JP2559610Y2 - インストルメントパネル - Google Patents
インストルメントパネルInfo
- Publication number
- JP2559610Y2 JP2559610Y2 JP1992038192U JP3819292U JP2559610Y2 JP 2559610 Y2 JP2559610 Y2 JP 2559610Y2 JP 1992038192 U JP1992038192 U JP 1992038192U JP 3819292 U JP3819292 U JP 3819292U JP 2559610 Y2 JP2559610 Y2 JP 2559610Y2
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- JP
- Japan
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- airbag
- instrument panel
- opening
- core material
- retainer
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- Air Bags (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のインストルメ
ントパネル内、特に乗用車の助手席側のインストルメン
トパネル内にエアバッグ装置を内装するインストルメン
トパネルに関するものである。
ントパネル内、特に乗用車の助手席側のインストルメン
トパネル内にエアバッグ装置を内装するインストルメン
トパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインストルメントパネル
構造としては図1に示す如きものである。すなわち、1
はインストルメントパネル2の裏側に配置されているス
テアリングメンバーであって、このステアリングメンバ
ー1にはブラケット3が溶接手段によって固定されてお
り、さらにこのブラケット3には、インストルメントパ
ネル2内側に収められるエアバッグユニット4が保持さ
れている。
構造としては図1に示す如きものである。すなわち、1
はインストルメントパネル2の裏側に配置されているス
テアリングメンバーであって、このステアリングメンバ
ー1にはブラケット3が溶接手段によって固定されてお
り、さらにこのブラケット3には、インストルメントパ
ネル2内側に収められるエアバッグユニット4が保持さ
れている。
【0003】またそのエアバッグユニット4の外側には
インストルメントパネル2に形成されているエアバッグ
膨出用開口部5を閉塞するエアバッグリッド6を支持す
る支持アーム7と、そのエアバッグリッド6の閉塞状態
を保持する係止部8が取付けられているものであって、
例えば車体が衝突等により異常な衝撃力の検知によりエ
アバッグユニット4内の起爆剤が爆発して、エアバッグ
を膨らませ、その膨らんだエアバッグは、エアバッグリ
ッド6を鎖線で示すように押し上げて開口部より搭乗者
方向へ膨出(飛び出す)されて搭乗者の安全を図るもの
である。
インストルメントパネル2に形成されているエアバッグ
膨出用開口部5を閉塞するエアバッグリッド6を支持す
る支持アーム7と、そのエアバッグリッド6の閉塞状態
を保持する係止部8が取付けられているものであって、
例えば車体が衝突等により異常な衝撃力の検知によりエ
アバッグユニット4内の起爆剤が爆発して、エアバッグ
を膨らませ、その膨らんだエアバッグは、エアバッグリ
ッド6を鎖線で示すように押し上げて開口部より搭乗者
方向へ膨出(飛び出す)されて搭乗者の安全を図るもの
である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところがかかる構造の
インストルメントパネルにあっては、エアバッグの膨出
を行なうための開口部5を閉塞するためのエアバッグリ
ッド6が設けられているが、このエアバッグリッド6の
構成は金属製のエアバッグリッド芯材9と、このエアバ
ッグリッド芯材9の表面に被着されるエアバッグリッド
パッド10で構成されているものであって、このエアバ
ッグリッドパッド10は、インストルメントパネル2の
表面に被着されているインストルメントパネルパッド1
1と別部材であることから、そのエアバッグリッドパッ
ド10とインストルメントパネルパッド11との間に、
境目(パーティングライン)12が生じ、インストルメ
ントパネル全面の美観が損なわれるという不具合があっ
た。またそのエアバッグリッド6の製作時において、寸
法精度等のバラツキ等によって、そのエアバッグリッド
6と開口部5との間の間隙幅が不均一となったりエアバ
ッグリッド6表面と、インストルメントパネル2表面と
の間に段差が生じて外観的な見栄が損なわれる。さら
に、従来のエアバッグユニット4はブラケット3を介し
てステアリングメンバー1に固定保持せしめているもの
