JPH09267980A - エレベータ監視制御装置 - Google Patents

エレベータ監視制御装置

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JPH09267980A
JPH09267980A JP7795196A JP7795196A JPH09267980A JP H09267980 A JPH09267980 A JP H09267980A JP 7795196 A JP7795196 A JP 7795196A JP 7795196 A JP7795196 A JP 7795196A JP H09267980 A JPH09267980 A JP H09267980A
Authority
JP
Japan
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elevator
control
emergency elevator
signal
emergency
Prior art date
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Pending
Application number
JP7795196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yura
▲たかし▼ 由良
Chiichi Orui
致一 大類
Nobuyuki Asada
信行 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常エレベータの台数の増加、非常エレベー
タの設置される建造物の高層化による階床表示のための
信号数の増加により、非常エレベータ現場盤と非常エレ
ベータ監視制御盤とを接続するケーブル本数が増加して
ケーブル布設スペースが必要となり、さらにケーブル布
設工事費の増大を招く課題があった。 【解決手段】 現場制御部から監視制御部へ送信される
エレベータの状態を示す各種信号や、監視制御部から前
記現場制御部へ送信される制御信号を光信号に変換する
変換手段と、前記現場制御部と前記監視制御部との間で
前記変換手段により変換された光信号による通信を行う
ための耐火性の光ファイバーケーブルとを備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの監
視ならびに制御を行うエレベータ監視制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のエレベータ監視制御装置を
示す構成図である。なお、以下の説明では非常エレベー
タについて説明する。図において、1はビルなどの非常
エレベータ設置現場のエレベータ機械室に設けられた非
常エレベータ現場盤、2は非常エレベータの状態を示す
状態信号や故障信号を出力するリレー接点、3は非常エ
レベータの制御を行うリレー回路のコイルである。6は
非常エレベータ、7は非常エレベータ6を駆動する電動
機、8は非常エレベータの状態を検出するリミットスイ
ッチや各種センサを備えた状態検出回路であり、検出し
た非常エレベータの状態に応じてリレー接点2を開閉す
る。9は非常エレベータの制御を行うリレー接点であ
り、コイル3の励磁、非励磁に応じて開閉が制御され
る。
【0003】10は非常エレベータの設置現場から離れ
た位置にある中央管理室や防災センターの監視室に設け
られた非常エレベータ監視制御盤、4は非常エレベータ
6の状態に応じて点灯あるいは消灯する状態表示ラン
プ、5は非常エレベータ監視制御盤10に設けられ、非
常エレベータ6の制御のための制御信号を出力するキー
スイッチである。13は非常エレベータ現場盤1のリレ
ー回路のリレー接点2と非常エレベータ監視制御盤10
の状態表示ランプ4との接続、および非常エレベータ現
場盤1のリレー回路のコイル3と非常エレベータ監視制
御盤10のキースイッチ5とを接続するケーブルであ
る。ケーブル13は、建築基準法により耐火ケーブルの
使用が義務付けられている。
【0004】次に動作について説明する。非常エレベー
タ6の運転、停止などの状態や非常エレベータ6が故障
したときの故障箇所や種別に応じて非常エレベータ現場
盤1のリレー接点2が動作する。この接点信号は、ケー
ブル13を経て非常エレベータ監視制御盤10へ伝えら
れ、状態表示ランプ4を点灯あるいは消灯する。
【0005】また、非常エレベータ監視制御盤10のキ
