装置を複数と
し、一方でガイダンス画面を表示可能とし、他方からは
操作画面を表示するようにしたので、第1,第2の実施
形態と同様な効果を奏する他、ガイダンス画面と操作画
面の同時表示により操作性の向上に一層寄与することが
できる。
【0082】(発明の第4の実施の形態)図12は本発
明の第3の実施の形態に係るガイダンス機能付き監視・
制御装置を適用するシステムの主要部を示すブロック図
であり、図10と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0083】本実施形態は、上記第3の実施形態の変形
例である。
【0084】つまり、この監視制御システムでは、設備
間伝送1の送受は入出力信号処理用PLC21が行い、
さらに、そこから機器間伝送3によって、二つのPLC
2とデータ伝送が行われる。
【0085】各PLC2からは、第1〜3の実施の形態
に示したLCD装置4が接続されている。
【0086】LCD装置4における画面表示は、第1又
は第2の実施形態における場合と同様である。つまり、
各PLC2が制御するインタロック、自動制御又は保護
連動の状態に応じ、直接接続され対応するLCD装置4
からそのガイダンス画面が表示される。
【0087】上述したように、本発明の実施の形態に係
るガイダンス機能付き監視・制御装置は、LCD装置4
及びPLC2を複数とし、第1,第2の実施形態と同様
な構成を備えたので、第1,第2の実施形態と同様な効
果を奏する。
【0088】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。
【0089】また、実施形態に記載した手法は、計算機
に実行させることができるプログラムとして、例えば磁
気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク
等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体
メモリ等の記憶媒体に格納し、また通信媒体により伝送
して頒布することもできる。本装置を実現する計算機
は、記憶媒体に記録されたプログラムを読み込み、この
プログラムによって動作が制御されることにより上述し
た処理を実行する。
【0090】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、L
CD及びPLCからなるハードウエア資源を有効に活用
しつつ、適宜なタイミングでインタロック動作や自動制
御動作における状況をガイダンス表示し、オペレータの
負担軽減を図ることができるガイダンス機能付き監視・
制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るガイダンス機
能付き監視・制御装置を適用するシステムの主要部を示
すブロック図。
【図2】同実施形態のLCD装置の構成例を示すブロッ
ク図。
【図3】同実施形態のLCD装置及びPLCの動作の概
略流れを示す図。
【図4】同実施形態のLCD装置に表示されるガイダン
ス画面の例を示す図。
【図5】同実施形態のガイダンス機能付き監視・制御装
置の動作を示す流れ図。
【図6】ガイダンス機能付き監視・制御装置を用いる場
合の具体的な処理の流れを例示する図。
【図7】本発明の第2の実施の形態のLCD装置及びP
LCの動作の概略流れを示す図。
【図8】同実施形態のLCD装置に表示されるガイダン
ス画面の例を示す図。
【図9】ガイダンス機能付き監視・制御装置を用いる場
合の具体的な処理の流れを例示する図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係るガイダンス
機能付き監視・制御装置を適用するシステムの主要部を
示すブロック図。
【図11】操作信号と表示信号の流れを示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るガイダンス
機能付き監視・制御装置を適用するシステムの主要部を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…設備間伝送 2…PLC 3…機器間伝送 4…LCD装置 5…LCD本体 6…操作画面表示・操作情報伝送部 7…外部入力受付部 8…機器間伝送処理部 9…画面切替判断部 10…ガイダンス画面表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視制御システム上の設備を予め決めら
    れた条件で操作するPLCに対して、直接的に接続され
    たLCDを有する監視・制御装置において、 前記PLCに対し前記設備のいずれかを操作するよう指
    令するにあたり、その操作入力を受け付けるための操作
    画面を表示する操作画面表示手段と、 前記設備についての操作入力に対するインタロック条
    件、保護条件又は自動制御条件等の特殊な制御条件との
    関係を前記PLCに設定されたデータに基づき、システ
    ムフローの状態でガイダンス画面として表示するガイダ
    ンス画面表示手段とを備えたガイダンス機能付き監視・
    制御装置。
JP4680197A 1997-02-28 1997-02-28 ガイダンス機能付き監視・制御装置 Pending JPH10240338A (ja)

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