であるから、車体には、エアバッグユニットの動作反力
に耐え得るに十分な強度を有するステアリングメンバー
1を予め設備しなければならず、これによって車体重量
が嵩むという欠点があった。さらには、そのエアバッグ
ユニット4をブラケット3を介してステアリングメンバ
ー1に取付けるための取付作業には、手間がかかり作業
性が悪いという問題点があった。
インストルメントパネルにあっては、エアバッグの膨出
を行なうための開口部5を閉塞するためのエアバッグリ
ッド6が設けられているが、このエアバッグリッド6の
構成は金属製のエアバッグリッド芯材9と、このエアバ
ッグリッド芯材9の表面に被着されるエアバッグリッド
パッド10で構成されているものであって、このエアバ
ッグリッドパッド10は、インストルメントパネル2の
表面に被着されているインストルメントパネルパッド1
1と別部材であることから、そのエアバッグリッドパッ
ド10とインストルメントパネルパッド11との間に、
境目(パーティングライン)12が生じ、インストルメ
ントパネル全面の美観が損なわれるという不具合があっ
た。またそのエアバッグリッド6の製作時において、寸
法精度等のバラツキ等によって、そのエアバッグリッド
6と開口部5との間の間隙幅が不均一となったりエアバ
ッグリッド6表面と、インストルメントパネル2表面と
の間に段差が生じて外観的な見栄が損なわれる。さら
に、従来のエアバッグユニット4はブラケット3を介し
てステアリングメンバー1に固定保持せしめているもの
であるから、車体には、エアバッグユニットの動作反力
に耐え得るに十分な強度を有するステアリングメンバー
1を予め設備しなければならず、これによって車体重量
が嵩むという欠点があった。さらには、そのエアバッグ
ユニット4をブラケット3を介してステアリングメンバ
ー1に取付けるための取付作業には、手間がかかり作業
性が悪いという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、インストルメントパ
ネル芯材と、表皮と、この芯材と表皮との間に発泡層を
一体形成してなるインストルメントパネルにおいて、そ
の芯材の一部に、エアバッグ膨出用の開口部を設けると
共に、この開口部の辺縁を、複数個のウエルドボルトを
周方向に植設せしめてなる枠形状の第2のエアバッグリ
テーナと、周辺に起立する刃を有するエアバッグリッド
部をヒンジ部を介して連結する第1のエアバッグリテー
ナとで挾持被着し、さらに上記インストルメントパネル
の芯材裏側に位置させかつ内部にエアバッグユニットを
内装してなるエアバッグケースを上記第1及び第2のエ
アバッグリテーナを介して芯材に固定せしめて、デザイ
ン、及びエアバッグユニットの取付作業性を向上せし
め、さらにはステアリングメンバーの助手席側を欠除又
は小型化することにより車体の軽量化を大幅に向上せし
めることができるインストルメントパネルを提供するこ
とにある。
問題点に着目してなされたもので、インストルメントパ
ネル芯材と、表皮と、この芯材と表皮との間に発泡層を
一体形成してなるインストルメントパネルにおいて、そ
の芯材の一部に、エアバッグ膨出用の開口部を設けると
共に、この開口部の辺縁を、複数個のウエルドボルトを
周方向に植設せしめてなる枠形状の第2のエアバッグリ
テーナと、周辺に起立する刃を有するエアバッグリッド
部をヒンジ部を介して連結する第1のエアバッグリテー
ナとで挾持被着し、さらに上記インストルメントパネル
の芯材裏側に位置させかつ内部にエアバッグユニットを
内装してなるエアバッグケースを上記第1及び第2のエ
アバッグリテーナを介して芯材に固定せしめて、デザイ
ン、及びエアバッグユニットの取付作業性を向上せし
め、さらにはステアリングメンバーの助手席側を欠除又
は小型化することにより車体の軽量化を大幅に向上せし
めることができるインストルメントパネルを提供するこ
とにある。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図3乃至図6に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
基いて詳細に説明する。
【0007】21はインストルメントパネルであって、
このインストルメントパネル21は、樹脂製の芯材22
と、この芯材22の上側に一体形成される発泡層23
と、この発泡層23の表面に被着される表皮24とから
なっているが、その芯材22の一部には、エアバッグ膨
出用の開口部25を穿設している。この開口部25の口
縁には、図4(a),(b)で図示する第1のエアバッ
グリテーナ26と第2のエアバッグリテーナ36を固定
するが、この第2のエアバッグリテーナ36の構造は、
前記開口部25の口縁部に位置する枠形状であってこの
枠形の辺縁には複数個のウエルドボルト32が植設され
ている。また第1のエアバッグリテーナ26構造は、前
記開口部25の口縁に位置されかつ前記開口部25に対
応する開口部28を有する枠部材27と、この枠部材2