ースイッチ5を操作し、その接点を閉成した状態にする
と、これにより出力されるキースイッチ5の接点信号は
ケーブル13を経て非常エレベータ現場盤1へ伝わり、
リレー回路のコイル3を励磁する。そして、コイル3が
励磁されることで切り換えられるリレー接点9により、
非常エレベータは管制運転となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ監視
制御装置は以上のように構成されているので、非常エレ
ベータの状態を非常エレベータ監視制御盤で監視し制御
するためには、非常エレベータの運転、停止などの状態
や非常エレベータが故障したときの状態に応じて接点信
号を出力するリレー接点のそれぞれを、非常エレベータ
監視制御盤の対応する状態表示ランプへケーブルにより
接続する必要があった。また、非常エレベータ監視制御
盤のキースイッチと非常エレベータ現場盤のリレー回路
のコイルとの間の接続も同様であり、非常エレベータ監
視制御盤のキースイッチのそれぞれを、ケーブルを使用
して非常エレベータ現場盤の対応するリレー回路のコイ
ルへ接続する必要があった。
【0007】この結果、非常エレベータの台数が増加し
たり、非常エレベータの設置される建造物が高層化され
て階床表示のための信号数が増加したりすると、ケーブ
ルの本数が増加してケーブル布設のためのスペースが増
大し、さらにケーブル布設工事費の増大を招いてしまう
課題があった。
【0008】また、非常エレベータ監視制御盤を操作す
るオペレータは、非常エレベータ監視制御盤の多数の状
態表示ランプへ注意を注ぐ必要があり、これら多数の状
態表示ランプは盤の表面へ広範囲に配置されているの
で、非常エレベータの異常を表示している状態表示ラン
プを他の状態表示ランプと区別して認識しにくい課題が
あった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、エレベータの監視ならびに制御に
必要なエレベータの状態を示す各種信号や、エレベータ
の制御信号の送信、受信を行うためのケーブル布設に要
するスペースを少なく抑えることができ、さらに前記ケ
ーブルの布設工事費も低く抑えることのできるエレベー
タ監視制御装置を得ることを目的とする。
【0010】また、この発明はエレベータの状態を監視
したり制御する際の視認性や直感性を向上させたエレベ
ータ監視制御装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るエレベータ監視制御装置は、現場制御部と監視制御部
との間で各種信号や制御信号の送信、受信を行う通信手
段と、該通信手段により前記現場制御部から送信される
前記各種信号や、前記監視制御部から前記現場制御部へ
送信される制御信号を光信号に変換する変換手段と、該
変換手段により変換された前記光信号による通信を前記
現場制御部と前記監視制御部との間で行うための耐火性
の光ファイバーケーブルとを備えるようにしたものであ
る。
【0012】請求項2記載の発明に係るエレベータ監視
制御装置は、現場制御部と監視制御部との間で光信号に
よる通信を行うための耐熱性の光ファイバーケーブルに
耐火性の被覆体を施すようにしたものである。
【0013】請求項3記載の発明に係るエレベータ監視
制御装置は、現場制御部から送信されてきたエレベータ
の状態を示す各種信号の表示を、監視制御部のディスプ
レイ装置の画面上で行う画面出力制御手段を備えるよう
にしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
エレベータ監視制御装置を示す構成図である。なお、以
下の説明においては非常エレベータに適用する場合につ
いて説明する。図において、1はビルなどの非常エレベ
ータの設置現場のエレベータ室に設けられた非常エレベ
ータ現場盤(現場制御部)、2は非常エレベータの状態
を示す状態信号や故障信号を出力するリレー接点であ
る。このリレー接点2は前記状態信号や故障信号の種別
に対応して複数設けられている。3は非常エレベータの
管制運転制御を行うためのリレー回路のコイルであり、
このリレー回路も非常エレベータの管制運転制御の内容
に応じて複数設けられている。6は非常エレベータ(エ
レベータ)、7は非常エレベータ6を駆動する電動機、
8は非常エレベータの状態を検出するリミットスイッチ
や各種センサを備えた状態検出回路であり、検出した非
常エレベータの状態に応じてリレー接点2を開閉する。
