JP2004302990A - 設備状態監視制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】各監理室の既存個別型の監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、監理センターの新規集中型の監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供する。
【解決手段】ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備監視制御システムにおいて、中央監視制御用計算機の外部に、中央監視制御用計算機の設備状態データファイルの設備状態データからの画像信号を分岐する画像信号分岐部と、該画像信号をネットワーク網を介して他の個別監視制御用計算機に伝送する画像信号処理用計算部とを備え、個別監視制御用計算機内に、送られた設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備監視制御システムにおいて、中央監視制御用計算機の外部に、中央監視制御用計算機の設備状態データファイルの設備状態データからの画像信号を分岐する画像信号分岐部と、該画像信号をネットワーク網を介して他の個別監視制御用計算機に伝送する画像信号処理用計算部とを備え、個別監視制御用計算機内に、送られた設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モニタ装置、キーボード装置およびマウス装置などの外部操作機器を備えて設備状態の監視制御を行う既存個別の監視制御用計算機と該監視制御用計算機が有する設備状態情報を集めて総合的に監視制御を行う中央監視制御用計算機間の設備状態監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルや工場には、受変電設備や空調設備などの大型の電気機械設備が多数存在する。これらの設備は、その機能を維持継続するため、設備異常等が発生した時には、速やかに復旧のための対策をとることが重要である。このため、一般には、建物の中に管理室を設け、監視制御用計算機を設け、監視対象の設備の状態を収集し、集中監視する方法が採用されている。
【0003】
図9は、従来の集中監視のための設備状態監視制御方法およびそのシステムの概要を示したものである。インタネット21を介して複数の個別監視制御用計算機1A〜1nと中央監視制御用計算機3が接続され各計算機間でデータの伝送が行われている。伝送された設備状態のデータは、モニタ装置上に画面として表示されて、監視制御用業務が遂行されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図10は、上記のようなデータ伝送方法の一例を示したものである。先ず、設備状態データが、既存の個別監視制御用計算機1Aに接続される監視制御対象の機器装置57から、プロセス入出力装置58を介して入力される。入力された設備状態データは監視制御プログラム演算部59により、図11に示すフローに従って、設備状態データファイル2aに書き込まれる。
【0005】
キーボード装置19aの特定のキー、例えば「F1キー」を押下すれば、設備状態を示すデータが、キーボード信号入力装置48から入力される。入力された設備状態データは、キーボード入力プログラム演算部60により、図13に示すフローに従って、画面表示用プログラム演算部5に通知される。画面表示用プログラム演算部5は、当該通知に基づき、キーボード通知内容、すなわち設備状態データを、設備状態データファイル2aから取り出して画像データを生成し、画像生成装置6に通知する。通知後、画像生成装置6により画像データを画像表示のための画像信号に変換後、モニタ装置7aに伝送し、画像として表示する。
【0006】
一方、マウス信号入力装置47は、画面に表示するカーソルの表示位置を記憶するメモリを保有し、そのメモリ内容は、マウス装置20aのスクロール操作に応じて、常に更新される。カーソルの表示位置は、画像生成装置6に通知され、画面表示用プログラム演算部5が、図16に示すフローに従って、設備状態データファイル2a中の画面管理データから作成した表示画面データによる画像に重畳しながら、画面上にカーソルとして表示される。
【0007】
マウス装置20aのクリック操作により、マウスクリック信号がマウス信号入力装置47に通知されると、マウス信号入力装置47は、自分が保有するカーソルの現在表示位置を、マウスデータ入力プログラム演算部61に通知する。図12に示すフローに従い、マウスデータ入力プログラム演算部61に通知されたカーソルの現在の表示位置は、画面表示用プログラム演算部5に通知される。通知を受けた画面表示用プログラム演算部5は、このカーソル表示位置情報に基づいて、自身が持つ画面管理データに登録された当該通知に関係する設備状態データを、設備状態データファイル2aから取り出し、画面データを生成し、画像生成装置6に通知して、画面表示のための画像信号に変換後、モニタ装置7aに伝送し、ここで画像を表示する。
【0008】
設備状態データファイル2aに記憶されている設備状態データは、データリンクプログラム演算部62aにより、図14に示すフローに従い、個別監視制御用計算機1Aのデータ送受信装置63aから、中央監視制御用計算機3のデータ送受信装置63bに接続され、データリンクプログラム演算部62bにより、図15に示すフローに従い、設備状態データファイル2bに記憶される。
【0009】
このように、中央監視制御用計算機3においても、受信データが記憶される設備状態データファイル2bが、個別監視制御用計算機1Aと同様の構成で、モニタ装置7b上に設備状態の画像を表示することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−328990号公報(要約)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
最近は、運用管理の効率化を目的に、集中管理センターを設け、複数の既存の管理室を一括して広域管理する方法も採用されるようになって来たので、集中管理センターに中央監視制御用計算機を設け、ビルや工場の監理室にある既存の個別監視制御用計算機を通信回線などで接続して、各監理室の設備状態データを収集する方法が採用されている。
しかしながら、この場合、管理室の監視制御用計算機の入出力ポートへ新たなデータ伝送装置を追加接続する作業に加え、メモリ増設やデータ伝送のためのプログラム組込みなどの作業が発生することになる。
【0012】
稼働中の個別監視制御用計算機の中には、例えば、このリンク機構におけるデータリンクプログラム演算部62aのように、予備の入出力ポートが無い場合があり、しかも新たな入出力ポートの接続作業が困難な場合もあり、メモリが充分でなく、プログラム追加作業が困難な場合もあり、入出力ポートやメモリの増設が可能な場合でも、プログラム追加作業量が膨大となり、導入後に見込まれる効果を超える多くの費用を必要とする場合があるなどの問題がある。
このため、各監理室で現在稼働中の個別監視制御用計算機と監視センターなどに新たに設ける中央監視制御用計算機を接続することにより広域集中化を図ろうとする方法は、その方法が広く普及することを阻害されている。
【0013】
したがって、本発明は、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規集中型である中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備監状態視制御システムにおいて、個別監視制御用計算機の外部に、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号をネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する画像信号処理用計算部とを備え、中央監視制御用計算機内に、ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備えたことを特徴とする。
これにより、個別監視制御用計算機の持つ設備状態データファイルのデータを、中央監視制御用計算機に伝送するときに、個別監視制御用計算機のモニタ表示信号を、画像信号分岐装置で分岐し、中央監視制御用計算機に伝送し、中央監視制御用計算機の持つ設備状態データファイル用いて、個別監視制御用計算機のモニタ表示信号を復元して、画面に表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、中央監視制御用計算機内に、操作員の操作により入力された操作情報を伝送するデータ送受信部を備え、個別監視制御用計算機の外部に、操作情報がネットワークを介して送信されると、該操作情報が既存の個別操作情報との信号合成部を介して個別監視制御用計算機に伝送され、個別監視制御用計算機から操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する画像信号処理用計算部と、前記中央監視制御用計算機内に、さらに、ネットワークを介して個別監視制御用計算機から伝送されてきた前記画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像ファイルと、画像ファイルの設備状態データをモニタ部に表示する画像データ出力演算部とを備えたことを特徴とする。
これにより、個別監視制御用計算機のモニタ装置に表示される画面と同一の画面を、インタネット網を介して接続されている中央監視制御用計算機設けられたキーボード装置を使って、中央監視制御用計算機のモニタ装置上に表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴わずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、個別監視制御用計算機の外部に、操作員の操作により入力された操作情報を伝送用データに処理し、ネットワークに送信する機能を有する端末機器と、端末機器からの前記操作情報が前記ネットワークを介して送信されると、既存の個別操作情報との信号合成部を介して個別監視制御用計算機に伝送され、個別監視制御用計算機から前記操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する前記画像信号処理用計算部と、中央監視制御用計算機内に、ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる前記画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備えたことを特徴とする。
