JPH10236176A - トランスファ装置 - Google Patents

トランスファ装置

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JPH10236176A
JPH10236176A JP4445097A JP4445097A JPH10236176A JP H10236176 A JPH10236176 A JP H10236176A JP 4445097 A JP4445097 A JP 4445097A JP 4445097 A JP4445097 A JP 4445097A JP H10236176 A JPH10236176 A JP H10236176A
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JP
Japan
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shaft
transfer device
output shafts
pair
differential
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JP4445097A
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Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
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Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向長さをコンパクト化できるトランスフ
ァ装置の提供を課題とする。 【解決手段】 入力軸11と同軸の一対の出力軸27,
29を有するセンタデフ13と、センタデフ13の軸方
向両側に配置され一対の出力軸27,29に平行な従動
軸59を介して一対の出力軸27,29間を連結するチ
ェーン駆動経路55,56と、従動軸59上に配置され
チェーン駆動経路55,56間を断続する油圧多板摩擦
クラッチ機構57とを備え、同摩擦クラッチ機構57が
一対の出力軸27,29から離間して配置されてなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪駆動車のトラ
ンスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスファ装置は、例えば縦置
きエンジン式の4輪駆動車の場合、車両の前後方向に前
からエンジン、トランスミッション、トランスファ装置
が順に配置されるので全体長さが長くなって、振動の問
題が生じる恐れがあり、また後輪へ駆動力を伝達するプ
ロペラシャフトの配置スペースが小さくなるという問題
がある。
【0003】そこで、例えば特開平4−365634号
公報に開示された構成では、縦置きのトランスファ装置
の車両前後方向に延びるベベルギヤ式センタデフの後輪
駆動側サイドギヤと前輪駆動側スプロケットとを半径方
向内外に重ね合わせて配置することにより、前後の軸方
向長さを短くして、トランスファ装置の前後方向のコン
パクト化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このトラン
スファ装置の場合、センタデフと同軸で後輪駆動側に隣
接して差動制限装置を設けているので、その分、トラン
スファ装置の前後の軸方向長さが後輪側へ長くなるのは
避けられない。
【0005】そこで、本発明は、軸方向長さをコンパク
ト化できるトランスファ装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、入力軸と同軸の一対の出
力軸を有する差動機構と、前記差動機構の軸方向両側に
配置され前記一対の出力軸に平行な第2軸を介して前記
一対の出力軸間を連結する連結機構と、前記第2軸上に
配置され前記連結機構の連結を断続するクラッチ機構と
を備え、前記クラッチ機構が前記一対の出力軸から離間
して配置されてなることを特徴とする。
【0007】したがって、クラッチ機構が一対の出力軸
から離間して配置されているので、トランスファ装置の
入出力軸間の長さが短く抑えられ、コンパクト化され
る。
【0008】そして、クラッチ機構の開放時には連結機
構による一対の出力軸間の連結が断たれるので、差動機
構の作用により一対の出力軸間に差動回転が許容され
る。一方、クラッチ機構の締結時には第2軸を介して連
結機構により一対の出力軸間が連結されるので差動回転
が制限され、低速側出力軸の駆動トルクが増加し、高速
側出力軸の駆動トルクがその分減少する。さらに、差動
制限力はクラッチ機構に摩擦クラッチ等を用いることに
より、摩擦クラッチの締結の度合いによって無段階に制
