JPH10236843A - 銅イオン含有ガラス - Google Patents

銅イオン含有ガラス

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JPH10236843A
JPH10236843A JP4242797A JP4242797A JPH10236843A JP H10236843 A JPH10236843 A JP H10236843A JP 4242797 A JP4242797 A JP 4242797A JP 4242797 A JP4242797 A JP 4242797A JP H10236843 A JPH10236843 A JP H10236843A
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JP
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glass
copper
ions
mol
copper ion
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JP4242797A
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Katsuhiro Imashita
下 勝 博 今
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Kirin Brewery Co Ltd
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Kirin Brewery Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
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    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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    • C03C3/091Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Cu+イオンを含有しており、紫外光により
励起されたとき、従来の銅イオン含有ガラスに比べて、
優れた量子効率で励起されて、390〜490nmの広
い波長領域で高強度の青色蛍光を発光する化学耐久性の
優れた銅イオン含有ガラスの提供。 【解決手段】 1価の銅イオンを含有するガラスであっ
て、その母体ガラスが、実質的にR’2O−B23−S
iO2−Al23系またはRO−B23−SiO2−Al
23系(ここでR’はアルカリ金属、Rはアルカリ土類
金属である)からなるものであることを特徴とする銅イ
オン含有ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1価の銅イオン
(Cu+イオン)を含有するガラスに関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明はCu+イオンを含有し、
青色の蛍光を発するガラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】遷移金属イオンは、結晶やガラスのマト
リックス中に導入されたとき、周囲の陰イオンからの結
晶場の影響を強く受ける。そのため、遷移金属イオンを
導入された結晶やガラスのマトリックスは、可視光領域
における光吸収や、近赤外領域における蛍光発光を起こ
すため、この性質を利用した波長可変固体レーザーの発
光素子として、あるいは高強度の発光を利用した蛍光ガ
ラスとして、用いることができる。レーザーの発光素子
としてもちいる場合、遷移金属イオンの配位子場による
影響を制御することにより、レーザーの発振波長に任意
性を持たせることができる。
【0003】しかし、遷移金属イオンは周囲の環境によ