7の一辺に湾曲ヒンジ部29を介して連結されかつ開口
部28を閉塞するようにして位置されるエアバッグリッ
ド30が一体形成され、さらにこのエアバッグリッド3
0の辺縁には立上り刃31が形成されているものであ
る。また上記の枠部材27には、このエアバッグリテー
ナ26を前記芯材22を介して第2のエアバッグリテー
ナ36に固定するためのウエルドボルト挿通孔37が設
けられている。
このインストルメントパネル21は、樹脂製の芯材22
と、この芯材22の上側に一体形成される発泡層23
と、この発泡層23の表面に被着される表皮24とから
なっているが、その芯材22の一部には、エアバッグ膨
出用の開口部25を穿設している。この開口部25の口
縁には、図4(a),(b)で図示する第1のエアバッ
グリテーナ26と第2のエアバッグリテーナ36を固定
するが、この第2のエアバッグリテーナ36の構造は、
前記開口部25の口縁部に位置する枠形状であってこの
枠形の辺縁には複数個のウエルドボルト32が植設され
ている。また第1のエアバッグリテーナ26構造は、前
記開口部25の口縁に位置されかつ前記開口部25に対
応する開口部28を有する枠部材27と、この枠部材2
7の一辺に湾曲ヒンジ部29を介して連結されかつ開口
部28を閉塞するようにして位置されるエアバッグリッ
ド30が一体形成され、さらにこのエアバッグリッド3
0の辺縁には立上り刃31が形成されているものであ
る。また上記の枠部材27には、このエアバッグリテー
ナ26を前記芯材22を介して第2のエアバッグリテー
ナ36に固定するためのウエルドボルト挿通孔37が設
けられている。
【0008】そして上記インストルメントパネル21を
作成するには、前記芯材22の開口部25上側に、植込
みボルト32を介して第2のエアバッグリテーナ36を
固定した芯材22と、前記表皮24とを所定の発泡型内
にセットした後、その芯材22と表皮24との間に、発
泡樹脂を注入して発泡成形することによりインストルメ
ントパネル21が形成される。かくして得たインストル
メントパネル21の裏側(下側)に突設されているウエ
ルドボルト32に、第1のエアバッグリテーナ26に設
けられているボルト挿通孔37を挿通し、第1、第2双
方のエアバッグリテーナ26,36により芯材22を挟
み、さらにそのウエルドボルト32の突出部に、エアバ
ッグユニット33を収納セットしてなるエアバッグケー
ス34を係合させ、次いでそのウエルドボルドをナット
38で締着して、双方エアバッグリテーナ26,36と
エアバッグケース34を芯材22に固定することにより
目的とするインストルメントパネルが構成されるもので
ある。
作成するには、前記芯材22の開口部25上側に、植込
みボルト32を介して第2のエアバッグリテーナ36を
固定した芯材22と、前記表皮24とを所定の発泡型内
にセットした後、その芯材22と表皮24との間に、発
泡樹脂を注入して発泡成形することによりインストルメ
ントパネル21が形成される。かくして得たインストル
メントパネル21の裏側(下側)に突設されているウエ
ルドボルト32に、第1のエアバッグリテーナ26に設
けられているボルト挿通孔37を挿通し、第1、第2双
方のエアバッグリテーナ26,36により芯材22を挟
み、さらにそのウエルドボルト32の突出部に、エアバ
ッグユニット33を収納セットしてなるエアバッグケー
ス34を係合させ、次いでそのウエルドボルドをナット
38で締着して、双方エアバッグリテーナ26,36と
エアバッグケース34を芯材22に固定することにより
目的とするインストルメントパネルが構成されるもので
ある。
【0009】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、エアバッグケース34内にセッ
トされているエアバッグユニット33が衝撃力により起
爆すると、その爆発力で膨らむエアバッグの膨出力でエ
アバッグリッド30はヒンジ部29を境として押し上げ
られる。このエアバッグリッド30の押し上げ力で、発
泡層23及び表皮24は、そのエアバッグリッド30の
刃31により切断され、図3の鎖線で示す如くエアバッ
グリッド30は開放され、その結果エアバッグケース3
4内のエアバッグは、インストルメントパネル21の外
方へ膨出し、搭乗者の安全に供するものである。またエ
アバッグリッド30はエアバッグケース34に係止され
ていることから、インストルメントパネル21の上部か
ら押圧してもエアバッグリッド30が変移することはな
い。また発泡層の肉抜き部35により破れやすくなって
いる。
作用について述べると、エアバッグケース34内にセッ
トされているエアバッグユニット33が衝撃力により起
爆すると、その爆発力で膨らむエアバッグの膨出力でエ
アバッグリッド30はヒンジ部29を境として押し上げ
られる。このエアバッグリッド30の押し上げ力で、発
泡層23及び表皮24は、そのエアバッグリッド30の
刃31により切断され、図3の鎖線で示す如くエアバッ
グリッド30は開放され、その結果エアバッグケース3
