JPH10231638A - 立体格納塔 - Google Patents

立体格納塔

Info

Publication number
JPH10231638A
JPH10231638A JP3491097A JP3491097A JPH10231638A JP H10231638 A JPH10231638 A JP H10231638A JP 3491097 A JP3491097 A JP 3491097A JP 3491097 A JP3491097 A JP 3491097A JP H10231638 A JPH10231638 A JP H10231638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lift
rotary table
fork
space
lifting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3491097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Go
健二 郷
Shimeo Tanaka
〆男 田中
Kiyoshi Ido
清 井戸
Yuzo Kawamura
雄三 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIICHI GIKEN KK
Original Assignee
DAIICHI GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIICHI GIKEN KK filed Critical DAIICHI GIKEN KK
Priority to JP3491097A priority Critical patent/JPH10231638A/ja
Publication of JPH10231638A publication Critical patent/JPH10231638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転テーブルに対する格納物の載せ降ろし
を、容易に行うことが可能な立体格納塔を提供するこ
と。 【解決手段】 昇降空間101内には入出庫室103が
設けられ、格納空間102の各階には自動車Cを格納す
るための格納室102aが設けられている。昇降空間1
01は、入出庫室103と各階の格納室102aとを接
続する。自動車Cを載置可能な昇降リフト15は、昇降
空間101内において昇降可能に配置されている。回転
テーブル28は、入出庫室103内において回転可能に
配置されている。副格納室104bは、入出庫室103
の下方側の昇降空間104aに隣接して設けられ、同副
格納室104bには補助テーブル35が格納されてい
る。そして、回転テーブル28に対する自動車Cの載せ
降ろし時には、補助テーブル35が昇降リフト15によ
り搬送されて、そのステップ36が回転テーブル28の
側方に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複数の自
動車を格納する立体駐車塔等の立体格納塔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車塔としては、昇降空間が
鉛直方向に設けられ、同昇降空間内には出入口を有した
入出庫室が設けられている。格納空間は昇降空間の側方
に設けられ、同格納空間の各階には自動車を格納するた
めの格納室が設けられている。昇降空間は、入出庫室と
各階の格納室とを接続する。自動車を載置可能な昇降リ
フトは、昇降空間内において昇降可能に配置されてい
る。そして、同昇降リフトの昇降により、自動車が入出
庫室と各格納室との間で搬送される。
【0003】ここで、前記入出庫室内において、昇降リ
フトに対する自動車の載せ降ろしが、同昇降リフトの何
れの方向からでも可能な構成であるとする。この場合、
同昇降リフトの全幅は、自動車の全長を基準とした大き
なものとなり、昇降空間、ひいては立体駐車塔が大型化
されてしまう。従って、昇降リフトの全長は自動車の全
長を許容するように設定され、全幅は自動車の全幅を許
容すれば良いように設定されている。その結果、昇降リ
フトに対する自動車の自走による載せ降ろしは、全幅同
士が対応した同昇降リフトの前方側或いは後方側から行
