JPH10236265A - エアバッグドアを一体に有するインストルメントパネル及びその製造方法並びにエアバッグドア - Google Patents

エアバッグドアを一体に有するインストルメントパネル及びその製造方法並びにエアバッグドア

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JPH10236265A
JPH10236265A JP9046289A JP4628997A JPH10236265A JP H10236265 A JPH10236265 A JP H10236265A JP 9046289 A JP9046289 A JP 9046289A JP 4628997 A JP4628997 A JP 4628997A JP H10236265 A JPH10236265 A JP H10236265A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単層構造又は準単層構造のエアバッグドアを
有するインストルメントパネル等において意匠自由度の
向上及び良好な外観品質の維持を図る。 【解決手段】 インストルメントパネル10は、インパ
ネ基材14及びドア基材22を含むエアバッグドア16
によって構成されている。このドア基材22の裏面側に
は溝状かつ略H形状の開裂部40が形成されている。さ
らに、この開裂部40には、その長手方向に沿って所定
の間隔で薄肉かつスリット48を有する複数のリブ46
が一体形成されている。これらのリブ46を開裂部40
に設けたことによって、成形後の収縮によるヒケが開裂
部40の表面側に発生するのを防止することができる。
その結果、エアバッグドア16を有するインストルメン
トパネル10の意匠自由度の向上及び良好な外観品質の
維持を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグドアを
一体に有するインストルメントパネル及びその製造方法
並びにエアバッグドアに関する。
【0002】
【従来の技術】助手席用エアバッグ装置の標準装備の促
進に伴って、エアバッグドアを一体に有するインストル
メントパネルの開発が盛んに行われている。以下、図1
0〜図12を用いて、従来のエアバッグドアを一体に有
するインストルメントパネルの構造の一例について説明
する。
【0003】図10に示されるように、インストルメン
トパネル100の助手席側の頂部所定位置には、平面視
で略矩形状のエアバッグドア102が配設されている。
具体的に説明すると、図11に示されるように、インス
トルメントパネル100の本体部を構成するインパネ基
材104の前記所定位置には、エアバッグドア102を
配設するための略矩形状の開口106が形成されてい
る。
【0004】一方、エアバッグドア102は、開口10
6内へ嵌着されかつ連続した状態に形成される略矩形平
板状のドア基材110と、このドア基材110の裏面側
から略車両下方側へ延出されるドア基材取付部112
と、によって構成されている。ドア基材110の裏面側
には、略H状に形成された薄肉の開裂部114が設けら
れている。また、ドア基材取付部112の内側には略箱
体状のエアバッグケース116が挿入され、この状態で
エアバッグケース116とドア基材取付部112とが図
示しない固定手段によって固定されている。なお、エア
バッグケース116内には、車両前部への所定の高荷重
作用時にガスを噴出する円柱状のインフレータ118
と、このインフレータ118の上方に折り畳み状態で配
置されかつインフレータ118から噴出されたガスによ
って膨張されるバッグ120と、が収容されている。
【0005】ここで、上述したエアバッグドア102を
一体に有するインストルメントパネル100は、所謂二
色成形によって製造される。すなわち、最初に、硬質
(ハード)な樹脂材料を用いて射出成形することによ
り、インパネ基材104が形成される。なお、このと
き、インパネ基材104に開口106が形成されるよう
にしておく。次に、軟質(ソフト)な樹脂材料を用いて
射出成形することにより、インパネ基材104の開口1
06内にエアバッグドア102が形成される。これによ
り、インパネ基材104にエアバッグドア102が一体
化される。なお、エアバッグドア102を軟質な樹脂材
料で形成するのは、車両前部への所定の高荷重作用時
に、エアバッグドア102のドア基材110が開裂部1
14に沿って開裂して展開した際の当接荷重を緩和させ
るためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成による場
合、図12(A)に示される如く、成形直後の状態で
は、ドア基材110の裏面側に略H状の開裂部114が
設定通りに形成される。しかし、図12(B)に示され