4内のエアバッグは、インストルメントパネル21の外
方へ膨出し、搭乗者の安全に供するものである。またエ
アバッグリッド30はエアバッグケース34に係止され
ていることから、インストルメントパネル21の上部か
ら押圧してもエアバッグリッド30が変移することはな
い。また発泡層の肉抜き部35により破れやすくなって
いる。
【0010】このように本実施例にあっては、エアバッ
グユニット33は、インストルメントパネル21の芯材
22に固定されるエアバッグケース34内に保持される
ものであるから、エアバッグユニット33の車体への取
付け作業性が大幅に向上される。さらにエアバッグユニ
ット33を収容するケース34をインストルメントパネ
ル21に直接固定するものであるから、そのインストル
メントパネル21に設けられているエアバッグ膨出口の
開口部25と、エアバッグユニットとの取付位置精度を
高めることができる。さらにこれによれば、エアバッグ
ユニット33の起爆動作時における反力をエアバッグケ
ース34で受けることができるので従来の助手席側ステ
アリングメンバーを廃止又は小型のものとする簡素化
と、車体の軽量化が可能となる。
グユニット33は、インストルメントパネル21の芯材
22に固定されるエアバッグケース34内に保持される
ものであるから、エアバッグユニット33の車体への取
付け作業性が大幅に向上される。さらにエアバッグユニ
ット33を収容するケース34をインストルメントパネ
ル21に直接固定するものであるから、そのインストル
メントパネル21に設けられているエアバッグ膨出口の
開口部25と、エアバッグユニットとの取付位置精度を
高めることができる。さらにこれによれば、エアバッグ
ユニット33の起爆動作時における反力をエアバッグケ
ース34で受けることができるので従来の助手席側ステ
アリングメンバーを廃止又は小型のものとする簡素化
と、車体の軽量化が可能となる。
【0011】またこのインストルメントパネルにあって
はその表皮表面にパーティグラインが生じないために一
見エアバッグの膨出用開口部の有無が判らず外観的、デ
ザイン的にも異和感の内品質の良好なインストルメント
パネルが提供できる。
はその表皮表面にパーティグラインが生じないために一
見エアバッグの膨出用開口部の有無が判らず外観的、デ
ザイン的にも異和感の内品質の良好なインストルメント
パネルが提供できる。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案は、インストルメン
トパネル芯材22と、表皮24とその芯材と表皮との間
に発泡層23を一体形成してなるインストルメントパネ
ル21において、その芯材22の一部にエアバッグ膨出
用の開口部25を設けると共に、この開口部25の辺縁
部を、周囲に複数個のウエルドボルト32を取付けた枠
形状の第2のエアバッグリテーナ36及び辺縁に起立す
る刃31を設けた片開きのエアバッグリッド部30をヒ
ンジ部29を介して連結する第1のエアバッグリテーナ
26とで挾持固定し、さらに上記インストルメントパネ
ル芯材の裏側に位置されかつ内部にエアバッグユニット
33を内装してなるエアバッグケース34を、前記第1
及び第2のエアバッグリテーナを介して芯材に固定せし
めたインストルメントパネルであるから、これによれ
ば、エアバッグユニット33は、インストルメントパネ
ル21の芯材22に固定されるエアバッグケース34内
に保持されるものであるから、エアバッグユニット33
の車体への取付け作業性が大幅に向上される。さらにエ
アバッグユニット33を収容するケース34をインスト
ルメントパネル21に直接固定するものであるから、そ
のインストルメントパネル21に設けられているエアバ
ッグ膨出口の開口部25と、エアバッグユニットとの取
付位置精度を高めることができる。さらにこれによれ
ば、エアバッグユニット33の起爆動作時における反力
をエアバッグケース34で受けることができるので従来
の助手席側ステアリングメンバーを廃止又は小型のもの
とする簡素化と、車体の軽量化が可能となる。
トパネル芯材22と、表皮24とその芯材と表皮との間
に発泡層23を一体形成してなるインストルメントパネ
ル21において、その芯材22の一部にエアバッグ膨出
用の開口部25を設けると共に、この開口部25の辺縁
部を、周囲に複数個のウエルドボルト32を取付けた枠
形状の第2のエアバッグリテーナ36及び辺縁に起立す
る刃31を設けた片開きのエアバッグリッド部30をヒ
ンジ部29を介して連結する第1のエアバッグリテーナ
26とで挾持固定し、さらに上記インストルメントパネ
ル芯材の裏側に位置されかつ内部にエアバッグユニット
33を内装してなるエアバッグケース34を、前記第1
及び第2のエアバッグリテーナを介して芯材に固定せし
めたインストルメントパネルであるから、これによれ
ば、エアバッグユニット33は、インストルメントパネ
ル21の芯材22に固定されるエアバッグケース34内
に保持されるものであるから、エアバッグユニット33