われる。
【0004】ところが、立地条件等により、前記出入口
を昇降リフトの前方側及び後方側に設けることができな
い場合がある。狭い入出庫室内では、自動車が自走によ
り昇降リフトの前方側或いは後方側に回り込むこともで
きない。従って、回転テーブルが入出庫室内において回
転可能に配置されている。同回転テーブルの全長は自動
車の全長を許容するように設定され、全幅は自動車の全
幅を許容すれば良いように設定されている。同回転テー
ブルは、昇降リフトと全長同士及び全幅同士が対応し、
同昇降リフトとのすれ違いにより自動車の受け渡し及び
受け取りが可能なリフト位置と、出入口に対して全幅側
が向かう出入り位置との間を回転移動される。
【0005】前記立体駐車塔において自動車を入庫させ
る場合、回転テーブルを出入り位置に移動配置させる。
自動車は出入口を介して入出庫室内に進入され、回転テ
ーブル上で停止される。この状態で、運転者が自動車か
ら降車され、回転テーブルが回転移動されてリフト位置
に配置される。昇降リフトは同回転テーブルとすれ違う
ことにより自動車を受け取り、所定の格納室が位置する
階まで上昇される。同昇降リフトは格納室に自動車を受
け渡し、同自動車は格納室内に格納される。
【0006】また、格納された自動車を出庫させる場
合、昇降リフトは、所定の格納室が位置する階まで上昇
され、同格納室から自動車を受け取る。自動車を受け取
った昇降リフトは、入出庫室まで下降される。この時、
回転テーブルはリフト位置に移動配置されており、昇降
リフトがすれ違うことにより自動車を受け取る。自動車
を受け取った回転テーブルは、出入り位置に回転移動さ
れる。運転者は回転テーブル上の自動車に乗車され、同
自動車は出入口を介して入出庫室外へ出庫される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記回転テ
ーブルは、自動車を載置し得る程度の大きさでしかな
い。このため、運転者は、同回転テーブル上の自動車に
対して足場が殆どない状態で乗降しなくてはならない。
従って、運転者は自動車に対して乗降し難く、回転テー
ブルに対する自動車の載せ降ろし作業が困難となってい
た。
【0008】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、回転テ
ーブルに対する格納物の載せ降ろしを、容易に行うこと
が可能な立体格納塔を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、入出庫室の下方側の昇降空間に
隣接して設けられた副格納室と、同副格納室に格納され
た補助テーブルとを備え、回転テーブルに対する格納物
の載せ降ろし時には、同補助テーブルが昇降リフトによ
り搬送されて回転テーブルの側方に配置される構成の立
体格納塔である。
【0010】請求項2の発明では、前記昇降リフトには
格納物を載置する櫛歯状のフォークが設けられ、回転テ
ーブルには昇降リフトのフォークと互い違いとなるフォ
ークが設けられ、互いのフォーク部分がすれ違うことに
より格納物の受け渡し及び受け取りがなされるものであ
る。
【0011】請求項3の発明では、前記補助テーブルに
は回転テーブルのフォークと互い違いとなるフォーク対
応部が設けられ、補助テーブルが回転テーブルの側方に
配置された際、フォーク対応部は回転テーブルのフォー
ク間隙に入り込む構成である。
【0012】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、回転テーブルに対する格納物の載せ降ろし時に
は、補助テーブルが昇降リフトにより搬送されて、回転
テーブルの側方に配置される。従って、同補助テーブル
を足場にして、回転テーブルに対する格納物の載せ降ろ
しがなされる。
【0013】請求項2の発明においては、昇降リフトと
回転テーブルとが、フォーク部分を以ってすれ違うこと
により、格納物の受け渡し及び受け取りがなされる。請
求項3の発明においては、補助テーブルが回転テーブル
の側方に配置されると、フォーク対応部が回転テーブル
のフォーク間隙に入り込む。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を立体駐車塔に具体
化した一実施形態について説明する。図1及び図2に示
