JPH05185894A - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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JPH05185894A
JPH05185894A JP4003247A JP324792A JPH05185894A JP H05185894 A JPH05185894 A JP H05185894A JP 4003247 A JP4003247 A JP 4003247A JP 324792 A JP324792 A JP 324792A JP H05185894 A JPH05185894 A JP H05185894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
air bag
core material
skin
bag grid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4003247A
Other languages
English (en)
Inventor
Masutoshi Aoyama
青山益敏
Kanehiro Kawamachi
川町兼弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
Priority to JP4003247A priority Critical patent/JPH05185894A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】エアバッグリッド部を有するインストルメント
パネルの生産性、経済性を高めることができるインスト
ルメントパネルを提供する。 【構成】インストルメントパネル芯材22と、表皮24
と、その間に発泡層23を一体形成してなるインストル
メントパネル21において、芯材、発泡層及び表皮の裏
面にかけてエアバッグユニットの取付位置に対応するサ
ークル形状の破断用切欠き溝26を設けると共に、切欠
き溝を跨って該エアバッグリッド部とその周辺の芯材と
をヒンジ28及びプレート29等によって結合保持せし
めて、外観的にはエアバッグリッドの存在が判らないよ
うにして、外観的デザインを向上させ、さらには構成部
品点数の削減による組立作業性、経済性を大幅に向上せ
しめることができると共に、エアバッグリッド部を後加
工によりきわめて容易に作成することができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ントパネル内、特に乗用車の助手席側のインストルメン
トパネル内にエアバッグ装置を内装するインストルメン
トパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインストルメントパネル
構造としては図1に示す如きものである。すなわち、1
はインストルメントパネル2の裏側に配置されているス
テアリングメンバーであって、このステアリングメンバ
ー1にはブラケット3が溶接手段によって固定されてお
り、さらにこのブラケット3には、インストルメントパ
ネル2内側に収められるエアバッグユニット4が保持さ
れている。
【0003】またそのエアバッグユニット4の外側には
インストルメントパネル2に形成されているエアバッグ
膨出用開口部5を閉塞するエアバッグリッド6を支持す
る支持アーム7と、そのエアバッグリッド6の閉塞状態
を保持する係止部8が取付けられているものであって、
例えば車体が衝突等により異常な衝撃力の検知によりエ
アバッグユニット4内の起爆剤が爆発してエアバッグを
脹らませ、その脹らんだエアバッグは、エアバッグリッ
ド6を鎖線で示すように押し上げて開口部より搭乗者方
向へ膨出(飛び出す)されて搭乗者の安全を図るもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構造の
インストルメントパネルにあっては、エアバッグの膨出
を行なうための開口部5を閉塞するためのエアバッグリ
ッド6が設けられているが、このエアバッグリッド6の
構成は金属製のエアバッグリッド芯材9と、このエアバ
ッグリッド芯材9の表面に被着されるエアバッグリッド
パッド10で構成されているものであって、このエアバ
ッグリッドパッド10は、インストルメントパネル2の
表面に被着されているインストルメントパネルパッド1
1と別部材であることから、そのエアバッグリッドパッ
ド10とインストルメントパネルパッド11との間に、
境目(パーティングライン)12が生じ、インストルメ
ントパネル全面の美観が損なわれるという不具合があっ
た。また、そのエアバッグリッド6の製作時において、
寸法、精度等のバラツキ等によって、そのエアバッグリ
ッド6と開口部5との間の間隙幅が不均一となったり、
エアバッグリッド6表面と、インストルメントパネル2
表面との間に段差が生じて外観的に見栄えが損なわれ
る。さらにはエアバッグリッド6は別構成部品であるこ
とから、構成部品の点数が増大して経済性、生産性の点
でも不具合が生じるという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、インストルメントパネ
ル芯材と、表皮と、この芯材と表皮との間に発泡層を一
体形成してなるインストルメントパネルにおいて、その
インストルメントパネル芯材より、発泡層、及び表皮の
裏面にかけてエアバッグユニットの取付位置に対応する
サークル形状の破断用切欠き溝を設けると共に、その切
欠き溝により囲まれたエアバッグリッド部の離脱変形を
防止せしめるために、切欠き溝を跨って該エアバッグリ
ッド部とその周辺の芯材とをヒンジ及びプレート等によ
って結合保持せしめて、外観的にはエアバッグリッドの
存在が判らないようにして、外観的デザインを向上さ
せ、さらには構成部品点数の削減による組立作業性、経
済性を大幅に向上せしめることができると共に、エアバ
ッグリッド部を後加工によりきわめて容易に作成するこ
とができるようにして、エアバッグリッド部を有するイ
ンストルメントパネルの生産性、経済性を高めることが
できるインストルメントパネルを提供することにある。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図3乃至図5に示す実施例に
基いて詳細に説明するが、エアバッグユニット及びその