り、複数のイオン状態をとることが多い。遷移金属イオ
ンは特定のイオン価数の状態で発光するので、イオン価
数によっては発光が観測できなかったり、発光効率が著
しく低かったりして、レーザーの発光素子として利用す
ることができないため、イオン価数を制御すべきであ
る。
【0004】遷移金属の中で、Cu+イオンは3d94s
→3d10遷移による発光挙動を示す。具体的には、Cu
+はその吸収スペクトルのピーク近辺の約240nmを
中心とした紫外線を照射して励起すると、基底状態に緩
和される際に周囲の配位子場や振動などの状況により3
90〜490nmの青色域の発光を示す。この発光は、
発光強度が大きい、発光寿命が25〜80μsecであ
り比較的長い、および発光の半値幅が約100nmであ
り広い、という理由から青色域の波長可変レーザーとし
ての応用が期待されている。このような背景から、Cu
+イオンを結晶やガラスのマトリックス中に導入して、
レーザーの発光素子として応用する検討がなされてい
る。
【0005】しかし、銅イオンはガラス中で通常Cu+
イオンまたはCu2+イオンとして存在する。Cu2+イオ
ンは酸化雰囲気で安定であり、Cu+は還元雰囲気で安
定である。すなわち、銅イオンはガラス中で下記の平衡
関係にある。 このようなガラス中で平衡状態にあるCu+イオンの濃
度を高めることは、より強い発光強度を有する発光素子
を開発するうえで不可欠であり。そのために様々なガラ
ス組成を有するガラス中に銅イオンを導入し、Cu+
オンの濃度を高めることが提案されてきている。これら
のガラスの中には、Cu+イオンの濃度をある程度高め
ることが可能なものもあったが、それと同時にCu+
オンのペア(Cu+−Cu+)が生成してしまうことがあ
った。このイオンペアは、電子の相互作用を起こし、量
子効率を下げて発光強度を低下させる原因となる。
【0006】なお、森永らは、青色レーザーガラスとし
て利用することを意図した、Cu+イオン含有酸化物ガ
ラスを開示している(第34回セラミック基礎科学討論
会予稿集(1995年))。そこでは種々のガラス組成
を有するケイ酸塩、ホウ酸塩またはリン酸塩ガラス中に
おける銅イオンの価数、およびAl23の添加効果が検
討されている。しかし、そこで開示されているようなホ
ウ酸塩またはリン酸塩ガラスは、一般的に化学耐久性に
劣り、その表面が空気中で徐々に風化または変質すると
いう欠点があることが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、銅イ
オンを含有させたガラス中で、銅イオンの価数を制御し
て、優れた量子効率で励起できて、発光強度の大きい青
色蛍光を示すガラスを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要] <要旨>本発明の銅イオン含有ガラスは、1価の銅イオ
ンを含有するガラスであって、その母体ガラスが、実質
的にR’2O−B23−SiO2−Al23系またはRO
−B23−SiO2−Al23系(ここでR’はアルカ
リ金属、Rはアルカリ土類金属である)からなるもので
あること、を特徴とするものである。
【0009】<効果>本発明の銅イオン含有ガラスは、
Cu+イオンを含有しており、紫外光により励起された
とき、従来の銅イオン含有ガラスに比べて、優れた量子
効率で励起されて、390〜490nmの広い波長領域
で高強度の青色蛍光を発光する化学耐久性の優れたもの
である。
【0010】[発明の具体的説明] <母体ガラス>本発明の銅イオン含有ガラスの母体ガラ
スとして用いるガラスは、実質的にR’2O−B23
SiO2−Al23系またはRO−B23−SiO2−A
23系(以下、アルミノホウケイ酸系という)からな
るものである。ここで、Rはアルカリ土類金属であり、
特に、Mg、Ca、Sr、およびBaが好ましい。ま
た、R’はアルカリ金属であり、特に、Li、Na、お
よびKが好ましい。RまたはR’として、それぞれ単一
の元素を選択する必要はなく、その範疇に含まれるもの
を混合して用いることもできる。また、ここで「実質的
にR’2O−B23−SiO2−Al23系またはRO−
23−SiO2−Al23系からなる」とは、当該成
分が全体の80モル%以上、好ましくは90モル%以
上、であることをいう。従って、その他の成分を含むこ
ともでき、例えば、ZrO2、La23、Ta25、お
よびその他の成分を含むこともできる。
【0011】また、当該成分の内訳は、母体ガラスの全
体を基準として以下の範囲内であることが好ましい。 SiO2 8〜 65モル% B23 30〜 70モル% Al23 5〜 20モル% Na2O 4〜 32モル% Li2O+K2O 0〜 16モル% MgO+CaO+SrO+BaO 0〜 5モル% (ZrO2+La23+Ta25 0〜 5モル%)
【0012】ここで、本発明のガラスに用いる母体ガラ
スがこのような組成であることが好ましい理由は下記の
通りである。SiO2が8モル%未満であると化学的耐
久性が乏しくて、空気中でガラス表面が変質することが
多く、逆に65モル%を越えるとCu+−Cu+イオンペ
アの生成割合が増加してガラスの蛍光強度が低下してし
まう。またB23が30モル%未満ではCu2+イオンの
生成割合が増加してガラスの蛍光強度が低下してしま
い、逆に70モル%を越えると化学的耐久性が乏しく
て、空気中でガラス表面が変質することが多くなる。A
23は、ガラス中でCuAlO2錯体を形成する(詳
細後述)ことによりCu+イオンを安定化させる働きを
すると考えられるが、5モル%未満ではCu+イオンを
ガラス中で安定化させる働きが小さくて、Cu+−Cu+
イオンペアが形成しやすくなって蛍光強度が小さくな
り、逆に20モル%を越えると母体ガラスの溶融が困難
になる。また、上記範囲のAl23は母体ガラスの安定
性を増す効果も持っている。また、Na2Oが4モル%
未満ではガラスの融点が高くなり、逆に32モル%を越
えるとCu2+イオンの生成割合が増加してガラスの蛍光
強度が低下し、また化学的耐久性が乏しくて、空気中で
ガラス表面が変質することが多くなる。Li2Oおよび
(または)K2Oは、Na2Oと共存させることにより、
ガラスの化学的耐久性を向上させるが、Li2Oおよび
2Oの合計が15モル%を越えるとCu2+イオンの生
成割合が増加してガラスの蛍光強度が低下してしまう。
MgO、CaO、SrO、およびBaOの添加は、ガラ
スの化学的耐久性の向上に有効であるが、これらの合計
が5モル%を越えるとCu2+イオンの生成割合が増加し
てガラスの蛍光強度が低下してしまう。ZrO2、La2
3、およびTa25などの高原子価金属酸化物の添加
も、ガラスの化学的耐久性の向上に有効であるが、これ
らの合計が5モル%を越えるとガラスの紫外域の光吸収
が増加してCu+イオンの励起が阻害されるために好ま
しくない。
【0013】この組成から明らかなように、このガラス
は所謂酸化物ガラスの範疇に属するものである。これら
の成分表現はガラスの組成表示で慣用されているところ
に従ったものであって、Al23 等の成分は必ずしも
ガラス中での状態を示すものではない。例えばSrOは
溶融ガラス化の際の投入原料というよりはガラスの基本
骨格を示すものとしての意味を持ち(投入原料としては
例えば炭酸ストロンチウム)、一方、Al23はこの形
態で投入原料とされることが普通である。なお、本発明
に用いるガラスは、本発明の効果を損なわない範囲で、
上記以外の補助成分を含んでもよいが、レーザー素材な
どの光学的な用途を目的とする場合には、ガラスに不必
要な吸収を持たせないように、補助成分の種類および
(または)添加量について注意が必要である。
【0014】実際にこれらの原料からガラスを調製する
には、当業者に知られたいかなる手段も用いることがで
きる。一般的には、これらの原材料、例えば酸化ケイ
素、ケイ酸ナトリウム、酸化ホウ素、ホウ酸ナトリウ
ム、アルカリまたはアルカリ土類金属の炭酸塩、水酸化
アルミニウム、酸化アルミニウム、およびその他、を所
望の組成となるように配合し、例えば白金ルツボ中で、
加熱溶融させて調製する。また、必要に応じて、銅イオ
ンのもととなる銅化合物(詳細後記)をこの原材料中に
配合して、本発明の銅イオン含有ガラスを直接作製する
こともできる。なお、ここで用いる原材料は、目的とす
るガラスが光学的用途を意図するものであることから、
不純物の少ない高純度のものを使用するべきである。
【0015】<銅イオン>本発明のガラスは銅イオンを
含有している。銅イオンを含有させるために用いる原材
料としては、本発明の効果を損なわないものであれば、
任意の銅化合物を使用することができる。使用する銅化
合物の銅の価数はいくつであってもよい。これはガラス
中で銅イオンはCu2+とCu+のRedox平衡を保
ち、そのCu2 +がCu+に変化するからである。具体的
には、酸化銅(Cu2OまたはCuO)、塩化銅、硝酸
銅、フッ化銅または硫酸銅などが挙げられる。この中
で、Cu2Oが特に好ましい。添加する銅化合物は、前
記した母体ガラスの原料の場合と同様に不純物が少ない
ものが好ましい。
【0016】これらの銅化合物は、ガラスの調製にあた
り任意の段階で添加することができる。すなわち、前記
したように銅化合物を所定の比率で配合されたガラス原
料中に配合してもよいし、または母体ガラスを粉砕した
ガラス粉末に配合してから再溶融してもよい。ただし、
ガラス中に含有される銅のRedox平衡は酸化雰囲気
下ではCu2+が多い方に偏りやすいので、これを不必要
に酸化雰囲気におかないために、銅イオンを導入した後
の溶融は、酸素分圧の低い雰囲気で行うのが好ましい。
具体的には、銅化合物を添加した後の溶融は、減圧下ま
たは不活性ガス雰囲気下で行うのが好ましい。
【0017】また、ガラス中のCu+濃度を高くするた
めには、より多くの銅化合物を添加することが好ましい
が、レーザー素材としての利用を考えた場合、添加する
銅化合物の量が少なすぎると発光が非常に弱くなり、逆
に多すぎると、励起されて発生する蛍光が銅イオンによ
り吸収される、いわゆる再吸収が大きくなって濃度消光
が起こりやすく、また銅イオンの吸光度が大きいために
ガラス表面のみが発光することとなりやすい。このた
め、通常行われる250nm近辺の励起光源により励起
することを意図した本発明のガラスに添加する銅イオン
の濃度は、0.006〜1モル%であるのが好ましく、
0.02〜0.8モル%であることが特に好ましい。こ
の添加量は、銅イオンの供給源として最も扱いやすいも
ののひとつであるCu2Oの添加量に換算すると、0.
003〜0.5モル%、好ましくは0.01〜0.4モ
ル%、に相当する。銅イオンが0.006モル%未満で
はCu+イオンの濃度不足により蛍光が弱くなりやす
く、1モル%を越えると濃度消光により蛍光強度が低下
しやすくなる。ただし、励起光源の波長をCu+の吸収
帯のピーク部でなく、裾部に近い波長、例えば350n
m、としたときには濃度消光の効果が小さくなるのでこ
の限りではなく、例えば1〜6モル%の高濃度で添加す
ることも可能である。
【0018】<ガラス中における銅イオンの挙動>本発
明の銅イオン含有ガラスは、優れた量子効率で励起する
ことができ、発光強度の大きい青色蛍光を示す。このよ
うな本発明の効果はいかなる理論によっても制限される
ものではないが、本発明のガラスでは以下に述べるよう
なメカニズムにより得られると本発明者らは推測してい
る。
【0019】すなわち、ガラスのマトリックス中で銅イ
オンは、 の平衡関係を保っている。ガラス溶融中におけるこの平
衡関係は溶融温度や溶融雰囲気により変化するが、存在
するCu+がガラス中で酸化も還元もされない条件で
は、Cu+の安定性は母体ガラスの組成に依存する。ガ
ラス組成の変化に伴いCu+の安定性は変化するが、ア
ルミノホウケイ酸ガラスは銅イオンをCu+の状態で保
持するのに最も優れている。このためにガラスマトリッ
クス中のCu+濃度は、他の組成のガラスに比べて高く
なる。なお、このCu+イオンの存在は、Cu2+イオン
のみが含まれるガラスからは観察されない青色の蛍光に
より確認される。
【0020】一方、従来のガラス組成では、Cu+濃度
が高いと、Cu+−Cu+ペアが生成するために、発光の
量子効率が下がってしまう傾向があったが、本発明の銅
イオン含有ガラスでは、Cu+−Cu+ペアが生成しにく
い。この理由は、ガラス中に添加されたCu2Oがガラ
ス組成中の成分と複酸化物のCuAlO2を生成しやす
く、Cu+がガラス中でCuAlO2の錯体構造をとるこ
とで、Cu+−Cu+ペアを生成せずに安定化するためと
考えられる。
【0021】また、この化学平衡から、ガラス中の銅イ
オンの合計量が一定であれば、Cu2+イオンの量が小さ
いほど、また、Cu2+のモル吸光係数α(詳細後述)が
小さいほど、Cu+イオンの含有量が多くなることがわ
かる。このようにガラス中の銅イオンは、下記のような
化学種としてガラス中に存在するが、その吸収波長と発
光波長は下記の表1に示すとおりである。
【0022】表1 銅のイオン状態とその吸収/発光波長 イオン種 吸収波長/nm 発光波長/nm Cu 430 − Cu+ 175、230 440 Cu2+ 185、230、830 −Cu+−Cu+ペア 360 567 Cu2+の230nmの吸収帯は、Cu+の励起に用いら
れることの多い励起波長(240nm近辺)と重なるこ
とがあり、Cu2+の830nmの吸収帯は極めて広いの
で、その吸収帯の裾部はCu+の蛍光帯にまで及ぶ。こ
のため、Cu+イオンによる蛍光の発光効率を高めるた
めには、ガラス中に生成するCu2+イオンを減らすこと
が重要である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下の実施例は本発明をさらに具
体的に説明するためのものである。
【0024】
【実施例】ガラスの作製方法 本例においては、アルミノホウケイ酸塩系、ホウケイ酸
塩系、ケイ酸塩系、およびアルミノケイ酸塩系の各ガラ
ス系について検討を行った。ガラスの出発原料を所望の
ガラス組成となるように調合し、撹拌機能付きアルゴン
雰囲気高周波電気炉にて溶融することにより、ガラス試
料を作製した。溶融条件は、表2に示すとおりであっ
た。なお、溶融に用いるるつぼは、白金るつぼを使用し
た。溶融後のガラスは両面研磨により平滑な表面をもつ
試料とした。
【0025】表2 ガラスの溶融条件 アルミノホウケイ酸塩系 ホウケイ酸塩系 ケイ酸塩系 温度(℃) 1400 1500 時間(hr) 2 → 雰囲気 Arガス(酸素分圧10Pa)中 →Cu2O添加量 0.003〜0.5モル% →
【0026】このようにして作製したガラスについて、
銅イオンの光吸収特性、および蛍光特性を調べた。
【0027】なお、本明細書中において、Cu2+のモル
吸光係数αは以下のように定義する。前記の条件に従っ
て溶融し、引き続いて冷却したガラスを2mm厚に研磨
し、このガラスの吸収スペクトルを測定し、830nm
における吸光係数を求め、この吸光係数とガラスに添加
した酸化銅(I)のモル百分率から、次の式で定義され
るαをCu2+のモル吸光係数とする。 α= (830nmにおける吸光係数測定値)/(ガ
ラスに添加した酸化銅(I)のモル百分率)
【0028】なお、吸収スペクトルの測定にはU−35
00型分光光度計(日立製)を用いた。また、ガラスの
蛍光特性は、前記のガラスを15×15mmに研磨し、
F−2000型分光蛍光光度計(日立製)を用いて測定
した。このとき、励起光は280nmとした。
【0029】実施例1 アルミノホウケイ酸系ガラス 出発原料として、酸化ホウ素、ケイ酸ナトリウム、酸化
ケイ素、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ア
ルミニウム、および酸化銅(I)を用いて、表3に示す
とおりに組成を変えたガラスを作製し、その吸収スペク
トルを測定した。このとき、酸化銅(I)は、母体ガラ
スに対して0.1モル%となるように添加した。これら
のガラスについて、モル吸光係数αおよびCu+の発光
強度を測定した。得られた結果は表3に示すとおりであ
る。
【0030】表3 アルミノホウケイ酸系ガラス中のCu2+の吸光係数 試料 ガラス組成(モル%) 吸光係数* 発光特性番号 Na2O SiO2 B2O3 Al2O3 α(Cu2+) A***** 3- 1 10.0 10.0 70.0 10.0 0.22 ◎ ◎ 3- 2 20.0 10.0 60.0 10.0 0.42 ◎ ◎ 3- 3 30.0 10.0 50.0 10.0 1.66 ◎ ◎ 3- 4 28.5 9.5 57.0 5.0 3.91 ◎ ○ 3- 5 27.0 9.0 54.0 10.0 2.30 ◎ ○ 3- 6 25.5 8.5 51.0 15.0 0.95 ◎ ◎ 3- 7 24.6 8.2 49.2 18.0 1.00 ◎ ◎ 3- 8 24.3 8.1 48.6 19.0 0.80 ◎ ◎ 3- 9 20.0 40.0 30.0 10.0 0.55 ○ ◎ 3-10 10.0 50.0 30.0 10.0 0.44 ○ ◎3-11 5.0 60.0 30.0 5.0 1.00 ○ ○ * 吸収係数α(Cu2+): 104cm2/mol 単位 ** Cu+−Cu+イオンペアによる発光強度(567nmで測定) ◎:イオンペアによる発光が認められない。 ○:イオンペアによるわずかな発光が認められる。 △:イオンペアによる発光が認められる。 ×:イオンペアによる比較的強い発光が認められる。 *** Cu+による発光強度(440nmで測定) ◎:Cu+による強い発光が認められる。 ○:Cu+による比較的強い発光が認められる。 △:Cu+による発光が認められる。 ×:Cu+による発光が認められない。
【0031】これら結果より、ガラス中のアルカリ金属
酸化物あるいはアルカリ金属土類酸化物を含有量が多く
なると、α値が増加し、Cu+イオンの生成比率が低下
することがわかる。また、表3に示した本発明のガラス
は、αが小さい、優れた吸収スペクトルを持つと同時
に、発光強度も強いもの(表3のB欄に◎で表示されて
いるもの)であることがわかる。
【0032】これらのガラスに紫外光を照射すると可視
光領域の発光が認められる。例として10Na2O−7
0B23−10SiO2−10Al23の発光スペクト
ルを図1に示す。本発明の銅イオン含有ガラスは、高強
度かつ発光スペクトル半値幅の広い発光を示すことがわ
かった。
【0033】さらに図1より、発光強度はアルミノホウ
ケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、ケイ酸塩ガラス
の順に低下し、ケイ酸塩ガラスについては蛍光スペクト
ルのピーク波長が大きく長波長側にシフトしていること
がわかる。このスペクトル波長のシフトはCu+−Cu+
ペアの発光に起因していると考えられる。
【0034】また、表3にはCu+イオンによる発光強
度も示した。こららのガラスは、いずれもCu+イオン
の生成率の大きなアルミノホウケイ酸ガラスであること
がわかる。さらには、3−3ガラスのようなα値の比較
的大きなものでも発光が強く、Cu+−Cu+イオンペア
を生成していないこともわかる。
【0035】これらの実験結果からCu+イオンによる
蛍光強度の大きな母体ガラスとしてはアルミノホウケイ
酸ガラスが適していることがわかった。この系のガラス
はCu+イオンを高い比率で安定に保持するのに適して
おり、特にAl23とCu2Oは複酸化物CuAlO2
生成しやすいので、Cu+イオンはガラス中でもCuA
lO2錯体構造をとることで、Cu+−Cu+ペアを形成
せずに孤立したCu+イオンとして安定に存在するもの
と考えられる。
【0036】一方、30Na2O−60B23−10S
iO2ガラスにAl23を量を変化させて添加したとき
のCu2+の吸収強度の変化を調べた。得られた結果は図
2に示すとおりであった。この結果、Al23の添加量
が5%を越えるとCu2+が減少し、すなわちCu+が増
加することがわかった。
【0037】さらに、10Na2O−70B23−10
SiO2−10Al23ガラスに対して、原料として加
える酸化銅(I)の量を変化させてガラスを作製し、こ
の一連のガラスについて、発光強度を測定した(試料厚
さ5mm)。得られた結果は図3に示すとおりであっ
た。この結果より、酸化銅(I)を0.020モル%添
加したときに最も高強度となった。
【0038】比較例1 ホウケイ酸系ガラス 出発原料として、酸化ホウ素、ケイ酸ナトリウム、酸化
ケイ素、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチ
ウム、炭酸カリウム、および酸化銅(I)を用いて、表
4に示すとおりに組成を変えたガラスを作製し、その吸
収スペクトルを測定した。このとき、酸化銅(I)は、
母体ガラスに対して0.1モル%となるように添加し
た。これらの試料から得られた吸収スペクトルは図4
に、また発光スペクトルは図1に示す通りであった。図
4より、Na2Oの含有量が増加するとCu2+イオンに
よる光吸収が増加することがわかった。
【0039】表4からわかるように、このホウケイ酸系
ガラス中のCu2+の吸収係数は実施例1のアルミノホウ
ケイ酸ガラスよりも大きいものが多く、従って、Cu+
はアルミノホウケイ酸塩ガラスよりも少ないものと予想
される。また、カリウムを除くアルカリ金属の酸化物、
またはアルカリ土類酸化物の含有率の増加に伴い、α値
は増加し、Cu+イオンの生成比率が低下することがわ
かっている。
【0040】表4 ホウケイ酸系ガラス中のCu2+の吸光係数 試料 ガラス組成(モル%) 吸収係数* 発光特性番号 Li2O Na2O K2O SiO2 B2O3 α(Cu2+) A***** 4- 1 15.0 10.0 75.0 0.79 ○ ○ 4- 2 20.0 10.0 70.0 1.89 ○ △ 4- 3 25.0 10.0 65.0 2.32 ○ △ 4- 4 30.0 10.0 60.0 3.68 ○ × 4- 5 35.0 10.0 55.0 4.97 ○ × 4- 6 10.0 10.0 80.0 0.90 ○ ○ 4- 7 15.0 10.0 75.0 1.01 ○ ○ 4- 8 20.0 10.0 70.0 1.29 ○ ○ 4- 9 25.0 10.0 65.0 2.02 ○ △ 4-10 30.0 10.0 60.0 4.59 ○ × 4-11 35.0 10.0 55.0 7.75 ○ × 4-12 10.0 10.0 80.0 1.62 ○ △ 4-13 15.0 10.0 75.0 1.23 ○ ○ 4-14 20.0 10.0 70.0 1.15 ○ ○ 4-15 25.0 10.0 65.0 3.84 ○ ×4-16 30.0 10.0 60.0 5.26 ○ × * 吸収係数α(Cu2+): 104cm2/mol 単位 ** Cu+−Cu+イオンペアの発光強度(567nmで測定) 発光強度の尺度は表3に同じ *** Cu+イオンの発光強度(440nmで測定) 発光強度の尺度は表3に同じ
【0041】比較例2 ケイ酸塩系ガラス 出発原料として、酸化ケイ素、炭酸ナトリウム、炭酸リ
チウム、アルカリ土類金属の炭酸塩、および酸化銅
(I)を用いて、表5に示すとおりに組成を変えたガラ
スを作製し、その吸収スペクトル、および発光スペクト
ルを測定した。このとき、酸化銅(I)は、母体ガラス
に対して0.1モル%となるように添加した。これらの
試料から得られた吸収スペクトルは図5に、また発光ス
ペクトルは図1に示す通りであった。また、これらの結
果をまとめると表5に示すとおりであった。これらの結
果より、Na2Oが増加すると、Cu2+イオンによる光
吸収が増加することがわかる。このことから、ケイ酸塩
ガラスにおいても、アルカリ金属酸化物またはアルカリ
土類金属酸化物の含有率の増加に伴ってα値は増加し、
Cu+イオンの生成率が低下することがわかる。また、
α値が小さいガラスでも発光波長の長波長化が起きてい
る。このことから、このようなガラス中にはCu+−C
+ペアが多く存在すると考えられ、このためにペアを
形成していないCu+イオンが少なくて発光強度が低下
していると思われる。
【0042】表5 ケイ酸系ガラス中のCu2+の吸光係数 試料 ガラス組成(モル%) 吸収係数* 発光特性番号 Li2O Na2O MgO CaO SrO BaO SiO2 α(Cu2+) A***** 5- 1 20.0 80.0 1.06 × × 5- 2 25.0 75.0 1.25 × × 5- 3 30.0 70.0 1.75 × × 5- 4 35.0 65.0 2.09 × × 5- 5 40.0 60.0 2.20 △ × 5- 6 20.0 20.0 60.0 1.46 △ × 5- 7 20.0 20.0 60.0 1.33 △ × 5- 8 20.0 20.0 60.0 2.05 △ ×5- 9 20.0 20.0 60.0 2.51 △ × * 吸収係数α(Cu2+): 104cm2/mol 単位 ** Cu+−Cu+イオンペアの発光強度(567nmで測定) 発光強度の尺度は表3に同じ *** Cu+イオンの発光強度(440nmで測定) 発光強度の尺度は表3に同じ
【0043】比較例3 アルミノケイ酸塩系ガラス 出発原料として、酸化ケイ素、炭酸ナトリウム、水酸化
アルミニウム、酸化アルミニウムおよび酸化銅(I)を
用いて、表6に示すとおりに組成を変えたガラスを作製
し、その吸収スペクトルを測定した。このとき、酸化銅
(I)は、母体ガラスに対して0.1モル%となるよう
に添加した。得られた結果は、表6に示すとおりであっ
た。
【0044】表6 アルミノケイ酸系ガラス中のCu2+の吸光係数 試料 ガラス組成(モル%) 吸収係数* 発光特性番号 Na2O SiO2 Al2O3 α(Cu2+) A***** 6- 1 30.0 60.0 10.0 0.44 ○ ○ 6- 2 35.0 55.0 10.0 1.16 ○ ○6- 3 40.0 50.0 10.0 2.05 ○ △ * 吸収係数α(Cu2+): 104cm2/mol 単位 ** Cu+−Cu+イオンペアの発光強度(567nmで測定) 発光強度の尺度は表3に同じ *** Cu+イオンの発光強度(440nmで測定) 発光強度の尺度は表3に同じ
【0045】比較例3の試料と比較例2における同じN
2O含有量であるもの(試料6−1対試料5−3、試
料6−2対試料5−4、試料6−3対試料5−5)を比
較すると、実施例1でみたのと同様に、Al23の添加
によりCu+の濃度が増加していることがわかる。しか
し、これらのガラスの発光スペクトルが、図1の20N
2O−80SiO2と同様のスペクトル形状であること
から、Cu+−Cu+ペアの生成は完全に抑制ができない
ことがわかった。
【発明の効果】本発明の銅イオン含有ガラスは、Cu+
イオンを高濃度で含有しており、紫外光により励起され
たとき、優れた量子効率で励起されて、390〜490
nmの広い波長領域で高強度の青色蛍光を発光するもの
であることは、[発明の概要]の項に前記したとおりで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々のガラスの蛍光スペクトル図。
【図2】ホウケイ酸系ガラスに対して、酸化アルミニウ
ムの添加量を変化させたときのCu2+濃度の変化を示す
図。
【図3】酸化銅(I)の量を変化させたときの蛍光強度
の変化を示す図。
【図4】酸化銅(I)を添加したホウケイ酸系ガラスの
吸収スペクトル図。
【図5】酸化銅(I)を添加したケイ酸系ガラスの吸収
スペクトル図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1価の銅イオンを含有するガラスであっ
    て、その母体ガラスが、実質的にR’2O−B23−S
    iO2−Al23系またはRO−B23−SiO2−Al
    23系(ここでR’はアルカリ金属、Rはアルカリ土類
    金属である)からなるものであることを特徴とする銅イ
    オン含有ガラス。
  2. 【請求項2】母体ガラスに含有される銅イオンのモル濃
    度が、0.006〜1モル%である、請求項1に記載の
    ガラス。
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