JP2000047962A - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置

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JP2000047962A
JP2000047962A JP21808598A JP21808598A JP2000047962A JP 2000047962 A JP2000047962 A JP 2000047962A JP 21808598 A JP21808598 A JP 21808598A JP 21808598 A JP21808598 A JP 21808598A JP 2000047962 A JP2000047962 A JP 2000047962A
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system console
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JP21808598A
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Yoshiyuki Nagayama
榮之 長山
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線に対する通信制御機能を持たない端
末装置を、通信回線を介して接続された上位装置で監視
及び制御可能にする。 【解決手段】端末装置本体12aから表示装置12bへ
のRGBアナログ信号をディジタルビデオ信号に変換し
てシステムコンソール11を介して集中監視用端末装置
20に送信し、また、システムコンソール11から出力
される、集中監視用端末装置20で設定された入力装置
12c,タッチパネル12dに相当する疑似入力操作情
報,疑似タッチパネル操作情報を、切替回路15を介し
て端末装置本体12aに出力する。システムコンソール
11は、ディジタルビデオ信号を処理可能であり、疑似
入力操作情報及び疑似タッチパネル操作情報を端末装置
本体12aで処理可能な信号となるようにすれば、シス
テムコンソール11を介して集中監視用端末装置20に
よる端末装置12の監視及び遠隔操作が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス制御用計
算機等に付設されたシステムコンソールやオペレータ操
作用端末装置等における、制御状況監視状況等を監視す
ると共に、キーボードやタッチパネル等による入力操作
を、遠隔地から行うようにした遠隔制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロセス制御用計算機等工業用
計算機においては、この工業用計算機への入力操作等を
行うためのシステムコンソールをホスト計算機本体の側
に設置し、ホスト計算機の停止や稼働状況の監視等を行
うようにしている。また、各室に設置されたオペレータ
操作用端末装置とホスト計算機本体とは専用ネットワー
クを介して接続され、オペレータ操作用端末装置では操
業状態の監視や下位機器における各種設定データの確認
等を行うようになっている。
【0003】そして、例えば特開平6−274426号
公報に記載されているように、ホスト計算機とシステム
コンソールとの間に遠隔コンソール中継装置を設けて、
この遠隔コンソール中継装置と例えば集中監視室等に設
置した端末装置とを接続し、遠隔コンソール中継装置に
よってシステムコンソールと端末装置とを切り替えてシ
ステムコンソールによるホスト計算機への操作又は端末
装置によるホスト計算機への操作を行うことができるよ
うにすることによって、集中監視室等の遠隔地に設けら
れた端末装置からホスト計算機に対する操作を行うこと
ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ホスト計算機本体のハ
ード的な障害はシステムコンソールによる操作で対応す
ることができるが、上位/下位計算機との不整合やアプ
リケーションプログラムと複雑に絡み合った障害の復旧
には、システムコンソールを使用することによってホス
ト計算機の稼働状態を得ると共に、オペレータ操作用端
末装置によるラインの操業状態或いは他の計算機の稼働
状態等、各種複数の情報を得て、これらをもとに、異常
原因や最適な復旧方法を見つけることが必要である。
