JP2002144998A - 車両用エアバッグリッド部構造 - Google Patents

車両用エアバッグリッド部構造

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JP2002144998A
JP2002144998A JP2000343624A JP2000343624A JP2002144998A JP 2002144998 A JP2002144998 A JP 2002144998A JP 2000343624 A JP2000343624 A JP 2000343624A JP 2000343624 A JP2000343624 A JP 2000343624A JP 2002144998 A JP2002144998 A JP 2002144998A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リッド体が開く際にヒンジ部がうまく直線的
に折れ曲がり得るようにする。 【解決手段】 エアバッグリッド28の裏面にエアバッ
グ本体の膨出開口及び膨出開口を塞ぐリッド体37を画
成する開裂線38及びヒンジ部46を形成すると共に、
エアバッグリッド28の裏面にエアバッグリッド28を
補強する補強リブ50,51を形成した車両用エアバッ
グリッド部構造であって、補強リブ50,51のうち、
ヒンジ部46の近傍に設けられる補強リブ50(傾斜縦
補強リブ66)を、前記リッド体37の開放時における
ヒンジ部46の応力曲線に略直交配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
に設けられる車両用エアバッグリッド部構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、緊急時の安全手段
としてエアバッグ装置を備えたものがある。
【0003】例えば、特開平9−150696号公報に
記載されたエアバッグ装置1は、図8に示すように、自
動車のフロントウインドウガラス2の下方に位置する助
手席側のインストルメントパネル3の上面に形成された
開口4の部分に設置される。
【0004】上記エアバッグ装置1は、前記開口4の周
縁部に係止爪5を係止させて嵌合保持可能な樹脂製のエ
アバッグリッド6を備えていると共に、エアバッグリッ
ド6の裏面側から突設された脚部7に形成された長孔状
のフック係止孔8に対して挿入・係止可能なリッド取付
フック9を有するエアバッグモジュール10を備えてい
る。
【0005】そして、このエアバッグモジュール10
は、圧力気体を噴出する筒状のインフレータ11と、イ
ンフレータ11から噴出された圧力気体によって車室内
乗員側へ膨出するエアバッグ本体12とを収納するモジ
ュール容器13を備えている。なお、エアバッグ本体1
2は折り畳まれた状態でモジュール容器13に収容され
ている。このモジュール容器13は、ステアリングサポ
ートメンバ等の図示しない車体側メンバへブラケット1
4及びボルト15を用いて締結固定される。
【0006】そして、エアバッグリッド6の裏面には、
例えば、図9に示すように、平面視略H形状をした開裂
線18が形成されている。そして、エアバッグ本体12
が膨張した時の押圧力によってこの開裂線18が開裂
し、脚部7の根本部をヒンジ部19として開裂線18で
画成されたリッド体20が矢印イ,ロで示すように互い
に離反する方向へ開く(観音開きとなる)ことにより、
エアバッグ本体12の膨出開口が形成される(実際には
開いたときに形成される)ようになっている。
【0007】また、エアバッグリッド6の一般部は、縦
横の補強リブ21,22によって補強されているが、こ
の補強リブ21,22のうち脚部7を隔ててヒンジ部1
9沿いに設けられる縦の補強リブ21は、ヒンジ部19
の延設方向と直交する方向へ延設されている。
【0008】このような構成によれば、インフレータ1
1が作動すると、このインフレータ11から噴出される
圧力気体が、エアバッグ本体12内へと導入される。
【0009】エアバッグ本体12は、この圧力気体の導
入に伴って膨張し、この膨張の圧力により先ずエアバッ
グリッド6の一部がH形状の開裂線18に沿って開裂さ
れ、ヒンジ部19を中心としてリッド体20が矢印イ,
ロで示すように互いに離反する方向へ開くことにより、
膨出開口が形成されると同時に、この膨出開口からエア