これにより、インタネットに独立して接続される入力装置に備えられたマウス装置とキーボード装置を使って、中央監視制御用計算機のモニタ装置上に、設備状態を含む画面を特定して表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0017】
本発明の請求項4に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備監視制御システムにおいて、中央監視制御用計算機内に、操作員の代わりに模擬操作情報を生成する模擬操作情報生成部と、生成された模擬操作情報を前記ネットワークを介して伝送するデータ送受信部を備え、個別監視制御用計算機の外部に、模擬操作情報が前記ネットワークを介して送信されると、該模擬操作情報が既存の個別操作情報との信号合成部を介して個別監視制御用計算機に伝送され、個別監視制御用計算機から模擬操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する前記画像信号処理用計算部と、中央監視制御用計算機内に、さらに、ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備えたことを特徴とする。
これにより、個別監視制御用計算機のモニタ装置に表示される画面と同一の画面を、インタネットを介して接続される中央監視制御用計算機に接続される特定のマウスデータ等生成プログラム演算部による模擬操作情報を使って、該模擬操作情報に対応する画像データを、中央監視制御用計算機のモニタ装置上に表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態:請求項1に対応)
図1は、本実施の形態の設備状態監視制御システムを示す。図10に示した同一の構成要素には、同一の符号を付す。図10の従来例に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素についての動作を説明する。
同図は、個別監視制御用計算機1の持つ設備状態データファイル2aのデータを、中央監視制御用計算機3に伝送するときに、個別監視制御用計算機1の画像生成装置6からのモニタ表示信号が、画像信号分岐装置4で分岐され、一旦、画像処理用計算機52にて画像データに変換される。変換された画像データは、中央監視制御用計算機3に伝送され、画像解析された後、中央監視制御用計算機3の持つ設備状態データファイル2bに収納される。収納された設備状態データファイル2bを用いて、個別監視制御用計算機1のモニタ表示信号を復元して画面に表示する設備状態監視制御システムを示している。
【0019】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素による機能フローについて説明する。
個別監視制御用計算機1の画面表示プログラム演算部5で生成された画面データは、画像生成装置6により画像信号に変換され画像信号分岐装置4を介してモニタ装置7a上に表示される。同時に、画面データは画像信号変換装置8にも伝送され、変換された画像データは、図5に示すように、画像データ入力プログラム演算部9により、画像データファイル10aに記憶される。
【0020】
画像データファイル10aに記憶された画像データは、データ送受信プログラム演算部11aによりデータ送受信装置12aを介して、中央監視制御用計算機3のデータ送受信装置12bに入力される。入力された画像データは、データ送受信プログラム演算部11bにより画像データファイル10bに伝送されて、記憶される。
【0021】
画像解析プログラム演算部16は、画像データファイル10bに登録された全ての設備を対象に、例えば開閉器であれば、画面上に赤色または緑色で表示される入または切り状態を判定して1または0を生成し、電圧や電流などがアラビア数字で画面上に表示されたものであれば、2進の数値データを生成して設備状態データファイル2bに記憶する。画像解析プログラム演算部16で行われる処理に対応する図を、図6に示す。画面表示プログラム演算部17は、設備状態データファイル2bに記憶された設備毎の状態データを用いて、画面表示データを作成し、画像生成装置18を介して、モニタ装置7b上に表示する。
【0022】
本実施の形態によれば、個別監視制御用計算機1の持つ設備状態データファイル2aのデータを、中央監視制御用計算機3に伝送するときに、個別監視制御用計算機1のモニタ表示信号を、画像信号分岐装置4で分岐し、中央監視制御用計算機3に伝送し、中央監視制御用計算機3の持つ設備状態データファイル2bに記憶させ、そこから個別監視制御用計算機1のモニタ表示信号を復元して、画面に表示することができる。
【0023】
したがって、改変の難しいデータリンクプログラムの変更作業は行わず、上述した双方の監視制御用計算機の製作メーカや機種などに依存することなく、標準規格に沿って製作されたモニタ装置7aを用いることにより、第1の監視制御用計算機の持つデータを第2の監視制御用計算機に容易に伝送することができる。
【0024】
(第2の実施の形態:請求項2に対応)
図2は、本実施の形態に関連する設備状態監視制御システムを示したものである。
同図は、中央監視制御用計算機3のキーボード装置19bとマウス装置20bの情報をインタネット21を介して、個別監視制御用計算機1に伝送し、該監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面内容を分岐し、インタネット21を使って、中央監視制御用計算機3に折り返し伝送し、モニタ装置7b上に表示することを特徴とする設備状態監視制御システムを示している。
【0025】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素の動作を説明する。
【0026】
中央監視制御用計算機3の演算制御装置65b内のキーボード入力プログラム演算部31は、キーボード装置19bそしてキーボード入力装置23bからのキーボード入力データを取り込み、さらにキーボード入力データをキーボードデータ出力プログラム演算部32に伝送する。
【0027】
マウス入力プログラム演算部33は、マウス入力装置34bを介して伝送されたマウス装置20bの操作情報を取り込み、さらに操作情報をマウスデータ生成プログラム演算部35に伝送する。
【0028】
マウスデータ生成プログラム演算部35は、縦方向の移動量、横方向の移動量、クリック操作発生のデータを生成する。マウスデータ生成プログラム演算部35で生成された上記データは、データ送受信プログラム演算部29bにより、データ送受信装置28bを介してインタネット21に送信もしくはインタネット21を介して他の監視制御用計算機からデータを受信する。
【0029】
一方、個別監視制御用計算機1側では、画像処理用計算機52において、データ送受信プログラム演算部29aにより、インタネット21およびデータ受送信装置28aを介してマウスデータを取り込む。同様に、インタネット21に自己データを送信する。
【0030】
キーボードデータ出力プログラム演算部27は、データ送受信プログラム演算部29aにより、中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、キーボード装置19aの同一のキーが押下されるときに生成される信号と同一のデータとして生成する機能を有する。
【0031】
マウスデータ出力プログラム演算部30は、データ送受信プログラム演算部29aにより、中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、マウス装置20aの同一のマウス操作により生成される信号と同一のデータとして生成する機能を有する。
【0032】
キーボード信号出力装置26は、キーボードデータ出力プログラム演算部27により生成されるキーボードデータを、伝送用電気信号であるキーボード信号に変換する。
【0033】
画像信号変換装置8は、画像データ入力プログラム演算部25により、モニタ表示用の画像信号を画像データに変換して画像データファイル10aに伝送する機能を有する。
【0034】
キーボード信号合成装置22は、操作員の操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定による特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のキーボード信号入力装置23aに伝送する。
【0035】
画像信号分岐装置4は、個別監視制御用計算機1の画像生成装置6の生成する画像表示信号を分岐して、既設のモニタ装置および新たに設ける画像サーバに、同時に伝送する機能を有する。
【0036】
画像データ出力プログラム演算部36は、画像データファイル10bの内容をモニタ装置7bに表示するために、図6に示すフローに従って、画像データファイル10bから当該画像データを取出して画像生成装置38に引き渡す。画像生成装置38では、画像データに基づきモニタ表示装置7bで画像として表示可能な画像信号を生成する。
【0037】
これらの構成要素を用いることにより、折り返しのフローは以下のようになる。
画像信号分岐装置4を介して分岐した画像信号は、画像信号変換装置8により画像データに変換され、画像データ入力プログラム演算部25により画像データファイル10aに記憶される。この画像データは、データ送受信プログラム演算部29a、データ送受信装置28a、インタネット21を介して、データ送受信プログラム演算部29bにより画像データファイル10bに記憶される。データ送受信プログラム演算部29a,29bでの処理は、そのプログラムを図7に示すフローに従って演算する。画面データ出力プログラム演算部36に引き渡された画像データは、画像生成装置38により、画像信号に変換され、モニタ装置7bに表示される。
【0038】
本実施の形態によれば、個別監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面と同一の画面を、インタネット21を介して接続されている中央監視制御用計算機3に設けられたキーボード装置19bを使って、中央監視制御用計算機3のモニタ装置7b上に表示することができる。
【0039】
したがって、個別監視制御用計算機に、新たな入出力ポートの追加や、プログラムの追加を一切必要としないことから、これらの実装が困難な既存の監視制御用計算機からでも、センターなどに設ける監視制御用計算機に対して、監視対象の設備状態データを容易に通知することができる。
