JPH10237324A - 難燃性樹脂材料、難燃性樹脂磁石材料及びこの難燃性樹脂磁石材料を用いた電子ビーム調整装置 - Google Patents

難燃性樹脂材料、難燃性樹脂磁石材料及びこの難燃性樹脂磁石材料を用いた電子ビーム調整装置

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JPH10237324A
JPH10237324A JP28504297A JP28504297A JPH10237324A JP H10237324 A JPH10237324 A JP H10237324A JP 28504297 A JP28504297 A JP 28504297A JP 28504297 A JP28504297 A JP 28504297A JP H10237324 A JPH10237324 A JP H10237324A
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metal oxide
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Takeshi Ida
壯 伊田
Naoshi Marutani
尚士 丸谷
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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TOCHIGI KANEKA KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハロゲン系物質を一切使用せずに、難燃性に
優れた樹脂材料、樹脂磁石材料及びこの樹脂磁石材料を
用いた電子ビーム調整装置を提供することにある。 【構成】 (A)ノンハロゲン系樹脂組成物と、(B)
水和金属酸化物と、(C)三酸化アンチモン又はホウ酸
化亜鉛の一方又は両方、を含有してなる難燃性樹脂材
料、又はこの難燃性樹脂材料に(D)磁性材料、を配合
した難燃性樹脂磁石材料であり、この難燃性樹脂磁石材
料を用いて作製される4極、6極のコンバージェンスマ
グネット及び2極のピュリティ調整用マグネットで構成
される電子ビーム装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性樹脂材料、
難燃性樹脂磁石材料及びこの難燃性樹脂磁石材料を用い
て形成されるリング状マグネットを組み込んで構成され
た電子ビーム調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、我々の日常生活の中には種々多様
な合成樹脂が様々な分野に大量に入り込んでいる。例え
ば電気製品を取り上げてみても、その構成部品には大小
を問わず、数多くの合成樹脂製部品が採用されている。
しかし、合成樹脂製部品はその大部分が有機物なので可
燃性が大きく、また発熱量も高いことから、不必要に加
熱してしまうと大きな火災事故に繋がりやすい、という
問題を内包している。
【0003】例えば、テレビジョン受信装置では、例え
ばカラー受像管のネック部に装着される電子ビーム調整
装置には通常、合成樹脂製部品が採用されているが、こ
の電子ビーム調整装置は発熱量の高い発電部に隣接して
おり、そして特に電子ビーム調整装置に用いられている
合成樹脂製部品であるマグネットリングに難燃性が与え
られていなければ、発電部からの熱により火災事故が発
生することが考えられるので、電子ビーム調整装置には
高い難燃性が要求されている。
【0004】このように、日常生活に多数存在する可燃
性の合成樹脂に対して、これを難燃化する要求が近年増
大してきたことにより、現在では商品に採用する合成樹
脂製部品を難燃化することが商品を設計する上におい
て、非常に重要な項目の一つとなっている。
【0005】可燃性である合成樹脂材料を難燃化するた
めに、例えば、(1)合成樹脂材料に難燃剤を配合す
る、(2)合成樹脂材料に無機充填剤を混合する、
(3)合成樹脂材料と難燃性ポリマーとのブレンドを行
う、(4)合成樹脂材料に難燃性モノマーを共重合させ
る、等の方法が考えられる
【0006】そして、従来は難燃性の各種規定(例えば
アメリカ合衆国UL規格、等)に合致させるべく、前述
の各種方法において、難燃剤、無機充填剤、難燃性ポリ
マー、若しくは難燃性モノマー、等にハロゲン系物質を
選択することが一般的に行われてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、火災事
故に対して設けられた安全基準も年々きびしくなり、ま
た近年では毒性の問題がクローズアップされてきたこと
もあり、現在は欧米を中心に、従来採用されていたハロ
ゲン系の難燃剤、無機充填剤、難燃性ポリマー、難燃性
モノマーの使用を規制・禁止する方向へと向かいつつあ
る。さらに、合成樹脂材料そのものへのハロゲン系物質
の使用をも規制・禁止する方向へと向かいつつある。
【0008】これはハロゲン系物質が燃焼した場合、毒
性物質が生成されるためである。例えば臭素化合物が燃
焼した場合、ダイオキシン等が生成されるが、このダイ
オキシンが環境に大変悪影響を及ぼすことは周知の事実
である。
【0009】そこで本発明は以上のような状況に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、環境汚
染等のおそれのあるハロゲン系物質を一切用いずに合成
樹脂材料に難燃性を与えると共に、燃焼した場合も毒性
物質を出来るだけ出さないようにするため、ノンハロゲ