すように、立体駐車塔は外壁11を備え、同外壁11に
よって四側方が取り囲まれている。昇降空間101は、
外壁11によって囲まれた空間の中央部に形成され、鉛
直方向に延びている。格納空間102は昇降空間101
の左右両側方に形成され、同じく鉛直方向に延びてい
る。天板12は外壁11の上端に設けられ、昇降空間1
01及び格納空間102の上方を覆っている。昇降ウイ
ンチ13は同天板12に取り付けられ、昇降空間101
の上端側に配置されている。
【0015】昇降フレーム14は昇降空間101の四隅
に配置されており、同昇降空間101に沿って鉛直方向
に延びている。各昇降フレーム14は横断面「コ」字状
をなし、昇降空間101の前方側に位置する昇降フレー
ム14と後方側に位置する昇降フレーム14とは、その
「コ」字状の開口部を対向させた状態で配置されてい
る。
【0016】昇降リフト15は、昇降空間101内にお
いて前後方向に延びる左右一対のリフトフレーム15a
と、同リフトフレーム15aから互いに対向されるリフ
トフレーム15aに向けて突出された櫛歯状のフォーク
15bとにより構成されている。各リフトフレーム15
aの両端部は、前後の昇降フレーム14の開口部に対し
てそれぞれ挿入されている。前記昇降ウインチ13より
延びる四本のワイヤ13aは、両リフトフレーム15a
の前後端にそれぞれ連結されている。従って、昇降リフ
ト15は、昇降ウインチ13によるワイヤ13aの巻き
上げ或いは繰り出しにより、昇降フレーム14に案内さ
れて昇降空間101内を昇降可能である。
【0017】左右方向に延びる一対の第1ガイドフレー
ム16は、前方側及び後方側の各昇降フレーム14間に
それぞれ横架されている。同第1ガイドフレーム16
は、鉛直方向に沿って、所定間隔をおいて複数が設けら
れている。昇降空間101は、第1ガイドフレーム16
によって複数の階に区画されている。複数の第1駆動ロ
ーラ17は、前後の第1ガイドフレーム16の対向面に
おいて、同第1ガイドフレーム16に沿ってそれぞれ配
設されている。
【0018】同じく左右方向に延びる一対の第2ガイド
フレーム18は、昇降フレーム14と外壁11との間に
それぞれ横架されている。同第2ガイドフレーム18
は、鉛直方向に沿って所定間隔をおいて複数が設けられ
ており、それぞれ前記第1ガイドフレーム16と同じ高
さ位置に配置されている。同第2ガイドフレーム18に
よって格納空間102が複数の階に区画され、各階には
格納室102aが区画形成されている。複数の第2駆動
ローラ19は、前後の第2ガイドフレーム18の対向面
において、同第2ガイドフレーム18に沿ってそれぞれ
配設されている。前記第1駆動ローラ17及び第2駆動
ローラ19は、駆動モータ23,24によって各々正逆
方向に回転駆動される。
【0019】横行トレー21は、各格納室102aにお
いて第2駆動ローラ19上に載置されている。同横行ト
レー21はその左右両側に、前記昇降リフト15のフォ
ーク15bと互い違いに突出する櫛歯状のフォーク21
aを有している。そして、同横行トレー21は、第1駆
動ローラ17及び第2駆動ローラ19の正逆回転によ
り、格納室102aと昇降空間101の同じ階との間で
横行移動可能である。
【0020】前記昇降リフト15及び横行トレー21
は、その一側方のフォーク15b,21aに自動車Cの
一側方の前後輪が載置されるように、他側方のフォーク
15b,21aに自動車Cの他側方の前後輪が載置され
るように構成されている。従って、同横行トレー21及
び昇降リフト15の全長(図2において上下方向の長
さ)は自動車Cの全長を許容するように、全幅(図2に
おいて左右方向の長さ)は自動車Cの全幅を許容すれば
良いようにそれぞれ設定されている。
【0021】図3に示すように、入出庫室103は、昇
降空間101の地上最下階及びそれに隣接された格納空
間102の地上最下階に渡って設けられている。出入口
103aは外壁11の右側方に貫設され、入出庫室10
3を外部に開放している。同出入口103aを介して入
出庫室103を出入りされる自動車Cの向きと、昇降リ
フト15及び横行トレー21上に載置される自動車Cの
向きとは、水平面内で略90°回転された関係となる。
【0022】床板25は入出庫室103の床面を構成
し、同床板25は第1〜第4床板25a〜25dに4分
割されている。つまり、第1及び第2床板25a,25
bは、入出庫室103内において各格納空間102側の
床面を構成し、第3及び第4床板25c,25dは昇降
空間101側の床面を構成する。第1及び第2床板25
a,25bと第3及び第4床板25c,25dとの間に
は、昇降リフト15の昇降の際、そのリフトフレーム1
5aの通過を許容するように、所定の隙間25eが確保
されている。平面半円状をなす凹部39は、第1及び第
2床板25a,25bの表面に凹設され、昇降空間10
1側に開放されている。透孔26は第3及び第4床板2
5c,25d間で開口形成され、従って、入出庫室10
3内において同透孔26位置には床面が存在しない。凹
部39の内縁部及び透孔26の内縁部は同一円周上に存
在し、同部位に沿ってガイドレール27が円環状に設け
られている。なお、同ガイドレール27は、隙間25e
により部分的に離間されている。
【0023】回転テーブル28はその左右両側に、前記
昇降リフト15のフォーク15bと互い違いに突出する
櫛歯状のフォーク28aを有している。同回転テーブル
28は、一側方のフォーク28aに自動車Cの一側方の
前後輪が載置されるように、他側方のフォーク28aに
自動車Cの他側方の前後輪が載置されるように構成され
ている。従って、前記横行トレー21及び昇降リフト1
5と同様に、回転テーブルの全長(図3において上下方
向の長さ)は自動車Cの全長を許容するように、全幅
(図3において左右方向の長さ)は自動車Cの全幅を許
容すれば良いように設定されている。
【0024】複数のテーブルローラ29は、回転テーブ
ル28の前後外周部に回転可能に取着され、同回転テー
ブル28上に設けられた駆動モータ30により回転駆動
される。回転テーブル29は透孔26を閉塞するように
して第3床板25cと第4床板25dとの間に嵌め込ま
れ、テーブルローラ29を介してガイドレール27上で
支持されている。同回転テーブル28の上面と床板25
の上面とは、略面一となっている。そして、同回転テー
ブル28は、テーブルローラ29が駆動モータ30の駆
動によりガイドレール27上を走行されることで、ガイ
ドレール27の中心軸に一致する仮想軸Lを中心として
水平面内で回転可能である。
【0025】回転テーブル28が図3に示す状態に回転
移動されたとき、それはリフト位置であって、昇降リフ
ト15と全長同士及び全幅同士が対応された状態とな
り、同回転テーブル28は昇降空間101内に収まって
いる。従って、同回転テーブル28が透孔26全体にそ
の上方で重なり、同透孔26は略閉塞された状態とな
る。また、同位置にある回転テーブル28は、昇降リフ
ト15とすれ違い可能である。つまり、昇降空間101
内を昇降される昇降リフト15のリフトフレーム15a
は、同回転テーブル28の左右両側方を通過され、同昇
降リフト15のフォーク15bは回転テーブル28のフ
ォーク28aと鉛直方向にすれ違うことが可能である。
【0026】回転テーブル28が図5に示す状態に回転
移動されたとき、それはリフト位置から略90°回転移
動された出入り位置であって、その全長は昇降リフト1
5の全幅方向に対応され、同回転テーブル28の前後端
部は格納空間102側へはみ出している。従って、同回
転テーブル28は透孔26から大きくずれ、同透孔26
の一部(26a)は回転テーブル28の側方で大きく開
放された状態となる。また、同位置にある回転テーブル
28は、出入口103aを介して入出庫室103内を出
入りされる自動車Cとは、全幅同士が対応されている。
つまり、同位置にある回転テーブル28上に載置された
自動車Cは、そのまま直進することで、出入口103a
を介して入出庫室103外へ出庫可能であってなおか
つ、出入口103aを介して入出庫室103内に入庫さ
れた自動車Cは、そのまま直進するのみで、回転テーブ
ル28上の所定位置に停止することが可能である。
【0027】次に本実施形態の特徴点について説明す
る。図1及び図4に示すように、地下空間104は、昇
降空間101及び右方側の格納空間102の下方に凹設
され、それに対応される前記外壁11及び昇降フレーム
14は同地下空間104まで延長されている。同地下空
間104は、前記透孔26を介して入出庫室103と連
通されている。同地下空間104において4本の昇降フ
レーム14により囲まれた部分が、入出庫室103の下
方側の昇降空間101としてのピット104aであり、