【0040】
(第3の実施の形態:請求項3に対応)
図3は、本実施の形態に関連する設備状態監視制御システムを示す。
同図は、監視制御用計算機などに設ける、入力装置のキーボード装置とマウス装置以外にも、インタネットに接続された端末装置を設け、これら端末装置を介して独立した入力装置のキーボード装置とマウス装置を設け、該キーボード装置とマウス装置の状態をインタネット回線を介して個別監視制御用計算機に伝送し、該監視制御用計算機のモニタ装置に表示される画像データを分岐し、インタネット回線を使って折り返し、中央監視制御用計算機に伝送し、画像解析により監視対象設備状態データを抽出することを特徴とする設備状態監視制御システムを示している。
【0041】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素についての動作を、説明する。
【0042】
監視制御用計算機とは独立して設けられた端末装置の入力装置40では、キーボード入力装置23cでのキーボード操作に基づくキーボード入力データが、キーボードデータ入力プログラム演算部41により取り込まれ、取り込まれたキーボード入力データは、キーボード信号生成プログラム演算部43によりデータ伝送用のデータフォーマットに生成される。
【0043】
マウスデータ入力プログラム演算部44は、マウス入力装置34cを介して伝送されてくるマウス装置20cによる操作情報を取り込み、この取り込まれた操作情報は、マウス信号生成プログラム演算部45にによりデータ伝送用のデータフォーマットに生成される。
【0044】
これらのデータフォーマットに生成されたデータは、データ送受信用プログラム演算部29cによりデータ送受信装置28cを介してインタネット21に送信される。また、中央監視制御用計算機からのデータも、インタネット21を介して受信される。
一方、個別監視制御用計算機1側では、インタネット21およびデータ送受信装置28aを介して独立した入力装置40からのデータが、画像処理用計算機52内のデータ送受信プログラム演算部29aにより、取り込まれる。同様に、インタネット21に自己データが送信される。
【0045】
キーボード信号出力装置26は、キーボードデータ出力プログラム演算部27により生成されるキーボードデータを電気信号であるキーボード信号に変換する機能を有する。
【0046】
キーボード信号合成装置22は、複数のキーボード信号を入力し、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1に通知する機能を有する。マウス信号合成装置46も、キーボード信号合成装置22と同様の機能を有する。
【0047】
キーボード出力プログラム演算部27は、データ送受信プログラム演算部29aにより中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、キーボード装置19aの同一のキーが押下されるときに生成される信号と同一のものデータとして生成する機能を有する。
【0048】
マウスデータ出力プログラム演算部30は、データ送受信プログラム演算部29aにより他方の監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、マウス装置20aの同一のマウス操作により生成される信号と同一のものデータとして生成する機能を有する。
【0049】
画像信号分岐装置4は、個別監視制御用計算機1中の画像生成装置6の生成する画像表示信号を分岐して、同時に複数の装置に通知する機能を有する。
【0050】
画像信号変換装置8は、画像データ入力プログラム演算部25により、モニタ表示用の画像信号を画像データに変換して画像データファイル10aに伝送する機能を有する。
【0051】
キーボード信号合成装置22は、操作員による操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のキーボード信号入力装置48に伝送する機能を有する。
【0052】
マウス信号合成装置46は、操作員による操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のマウス信号入力装置47に伝送する機能を有する。
【0053】
画像解析プログラム演算部16は、画像データファイル10bに登録された全ての設備を対象に、図8に示すように、例えば開閉器であれば、画面上に赤色または緑色で表示される入または切り状態を判定して1または0を生成し、電圧や電流などがアラビア数字で画面上に表示されたものであれば、2進の数値データを生成して設備状態データファイル2bに記憶する。
【0054】
以下に、本実施の形態の全体の動作フローについて説明する。
独立した端末装置の入力装置40に接続されるマウス装置20cとキーボード装置19cの操作情報は、マウスデータ入力プログラム演算部44そしてキーボード入力プログラム演算部41により、マウス入力装置34cとキーボード入力装置19cを介して入力装置40内に取り込まれる。そして取り込まれた操作情報は、マウスデータ信号生成プログラム演算部45とキーボードデータ生成プログラム演算部43によりデータ伝送用のデータになる。
【0055】
これらの各生成プログラム演算部により生成されたデータは、データ送受信プログラム29cにより、インタネット21を介して、例えば個別監視制御用計算機1側に設けられた画像処理用計算機52に伝送される。
【0056】
個別監視制御用計算機1側では、中央監視制御用計算機3から伝送されてくるデータが、データ送受信プログラム演算部29aにより、データ送受信装置28a等を介して、画像処理用計算機52に取り込まれる。
【0057】
この結果、表示画面が、個別監視制御用計算機1により特定され、画像生成装置6を介してモニタ表示用の画像信号になる。
【0058】
同時に、画像生成装置6から画像信号分岐装置4を介して分岐した画像信号は、画像信号変換装置8で画像データに変換され、変換された画像データは、画像データ入力プログラム演算部25により画像データファイル10aに記憶される。この画像データは、データ送受信プログラム演算部29a、データ送受信装置28a、インタネット21を介して、中央監視制御用計算機3に取り込まれ、データ送受信装置28bを介してデータ送受信プログラム演算部29bにより画像データファイル10bに記憶される。
【0059】
画面表示プログラム演算部51では、図8中に示すように、設備状態データファイル2bに記憶された設備毎の状態を用いて、画面表示データが作成され、画像生成装置38を介してモニタ装置7b上に表示される。
【0060】
本実施の形態によれば、インタネット21に独立して接続される端末装置の入力装置40に備えられたマウス装置20cとキーボード装置19cを使って、中央監視制御用計算機3のモニタ装置7b上に、設備状態を含む画面を特定して表示することができる。すなわち、独立した入力装置を用いて、個別監視制御用計算機1の持つ設備状態データファイル2aの内容を、中央監視制御用計算機3の設備状態データファイル2bに復元することができる。
【0061】
したがって、第2の実施の形態と同様に、既存の個別監視制御用計算機に新たな入出力ポートの追加や、プログラム追加を一切必要としないことから、これらの実装が困難で、稼動中の個別監視制御用計算機からでも、センターなどに設ける中央監視制御用計算機に対して、監視対象の設備状態データを容易に通知することができる。
【0062】
なお、本実施の形態では、画像解析プログラム演算部16による設備状態データの抽出機能を、中央監視制御用計算機3に設けているが、該設備状態データの抽出機能を、個別監視制御用計算機1の近傍に置く画像処理用計算機52に設けることにより、画像処理用計算機52において設備状態データを変換し、インタネット21を介して中央監視制御用計算機3に伝送するシステムも考えられる。
【0063】
(第4の実施の形態:請求項4に対応)
図4は、本実施の形態に関連する設備状態監視制御システムを示す。
同図は、予め監視制御用の複数の画面を自動的に表示するために、中央監視制御用計算機3に、キーボード装置19bとマウス装置20bの一連の操作を模擬するデータを用意しておき、そのデータを、順次インタネット網21を介して、個別監視制御用計算機1に伝送し、該監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面内容を分岐して、インタネット21を使って中央監視制御用計算機3に伝送し、画像解析により監視対象の設備状態データを抽出し、設備状態データファイル2bに記憶するとともに、画面表示することを特徴とする設備監視制御データ伝送システムを示している。
【0064】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素についての動作を説明する。
【0065】
中央監視制御用計算機3の演算制御部65b内のマウスデータ等生成プログラム演算部56は、キーボード装置19bとマウス装置20bの一連の操作を模擬するデータを図示しない記憶領域に格納する機能を有する。
【0066】
画像処理用計算機52内のデータ送受信プログラム演算部29aは、インタネット21およびデータ送受信装置28aを介して、マウスデータ等生成プログラム演算部56からの上記模擬データを取り込む。同様に、インタネット21に自己データが送信される。
【0067】
キーボード信号出力装置26は、キーボードデータ出力プログラム演算部27により生成されるキーボードデータを電気信号であるキーボード信号に変換する機能を有する。
【0068】
マウスデータ出力プログラム30は、データ送受信プログラム演算部29aにより中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、マウス装置20aの同一のマウス操作により生成される信号と同一のデータとして生成する機能を有する。
【0069】
キーボード信号合成装置22は、複数のキーボード信号を入力し、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、監視制御用計算機1に通知する機能を有する。
【0070】
マウス信号合成装置46は、操作員による操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定による特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のマウス信号入力装置47に伝送する機能を有する。
【0071】