ン系物質のみを用いることによって、難燃化を実現し、
かつ安価な難燃性樹脂材料を提供することにある。
【0010】さらに、前述の難燃性樹脂材料に磁性材料
を配合することにより難燃性に優れた樹脂磁石材料を、
さらには難燃性樹脂磁石材料を、例えばテレビ用のカラ
ー受像管及び投射型テレビ受像管のネック部に装着され
る電子ビーム調整装置に用いることにより、難燃性に優
れた電子ビーム調整装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題解
決のために鋭意研究を行った結果、例えば難燃性の効果
を得るために必要な量が多い、使用した場合のベースレ
ジンへの影響が無視出来ない、等の理由で従来は実用的
でない、とされていたノンハロゲン系物質を用いて、従
来のハロゲン系物質による効果と同等の難燃性を有する
樹脂材料を得る技術を完成した。
【0012】同時に、用いられる水和金属酸化物の平均
粒子径rを1μm<r<5μmになるように設定すると
さらに効果が現れやすいこともわかった。
【0013】また、このようにして得られた難燃性樹脂
材料に磁性材料を配合することにより、難燃性に優れて
いるだけでなく、機械的強度も増した樹脂磁石材料も得
ることが出来た。
【0014】さらに、前述の難燃性樹脂磁石材料により
製作された4極、6極のコンバージェンスマグネット及
び2極のピュリティ調整用マグネットを用いることによ
り、難燃性に優れた電子ビーム調整装置を得ることが出
来た。
【0015】これらの目的を達成した本発明は以下の2
0項目により構成される。
【0016】(1)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
と、(B)水和金属酸化物と、(C)三酸化アンチモン
と、を含有した難燃性樹脂材料。
【0017】(2)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物1
00重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1
が5重量部≦x1 ≦40重量部、(C)三酸化アンチモ
ンの重量部x2 が0重量部<x2 <40重量部、である
(1)記載の難燃性樹脂材料。
【0018】(3)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
と、(B)水和金属酸化物と、(C’)ホウ酸化亜鉛
と、を含有した難燃性樹脂材料。
【0019】(4)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物1
00重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1
が5重量部≦x1 ≦40重量部、(C’)ホウ酸化亜鉛
の重量部x3 が0重量部<x3 ≦20重量部、である
(3)記載の難燃性樹脂材料。
【0020】(5)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
と、(B)水和金属酸化物と、(C”)三酸化アンチモ
ン及びホウ酸化亜鉛と、を含有した難燃性樹脂材料。
【0021】(6)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物1
00重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1
が20重量部≦x1 ≦40重量部、(C”)三酸化アン
チモンの重量部x2 が20重量部<x2 <40重量部で
あってまた同時にホウ酸化亜鉛の重量部x3 が0重量部
<x3 ≦10重量部、である(5)記載の難燃性樹脂材
料。
【0022】(7)(A)ノンハロゲン系樹脂材料がポ
リアミド樹脂である(1)〜(6)のいずれかに記載の
難燃性樹脂材料。
【0023】(8)(B)水和金属酸化物が水酸化アル
ミニウム又は水酸化マグネシウムである(1)〜(7)
のいずれかに記載の難燃性樹脂材料。
【0024】(9)(B)水和金属酸化物の平均粒子径
rが1μm<r<5μmである(1)〜(8)のいずれ
かに記載の難燃性樹脂材料。
【0025】(10)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
と、(B)水和金属酸化物と、(C)三酸化アンチモン
と、を含有した難燃性樹脂材料に、(D)磁性材料、を
配合させた難燃性樹脂磁石材料。
【0026】(11)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
100重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x
1 が5重量部≦x1 ≦40重量部、(C)三酸化アンチ
モンの重量部x2 が0重量部<x2 <40重量部、とな
るように含有された難燃性樹脂材料50〜80vol%
に対し、(D)磁性材料を50〜20vol%配合した
難燃性樹脂磁石材料。
【0027】(12)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
と、(B)水和金属酸化物と、(C’)ホウ酸化亜鉛
と、を含有した難燃性樹脂材料に、(D)磁性材料、を
配合させた難燃性樹脂磁石材料。
【0028】(13)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
100重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x