右方側の一対の昇降フレーム14と外壁11とに囲まれ
た部分が副格納室104bである。一対の第3ガイドフ
レーム31は、ピット104a内において前方側及び後
方側の各昇降フレーム14間にそれぞれ横架されてい
る。複数の第3駆動ローラ32は、前後の第3ガイドフ
レーム31の対向面において、同第3ガイドフレーム3
1に沿ってそれぞれ配設されている。
【0028】同じく左右方向に延びる一対の第4ガイド
フレーム33は、副格納室104b内において前後の昇
降フレーム14と外壁11との間でそれぞれ横架されて
いる。同第4ガイドフレーム33は、第3ガイドフレー
ム31と同じ高さ位置に配置されている。複数の第4駆
動ローラ34は、前後の第4ガイドフレーム33の対向
面において、同第4ガイドフレーム33に沿ってそれぞ
れ配設されている。前記第3及び第4駆動ローラ32,
34は、駆動モータ37,38によって各々正逆方向に
回転駆動される。
【0029】板状をなす補助テーブル35は、副格納室
104b内において第4駆動ローラ34上に載置されて
いる。ステップ36は補助テーブル35の上面に突設さ
れている。同ステップ36の詳細については、後述する
作用で説明する。同補助テーブル35は、第4及び第3
駆動ローラ34,32の正逆回転により、副格納室10
4bとピット104aとの間で横行移動可能である。
【0030】次に、上記構成の立体駐車塔の作用につい
て説明する。 (入庫動作)自動車Cを立体駐車塔に入庫させるために
は、先ず、昇降リフト15をピット104a内に進入さ
せ、第3ガイドフレーム31よりも下方で待機させてお
く。この状態で、回転テーブル28を回転移動させ、出
入り位置に配置させる(図5)。この時、前述したよう
に、回転テーブル28の側方では透孔26の一部が大き
く開放され、同開放部分26aを介してピット104a
が入出庫室103内に大きく露出開口された状態となっ
ている。
【0031】従って、第3及び第4駆動ローラ32,3
4が正転駆動され、補助テーブル35が副格納室104
bからピット104a内に横行移動される。この状態で
昇降リフト15が上昇され、補助テーブル35が第3駆
動ローラ32から昇降リフト15上面に受け渡される。
昇降リフト15に受け渡された補助テーブル35は、同
昇降リフト15の上昇によりピット104a内を回転テ
ーブル28に向けて上昇される。補助テーブル35が回
転テーブル28に至極接近されると、昇降リフト15が
停止される。この状態で、補助テーブル35のステップ
36が透孔26の開放部分26aに入り込み、同部分2
6aが閉塞される。従って、ピット104aが、入出庫
室103内において回転テーブル28の側方で大きく露
出開口する状況が解消される(図6)。
【0032】つまり、前記補助テーブル35のステップ
36は、出入り位置にある回転テーブル28、第3床板
25c及び第4床板25dを避けて、透孔26の開放部
分26aに進入可能な凹凸形状をなす。特徴的なのは、
回転テーブル28のフォーク28a間に進入されてその
隙間を閉塞するフォーク対応部36aと、前記隙間25
e内に進入されてそれを閉塞する隙間対応部36bとを
同ステップ36が備えることである。なお、ステップ3
6が開放部分26aに入り込んだ状態で、同ステップ3
6の上面と回転テーブル28の上面とは略面一となる。
【0033】補助テーブル35のステップ36が回転テ
ーブル28の側方に配置された状態で、出入口103a
を介して自動車Cを入出庫室103内に乗り入れ、その
まま直進して回転テーブル28上の所定位置で停止させ
る。運転者は、補助テーブル35のステップ36を足場
として利用することで自動車Cから降車され、回転テー
ブル28外へ退避される。
【0034】運転者が回転テーブル28外へ退避される
と、昇降リフト15が補助テーブル35とともに下降し
てピット104a内に進入し、第3ガイドフレーム31
よりも下方に向けて移動される。従って、同昇降リフト
15上の補助テーブル35が、第3駆動ローラ32上に
受け渡される。そして、第3及び第4駆動ローラ32,
34の逆転駆動により、補助テーブル35がピット10
4aから副格納室104bに横行移動され、同副格納室
104b内に格納される。
【0035】自動車Cが載置された回転テーブル28
は、出入り位置からリフト位置に回転移動される(図
3)。そして、補助テーブル35が副格納室104bに