【0005】そのため、集中監視室等においてシステム
全体の集中監視を行う場合等には、システムコンソール
だけでなくオペレータ操作用端末装置の操作状況或いは
その監視情報等をも集中監視室の集中監視用端末装置に
収集する必要がある。システムコンソール及びオペレー
タ操作用端末装置と集中監視用端末装置とをLAN等の
通信回線を介して接続する場合、システムコンソール及
びオペレータ操作用端末装置と、通信回線との間に通信
回線との通信制御を行うための、通信制御機能を有する
パソコン等を設けることが考えれられる。しかしなが
ら、システムコンソール或いはオペレータ操作用端末装
置の構成によっては、メーカが違うことによる仕様の相
違等によって、システムコンソール或いはオペレータ操
作用端末装置とパソコンとを直接接続することができ
ず、つまりシステムコンソール或いはオペレータ操作用
端末装置と集中監視用端末装置とを接続することができ
ないため、集中監視用端末装置では必要とする情報を得
ることができず、また、集中監視用端末装置からシステ
ムコンソール或いはオペレータ操作用端末装置を遠隔操
作することができないという問題がある。
【0006】例えば、オペレータ操作用端末装置を通信
回線に接続することはできないが、システムコンソール
は通信回線に接続することができる場合等には、オペレ
ータ操作用端末装置が有する操業状態の監視機能を、シ
ステムコンソールに持たせることも考えられるが、テキ
ストベースのシステムコンソールにグラフィカルな情報
表示を行っているオペレータ操作用端末装置の表示画面
をそのまま表示させることは不可能であり、新たにシス
テムコンソール用のプログラムを作成しなければならな
い。
【0007】また、オペレータ操作用端末装置で表示し
ていた他の計算機の情報を表示させるためには、システ
ムコンソールに新たな情報の収集機能を構築しなければ
ならず、システムコンソールに手を加える必要がある。
そのため、システムコンソールだけが遠隔操作を行うこ
とができるだけでは、原因究明や最適な復旧を行うこと
ができないため、オペレータ操作用端末装置が設置して
ある計算機室や他の電気・計測室等に設置してある計算
機に出向く必要がある。
【0008】そこで、この発明は上記従来の問題点に着
目してなされたものであり、工業用計算機システムにお
けるシステムコンソール或いはオペレータ操作用端末装
置等の監視情報の収集或いはこれら装置を遠隔操作する
等、遠隔制御することの可能な遠隔制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る遠隔制御装置は、入力手段
及び出力手段とこれらを制御する制御手段とを備えた端
末装置において、前記出力手段の出力情報を前記端末装
置と通信回線を介して接続される上位装置で監視すると
共に、当該上位装置で前記端末装置を遠隔操作するよう
にした遠隔制御装置であって、前記通信回線を介して前
記上位装置との通信制御を行う通信制御手段と、前記出
力手段の出力情報を前記出力手段側で抽出して前記通信
制御手段に出力する出力情報抽出手段と、前記入力手段
から出力される前記制御手段への入力操作情報に替え
て、前記通信制御手段から出力される前記上位装置から
前記制御手段への入力操作情報を前記制御手段に出力す
る切替手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】この請求項1に係る発明によれば、出力情
報抽出手段によって、出力手段の出力情報が出力手段側
で抽出される。つまり例えば出力手段としての表示装置
への画像情報等を制御手段と表示装置との間で抽出する
等、出力手段の出力情報が出力手段側で抽出され、これ
が通信制御手段によって通信回線を介して上位装置に送
信される。また、通信回線を介して送信される、上位装
置から制御手段への入力操作情報が通信制御手段を介し
て切替手段に出力され、この入力操作情報が入力手段か
ら制御手段への入力操作情報に替えて制御手段に出力さ
れる。
【0011】よって、端末装置の出力情報は出力情報抽
出手段により抽出されて通信制御手段に出力されて上位
装置に送信され、上位装置からの端末装置に対する入力
操作情報は通信制御手段及び切替手段を介して制御手段
に送信されるから、端末装置の出力情報を上位装置で認
識することができると共に上位装置から端末装置を操作
することが可能となる。このとき、出力情報抽出手段は
出力手段側で出力情報を抽出し、また、切替手段では通
信制御手段から出力される入力操作情報を制御手段に出