1 が5重量部≦x1 ≦40重量部、(C’)ホウ酸化亜
鉛の重量部x3 が0重量部<x3 ≦20重量部、となる
ように含有された難燃性樹脂材料50〜80vol%に
対し、(D)磁性材料を50〜20vol%配合した難
燃性樹脂磁石材料。
【0029】(14)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
と、(B)水和金属酸化物と、(C”)三酸化アンチモ
ン及びホウ酸化亜鉛と、を含有した難燃性樹脂材料に、
(D)磁性材料、を配合させた難燃性樹脂磁石材料。
【0030】(15)(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
100重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x
1 が20重量部≦x1 ≦40重量部、(C”)三酸化ア
ンチモンの重量部x2 が20重量部<x2 <40重量部
であってまた同時にホウ酸化亜鉛の重量部x3 が0重量
部<x3 ≦10重量部、となるように含有された難燃性
樹脂材料50〜80vol%に対し、(D)磁性材料を
50〜20vol%配合した難燃性樹脂磁石材料。
【0031】(16)(A)ノンハロゲン系樹脂材料が
ポリアミド樹脂である(10)〜(15)のいずれかに
記載の難燃性樹脂磁石材料。
【0032】(17)(B)水和金属酸化物が水酸化ア
ルミニウム又は水酸化マグネシウムである(10)〜
(16)のいずれかに記載の難燃性樹脂磁石材料。
【0033】(18)(B)水和金属酸化物の平均粒子
径rが1μm<r<5μmである(10)〜(17)の
いずれかに記載の難燃性樹脂磁石材料。
【0034】(19)(D)の磁性材料がフェライト磁
粉又はアルニコ系磁粉である(10)〜(18)のいず
れかに記載の難燃性樹脂磁石材料。
【0035】(20)カラーブラウン管のネック部に装
着される電子ビーム調整装置であって、この電子ビーム
調整装置を構成する4極、6極のコンバージェンスマグ
ネット及び2極のピュリティ調整用マグネットの難燃性
樹脂磁石材料が(10)〜(19)記載の難燃性樹脂磁
石材料である電子ビーム調整装置。
【0036】
【作用】ノンハロゲン系物質のみを難燃剤として用いる
だけでなく、樹脂組成材料自体にもノンハロゲン系物質
のみを用いたので、燃焼した場合でも毒性物質の発生す
る可能性が極めて低くなる。また、この難燃性樹脂材料
に磁性材料を配合することにより、難燃性の樹脂磁石材
料となる。同時に機械的強度の強い樹脂磁石材料とな
る。さらにこの難燃性樹脂磁石材料を用いて製作された
電子ビーム調整装置も難燃性が高くなるので、例えばこ
れをテレビのカラー受像管のネック部に装着した場合
に、隣接する発電部からの発熱によって高温化しても、
そのために火災事故が発生することはない。
【0037】この、難燃性樹脂材料に含有される水和金
属酸化物の平均粒子径rを1μm<r<5μmに設定す
るとさらに好ましい難燃性を得られる。これは、rが必
要以上に小さくなると、比表面積が増大するために合成
樹脂との混練性が低下して、射出成形時の樹脂の流れが
悪くなり、その結果生産性に悪影響が生じるためであ
り、他方、rが必要以上に大きくなると、表面活性が阻
害され、水和金属酸化物の分解が充分進まず、その結
果、難燃性を付与することができなくなるためである。
【0038】また、三酸化アンチモンと水和金属酸化物
を同時に用いることにより、その相乗作用が期待でき
る。具体的には、加熱後の温度上昇が270℃になる
と、まず始めに水和金属酸化物の反応が開始され、分解
によって生成した水(H20)により燃焼を防ぐ。次に
450℃〜460℃に温度が上昇すると、水和金属酸化
物の反応が終了すると同時に三酸化アンチモンの溶融が
始まり、これが樹脂表面に拡散することにより空気遮断
作用が生じて燃焼を防ぐ。その結果、UL規格が要求す
る、温度域270℃〜700℃の全域に渡って難燃性を
発揮することが出来る。
【0039】
【発明の実施の形態】次に本発明の詳細を実施例及び図
面に基づき説明する。
【0040】本発明によって作製される難燃性樹脂磁石
材料は、例えば図1に示されるように、テレビジョン受
信装置のカラー受像管Aのネック部2に装着される電子
ビーム調整装置1に使用されるリングマグネットの材料
となる。
【0041】電子ビーム調整装置は図2に示すように、
4極コンバージェンスマグネット3a、3b、6極コン
バージェンスマグネット4a、4b、2極ピュリティ調
整用マグネット5a、5b、を組合わせて構成され、こ
れらリングマグネットの材料として、難燃性樹脂磁石材
料を用いる。
【0042】ここで、難燃性樹脂磁石材料とは、難燃性
樹脂素材に(D)磁性材料を配合したものであり、また
難燃性樹脂材料は、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
と、(B)水和金属酸化物と、(C)三酸化アンチモン
とを素材としている。
【0043】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物として
は、主にポリアミド樹脂が用いられる。
【0044】これは、ポリアミド樹脂が耐熱性及び硬化
性に優れているからである。
【0045】(B)水和金属酸化物としては、主に水酸
化アルミニウム又は水酸化マグネシウムが用いられる。
【0046】ここで用いられる水和金属酸化物の平均粒
子径rは1μm<r<5μmの範囲とすることが好まし
い。これは、rが1μm以下であれば、比表面積が増大
して樹脂との混練性が低下する結果、樹脂の射出成形時