御可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のトランスファ装置であって、前記連結機構が、前記一
対の出力軸と前記第2軸との間を連結するチェーン伝動
機構であることを特徴とする。
【0010】したがって、請求項1の発明と同等の作用
・効果が得られると共に、クラッチ機構を一対の出力軸
から離間して配置することが容易になる。
【0011】また、一対の出力軸間がチェーン伝動機構
により連結されるので、チェーン伝動機構のスプロケッ
トの歯数の変更により差動制限力の設定変更の自由度が
拡大される。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のトランスファ装置であって、前記連結機構が、前記一
対の出力軸と前記第2軸との間を連結するギヤ伝動機構
であることを特徴とする。
【0013】したがって、請求項1の発明と同等の作用
・効果が得られると共に、クラッチ機構を一対の出力軸
から離間して配置することが容易になる。
【0014】また、一対の出力軸間がギヤ伝動機構によ
り連結されるので、ギヤ伝動機構のギヤの歯数の変更に
より差動制限力の設定変更の自由度が拡大される。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載のトランスファ装置であって、前記差動
機構は、ベベルギヤ式差動機構であり、一対のサイドギ
ヤと該サイドギヤを収容するケースとの間にそれぞれ第
2クラッチ機構を備えてなることを特徴とする。
【0016】したがって、請求項1〜3のいずれかの発
明と同等の作用・効果が得られると共に、差動機構に内
臓された第2クラッチ機構によるトルク感応型の差動制
限力が付加されるので、差動制限力が一層強化される。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のトランスファ装置であって、前記クラッチ機構が、該
クラッチ機構の入出力部材間の差動回転により作動する
オイルポンプを備えることを特徴とする。
【0018】したがって、請求項4の発明と同等の作用
・効果が得られると共に、オイルポンプが前後輪の差動
回転時にだけ作動するので、駆動ロスが少なくて済む。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]本発明の第1実施形態を図1により説
明する。図1は本実施形態のトランスファ装置を適用し
た縦置きエンジン式の4輪駆動車の動力伝達系を示すス
ケルトン図である。図1における左方が車両の前部であ
る。
【0020】図1に示すように、エンジン1、トランス
ミッション3、トランスファ装置5がこの順に前後に配
置されている。エンジン1の駆動力はトランスミッショ
ン3にて変速され、ついでトランスファ装置5で駆動力
が前輪7側と後輪9側とに配分される。
【0021】トランスファ装置5のトランスファケース
5aは、トランスミッション3を収容するトランスミッ
ションケース3aに取り付けられ、トランスミッション
3の出力軸に連結された入力軸11に駆動力が入力され
る。
【0022】トランスファケース5内にはベベルギヤ式
のセンタデフ(差動機構)13が配置され、ピニオンシ
ャフト15が入力軸11上に固定されている。こうし
て、駆動力はセンタデフ13のピニオンシャフト15に
入力される。そして、ピニオンシャフト15上にはピニ
オンギヤ17が回転自在に支持され、ピニオンギヤ17
は対向配置された左右の出力側サイドギヤ21,23と
噛み合っている。そして、サイドギヤ21,23および
ピニオンギヤ17を収容するデフケース25が左右の出
力軸27,29上に相対回転可能に支持されている。
【0023】左のサイドギヤ21は、入力軸11上に相
対回転可能に支持されると共に、同様に入力軸11上に
相対回転可能に支持された中空軸状の左出力軸27に連
結されている。そして、左出力軸27上に左駆動スプロ
ケット31が固定されている。一方、右のサイドギヤ2
3は右出力軸29に連結され、右出力軸29はトランス
ファケース5aにベアリング33を介して回転可能に支
持されるている。そして、右出力軸29上には右駆動ス
プロケット35が固定されている。
【0024】そして、右出力軸29はトランスファケー
ス5aからさらに右方へ延出し、ジョイント37、プロ
ペラシャフト39およびリヤデフ41を経て、後輪9に
連結され、これを駆動する。
【0025】そして、センタデフ13の左右の出力軸2
7,29の間が、後述する従動軸(第2軸)59および
油圧多板摩擦クラッチ機構57(クラッチ機構、以下摩
擦クラッチ機構57という)を介して左右のチェーン駆
動経路(連結機構、チェーン伝動機構)55,56によ
り連結され、摩擦クラッチ機構57によりその連結を断
続される構成となっている。
【0026】上記左右のチェーン駆動経路55,56は
