JP3179544B2 - インストルメントパネル - Google Patents
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- JP3179544B2 JP3179544B2 JP00325192A JP325192A JP3179544B2 JP 3179544 B2 JP3179544 B2 JP 3179544B2 JP 00325192 A JP00325192 A JP 00325192A JP 325192 A JP325192 A JP 325192A JP 3179544 B2 JP3179544 B2 JP 3179544B2
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/215—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
- B60R21/2165—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by a tear line for defining a deployment opening
- B60R2021/21652—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by a tear line for defining a deployment opening the tearing being done or assisted by cutters
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- Air Bags (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ントパネル内、特に乗用車の助手席側のインストルメン
トパネル内にエアバッグ装置を内装するインストルメン
トパネルに関するものである。
ントパネル内、特に乗用車の助手席側のインストルメン
トパネル内にエアバッグ装置を内装するインストルメン
トパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインストルメントパネル
構造としては図1に示す如きものである。すなわち、1
はインストルメントパネル2の裏側に配置されているス
テアリングメンバーであって、このステアリングメンバ
ー1にはブラケット3が溶接手段によって固定されてお
り、さらにこのブラケット3には、インストルメントパ
ネル2内側に収められるエアバッグユニット4が保持さ
れている。
構造としては図1に示す如きものである。すなわち、1
はインストルメントパネル2の裏側に配置されているス
テアリングメンバーであって、このステアリングメンバ
ー1にはブラケット3が溶接手段によって固定されてお
り、さらにこのブラケット3には、インストルメントパ
ネル2内側に収められるエアバッグユニット4が保持さ
れている。
【0003】またそのエアバッグユニット4の外側には
インストルメントパネル2に形成されているエアバッグ
膨出用開口部5を閉塞するエアバッグリッド6を支持す
る支持アーム7と、そのエアバッグリッド6の閉塞状態
を保持する係止部8が取付けられているものであって、
例えば車体が衝突等により異常な衝撃力の検知によりエ
アバッグユニット4内の起爆剤が爆発して、エアバッグ
を膨らませ、その膨らんだエアバッグは、エアバッグリ
ッド6を鎖線で示すように押し上げて開口部より搭乗者
方向へ膨出(飛び出す)されて搭乗者の安全を図るもの
である。
インストルメントパネル2に形成されているエアバッグ
膨出用開口部5を閉塞するエアバッグリッド6を支持す
る支持アーム7と、そのエアバッグリッド6の閉塞状態
を保持する係止部8が取付けられているものであって、
例えば車体が衝突等により異常な衝撃力の検知によりエ
アバッグユニット4内の起爆剤が爆発して、エアバッグ
を膨らませ、その膨らんだエアバッグは、エアバッグリ
ッド6を鎖線で示すように押し上げて開口部より搭乗者
方向へ膨出(飛び出す)されて搭乗者の安全を図るもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構造の
インストルメントパネルにあっては、エアバッグの膨出
を行なうための開口部5を閉塞するためのエアバッグリ
ッド6が設けられているが、このエアバッグリッド6の
構成は金属製のエアバッグリッド芯材9と、このエアバ
ッグリッド芯材9の表面に被着されるエアバッグリッド