の流れが悪くなって、生産性に悪影響をあたえるためで
ある。またrが5μm以上とした場合、表面活性が阻害
され、その結果水和金属酸化物の分解が充分進まず、樹
脂材料に難燃性を付与するという機能が働かないからで
ある。
【0047】(C)三酸化アンチモン、は単独で用いて
もよいし、また、(C)三酸化アンチモンの代わりに
(C’)ホウ酸化亜鉛、を単独で用いてもよい。また、
(C)三酸化アンチモンを単独で用いる代わりに
(C”)三酸化アンチモン及びホウ酸化亜鉛を同時に用
いてもよい。
【0048】(B)水和金属酸化物と、(C)三酸化ア
ンチモン、との併用においては、(A)ノンハロゲン系
樹脂組成物100重量部に対し、(B)水和金属酸化物
の重量部x1 は5重量部≦x1 ≦40重量部、より好ま
しくは20重量部≦x1 ≦40重量部であること、
(C)三酸化アンチモンの重量部x2 は0重量部<x2
<40重量部、より好ましくは10重量部≦x2 ≦30
重量部であること、が望ましい。これは三酸化アンチモ
ンを、30重量部を越えて過剰に用いると、グローイン
グが惹起されやすくなる為である。また、三酸化アンチ
モンが10重量部に満たなければ、その難燃性効果が発
揮されにくくなるからである。
【0049】(B)水和金属酸化物と、(C’)ホウ酸
化亜鉛、との併用においては、(A)ノンハロゲン系樹
脂組成物100重量部に対し、(B)水和金属酸化物の
重量部x1 は5重量部≦x1 ≦40重量部、より好まし
くは30重量部≦x1 ≦40重量部であること、
(C’)ホウ酸化亜鉛の重量部x3 は0重量部<x3
20重量部、より好ましくは10重量部≦x3 ≦20重
量部であること、が望ましい。これは、ホウ酸化亜鉛が
20重量部を越えて過剰に用いると、グローイングが惹
起されやすくなる為である。また、ホウ酸化亜鉛が10
重量部に満たなければ、その効果が発揮されにくくなる
からである。
【0050】(B)水和金属酸化物と、(C”)三酸化
アンチモン及びホウ酸化亜鉛、との併用においては、
(A)ノンハロゲン系樹脂組成物100重量部に対し、
(B)水和金属酸化物の重量部x1 は20重量部≦x1
≦40重量部、より好ましくは20重量部≦x1 ≦40
重量部であること、(C”)三酸化アンチモン及びホウ
酸化亜鉛それぞれの重量部は、三酸化アンチモンの重量
部x2 が20重量部<x 2 <40重量部であって同時に
ホウ酸化亜鉛の重量部x3 が0重量部<x3 ≦10重量
部であること、より好ましくは、三酸化アンチモンの重
量部x2 とホウ酸化亜鉛の重量部x3 の合計が20重量
部<(x2 +x3 )<40重量部であること、が望まし
い。これは、(B)水和金属酸化物と(C”)三酸化ア
ンチモン及びホウ酸化亜鉛との併用において、ホウ酸化
亜鉛を過剰に用いると、グローイングの増加と綿着火が
惹起されやすくなるからである。
【0051】(D)磁性材料としては、主にフェライト
磁粉又はアルニコ系磁粉が用いられる。
【0052】この(D)磁性材料の含有率としては、ノ
ンハロゲン系樹脂組成物と、水和金属酸化物と、三酸化
アンチモンとホウ酸化亜鉛の一方又は両方と、よりなる
樹脂材料50〜80vol%に対して配合される磁粉含
率が、50〜20vol%であることが好ましい。これ
は、磁性粉が50vol%以上であると樹脂分が少なく
なり、混練及び成型時の流動性が悪化し、そのため生産
性が低下するからであり、また磁性粉が20vol%以
下であると、ボンド磁石となしたとき磁力が小さく、コ
ンバージェンスマグネットもしくはピュリティ調整用マ
グネットとして充分に機能しないからである。
【0053】
【実施例】次に本実施例の難燃性樹脂磁石素材及びその
製造方法の例を示す。
【0054】(実施例1〜3)まず(実施例1)〜(実
施例3)として、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物であ
るポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)水和金
属酸化物である水酸化アルミニウムの重量部x1'が5重
量部≦x1'≦40重量部、(C)三酸化アンチモンの重
量部x2 が0重量部<x2 <40重量部、となるように
配合された樹脂材料に、(D)磁性材料としてフェライ
ト磁粉を35vol%配合した樹脂磁石材料を作製し
た。尚、ここにおいて使用した(B)水酸化アルミニウ
ムの平均粒子径rは3μmである。
【0055】また(比較例1)〜(比較例4)として、
(A)ノンハロゲン系樹脂組成物であるポリアミド樹脂
100重量部に対して、難燃剤である、(B)水和金属
酸化物である水酸化アルミニウムの重量部x1'及び
(C)三酸化アンチモンの重量部x2 の配合比率を、い
ずれか一方又は両方を前述の条件に適合しないものに変
えた樹脂材料に、(D)磁性材料であるフェライト磁粉
が35vol%配合された樹脂磁石材料を作製した。具
体的には、(比較例1)及び(比較例4)においてはx
1'及びx2 は、共に5重量部≦x1'≦40重量部、0重
量部<x2 <40重量部、の範囲外である。また、(比
較例2)においては、x1'は5重量部≦x1'≦40重量
部の範囲外であるものの、x2 は0重量部<x2 <40
重量部の範囲内である。さらに(比較例3)において
は、x2 は0重量部<x2 <40重量部の範囲外である
ものの、x1'は5重量部≦x1'≦40重量部の範囲内で
ある。尚、ここにおいて使用された(B)水酸化アルミ
ニウムの平均粒子径rは3μmである。
【0056】さらに従来技術との比較を目的とした(比
