JPH10230233A - ワイヤロープ清掃装置 - Google Patents

ワイヤロープ清掃装置

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JPH10230233A
JPH10230233A JP9037313A JP3731397A JPH10230233A JP H10230233 A JPH10230233 A JP H10230233A JP 9037313 A JP9037313 A JP 9037313A JP 3731397 A JP3731397 A JP 3731397A JP H10230233 A JPH10230233 A JP H10230233A
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wire rope
cleaning brush
scraper
cleaning
deposits
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JP9037313A
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Hiroki Tomura
宏樹 戸村
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Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒状の回転ブラシに付着したワイヤロープ
の付着物を確実に除去する。 【解決手段】 ワイヤロープ1に接して両側に設けられ
ワイヤロープ1と直交する軸を中心に回転する円筒状清
掃ブラシ2と、円弧状の断面形状を有し清掃ブラシ2の
円筒表面に沿って設けられ清掃ブラシ2に付着した付着
物を掻き落とす第1スクレーパ3と、内部をワイヤロー
プ1が貫通するロープ孔を有し清掃ブラシ2の円筒面と
接する斜面を有して清掃ブラシ2に付着した付着物を掻
き落とす第2スクレーパ4と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤロープに付着
している硬化したグリース、ゴミ等の付着物を除去する
ワイヤロープ清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水門を吊り下げて開閉したり、ゴンドラ
等を吊下げたりするのにワイヤロープが広く使用されて
いる。これらのワイヤロープは一般に麻芯に亜鉛メッキ
された多数の鋼線のより線を巻いて構成されており、錆
の発生や摩耗の防止、また騒音の防止などのためグリー
スを塗布している。このためワイヤロープの外周面には
ゴミや土砂が付着し易く、またグリース自体も硬化して
付着しており、これらの付着物がワイヤロープの巻き取
り装置に機械的損傷を与えていた。
【0003】このため、ワイヤロープ表面の付着物を定
期的に除去し、新しいグリースを塗布する必要があり、
従来は人手によりこれらの作業が行われていたが、高所
での作業が多いため近年ブラシ等によりワイヤロープの
外周面を自動的に清掃する清掃装置が提案されており、
本出願人も特開平7−108229号公報でこのような
ワイヤロープ自動清掃装置を開示している。本装置はワ
イヤロープの両側にワイヤロープと直交する円筒状清掃
ブラシを設けて付着物を掻き落とし、清掃ブラシの表面
に沿って設けられた断面が円弧状のスクレーパで清掃ブ
ラシに付着した付着物を除去するようにしたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし清掃ブラシに付
着した付着物は断面円弧状のスクレーパだけでは十分と
りきれないものがあり、これが清掃ブラシにより再びワ
イヤロープに付着するという悪循環が発生していた。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、円筒状の清掃ブラシに付着したワイヤロープの付
着物を確実に除去するワイヤロープ清掃装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、ワイヤロープに接して両側に
設けられワイヤロープと直交する軸を中心に回転する円
筒状清掃ブラシと、円弧状の断面形状を有し清掃ブラシ
の円筒表面に沿って設けられ清掃ブラシに付着した付着
物を掻き落とす第1スクレーパと、内部をワイヤロープ
が貫通するロープ孔を有し清掃ブラシの円筒面と接する
斜面を有して清掃ブラシに付着した付着物を掻き落とす
第2スクレーパと、を備える。
【0007】ワイヤロープに付着した付着物は回転する
円筒状の清掃ブラシによって掻き取られ清掃ブラシに付
着する。清掃ブラシの円筒状表面に沿って設けられた第
1スクレーパは清掃ブラシに付着した付着物のかなりの
部分を叩き落とすが一部残存している。第2スクレーパ
は清掃ブラシと接する斜面によって残存した清掃ブラシ