バッグ本体12が、車体斜め後方(車室内乗員側)へ向
かって膨出する。これによって、エアバッグ本体12は
定位置に着座している助手席側の乗員の頭部等を受け止
め、頭部等がインストルメントパネル3等に当接しない
ように保護する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用エアバッグリッド部構造では、エアバ
ッグ本体12に押されてリッド体20が開く際に、ヒン
ジ部19にはヒンジ部19に沿った直線的な応力ではな
くヒンジ部19からズレた曲線的な応力が発生するの
で、ヒンジ部19が延設方向に沿ってうまく直線的に折
れ曲がるようにするために、ヒンジ部19を脚部7の根
本部によって補強及び案内するようにしていた。しか
し、エアバッグリッド6とエアバッグモジュール10と
を直接連結しない分離タイプのエアバッグ装置1の場合
には、脚部7に相当する部分がないので、ヒンジ部19
が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるようにす
るための手段が別途必要となるという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、リッド体が開く際にヒンジ部がうまく直線的に
折れ曲がり得るようにした車両用エアバッグリッド部構
造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、エアバッグリッド
の裏面にエアバッグ本体の膨出開口及び該膨出開口を塞
ぐリッド体を画成する開裂線及び前記リッド体が開く中
心となるヒンジ部を形成すると共に、前記エアバッグリ
ッドの裏面に該エアバッグリッドを補強する補強リブを
形成した車両用エアバッグリッド部構造において、前記
補強リブのうち、前記ヒンジ部の近傍に設けられる補強
リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部の応力
曲線に略直交配置したことを特徴としている。
【0013】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、エアバッグリッドの裏面に形成される補強
リブのうち、少なくとも一方のヒンジ部近傍に設けられ
る補強リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部
の応力曲線に略直交配置したことにより、エアバッグ本
体に押されてリッド体が開く際にヒンジ部に発生する曲
線的な応力を上記傾斜配置された補強リブが受けて緩和
するように機能するので、ヒンジ部は延設方向に沿って
うまく直線的に折れ曲がることができる。
【0014】また、エアバッグリッドを補強する補強リ
ブの配置を工夫することのみによって、ヒンジ部が延設
方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるように構成して
いるので、そのための特別な手段を不要とすることがで
き、コストアップを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図示例と共に説明する。
【0016】図1〜図7は、この発明の実施の形態を示
すものである。
【0017】先ず、構成を説明すると、自動車等の車両
における車室の前部でかつフロントウインドウガラス2
5の下部には図1に示すようなインストルメントパネル
26が設けられている。このインストルメントパネル2
6にはエアバッグ膨出用開口27が形成されている。そ
して、このインストルメントパネル26に対し、エアバ
ッグ膨出用開口27を塞ぐエアバッグリッド28と、エ
アバッグモジュール29とからなるエアバッグ装置30
が取付けられる。
【0018】上記インストルメントパネル26は、例え
ば、表面に適宜絞加工を施した芯材のみからなるハード
パネルとなっている。
【0019】上記エアバッグリッド28は、上記インス
トルメントパネル26の助手席側略半分の領域を覆う大
きさを有する、インストルメントパネル26とは別体の
弾性部分パットとされており、例えば、TEO製の表皮
層31とPEF製の発泡層32とTEO製のバッキング
層33とからなる多層ラミネートシート材34の裏面に
TPO製の芯材35を一体化した構造を備えている。エ
アバッグリッド28は、予めエアバッグリッド28の形
状に成形された多層ラミネートシート材34を図示しな
い射出成形型へ入れて裏面に芯材35を射出成形するこ
とによって形成される。
【0020】このエアバッグリッド28には、図2に示
すように、側部にベンチレータ用開口36が形成されて
いる。そして、エアバッグリッド28の裏面には、エア
バッグ本体が膨出する膨出開口及びこの膨出開口を塞ぐ
リッド体37を画成する開裂線38が形成されている。
この開裂線38は、例えば、平面視略H字形状、又は、
平面視略U字形状をしている(図2では平面視略H字形
状となっている)。なお、開裂線38を平面視略H字形
状とした場合には、リッド体37は二枚形成されること
となる。また、開裂線38を平面視略U字形状とした場
合には、リッド体37は一枚形成されることとなる。
【0021】この平面視略H字形状の開裂線38は、図
3に示すように、比較的広くて浅い凹溝39と、この凹
溝39に形成された切込40とで構成されている。この
切込40は、図4(a)に示すように、予めティーチン
グされた工業用多関節ロボットによって多層ラミネート
シート材34のバッキング層33に達しない深さとなる
ように芯材35側からレーザー加工される。そして、切
込40のうち横開裂線部41,42は、二箇所の不連続
部43によって三分割されており、図4(b)に示すよ
うに、中央の横開裂線部42のみ更にバッキング層33
の中間部に達する深さとなるようナイフ加工される。ま
た、開裂線38における凹溝39の横開裂線部42と縦
開裂線部44とのコーナー部は、図5に示すように、三
角形状に面取り(面取部45)されている。そして、縦
開裂線部44の両端部は横開裂線部42と略平行な方向
へ向くように屈曲されている。この縦開裂線部44の対
向する両端部間を結ぶようにヒンジ部46が形成されて
いる。このヒンジ部46はV溝となっている。また、縦
開裂線部44の両端部には、ヒンジ部46の凹溝39か
らV溝に移行するための徐変部47が形成されている。
そして、凹溝39と三角形状の面取り部分とヒンジ部4
6のV溝とは、上記の射出成形型に突起を設けることに
より、芯材35の射出成形時に形成されるようになって
いる。
【0022】また、図2に示すように、エアバッグリッ
ド28の裏面には、膨出開口の外方に縦横の補強リブ5
0,51が多数形成されている。また、エアバッグリッ
ド28の裏面には、ボルト固定用のボス52が複数突設
形成されている。
【0023】上記エアバッグリッド28は、インストル
メントパネル26の表面側にエアバッグ膨出用開口27
を塞ぐように当接された状態で裏面側からボルト53で
固定されている。このボルト53はエアバッグリッド2
8の裏面から突設されたボス52部に螺着される。ま
た、インストルメントパネル26の裏面側には、エアバ
ッグ膨出用開口27の周囲に、金属製の枠状をした補強
部材54が上記ボルト53によって共締めされている。
この補強部材54には、リッド体37の裏面側にてリッ
ド体37と対応するドア部55を有する金属製のドア部
材56が取付けられている。ドア部55には補強用のビ
ード57が形成されている。このビード57は、好まし
くは、図6に示すように、ループ状に形成する。図6で
は、ビード57は、横開裂線部42に沿った部分が凹形
状部58となっている。また、ヒンジ部46に沿った部
分がヒンジ部46と平行な直線形状部59となってい
る。
【0024】一方、上記エアバッグモジュール29は、
圧力気体を噴出するインフレータと、インフレータから
の圧力気体によって展開するエアバッグ本体とを収納し
たものである。このエアバッグモジュール29は、その
開口端側(上部)をエアバッグリッド28とは連結せず
に分離した状態で配置されている。また、エアバッグモ
ジュール29の開口端側とは略反対側(下部)にはブラ
ケット60が取付けられ、このブラケット60をステア
リングサポートメンバ等の車体側メンバ61にボルト、
ナットを用いて固定される。
【0025】この実施の形態では、図2に示すように、
上記縦横の補強リブ50,51のうち、少なくとも一方
のヒンジ部46の近傍に設けられる縦の補強リブ50
を、リッド体の開放時におけるヒンジ部の応力曲線に略
直交するようにそれぞれ配置する。
【0026】即ち、先ず、ヒンジ部46の二等分位置に
ある補強リブ50はヒンジ部46の延設方向と略直交す
る通常の縦補強リブ65とする。そして、残りの上記縦
の補強リブ50を縦補強リブ65に対して傾斜した傾斜
縦補強リブ66とする。この傾斜縦補強リブ66は、縦
補強リブ65を中心として外方へ傾斜させるようにす
る。即ち、ヒンジ部46から離れるに従いヒンジ部46
の外方へ拡がるように配置する。この際、縦補強リブ6
5に近い傾斜縦補強リブ66は傾斜角度が小さくなり、
縦補強リブ65から遠い傾斜縦補強リブ66は傾斜角度
が大きくなるようにする。なお、図2では傾斜縦補強リ
ブ66の傾斜角度は1本又は複数本ずつ変えるようにし
ている。
【0027】なお、図2の場合、上記構造はエアバッグ
リッド28の端縁との間の距離が長いため強度確保が難
しい反フロントウインドウガラス側67のヒンジ部46
に対して適用している。なお、フロントウインドウガラ
ス側68のヒンジ部46に対してはエアバッグリッド2
8の端縁との間の距離が短いため強度確保が容易なので
特に上記構成は採用していない。代わりに、上記傾斜縦
補強リブ66を設けなかった膨出開口の周囲三方には、
囲い状の補強リブ69を形成している。
【0028】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0029】インフレータが作動すると、このインフレ
ータから圧力気体が噴出され、エアバッグ本体内へと圧
力気体が導入される。
【0030】エアバッグ本体は、この圧力気体の導入に
伴って膨張し、この膨張の圧力により、先ず、ドア部材
56のドア部55が押され、ドア部55によってエアバ
ッグリッド28のリッド体37の部分が押されて、エア
バッグリッド28が開裂線38に沿って開裂されリッド
体37が開いて膨出開口が形成されると同時に、この膨
出開口からエアバッグ本体が、車体斜め後方(車室内乗
員側)へ向かって膨出する。これによって、エアバッグ
本体は定位置に着座している助手席側の乗員の頭部等を
受け止め、頭部等がインストルメントパネル26等に当
接しないように保護する。
【0031】この実施の形態によれば、エアバッグリッ
ド28の裏面に形成される縦横の補強リブ50,51の
うち、少なくとも一方のヒンジ部46近傍に設けられる
補強リブ(傾斜縦補強リブ66)を、ヒンジ部46から
離れるに従いヒンジ部46の外方へ拡がるように傾斜配
置したことにより、エアバッグ本体に押されてリッド体
37が開く際にヒンジ部46に発生する曲線的な応力を
上記傾斜配置された補強リブ(傾斜縦補強リブ66)が
受けて緩和するように機能するので、ヒンジ部46は延
設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がることができ
る。
【0032】そして、エアバッグリッド28を補強する
補強リブ(傾斜縦補強リブ66)の配置を工夫すること
のみによって、ヒンジ部46が延設方向に沿ってうまく
直線的に折れ曲がるように構成しているので、そのため
の特別な手段を不要とすることができ、コストアップを
防止することができる。
【0033】また、開裂線38の切込40のうち横開裂
線部42を、二箇所の不連続部43によって三分割する
ことにより、横開裂線部42の強度を僅かに上げて、エ
アバッグリッド28のベコ付き防止と、横開裂線部42
の切れ易さの確保との両立を図ることができる。
【0034】そして、中央の横開裂線部42のみをバッ
キング層33の中間に達する深さとして部分的に強度を
下げることにより、開裂線38における開裂起点を設定
し、かつ、この部分の多層ラミネートシート材34の強
度を弱めないようにすることができる。
【0035】開裂線38における凹溝39の横開裂線部
42と縦開裂線部44とのコーナー部を三角形状に面取
りする(面取部45)ことにより、展開中のエアバッグ
本体が上記コーナー部にこすれた場合でも、エアバッグ
本体が破れることが防止される。
【0036】加えて、ドア部55に形成したビード57
の横開裂線部42に沿った部分を凹形状部58とするこ
とにより、ドア部55の中央の強度を弱くかつドア部5
5の両サイドの強度を強く設定することができる。これ
により、エアバッグリッド28の開裂を中央の横開裂線
部42から安定して起こさせることができる。また、ド
ア部55に形成したビード57のヒンジ部46に沿った
部分をヒンジ部46と平行な直線形状部59とすること
により、ヒンジ部46が折れ曲がる際に、ヒンジ部46
が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるように案
内することができる。
【0037】更に、ヒンジ部46をV溝とすることによ
り、リッド体37が開く際に、ヒンジ部46が或る程度
折れ曲がった時点で、ヒンジ部46を破断分離させるこ
とができる。このようにヒンジ部46が破断分離される
と、リッド体37が多層ラミネートシート材34でつな
がった状態となるため、膨出開口をうまく出現させるこ
とができる。
【0038】
【変形例】図7は実施の形態の変形例であり、ヒンジ部
46の近傍に設けられる補強リブ50(縦補強リブ65
及び傾斜縦補強リブ66)を、ヒンジ部46が折れ曲が
る際に発生する応力曲線70と略直交するような傾斜配
置としている。
【0039】このように、ヒンジ部46の近傍に設けら
れる補強リブ50(縦補強リブ65及び傾斜縦補強リブ
66)を、ヒンジ部46が折れ曲がる際に発生する応力
曲線70と略直交するような傾斜配置とすることによ
り、上記応力を最も効果的に緩和することが可能とな
る。よって、ヒンジ部46が延設方向に沿ってうまく直
線的に折れ曲がる機能が向上され、補強リブ50,51
をより簡素なものとすることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、エアバッグリッドの裏面に形成される補強
リブのうち、少なくとも一方のヒンジ部近傍に設けられ
る補強リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部
の応力曲線に略直交配置したことにより、エアバッグ本
体に押されてリッド体が開く際にヒンジ部に発生する曲
線的な応力を上記傾斜配置された補強リブが受けて緩和
するように機能するので、ヒンジ部は延設方向に沿って
うまく直線的に折れ曲がることができる。また、エアバ
ッグリッドを補強する補強リブの配置を工夫することの
みによって、ヒンジ部が延設方向に沿ってうまく直線的
に折れ曲がるように構成しているので、そのための特別
な手段を不要とすることができ、コストアップを防止す
ることができる、という実用上有益な効果を発揮し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の側方断面図である。
【図2】図1のエアバッグリッドの背面図である。
【図3】図2の開裂線の拡大図である。
【図4】(a)(b)開裂線分の断面図である。
【図5】開裂線のコーナー部の斜視図である。
【図6】ドア部の部分概略平面図である。
【図7】実施の形態の変形例を示す傾斜縦補強リブ部分
の背面図である。
【図8】従来例の側方断面図である。
【図9】図8のエアバッグリッドの背面図である。
【符号の説明】
28 エアバッグリッド 37 リッド体 38 開裂線 46 ヒンジ部 50 補強リブ 51 補強リブ 65 縦補強リブ 66 傾斜縦補強リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアバッグリッドの裏面にエアバッグ本体
    の膨出開口及び該膨出開口を塞ぐリッド体を画成する開
    裂線及び前記リッド体が開く中心となるヒンジ部を形成
    すると共に、前記エアバッグリッドの裏面に該エアバッ
    グリッドを補強する補強リブを形成した車両用エアバッ
    グリッド部構造において、 前記補強リブのうち、前記ヒンジ部の近傍に設けられる
    補強リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部の
    応力曲線に略直交配置したことを特徴とする車両用エア
    バッグリッド部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100550628B1 (ko) * 2004-07-08 2006-02-09 현대모비스 주식회사 에어백 도어 조립구조
JP2007112420A (ja) * 2005-09-21 2007-05-10 Daikyoo Nishikawa Kk エアバッグドア部付き車両用内装品
JP2009067236A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Toyota Auto Body Co Ltd エアバッグドア

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