パッド10で構成されているものであって、このエアバ
ッグリッドパッド10は、インストルメントパネル2の
表面に被着されているインストルメントパネルパッド1
1と別部材であることから、そのエアバッグリッドパッ
ド10とインストルメントパネルパッド11との間に、
境目(パーティングライン)12が生じ、インストルメ
ントパネル全面の美観が損なわれるという不具合があっ
た。またそのエアバッグリッド6の製作時において、寸
法精度等のバラツキ等によって、そのエアバッグリッド
6と開口部5との間の間隙幅が不均一となったりエアバ
ッグリッド6表面と、インストルメントパネル2表面と
の間に段差が生じて外観的な見栄えが損なわれる。さら
に、従来のエアバッグユニット4はブラケット3を介し
てステアリングメンバー1に固定保持せしめているもの
であるから、車体には、エアバッグユニットの動作反力
に耐え得るに十分な強度を有するステアリングメンバー
1を予め設備しなければならず、これによって車体重量
が嵩むという欠点があった。さらには、そのエアバッグ
ユニット4をブラケット3を介してステアリングメンバ
ー1に取付けるための取付作業には、手間がかかり作業
性が悪い、さらにはエアバッグの膨出力で開放するエア
バッグリッドがフロントガラスに衝突してフロントガラ
スを破損してしまうという諸々の問題点があった。
インストルメントパネルにあっては、エアバッグの膨出
を行なうための開口部5を閉塞するためのエアバッグリ
ッド6が設けられているが、このエアバッグリッド6の
構成は金属製のエアバッグリッド芯材9と、このエアバ
ッグリッド芯材9の表面に被着されるエアバッグリッド
パッド10で構成されているものであって、このエアバ
ッグリッドパッド10は、インストルメントパネル2の
表面に被着されているインストルメントパネルパッド1
1と別部材であることから、そのエアバッグリッドパッ
ド10とインストルメントパネルパッド11との間に、
境目(パーティングライン)12が生じ、インストルメ
ントパネル全面の美観が損なわれるという不具合があっ
た。またそのエアバッグリッド6の製作時において、寸
法精度等のバラツキ等によって、そのエアバッグリッド
6と開口部5との間の間隙幅が不均一となったりエアバ
ッグリッド6表面と、インストルメントパネル2表面と
の間に段差が生じて外観的な見栄えが損なわれる。さら
に、従来のエアバッグユニット4はブラケット3を介し
てステアリングメンバー1に固定保持せしめているもの
であるから、車体には、エアバッグユニットの動作反力
に耐え得るに十分な強度を有するステアリングメンバー
1を予め設備しなければならず、これによって車体重量
が嵩むという欠点があった。さらには、そのエアバッグ
ユニット4をブラケット3を介してステアリングメンバ
ー1に取付けるための取付作業には、手間がかかり作業
性が悪い、さらにはエアバッグの膨出力で開放するエア
バッグリッドがフロントガラスに衝突してフロントガラ
スを破損してしまうという諸々の問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、インストルメントパ
ネル芯材と、表皮と、この芯材と表皮の間に発泡層を一
体形成してなるインストルメントパネルにおいて、その
芯材の一部に、エアバッグ膨出用の開口部を設けると共
に、この開口部に、周辺に起立する刃を有する両開きエ
アバッグリッド部を両側ヒンジ部を介して連結するエア
バッグリテーナを被着し、さらに上記インストルメント
パネルの芯材裏側に、内部にエアバッグユニットを内装
してなるエアバッグケースを固定せしめて、特にエアバ
ッグリッド部の形状を小さくして、フロントガラスへの
衝突を防止し、エアバッグ動作時の安全性を高めると共
に、エアバッグユニットの取付作業性を向上せしめ、さ
らにはステアリングメンバーの助手席側を欠除又は小型
化することにより車体の軽量化を大幅に向上せしめるこ
とができるインストルメントパネルを提供することにあ
る。
問題点に着目してなされたもので、インストルメントパ
ネル芯材と、表皮と、この芯材と表皮の間に発泡層を一
体形成してなるインストルメントパネルにおいて、その
芯材の一部に、エアバッグ膨出用の開口部を設けると共
に、この開口部に、周辺に起立する刃を有する両開きエ
アバッグリッド部を両側ヒンジ部を介して連結するエア
バッグリテーナを被着し、さらに上記インストルメント
パネルの芯材裏側に、内部にエアバッグユニットを内装
してなるエアバッグケースを固定せしめて、特にエアバ
ッグリッド部の形状を小さくして、フロントガラスへの
衝突を防止し、エアバッグ動作時の安全性を高めると共