9は非常エレベータを制御するリレー接点であり、コイ
ル3の励磁、非励磁に応じて開閉が制御される。
【0015】10は非常エレベータの設置現場から離れ
た位置にある中央管理室や防災センターの監視室に設け
られた非常エレベータ監視制御盤(監視制御部)、4は
非常エレベータの状態によりそれぞれ出力される状態信
号により点灯あるいは消灯する複数の状態表示ランプ、
5は非常エレベータの管制運転制御を行う非常エレベー
タ監視制御盤10に複数設けられているキースイッチで
ある。これらキースイッチ5からは、非常エレベータの
管制運転制御を行うための制御信号が出力される。
【0016】22は非常エレベータ現場盤1のリレー接
点2が出力する状態信号や故障信号を取り込む表示入力
器、23は非常エレベータ現場盤1のリレー回路のコイ
ル3へ管制運転を行う際の制御信号を出力する制御出力
器である。表示入力器22は、複数設けられているリレ
ー接点2のそれぞれに対応して設けられている。また、
制御出力器23も、複数設けられているコイル3にそれ
ぞれ対応して設けられている。24は光信号と電気信号
との間の変換を行う変換器(変換手段)である。この変
換器24は、前記状態信号や前記故障信号を表示入力器
22から取り込むため、入出力制御器(通信手段)39
から送信され、耐火光ファイバーケーブル(光ファイバ
ーケーブル)45を経て各表示入力器22へ送られる入
力指令、前記制御信号を制御出力器23からコイル3へ
出力するため、入出力制御器39から送信され、耐火光
ファイバーケーブル45を経て各制御出力器23へ送ら
れる出力指令、非常エレベータ監視制御盤10から非常
エレベータ現場盤1へ耐火光ファイバーケーブル45を
経て送信される制御信号などをシリアルデータからパラ
レルデータへ変換するデータ構造変換機能を備えてい
る。また、非常エレベータ現場盤1から耐火光ファイバ
ーケーブル45を経て非常エレベータ監視制御盤10へ
送信される前記状態信号や前記故障信号をパラレルデー
タからシリアルデータへ変換するデータ構造変換機能を
も備えている。25は非常エレベータ現場盤1またはそ
の近傍に備えられ、表示入力器22、制御出力器23、
変換器24などから構成されている信号入出力部であ
る。
【0017】36は光信号と電気信号との間の変換を行
う変換器である。この変換器36は、前記状態信号や前
記故障信号を表示入力器22から取り込むため、表示入
力器22へ送られる入力指令、前記制御信号を制御出力
器23からコイル3へ出力するため制御出力器23へ送
られる出力指令、非常エレベータ監視制御盤10から非
常エレベータ現場盤1へ送られる制御信号などをパラレ
ルデータからシリアルデータへ変換するデータ構造変換
機能を備えている。また、非常エレベータ現場盤1から
非常エレベータ監視制御盤10へ耐火光ファイバーケー
ブル45を経て送られてくる前記状態信号や前記故障信
号をシリアルデータからパラレルデータへ変換するデー
タ構造変換機能をも備えている。
【0018】37は非常エレベータの状態信号や故障信
号を非常エレベータ監視制御盤10の状態表示ランプ4
へ出力する表示出力器、38は非常エレベータ監視制御
盤10のキースイッチ5の接点のオンあるいはオフを制
御信号として取り込む制御入力器である。表示出力器3
7は、複数設けられている状態表示ランプ4のそれぞれ
に対応して設けられている。また、制御入力器38も、
複数設けられているキースイッチ5のそれぞれに対応し
て設けられている。39は表示入力器22の前記状態信
号や前記故障信号の取り込み動作、制御出力器23の前
記制御信号の出力動作、表示出力器37の前記状態信号
や前記故障信号の出力動作、制御入力器38の前記制御
信号の取り込み動作を制御する入力指令及び出力指令を
出力する入出力制御器、40は非常エレベータ監視制御
盤10またはその近傍に備えられ、変換器36、表示出
力器37、制御入力器38、入出力制御器39などから
構成されている信号入出力部である。
【0019】耐火光ファイバーケーブル45は信号入出
力部25の変換器24と信号入出力部40の変換器36
との間を接続している。この耐火光ファイバーケーブル
は、耐火性を有していれば光伝送損失の少ない樹脂によ
り構成されたファイバーケーブルであってもよい。
【0020】次に動作について説明する。先ず、非常エ
レベータ現場盤1の各リレー接点2の出力する状態信号
や故障信号を、非常エレベータ監視制御盤10の状態表
示ランプ4へ出力する動作について説明する。