画像解析プログラム演算部16は、画像データファイル10bに登録された全ての設備を対象に、図8に示すように、例えば開閉器であれば、画面上に赤色または緑色で表示される入または切り状態を判定して1または0を生成し、電圧や電流などがアラビア数字で画面上に表示されたものであれば、2進の数値データを生成して設備状態データファイル2bに記憶する。
【0072】
画像信号分岐装置4は、個別監視制御用計算機1の画像生成装置6の生成する画像表示信号を分岐して、同時に複数の装置に通知する機能を有する。
【0073】
画像信号変換装置8は、画像データ入力プログラム演算部25により、モニタ表示用の画像信号を画像データに変換して画像データファイル10aに伝送する機能を有する。
【0074】
画面表示プログラム演算部51により、図16に示すように、設備状態データファイル2bに記憶された設備毎の状態を用いて画面表示データが作成され、画像生成装置6により、画面表示データは、モニタ装置7b上に表示される。
【0075】
以下に、本実施の形態の機能フローについて説明する。
中央監視制御用計算機3に設けるマウスデータ等生成プログラム演算部56は、個別監視制御用計算機1のマウス装置20aとキーボード装置19aで実施される一連の操作を模擬するデータを図示していない記憶領域から読み出す。そして、読み出された当該データは、データ送受信プログラム演算部29bにより、データ送受信装置28bを介してインタネット21に出力され、個別監視制御用計算機1側に設けられた画像処理用計算機52に伝送される。
【0076】
個別監視制御用計算機1側では、監視制御用計算機3から伝送されてくるデータが、データ送受信プログラム演算部29aにより、データ送受信装置28a等を介して画像処理用計算機に取り込まれる。
【0077】
画像処理用計算機52に取り込まれたデータは、キーボード信号出力プログラム演算部27とマウス信号出力プログラム演算部30により、マウス信号出力装置45とキーボード信号出力装置26を介してマウス信号合成装置46とキーボード信号合成装置22に伝送される。
【0078】
そして、マウス信号合成装置46とキーボード信号合成装置22からマウス信号入力装置47とキーボード信号入力装置48に伝送されてくるデータに基づき、個別監視制御用計算機1は、画像生成装置6を介してモニタ表示用の画像信号を生成する。
【0079】
その後、画像信号分岐装置4により分岐された画像信号は、画像処理用計算機52中の画像信号変換装置24により画像データに変換され、画像データ入力プログラム25により画像データファイル10aに記憶される。この画像データは、データ送受信プログラム演算部29a、データ送受信装置28a、インタネット21、データ送受信装置28b、データ送受信プログラム29bを介して、画像データファイル10bに引き渡され、記憶される。画像解析プログラム16では、監視対象の設備の表示データが取出され、設備状態データファイル2bに記憶される。さらに、画面表示プログラム演算部51により、画面表示データが作成され、画像生成装置6bを介してモニタ装置7b上に表示される。
【0080】
本実施の形態によれば、中央監視制御用計算機3内に、キーボード装置とマウス装置の一連の操作を模擬するデータを用意しておき、この模擬操作情報に基づいて、個別監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面と同一の画面を、インタネット21を介して接続される中央監視制御用計算機3のモニタ装置7b上に表示することができる。
【0081】
したがって、第2の実施の形態や第3の実施の形態と同様に、監視制御用計算機に新たな入出力ポートの追加や、プログラム追加を一切必要としないことから、これらの実装が困難な稼動中の個別監視制御用計算機からでもセンターなどに設ける中央監視制御用計算機に対して、監視対象の設備状態データを容易に通知することができる。
【0082】
なお、本実施の形態では、画像解析プログラム演算部16による設備状態データの抽出機能を、中央監視制御用計算機3に設けているが、抽出機能を個別監視制御用計算機1の近傍に置いた画像処理用計算機52に設けることにより、抽出された設備状態データを、インタネット21を介して、中央監視制御用計算機3に伝送する方法も考えられる。
【0083】
さらに、本実施の形態で示したマウスデータ等生成プログラム演算部56は、中央監視制御用計算機3の外部に設けてもよい。
【0084】
また、本実施の形態では、通信回線としてインターネットにて説明したが、電話回線などの専用回線を用いてもよい。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、管理室にある既存の監視制御用計算機の入出力ポートやメモリの増設や、プログラム追加を伴なうことなく、該監視制御用計算機の持つ設備状態データを、例えばセンターに備える中央監視制御用計算機にて容易に収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図2】第2の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図3】第3の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図4】第4の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図5】画像データ入力プログラム演算部9のフローチャート。
【図6】画像解析プログラム演算部16の処理の説明図。
【図7】データ送受信プログラム演算部29a,29b,29cのフローチャート。
【図8】画像データ解析プログラム演算部16のフローチャート。
【図9】従来の設備状態監視制御システムの概念構成図。
【図10】従来の設備状態監視制御システムの構成図。
【図11】監視制御プログラム演算部59のフローチャート。
【図12】マウスデータ入力プログラム演算部44のフローチャート。
【図13】キーボード入力プログラム演算部31のフローチャート。
【図14】データリンク入力プログラム演算部62aのフローチャート。
【図15】データリンク入力プログラム演算部62bのフローチャート。
【図16】画面表示用プログラム演算部5のフローチャート。
【符号の説明】
1,1A〜1n・・・個別監視制御用計算機、2a,2b・・・設備状態データファイル、3・・・中央監視制御用計算機、4・・・画像信号分岐装置、5・・・画像表示用プログラム演算部、6・・・画像生成装置、7a,7b・・・モニタ装置、8・・・画像信号変換装置、9・・・画像データ入力プログラム演算部、10a,10b・・・画像データファイル、11a,11b・・・データ送受信プログラム演算部、12a,12b・・・データ送受信装置、16・・・画像解析プログラム演算部、17・・・画面表示プログラム演算部、18・・・画像生成装置、19a,19c・・・キーボード装置、20a,20b,20c・・・マウス装置、21・・・インタネット網、22・・・キーボード信号合成装置、23b,23c・・・キーボード入力装置、25・・・画像データ入力プログラム演算部、26・・・キーボード信号出力装置、27・・・キーボードデータ出力プログラム演算部、28a,28b,28c・・・データ送受信装置、29a,29b,29c・・・データ送受信プログラム演算部、30・・・マウスデータ出力プログラム演算部、31・・・キーボード入力プログラム演算部、32・・・キーボードデータ出力プログラム演算部、33・・・マウス入力プログラム演算部、34b,34c・・・マウス入力装置、35・・・マウスデータ生成プログラム演算部、36・・・画像データ出力プログラム、38・・・画像生成装置、40・・・入力装置、41・・・キーボードデータ入力プログラム演算部、43・・・キーボード信号生成プログラム演算部、44・・・マウスデータ入力プログラム演算部、45・・・マウス信号生成プログラム演算部、46・・・マウス信号合成装置、47・・・マウス信号入力装置、48・・・キーボード信号入力装置、51・・・画面表示プログラム、52・・・画像処理用計算機、56・・・マウスデータ等生成プログラム演算部、57・・・機器装置、58・・・プロセス入出力装置、59・・・監視制御プログラム演算部、60・・・キーボード入力プログラム演算部、61・・・マウスデータ入力プログラム演算部、62a,62b・・・データリンクプログラム演算部、63a,63b・・・データ送受信装置、64・・・マウス信号出力装置、65a,65b・・・演算部制御装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、モニタ装置、キーボード装置およびマウス装置などの外部操作機器を備えて設備状態の監視制御を行う既存個別の監視制御用計算機と該監視制御用計算機が有する設備状態情報を集めて総合的に監視制御を行う中央監視制御用計算機間の設備状態監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルや工場には、受変電設備や空調設備などの大型の電気機械設備が多数存在する。これらの設備は、その機能を維持継続するため、設備異常等が発生した時には、速やかに復旧のための対策をとることが重要である。このため、一般には、建物の中に管理室を設け、監視制御用計算機を設け、監視対象の設備の状態を収集し、集中監視する方法が採用されている。
【0003】
図9は、従来の集中監視のための設備状態監視制御方法およびそのシステムの概要を示したものである。インタネット21を介して複数の個別監視制御用計算機1A〜1nと中央監視制御用計算機3が接続され各計算機間でデータの伝送が行われている。伝送された設備状態のデータは、モニタ装置上に画面として表示されて、監視制御用業務が遂行されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図10は、上記のようなデータ伝送方法の一例を示したものである。先ず、設備状態データが、既存の個別監視制御用計算機1Aに接続される監視制御対象の機器装置57から、プロセス入出力装置58を介して入力される。入力された設備状態データは監視制御プログラム演算部59により、図11に示すフローに従って、設備状態データファイル2aに書き込まれる。
【0005】
キーボード装置19aの特定のキー、例えば「F1キー」を押下すれば、設備状態を示すデータが、キーボード信号入力装置48から入力される。入力された設備状態データは、キーボード入力プログラム演算部60により、図13に示すフローに従って、画面表示用プログラム演算部5に通知される。画面表示用プログラム演算部5は、当該通知に基づき、キーボード通知内容、すなわち設備状態データを、設備状態データファイル2aから取り出して画像データを生成し、画像生成装置6に通知する。通知後、画像生成装置6により画像データを画像表示のための画像信号に変換後、モニタ装置7aに伝送し、画像として表示する。