に、エアバッグユニットの取付作業性を向上せしめ、さ
らにはステアリングメンバーの助手席側を欠除又は小型
化することにより車体の軽量化を大幅に向上せしめるこ
とができるインストルメントパネルを提供することにあ
る。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図3乃至図6に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
基いて詳細に説明する。
【0007】21はインストルメントパネルであって、
このインストルメントパネル21は、金属製の芯材22
と、この芯材22の上側に一体形成される発泡層23
と、この発泡層23の表面に被着される表皮24とから
なっているが、その芯材22の一部には、エアバッグ膨
出用の開口部25を穿設している。この開口部25には
図4で示すエアバッグリテーナ26を取付けるものであ
るが、このエアバッグリテーナ26構造は、前記開口部
25の口縁に位置されかつ前記開口部25に対応する開
口部28を有する枠部材27と、この枠部材27の一対
の辺縁に湾曲ヒンジ部29a,29bを介して連結され
かつ開口部28を閉塞するようにして位置される一対の
両開きエアバッグリッド30a,30bが一体形成さ
れ、さらにこの両開きエアバッグリッド30a,30b
の辺縁には立上り刃31が形成されているものである。
また上記の枠部材27には、このエアバッグリテーナ2
6を前記芯材22に固定するための植込みボルト32が
設けられていて、この植込みボルト32を介して、上記
エアバッグリテーナ26は、芯材22に固定されている
ものである。
このインストルメントパネル21は、金属製の芯材22
と、この芯材22の上側に一体形成される発泡層23
と、この発泡層23の表面に被着される表皮24とから
なっているが、その芯材22の一部には、エアバッグ膨
出用の開口部25を穿設している。この開口部25には
図4で示すエアバッグリテーナ26を取付けるものであ
るが、このエアバッグリテーナ26構造は、前記開口部
25の口縁に位置されかつ前記開口部25に対応する開
口部28を有する枠部材27と、この枠部材27の一対
の辺縁に湾曲ヒンジ部29a,29bを介して連結され
かつ開口部28を閉塞するようにして位置される一対の
両開きエアバッグリッド30a,30bが一体形成さ
れ、さらにこの両開きエアバッグリッド30a,30b
の辺縁には立上り刃31が形成されているものである。
また上記の枠部材27には、このエアバッグリテーナ2
6を前記芯材22に固定するための植込みボルト32が
設けられていて、この植込みボルト32を介して、上記
エアバッグリテーナ26は、芯材22に固定されている
ものである。
【0008】そして上記インストルメントパネル21を
作成するには、前記芯材22の開口部25に、植込みボ
ルト32を介してエアバッグリテーナ26を固定した芯
材22と表皮24とを所定の発泡型内にセットした後、
その芯材22と表皮24との間に発泡樹脂を注して発泡
成形することによりインストルメントパネル21が形成
される。かくして得たインストルメントパネル21の裏
側に、予め、エアバッグユニット33を収納セットして
なるエアバッグケース34を、前記植込みボルト32を
利用して固定することにより目的とするインストルメン
トパネルが構成されるものである。また前記インストル
メントパネル21の表面には、前記立上り刃31に対応
して形成されて、その立上り刃31により、表皮の破断
を容易ならしめるための凹状脆弱溝35が形成されてい
る。
作成するには、前記芯材22の開口部25に、植込みボ
ルト32を介してエアバッグリテーナ26を固定した芯
材22と表皮24とを所定の発泡型内にセットした後、
その芯材22と表皮24との間に発泡樹脂を注して発泡
成形することによりインストルメントパネル21が形成
される。かくして得たインストルメントパネル21の裏
側に、予め、エアバッグユニット33を収納セットして
なるエアバッグケース34を、前記植込みボルト32を
利用して固定することにより目的とするインストルメン
トパネルが構成されるものである。また前記インストル
メントパネル21の表面には、前記立上り刃31に対応
して形成されて、その立上り刃31により、表皮の破断
を容易ならしめるための凹状脆弱溝35が形成されてい
る。
【0009】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、エアバッグケース34内にセッ
トされているエアバッグユニット33が衝撃力により起
