JPH10236641A - ワーク搬送設備 - Google Patents

ワーク搬送設備

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Publication number
JPH10236641A
JPH10236641A JP9039484A JP3948497A JPH10236641A JP H10236641 A JPH10236641 A JP H10236641A JP 9039484 A JP9039484 A JP 9039484A JP 3948497 A JP3948497 A JP 3948497A JP H10236641 A JPH10236641 A JP H10236641A
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JP
Japan
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work
conveyor
power supply
bogie
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9039484A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichirou Shinaoka
一郎 品岡
Koji Fukumura
幸治 福村
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH10236641A publication Critical patent/JPH10236641A/ja
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、運転条件の変更に際して大きな改
修を伴うことなく柔軟に対応し得るワーク搬送設備の提
供を目的としている。 【解決手段】 本発明のワーク搬送設備1は、エンジン
・ミッションアッセンブリEを搭載してスラットコンベ
ア3により搬送される台車100に設けたクランプユニ
ット150と、スラットコンベア3に設けたC型フレー
ム170とから成るクランプ装置200とを設け、かつ
オーバーヘッドコンベア2により搬送される自動車ボデ
ィーBの種類に対応して、クランプユニット150の動
作タイミングを変化させる同期手段300を設け、同期
手段300によりクランプユニット150の動作タイミ
ングを変えて、自動車ボディーBに対する所定の相対位
置に占位させた状態で、エンジン・ミッションアッセン
ブリEを台車100とともにスラットコンベア3で搬送
させるよう構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方のワークを搬
送する第1コンベアと、一方のワークと並行かつ同期さ
せて他方のワークを搬送する第2コンベアとを具備して
成るワーク搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の組立て工場において、
エンジン・ミッションアッセンブリ(エンジンとミッシ
ョンとの組付体)を、自動車ボディーに搭載するための
作業ラインには、図41に示す如く自動車ボディーBを
搬送するためのオーバーヘッドコンベアOと、エンジン
・ミッションアッセンブリEを搬送するためのスラット
コンベアSとを備えて成るワーク搬送設備Aが採用され
ている。オーバーヘッドコンベアOは、ガイドレールO
gに案内されて移動するワークハンガOh、Oh…を有
し、各ワークハンガOhに搭載した自動車ボディーBを
搬送する一方、スラットコンベアSは、エンジン・ミッ
ションアッセンブリEを搭載した台車Dを、オーバーヘ
ッドコンベアOにより搬送される自動車ボディーB、B
…と同期させて搬送しており、スラットコンベアS上の
作業員によって、自動車ボディーBに対するエンジン・
ミッションアッセンブリEの組付けが実施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車ボデ
ィーBにエンジン・ミッションアッセンブリEを搭載す
る作業においては、車種の相違によって作業基準の位
置、すなわち図42中に実線および鎖線で示す如く、ボ
ディーBとエンジン・ミッションアッセンブリEとの相
対位置を変える必要がある。そこで従来のワーク搬送設
備Aでは、オーバーヘッドコンベアOの動作信号に基づ
いて、スラットコンベアSの動作を制御することによ
り、ボディーBとエンジン・ミッションアッセンブリE
との相対位置を変化させている。また、台車から延びる
同期用アームをオーバーヘッドコンベアのワークハンガ
に接触させ、ワークハンガで台車を押すことによって、
ボディーとエンジン・ミッションアッセンブリとを同期
搬送するよう構成したワーク搬送設備では、台車に複数
個の同期用アームを設け、これら同期用アームを選択的
に動作させ、オーバーヘッドコンベアのワークハンガと
接触させることによって、ボディーとエンジン・ミッシ
ョンアッセンブリとの相対位置を変化させている。しか
しながら、上述した如き従来のワーク搬送設備において
は、制御装置の複雑化や動作機構の複雑化を招く不都合
は避けられず、またモデルチェンジ等に伴う機種の増加
あるいは変更の度に、動作機構の追加や仕様の変更等、
設備に対する大きな改修を必要とし、生産対応の遅れや
コストの増大等を招来する不都合があった。本発明は上
記実状に鑑み、運転条件の変更に際して大きな改修を伴
うことなく柔軟に対応し得るワーク搬送設備の提供を目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明に関わるワーク搬送設備では、他方のワーク
を搭載して第2コンベアにより搬送される台車に設けた
クランプユニットと、第2コンベアに設けた被クランブ
部材とから成るクランプ装置とを設けるとともに、第1
コンベアにより搬送される一方のワークの種類に対応し
て、クランプ装置におけるクランプユニットの動作タイ
ミングを変化させる同期手段とを設け、同期手段によっ
てクランプユニットの動作タイミングを変えることによ
り、一方のワークに対する所定の相対位置に占位させた
状態で、他方のワークを台車とともに第2コンベアによ
って搬送させるよう構成している。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、一実施例を示す図面に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図1から図40は、自
動車の組立て工場において、エンジン・ミッションアッ
センブリを、自動車ボディーに搭載するための作業ライ
ンに、本発明に関わるワーク搬送設備を適用した例を示
している。
【0006】図1から図4に示す如く、ワーク搬送設備
1は、一方のワークとしての自動車ボディーBを搬送す
るための、第1コンベアとしてのオーバーヘッドコンベ
ア2と、他方のワークとしてのエンジン・ミッションア
ッセンブリEを搬送するための、第2コンベアとしての
スラットコンベア3とを具備している。
【0007】オーバーヘッドコンベア2は、水平方向に
延設されたガイドレール2gと、該ガイドレール2gに
案内されて移動する多数のワークハンガ2h、2h…と
を有し、各々のワークハンガ2h、2h…に搭載した自
動車ボディーB、B…を、矢印h(図1参照)方向に所
定の速度で搬送する。
【0008】一方、スラットコンベア3は、オーバーヘ
ッドコンベア2の下方域に、オーバーヘッドコンベア2
による自動車ボディーBの搬送方向と並行する態様で設
置され、ワークパレットPを介してエンジン・ミッショ
ンアッセンブリEを搭載した台車100を、矢印i(図
1参照)方向に所定の速度で搬送する。
【0009】ここで、スラットコンベア3は、エンコー
ダにより検出したオーバーヘッドコンベア2のワーク移
動量に基づいて、オーバーヘッドコンベア2と常に同速
度となるよう駆動制御されており、これによって自動車
ボディーBとエンジン・ミッションアッセンブリEとは
互いに同期して搬送されることとなる。
【0010】また、上記スラットコンベア3は、フロア
Fの地下ピットFpに設置したベースフレーム4に支承
されており、このベースフレーム4には、スラットコン
ベア3の下方域において、該スラットコンベア3と並行
する態様で台車リターン装置5が設置されている。
【0011】さらに、上記ベースフレーム4には、台車
リターン装置5から台車100を上動させる台車昇降装
置6が、スラットコンベア3の上流側端部に臨む態様で
設置されているとともに、台車リターン装置5へ台車1
00を下動させる台車昇降装置7が、スラットコンベア
3の下流側端部に臨む態様で設置されている。
【0012】また、台車昇降装置6の側方域には、台車
100をスラットコンベア3へ搬入するための送込み装
置8が設置されている一方、台車昇降装置7の側方域に
は、スラットコンベア3から台車100を搬出するため
の払出し装置9が設置されている。
【0013】また、上記ベースフレーム4には、台車昇
降装置6から搬入された台車100を捕捉する台車スト
ッパ装置10が、スラットコンベア3の上流側端部を覆
う態様で設置されている。
【0014】台車ストッパ装置10は、図5に示す如く
台車100を導入するためのステッププレート11と左
右一対の側面ガイド12、12とを有し、さらにステッ
ププレート11を通過してスラットコンベア3に乗り入
れた台車100を捕捉するためのストッパ爪13、13
を有しており、これらストッパ爪13、13はエアシリ
ンダ14、14により、係合位置(実線)と解放位置
(鎖線)との間において開閉動作される。
【0015】図2および図4に示す如く、スラットコン
ベア3の側方域には、エンジン組立てラインからのエン
ジン・ミッションアッセンブリEを、ワークパレットP
に搭載した状態で搬送するパレット搬送コンベア20が
設置されているとともに、エンジン・ミッションアッセ
ンブリEのセットされたパレットPを、上記パレット搬
送コンベア20から、台車昇降装置6に占位している台
車100に搬入するためのパレット積込みコンベア21
が設置されている。
【0016】また、スラットコンベア3の側方には、該
スラットコンベア3に乗って作業を行なう作業員と協働
し、高位において作業を行なう作業員のための作業台3
0、30が、スラットコンベア3のワーク搬送方向に沿
って並設されている。
【0017】一方、スラットコンベア3上においてエン
ジン・ミッションアッセンブリEを搬送するための台車
100は、図6および図7に示す如く、直方体を呈する
フレーム構造から成る台車本体101を備え、この台車
本体101の底部には、合計8個の車輪102、102
…が、それぞれ回転自在に支承されており、これら8個
の車輪102、102…は、台車本体101の底部左右
に各々4輪ずつ、台車100の進行方向に沿って縦列に
配設されている。
【0018】ここで、合計4個の車輪を前方2輪と後方
2輪とに配置した台車では、走行面に隙間や凹部が存在
している場合、これら凹部等に前2輪あるいは後2輪が
嵌まり込んでしまうためスムーズに走行できないのに対
して、上述の如く車輪102を片側4輪ずつ縦列に配設
している台車100では、図8(a)、(b)に示す如
く、走行面Fに開口部Faや凹部Fbが存在している場
合でも、開口部Fa等に車輪102が嵌まり込んでしま
うことがなく、もって台車100は走行面F上をスムー
ズに走行することができる。
【0019】図6および図7、図9および図10に示す
如く、台車本体101の上部には、エンジン・ミッショ
ンアッセンブリEを支持するワークテーブル103が設
けられており、該ワークテーブル103は、台車本体1
01に設置されたリフト用シリンダアクチュエータ10
4により、図中に実線で示した待機位置と、自動車ボデ
ィーBにエンジン・ミッションアッセンブリEを組付け
るべく上昇した作業位置(図示せず)との間を、ガイド
ロッド105、105…に案内されつつ上下に移動す
る。
【0020】また、上記ワークテーブル103は、トッ
ププレート110、ミドルプレート120、およびアン
ダープレート130から構成されている。エンジン・ミ
ッションアッセンブリEを支持したワークパレットPの
載置されるトッププレート110は、ミドルプレート1
20に対してY方向(台車100の左右方向)へ移動自
在に支承され、また上記ミドルプレート120はアンダ
ープレート130に対してX方向(台車100の前後方
向)へ移動自在に支承されており、もってパレット積載
プレート110上のエンジン・ミッションアッセンブリ
Eを、台車本体101に対してX方向およびY方向へ適
宜に移動させることができる。
【0021】図11から図13に示す如く、トッププレ
ート110のプレート本体111上面には、ワークパレ
ットPを導入して保持するためのガイドローラ112、
サイドガイド113、ストッパ114、およびクランパ
115が設けられており、プレート本体111の下面に
は、ガイド手段を構成する複数個のスライド110s
と、Y方向ガイドフォロワ106Yとが固設されてい
る。
【0022】図14から図16に示す如く、ミドルプレ
ート120のプレート本体121上面には、上記スライ
ド110sと係合してガイド手段を構成するレール12
0rが固設されており、プレート本体121の下面には
ガイド手段を構成する複数個のスライド120sと、X
方向ガイドフォロワ106Xとが固設されている。
【0023】図17から図19に示す如く、アンダープ
レート130におけるプレート本体121の上面には、
上記スライド120sと係合してガイド手段を構成する
レール130rが固設されており、さらにプレート本体
131の下面中央部にはリフト用シリンダアクチュエー
タ104が設置されているとともに、四方の隅部にはガ
イドロッド105が設置されている。
【0024】トッププレート110におけるY方向ガイ
ドフォロワ106Yは、図20に示すように、プレート
本体111に固設されて下方に延びるセンタリングシャ
フト106aと、該センタリングシャフト106aに対
して上下動自在に外挿されたスライドシャフト106b
とを有しており、該スライドシャフト106bの下端に
はガイドローラ106cが回転自在に支承されている。
【0025】また、スライドシャフト106bは、セン
タリングシャフト106aとの間に介装された圧縮スプ
リング106dによって下方へ付勢されており、さらに
ガイドローラ106cの走行方向をY方向(台車100
の左右方向)とする態様で、ピン106eを介してセン
タリングシャフト106aに係合されている。
【0026】一方、ミドルプレート120のX方向ガイ
ドフォロワ106Xは、図20に示す如くY方向ガイド
フォロワ106Yと基本的に同一であるものの、ガイド
ローラ106cの走行方向をX方向(台車100の前後
方向)とする態様でプレート本体121に固設されてい
る。
【0027】トッププレート110におけるY方向ガイ
ドフォロワ106Yは、ミドルプレート120とアンダ
ープレート130とに干渉することなく台車本体101
の直上に達しており、ミドルプレート120におけるX
方向ガイドフォロワ106Xは、アンダープレート13
0に干渉することなく台車本体101の直上に達してい
る。
【0028】一方、図10および図21に示す如く、台
車本体101の上部には、Y方向ガイドフォロワ106
Yを案内することでトッププレート110をセンタリン
グするためのY方向テーパーガイド部材107Yと、X
方向ガイドフォロワ106Xを案内することでミドルプ
レート120をセンタリングするためのX方向テーパー
ガイド部材107Xとが固設されている。
【0029】上記Y方向ガイド部材107Yは、上部の
解放されたV字形状を呈するガイド面107Ya、10
7Yaを有し、またX方向ガイド部材107Xも上部の
解放されたV字形状を呈するガイド面107Xa、10
7Xaを有しており、上記Y方向ガイドフォロワ106
YとY方向ガイド部材107Y、およびX方向ガイドフ
ォロワ106XとX方向ガイド部材107Xにより、ワ
ークテーブル103をセンタリングするための位置決め
装置108が構成されている。
【0030】ワークテーブル1103が作業位置に上動
している状態において、Y方向ガイドフォロワ106Y
およびX方向ガイドフォロワ106Xは、それぞれY方
向ガイド部材107YおよびX方向ガイド部材107X
から上方へ離隔しているために、エンジン・ミッション
アッセンブリEを支持したワークパレットPの載置され
るトッププレート110は、台車本体101に対してX
方向およびY方向へ適宜に移動することができる。
【0031】一方、ワークテーブル1103が作業位置
から待機位置へ下降すると、Y方向ガイドフォロワ10
6Yのガイトローラ106cが、ガイド面107Yaに
倣いY方向ガイド部材107Yの中央部に移動して拘束
されることで、トッププレート110に対するY方向の
センタリングが行なわれるとともに、X方向ガイドフォ
ロワ106Xにおけるガイトローラ106cが、ガイド
面107Xaに倣いX方向ガイド部材107Xの中央部
に移動して拘束されることで、トッププレート110に
対するX方向のセンタリングが行なわれる。
【0032】ここで、従来の台車においては、ワークテ
ーブルに設置したセンタリング用シリンダにより、ワー
クテーブルをX方向およびY方向に移動させて、上記ワ
ークテーブルのセンタリングを行なっているが、昇降す
るワークテーブルにシリンダを設けているために重量バ
ランスが悪く、またシリンダを用いているためにシリン
ダ駆動用の諸装置や駆動用配管の設置を必要とし、信頼
性の低下やコストの増大を招来する不都合があった。
【0033】これに対して、上述した如き構成の台車1
00によれば、Y方向ガイドフォロワ106YとY方向
ガイド部材107Y、およびX方向ガイドフォロワ10
6XとX方向ガイド部材107Xから成る位置決め装置
108により、ワークテーブルにセンタリング用シリン
ダを設けることなく、上記ワークテーブルのセンタリン
グを可能としているので、センタリング用シリンダの設
置に伴う重量バランスの低下を招来することがなく、さ
らに信頼性の向上やコストの低減をも達成することが可
能となる。
【0034】一方、台車本体101の側部には、上部作
業者用の操作スイッチを備えた操作箱109が、変位装
置140を介して移動可能に支持されている。この変位
装置140は、図22から図27に示す如く、台車本体
101に固設されたベースブラケット141と、該ベー
スブラケット141に揺動支持された上部スイングアー
ム142および下部スイングアーム143と、操作箱1
09を支持しかつ上部スイングアーム142と下部スイ
ングアーム143とにピン結合された支持アーム144
とを備え、これらベースブラケット141、上部スイン
グアーム142、下部スイングアーム143、および支
持アーム144によって平行四辺形リンクが構成されて
いる。
【0035】また、ベースブラケット141には、駆動
用のシリンダアクチュエータ145が設置されていると
ともに、このシリンダアクチュエータ145に設けられ
たラック146と噛合する中間ギヤ147およびサポー
トギヤ148が支承されており、上記中間ギヤ147は
下部スイングアーム143の基端部に固設された従動ギ
ヤ149と噛合している。
【0036】シリンダアクチュエータ145を動作さ
せ、ラック146、中間ギヤ147、および従動ギヤ1
49を介して下部スイングアーム143を揺動させるこ
とにより、操作箱109は図22中に実線で示す使用位
置と、図22中に鎖線で示す収容位置との間を移動する
こととなる。
【0037】使用位置に在る操作箱109は、上部スイ
ングアーム142と下部スイングアーム143とが、台
車本体101の側方へ張り出していることにより、台車
本体101に対して上方かつ外方に占位している一方、
収容位置に在る操作箱109は、上部スイングアーム1
42と下部スイングアーム143が折り畳まれているこ
とにより、台車本体101に対して使用位置よりも下方
かつ台車本体に近接した位置に占位している。
【0038】ところで、操作箱を使用位置と収容位置と
の間において上下移動させるには、操作箱の直下にシリ
ンダアクチュエータ等の上下駆動装置を配設すれば良い
が、上記構成では操作箱を下降させることにより台車全
体の上下寸法は短縮し得るものの、上下駆動装置を含ん
だ台車全体の幅寸法を小さくすることはできない。
【0039】これに対して、上述した如き変位装置14
0を介して操作箱109を支持した台車100では、図
28に示す如くスラットコンベア3上において操作箱1
09を使用位置に占位させることで、作業台30上から
操作箱109を支承なく操作できる一方、台車リターン
装置5によって還流される際には、変位装置140を折
り畳んで操作箱109を収容位置に占位させることで、
全体の外観形状を可及的に小さなものとすることがで
き、これにより台車100を還流させるための地下ピッ
トFpの高さおよび幅を最小限とすることが可能とな
る。
【0040】図6、図7、および図29に示す如く、台
車100における台車本体101の底部には、左右にク
ランプユニット150、150が設けられているととも
に、これらクランプユニット150、150に挟まれた
態様で集電ユニット160が設けられている。
【0041】一方、図6、図7、および図30に示す如
く、スラットコンベア3における多数のスラットを駆動
チェーンに連結して成る搬送帯3Bには、被クランプ部
材としての左右一対のC型フレーム170、170が、
ワーク搬送方向に沿って延設されているとともに、これ
らC型フレーム170、170に挟まれた態様で給電ユ
ニット180が設置されている。
【0042】なお、これらC型フレーム170、17
0、および給電ユニット180は、スラットコンベア3
のワーク搬送方向に沿って複数個、かつスラットコンベ
ア3上において組付け作業が行なわれる1工程に1つず
つ、具体的にはオーバーヘッドコンベア2において隣設
するワークハンガ2h、2h…間の距離と同一の間隔に
おいて配設されている。
【0043】上記C型フレーム170は、垂直に立設さ
れたセンタリングプレート171、および該センタリン
グプレート171の上縁部から水平に展開するクランプ
プレート172を有しており、上記クランプユニット1
50、150と、C型フレーム170、170とによっ
て、台車100をスラットコンベア3上の所定位置に連
結するためのクランプ装置200が構成されている。
【0044】上記給電ユニット180は、搬送帯3Bの
表面に固定設置された給電プレート181を有してお
り、この給電プレート181には所定個数の給電導体1
82、182…が、スラットコンベア3のワーク搬送方
向に沿って延在かつ互いに適宜な間隔を開けて設置さ
れ、さらに上記給電ユニット180は左右のC型フレー
ム170、170におけるセンタリングプレート17
1、171をも構成要素としており、上記集電ユニット
160と給電ユニット180とにより、台車100の各
動作部分を駆動する電力を供給するため給電装置210
が構成されている。
【0045】なお、図31に示す如く、スラットコンベ
ア3を支持するベースフレーム4には、電源(図示せ
ず)と接続された給電レール183が、スラットコンベ
ア3に沿って延設されている一方、スラットコンベア3
の搬送帯3Bには、給電レール183と摺接する集電器
184と、この集電器184に接続されかつ給電ユニッ
ト180に接続された電源制御装置185とが取り付け
られている。
【0046】図32から図34に示す如く、クランプユ
ニット150は、台車本体101に対して上下動自在に
支承されたフレーム151を有し、該フレーム151の
内部には上部クランパ152を上下動させる油圧シリン
ダ153が固設され、フレーム151の下部には上部ク
ランパ152と対向して下部クランパ154が設けられ
ており、上部クランパ152と下部クランパ154との
対向面には、ブレーキパッド152aおよび154aが
取り付けられている。
【0047】また、フレーム151に固設したスライド
ブロック155、155を、ブラケット156、156
を介して台車本体101に設けた一対のガイドロッド1
57に遊嵌させることで、フレーム151は台車本体1
01に対して上下動自在に支承され、ガイドロッド15
7にはストッパ158が固設されているとともに圧縮ス
プリング159が設けられており、圧縮スプリング15
9によってスライドブロック155をストッパ158を
当接させ、かつ上部クランパ152を上動させておくこ
とで、クランプユニット150は図示した初期位置に占
位する。
【0048】また、油圧シリンダ153によって上部ク
ランパ152を下降させ、C型フレーム170のクラン
ププレート172と当接させることにより、フレーム1
51が上部クランパ152に対して相対的に上動して下
部クランパ154が上動することにより、上部クランパ
152と下部クランパ154とによってクランププレー
ト172が挟持され、もってスラットコンベア3に対し
て台車100が連結されることとなる。
【0049】一方、図35から図38に示す如く、集電
ユニット160は、複数個の集電子161、161…を
収容する集電ブロック162を具備しており、これら集
電子161、161…は、上記給電ユニット180の給
電導体182、182…と対応した間隔で配置され、か
つ上下移動自在に設置されているとともに、給電導体1
82、182…との圧接を目的として、それぞれ圧縮ス
プリング161sにより常に下方へ向け付勢されてい
る。
【0050】また、集電ブロック162に固定したスラ
イドブロック163、163を、ブラケット164を介
して台車本体101に設けたガイドロッド165、16
5に遊嵌させることで、集電ブロック162は台車本体
101に対して左右方向へ移動自在に支承されており、
さらに1つのスライドブロック163の左右には、ブラ
ケット164、164との間に圧縮スプリング166、
166が介装されており、これにより集電子161、1
61…を収容した集電ブロック162は、台車本体10
1に対して左右方向へ移動自在にフローティング支持さ
れている。
【0051】また、上記集電ブロック162における左
右の側部には、それぞれガイドローラ167、167が
設置されており、スラットコンベア3上を台車100が
走行して、給電ユニット180の上方に集電ユニット1
60が進入する際、上記左右のガイドローラ167、1
67が、給電ユニット180を挟んで位置する左右のセ
ンタリングプレート171、171に案内されること
で、進入時に給電ユニット180と台車100との左右
方向の中心位置が多少ずれていても、給電ユニット18
0に対する所定の位置に集電ユニット160が占位する
こととなる。
【0052】ここで、上記集電ブロック162が台車本
体101に固定設置されている場合を想定すると、給電
ユニット180と台車100との左右方向の中心位置が
多少ずれた状態にあっても、給電ユニット180の給電
導体182、182…と、集電ユニット160の集電子
161、161…とを確実にコンタクトさせるには、位
置ずれ分を考慮して給電導体182、182…の幅を広
く設定しなければならず、これにより給電ユニットの大
型化に伴う給電装置全体の大型化を招来する不都合があ
る。
【0053】これに対して、上述した如く集電ブロック
162を台車本体101に対してフローティング支持さ
せた給電装置210では、給電ユニット180に対する
所定の位置に集電ユニット160が占位することとなる
ので、給電ユニット180における給電導体182、1
82…の幅を、給電ユニット180と台車100との位
置ずれを考慮することなく、集電子161、161…と
確実にコンタクトし得る範囲で可及的に小さく設定で
き、もって給電装置210の小型化を達成することが可
能となる。
【0054】一方、図39に示す如くスラットコンベア
3には、オーバーヘッドコンベア2によって搬送される
自動車ボディーBの種類に対応して、台車100におけ
るクランプユニット150、150の動作タイミングを
変化させる同期手段300が設置されており、この同期
手段300は、搬送帯3Bの内周面(駆動チェーンある
いはスラット)に固設されたドグ3Dと、このドグ3D
によって動作される開始信号スイッチS1、S2、S3
とを備えている。
【0055】上記ドグ3Dは、スラットコンベア3のワ
ーク搬送方向に沿って複数個、かつスラットコンベア3
上において組付け作業が行なわれる1工程に1つずつ、
具体的にはオーバーヘッドコンベア2において隣設する
ワークハンガ2h、2h…間の距離と同一の間隔におい
て配設されている。
【0056】また、開始信号スイッチS1、S2、S3
は、上述した台車ストッパ装置10に捕捉されている台
車100に対して、オーバーヘッドコンベア2のワーク
ハンガー2hが自動車ボディーBの種類に対応した所定
位置に到達した際、ドグ3Dによって動作される位置に
それぞれ配設されている。
【0057】なお、上述したドグ3Dおよび開始信号ス
イッチS1、S2、S3から成る同期手段300は、オ
ーバーヘッドコンベア2に設置することも可能であり、
この場合にはワークハンガ2h、2h…を移動させるた
めの駆動チェーンにドグ3Dを設置すれば良い。上述し
た如き構成のワーク搬送設備1において、自動車ボディ
ーにエンジン・ミッションアッセンブリを組付けるに
は、先ずエンジン・ミッションアッセンブリEのセット
されたワークパレットPを、台車昇降装置6に位置した
台車100のワークテーブル103、詳しくはワークテ
ーブル103におけるトッププレート110に、パレッ
ト搬送コンベア20からパレット積込みコンベア21を
介して移載する。
【0058】このとき、台車100のワークテーブル1
03は待機位置に下降しており、もって先に詳述した位
置決め装置108の作用により、ワークテーブル103
が確実にセンタリングされていることは言うまでもな
い。
【0059】エンジン・ミッションアッセンブリEのセ
ットされたワークパレットPが移載されたのち、台車1
00は送込み装置8によって台車ストッパ装置10に搬
入され、スラットコンベア3に乗り込んだ状態におい
て、係合位置に占位した一対のストッパ爪13、13に
よって捕捉される。
【0060】このとき、台車100の車輪102、10
2…は、稼働しているスラットコンベア3と接触して空
転することとなる。なお、車輪102、102…が片側
4輪ずつ並列に配設されていることで、上述の如くスラ
ットの隙間に車輪102が嵌まり込むこともなく、また
台車昇降装置6から台車ストッパ装置10に乗り移る際
にも、台車100が極めてスムーズに走行することは言
うまでもない。
【0061】台車ストッパ装置10に捕捉されている状
態の台車100に対して、オーバーヘッドコンベア2に
よって自動車ボディーBが搬送されてくると、上位コン
ピュータから受け取った自動車ボディーBの機種データ
に基づき、台車100上のエンジン・ミッションアッセ
ンブリEに対する自動車ボディーBの相対位置が、機種
毎の作業基準に即したタイミングで、台車100のクラ
ンプユニット150がクランプ動作される。
【0062】すなわち、図40(a)に示す如く、台車
100に対して自動車ボディーB1が搬送されてきた場
合、ドグ3Dによって動作された開始信号スイッチS1
からの開始信号に基づき、クランプユニット150が動
作してフラットコンベア3上のC型フレーム170をク
ランプする。
【0063】これに対し、図40(b)に示す如く、機
種の異なる自動車ボディーB2が搬送されてくると、ド
グ3Dによって動作された開始信号スイッチS2からの
開始信号に基づき、クランプユニット150が自動車ボ
ディーB1に対するタイミングとは異なるタイミングで
動作する。
【0064】さらに、図40(c)に示す如く、機種の
異なる自動車ボディーB3が搬送されてきた場合、ドグ
3Dによって動作された開始信号スイッチS3からの開
始信号に基づき、自動車ボディーB1、B2に対するタ
イミングとは異なるタイミングで、クランプユニット1
50が動作することとなる。
【0065】ここで、ドグ3Dの移動に伴って、開始信
号スイッチS1、S2、S3の全てが動作するが、上位
コンピュータからの機種データに対応した開始信号スイ
ッチからの開始信号のみを有効とすることにより、機種
に対応したタイミングでクランプユニット150を動作
させるよう制御している。
【0066】自動車ボディーBの機種に対応したタイミ
ングでクランプユニット150を動作させ、フラットコ
ンベア3上のC型フレーム170、170をクランプす
るとともに、台車ストッパ装置10のストッパ爪13、
13を解放位置に揺動させ、台車ストッパ装置10によ
る台車100の捕捉を解くことにより、台車100はフ
ラットコンベア3によって自動車ボディーBと同期して
移動を開始する。
【0067】このとき、台車ストッパ装置10のストッ
パ爪13、13よりも、クランプユニット150が先行
して動作した場合でも、ストッパ爪13の駆動源がエア
シリンダ14であるために、ストッパ爪13、13は移
動を開始した台車100に押しやられ、支承なく拘束が
解除されることとなる。
【0068】台車100が自動車ボディーBとともに移
動を開始すると、台車100のワークテーブル103が
作業位置へ上昇し、スラットコンベア3上および作業台
30上の作業員によって、自動車ボディーBに対するエ
ンジン・ミッションアッセンブリEの組付け作業が実施
される。このとき、台車100の操作箱109は、変位
装置140の動作によって、使用位置に移動しているこ
とは言うまでもない。
【0069】エンジン・ミッションアッセンブリEの組
付け作業が完了し、ワークパレットPが空となった台車
100は、ワークテーブル103が待機位置へ下降さ
れ、次いでスラットコンベア3の下流端において、図示
していないストッパによって停止されるとともに、クラ
ンプ装置200によるスラットコンベア3との連結が解
放され、払出し装置9によって台車昇降装置7に送り込
まれる。
【0070】台車昇降装置7に送り込まれた台車100
は、矢印d(図1)の如く下降されたのち台車リターン
装置5に送り込まれ、該台車リターン装置5によって矢
印r(図1)の如くスラットコンベア3の上流側へ向け
て移送される。このとき台車100の操作箱109は、
変位装置140の動作によって、収容位置に移動してい
ることは言うまでもない。
【0071】こののち、台車リターン装置5から台車昇
降装置6に送り込まれた台車100は、矢印u(図1)
の如く上動され、新たなエンジン・ミッションアッセン
ブリEのセットされた次なるワークパレットPの搬入に
待機する。なお、ワークパレットPは、台車昇降装置6
が上動するまで間に、適宜な手段によって台車100か
ら取り外され、エンジン組立てラインに還流される。
【0072】上述したワーク搬送設備1によれば、同期
手段300によってクランプユニット150の動作タイ
ミングを変化させることで、自動車ボディーBとエンジ
ン・ミッションアッセンブリEとの相対位置を、自動車
ボディーBの機種に対応して変化させているため、台車
に設けた複数個の同期用アームを選択的に動作させてボ
ディーとエンジン・ミッションアッセンブリとの相対位
置を変化させていた従来の設備に比べ、ワーク搬送設備
1の構造は極めて簡易なものとなっている。
【0073】さらに、上記ワーク搬送設備1では、上述
の如く構造が簡易であるために、モデルチェンジ等に伴
う機種の増加や変更に際して、動作機構の追加や仕様の
変更等、設備に対する大きな改修を伴うことなく柔軟に
対応できるので、特に混流生産を実施している設備や、
頻繁にモデルチェンジの行なわれるワークを作業対象と
した設備には有効である。
【0074】なお、上述した実施例では、自動車の組立
て工場において、エンジン・ミッションアッセンブリ
を、自動車ボディーに搭載するための作業ラインに、本
発明に関わるワーク搬送設備を適用した例を示したが、
一対のワークを互いに同期させて搬送する様々なワーク
搬送設備においても、本発明を有効に適用し得ることは
言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わるワ
ーク搬送設備は、一方のワークを搬送する第1コンベア
と、一方のワークと並行かつ同期させて他方のワークを
搬送する第2コンベアとを具備するワーク搬送設備にお
いて、他方のワークを搭載して第2コンベアにより搬送
される台車に設けたクランプユニットと、第2コンベア
に設けた被クランブ部材とから成るクランプ装置とを設
けるとともに、第1コンベアにより搬送される一方のワ
ークの種類に対応して、クランプ装置におけるクランプ
ユニットの動作タイミングを変化させる同期手段とを設
け、同期手段によってクランプユニットの動作タイミン
グを変えることにより、一方のワークに対する所定の相
対位置に占位させた状態で、他方のワークを台車ととも
に第2コンベアによって搬送させるよう構成している。
上記構成によれば、同期手段によりクランプユニットの
動作タイミングを変化させることで、一方のワークと他
方のワークとの相対位置を、ワークの種類に対応して変
化させることができ、もって本発明に関わるワーク搬送
設備によれば、運転条件の変更に際して大きな改修を伴
うことなく、極めて柔軟に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるワーク搬送設備を示す概念的な
全体側面図。
【図2】本発明に関わるワーク搬送設備を示す概念的な
全体平面図。
【図3】ワーク搬送設備におけるスラットコンベアの周
辺構造を示す側面図。
【図4】ワーク搬送設備におけるスラットコンベアの周
辺構造を示す平面図。
【図5】ワーク搬送設備の台車ストッパ装置を示す平面
図。
【図6】ワーク搬送設備の台車を示す全体側面図。
【図7】ワーク搬送設備の台車を示す全体正面図。
【図8】(a)および(b)は、台車の走行態様を示し
た概念図。
【図9】(a)および(b)は、台車を示す概念的な側
面図および正面図。
【図10】(a)および(b)は、台車の要部を示す概
念的な側面図および正面図。
【図11】台車のトッププレートを示す平面図。
【図12】台車のトッププレートを示す正面図。
【図13】台車のトッププレートを示す側面図。
【図14】台車のミドルプレートを示す平面図。
【図15】台車のミドルプレートを示す正面図。
【図16】台車のミドルプレートを示す側面図。
【図17】台車のアンダープレートを示す平面図。
【図18】台車のアンダープレートを示す図17中の X
VIII−XVIII 線断面図。
【図19】台車のアンダープレートを示す図17中の X
IX−XIX 線断面図。
【図20】ガイドフォロワを示す断面側面図。
【図21】台車を示す図6中の XXI−XXI 線断面図。
【図22】操作箱および変位装置を示す全体側面図。
【図23】変位装置を示す要部断面側面図。
【図24】変位装置を示す背面図。
【図25】変位装置を示す要部平面図。
【図26】変位装置を示す図23中のXXVI−XXVI線断面
図。
【図27】変位装置を示す図25中の XXVII−XXVII 線
断面図。
【図28】台車の動作態様を示す概念図。
【図29】台車を示す図6中のXXIX−XXIX線断面図。
【図30】(a)および(b)は、被クランプ部材およ
び給電ユニットを示す要部破断平面図および正面図。
【図31】(a)および(b)は、給電ユニットの周辺
構造を示すスラットコンベアの要部縦断面図および要部
横断面図。
【図32】クランプユニットを示す全体正面図。
【図33】クランプユニットを示す図32中のXXXIII−
XXXIII線断面図。
【図34】クランプユニットを示す全体底面図。
【図35】集電ユニットの要部を破断して示す全体正面
図。
【図36】集電ユニットを示す全体側面図。
【図37】集電ユニットを示す全体平面図。
【図38】(a)および(b)は、給電装置を概念的に
示す正面図および平面図。
【図39】同期手段を示す概念図。
【図40】(a)、(b)および(c)は、それぞれワ
ーク搬送設備の動作態様を示す概念図。
【図41】従来のワーク搬送設備を示す概念的な全体側
面図。
【図42】従来のワーク搬送設備を示す概念的な要部側
面図。
【符号の説明】
1…ワーク搬送設備、 2…オーバーヘッドコンベア(第1コンベア)、 3…スラットコンベア(第2コンベア)、 100…台車、 101…台車本体、 102…車輪、 103…ワークテーブル、 106X、106Y…ガイドフォロワ、 107X、107Y…ガイド部材、 108…位置決め装置、 109…操作箱、 140…変位装置、 150…クランプユニット、 160…集電ユニット、 161…集電子、 162…集電ブロック、 170…C型フレーム(被クランブ部材)、 171…センタリングプレート、 172…クランププレート、 180…給電ユニット、 181…給電プレート、 182…給電導体、 200…クランプ装置、 210…給電装置。 300…同期手段、 B…自動車ボディー(一方のワーク)、 E…エンジン・ミッションアッセンブリ(他方のワー
ク)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のワークを搬送する第1コンベア
    と、上記一方のワークと並行かつ同期させて他方のワー
    クを搬送する第2コンベアとを具備するワーク搬送設備
    であって、 他方のワークを搭載して第2コンベアにより搬送される
    台車に設けたクランプユニットと、第2コンベアに設け
    た被クランブ部材とから成るクランプ装置と、 第1コンベアにより搬送される一方のワークの種類に対
    応して、クランプ装置におけるクランプユニットの動作
    タイミングを変化させる同期手段とを具備し、 同期手段によってクランプユニットの動作タイミングを
    変えることにより、一方のワークに対する所定の相対位
    置に占位させた状態で、他方のワークを台車とともに第
    2コンベアによって搬送させるよう構成したことを特徴
    とするワーク搬送設備。
  2. 【請求項2】 給電導体を備えた給電プレートと該給
    電プレートを挟む左右一対のセンタリングプレートとを
    有して第2コンベアに設けられた給電ユニットと、該給
    電ユニットの給電導体に圧接される集電子を備えた集電
    ブロックを台車に水平移動自在に設けて成る集電ユニッ
    トとから構成される給電装置を具備し、給電ユニットの
    センタリングプレートに倣って、集電ユニットの集電ブ
    ロックを案内することにより、給電導体に対する所定の
    位置に集電子を占位させるよう構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のワーク搬送設備。
  3. 【請求項3】 台車における台車本体に設けられ上部
    の解放されたV字形状を呈するガイド部材と、台車にお
    ける台車本体の上方に位置し昇降可能かつ水平移動自在
    に設置されたワークテーブルに設けられたガイドフォロ
    ワとから成る位置決め装置を具備し、ワークテーブルの
    下降動作に伴い、ガイド部材のテーパーに倣って、ガイ
    ドフォロワを案内することにより、ワークテーブルを台
    車本体に対する所定の位置に占位させるよう構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のワーク搬送設備。
  4. 【請求項4】 台車における台車本体の側部に、平行
    四辺形リンクから構成される変位装置を介して、操作箱
    を使用位置と収容位置との間において移動可能に支持
    し、使用時において操作箱を台車本体に対する上方かつ
    外方に占位させる一方、格納時において操作箱を使用時
    よりも下方かつ台車本体に近接した位置に占位させるよ
    う構成したことを特徴とする請求項1記載のワーク搬送
    設備。
  5. 【請求項5】 台車における台車本体の底部に、台車
    の走行方向に沿って3個以上の車輪を縦列に配設して成
    ることを特徴とする請求項1記載のワーク搬送設備。
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