格納された状態で、昇降リフト15が再び上昇され、同
昇降リフト15はリフト位置にある回転テーブル28に
対してフォーク15b,28a部分を以ってすれ違う。
従って、同回転テーブル28の自動車Cが昇降リフト1
5上に受け渡される。
【0036】自動車Cを載せた昇降リフト15は昇降空
間101内を上昇され、所定の格納室102aが属する
階よりも上方位置で停止される。格納室102a内の横
行トレー21が、第2駆動ローラ19及び第1駆動ロー
ラ18の正転駆動により昇降空間101に横行移動さ
れ、この状態で、昇降リフト15が下降されることによ
り、同昇降リフト15のフォーク15bと横行トレー2
1のフォーク20aとがすれ違い、昇降リフト15から
横行トレー21に対して自動車Cが受け渡される。自動
車Cを受け取った横行トレー21は、第2駆動ローラ1
9及び第1駆動ローラ18の逆転駆動により格納室10
2a内に横行移動され、自動車Cは所定の格納室102
a内に格納される。
【0037】(出庫動作)自動車Cを立体駐車塔から出
庫させるためには、第2駆動ローラ19及び第1駆動ロ
ーラ18の正転駆動により、同自動車Cが載置された横
行トレー21を格納室102aから昇降空間101に横
行移動させる。この状態で、昇降リフト15を上昇させ
ることにより、同昇降リフト15のフォーク15bと横
行トレー21のフォーク20aとがすれ違い、同横行ト
レー21から昇降リフト15に対して自動車Cが受け渡
される。
【0038】自動車Cを載せた昇降リフト15は、所定
の格納室102aよりも上方位置において一端停止さ
れ、その間に、第2駆動ローラ19及び第1駆動ローラ
18の逆転駆動により、昇降空間101に位置する横行
トレー21が自身の格納室102aに横行移動される。
そして、自動車Cが載置された昇降リフト15は、入出
庫室103に向けて下降される。この時、回転テーブル
28はリフト位置に移動配置されている。従って、下降
される昇降リフト15のフォーク15bと回転テーブル
28のフォーク28aとがすれ違い、同昇降リフト15
から回転テーブル28に対して自動車Cが受け渡され
る。回転テーブル28とすれ違った同昇降リフト15は
そのままピット104a内に進入され、第3ガイドフレ
ーム31よりも下方で停止・待機される。自動車Cを受
け取った回転テーブル28は、出入り位置に回転移動さ
れる。
【0039】回転テーブル28が出入り位置に配置され
ると、同回転テーブル28の側方では透孔26の一部が
大きく開放され、同開放部分26aを介して下方のピッ
ト104aが入出庫室内103に大きく露出開口された
状態となる。従って、前記入庫動作時と同様にして、同
透孔26の開放部分26aを補助テーブル35のステッ
プ36によって閉塞することで、ピット104aが入出
庫室103に大きく露出開口する状況が解消される(図
6)。そして、運転者が回転テーブル28上の自動車C
に対して、補助テーブル35のステップ36を足場とし
て利用することで乗車され、自動車Cを入出庫室103
から出入口103aを介して乗り出すことにより出庫が
完了される。
【0040】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)回転テーブル28に対する自動車Cの載せ降ろし
時には、同回転テーブル28の側方に補助テーブル35
が配置される。そして、運転者は、補助テーブル35の
ステップ36を足場として利用することで、回転テーブ
ル28上の自動車Cに乗降される。従って、運転者は、
回転テーブル28上の自動車Cに対して乗降し易く、同
回転テーブル28に対する同自動車Cの載せ降ろし作業
を容易に行い得る。
【0041】(2)回転テーブル28が出入り位置に移
動配置された際、同回転テーブル28の側方では透孔2
6の一部が大きく開放される。しかし、補助テーブル3
5が回転テーブル28の側方に配置されることで、その
ステップ36が同透孔26の開放部分26aを殆ど閉塞
することとなり、ピット104aが入出庫室103内で
大きく露出開口する状況は解消される。従って、回転テ
ーブル28上の自動車Cに対する運転者の乗降は安全に
なされる。
【0042】(3)昇降リフト15を補助テーブル35
の昇降移動に利用している。従って、同補助テーブル3
5専用の昇降機構を必要とせず、立体駐車塔を簡単かつ
安価に構成できる。