力するから、端末装置が旧式のパソコン等であって、通
信制御手段と処理仕様が異なる場合ため端末装置と通信
制御手段とを直接接続することができない場合等でも、
出力情報或いは入力操作情報を処理することが可能とな
る。
【0012】また、本発明の請求項2に係る遠隔制御装
置は、前記出力手段は表示装置であって、当該表示装置
の表示画面を録画する録画手段を備え、前記出力情報抽
出手段は、当該録画手段の録画情報を前記出力情報とし
て前記通信制御手段に出力するようになっていることを
特徴としている。
【0013】この請求項2に係る発明によれば、表示装
置の表示画面が録画手段によって録画され、この録画情
報が出力情報として通信制御手段に出力される。よっ
て、例えば表示装置への画像情報が高解像度のRGBア
ナログ信号である場合等には、これを通信制御手段で処
理可能なディジタルビデオ信号等に変換することができ
ないが、録画手段の録画情報が通信制御手段で処理可能
な信号であれば、この録画情報を通信制御手段で処理で
きるから、表示装置の画像情報を通信制御手段を介して
上位装置に通知することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明における遠隔制御装置を適用し
た制御システムの一例を示す概略構成図であって、この
制御システム100は、例えばプロセスコンピュータ室
に設けられたプロコン(Process Comput
er),電気室に設けられた電気PLC(Progra
mable Logic Controller),計
測室に設けられた計装DCS(Distributed
ControlSystem)等の複数のホスト計算
機10を含んで構成され、これら各ホスト計算機10の
稼働状況やホスト計算機10によって制御される制御対
象のプラント等の操業状態等の所定の情報が、LAN
(Ethernet)等の通信回線L1及びバックボー
ンLAN等の通信回線L2を介して、集中監視室或いは
保守担当者詰所に設置された集中監視用端末装置20に
送信されると共に、集中監視用端末装置20において操
作を行うことによってホスト計算機10等を操作するこ
とができるようになっている。
【0015】前記ホスト計算機10はそれぞれ、ホスト
計算機10本体の停止や稼働状況の監視に使用するため
のシステムコンソール11と、ホスト計算機10の制御
対象のプラント等の操業状態の監視や下位機器の設値の
確認等の監視を行うためのオペレータ操作用端末装置1
2とを備えている。
【0016】前記システムコンソール11は、図2に示
すように、RS−232Cインタフェースでホスト計算
機10と接続され、キーボード等の入力装置,CRTデ
ィスプレイ等の表示装置を備えると共に、通信回線L1
との通信制御機能を有する、例えばパソコンで形成され
ている。そして、このパソコンに、エミュレーションソ
フト,或いはターミナルツールを組み込むことによっ
て、ホスト計算機10本体との入出力処理を行うと共
に、通信回線L1を介して集中監視用端末装置20と通
信を行うようになっている。
【0017】前記オペレータ操作用端末装置12は、図
3に示すように、ホスト計算機10本体と専用ネットワ
ークを介して接続され、例えば、端末装置本体12a
と、この端末装置本体12aと接続される、CRTディ
スプレイ等の表示装置12b,キーボード等の入力装置
12c及びタッチパネル12dとから構成され、前記表
示装置12b,入力装置12c及びタッチパネル12d
と前記端末装置本体12aとの間には、切替回路15が
介挿されている。そして、この切替回路15と前述のパ
ソコンからなるシステムコンソール11とが接続され
て、切替回路15によって、システムコンソール11、
又は、表示装置12b,入力装置12c及びタッチパネ
ル12dと、端末装置本体12aとの接続を切り替える
ようになっている。
【0018】前記切替回路15は、前記端末装置本体1
2aと表示装置13bとの間に介挿される表示用切替部
15aと、端末装置本体12aと入力装置12cとの間
に介挿される入力用切替部15bと、端末装置本体12
cとタッチパネル12dとの間に介挿されるタッチパネ
ル用切替部15cとから構成される。
【0019】前記表示用切替部15aは、端末装置本体
12aから出力されるRGBアナログ信号をディジタル
ビデオ信号に変換するビデオコンバータを有し、端末装
置本体12aからのRGBアナログ信号の出力先を切り