る如く、冷却後の状態では、ドア基材110の収縮によ
って開裂部114に引張力が作用するため、ドア基材1
10の表面側に開裂部114に沿った凹状のヒケ122
が形成されてしまう。
【0007】そこで、従来では、インストルメントパネ
ル100の外観品質の向上を図るべく、上記ヒケ122
が生じる部位に意図的に凹状のレリーフ124(図10
及び図11参照)を設定する等の対策を講じなければな
らなかった。このため、ドア基材110ひいてはインス
トルメントパネル100の意匠が制約されるという問題
があった。付言すれば、エアバッグドアを一体に有する
インストルメントパネルを二色成形によって製造したも
のの開示例としては特開平8−192666号公報があ
り、この公報に開示された構成による場合には前記問題
点が指摘される。
【0008】なお、上述したヒケの問題ひいてはレリー
フの問題は、単層構造のインストルメントパネル(即
ち、インパネ基材及びドア基材といった基材層のみによ
ってインストルメントパネルが構成されるもの)或いは
準単層構造のインストルメントパネル(即ち、インパネ
基材及びドア基材といった基材層と、当該基材層の表面
に外観品質向上のために貼着された2mm程度の表皮
層、とによってインストルメントパネルが構成されるも
の)の場合に、ヒケ自体が車室内側に露見されることか
ら、指摘されるものである。従って、三層構造のインス
トルメントパネル(即ち、インパネ基材及びドア基材と
いった基材層と、当該基材層に対して離間して配置され
た表皮層と、基材層と表皮層との間に充填されたウレタ
ンの発泡層と、によってインストルメントパネルが構成
されるもの)の場合には、特には問題視されない。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、単層構造又は
準単層構造のインストルメントパネルにおいて意匠自由
度の向上及び良好な外観品質の維持を図ることができる
エアバッグドアを一体に有するインストルメントパネル
及びその製造方法を得ること、並びに、意匠自由度の向
上及び良好な外観品質の維持を図ることができるエアバ
ッグドアを得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、インパネ基材と当該インパネ基材の助手席側所定位
置に配置されかつ車両前部への所定の高荷重作用時にバ
ッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部を裏面側に備えたド
ア基材といった基材層のみから成る単層構造、或いは前
記基材層の表面に表皮層が付加されて成る準単層構造に
よって構成されたエアバッグドアを一体に有するインス
トルメントパネルであって、前記溝状の開裂部を溝幅方
向に繋ぐ薄肉のリブを、当該開裂部における複数箇所に
一体成形により設けた、ことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の発明において、前記リブにおける開裂部中心線に沿う
位置に、バッグ膨張圧の作用方向へ向けて切れ込むスリ
ットを設けた、ことを特徴としている。
【0012】請求項3記載の本発明は、インパネ基材と
当該インパネ基材の助手席側所定位置に配置されかつ車
両前部への所定の高荷重作用時にバッグ膨張圧で開裂す
る溝状の開裂部を裏面側に備えたドア基材とを二色成形
によって一体的に形成するエアバッグドアを一体に有す
るインストルメントパネルの製造方法であって、ドア基
材の成形時に、前記溝状の開裂部を溝幅方向に繋ぐ薄肉
のリブを、当該開裂部における複数箇所に一体に形成
し、前記リブが形成されたドア基材が冷却された後に、
当該リブにおける開裂部中心線に沿う位置に、バッグ膨
張圧の作用方向へ向けて切れ込むスリットを形成する、
ことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の本発明は、インパネ基材と
当該インパネ基材の助手席側所定位置に配置されかつ車
両前部への所定の高荷重作用時にバッグ膨張圧で開裂す
る溝状の開裂部を裏面側に備えたドア基材とを二色成形
によって一体的に形成するエアバッグドアを一体に有す
るインストルメントパネルの製造方法であって、前記溝
状の開裂部の形成予定位置に設けられた開裂部形成用の
凸部と、この凸部における複数箇所に設けられかつ当該
凸部を横断する狭幅の凹部と、この凹部の頂部間に貫通
状態で配置されかつ当該凹部の底面側に鋭角部を持つ楔
状断面の線材と、を含んで構成される成形型を用いて二
色成形することにより、インパネ基材とドア基材とを一
体的に形成する、ことを特徴としている。
【0014】請求項5記載の本発明は、基材層のみから
成る単層構造、或いは前記基材層の表面に表皮層が付加
されて成る準単層構造によって構成されたインストルメ
ントパネルにおける助手席側所定位置に後付けされ、車
両前部への所定の高荷重作用時にバッグ膨張圧で開裂す
る溝状の開裂部を裏面側に備えたドア部を含んで構成さ
れるエアバッグドアであって、前記溝状の開裂部を溝幅
方向に繋ぐ薄肉のリブを、当該開裂部における複数箇所
に一体成形により設けた、ことを特徴としている。
【0015】請求項1記載の本発明によれば、インパネ
基材と当該インパネ基材の助手席側所定位置に配置され
車両前部への所定の高荷重作用時にバッグ膨張圧で開裂
する溝状の開裂部を裏面側に備えたドア基材といった基
材層のみから成る単層構造、或いは前記基材層の表面に
表皮層が付加されて成る準単層構造によって、インスト
ルメントパネルが構成される。このため、通常であれ
ば、インストルメントパネル成形後の収縮により、溝状
の開裂部に引張力が作用し、当該開裂部の表面側に凹状
のヒケが生じることになる。
【0016】しかし、本発明によれば、溝状の開裂部を
溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブを当該開裂部における複数箇
所に一体成形により設けたので、これらのリブによって
前記収縮が抑制される。従って、開裂部の表面側に凹状
のヒケが生じるのを防止することができる。別の見方を
すれば、これらのリブは、ヒケ発生の原因となる開裂部
形成部位と開裂部非形成部位との板厚差を無くす機能を
果たす。
【0017】請求項2記載の本発明によれば、前述した
リブにおける開裂部中心線に沿う位置に、バッグ膨張圧
の作用方向へ向けて切れ込むスリットを設けたので、バ
ッグ膨張圧が作用した際には、リブはスリットから破断
していく。このため、所定の高荷重作用時になると、ド
ア基材は開裂部に沿って容易に開裂していく。
【0018】請求項3記載の本発明では、インパネ基材
と当該インパネ基材の助手席側所定位置に配置されかつ
車両前部への所定の高荷重作用時にバッグ膨張圧で開裂
する溝状の開裂部を裏面側に備えたドア基材とが二色成
形によって一体的に形成される。
【0019】ここで、本発明によれば、ドア基材の成形
時に、溝状の開裂部を溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブが、当
該開裂部における複数箇所に一体に形成される。さら
に、これらのリブが形成されたドア基材が冷却された後
に、当該リブにおける開裂部中心線に沿う位置に、バッ
グ膨張圧の作用方向へ向けて切れ込むスリットが形成さ
れる。すなわち、本発明では、ドア基材が冷却された後
に、後加工によってリブにスリットが形成される。この
ため、成形後の収縮の影響が開裂部に及ぶことはないの
で、開裂部の表面側にヒケが発生するのを防止すること
ができる。さらに、冷却後に後加工によってスリットが
形成されるため、収縮の影響を受けてスリット幅が変動
することもない。このため、狙い通りの展開性能が得ら
れる。
【0020】請求項4記載の本発明によれば、所定の凸
部、凹部、及び線材を含んで構成される成形型を用いて
二色成形することにより、インパネ基材とドア基材とが
一体的に形成される。具体的には、成形型の表面に射出
された樹脂材料が硬化されると、ドア基材の裏面側には
凸部に沿った部分が凹部として形成され、この凹部が溝
状の開裂部となる。また、成形型の凸部における複数箇
所には当該凸部を横断する狭幅の凹部が形成されている
ため、当該凹部には樹脂材料が充填されることになる。
このため、開裂部の複数箇所に、溝状の開裂部を溝幅方
向に繋ぐ薄肉のリブが形成される。なお、この成形型の
凹部の頂部間には当該凹部の底面側に鋭角部を持つ楔状
断面の線材が貫通状態で配置されているため、リブにお
ける線材の配置部分には樹脂材料が充填されていない。
その後、ドア基材の冷却が完了した時点で、ドア基材を
成形型から離型させると、リブはその中間部にて線材の
鋭角部によって破断される。そして、この破断部がスリ
ットとなる。すなわち、本発明では、後加工によってリ
ブにスリットが形成されるのではなく、ドア基材の離型
と同時にリブにスリットが形成される。
【0021】請求項5記載の本発明では、基材層のみか
ら成る単層構造、或いは前記基材層の表面に表皮層が付
加されて成る準単層構造によって構成されたインストル
メントパネルにおける助手席側所定位置に後付けされる
エアバッグドアを対象としており、このような後付けタ
イプのエアバッグドアにおいても、請求項1記載の発明
と同様の作用が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、図1〜図7を用いて、第1実施
形態について説明する。
【0023】図2には、インストルメントパネル10の
助手席側部分の斜視図が示されている。この図に示され
るように、インストルメントパネル10の頂部における
助手席側所定位置には、助手席用のエアバッグ装置12
が配設されている。
【0024】また、図1には、エアバッグ装置12の縦
断面構造が示されている。この図に示されるように、イ
ンストルメントパネル10は、比較的硬質な樹脂材料を
用いて形成されたインパネ基材14と、比較的軟質な樹
脂材料を用いて形成されたエアバッグドア16と、によ
って構成されている。具体的には、最初に、助手席側所
定位置に略矩形状の開口18が形成されるようにかつ当
該開口18の内周縁に鉤状の係止部20が形成されるよ
うに、所定形状のインパネ基材14が射出成形により形
成される。続いて、インパネ基材14における開口18
の形成位置に、当該開口18を閉塞する略矩形平板状の
ドア基材22及びこのドア基材22の裏面の内周縁から
略車両下方側へ突出されるドア基材取付部24から成る
エアバッグドア16が射出成形により形成される。すな
わち、所謂二色成形することにより、エアバッグドア1
6のドア基材22がインパネ基材14に一体化されるよ
うになっている。また、上述したことから判るように、
本実施形態に係るインストルメントパネル10は、イン
パネ基材14及びドア基材22といった基材層のみから
成る単層構造のインストルメントパネルである。
【0025】なお、上述したエアバッグドア16のドア
基材取付部24の下縁側には所定幅のスリット26が形
成されており、このスリット26を利用して金属製かつ
略箱体形状のエアバッグケース28が取り付けられてい
る。具体的には、エアバッグケース28は、その開放端
側の前縁部28A及び後縁部28Bがそれぞれ折り返さ
れて前壁部28C及び後壁部28Dに密着されている。
さらに、前壁部28C及び後壁部28Dにおける前縁部
28A及び後縁部28Bの下方側には、断面略コ字形の
フック30が溶接によりそれぞれ固着されている。これ
らのフック30が前述したドア基材取付部24のスリッ
ト26に係止されており、これによりエアバッグケース
28がエアバッグドア16に取り付けられている。な
お、フック30は、必ずしも後付けで設ける必要はな
く、切起こしにより一体に形成するようにしてもよい。
また、エアバッグケース28は、ドア基材22が展開す
る際の展開荷重並びに後述するバッグ34の膨張荷重を
車体側に確実に伝達させるべく、車両幅方向を長手方向
として配置された高強度のインパネリインフォース(図
示省略)にステーを介して固定されている。
【0026】また、上述したエアバッグケース28の内
部下方には、円柱形状のインフレータ32が配設されて
いる。より具体的には、エアバッグケース28の一方の
側壁部の底部側には大径孔(図示省略)が形成されてお
り、又他方の側壁部には大径孔と同軸上に小径孔(図示
省略)が形成されている。そして、大径孔側からインフ
レータ32がエアバッグケース28の内部下方側に挿入
されて、インフレータ32の軸心部から突出するネジ部
(図示省略)を小径孔から突出させ、更にネジ部の貫通
端部にナットを螺合させることにより、インフレータ3
2がエアバッグケース28の内部下方側に固定されてい
る。なお、インフレータ32は図示しないセンサが所定
の高荷重作用状態(即ち、車両急減速状態)を検出する
ことにより作動して、周面に形成されたガス噴出孔から
ガスを噴出するようになっている。
【0027】また、エアバッグケース28の内部上方側
には、折り畳み状態のバッグ34が配設されている。な
お、バッグ34の端末部34Aは、エアバッグケース2
8の前壁部28C及び後壁部28Dにボルト36及びナ
ット38といった固定手段によって固定されている。
【0028】また、上述したエアバッグドア16のドア
基材22の裏面側には、車両幅方向を長手方向とする横
方向開裂部40Aと、この横方向開裂部40Aの両端部
に直交して形成され車両前後方向を長手方向とする一対
の縦方向開裂部40B(図2及び図3参照)と、から成
り、裏面視でH形状とされた溝状の開裂部40が形成さ
れている。なお、開裂部40の断面形状は、等脚台形状
とされている。これにより、ドア基材22に、所定値以
上のバッグ膨張圧が作用することにより破断して両開き
に展開する一対の基材展開部42、44が形成されてい
る。
【0029】ここで、本実施形態では、図1、図3、及
び図4に示されるように、上述した開裂部40の横方向
開裂部40A及び縦方向開裂部40B内に、複数の薄肉
のリブ46が等間隔で配設されている。各リブ46は開
裂部40の断面形状に合致する等脚台形状とされてお
り、横方向開裂部40A及び縦方向開裂部40Bをそれ
ぞれ溝幅方向に繋いでいる。さらに、リブ46の高さ
は、開裂部40の溝深さに合致するように設定されてい
る。なお、これらのリブ46は、ドア基材22の成形時
に一体成形されることにより設けられている。
【0030】さらに、上述したリブ46における開裂部
40の中心線に沿う位置には、バッグ膨張圧の作用方向
(即ち、本実施形態では、車両上方側)へ向けて切れ込
む鋭角三角形状のスリット48が形成されている。な
お、このスリット48は、リブ46が形成されたドア基
材22が冷却された後に、後加工によってリブ46に形
成されている。後加工の具体的な方法としては、レーザ
ービームによるカットや熱刃の押し付けによるカット等
が採用可能である。
【0031】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。車両前部への所定の高荷重作用時、即ち車
両急減速時になると、この状態がセンサによって検出さ
れ、インフレータ32のガス噴出孔からガスが噴出され
る。このため、バッグ34内にガスが流入され、バッグ
34が膨張し始める。これに伴い、エアバッグドア16
のドア基材22の裏面にバッグ34による膨張圧が作用
する。この膨張圧が所定値以上になると、ドア基材22
の開裂部40に所定間隔で配設されたリブ46がスリッ
ト48を起点として破断し、ドア基材22を開裂部40
に沿って破断させる。これにより、一対の基材展開部4
2、44が互いに離反する方向へ両開きに展開される。
その結果、バッグ34が助手席側へ膨出される。
【0032】ところで、本実施形態のインストルメント
パネル10は、インパネ基材14と当該インパネ基材1
4の助手席側所定位置に配置されかつ車両前部への所定
の高荷重作用時にバッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部
40を裏面側に備えたドア基材22といった基材層のみ
から成る単層構造によって構成され、製造方法的には二
色成形によって両者が一体的に形成される。このため、
通常であれば、インストルメントパネル10の成形後の
収縮により、溝状の開裂部40に引張力が作用し、当該
開裂部40の表面側に凹状のヒケが生じることになる。
【0033】しかし、本実施形態では、溝状の開裂部4
0をその溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブ46を当該開裂部4
0における複数箇所に所定の間隔で一体成形により設け
たので、これらのリブ46によって前記収縮が抑制され
る。従って、開裂部40の表面側に凹状のヒケが生じる
のを防止することができる。別の見方をすれば、これら
のリブ46は、ヒケ発生の原因となる開裂部形成部位と
開裂部非形成部位との板厚差を無くす機能を果たす。そ
の結果、本実施形態によれば、インストルメントパネル
10の意匠自由度の向上及び良好な外観品質の維持を図
ることができる。
【0034】さらに、本実施形態では、開裂部40に複
数のリブ46を設けるだけでなく、リブ46における開
裂部40の中心線に沿う位置に、バッグ膨張圧の作用方
向へ向けて切れ込むスリット48を設けたので、バッグ
膨張圧が作用した際には、リブ46はスリット48から
破断していく。このため、所定の高荷重作用時になる
と、ドア基材22は開裂部40に沿って容易に開裂して
いく。すなわち、本実施形態によれば、所定の高荷重作
用時におけるドア基材22の開裂容易性を確保すること
ができる。その結果、本実施形態によれば、ドア基材2
2を早期に展開させることができる。
【0035】また、本実施形態では、リブ46が形成さ
れたドア基材22の冷却後に、後加工によって当該リブ
46にスリット48を形成する方法を採っているので、
成形後の収縮の影響がスリット48に及んでヒケ発生防
止効果に影響が及ぶのを防止することができる。従っ
て、本実施形態の製造方法によれば、インストルメント
パネル10の意匠自由度の向上及び良好な外観品質の維
持を図ることができる。さらに、冷却後に後加工によっ
てリブ46にスリット48が形成されるため、収縮の影
響を受けてスリット幅が変動することもない。このた
め、狙い通りの展開性能を得ることができる。
【0036】なお、本実施形態では、基材層のみから成
る単層構造のインストルメントパネル10に対して本発
明を適用したが、これに限らず、図5に示されるよう
に、基材層50(ここでは、インパネ基材の図示は省略
しており、ドア基材22のみを図示している)及びその
表面に付加された2mm程度の三層構造の表皮層52か
ら成る準単層構造のインストルメントパネル54に対し
て本発明を適用してもよい。すなわち、準単層構造のイ
ンストルメントパネル54におけるドア基材22の開裂
部40に上述したスリット48を備えた複数のリブ46
を所定の間隔で設定しても、同様の作用並びに効果が得
られる。
【0037】また、前述した基材層のみから成る単層構
造によって構成されたインストルメントパネル10、或
いは基材層の表面に表皮層が付加されて成る準単層構造
によって構成されたインストルメントパネル54におけ
る助手席側所定位置に後付けされるタイプのエアバッグ
ドアに対して、本構造を適用してもよい。具体的に説明
すると、図6及び図7に示されるように、後付けタイプ
のエアバッグドア56は、車両前部への所定の高荷重作
用時にバッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部40を裏面
側に備えた平面視で略矩形状のドア部58と、このドア
部58の裏面側から略車両下方側へ延出された矩形枠状
のドア取付部60と、によって構成されている。なお、
ドア取付部60には、図示しないエアバッグケースへの
取付構造の種類に応じて前述したスリットが形成され、
或いはボルトやリベットの挿通孔が形成されることにな
る。そして、ドア部58の裏面側に設けられた溝状の開
裂部40に前述したスリット48を備えた薄肉のリブ4
6が一体成形により設けられている(図7参照)。従っ
て、後付けタイプのエアバッグドア56においても、前
述した実施形態と同様の作用並びに効果が得られる。 〔第2実施形態〕次に、図8及び図9を用いて、第2実
施形態について説明する。
【0038】この実施形態では、図8及び図9に示され
る成形型70を用いて、エアバッグドア72を一体に有
するインストルメントパネル74を製造する点に特徴が
ある。具体的に説明すると、成形型70には、ドア基材
76における開裂部78の形成予定位置(即ち、裏面視
で略H形状となる所定位置)に、開裂部形成用の凸部8
0が形成されている。凸部80の断面形状は半円形状と
されており、又凸部80の内部は中空とされている。さ
らに、凸部80には、その長手方向に沿って所定の間隔
で狭幅の凹部82が形成されている。凹部82は、凸部
80を長手直角方向に横断しており、底壁82A及び互
いに対向して配置された半円形状の両側壁82Bによっ
て構成されている。さらに、凸部80の頂部の裏面側
(凹部82が形成された部分を除く)には断面略ハット
形状の長尺状の保持体84が固着されており、この保持
体84によって長尺状かつ断面形状が楔状とされたワイ
ヤ86が固定状態(凸部80の裏面との間に挟圧された
状態)で保持されている。なお、ワイヤ86は凹部82
の頂部間(両側壁82Bの頂部間)を貫通しており、又
その鋭角部が凹部82の底壁82A側を向くように配置
されている。
【0039】上記構成によれば、上述した成形型70の
表面側に比較的硬質の樹脂材料が射出されて開口18を
有するインパネ基材14(ここでは図示を省略してい
る)が成形される。続いて、比較的軟質の樹脂材料が前
記開口18内に射出されて、ドア基材76が成形され
る。これにより、ドア基材76がインパネ基材14に一
体化される。
【0040】ここで、ドア基材76用の樹脂材料が硬化
された状態では、ドア基材76の裏面側に成形型70の
凸部80に沿った部分が凹部として形成される。これに
より、溝状の開裂部78が形成される。また、凸部80
にはその長手方向に沿って所定の間隔で凸部80を横断
する狭幅の凹部82が形成されているため、当該凹部8
2内には樹脂材料が充填されることになる。このため、
開裂部78内には、その長手方向に沿って所定の間隔で
当該開裂部78を溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブ88が複数
形成される。なお、この成形型70の凹部82の頂部間
には当該凹部82の底壁82A側に鋭角部を有する楔状
断面のワイヤ86が貫通状態で配置されているため、リ
ブ88におけるワイヤ86の配置部分には樹脂材料が充
填されていない。従って、リブ88の頂部間にワイヤ8
6が埋設された状態で、ドア基材76が硬化されること
になる。その後、ドア基材76の冷却が完了した時点
で、ドア基材76を含むインストルメントパネル74全
体が成形型70から離型される。この際に、リブ88が
その中間部にてワイヤ86の鋭角部によって破断され、
当該破断部分がスリット90として形成される。
【0041】従って、本実施形態によれば、後加工によ
ってリブ88にスリット90が形成されるのではなく、
ドア基材76(インストルメントパネル74)の成形型
70からの離型と同時にリブ88にスリット90が形成
される。その結果、本実施形態によれば、製造工程の削
減を図ることができる。
【0042】なお、本実施形態では、一本の長尺状のワ
イヤ86を凸部80の頂部裏面側に沿って配設したが、
必ずしもそのように構成する必要はなく、少なくとも凹
部82の頂部間にワイヤが貫通状態で配置されていれば
よい。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係るエアバッグ
ドアを一体に有するインストルメントパネルは、インパ
ネ基材と当該インパネ基材の助手席側所定位置に配置さ
れ車両前部への所定の高荷重作用時にバッグ膨張圧で開
裂する溝状の開裂部を裏面側に備えたドア基材といった
基材層のみから成る単層構造、或いは前記基材層の表面
に表皮層が付加されて成る準単層構造によって、インス
トルメントパネルが構成されることを前提とした上で、
溝状の開裂部を溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブを、当該開裂
部における複数箇所に一体成形により設けたので、開裂
部の表面側に凹状のヒケが生じるのを防止することがで
き、その結果、意匠自由度の向上及び良好な外観品質の
維持を図ることができるという優れた効果を有する。
【0044】請求項2記載の本発明に係るエアバッグド
アを一体に有するインストルメントパネルは、請求項1
に記載の発明において、リブにおける開裂部中心線に沿
う位置に、バッグ膨張圧の作用方向へ向けて切れ込むス
リットを設けたので、所定の高荷重作用時におけるドア
基材の開裂容易性を確保することができ、その結果、ド
ア基材を早期に展開させることができるという優れた効
果を有する。
【0045】請求項3記載の本発明に係るエアバッグド
アを一体に有するインストルメントパネルの製造方法
は、インパネ基材と当該インパネ基材の助手席側所定位
置に配置されかつ車両前部への所定の高荷重作用時にバ
ッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部を裏面側に備えたド
ア基材とを二色成形によって一体的に形成することを前
提とした上で、ドア基材の成形時に、溝状の開裂部を溝
幅方向に繋ぐ薄肉のリブを、当該開裂部における複数箇
所に一体に形成し、リブが形成されたドア基材が冷却さ
れた後に、当該リブにおける開裂部中心線に沿う位置
に、バッグ膨張圧の作用方向へ向けて切れ込むスリット
を形成することとしたので、意匠自由度の向上及び良好
な外観品質の維持を図ることができると共に狙い通りの
展開性能を得ることができるという優れた効果を有す
る。
【0046】請求項4記載の本発明に係るエアバッグド
アを一体に有するインストルメントパネルの製造方法
は、溝状の開裂部の形成予定位置に設けられた開裂部形
成用の凸部と、この凸部における複数箇所に設けられか
つ当該凸部を横断する狭幅の凹部と、この凹部の頂部間
に貫通状態で配置されかつ当該凹部の底面側に鋭角部を
持つ楔状断面の線材と、を含んで構成される成形型を用
いて二色成形することにより、インパネ基材とドア基材
とを一体的に形成することとしたので、ドア基材の離型
と同時にスリットをリブに形成することができ、その結
果、製造工程の削減を図ることができるという優れた効
果を有する。
【0047】請求項5記載の本発明に係るエアバッグド
アは、基材層のみから成る単層構造、或いは前記基材層
の表面に表皮層が付加されて成る準単層構造によって構
成されたインストルメントパネルにおける助手席側所定
位置に後付けされ、車両前部への所定の高荷重作用時に
バッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部を裏面側に備えた
ドア部を含んで構成されるものにおいて、溝状の開裂部
を溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブを、当該開裂部における複
数箇所に一体成形により設けたので、請求項1記載の発
明と同様に、意匠自由度の向上及び良好な外観品質の維
持を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るエアバッグドアを一体に有
するインストルメントパネルの縦断面構造を示す図2の
1−1線断面図である。
【図2】第1実施形態に係るエアバッグドアを一体に有
するインストルメントパネルの外観斜視図である。
【図3】図1に示される開裂部内に配設されたリブを裏
面側から見た状態で示す斜視図である。
【図4】図1に示される開裂部内に配設されたスリット
付きのリブを裏面側から見た状態で示す要部拡大図であ
る。
【図5】準単層構造のインストルメントパネルに本発明
を適用した実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図6】インストルメントパネルに後付けされるタイプ
のエアバッグドアを示す斜視図である。
【図7】後付けタイプのエアバッグドアに本発明を適用
した実施形態を示す図6の7−7線断面図である。
【図8】第2実施形態に係る成形型及びこれを用いて製
造されたドア基材の斜視図である。
【図9】図8に示される成形型に樹脂材料が射出されて
硬化した状態を示す要部拡大断面図である。
【図10】従来例に係るエアバッグドアを一体に有する
インストルメントパネルの外観斜視図である。