較例B)として、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物であ
るポリアミド樹脂100重量部に対して、(B’)臭素
化合物であるデカブロムジフェニールオキサイド(DB
DPO)を40重量部、(C)三酸化アンチモンを20
重量部、を含有した難燃性樹脂材料に、(D)磁性材料
としてフェライト磁粉が35vol%配合された樹脂磁
石材料を作製した。
【0057】(実施例1)〜(実施例3)、(比較例
1)〜(比較例4)、及び比較例Bの材料配合の比率を
(表1)に示す。
【0058】
【表1】
【0059】次に、(実施例1)〜(実施例3)の樹脂
磁石材料に対して試験を行った。
【0060】この試験方法は次の通りである。まず原料
を秤量し、これらをミキサーに投入して攪拌、混合した
後、当該混合物を混練機にてペレット化する。次にこの
ペレットを射出成形機にて5インチ×1/16インチ厚
の形状に成形し、これをテストピースとする。そしてテ
ストピースをUL94の垂直燃焼テストに準じて燃焼試
験を行った。
【0061】同時に(比較例1)〜(比較例4)及び
(比較例B)の樹脂磁石材料に対しても、前述同様の試
験を行った。これらの試験結果を(表2)に示す。
【0062】
【表2】
【0063】(表2)に示すように、(A)ポリアミド
樹脂100重量部に対して、(B)水酸化アルミニウム
の重量部x1'が5重量部≦x1'≦40重量部であり、か
つ(C)三酸化アンチモンの重量部x2 が0重量部<x
2 <40重量部である(実施例1)〜(実施例3)の樹
脂磁石材料は、UL規格が「V−0」となり、非常に優
れた難燃性を示した。これに対して、(比較例1)〜
(比較例4)の樹脂磁石材料は、UL規格が「V−1」
又は「V−2」となり、難燃性が充分ではなかった。
【0064】さらに、(実施例1)〜(実施例3)の配
合組成物の試験結果を、ハロゲン系物質であるDBDP
Oと三酸化アンチモンの組合せによる(比較例B)と比
較しても、その結果には何ら遜色がないことが理解され
る。磁石特性としては、STD(臭素化合物を用いた従
来品)と本発明品、共に磁石含率が同じであることから
特性も同様であることが予測され、実際の使用時の磁束
密度は共に同等であることが確認出来る。
【0065】このように、本実施例の樹脂磁石材料によ
ると、従来のハロゲン系物質を用いた場合と同等の、高
い難燃性を有する優れた難燃性樹脂磁石材料を得ること
が出来る。
【0066】(実施例4及び実施例5)(実施例4)〜
(実施例5)として、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物
であるポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)水
和金属酸化物である水酸化アルミニウムの重量部x1'が
5重量部≦x1'≦40重量部、また(C’)ホウ酸化亜
鉛の重量部x3 が0重量部<x3 ≦20重量部、となる
ように配合された樹脂材料に、(D)磁性材料としてフ
ェライト磁粉が35vol%配合された樹脂磁石材料を
作製した。尚、ここにおいて使用した(B)水酸化アル
ミニウムの平均粒子径rは3μmである。
【0067】また、(比較例5)〜(比較例7)とし
て、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物であるポリアミド
樹脂100重量部に対して、難燃剤である、(B)水和
金属酸化物である水酸化アルミニウムの重量部x1'及び
(C’)ホウ酸亜鉛の重量部x 3 の配合比率を、いずれ
か一方を前述の条件に適合しないものに変えた樹脂材料
に、(D)磁性材料であるフェライト磁粉が35vol
%配合された樹脂磁石材料を作製した。具体的には、
(比較例5)においてはx3 は0重量部<x3 ≦20重
量部の範囲内であるものの、x1'は5重量部≦x1'≦4
0重量部の範囲外である。また(比較例6)〜(比較例
7)においては、x1'は5重量部≦x1'≦40重量部の
範囲内であるものの、x3 は0重量部<x3 ≦20重量
部の範囲外である。尚、ここにおいて使用された(B)
水酸化アルミニウムの平均粒子径rは3μmである。
【0068】(実施例4)〜(実施例5)、(比較例
5)〜(比較例7)、及び前述の(比較例B)の材料配
合の比率を(表3)に示す。
【0069】
【表3】
【0070】次に、(実施例4)〜(実施例5)の樹脂
磁石材料に対して、前述の方法でテストピースを作製の
上、UL94の垂直燃焼テストに準じた燃焼試験を行っ
た。同時に(比較例5)〜(比較例7)の樹脂磁石材料
に対しても、同様に試験を行った。この結果を、比較例
Bの結果とあわせて(表4)に示す。
【0071】
【表4】
【0072】(表4)に示すように、(A)ポリアミド
樹脂100重量部に対して、(B)水酸化アルミニウム
の重量部x1'が5重量部≦x1'≦40重量部であり、か
つ(C’)ホウ酸亜鉛の重量部x3 が0重量部<x3
20重量部である(実施例4)〜(実施例5)の樹脂磁
石材料は、UL規格が「V−0」となり、非常に優れた
難燃性を示した。これに対して、(比較例5)〜(比較
例7)の樹脂磁石材料は、UL規格が「V−1」とな
り、難燃性が充分ではなかった。
【0073】さらに、(実施例4)〜(実施例5)の配
合組成物の試験結果を、ハロゲン系物質であるDBDP
Oと三酸化アンチモンの組合せによる(比較例B)と比
較しても、その結果には何ら遜色がないことが理解され
る。磁石特性としては、STD(臭素化合物を用いた従
来品)と本発明品、共に磁石含率が同じであることから