つぎのように構成されている。すなわち、トランスファ
ケース5a内には左右の出力軸27,29と平行に従動
軸59が配置されている。従動軸59の両端部はベアリ
ング62,63を介してトランスファケース5aとクラ
ッチケース57aとに回転可能に支持されている。そし
て、従動軸59上の、左駆動スプロケット31に対応す
る部位には左従動スプロケット45が固定されている。
【0027】一方、従動軸59上の、右駆動スプロケッ
ト35に対応する部位には右従動スプロケット47が配
置されているが、この右従動スプロケット47はその中
空軸部47aがベアリング61を介してトランスファケ
ース5aに回転可能に支持され、従動軸59とき相対回
転可能に支持されている。
【0028】そして、左駆動スプロケット31と左従動
スプロケット45との間、および右駆動スプロケット3
5と右従動スプロケット47との間には、それぞれチェ
ーン51,53が巻き回され、左右のチェーン駆動経路
55,56が形成されている。
【0029】従動軸59の左端部には、ジョイント6
5、プロペラシャフト67およびフロントデフ69を経
て、前輪7に連結され、これを駆動する。一方、従動軸
59の右端部は、上記摩擦クラッチ機構57と右のチェ
ーン駆動経路56とを介して右の出力軸29に連結され
ている。
【0030】摩擦クラッチ機構57は、油圧多板摩擦ク
ラッチ73(以下クラッチ73という)とクラッチ73
を断続操作する油圧アクチュエータ81とからなり、ク
ラッチケース57aに収容されクラッチユニットの状態
で取付け具83によりトランスファケース5aに取付け
られている。
【0031】このように摩擦クラッチ機構57がトラン
スファケース5aに取付けられた状態で、上記の従動軸
59の右端部にクラッチ73のクラッチハウジング75
が固定される。クラッチハウジング75内にはこれに回
転方向に連結されたアウタプレート77と、右従動スプ
ロケット47の中空軸部47aに回転方向に連結された
インナディスク79とが中空軸部47a(従動軸59)
の軸方向に交互に配置されている。そして、アウタプレ
ート77とインナディスク79とが油圧アクチュエータ
81により押圧され締結すると、従動軸59(つまり左
出力軸27)と右従動スプロケット47(つまり右出力
軸29)とが連結される。
【0032】つぎに、このトランスファ装置の作用を説
明する。
【0033】センタデフ13において左右のサイドギヤ
21,23に等配分された駆動力は、クラッチ73が開
放されている場合、一方は前輪7側の駆動力伝達経路を
経て前輪7を駆動する。すなわち、左サイドギヤ21、
左出力軸27、左駆動スプロケット31、チェーン5
1、左従動スプロケット45、プロペラシャフト67お
よびフロントデフ69を経て前輪7を駆動する。また、
他方は後輪43側の駆動力伝達経路を経て後輪9を駆動
する。すなわち、右サイドギヤ23、右出力軸29、プ
ロペラシャフト39およびリヤデフ41を経て後輪9を
駆動する。
【0034】クラッチ73が油圧アクチュエータ81に
より締結されると、左右のチェーン駆動経路55,56
を介しての左右の出力軸27,29が連結される。この
とき、右の出力軸29が左の出力軸27により加速され
る場合には、右の出力軸29のトルクが増加し、左の出
力軸27のトルクがその分減少する。これと逆に右の出
力軸29が左の出力軸27により減速される場合には、
トルクの増減も上記と逆になる。
【0035】上記の加減速の度合いの設定は、各スプロ
ケット31,45と35,47との歯数の選定、つまり
左右のチェーン駆動経路55,56の速比の選定により
行うことができる。また、加減速のどちらに設定した場
合であっても、クラッチ73の締結の度合いを油圧アク
チュエータ81の押圧力により変化させることが可能
で、さらにその変化を無段階に行うことが可能である。
【0036】これにより、車両の走行状態に応じた前後
輪間の駆動トルク配分を制御することが可能となると共
に、トランスファ装置の出力端部が外方(この場合は後
方)に長くなることが避けられる。
【0037】こうして、本実施形態によれば、エンジン
1、トランスミッション3、トランスファ装置5が車両
の前後方向に一列に配置されても、チェーン駆動経路5
5,56により摩擦クラッチ機構57をトランスファ装
置の主軸(右出力軸29)から離間させることにより、
軸方向長さをコンパクトに抑えることが可能となると共
に、車両の走行状態に応じた前後輪7,9間の駆動トル
ク配分を制御することが可能である。
【0038】また、摩擦クラッチ機構57をセット状態
で内蔵するクラッチケース57aをトランスファケース
5aに取り付ける構成であるので、摩擦クラッチ機構5
7の組付け性および整備性がよい。また、摩擦クラッチ
機構57をトランスファケース5aの下部に配置可能で
あり、その場合クラッチ73部の潤滑性が向上する。