替え、RGBアナログ信号をそのまま表示装置12bに
出力するか、又は、RGBアナログ信号をビデオコンバ
ータでディジタルビデオ信号に変換した後システムコン
ソール11に出力する。
【0020】また、前記入力用切替部15bは、RS−
232Cインタフェースにより送信される端末装置本体
12aへの入力操作情報の送信元を切り替え、入力装置
12cからの入力操作情報を端末装置本体12aに出力
するか、又は、システムコンソール11からの後述の疑
似入力操作情報を端末装置本体12aに出力する。
【0021】また、前記タッチパネル用切替部15c
は、RS−232Cインタフェースにより送信される端
末装置本体12aへのタッチパネル操作情報の送信元を
切り替え、タッチパネル12dからのタッチパネル操作
情報を端末装置本体12aに出力するか、又は、システ
ムコンソール11からの後述の疑似タッチパネル操作情
報を端末装置本体12aに出力する。
【0022】そして、これら表示用切替部15a,入力
用切替部15b,タッチパネル用切替部15cによる出
力先或いは入力元の切り替えは、切替回路15に設けた
図示しないスイッチによって行うようになっていて、こ
のスイッチを操作することによって、端末装置本体12
aとシステムコンソール11とを接続するか、又は、端
末装置本体12aと、表示装置12b,入力装置12
c,タッチパネル12dとを接続するようになってい
る。
【0023】前記システムコンソール11は、ホスト計
算機10本体の停止や稼働状況を監視し、その監視情報
を図示しない表示装置に表示する。また、通信回線L1
を介して集中監視用端末装置20と送受信を行い、ホス
ト計算機10の監視情報を集中監視用端末装置20に送
信すると共に、オペレータ操作用端末装置12で保持す
る後述の監視情報を集中監視用端末装置20に送信す
る。また、切替回路15を介して入力される、表示装置
12b用のRGBアナログ信号を変換したディジタルビ
デオ信号を、通信回線L1を介して集中監視用端末装置
20に送信すると共に、通信回線L1を介して入力され
る疑似入力操作情報或いは疑似タッチパネル操作情報を
切替回路15を介して端末装置本体12aに出力する。
【0024】前記オペレータ操作用端末装置12は、ホ
スト計算機10の制御対象のプラント等の操業状態の監
視や下位機器の設値の確認等の監視を行い、その監視状
況を表示装置12bに表示するための監視情報を生成
し、これをRGBアナログ信号として出力する。また、
入力装置12c及びタッチパネル12dからのRS−2
32Cインタフェースで送信される入力操作情報及びタ
ッチパネル操作情報、又は、システムコンソール11か
らの疑似入力操作情報及び疑似タッチパネル操作情報を
入力し、集中監視用端末装置20からの操作情報にした
がって指定された操作を行う。
【0025】前記集中監視用端末装置20は、キーボー
ド20a,表示装置20b,マウス20c等を備え、通
信回線L2との通信制御を行う通信制御機能を有し、例
えばパソコン等で形成されている。そして、通信回線L
2を介して各システムコンソール11及びオペレータ操
作用端末装置12からの監視情報を入力し、これを表示
装置20bに表示する。このとき、システムコンソール
11の監視情報毎,オペレータ操作用端末装置12の監
視情報毎に設定したウィンドウ画面に表示する。
【0026】また、集中監視用端末装置20は入力装置
20aから入力された、オペレータ操作用端末装置12
の入力装置12cからの入力操作情報及びシステムコン
ソール11の入力装置からの入力操作情報に相当する疑
似入力操作情報を、通信回線L2及びL1を介して、送
信先として指定されたオペレータ操作用端末装置12に
対応するシステムコンソール11又は指定されたシステ
ムコンソール11に送信する。
【0027】また、集中監視用端末装置20は、オペレ
ータ操作用端末装置12におけルタッチパネル12dの
タッチパネル画面を、表示装置20bにおいて仮想タッ
チパネル画面として模擬し、この仮想タッチパネル画面
においてマウス20cによって設定された情報を、オペ
レータ操作用端末装置12のタッチパネル12dによる
タッチパネル操作情報に相当する疑似タッチパネル操作
情報として、通信回線L2及びL1を介して送信先のオ
ペレータ操作用端末装置12に対応するシステムコンソ
ール11に送信する。
【0028】この仮想タッチパネル画面Fは、例えば図
4に示すように、各オペレータ操作用端末装置12にお
けるタッチパネル12d毎に形成されたウィンドウ画面