爆すると、その爆発力で膨らむエアバッグの膨出力でエ
アバッグリッド30はヒンジ部29を境として押し上げ
られる。このエアバッグリッド30の押し上げ力で、発
泡層23及び表皮24の凹状脆弱溝35は、そのエアバ
ッグリッド30aに設けられている刃31により切断さ
れ、図3の鎖線で示す如く両開きエアバッグリッド30
a,30bは開放され、その結果エアバッグケース34
内のエアバッグは、インストルメントパネル21の外方
へ膨出し、搭乗者の安全に役立たれるものである。特に
本実施例にあっては、表皮24の表面側に形成した凹状
脆弱溝35を、エアバッグリッドに設けられている刃3
1に対応形成しているので、エアバッグリッドの開放時
の刃31による凹状脆弱溝35の破断作用が有効に作用
し、これによりインストルメントパネル表面を、その凹
状脆弱溝35に沿って開裂させることが確実でありエア
バッグ膨出の信頼性が高められる。図7は本発明の他の
実施例を示すものであって、この実施例にあっては、表
皮24に設けた凹状脆弱溝35の裏側に対応位置される
発泡層23を肉抜き部36と形成したものであり、この
肉抜き部36の形成によって、エアバッグ膨出時におい
て、凹状脆弱溝35の切断開口作用の確実性が高められ
る特長がある。
作用について述べると、エアバッグケース34内にセッ
トされているエアバッグユニット33が衝撃力により起
爆すると、その爆発力で膨らむエアバッグの膨出力でエ
アバッグリッド30はヒンジ部29を境として押し上げ
られる。このエアバッグリッド30の押し上げ力で、発
泡層23及び表皮24の凹状脆弱溝35は、そのエアバ
ッグリッド30aに設けられている刃31により切断さ
れ、図3の鎖線で示す如く両開きエアバッグリッド30
a,30bは開放され、その結果エアバッグケース34
内のエアバッグは、インストルメントパネル21の外方
へ膨出し、搭乗者の安全に役立たれるものである。特に
本実施例にあっては、表皮24の表面側に形成した凹状
脆弱溝35を、エアバッグリッドに設けられている刃3
1に対応形成しているので、エアバッグリッドの開放時
の刃31による凹状脆弱溝35の破断作用が有効に作用
し、これによりインストルメントパネル表面を、その凹
状脆弱溝35に沿って開裂させることが確実でありエア
バッグ膨出の信頼性が高められる。図7は本発明の他の
実施例を示すものであって、この実施例にあっては、表
皮24に設けた凹状脆弱溝35の裏側に対応位置される
発泡層23を肉抜き部36と形成したものであり、この
肉抜き部36の形成によって、エアバッグ膨出時におい
て、凹状脆弱溝35の切断開口作用の確実性が高められ
る特長がある。
【0010】このように本実施例にあっては、エアバッ
グユニット33の爆発力で開口部28を開放するエアバ
ッグリッド30a,30bは両開き構造であるから、そ
れらエアバッグリッド30a,30bの面積を小型にす
ることができ、これによって該エアバッグリッド30
a,30bのフロントガラスへの衝突を防止する形状に
設定することができるのでエアバッグユニット動作時の
エアバッグリッドによるフロントガラス破損を未然に防
止することができる。またインストルメントパネルの表
皮には、エアバッグリッドによる破断を容易ならしめる
ための凹状脆弱溝35が形成されており、この凹状脆弱
溝の裏側に対応して、エアバッグリッドと一体に形成さ
れる刃を位置せしめていることで、エアバッグ膨出の信
頼性と確実性が高められる。さらにこのインストルメン
トパネルにあっては、エアバッグユニット33は、イン
ストルメントパネル21の芯材22に固定されるエアバ
ッグケース34内に保持されるものであるから、エアバ
ッグユニット33の車体への取付け作業性が大幅に向上
される。
グユニット33の爆発力で開口部28を開放するエアバ
ッグリッド30a,30bは両開き構造であるから、そ
れらエアバッグリッド30a,30bの面積を小型にす
ることができ、これによって該エアバッグリッド30
a,30bのフロントガラスへの衝突を防止する形状に
設定することができるのでエアバッグユニット動作時の
エアバッグリッドによるフロントガラス破損を未然に防
止することができる。またインストルメントパネルの表
皮には、エアバッグリッドによる破断を容易ならしめる
ための凹状脆弱溝35が形成されており、この凹状脆弱
溝の裏側に対応して、エアバッグリッドと一体に形成さ
れる刃を位置せしめていることで、エアバッグ膨出の信
頼性と確実性が高められる。さらにこのインストルメン
トパネルにあっては、エアバッグユニット33は、イン
ストルメントパネル21の芯材22に固定されるエアバ