【0043】(4)前記補助テーブル35のステップ3
6はフォーク対応部36aを備え、同フォーク対応部3
6aは、回転テーブル28のフォーク28a間隙に入り
込む。従って、フォーク28a部分の凹凸が緩やかとな
り、回転テーブル28に対する自動車Cの載せ降ろしが
スムーズとなるし、同自動車Cに乗降される運転者の足
場がさらに安定される。
【0044】(5)補助テーブル35のステップ36上
面、回転テーブル28の上面及び床板25は略面一とな
る。従って、回転テーブル28に対する自動車Cの載せ
降ろしがさらにスムーズとなるし、同自動車Cに乗降さ
れる運転者の足場がさらに安定される。
【0045】なお、本発明に趣旨から逸脱しない範囲
で、以下の態様でも実施できる。 (1)自動車C以外の格納物を格納する立体格納塔にお
いて具体化すること。例えば、格納物としての荷物を収
容する立体倉庫が挙げられる。
【0046】(2)上記実施形態において出入口103
aは、昇降リフト15の側方に開口形成されていたが、
同出入口103aを昇降リフト15の斜め前方側や斜め
後方側に開口形成しても良い。つまり、立地条件等によ
り、出入口103の位置を昇降リフト15に対して水平
方向360°のいずれに設定しても、本発明はその効果
を有効に奏する。
【0047】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)前記格納物は自動車Cである請求項1〜3のいず
れかに記載の立体格納塔。
【0048】このようにすれば、回転テーブル28上の
自動車Cに対する運転者の乗降が容易となる。 (2)回転テーブル28の側方に配置された補助テーブ
ル35は、同回転テーブル28と面一となる請求項1〜
3のいずれかに記載の立体格納塔。
【0049】このようにすれば、回転テーブル28に対
する自動車Cの載せ降ろしがスムーズとなるし、同自動
車Cに乗降される運転者の足場がさらに安定される。
【0050】
【発明の効果】上記構成の請求項1及び2の発明によれ
ば、回転テーブルに対する格納物の載せ降ろしを容易に
行うことが可能となる。
【0051】請求項3の発明によれば、回転テーブルに
対する格納物の載せ降ろしを、さらに容易に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 立体駐車塔を模式的に示す正面図。
【図2】 立体駐車塔の各階の横断面図。
【図3】 立体駐車装置の入出庫室の横断面図。
【図4】 立体駐車装置の地下空間の横断面図。
【図5】 出入り位置にある回転テーブルを示す説明
図。
【図6】 補助テーブルが配置された状態を示す説明
図。
【符号の説明】
15…昇降リフト、28…回転テーブル、35…補助テ
ーブル、101…昇降空間、102…格納空間、102
a…格納室、103…入出庫室、104a…入出庫室の
下方側の昇降空間としてのピット、104…副格納室、
C…格納物としての自動車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 雄三 岐阜県岐阜市茜部野瀬2丁目11番地 第一 技建 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出庫室を備えた昇降空間と、同昇降空
    間の側方に設けられ、格納物が格納される格納室を備え
    た格納空間と、昇降空間内に昇降可能に配置され、入出
    庫室と格納室との間で格納物を搬送する昇降リフトと、
    入出庫室内に回転可能に配置され、昇降リフトとのすれ
    違いにより格納物の受け渡し及び受け取りが可能な回転
    テーブルとを備えた立体格納塔において、 前記入出庫室の下方側の昇降空間に隣接して設けられた
    副格納室と、同副格納室に格納された補助テーブルとを
    備え、回転テーブルに対する格納物の載せ降ろし時に
    は、同補助テーブルが昇降リフトにより搬送されて回転
    テーブルの側方に配置される構成の立体格納塔。
  2. 【請求項2】 前記昇降リフトには格納物を載置する櫛
    歯状のフォークが設けられ、回転テーブルには昇降リフ
    トのフォークと互い違いとなるフォークが設けられ、互
    いのフォーク部分がすれ違うことにより格納物の受け渡
    し及び受け取りがなされる請求項1に記載の立体格納
    塔。