に、タッチパネル12dにおけるタッチパネル画面を表
示するようになっている。そして、例えば仮想タッチパ
ネル画面Fの左上を起点とし、起点からマウス20cで
指示したポイント位置までの仮想タッチパネル画面Fに
おけるX方向及びY方向の距離を、オペレータ操作用端
末装置12のタッチパネル12dのタッチパネル画面に
おけるX方向及びY方向の距離に置き換えてポイント位
置を特定し、また、マウス20cのダブルクリック操作
をタッチ入力とすることによって、マウス20cのダブ
ルクリック操作と、そのポイント位置とから、タッチパ
ネル12dにおけるタッチパネル操作情報に相当する疑
似タッチパネル操作情報を生成する。
【0029】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
図1に示すように、プロコン室,電気室,計測室にそれ
ぞれホスト計算機10が設置され、これらホスト計算機
10には、それぞれシステムコンソール11及びオペレ
ータ操作用端末装置12が接続されている。この状態
で、これらシステムコンソール11及びオペレータ操作
用端末装置12を集中監視室に設置された集中監視用端
末20で集中監視すると共にこれらを遠隔操作する場合
には、各オペレータ操作用端末装置12に接続された切
替装置15においてスイッチ操作を行い、端末装置本体
12aとシステムコンソール11とを接続状態にし、表
示装置12b,入力装置12c及びタッチパネル12d
と端末装置本体12aとの接続を遮断状態にする。
【0030】この状態で、ホスト計算機10,システム
コンソール11,オペレータ操作用端末装置12を含む
システムが稼働状態となると、ホスト計算機10によっ
てその制御対象のプラント等が制御されると共に、シス
テムコンソール11によって、ホスト計算機10の停止
や稼働状況が監視されその監視状況がシステムコンソー
ル11の表示装置等に表示される。また、オペレータ操
作用端末装置12によってホスト計算機10の制御対象
の操業状態或いは下位機器の設置の確認等の監視が行わ
れ、その監視情報から表示装置12b用のRGBアナロ
グ信号が生成されて出力される。
【0031】このとき、切替装置15ではスイッチ操作
によって、端末装置本体12aとシステムコンソール1
1とが接続状態となっているから、端末装置本体12a
で生成されたアナログRGB信号は、表示用切替部15
aによりディジタルビデオ信号に変換されて、システム
コンソール11に出力される。
【0032】そして、システムコンソール11で保持す
る監視情報及びオペレータ操作用端末装置12で保持す
る監視情報は、システムコンソール11から、通信回線
L1及びL2を介して集中監視室の集中監視用端末装置
20に出力される。この集中監視用端末装置20では、
通信回線L2を介して入力された各シテテムコンソール
11及びオペレータ操作用端末装置12からの監視情報
を表示装置20cにウィンドウ画面として表示する。こ
れによって、集中監視室のオペレータは、集中監視用端
末装置20において、所望とするシステムコンソール1
1或いはオペレータ操作用端末装置12の監視情報が表
示されるウィンドウ画面を表示させることによって、プ
ロコン室,或いは電気室,計測室等、集中管理室とは異
なる場所に設置されているシステムコントローラ11或
いはオペレータ操作用端末装置12の監視情報を認識す
ることができる。
【0033】そして、集中監視用端末装置20において
オペレータが監視情報に基づいて監視を行っているとき
に何らかの異常を検出したときには、集中監視用端末装
置20においてキーボード20a或いはマウス20cを
操作して、操作入力対象のシステムコンソール11或い
はオペレータ操作用端末装置12のウィンドウ画面にカ
ーソルを移動させ、この状態でキーボード20a或いは
マウス20cを操作して、システムコンソール11或い
はオペレータ操作用端末装置12において操作を行う場
合と同様にして、所定の指示入力を行う。
【0034】このとき、例えばタッチパネル12dに相
当する入力を行う場合には、ウィンドウ画面に表示され
た例えば図4に示す仮想タッチパネル画面において、キ
ーボード20aによりカーソルを移動させて実行キー操
作を行うか、マウス20cを移動させてダブルクリック
操作を行って、仮想タッチパネル画面Fにおける設定を
行う。この仮想タッチパネル画面Fにおいて設定された
情報は、仮想タッチパネル画面Fの左上を起点としてこ