特性も同様であることが予測され、実際の使用時の磁束
密度は共に同等であることが確認出来る。
【0074】このように、本実施例の樹脂磁石材料によ
ると、(実施例1)〜(実施例2)で配合されていた
(C)三酸化アンチモンの代わりに(C’)ホウ酸化亜
鉛を配合しても、従来のハロゲン系物質を用いた場合と
同等の、高い難燃性を有する優れた難燃性樹脂磁石材料
を得ることが出来る。
【0075】(実施例6〜7)(実施例6)〜(実施例
7)として、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物であるポ
リアミド樹脂100重量部に対して、(B)水和金属酸
化物である水酸化アルミニウムの重量部x1'を25重量
部に固定した上で、(C”)三酸化アンチモンの重量部
2 が25重量部であって同時にホウ酸化亜鉛の重量部
3 が0重量部<x3 ≦10重量部、となるように、三
酸化アンチモンとホウ酸化亜鉛とを配合した樹脂材料
に、(D)磁性材料としてフェライト磁粉を35vol
%配合した樹脂磁石材料を作製した。尚、ここにおいて
使用した(B)水酸化アルミニウムの平均粒子径rは3
μmである。
【0076】また(比較例8)として、(A)ノンハロ
ゲン系樹脂組成物であるポリアミド樹脂、(B)水和金
属酸化物である水酸化アルミニウムの重量部、(C”)
三酸化アンチモンの重量部、をそれぞれ(実施例6)〜
(実施例7)と同一の数値にしたままで、ホウ酸化亜鉛
の重量部x3 のみを0重量部<x3 ≦10重量部の範囲
外になるように配合比率を変更した樹脂材料に、(D)
磁性材料としてフェライト磁粉が35vol%配合され
た樹脂磁石材料を作製した。尚、ここにおいて使用され
た(B)水酸化アルミニウムの平均粒子径rは3μmで
ある。
【0077】(実施例6)〜(実施例7)、(比較例
8)、及び前述の(比較例B)の材料配合の比率を(表
5)に示す。
【0078】
【表5】
【0079】次に、(実施例6)〜(実施例7)の樹脂
磁石材料に対して、前述の方法でテストピースを作製の
上、UL94の垂直燃焼テストに準じた燃焼試験を行っ
た。同時に(比較例8)の樹脂磁石材料に対しても、同
様に試験を行った。この結果を、比較例Bの結果とあわ
せて(表6)に示す。
【0080】
【表6】
【0081】(表6)に示すように、(A)ポリアミド
樹脂100重量部に対して、(B)水酸化アルミニウム
の重量部x1'を25重量部に固定した上で、(C”)三
酸化アンチモンの重量部x2 が25重量部であって同時
にホウ酸化亜鉛の重量部x3が0重量部<x3 ≦10重
量部である(実施例6)〜(実施例7)の樹脂磁石材料
は、UL規格が「V−0」となり、非常に優れた難燃性
を示した。これに対して、(比較例8)の樹脂磁石材料
は、UL規格が「V−2」となり、難燃性が充分ではな
かった。
【0082】さらに、(実施例6)〜(実施例7)の配
合組成物の試験結果を、ハロゲン系物質であるDBDP
Oと三酸化アンチモンの組合せによる(比較例B)と比
較しても、その結果には何ら遜色がないことが理解され
る。磁石特性としては、STD(臭素化合物を用いた従
来品)と本発明品、共に磁石含率が同じであることから
特性も同様であることが予測され、実際の使用時の磁束
密度は共に同等であることが確認出来る。
【0083】このように、本実施例の樹脂磁石材料によ
ると、適量の三酸化アンチモンとホウ酸化亜鉛とを同時
に配合しても。従来のハロゲン系物質を用いた場合と同
等の、高い難燃性を有する優れた難燃性樹脂磁石材料を
得ることが出来る。
【0084】(実施例8〜10)(実施例8)〜(実施
例10)として、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物であ
るポリアミド樹脂100重量部に対して、(B)水和金
属酸化物である水酸化マグネシウムの重量部x1"が5重
量部≦x1"≦40重量部、(C)三酸化アンチモンの重
量部x2 が0重量部<x2 <40重量部、となるように
配合された樹脂材料に、(D)磁性材料としてフェライ
ト磁粉が35vol%配合された樹脂磁石材料を作製し
た。尚、ここにおいて使用した(B)水酸化マグネシウ
ムの平均粒子径rは3.8μmである。
【0085】また、(比較例9)〜(比較例11)とし
て、(A)ノンハロゲン系樹脂組成物であるポリアミド
樹脂100重量部に対して、難燃剤である、(B)水和
金属酸化物である水酸化マグネシウムの重量部x1"及び
(C)三酸化アンチモンの重量部x2 の配合比率を、い
ずれか一方又は両方を前述の条件に適合しないものに変
えた樹脂材料に、(D)磁性材料であるフェライト磁粉
が35vol%配合された樹脂磁石材料を作製した。具
体的には、(比較例9)ではx1"及びx2 は、共に5重
量部≦x1"≦40重量部、0重量部<x2 <40重量
部、の範囲外である。また(比較例10)では、x2
0重量部<x2 <40重量部の範囲内であるが、x1"は
5重量部≦x1"≦40重量部の範囲外である。(比較例
11)では、x1"は5重量部≦x1"≦40重量部の範囲
内であるが、x2 は0重量部<x2<40重量部の範囲
外である。尚、ここにおいて使用された(B)水酸化マ
グネシウムの平均粒子径rは3.8μmである。
【0086】(実施例8)〜(実施例10)、(比較例
9)〜(比較例11)、及び(比較例B)の材料配合の
比率を(表7)に示す。
【0087】
【表7】
【0088】次に、(実施例8)〜(実施例10)の樹
脂磁石材料に対して、前述の方法でテストピースを作製
の上、UL94の垂直燃焼テストに準じた燃焼試験を行