  3. 【請求項3】 前記補助テーブルには回転テーブルのフ
    ォークと互い違いとなるフォーク対応部が設けられ、補
    助テーブルが回転テーブルの側方に配置された際、フォ
    ーク対応部は回転テーブルのフォーク間隙に入り込む請
    求項2に記載の立体格納塔。
JP3491097A 1997-02-19 1997-02-19 立体格納塔 Pending JPH10231638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3491097A JPH10231638A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 立体格納塔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3491097A JPH10231638A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 立体格納塔

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10231638A true JPH10231638A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12427369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3491097A Pending JPH10231638A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 立体格納塔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10231638A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104712162A (zh) * 2015-03-07 2015-06-17 赵敏卿 一种多层无避让立体车库及其存取车方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104712162A (zh) * 2015-03-07 2015-06-17 赵敏卿 一种多层无避让立体车库及其存取车方法
CN104712162B (zh) * 2015-03-07 2017-08-22 赵敏卿 一种多层无避让立体车库及其存取车方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10231638A (ja) 立体格納塔
JP3091129B2 (ja) 搬送物のはみ出し検出装置
JP3458064B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
JP3606342B2 (ja) 機械式立体駐車装置
JP2961085B2 (ja) 格納システム
JP2633172B2 (ja) トレー型エレベータ式立体駐車装置
JP2679752B2 (ja) 立体駐車場
KR20230121307A (ko) 다면 입출차 방식 주차 시스템
JP3426978B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
JP5469431B2 (ja) 機械式駐車設備及びその車両入出庫方法
JP3458067B2 (ja) 連塔型駐車設備
JP2679751B2 (ja) 立体駐車場
JP4318406B2 (ja) 前面空地付き縦列型昇降式駐車装置
JPH06264638A (ja) 立体駐車場
JP2728152B2 (ja) 立体駐車場
JPH0142622Y2 (ja)
JPH08158686A (ja) 簡易型パレット式立体駐車場
JP2978087B2 (ja) 格納システム
JPH0122050Y2 (ja)
JP2909436B2 (ja) 搬入搬出機構
JPH0718904A (ja) エレベータ式立体保管設備
JPH11147603A (ja) 可動床式移動棚の移動タラップ装置
JPH0742393A (ja) 立体駐車装置におけるゲート装置
JP2899546B2 (ja) 格納システム
JP3240490B2 (ja) 立体駐車装置の車両入出庫装置