【0006】
一方、マウス信号入力装置47は、画面に表示するカーソルの表示位置を記憶するメモリを保有し、そのメモリ内容は、マウス装置20aのスクロール操作に応じて、常に更新される。カーソルの表示位置は、画像生成装置6に通知され、画面表示用プログラム演算部5が、図16に示すフローに従って、設備状態データファイル2a中の画面管理データから作成した表示画面データによる画像に重畳しながら、画面上にカーソルとして表示される。
【0007】
マウス装置20aのクリック操作により、マウスクリック信号がマウス信号入力装置47に通知されると、マウス信号入力装置47は、自分が保有するカーソルの現在表示位置を、マウスデータ入力プログラム演算部61に通知する。図12に示すフローに従い、マウスデータ入力プログラム演算部61に通知されたカーソルの現在の表示位置は、画面表示用プログラム演算部5に通知される。通知を受けた画面表示用プログラム演算部5は、このカーソル表示位置情報に基づいて、自身が持つ画面管理データに登録された当該通知に関係する設備状態データを、設備状態データファイル2aから取り出し、画面データを生成し、画像生成装置6に通知して、画面表示のための画像信号に変換後、モニタ装置7aに伝送し、ここで画像を表示する。
【0008】
設備状態データファイル2aに記憶されている設備状態データは、データリンクプログラム演算部62aにより、図14に示すフローに従い、個別監視制御用計算機1Aのデータ送受信装置63aから、中央監視制御用計算機3のデータ送受信装置63bに接続され、データリンクプログラム演算部62bにより、図15に示すフローに従い、設備状態データファイル2bに記憶される。
【0009】
このように、中央監視制御用計算機3においても、受信データが記憶される設備状態データファイル2bが、個別監視制御用計算機1Aと同様の構成で、モニタ装置7b上に設備状態の画像を表示することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−328990号公報(要約)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
最近は、運用管理の効率化を目的に、集中管理センターを設け、複数の既存の管理室を一括して広域管理する方法も採用されるようになって来たので、集中管理センターに中央監視制御用計算機を設け、ビルや工場の監理室にある既存の個別監視制御用計算機を通信回線などで接続して、各監理室の設備状態データを収集する方法が採用されている。
しかしながら、この場合、管理室の監視制御用計算機の入出力ポートへ新たなデータ伝送装置を追加接続する作業に加え、メモリ増設やデータ伝送のためのプログラム組込みなどの作業が発生することになる。
【0012】
稼働中の個別監視制御用計算機の中には、例えば、このリンク機構におけるデータリンクプログラム演算部62aのように、予備の入出力ポートが無い場合があり、しかも新たな入出力ポートの接続作業が困難な場合もあり、メモリが充分でなく、プログラム追加作業が困難な場合もあり、入出力ポートやメモリの増設が可能な場合でも、プログラム追加作業量が膨大となり、導入後に見込まれる効果を超える多くの費用を必要とする場合があるなどの問題がある。
このため、各監理室で現在稼働中の個別監視制御用計算機と監視センターなどに新たに設ける中央監視制御用計算機を接続することにより広域集中化を図ろうとする方法は、その方法が広く普及することを阻害されている。
【0013】
したがって、本発明は、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規集中型である中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備監状態視制御システムにおいて、個別監視制御用計算機の外部に、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号をネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する画像信号処理用計算部とを備え、中央監視制御用計算機内に、ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備えたことを特徴とする。
これにより、個別監視制御用計算機の持つ設備状態データファイルのデータを、中央監視制御用計算機に伝送するときに、個別監視制御用計算機のモニタ表示信号を、画像信号分岐装置で分岐し、中央監視制御用計算機に伝送し、中央監視制御用計算機の持つ設備状態データファイル用いて、個別監視制御用計算機のモニタ表示信号を復元して、画面に表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、中央監視制御用計算機内に、操作員の操作により入力された操作情報を伝送するデータ送受信部を備え、個別監視制御用計算機の外部に、操作情報がネットワークを介して送信されると、該操作情報が既存の個別操作情報との信号合成部を介して個別監視制御用計算機に伝送され、個別監視制御用計算機から操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する画像信号処理用計算部と、前記中央監視制御用計算機内に、さらに、ネットワークを介して個別監視制御用計算機から伝送されてきた前記画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像ファイルと、画像ファイルの設備状態データをモニタ部に表示する画像データ出力演算部とを備えたことを特徴とする。
これにより、個別監視制御用計算機のモニタ装置に表示される画面と同一の画面を、インタネット網を介して接続されている中央監視制御用計算機設けられたキーボード装置を使って、中央監視制御用計算機のモニタ装置上に表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴わずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、個別監視制御用計算機の外部に、操作員の操作により入力された操作情報を伝送用データに処理し、ネットワークに送信する機能を有する端末機器と、端末機器からの前記操作情報が前記ネットワークを介して送信されると、既存の個別操作情報との信号合成部を介して個別監視制御用計算機に伝送され、個別監視制御用計算機から前記操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する前記画像信号処理用計算部と、中央監視制御用計算機内に、ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる前記画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備えたことを特徴とする。
これにより、インタネットに独立して接続される入力装置に備えられたマウス装置とキーボード装置を使って、中央監視制御用計算機のモニタ装置上に、設備状態を含む画面を特定して表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0017】
本発明の請求項4に記載の設備状態監視制御システムは、ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備監視制御システムにおいて、中央監視制御用計算機内に、操作員の代わりに模擬操作情報を生成する模擬操作情報生成部と、生成された模擬操作情報を前記ネットワークを介して伝送するデータ送受信部を備え、個別監視制御用計算機の外部に、模擬操作情報が前記ネットワークを介して送信されると、該模擬操作情報が既存の個別操作情報との信号合成部を介して個別監視制御用計算機に伝送され、個別監視制御用計算機から模擬操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する前記画像信号処理用計算部と、中央監視制御用計算機内に、さらに、ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる画像信号を受信するデータ送受信部と、画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部とを備えたことを特徴とする。
これにより、個別監視制御用計算機のモニタ装置に表示される画面と同一の画面を、インタネットを介して接続される中央監視制御用計算機に接続される特定のマウスデータ等生成プログラム演算部による模擬操作情報を使って、該模擬操作情報に対応する画像データを、中央監視制御用計算機のモニタ装置上に表示することができる。
したがって、各監理室の既存の個別監視制御用計算機の持つ設備状態データを、入出力ポートおよびメモリの増設や、プログラムの追加を伴なわずに、該監視制御用計算機から、監理センターの新規の中央監視制御用計算機に容易に伝送するシステムを提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態:請求項1に対応)
図1は、本実施の形態の設備状態監視制御システムを示す。図10に示した同一の構成要素には、同一の符号を付す。図10の従来例に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素についての動作を説明する。
同図は、個別監視制御用計算機1の持つ設備状態データファイル2aのデータを、中央監視制御用計算機3に伝送するときに、個別監視制御用計算機1の画像生成装置6からのモニタ表示信号が、画像信号分岐装置4で分岐され、一旦、画像処理用計算機52にて画像データに変換される。変換された画像データは、中央監視制御用計算機3に伝送され、画像解析された後、中央監視制御用計算機3の持つ設備状態データファイル2bに収納される。収納された設備状態データファイル2bを用いて、個別監視制御用計算機1のモニタ表示信号を復元して画面に表示する設備状態監視制御システムを示している。
【0019】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素による機能フローについて説明する。