の付着物を取り除く。第1スクレーパは清掃ブラシの円
筒面とは間隙を有しててるので、一部の付着物が清掃ブ
ラシに残存するが、第2スクレーパは円筒状の清掃ブラ
シと接しており残存する付着物を除去することができ
る。
【0008】請求項2の発明では、前記第2スクレーパ
は2つ割れ構造を有し、ワイヤロープの両側から装着で
きるようになっている。
【0009】第2スクレーパは内部をワイヤロープが貫
通するようになっているので、2つ割れ構造にしてワイ
ヤロープに容易に取り付けられるようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。本実施形態は水門の吊り上げ用ワイヤ
ロープに用いた場合を示す。図1は本実施形態のワイヤ
ロープ清掃装置をワイヤロープに取り付け清掃している
状態を示す図である。ワイヤロープ1の両側から接して
円筒状の清掃ブラシ2がその回転軸をワイヤロープ1と
直交して後述する支持装置6に回転可能に取り付けられ
ている。各清掃ブラシ2にはワイヤロープ1と反対側に
断面円弧状の第1スクレーパ3が清掃ブラシ2の円筒面
に沿って、かつ所定の間隙を有して支持装置6に取り付
けられている。
【0011】中心をワイヤロープ1が貫通し両清掃ブラ
シ2と接する屋根状の斜面を有した第2スクレーパ4が
設けられている。第2スクレーパ4はゴム製で2つ割り
で構成され、ワイヤロープ1の両側から装着できるよう
になっている。ワイヤロープ1の両側には清掃ブラシ2
を回転駆動するモータ5が支持装置6に取り付けられて
いる。支持装置6はモータ5の回転を清掃ブラシ2に伝
達する歯車等の回転伝達機構を有するとともに清掃ブラ
シ2、第1スクレーパ3、モータ5を支持する。支持装
置6や第2スクレーパ4の下部にはタンク7が設けられ
頂部の開口8より第1および第2スクレーパ3,4で掻
き取った付着物を蓄積する。
【0012】支持装置6からタンク7までのLで示す範
囲が1つの清掃ユニット9を構成する。この清掃ユニッ
ト9を少なくても2個、図に示すように清掃ブラシ2の
回転軸が互いに直交するように配置してワイヤロープ1
に装着する。この清掃ユニット9を図示しない昇降装置
によりワイヤロープ1に沿って昇降させる。
【0013】図2はワイヤロープ1と第2スクレーパ4
との取り合いの状態を示す図である。第2スクレーパ4
の中心にはワイヤロープ1が貫通する孔が設けられてい
る。また、第2スクレーパ4は長さ方向に2つ割りにな
っており、ワイヤロープ1の両側から押し付けることに
より一体にする。
【0014】図3はワイヤロープ1、清掃ブラシ2、第
1スクレーパ3および第2スクレーパ4の関係を示した
図である。ワイヤロープ1に付着した付着物は清掃ブラ
シ2に掻き取られ、清掃ブラシ2に付着し、そのかなり
の部分は第1スクレーパ3により除去されタンク7に落
下する。しかし一部は残存しているので第2スクレーパ
4の傾斜面でこすり取りタンク7に落下させる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
はワイヤロープの両側に設けられた円筒状清掃ブラシの
表面に沿って断面が円弧状の第1スクレーパを設け、さ
らに清掃ブラシが接する斜面を有する第2スクレーパを
設けることによりワイヤロープから掻きとり清掃ブラシ
に付着した付着物を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態をの構成を示す図である。
【図2】第2スクレーパとワイヤロープとの取り合いを
示す図である。
【図3】ワイヤロープ1、清掃ブラシ2、第1スクレー
パ3および第2スクレーパ4の関係を示した図である。
【符号の説明】
1 ワイヤロープ 2 清掃ブラシ 3 第1スクレーパ 4 第2スクレーパ 5 モータ 6 支持装置 7 タンク 8 開口 9 清掃ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤロープに接して両側に設けられワ
    イヤロープと直交する軸を中心に回転する円筒状清掃ブ
    ラシと、円弧状の断面形状を有し清掃ブラシの円筒表面
    に沿って設けられ清掃ブラシに付着した付着物を掻き落
    とす第1スクレーパと、内部をワイヤロープが貫通する
    ロープ孔を有し清掃ブラシの円筒面と接する斜面を有し
    て清掃ブラシに付着した付着物を掻き落とす第2スクレ
    ーパと、を備えたことを特徴とするワイヤロープ清掃装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2スクレーパは2つ割れ構造を有
    し、ワイヤロープの両側から装着できるようになってい
    ることを特徴とする請求項1記載のワイヤロープ清掃装
    置。
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