【0021】非常エレベータ現場盤1のリレー接点2か
ら、非常エレベータ6の状態を示す状態信号や故障箇所
や種別に応じた故障信号が表示入力器22へ出力され
る。一方、入出力制御器39は、前記状態信号や前記故
障信号を表示入力器22から取り込み、非常エレベータ
監視制御盤10の状態表示ランプ4を点灯あるいは消灯
するための入力指令と出力指令とを出力する。この入力
指令は、変換器36と耐火光ファイバーケーブル45と
変換器24とを経て表示入力器22へ送られる。また、
出力指令は、前記表示入力器22に対応した表示出力器
37へ送られる。この結果、入力指令を受けた表示入力
器22は前記状態信号や故障信号の読み込み動作を行
う。また、出力指令を受けた表示出力器37は、前記入
力指令を受けた表示入力器22が読み込んだ前記状態信
号や故障信号を状態表示ランプ4へ出力可能な状態とな
る。
【0022】入力指令を受けた表示入力器22から読み
込まれた前記状態信号や故障信号は、変換器24により
パラレルデータからシリアルデータへ変換され、さらに
光信号へ変換されて耐火光ファイバーケーブル45を経
て変換器36へ送られる。変換器36では、送られて来
た前記状態信号や故障信号を電気信号に変換し、さらに
シリアルデータからパラレルデータへ変換する。そし
て、これら状態信号や故障信号は前記表示入力器22に
対応した表示出力器37へ送られ、非常エレベータ監視
制御盤10の状態表示ランプ4へ出力される。それぞれ
の状態表示ランプ4は、表示出力器37から出力された
非常エレベータの状態を示す状態信号や故障信号に応じ
て点灯または消灯する。
【0023】次に、非常エレベータ監視制御盤10のキ
ースイッチ5から出力された非常エレベータの管制運転
を行うための制御信号を、非常エレベータ現場盤1へ送
信してコイル3へ出力する動作について説明する。
【0024】非常エレベータ監視制御盤10のキースイ
ッチ5が操作され、キースイッチ5の接点がオンあるい
はオフされると、その接点のオンあるいはオフに応じた
非常エレベータの管制運転の制御信号が制御入力器38
へ出力される。一方、入出力制御器39は、前記制御信
号を制御入力器38から取り込み、制御出力器23から
出力して非常エレベータ現場盤1のコイル3を励磁ある
いは励磁解除するための入力指令および出力指令を出力
する。この出力指令は、変換器36と耐火光ファイバー
ケーブル45と変換器24とを経て制御出力器23へ送
られる。また、入力指令は、前記制御出力器23に対応
した制御入力器38へ送られる。この結果、前記入力指
令を受けた制御入力器38は前記制御信号の読み込み動
作を行うことになる。また、制御出力器23は前記制御
信号を出力可能な状態となる。
【0025】前記入力指令を受けた制御入力器38から
読み込まれた前記制御信号は、変換器36によりパラレ
ルデータからシリアルデータへ変換され、さらに光信号
へ変換され、耐火光ファイバーケーブル45を経て変換
器24へ送られる。変換器24では、送られてきた前記
制御信号を電気信号に変換し、さらにシリアルデータか
らパラレルデータへ変換する。この制御信号は、前記出
力指令を受けた制御出力器23から非常エレベータ現場
盤1のコイル3へ出力される。このようにして、非常エ
レベータ現場盤1のそれぞれのコイル3は、それぞれ操
作されたキースイッチ5から出力された制御信号に応じ
て励磁され、あるいは励磁が解除され、非常エレベータ
の管制運転が制御される。
【0026】なお、以上の説明において、入出力制御器
39は、前記状態信号や前記故障信号を表示入力器22
から取り込んで非常エレベータ監視制御盤10の状態表
示ランプ4へ出力するための入力指令および出力指令
と、前記制御信号を制御入力器38から取り込んで非常
エレベータ現場盤1のコイル3へ出力するための入力指
令および出力指令とを交互に出力する。この結果、耐火
光ファイバーケーブル45上では、非常エレベータ現場
盤1から非常エレベータ監視制御盤10へ送られる複数
の多重化された前記状態信号や前記故障信号と、非常エ
レベータ監視制御盤10から非常エレベータ現場盤1へ
送られる複数の多重化された制御信号とが高速で交互に
双方向に送信、受信され、非常エレベータ現場盤1と非
常エレベータ監視制御盤10との間で1本の耐火光ファ
イバーケーブルを使用した高速な双方向の通信が実現す
る。
【0027】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、非常エレベータ現場盤1から非常エレベータ監視制