【0039】なお、本実施形態では油圧多板摩擦クラッ
チ73を示したが、他の回転差感応型の機械的カップリ
ングを用いてももちろんよい。
【0040】また、ベベルギヤ式センタデフ13を示し
たが、他の遊星ギヤ式のセンタデフを用いてももちろん
よく、その場合にはトランスファ装置の軸方向長さをよ
りコンパクトに抑えることが可能となると共に、センタ
デフにおけるトルク配分を不等配分にすることも可能と
なる。
【0041】また、左右のチェーン駆動経路55,56
の代りにギヤによる駆動経路(ギヤ伝動機構)を用いて
ももちろんよい。
【0042】[第2実施形態]本発明の第2実施形態を
図2により説明する。図2は本実施形態のトランスファ
装置を適用した縦置きエンジン式の4輪駆動車の動力伝
達系を示すスケルトン図である。図2における左方が車
両の前部である。
【0043】このトランスファ装置は上記第1実施形態
とはセンタデフとクラッチ機構とが相違し、その他は同
じである。したがって、相違点を説明し、重複する説明
は省略する。
【0044】センタデフ113の左右のサイドギヤ12
1,123の各背面とデフケース(ケース)125との
間に多板摩擦クラッチ(第2クラッチ機構)127,1
27(以下クラッチ127という)が配置されている。
サイドギヤ121,123はピニオンギヤ117との噛
み合いにより入力に応じたスラストを受け、各クラッチ
127,127をそれぞれデフケース125側へ押圧す
る。
【0045】一方、油圧多板摩擦クラッチ機構157
(クラッチ機構)は、油圧多板摩擦クラッチ173(以
下クラッチ173という)とアクチュエータ181とア
クチュエータ181に作動油圧を供給するオイルポンプ
183とからなる。オイルポンプ183はアクチュエー
タ181の右方に隣接配置され、クラッチ機構157は
セット状態でクラッチケース157aに内臓されてい
る。
【0046】そして、オイルポンプ183は従動軸(第
2軸、クラッチ機構の入出力部材)159(つまりクラ
ッチハウジング175、左出力軸127)と右従動スプ
ロケット(クラッチ機構の入出力部材)147(つまり
右出力軸129)との間に回転数差が生じたときに作動
し、作動油圧は回転数差の増大に応じて上昇する。こう
して、左右の出力軸127,129は互いの間に回転数
差が生じたときだけ、デフケース125内のクラッチ1
27により連結されると共に、従動軸159側のクラッ
チ173により連結され、クラッチ173の締結力は回
転数差の増加に応じて締結力が増加する。
【0047】このような構成により、このトランスファ
装置では、前後輪7,9(つまり左右のサイドギヤ12
1,123)が差動回転すると各クラッチ127,12
7に生じる摩擦抵抗がトルク感応型の差動制限力となっ
て作用する。これと同時に、クラッチ173が差動回転
数に応じて締結され、この回転差感応型の差動制限力
(締結トルク)が上記差動制限力に付加される。
【0048】こうして、本実施形態によれば、摩擦クラ
ッチ機構157を主軸(右出力軸129)からの離間配
置させることによりトランスファ装置の軸方向長さをコ
ンパクトに抑えることができるので、センタデフ113
内に差動制限用のクラッチ127を配置することがで
き、これによりトルク感応型の差動制限力が得られると
共に、クラッチ173による回転差感応型の差動制限力
が得られ、低速側車輪への駆動トルクの移動が自動的に
なされる。
【0049】なお、上記油圧多板摩擦クラッチ173の
代りにビスカスカップリング等オイルの粘性抵抗を利用
するカップリングをクラッチ機構として用いてももちろ
んよい。
【0050】また、摩擦クラッチ機構157がクラッチ
ケース157aに内臓されているので、摩擦クラッチ機
構157の組付け性および整備性がよい点、およびその
配置によりクラッチ173部の潤滑性が向上する点につ
いては、上記第1実施形態と同等の作用・効果が得られ
る。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、クラッチ機構が一対の出力軸
から離間して配置されているので、トランスファ装置の
入出力軸間の長さが短く抑えられ、コンパクト化され
る。
【0052】そして、クラッチ機構の開放時には連結機
構による一対の出力軸間の連結が断たれるので、差動機
構の作用により一対の出力軸間に差動回転が許容され
る。一方、クラッチ機構の締結時には第2軸を介して連
結機構により一対の出力軸間が連結されるので差動回転
が制限され、低速側出力軸の駆動トルクが増加し、高速
側出力軸の駆動トルクがその分減少する。さらに、差動
制限力はクラッチの締結の度合いにより無段階に制御可
能である。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明と同等の効果が得られると共に、チェーン伝動機
構によりクラッチ機構を一対の出力軸から離間して配置
することが容易になる。
【0054】また、チェーン伝動機構のスプロケットの
歯数の変更により差動制限力の設定変更の自由度が拡大
される。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の発明と同等の効果が得られると共に、ギヤ伝動機構に
よりクラッチ機構を一対の出力軸から離間して配置する
ことが容易になる。
【0056】また、ギヤ伝動機構のギヤの歯数の変更に
より差動制限力の設定変更の自由度が拡大される。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれかの発明と同等の効果が得られると共に、
差動機構に内臓された第2クラッチ機構によるトルク感
応型の差動制限力が付加されるので、差動制限力が一層
強化される。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明と同等の効果が得られると共に、オイルポンプが
前後輪の差動回転時にだけ作動するので、駆動ロスが少
なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のスケルトン図である。
【図2】第2実施形態のスケルトン図である。
【符号の説明】
5 トランスファ装置 5a トランスファケース 7 前輪 9 後輪 11 入力軸 13,113 センタデフ(差動機構) 15 ピニオンシャフト 17,117 ピニオンギヤ 21,23,121,123 サイドギヤ 25 デフケース 27,29,127,129 出力軸 31,35 駆動スプロケット 39,67 プロペラシャフト 45,47 従動スプロケット 55,56 チェーン駆動経路(連結機構、チェーン伝
動機構) 57,157 油圧多板摩擦クラッチ機構(クラッチ機
構) 57a,157a クラッチケース 59 従動軸(第2軸) 73,173 油圧多板摩擦クラッチ 81,181 油圧アクチュエータ 125 デフケース(ケース) 127 多板摩擦クラッチ(第2クラッチ機構) 147 従動スプロケット(クラッチ機構の入出力部
材) 159 従動軸(第2軸、クラッチ機構の入出力部材) 183 オイルポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と同軸の一対の出力軸を有する差
    動機構と、 前記差動機構の軸方向両側に配置され前記一対の出力軸
    に平行な第2軸を介して前記一対の出力軸間を連結する
    連結機構と、 前記第2軸上に配置され前記連結機構の連結を断続する
    クラッチ機構とを備え、 前記クラッチ機構が前記一対の出力軸から離間して配置
    されてなることを特徴とするトランスファ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトランスファ装置であ
    って、 前記連結機構が、前記一対の出力軸と前記第2軸との間
    を連結するチェーン伝動機構であることを特徴とするト
    ランスファ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のトランスファ装置であ
    って、 前記連結機構が、前記一対の出力軸と前記第2軸との間
    を連結するギヤ伝動機構であることを特徴とするトラン
    スファ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のトラン
    スファ装置であって、 前記差動機構は、ベベルギヤ式差動機構であり、一対の
    サイドギヤと該サイドギヤを収容するケースとの間にそ
    れぞれ第2クラッチ機構を備えてなることを特徴とする
    トランスファ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のトランスファ装置であ
    って、 前記クラッチ機構が、該クラッチ機構の入出力部材間の
    差動回転により作動するオイルポンプを備えることを特
    徴とするトランスファ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102010020535A1 (de) * 2010-05-14 2011-11-17 Volkswagen Ag Differentialanordnung für einen Antriebsstrang eines Kraftfahrzeuges
CN110594313A (zh) * 2019-09-23 2019-12-20 浙江铃丰科技有限公司 一种新型离合器总成
CN111247912A (zh) * 2020-03-24 2020-06-09 华中农业大学 直播机气力系统稳压装置
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