の車体への取付け作業性が大幅に向上される。さらにエ
アバッグユニット33を収容するケース34をインスト
ルメントパネル21に直接固定するものであるから、そ
のインストルメントパネル21に設けられているエアバ
ッグ膨出口の開口部25と、エアバッグユニットとの取
付位置精度を高めることができる。さらにこれによれ
ば、エアバッグユニット33の起爆動作時における反力
をエアバッグケース34で受けることができるので従来
の助手席側ステアリングメンバーを廃止又は小型のもの
とする簡素化と、車体の軽量化が可能となる。
【0013】またこのインストルメントパネルにあって
はその表皮表面にパーティグラインが生じないために一
見エアバッグの膨出用開口部の有無が判らず外観的、デ
ザイン的にも異和感のない品質の良好なインストルメン
トパネルが提供できるという効果が得られる。
はその表皮表面にパーティグラインが生じないために一
見エアバッグの膨出用開口部の有無が判らず外観的、デ
ザイン的にも異和感のない品質の良好なインストルメン
トパネルが提供できるという効果が得られる。
【図1】従来例の説明図。
【図2】従来例の平面説明図。
【図3】本考案実施例の構成説明断面図。
【図4】本考案実施例の部材斜視図。
【図5】図4におけるA−A線断面図。
【図6】図4におけるB−B線断面図。
21…インストルメントパネル 2…芯材 23…発泡層 24…表皮 25…開口部 26…第1のエアバッ
グリテーナ 27…枠部材 28…開口部 29…湾曲ヒンジ 30…エアバッグリッ
ド 31…刃 32…ボルト 33…エアバッグユニット 34…エアバッグケー
ス 35…肉抜き部 36…第2のエアバッ
グリテーナ 37…ボルト挿通孔 38…ナット
グリテーナ 27…枠部材 28…開口部 29…湾曲ヒンジ 30…エアバッグリッ
ド 31…刃 32…ボルト 33…エアバッグユニット 34…エアバッグケー
ス 35…肉抜き部 36…第2のエアバッ
グリテーナ 37…ボルト挿通孔 38…ナット
Claims (1)
- 【請求項1】 インストルメントパネル芯材(22)
と、表皮(24)とその芯材と表皮との間に発泡層(2
3)を一体形成してなるインストルメントパネル(2
1)において、その芯材(22)の一部にエアバッグ膨
出用の開口部(25)を設けると共に、この開口部(2
5)の辺縁部を、周囲に複数個のウエルドボルト(3
2)を取付けた枠形状の第2のエアバッグリテーナ(3
6)及び辺縁に起立する刃(31)を設けた片開きのエ
アバッグリッド部(30)をヒンジ部(29)を介して
連結する第1のエアバッグリテーナ(26)とで挾持固
定し、さらに上記インストルメントパネル芯材の裏側に
位置されかつ内部にエアバッグユニット(33)を内装
してなるエアバッグケース(34)を、前記第1及び第
2のエアバッグリテーナを介して芯材に固定せしめたこ
とを特徴とするインストルメントパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992038192U JP2559610Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | インストルメントパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992038192U JP2559610Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | インストルメントパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061023U JPH061023U (ja) | 1994-01-11 |
JP2559610Y2 true JP2559610Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=12518506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992038192U Expired - Lifetime JP2559610Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | インストルメントパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559610Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP1992038192U patent/JP2559610Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH061023U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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