【図11】図10に示されるエアバッグドアを一体に有
するインストルメントパネルの縦断面構造を示す図10
の11−11線断面図である。
【図12】従来構造の問題点を説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 14 インパネ基材 16 エアバッグドア 22 ドア基材 34 バッグ 40 開裂部 46 リブ 48 スリット 50 基材層 52 表皮層 54 インストルメントパネル 56 エアバッグドア 58 ドア部 70 成形型 72 エアバッグドア 74 インストルメントパネル 76 ドア基材 78 開裂部 80 凸部 82 凹部 86 ワイヤ(線材) 88 リブ 90 スリット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インパネ基材と当該インパネ基材の助手
    席側所定位置に配置されかつ車両前部への所定の高荷重
    作用時にバッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部を裏面側
    に備えたドア基材といった基材層のみから成る単層構
    造、或いは前記基材層の表面に表皮層が付加されて成る
    準単層構造によって構成されたエアバッグドアを一体に
    有するインストルメントパネルであって、 前記溝状の開裂部を溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブを、当該
    開裂部における複数箇所に一体成形により設けた、 ことを特徴とするエアバッグドアを一体に有するインス
    トルメントパネル。
  2. 【請求項2】 前記リブにおける開裂部中心線に沿う位
    置に、バッグ膨張圧の作用方向へ向けて切れ込むスリッ
    トを設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグドアを一
    体に有するインストルメントパネル。
  3. 【請求項3】 インパネ基材と当該インパネ基材の助手
    席側所定位置に配置されかつ車両前部への所定の高荷重
    作用時にバッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部を裏面側
    に備えたドア基材とを二色成形によって一体的に形成す
    るエアバッグドアを一体に有するインストルメントパネ
    ルの製造方法であって、 ドア基材の成形時に、前記溝状の開裂部を溝幅方向に繋
    ぐ薄肉のリブを、当該開裂部における複数箇所に一体に
    形成し、 前記リブが形成されたドア基材が冷却された後に、当該
    リブにおける開裂部中心線に沿う位置に、バッグ膨張圧
    の作用方向へ向けて切れ込むスリットを形成する、 ことを特徴とするエアバッグドアを一体に有するインス
    トルメントパネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 インパネ基材と当該インパネ基材の助手
    席側所定位置に配置されかつ車両前部への所定の高荷重
    作用時にバッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部を裏面側
    に備えたドア基材とを二色成形によって一体的に形成す
    るエアバッグドアを一体に有するインストルメントパネ
    ルの製造方法であって、 前記溝状の開裂部の形成予定位置に設けられた開裂部形
    成用の凸部と、この凸部における複数箇所に設けられか
    つ当該凸部を横断する狭幅の凹部と、この凹部の頂部間
    に貫通状態で配置されかつ当該凹部の底面側に鋭角部を
    持つ楔状断面の線材と、を含んで構成される成形型を用
    いて二色成形することにより、インパネ基材とドア基材
    とを一体的に形成する、 ことを特徴とするエアバッグドアを一体に有するインス
    トルメントパネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 基材層のみから成る単層構造、或いは前
    記基材層の表面に表皮層が付加されて成る準単層構造に
    よって構成されたインストルメントパネルにおける助手
    席側所定位置に後付けされ、車両前部への所定の高荷重
    作用時にバッグ膨張圧で開裂する溝状の開裂部を裏面側
    に備えたドア部を含んで構成されるエアバッグドアであ
    って、 前記溝状の開裂部を溝幅方向に繋ぐ薄肉のリブを、当該
    開裂部における複数箇所に一体成形により設けた、 ことを特徴とするエアバッグドア。
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