御盤10へ送られる前記状態信号や前記故障信号と、非
常エレベータ監視制御盤10から非常エレベータ現場盤
1へ送られる制御信号とを、耐火光ファイバーケーブル
45を用いて高速で双方向に送信、受信する構成にした
ので、非常エレベータ現場盤1と非常エレベータ監視制
御盤10との間を1本の耐火光ファイバーケーブルによ
り接続すればよく、ケーブル布設のスペースが少なくて
すみ、ケーブル布設費用も低く抑えることができる効果
が得られる。
【0028】なお、以上の説明では非常エレベータに適
用する場合について説明したが、通常使用されるエレベ
ータへ適用してもよいことは言うまでもない。
【0029】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による非常エレベータ監視制御装置を示す構成図
である。図2において図1と同一または相当する部分に
ついては同一符号を付し説明を省略する。図において、
46は耐熱光ファイバーケーブル、47は耐熱光ファイ
バーケーブル46を覆っている耐火性の被覆体である。
【0030】前記実施の形態1の非常エレベータ監視制
御装置では、耐火光ファイバーケーブル45を用いて非
常エレベータ現場盤1と非常エレベータ監視制御盤10
との間で高速な双方向の通信を行うように構成したが、
このような耐火光ファイバーケーブルの入手および施工
が困難である場合には、通常の耐熱光ファイバーケーブ
ル46に耐火性の被覆体47を設けて建築基準法を満足
させる。そして、非常エレベータ現場盤1と非常エレベ
ータ監視制御盤10との間で耐火性の被覆体47により
耐火性が付与された1本の耐熱光ファイバーケーブル4
6を使用して高速な双方向の通信を実現する。
【0031】この実施の形態2でも、前記実施の形態1
と同様に非常エレベータ現場盤1と非常エレベータ監視
制御盤10との間を耐火性の被覆を施した1本の耐熱光
ファイバーケーブルにより接続することになり、ケーブ
ル布設のスペースが少なくてすみ、ケーブル布設費用も
低く抑えることができる効果が得られる。
【0032】なお、以上の説明では非常エレベータに適
用する場合について説明したが、通常使用されるエレベ
ータへ適用してもよいことは言うまでもない。
【0033】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3による非常エレベータ監視制御装置を示す構成図
である。図3において図1と同一または相当する部分に
ついては同一符号を付し説明を省略する。図において、
51はデータ処理装置、52はディスプレイ装置、53
はマウスなどの入力装置、54はディスプレイ装置52
の画面上へ非常エレベータの配置構成、非常エレベータ
に付随する各種の設備配置状況、非常エレベータ監視制
御盤10の状態表示ランプ4やキースイッチ5をグラフ
ィカルに表示するとともに、ディスプレイ装置52の画
面上へ表示された非常エレベータの配置構成や非常エレ
ベータに付随する各種の設備配置状況、非常エレベータ
監視制御盤1の状態表示ランプ4やキースイッチ5を示
す画に対し、表示出力器37へ送られてきた状態信号や
故障信号を視覚的な情報として表示出力するソフトウェ
ア(画面出力制御手段)である。
【0034】次に動作について説明する。非常エレベー
タ現場盤1から非常エレベータの状態信号や故障信号が
耐火光ファイバーケーブル45を経て送られてくると、
これらの信号は前記実施の形態1および実施の形態2と
同様に、非常エレベータ監視制御盤10へ出力され、状
態表示ランプ4を点灯あるいは消灯させる。この状態信
号や故障信号はデータ処理装置51へも取り込まれる。
そして、これら状態信号や故障信号は、ディスプレイ装
置52の画面上に表示されている非常エレベータの配置
構成や非常エレベータに付随する各種の設備配置状況、
非常エレベータ監視制御盤10の状態表示ランプ4やキ
ースイッチ5を示す画に対し視覚的な情報として出力さ
れる。この視覚的な情報として出力される形態は、例え
ば非常エレベータを示す画の位置を、現在、非常エレベ
ータが位置している階へディスプレイ画面上で移動させ
たり、それぞれの状態表示ランプを示す画の表示色を変
化させたり、点滅させたりする。
【0035】また、非常エレベータ監視制御盤10のキ
ースイッチ5が操作されて制御信号が制御入力器38か
ら取り込まれると、この制御信号は耐火光ファイバーケ
ーブル45を経て非常エレベータ現場盤1のコイル3へ
出力されるとともに、データ処理装置51へも取り込ま
れる。そして、このデータ処理装置51へ取り込まれた
制御信号は、ディスプレイ装置52の画面上へ表示され
ているキースイッチ5を示す画に対し視覚的な情報とし
て出力される。この視覚的な情報として出力される形態
は、例えばディスプレイ装置52の画面上へ表示されて
いるそれぞれのキースイッチを示す画の表示色を変えた
り、キースイッチのキー穴の表示を回転させたりする。
【0036】図4は、ディスプレイ装置52の画面上へ
表示されている非常エレベータの状態信号や故障信号の
一例であり、図において、61は停電を示す停電表示、
62は地震などが発生したことを示す地震表示、63は
非常エレベータが運転状態にあることを示す運転表示、
64は非常エレベータに異常が生じたことを示す異常表
示、65は非常エレベータの運転が完了したことを示す
完了表示である。66は非常エレベータが現在位置して
いる階を示す位置表示、67は非常エレベータが上昇し
ていることを示す方向表示、68は非常エレベータが下
降していることを示す方向表示、69は非常エレベータ
の設置現場に設けられているキースイッチの操作により
非常エレベータが休止状態にあるか否かを示す休止表示
である。
【0037】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、非常エレベータの位置、故障の状態、非常エレベー
タ監視制御盤10の状態表示ランプ4やキースイッチ5
の状態をグラフィカルにディスプレイ装置52の画面上
へ表示することができ、非常エレベータの監視や制御を
オペレータが行う際の視認性や直感性を向上させること
ができる。
【0038】また、ディスプレイ装置52の画面上へ表
示されている非常エレベータの配置構成や非常エレベー
タに付随する各種の設備配置状況、非常エレベータ監視
制御盤10の状態表示ランプ4やキースイッチ5を示す
画に対し、マウスなどの入力装置53を用いて指示確定
操作を行うことで、指示された設備についてのガイダン
スをウインドウ形式で表示させたり、またキースイッチ
による制御信号の入力を画面上で行うように構成するこ
とも可能である。
【0039】さらに、非常エレベータ監視制御盤10を
設けない構成にすることで、ディスプレイ装置52の画
面上へ表示されている非常エレベータの配置構成や非常
エレベータに付随する各種の設備配置状況、非常エレベ
ータ監視制御盤10の状態表示ランプ4を示す画に対
し、非常エレベータの状態や故障を視覚的に表示させた
り、ディスプレイ装置52の画面上へ表示されている非
常エレベータの配置構成や非常エレベータに付随する各
種の設備配置状況、非常エレベータ監視制御盤の状態表
示ランプやキースイッチを示す画に対し、マウスなどの
入力装置53を用いて指示確定操作を行い、指示された
設備や装置についてのガイダンスを表示させたり、画面
上で制御信号を入力したりすることも可能である。
【0040】なお、以上の説明では非常エレベータに適
用する場合について説明したが、通常使用されるエレベ
ータへ適用してもよいことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、現場制御部と監視制御部との間でエレベータの状
態を示す各種信号や前記エレベータの制御信号の送信、
受信を行う通信手段と、該通信手段により前記現場制御
部から前記監視制御部へ送信される前記各種信号や、前
記監視制御部から前記現場制御部へ送信される前記制御
信号を光信号に変換する変換手段と、該変換手段により
変換された光信号による通信を前記現場制御部と前記監
視制御部との間で行うための耐火性の光ファイバーケー
ブルとを備えるように構成したので、前記光ファイバー
ケーブルを介して前記現場制御部と前記監視制御部との
間で大量のデータを高速で送信、受信することが可能と
なり、前記現場制御部と前記監視制御部との間を接続す
るケーブル布設のためのスペースが少なくてすみ、ケー
ブル布設費用も低く抑えることができる効果がある。
【0042】請求項2記載の発明によれば、現場制御部
と監視制御部との間でエレベータの状態を示す各種信号
や前記エレベータの制御信号の送信、受信を行う通信手
段と、該通信手段により前記現場制御部から前記監視制
御部へ送信される前記各種信号や、前記監視制御部から
前記現場制御部へ送信される前記制御信号を光信号に変