ッグケース34内に保持されるものであるから、エアバ
ッグユニット33の車体への取付け作業性が大幅に向上
される。
【0011】さらにエアバッグユニット33を収容する
ケース34をインストルメントパネル21に直接固定す
るものであるから、そのインストルメントパネル21に
設けられているエアバッグ膨出口の開口部28と、エア
バッグユニットとの取付位置精度を高めることができ
る。
ケース34をインストルメントパネル21に直接固定す
るものであるから、そのインストルメントパネル21に
設けられているエアバッグ膨出口の開口部28と、エア
バッグユニットとの取付位置精度を高めることができ
る。
【0012】さらにこれによれば、エアバッグユニット
33の起爆動作時における反力をエアバッグケース34
で受けることができるので従来の助手席側ステアリング
メンバーを廃止または小型のものとする簡素化と、車体
の軽量化が可能となる。さらに外観上パーティングがエ
アバッグ部全周に表われず、一体の溝35のみになるの
でデザインが向上する。
33の起爆動作時における反力をエアバッグケース34
で受けることができるので従来の助手席側ステアリング
メンバーを廃止または小型のものとする簡素化と、車体
の軽量化が可能となる。さらに外観上パーティングがエ
アバッグ部全周に表われず、一体の溝35のみになるの
でデザインが向上する。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
インストルメントパネルは、インストルメントパネル芯
材22と、表皮24と、そのインストルメントパネル芯
材と表皮との間に発泡層23を一体形成してなるインス
トルメントパネルにおいて、上記インストルメントパネ
ル芯材22の一部に、エアバッグ膨出用の開口部25を
設けると共に、上記インストルメントパネル芯材22の
裏側に、辺縁に起立する刃31を設けたエアバッグリッ
ド部を上記開口部25を閉塞するように被着し、また上
記インストルメントパネル芯材22の裏側に、上記エア
バッグリッド部に対向するように、内部にエアバッグユ
ニット33を内装してなるエアバッグケース34を固定
し、さらに上記表皮24の表面側における上記エアバッ
グリッド部の刃に対応する位置に、凹状脆弱溝35を設
けたインストルメントパネルであるから、このインスト
ルメントパネルによれば、表皮24に形成した凹状脆弱
溝35を、エアバッグリッドに設けられている刃31に
対応形成しているのでエアバッグリッドの開放時の刃3
1による凹状脆弱溝35の破断作用が有効に作用し、こ
れによりインストルメントパネル表面(表皮)を、その
凹状脆弱溝35に沿って開裂させることが確実であり、
エアバッグ膨出の信頼性が高められる。 また本発明では
エアバッグユニット33が、インストルメントパネル2
1の芯材22に固定されるエアバッグケース34内に保
持されるものであるから、エアバッグユニット33の車
体への取付け作業性が大幅に向上される。
インストルメントパネルは、インストルメントパネル芯
材22と、表皮24と、そのインストルメントパネル芯
材と表皮との間に発泡層23を一体形成してなるインス
トルメントパネルにおいて、上記インストルメントパネ
ル芯材22の一部に、エアバッグ膨出用の開口部25を
設けると共に、上記インストルメントパネル芯材22の
裏側に、辺縁に起立する刃31を設けたエアバッグリッ
ド部を上記開口部25を閉塞するように被着し、また上
記インストルメントパネル芯材22の裏側に、上記エア
バッグリッド部に対向するように、内部にエアバッグユ
ニット33を内装してなるエアバッグケース34を固定
し、さらに上記表皮24の表面側における上記エアバッ
グリッド部の刃に対応する位置に、凹状脆弱溝35を設
けたインストルメントパネルであるから、このインスト
ルメントパネルによれば、表皮24に形成した凹状脆弱
溝35を、エアバッグリッドに設けられている刃31に
対応形成しているのでエアバッグリッドの開放時の刃3
1による凹状脆弱溝35の破断作用が有効に作用し、こ
れによりインストルメントパネル表面(表皮)を、その
凹状脆弱溝35に沿って開裂させることが確実であり、
エアバッグ膨出の信頼性が高められる。 また本発明では
エアバッグユニット33が、インストルメントパネル2
1の芯材22に固定されるエアバッグケース34内に保
持されるものであるから、エアバッグユニット33の車
体への取付け作業性が大幅に向上される。
【0014】さらにエアバッグユニット33を収容する
エアバッグケース34をインストルメントパネル21に
直接固定するものであるから、そのインストルメントパ