個別監視制御用計算機1の画面表示プログラム演算部5で生成された画面データは、画像生成装置6により画像信号に変換され画像信号分岐装置4を介してモニタ装置7a上に表示される。同時に、画面データは画像信号変換装置8にも伝送され、変換された画像データは、図5に示すように、画像データ入力プログラム演算部9により、画像データファイル10aに記憶される。
【0020】
画像データファイル10aに記憶された画像データは、データ送受信プログラム演算部11aによりデータ送受信装置12aを介して、中央監視制御用計算機3のデータ送受信装置12bに入力される。入力された画像データは、データ送受信プログラム演算部11bにより画像データファイル10bに伝送されて、記憶される。
【0021】
画像解析プログラム演算部16は、画像データファイル10bに登録された全ての設備を対象に、例えば開閉器であれば、画面上に赤色または緑色で表示される入または切り状態を判定して1または0を生成し、電圧や電流などがアラビア数字で画面上に表示されたものであれば、2進の数値データを生成して設備状態データファイル2bに記憶する。画像解析プログラム演算部16で行われる処理に対応する図を、図6に示す。画面表示プログラム演算部17は、設備状態データファイル2bに記憶された設備毎の状態データを用いて、画面表示データを作成し、画像生成装置18を介して、モニタ装置7b上に表示する。
【0022】
本実施の形態によれば、個別監視制御用計算機1の持つ設備状態データファイル2aのデータを、中央監視制御用計算機3に伝送するときに、個別監視制御用計算機1のモニタ表示信号を、画像信号分岐装置4で分岐し、中央監視制御用計算機3に伝送し、中央監視制御用計算機3の持つ設備状態データファイル2bに記憶させ、そこから個別監視制御用計算機1のモニタ表示信号を復元して、画面に表示することができる。
【0023】
したがって、改変の難しいデータリンクプログラムの変更作業は行わず、上述した双方の監視制御用計算機の製作メーカや機種などに依存することなく、標準規格に沿って製作されたモニタ装置7aを用いることにより、第1の監視制御用計算機の持つデータを第2の監視制御用計算機に容易に伝送することができる。
【0024】
(第2の実施の形態:請求項2に対応)
図2は、本実施の形態に関連する設備状態監視制御システムを示したものである。
同図は、中央監視制御用計算機3のキーボード装置19bとマウス装置20bの情報をインタネット21を介して、個別監視制御用計算機1に伝送し、該監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面内容を分岐し、インタネット21を使って、中央監視制御用計算機3に折り返し伝送し、モニタ装置7b上に表示することを特徴とする設備状態監視制御システムを示している。
【0025】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素の動作を説明する。
【0026】
中央監視制御用計算機3の演算制御装置65b内のキーボード入力プログラム演算部31は、キーボード装置19bそしてキーボード入力装置23bからのキーボード入力データを取り込み、さらにキーボード入力データをキーボードデータ出力プログラム演算部32に伝送する。
【0027】
マウス入力プログラム演算部33は、マウス入力装置34bを介して伝送されたマウス装置20bの操作情報を取り込み、さらに操作情報をマウスデータ生成プログラム演算部35に伝送する。
【0028】
マウスデータ生成プログラム演算部35は、縦方向の移動量、横方向の移動量、クリック操作発生のデータを生成する。マウスデータ生成プログラム演算部35で生成された上記データは、データ送受信プログラム演算部29bにより、データ送受信装置28bを介してインタネット21に送信もしくはインタネット21を介して他の監視制御用計算機からデータを受信する。
【0029】
一方、個別監視制御用計算機1側では、画像処理用計算機52において、データ送受信プログラム演算部29aにより、インタネット21およびデータ受送信装置28aを介してマウスデータを取り込む。同様に、インタネット21に自己データを送信する。
【0030】
キーボードデータ出力プログラム演算部27は、データ送受信プログラム演算部29aにより、中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、キーボード装置19aの同一のキーが押下されるときに生成される信号と同一のデータとして生成する機能を有する。
【0031】
マウスデータ出力プログラム演算部30は、データ送受信プログラム演算部29aにより、中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、マウス装置20aの同一のマウス操作により生成される信号と同一のデータとして生成する機能を有する。
【0032】
キーボード信号出力装置26は、キーボードデータ出力プログラム演算部27により生成されるキーボードデータを、伝送用電気信号であるキーボード信号に変換する。
【0033】
画像信号変換装置8は、画像データ入力プログラム演算部25により、モニタ表示用の画像信号を画像データに変換して画像データファイル10aに伝送する機能を有する。
【0034】
キーボード信号合成装置22は、操作員の操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定による特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のキーボード信号入力装置23aに伝送する。
【0035】
画像信号分岐装置4は、個別監視制御用計算機1の画像生成装置6の生成する画像表示信号を分岐して、既設のモニタ装置および新たに設ける画像サーバに、同時に伝送する機能を有する。
【0036】
画像データ出力プログラム演算部36は、画像データファイル10bの内容をモニタ装置7bに表示するために、図6に示すフローに従って、画像データファイル10bから当該画像データを取出して画像生成装置38に引き渡す。画像生成装置38では、画像データに基づきモニタ表示装置7bで画像として表示可能な画像信号を生成する。
【0037】
これらの構成要素を用いることにより、折り返しのフローは以下のようになる。
画像信号分岐装置4を介して分岐した画像信号は、画像信号変換装置8により画像データに変換され、画像データ入力プログラム演算部25により画像データファイル10aに記憶される。この画像データは、データ送受信プログラム演算部29a、データ送受信装置28a、インタネット21を介して、データ送受信プログラム演算部29bにより画像データファイル10bに記憶される。データ送受信プログラム演算部29a,29bでの処理は、そのプログラムを図7に示すフローに従って演算する。画面データ出力プログラム演算部36に引き渡された画像データは、画像生成装置38により、画像信号に変換され、モニタ装置7bに表示される。
【0038】
本実施の形態によれば、個別監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面と同一の画面を、インタネット21を介して接続されている中央監視制御用計算機3に設けられたキーボード装置19bを使って、中央監視制御用計算機3のモニタ装置7b上に表示することができる。
【0039】
したがって、個別監視制御用計算機に、新たな入出力ポートの追加や、プログラムの追加を一切必要としないことから、これらの実装が困難な既存の監視制御用計算機からでも、センターなどに設ける監視制御用計算機に対して、監視対象の設備状態データを容易に通知することができる。
【0040】
(第3の実施の形態:請求項3に対応)
図3は、本実施の形態に関連する設備状態監視制御システムを示す。
同図は、監視制御用計算機などに設ける、入力装置のキーボード装置とマウス装置以外にも、インタネットに接続された端末装置を設け、これら端末装置を介して独立した入力装置のキーボード装置とマウス装置を設け、該キーボード装置とマウス装置の状態をインタネット回線を介して個別監視制御用計算機に伝送し、該監視制御用計算機のモニタ装置に表示される画像データを分岐し、インタネット回線を使って折り返し、中央監視制御用計算機に伝送し、画像解析により監視対象設備状態データを抽出することを特徴とする設備状態監視制御システムを示している。
【0041】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素についての動作を、説明する。
【0042】
監視制御用計算機とは独立して設けられた端末装置の入力装置40では、キーボード入力装置23cでのキーボード操作に基づくキーボード入力データが、キーボードデータ入力プログラム演算部41により取り込まれ、取り込まれたキーボード入力データは、キーボード信号生成プログラム演算部43によりデータ伝送用のデータフォーマットに生成される。
【0043】
マウスデータ入力プログラム演算部44は、マウス入力装置34cを介して伝送されてくるマウス装置20cによる操作情報を取り込み、この取り込まれた操作情報は、マウス信号生成プログラム演算部45にによりデータ伝送用のデータフォーマットに生成される。
【0044】
これらのデータフォーマットに生成されたデータは、データ送受信用プログラム演算部29cによりデータ送受信装置28cを介してインタネット21に送信される。また、中央監視制御用計算機からのデータも、インタネット21を介して受信される。
一方、個別監視制御用計算機1側では、インタネット21およびデータ送受信装置28aを介して独立した入力装置40からのデータが、画像処理用計算機52内のデータ送受信プログラム演算部29aにより、取り込まれる。同様に、インタネット21に自己データが送信される。
【0045】
キーボード信号出力装置26は、キーボードデータ出力プログラム演算部27により生成されるキーボードデータを電気信号であるキーボード信号に変換する機能を有する。
【0046】
キーボード信号合成装置22は、複数のキーボード信号を入力し、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1に通知する機能を有する。マウス信号合成装置46も、キーボード信号合成装置22と同様の機能を有する。
【0047】
キーボード出力プログラム演算部27は、データ送受信プログラム演算部29aにより中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、キーボード装置19aの同一のキーが押下されるときに生成される信号と同一のものデータとして生成する機能を有する。