換する変換手段と、該変換手段により変換された光信号
による通信を前記現場制御部と前記監視制御部との間で
行うための耐火性の被覆体が施された耐熱光ファイバー
ケーブルとを備えるように構成したので、前記耐火処理
の施された耐熱性の光ファイバーケーブルを介して前記
現場制御部と前記監視制御部との間で大量のデータを高
速で双方向に送信、受信することが可能となり、前記現
場制御部と前記監視制御部との間を接続するケーブル布
設のためのスペースが少なくてすみ、ケーブル布設費用
も低く抑えることができる効果がある。
【0043】請求項3記載の発明によれば、現場制御部
から送信されてきたエレベータの状態を示す各種信号の
表示を、監視制御部のディスプレイ装置の画面上で行う
画面出力制御手段を備えるように構成したので、前記現
場制御部から送信されてきたエレベータの状態を示す各
種信号の視認性や直感性を向上させたエレベータ監視制
御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータ監
視制御装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるエレベータ監
視制御装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるエレベータ監
視制御装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるエレベータ監
視制御装置のディスプレイ装置の画面上へ表示されてい
る非常エレベータの状態信号や故障信号を示す説明図で
ある。
【図5】 従来のエレベータ監視制御装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 非常エレベータ現場盤(現場制御部)、6 非常エ
レベータ(エレベータ)、10 非常エレベータ監視制
御盤(監視制御部)、24,36 変換器(変換手
段)、39 入出力制御器(通信手段)、45 耐火光
ファイバーケーブル(光ファイバーケーブル)、46
耐熱光ファイバーケーブル、47 耐火性の被覆体、5
2 ディスプレイ装置、54 ソフトウェア(画面出力
制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 信行 大阪府大阪市中央区北浜東4番33号 株式 会社大林組内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの設置現場に設けられ、前記
    エレベータの状態を示す各種信号の送信および前記エレ
    ベータの制御信号の受信を行う現場制御部と、該現場制
    御部から送信されてきた前記各種信号の受信および表示
    や前記現場制御部へ前記制御信号の送信を行い、前記エ
    レベータの監視ならびに制御を行う監視制御部とを備え
    たエレベータ監視制御装置において、前記現場制御部と
    前記監視制御部との間で前記各種信号や前記制御信号の
    送信、受信を行う通信手段と、該通信手段により前記現
    場制御部から前記監視制御部へ送信される前記各種信号
    や、前記監視制御部から前記現場制御部へ送信される前
    記制御信号を光信号に変換する変換手段と、前記現場制
    御部と前記監視制御部との間で前記変換手段により変換
    された光信号による通信を行うための耐火性の光ファイ
    バーケーブルとを備えていることを特徴とするエレベー
    タ監視制御装置。
  2. 【請求項2】 耐火性の光ファイバーケーブルは、耐火
    性の被覆体が施された耐熱光ファイバーケーブルである
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ監視制御装
    置。
  3. 【請求項3】 現場制御部から送信されてきたエレベー
    タの状態を示す各種信号の表示を、監視制御部のディス
    プレイ装置の画面上で行う画面出力制御手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいず
    れか1項記載のエレベータ監視制御装置。
JP7795196A 1996-03-29 1996-03-29 エレベータ監視制御装置 Pending JPH09267980A (ja)

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