の起点から仮想タッチパネル画面Fにおけるカーソルの
位置或いはマウス20cのポインタの位置までの距離
を、オペレータ操作用端末装置12におけるタッチパネ
ル画面の距離に変換しこれを操作情報とする。
【0035】そして、キーボード20a,マウス20c
或いは仮想タッチパネルFによって設定された操作情報
が、通信回線L2及びL1を介して、操作を行ったウィ
ンドウ画面で特定される操作入力対象のシステムコンソ
ール11或いはオペレータ操作用端末装置12に対応す
るシステムコンソール11に疑似操作情報として送信さ
れる。システムコンソール11では自己宛の疑似操作情
報であればこれをシステムコンソール11の入力装置等
により入力された操作情報と同様に処理を行い、この疑
似操作情報にしたがって指定された処理を実行する。ま
た、通信回線L1を介して通知される疑似操作情報がオ
ペレータ操作用端末装置12宛の疑似操作情報であれ
ば、切替回路15に出力する。このとき、切替回路15
は、端末装置本体12aとシステムコンソール11とを
接続した状態であるから、切替回路15を介して端末装
置本体12aに出力される。
【0036】端末装置本体12aでは、入力した疑似操
作情報が入力装置12aでの操作に相当する疑似入力操
作情報であれば、疑似入力操作情報を入力装置12aか
らの入力操作情報と同等に処理し、また、タッチパネル
12dでのタッチパネル操作に相当する疑似タッチパネ
ル操作情報であれば、疑似タッチパネル操作情報をタッ
チパネル12dからのタッチパネル操作情報と同等に処
理する。
【0037】したがって、プロコン室,電気室,計測室
等に設置されたシステムコンソール11及びオペレータ
操作用端末装置12を、集中監視室に設けられた集中監
視用端末装置20において操作することができる。よっ
て、何れかのホスト計算機10に異常が発生した場合で
も、各ホスト計算機10の稼働状況等システムコンソー
ル11で保持する監視情報及びオペレータ操作用端末装
置12で保持する監視情報を、集中監視用端末装置20
において、一括して得ることができるから、集中監視室
にいながら、各ホスト計算機10の稼働状況等を含めて
異常解析を行うことができる。
【0038】そして、この状態から切替回路15におい
てスイッチ操作を行い、端末装置本体12aと、表示装
置12b,入力装置12及びタッチパネル12cとを接
続すると、端末装置12aとシステムコンソール11と
が遮断状態となり、端末装置本体12aからの表示装置
12b用の表示情報は、切替回路15を介して表示装置
12bに出力され、また、入力装置12c及びタッチパ
ネル12dからの入力操作情報及びタッチパネル操作情
報は端末装置本体12aに出力されるから、オペレータ
操作用端末装置12において、稼働状況の監視或いはホ
スト計算機10に対する操作が可能となる。
【0039】したがって、通信回線L1との通信制御機
能をもたないオペレータ操作用端末装置12を通信回線
L1に直接接続することはできないが、オペレータ操作
用端末装置12と通信回線L1との間に、通信回線L1
との通信制御処理を実行することの可能なパソコン等で
構成されるシステムコンソール11を設け、システムコ
ンソール11及び端末装置本体12で処理可能な形態の
情報、つまり、表示装置12bへのRGBアナログ信号
をディジタルビデオ信号に変換してシステムコンソール
11に取り込むことにより、端末装置本体12aで生成
したRGBアナログ信号をシステムコンソール11を介
して通信回線L1により集中監視用端末装置20に送信
することができる。よって、オペレータ操作用端末装置
12が例えば旧式のコンピュータで形成され、通信回線
L1との通信制御機能をもたず、またシステムコンソー
ル11と直接接続することができないような場合でも、
オペレータ操作用端末装置12で保持する監視情報を通
信回線L1を介して集中監視用端末装置20に送信する
ことができる。逆に、集中監視用端末装置20で設定し
たオペレータ操作用端末12への疑似入力操作情報或い
は疑似タッチパネル操作情報を、システムコンソール1
1からRS−232Cインタフェースで出力し、これを
オペレータ操作用端末装置12で取り込むようにしたか
ら、集中監視用端末装置20で設定した操作情報をオペ
レータ操作用端末装置12に出力することができ、つま
り、集中監視用端末装置20において遠隔操作を行うこ
とができる。
【0040】したがって、システムコンソール11と共
にオペレータ操作用端末装置12をも集中監視装置20
において一括して監視することができ、ホスト計算機1
0間の不整合や、システムコンソール11或いはオペレ
ータ操作用端末装置12の所までいかなくとも対処する
ことができるから、移動時間の短縮を図ることができこ
れに伴って異常発生時の対処時間の削減を図ることがで
き、操業停止時間の短縮を図ることができる。
【0041】ちなみに、本発明による遠隔制御装置を適
用することによって、従来に比較して、1カ月平均のM
TTR(平均修復時間Mean Time to Re
pair)を30分短縮可能であることが確認できた。
【0042】また、既存のシステムコンソール11或い
はオペレータ操作用端末装置12に新たに手を加えるこ
となく実現することができるから、容易に且つ安価に実
現することができる。
【0043】なお、上記実施の形態においては、表示装
置12bの表示情報を、RGBアナログ信号の段階で抽
出しこれをディジタルビデオ信号に変換してシステムコ
ンソール11に取り込むようにした場合について説明し
たが、例えば、高解像度のRGBアナログ信号である場
合等、ディジタルビデオ信号に変換することができない
ような場合には、図5に示すように、端末装置本体12
aと入力装置12cとの間に入力用切替部15bを設
け、この入力用切替部15bによって、端末装置本体1
2aと入力装置12bとを接続又は端末装置本体12a
とシステムコンソール11とを接続するように切り替え
ると共に、表示装置12bの表示画面を録画するビデオ
カメラ等の録画装置15eを設け、この録画装置15e
の出力信号であるディジタルビデオ信号をシステムコン
ソール11に出力するようにしてもよい。
【0044】これによって、入力装置12cからの操作
入力による入力操作情報に替えて集中監視用端末装置2
0からの操作入力による疑似入力操作情報を端末装置本
体12aに供給することができると共に、表示装置12
bの表示画面を集中監視用端末装置20において表示さ
せることができる。よって、この場合でも上記と同様
に、LAN等の通信回線を介して接続された集中監視用
端末装置20からのシステムコンソール11及びオペレ
ータ操作用端末装置12の監視及び遠隔操作を行うこと
ができる。
【0045】また、上記実施の形態においては、パソコ
ンによりシステムコンソール11を実現し、各ホスト計
算機毎に1台のパソコンつまりシステムコンソール11
によって、表示装置12b用のディジタルビデオ信号の
入力や、疑似操作情報の出力を行うようにした場合につ
いて説明したがこれに限らず、システムコンソール11
とは別に、通信制御用のパソコン等を一台設け、これに
よって複数の入出力信号を処理するようにしてもよい。
【0046】また、上記実施の形態においては、表示装
置12b用のRGBアナログ信号を、表示装置12bに
出力するかシステムコンソール11に出力するかをスイ
ッチによって切り替えるようにした場合について説明し
たが、端末装置本体12aと表示装置12bとの間で、
表示装置12bへのRGBアナログ信号を抽出するよう
にし、これをディジタルビデオ信号に変換してシステム
コンソール11に出力するようにしてもよく、このよう
にすることによって、集中監視用端末装置20だけでな
く、表示装置12bにおいても監視情報を表示させるこ
とができる。
【0047】また、上記実施の形態においては、切替回
路15の図示しないスイッチ操作を行うことによって、
オペレータ用端末装置12の端末装置本体12aを、シ
ステムコンソール11と接続するかどうかを設定するよ
うにした場合について説明したが、これに限らず、集中
監視用端末装置20からの指示に応じてシステムコンソ
ール11側から切替回路15を操作することによって、
集中監視用端末装置20側で切替回路15における切り
替えの設定を行うようにすることもできる。
【0048】また、上記実施の形態においては、表示装
置12bの表示情報を集中監視用端末装置20に出力す
るようにした場合について説明したが、これに限らるも
のではなく、例えばプリンタ等の印字情報を集中監視用
端末装置20に出力するようにすることも可能である。
【0049】ここで、入力装置12c及びタッチパネル
12dが入力手段に対応し、表示装置12bが出力手段
に対応し、端末装置本体12aが制御手段に対応し、オ
ペレータ操作用端末装置12が端末装置に対応し、集中
監視用端末装置20が上位装置に対応し、システムコン
ソール11が通信制御手段に対応し、表示用切替部15
aが出力情報抽出手段に対応し、入力用切替部15b及
びタッチパネル用切替部15cが切替手段に対応し、録
画装置15eが録画手段に対応している。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る遠隔制御装置によれば、出力手段の出力情報を出
力手段側で抽出して通信制御手段を介して上位装置に通
知すると共に、通信制御手段から出力される上位装置か
らの制御手段に対する入力操作情報を、入力手段から制
御手段への入力操作情報に替えて出力するようにしたか
ら、通信回線との通信制御機能を持たない端末装置の出
力手段の出力情報を通信回線を介して上位装置に通知す
ることができると共に、上位装置から端末装置を遠隔操
作することができる。
【0051】また、本発明の請求項2に係る遠隔制御装
置によれば、表示装置の表示画面を録画手段によって録
画し、この録画情報を通信制御手段に出力するようにし
たから、表示装置への画像情報を通信制御手段で処理可
能な信号に変換することができない場合等でも、確実に
表示装置の画像情報を通信制御手段を介して上位装置に
通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における遠隔制御装置を適用した制御シ
ステムの一例を示す構成図である。
【図2】システムコンソール11の接続状態を表す説明
図である。
【図3】オペレータ操作用端末装置12の概略構成図で
ある。
【図4】仮想タッチパネルの一例を示す説明図である。
【図5】オペレータ用端末装置12の構成を示すその他
の例である。
【符号の説明】
10 ホスト計算機 11 システムコンソール 12 オペレータ操作用端末装置 12a 端末装置本体 12b 表示装置 12c 入力装置 12d タッチパネル 15 切替回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 AA16 AA23 AB06 AC02 AD16 AD17 BB06 EA10 5H215 AA01 BB09 BB12 CC09 CX09 GG03 GG05 JJ02 JJ14 KK03 KK06 5H220 AA01 BB10 CC09 CX09 EE10 GG03 GG14 HH01 JJ12 JJ53 KK01 5H223 AA01 BB01 CC08 DD03 DD07 EE17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段及び出力手段とこれらを制御す
    る制御手段とを備えた端末装置において、前記出力手段
    の出力情報を前記端末装置と通信回線を介して接続され
    る上位装置で監視すると共に、当該上位装置で前記端末
    装置を遠隔操作するようにした遠隔制御装置であって、 前記通信回線を介して前記上位装置との通信制御を行う
    通信制御手段と、 前記出力手段の出力情報を前記出力手段側で抽出して前
    記通信制御手段に出力する出力情報抽出手段と、 前記入力手段から出力される前記制御手段への入力操作
    情報に替えて、前記通信制御手段から出力される前記上
    位装置から前記制御手段への入力操作情報を前記制御手
    段に出力する切替手段と、を備えることを特徴とする遠
    隔制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段は表示装置であって、当該
    表示装置の表示画面を録画する録画手段を備え、前記出
    力情報抽出手段は、当該録画手段の録画情報を前記出力
    情報として前記通信制御手段に出力するようになってい
    ることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140266A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Fujitsu Component Ltd Kvmシステム
JP2016054473A (ja) * 2013-10-22 2016-04-14 バロン システム カンパニー リミテッド 半導体自動化設備実時間遠隔制御システム
CN106338963A (zh) * 2016-09-12 2017-01-18 株洲中车时代装备技术有限公司 一种多控制台电控系统的急停保护控制方法

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