った。同時に(比較例9)〜(比較例11)の樹脂磁石
材料に対しても、同様に試験を行った。この結果を、
(比較例B)の結果とあわせて(表8)に示す。
【0089】
【表8】
【0090】(表8)に示すように、(A)ポリアミド
樹脂100重量部に対して、(B)水酸化マグネシウム
の重量部x1"が5重量部≦x1"≦40重量部であり、か
つ(C)三酸化アンチモンの重量部x2 が0重量部<x
2 <40重量部である(実施例8)〜(実施例10)の
樹脂磁石材料は、UL規格が「V−0」となり、非常に
優れた難燃性を示した。これに対して(比較例9)〜
(比較例11)の樹脂磁石材料は、UL規格が「V−
1」又は「V−2」となり、難燃性が充分ではなかっ
た。
【0091】さらに、(実施例8)〜(実施例10)の
配合組成物の試験結果を、ハロゲン系物質であるDBD
POと三酸化アンチモンの組合せによる(比較例B)と
比較しても、その結果には何ら遜色がないことが理解さ
れる。磁石特性としては、STD(臭素化合物を用いた
従来品)と本発明品、共に磁石含率が同じであることか
ら特性も同様であることが予測され、実際の使用時の磁
束密度は共に同等であることが確認出来る。
【0092】このように、本実施例の樹脂磁石材料によ
ると、(実施例1)〜(実施例3)で配合されていた
(B)水酸化アルミニウムの代わりに水酸化マグネシウ
ムを配合しても、従来のハロゲン系物質を用いた場合と
同等の、高い難燃性を有する優れた難燃性樹脂磁石材料
を得ることが出来る。
【0093】(実施例1〜3と比較例12〜14)先に
示した(実施例1)〜(実施例3)とまったく同一の条
件で、ただし(B)水和金属酸化物である水酸化アルミ
ニウムの平均粒子径rを8μmに変更して原料を配合し
た(比較例12)〜(比較例14)の樹脂磁石材料を作
製した。これら(比較例12)〜(比較例14)の材料
配合の比率、及び参考すべき(実施例1)〜(実施例
3)の材料配合の比率を(表9)に示す。
【0094】
【表9】
【0095】次に、(比較例12)〜(比較例14)の
樹脂磁石材料に対して、前述の方法でテストピースを作
製の上、UL94の垂直燃焼テストに準じた燃焼試験を
行った。この結果を、先に行った(実施例1)〜(実施
例3)の試験結果と共に(表10)に示す。
【0096】
【表10】
【0097】(表10)に示すように、(実施例1)〜
(実施例3)と全く同一の配合条件にして、ただし水酸
化アルミニウムの平均粒子径rを8μmに変更して作製
された(比較例12)〜(比較例14)の樹脂磁石材料
は、UL規格が「V−1」というように、充分な難燃性
を確保することができなかった。
【0098】これより、樹脂に難燃性を付与するために
用いられる(B)水和金属酸化物の平均粒子径rが必要
以上に大きい場合、表面活性が阻害され、その結果水和
金属酸化物の分解が十分進まず、樹脂材料に難燃性を付
与するという機能が働かないことがわかった。
【0099】尚、ここでは磁粉を含まない場合の結果に
ついては特に述べないが、磁粉を含まない場合は、磁粉
を含む場合に比較して、相対的に樹脂量が増加するた
め、磁粉の有無以外の条件を全く同一にした場合、磁粉
を含まない場合の方が難燃性は低下することが推測され
る。
【0100】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ノ
ンハロゲン系の物質のみを用いて、従来のハロゲン系物
質を用いて作製されていたのと同等の難燃性を有する樹
脂材料、及び樹脂磁石材料を得たので、これが燃焼して
も、有毒物質の発生が殆ど無く、環境汚染の懸念の無い
樹脂製品を提供することが出来る。また、本発明による
樹脂磁石材料には磁性体が配合されているので、機械的
強度に優れており、良い。さらに本発明により得られた
樹脂磁石材料を用いて作製された電子ビーム装置も優れ
た難燃性を有するため、環境的な価値にすぐれたものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カラー受像管の概略図
【図2】 カラー受像管用電子ビーム調整装置の詳細図
【図3】 電子ビーム調整装置の分解斜視図
【符合の説明】
A カラー受像管 1 電子ビーム調整装置 2 ネック部 3 4極コンバージェンスマグネット 4 6極コンバージェンスマグネット 5 2極ピュリティ調整用マグネット

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物と、
    (B)水和金属酸化物と、(C)三酸化アンチモンと、
    を含有した難燃性樹脂材料。
  2. 【請求項2】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物100重
    量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1 が5重
    量部≦x1 ≦40重量部、(C)三酸化アンチモンの重
    量部x2 が0重量部<x2 <40重量部、である請求項
    1記載の難燃性樹脂材料。
  3. 【請求項3】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物と、
    (B)水和金属酸化物と、(C’)ホウ酸化亜鉛と、を
    含有した難燃性樹脂材料。
  4. 【請求項4】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物100重
    量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1 が5重
    量部≦x1 ≦40重量部、(C’)ホウ酸化亜鉛の重量
    部x3 が0重量部<x3 ≦20重量部、である請求項3
    記載の難燃性樹脂材料。
  5. 【請求項5】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物と、
    (B)水和金属酸化物と、(C”)三酸化アンチモン及
    びホウ酸化亜鉛と、を含有した難燃性樹脂材料。
  6. 【請求項6】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物100重
    量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1 が20
    重量部≦x1 ≦40重量部、(C”)三酸化アンチモン
    の重量部x2 が20重量部<x2 <40重量部であって
    また同時にホウ酸化亜鉛の重量部x3 が0重量部<x3
    ≦10重量部、である請求項5記載の難燃性樹脂材料。
  7. 【請求項7】(A)ノンハロゲン系樹脂材料がポリアミ
    ド樹脂である請求項1〜6のいずれかに記載の難燃性樹
    脂材料。
  8. 【請求項8】(B)水和金属酸化物が水酸化アルミニウ
    ム又は水酸化マグネシウムである請求項1〜7のいずれ
    かに記載の難燃性樹脂材料。
  9. 【請求項9】(B)水和金属酸化物の平均粒子径rが1
    μm<r<5μmである請求項1〜8のいずれかに記載
    の難燃性樹脂材料。
  10. 【請求項10】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物と、
    (B)水和金属酸化物と、(C)三酸化アンチモンと、
    を含有した難燃性樹脂材料に、(D)磁性材料、を配合
    させた難燃性樹脂磁石材料。
  11. 【請求項11】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物100
    重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1 が5
    重量部≦x1 ≦40重量部、(C)三酸化アンチモンの
    重量部x2 が0重量部<x2 <40重量部、となるよう
    に含有された難燃性樹脂材料50〜80vol%に対
    し、(D)磁性材料を50〜20vol%配合した難燃
    性樹脂磁石材料。
  12. 【請求項12】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物と、
    (B)水和金属酸化物と、(C’)ホウ酸化亜鉛と、を
    含有した難燃性樹脂材料に、(D)磁性材料、を配合さ
    せた難燃性樹脂磁石材料。
  13. 【請求項13】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物100
    重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1 が5
    重量部≦x1 ≦40重量部、(C’)ホウ酸化亜鉛の重
    量部x3 が0重量部<x3 ≦20重量部、となるように
    含有された難燃性樹脂材料50〜80vol%に対し、
    (D)磁性材料を50〜20vol%配合した難燃性樹
    脂磁石材料。
  14. 【請求項14】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物と、
    (B)水和金属酸化物と、(C”)三酸化アンチモン及
    びホウ酸化亜鉛と、を含有した難燃性樹脂材料に、
    (D)磁性材料、を配合させた難燃性樹脂磁石材料。
  15. 【請求項15】(A)ノンハロゲン系樹脂組成物100
    重量部に対し、(B)水和金属酸化物の重量部x1 が2
    0重量部≦x1 ≦40重量部、(C”)三酸化アンチモ
    ンの重量部x2 が20重量部<x2 <40重量部であっ
    てまた同時にホウ酸化亜鉛の重量部x3 が0重量部<x
    3 ≦10重量部、となるように含有された難燃性樹脂材
    料50〜80vol%に対し、(D)磁性材料を50〜
    20vol%配合した難燃性樹脂磁石材料。
  16. 【請求項16】(A)ノンハロゲン系樹脂材料がポリア
    ミド樹脂である請求項10〜15のいずれかに記載の難
    燃性樹脂磁石材料。
  17. 【請求項17】(B)水和金属酸化物が水酸化アルミニ
    ウム又は水酸化マグネシウムである請求項10〜16の
    いずれかに記載の難燃性樹脂磁石材料。
  18. 【請求項18】(B)水和金属酸化物の平均粒子径rが
    1μm<r<5μmである請求項10〜17のいずれか
    に記載の難燃性樹脂磁石材料。
  19. 【請求項19】(D)の磁性材料がフェライト磁粉又は
    アルニコ系磁粉である請求項10〜18のいずれかに記
    載の難燃性樹脂磁石材料。
  20. 【請求項20】カラーブラウン管のネック部に装着され
    る電子ビーム調整装置であって、この電子ビーム調整装
    置を構成する4極、6極のコンバージェンスマグネット
    及び2極のピュリティ調整用マグネットの難燃性樹脂磁
    石材料が請求項10〜19のいずれかに記載の難燃性樹
    脂磁石材料である電子ビーム調整装置。
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