【0048】
マウスデータ出力プログラム演算部30は、データ送受信プログラム演算部29aにより他方の監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、マウス装置20aの同一のマウス操作により生成される信号と同一のものデータとして生成する機能を有する。
【0049】
画像信号分岐装置4は、個別監視制御用計算機1中の画像生成装置6の生成する画像表示信号を分岐して、同時に複数の装置に通知する機能を有する。
【0050】
画像信号変換装置8は、画像データ入力プログラム演算部25により、モニタ表示用の画像信号を画像データに変換して画像データファイル10aに伝送する機能を有する。
【0051】
キーボード信号合成装置22は、操作員による操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のキーボード信号入力装置48に伝送する機能を有する。
【0052】
マウス信号合成装置46は、操作員による操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のマウス信号入力装置47に伝送する機能を有する。
【0053】
画像解析プログラム演算部16は、画像データファイル10bに登録された全ての設備を対象に、図8に示すように、例えば開閉器であれば、画面上に赤色または緑色で表示される入または切り状態を判定して1または0を生成し、電圧や電流などがアラビア数字で画面上に表示されたものであれば、2進の数値データを生成して設備状態データファイル2bに記憶する。
【0054】
以下に、本実施の形態の全体の動作フローについて説明する。
独立した端末装置の入力装置40に接続されるマウス装置20cとキーボード装置19cの操作情報は、マウスデータ入力プログラム演算部44そしてキーボード入力プログラム演算部41により、マウス入力装置34cとキーボード入力装置19cを介して入力装置40内に取り込まれる。そして取り込まれた操作情報は、マウスデータ信号生成プログラム演算部45とキーボードデータ生成プログラム演算部43によりデータ伝送用のデータになる。
【0055】
これらの各生成プログラム演算部により生成されたデータは、データ送受信プログラム29cにより、インタネット21を介して、例えば個別監視制御用計算機1側に設けられた画像処理用計算機52に伝送される。
【0056】
個別監視制御用計算機1側では、中央監視制御用計算機3から伝送されてくるデータが、データ送受信プログラム演算部29aにより、データ送受信装置28a等を介して、画像処理用計算機52に取り込まれる。
【0057】
この結果、表示画面が、個別監視制御用計算機1により特定され、画像生成装置6を介してモニタ表示用の画像信号になる。
【0058】
同時に、画像生成装置6から画像信号分岐装置4を介して分岐した画像信号は、画像信号変換装置8で画像データに変換され、変換された画像データは、画像データ入力プログラム演算部25により画像データファイル10aに記憶される。この画像データは、データ送受信プログラム演算部29a、データ送受信装置28a、インタネット21を介して、中央監視制御用計算機3に取り込まれ、データ送受信装置28bを介してデータ送受信プログラム演算部29bにより画像データファイル10bに記憶される。
【0059】
画面表示プログラム演算部51では、図8中に示すように、設備状態データファイル2bに記憶された設備毎の状態を用いて、画面表示データが作成され、画像生成装置38を介してモニタ装置7b上に表示される。
【0060】
本実施の形態によれば、インタネット21に独立して接続される端末装置の入力装置40に備えられたマウス装置20cとキーボード装置19cを使って、中央監視制御用計算機3のモニタ装置7b上に、設備状態を含む画面を特定して表示することができる。すなわち、独立した入力装置を用いて、個別監視制御用計算機1の持つ設備状態データファイル2aの内容を、中央監視制御用計算機3の設備状態データファイル2bに復元することができる。
【0061】
したがって、第2の実施の形態と同様に、既存の個別監視制御用計算機に新たな入出力ポートの追加や、プログラム追加を一切必要としないことから、これらの実装が困難で、稼動中の個別監視制御用計算機からでも、センターなどに設ける中央監視制御用計算機に対して、監視対象の設備状態データを容易に通知することができる。
【0062】
なお、本実施の形態では、画像解析プログラム演算部16による設備状態データの抽出機能を、中央監視制御用計算機3に設けているが、該設備状態データの抽出機能を、個別監視制御用計算機1の近傍に置く画像処理用計算機52に設けることにより、画像処理用計算機52において設備状態データを変換し、インタネット21を介して中央監視制御用計算機3に伝送するシステムも考えられる。
【0063】
(第4の実施の形態:請求項4に対応)
図4は、本実施の形態に関連する設備状態監視制御システムを示す。
同図は、予め監視制御用の複数の画面を自動的に表示するために、中央監視制御用計算機3に、キーボード装置19bとマウス装置20bの一連の操作を模擬するデータを用意しておき、そのデータを、順次インタネット網21を介して、個別監視制御用計算機1に伝送し、該監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面内容を分岐して、インタネット21を使って中央監視制御用計算機3に伝送し、画像解析により監視対象の設備状態データを抽出し、設備状態データファイル2bに記憶するとともに、画面表示することを特徴とする設備監視制御データ伝送システムを示している。
【0064】
図10に対して、本実施の形態で新たに加えられた構成要素についての動作を説明する。
【0065】
中央監視制御用計算機3の演算制御部65b内のマウスデータ等生成プログラム演算部56は、キーボード装置19bとマウス装置20bの一連の操作を模擬するデータを図示しない記憶領域に格納する機能を有する。
【0066】
画像処理用計算機52内のデータ送受信プログラム演算部29aは、インタネット21およびデータ送受信装置28aを介して、マウスデータ等生成プログラム演算部56からの上記模擬データを取り込む。同様に、インタネット21に自己データが送信される。
【0067】
キーボード信号出力装置26は、キーボードデータ出力プログラム演算部27により生成されるキーボードデータを電気信号であるキーボード信号に変換する機能を有する。
【0068】
マウスデータ出力プログラム30は、データ送受信プログラム演算部29aにより中央監視制御用計算機3からデータ送受信装置28aなどを介して伝送される信号を、マウス装置20aの同一のマウス操作により生成される信号と同一のデータとして生成する機能を有する。
【0069】
キーボード信号合成装置22は、複数のキーボード信号を入力し、操作員の指定により特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、監視制御用計算機1に通知する機能を有する。
【0070】
マウス信号合成装置46は、操作員による操作による複数のキーボード信号のうち、操作員の指定による特定の信号のみ、または全ての信号を合成して、個別監視制御用計算機1のマウス信号入力装置47に伝送する機能を有する。
【0071】
画像解析プログラム演算部16は、画像データファイル10bに登録された全ての設備を対象に、図8に示すように、例えば開閉器であれば、画面上に赤色または緑色で表示される入または切り状態を判定して1または0を生成し、電圧や電流などがアラビア数字で画面上に表示されたものであれば、2進の数値データを生成して設備状態データファイル2bに記憶する。
【0072】
画像信号分岐装置4は、個別監視制御用計算機1の画像生成装置6の生成する画像表示信号を分岐して、同時に複数の装置に通知する機能を有する。
【0073】
画像信号変換装置8は、画像データ入力プログラム演算部25により、モニタ表示用の画像信号を画像データに変換して画像データファイル10aに伝送する機能を有する。
【0074】
画面表示プログラム演算部51により、図16に示すように、設備状態データファイル2bに記憶された設備毎の状態を用いて画面表示データが作成され、画像生成装置6により、画面表示データは、モニタ装置7b上に表示される。
【0075】
以下に、本実施の形態の機能フローについて説明する。
中央監視制御用計算機3に設けるマウスデータ等生成プログラム演算部56は、個別監視制御用計算機1のマウス装置20aとキーボード装置19aで実施される一連の操作を模擬するデータを図示していない記憶領域から読み出す。そして、読み出された当該データは、データ送受信プログラム演算部29bにより、データ送受信装置28bを介してインタネット21に出力され、個別監視制御用計算機1側に設けられた画像処理用計算機52に伝送される。
【0076】
個別監視制御用計算機1側では、監視制御用計算機3から伝送されてくるデータが、データ送受信プログラム演算部29aにより、データ送受信装置28a等を介して画像処理用計算機に取り込まれる。
【0077】
画像処理用計算機52に取り込まれたデータは、キーボード信号出力プログラム演算部27とマウス信号出力プログラム演算部30により、マウス信号出力装置45とキーボード信号出力装置26を介してマウス信号合成装置46とキーボード信号合成装置22に伝送される。
【0078】
そして、マウス信号合成装置46とキーボード信号合成装置22からマウス信号入力装置47とキーボード信号入力装置48に伝送されてくるデータに基づき、個別監視制御用計算機1は、画像生成装置6を介してモニタ表示用の画像信号を生成する。
【0079】
その後、画像信号分岐装置4により分岐された画像信号は、画像処理用計算機52中の画像信号変換装置24により画像データに変換され、画像データ入力プログラム25により画像データファイル10aに記憶される。この画像データは、データ送受信プログラム演算部29a、データ送受信装置28a、インタネット21、データ送受信装置28b、データ送受信プログラム29bを介して、画像データファイル10bに引き渡され、記憶される。画像解析プログラム16では、監視対象の設備の表示データが取出され、設備状態データファイル2bに記憶される。さらに、画面表示プログラム演算部51により、画面表示データが作成され、画像生成装置6bを介してモニタ装置7b上に表示される。
【0080】