ネル21に設けられているエアバッグ膨出口の開口部2
8と、エアバッグユニットとの取付位置精度を高めるこ
とができる。さらにこれによれば、エアバッグユニット
33の起爆動作時における反力をエアバッグケース34
で受けることができるので従来の助手席側ステアリング
メンバーを廃止または小型のものとすることが可能とな
り、これにより簡素化と、車体の軽量化が可能となると
いう効果が得られる。また本発明の請求項2に記載のイ
ンストルメントパネルによれば、エアバッグユニット3
3の爆発力で開口部28を開放するエアバッグリッド3
0a,30bが両開き構造であるから、それぞれのエア
バッグリッド30a,30bの面積を 小型化することが
でき、これによって該エアバッグリッド30a,30b
開放時のフロントガラスとの衝突を防止させる形状に設
定することが可能であるのでエアバッグユニット動作時
のエアバッグリッドの衝突によるフロントガラスの破損
を未然に防止することができる。
エアバッグケース34をインストルメントパネル21に
直接固定するものであるから、そのインストルメントパ
ネル21に設けられているエアバッグ膨出口の開口部2
8と、エアバッグユニットとの取付位置精度を高めるこ
とができる。さらにこれによれば、エアバッグユニット
33の起爆動作時における反力をエアバッグケース34
で受けることができるので従来の助手席側ステアリング
メンバーを廃止または小型のものとすることが可能とな
り、これにより簡素化と、車体の軽量化が可能となると
いう効果が得られる。また本発明の請求項2に記載のイ
ンストルメントパネルによれば、エアバッグユニット3
3の爆発力で開口部28を開放するエアバッグリッド3
0a,30bが両開き構造であるから、それぞれのエア
バッグリッド30a,30bの面積を 小型化することが
でき、これによって該エアバッグリッド30a,30b
開放時のフロントガラスとの衝突を防止させる形状に設
定することが可能であるのでエアバッグユニット動作時
のエアバッグリッドの衝突によるフロントガラスの破損
を未然に防止することができる。
【図1】従来例の説明図。
【図2】従来例の平面説明図。
【図3】本発明実施例の構成説明断面図。
【図4】本発明実施例の部材斜視図。
【図5】図4におけるA−A線断面図。
【図6】図3における平面説明図。
【図7】本発明の他の実施例を示した要部断面図。
21 インストルメントパネル 22 芯材 23 発泡層 24 表皮 25 開口部 26 エアバッグリテーナ 27 枠部材 28 開口部 29a,29b 湾曲ヒンジ 30a,30b エアバッグリッド 31 刃 32 ボルト 33 エアバッグユニット 34 エアバッグケース 35 凹状脆弱溝 36 肉抜き部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32
Claims (2)
- 【請求項1】インストルメントパネル芯材と、表皮と、
そのインストルメントパネル芯材と表皮との間に発泡層
を一体形成してなるインストルメントパネルにおいて、
上記インストルメントパネル芯材の一部に、エアバッグ
膨出用の開口部を設けると共に、上記インストルメント
パネル芯材の裏側に、辺縁に起立する刃を設けたエアバ
ッグリッド部を上記開口部を閉塞するように被着し、ま
た上記インストルメントパネル芯材の裏側に、上記エア
バッグリッド部に対向するように、内部にエアバッグユ
ニットを内装してなるエアバッグケースを固定し、さら
に上記表皮の表面側における上記エアバッグリッド部の
刃に対応する位置に、凹状脆弱溝を設けたことを特徴と
するインストルメントパネル。 - 【請求項2】 エアバッグリッド部が、両開き構造であ
ることを特徴とする請求項1に記載のインストルメント
パネル。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=11552251
Family Applications (1)
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JP00325192A Expired - Fee Related JP3179544B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | インストルメントパネル |
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-
1992
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