エアバッグユニットを支持する構造は、従来例で示した
ものと同じであるので、同一符号を付してその同一構造
部分の説明は省略する。
【0007】21は本実施例よりなるインストルメント
パネルであって、このインストルメントパネル21は、
樹脂製の芯材22と、その芯材22の上側に形成される
発泡層23と、この発泡層23の表面に被着される表皮
24とからなっているが、このインストルメントパネル
21の構成は、従来の成形工程で得られる。
【0008】本実施例では得られたインストルメントパ
ネル21を二次加工することで上記エアバッグユニット
4の対応位置にエアバッグリッド25を形成するもので
あるが、このエアバッグリッド25を形成するための二
次加工は、上記インストルメントパネル21の裏側(芯
材側)より、そのインストルメントパネル芯材22及び
発泡層23を貫通し、表皮24の裏面に至るスリット2
6を、図4で示す略長方形のサークル形状に形成するこ
とで、エアバッグリッド25を形成するものである。こ
のスリット26は、表皮24を貫通するものでなくしか
も一部に連結部27を設けており、さらには、その表皮
24の作用でインストルメントパネル21より切り離さ
れることはなく、そのインストルメントパネル21と一
体に結合されているものであり、また該インストルメン
トパネル21の表面からは、そのエアバッグリッド25
の存在は判らない。
【0009】かくしてエアバッグリッド25をかたちつ
けた後、そのエアバッグリッド25とインストルメント
パネル21との結合力を補なうために、上記スリット2
6に跨って金属製ヒンジ28及びストッパプレート29
を設ければ、インストルメントパネル21の表側より、
そのエアバッグリッド25部に過大な押圧力を作用した
としてもそのエアバッグリッド25部が変形したり、破
断されるという不具合が未然に防止できる。
【0010】このように構成されたインストルメントパ
ネル21にあっては、エアバッグユニット4の対応位置
にスリット26により区分形成されたエアバッグリッド
25が形成されていることから、今、そのエアバッグユ
ニット4が起爆動作すると、起爆力で脹らむエアバッグ
の膨出力でエアバッグリッド25は、ヒンジ28を支点
として動作し、さらには表皮24及び連結部27を破断
して図3の鎖線で示す如く開放する。この開放抵抗は、
表皮24及び連結部27を破断するだけの応力であるの
で、エアバッグの膨出に支障はない。
【0011】またエアバッグの膨出作用に伴なうエアバ
ッグリッド25の開放時は金属製ヒンジ28が塑性変形
して該リッド25の運動エネルギーを適度に吸収せしめ
るため、リッド25がフロントガラスを破損するような
過大衝撃力が解消できる。
【0012】このようにして作成されたインストルメン
トパネル21にあっては従来公知のインストルメントパ
ネルの成形工程で構成された既存のインストルメントパ
ネル21を基にして、スリット26加工及びヒンジ、補
強部品等を取付ける二次加工でインストルメントパネル
を構成することができるので従来のエアバッグリッドを
開閉可能に設けたインストルメントパネルの構成に比し
て、構成部品が少なく、しかも成作工程、組立工程が大
幅に削減でき経済性と生産性にすぐれたインストルメン
トパネルが提供できる。
【0013】また、インストルメントバネルにあって
は、その表皮表面にパーティングラインが生じないため
に一見エアバッグの膨出用開口部の有無が判らず外観
的、デザイン的にも異和感のないインストルメントパネ
ルが提供できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、インストルメン
トパネル芯材22と、表皮24と、この芯材と表皮との
間に発泡層23を一体形成してなるインストルメントパ
ネル21において、そのインストルメントパネルの芯材
より、発泡層、及び表皮の裏面にかけてエアバッグユニ
ットの取付位置に対応するサークル形状の破断用切欠き
溝26を設けると共に、その切欠き溝により囲まれたエ
アバッグリッド部25の離脱変形を防止せしめるため
に、切欠き溝を跨って金属製ヒンジ28及びストッパプ
レート29を設けたインストルメントパネルであるか
ら、これによれば、従来公知のインストルメントパネル
の成形工程で構成された既存のインストルメントパネル
21を基にして、スリット26加工及びヒンジ、補強部
品等を取付ける二次加工でインストルメントパネルを構
成することができるので従来のエアバッグリッドを開閉
可能に設けたインストルメントパネルの構成に比して、
構成部品が少なく、しかも成作工程、組立工程が大幅に
削減でき経済性と生産性にすぐれたインストルメントパ
ネルが提供できる。
【0015】また、インストルメントバネルにあって
は、その表皮表面にパーティングラインが生じないため
に一見エアバッグの膨出用開口部の有無が判らず外観
的、デザイン的にも異和感のないインストルメントパネ
ルが提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の構造説明図。
【図2】図1の平面説明図。
【図3】本発明実施例の構造説明図。
【図4】図3の平面説明図。
【図5】図3の要部拡大断面図。
【符号の説明】
21…インストルメントパネル 22…芯材 23…発泡層 24…表皮 25…エアバッグリッド 26…スリット 27…連結部 28…金属製ヒン
ジ 29…ストッパプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル芯材(22)
    と、表皮(24)と、この芯材と表皮との間に発泡層
    (23)を一体形成してなるインストルメントパネル
    (21)において、そのインストルメントパネルの芯材
    より、発泡層、及び表皮の裏面にかけてエアバッグユニ
    ットの取付位置に対応するサークル形状の破断用切欠き
    溝(26)を設けると共に、その切欠き溝により囲まれ
    たエアバッグリッド部(25)の離脱変形を防止せしめ
    るために、切欠き溝を跨って金属製ヒンジ(28)及び
    ストッパプレート(29)を設けたことを特徴とするイ
    ンストルメントパネル。
JP4003247A 1992-01-10 1992-01-10 インストルメントパネル Pending JPH05185894A (ja)

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