本実施の形態によれば、中央監視制御用計算機3内に、キーボード装置とマウス装置の一連の操作を模擬するデータを用意しておき、この模擬操作情報に基づいて、個別監視制御用計算機1のモニタ装置7aに表示される画面と同一の画面を、インタネット21を介して接続される中央監視制御用計算機3のモニタ装置7b上に表示することができる。
【0081】
したがって、第2の実施の形態や第3の実施の形態と同様に、監視制御用計算機に新たな入出力ポートの追加や、プログラム追加を一切必要としないことから、これらの実装が困難な稼動中の個別監視制御用計算機からでもセンターなどに設ける中央監視制御用計算機に対して、監視対象の設備状態データを容易に通知することができる。
【0082】
なお、本実施の形態では、画像解析プログラム演算部16による設備状態データの抽出機能を、中央監視制御用計算機3に設けているが、抽出機能を個別監視制御用計算機1の近傍に置いた画像処理用計算機52に設けることにより、抽出された設備状態データを、インタネット21を介して、中央監視制御用計算機3に伝送する方法も考えられる。
【0083】
さらに、本実施の形態で示したマウスデータ等生成プログラム演算部56は、中央監視制御用計算機3の外部に設けてもよい。
【0084】
また、本実施の形態では、通信回線としてインターネットにて説明したが、電話回線などの専用回線を用いてもよい。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、管理室にある既存の監視制御用計算機の入出力ポートやメモリの増設や、プログラム追加を伴なうことなく、該監視制御用計算機の持つ設備状態データを、例えばセンターに備える中央監視制御用計算機にて容易に収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図2】第2の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図3】第3の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図4】第4の実施の形態の設備状態監視制御システムの構成図。
【図5】画像データ入力プログラム演算部9のフローチャート。
【図6】画像解析プログラム演算部16の処理の説明図。
【図7】データ送受信プログラム演算部29a,29b,29cのフローチャート。
【図8】画像データ解析プログラム演算部16のフローチャート。
【図9】従来の設備状態監視制御システムの概念構成図。
【図10】従来の設備状態監視制御システムの構成図。
【図11】監視制御プログラム演算部59のフローチャート。
【図12】マウスデータ入力プログラム演算部44のフローチャート。
【図13】キーボード入力プログラム演算部31のフローチャート。
【図14】データリンク入力プログラム演算部62aのフローチャート。
【図15】データリンク入力プログラム演算部62bのフローチャート。
【図16】画面表示用プログラム演算部5のフローチャート。
【符号の説明】
1,1A〜1n・・・個別監視制御用計算機、2a,2b・・・設備状態データファイル、3・・・中央監視制御用計算機、4・・・画像信号分岐装置、5・・・画像表示用プログラム演算部、6・・・画像生成装置、7a,7b・・・モニタ装置、8・・・画像信号変換装置、9・・・画像データ入力プログラム演算部、10a,10b・・・画像データファイル、11a,11b・・・データ送受信プログラム演算部、12a,12b・・・データ送受信装置、16・・・画像解析プログラム演算部、17・・・画面表示プログラム演算部、18・・・画像生成装置、19a,19c・・・キーボード装置、20a,20b,20c・・・マウス装置、21・・・インタネット網、22・・・キーボード信号合成装置、23b,23c・・・キーボード入力装置、25・・・画像データ入力プログラム演算部、26・・・キーボード信号出力装置、27・・・キーボードデータ出力プログラム演算部、28a,28b,28c・・・データ送受信装置、29a,29b,29c・・・データ送受信プログラム演算部、30・・・マウスデータ出力プログラム演算部、31・・・キーボード入力プログラム演算部、32・・・キーボードデータ出力プログラム演算部、33・・・マウス入力プログラム演算部、34b,34c・・・マウス入力装置、35・・・マウスデータ生成プログラム演算部、36・・・画像データ出力プログラム、38・・・画像生成装置、40・・・入力装置、41・・・キーボードデータ入力プログラム演算部、43・・・キーボード信号生成プログラム演算部、44・・・マウスデータ入力プログラム演算部、45・・・マウス信号生成プログラム演算部、46・・・マウス信号合成装置、47・・・マウス信号入力装置、48・・・キーボード信号入力装置、51・・・画面表示プログラム、52・・・画像処理用計算機、56・・・マウスデータ等生成プログラム演算部、57・・・機器装置、58・・・プロセス入出力装置、59・・・監視制御プログラム演算部、60・・・キーボード入力プログラム演算部、61・・・マウスデータ入力プログラム演算部、62a,62b・・・データリンクプログラム演算部、63a,63b・・・データ送受信装置、64・・・マウス信号出力装置、65a,65b・・・演算部制御装置
Claims (4)
- ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、
前記個別監視制御用計算機の外部に、
前記個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、
分岐された画像信号を前記ネットワークを介して前記中央監視制御用計算機に伝送する画像信号処理用計算部とを備え、
前記中央監視制御用計算機内に、
前記ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる前記画像信号を受信するデータ送受信部と、
前記画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、
前記画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部と
を備えたことを特徴とする設備状態監視制御システム。 - ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、
前記中央監視制御用計算機内に、
操作員の操作により入力された操作情報を伝送するデータ送受信部を備え、
前記個別監視制御用計算機の外部に、
前記操作情報が前記ネットワークを介して送信されると、該操作情報が既存の個別操作情報との信号合成部を介して前記個別監視制御用計算機に伝送され、前記個別監視制御用計算機から前記操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、
前記個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、
分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する前記画像信号処理用計算部と、
さらに前記中央監視制御用計算機内に、
前記ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてきた前記画像信号を受信するデータ送受信部と、
前記画像信号に基づき設備状態データを生成する画像ファイルと、
前記画像ファイルの設備状態データをモニタ部に表示する画像データ出力演算部と
を備えたことを特徴とする設備状態監視制御システム。 - ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、
前記個別監視制御用計算機の外部に、
操作員の操作により入力された操作情報を伝送用データに処理し、前記ネットワークに送信する機能を有する端末機器と、
前記端末機器からの前記操作情報が前記ネットワークを介して送信されると、既存の個別操作情報との信号合成部を介して前記個別監視制御用計算機に伝送され、前記個別監視制御用計算機から前記操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、
前記個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、
分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する前記画像信号処理用計算部と、
前記中央監視制御用計算機内に、
前記ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる前記画像信号を受信するデータ送受信部と、
前記画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、
前記画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部と
を備えたことを特徴とする設備状態監視制御システム。 - ネットワークを介して接続された中央監視制御用計算機と複数の個別監視制御用計算機の設備状態情報の監視制御を行う設備状態監視制御システムにおいて、
前記中央監視制御用計算機内に、
操作員の代わりに模擬操作情報を生成する模擬操作情報生成部と、
生成された模擬操作情報を前記ネットワークを介して伝送するデータ送受信部を備え、
前記個別監視制御用計算機の外部に、
前記模擬操作情報が前記ネットワークを介して送信されると、該模擬操作情報が既存の個別操作情報との信号合成部を介して前記個別監視制御用計算機に伝送され、前記個別監視制御用計算機から前記模擬操作情報に対応する設備状態データを取出す画像信号処理用計算部と、
前記個別監視制御用計算機の設備状態データファイルに登録されている設備状態データから画像生成部において生成された画像信号を分岐する画像信号分岐部と、
分岐された画像信号を前記ネットワークを介して中央監視制御用計算機に伝送する前記画像信号処理用計算部と、
前記中央監視制御用計算機内に、さらに、
前記ネットワークを介して前記個別監視制御用計算機から伝送されてくる前記画像信号を受信するデータ送受信部と、
前記画像信号に基づき設備状態データを生成する画像解析部と、
前記画像解析部にて生成された設備状態データを設備状態データファイルに復元する設備状態データ復元部と
を備えたことを特徴とする設備状態監視制御システム。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050721 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |