JP2001031232A - 落下物回収装置 - Google Patents
落下物回収装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】返り側ベルトから落下する途中の落下物を回収
して、ベルトコンベアの下に落下物が堆積しないように
する。落下物の回収手段に、落下物が付着するようなバ
ケットやシュートを使用せず、これらの定期的な清掃作
業を解消する。また、大きな直径を要する回転ドラム等
を使用せず、コンパクトな設備を実現する。 【解決手段】ベルトコンベアの返り側ベルトからの落下
物を回収する落下物回収装置であって、前記ベルトコン
ベアの返り側ベルトの下方に配設した主回収ベルトの水
平部が、該返り側ベルトの幅方向に進行しながら該落下
物を捕捉した後、該主回収ベルトと該主回収ベルトと向
かい合って配設した補助回収ベルトで、落下物を挟んで
上方に持ち上げ、前記ベルトコンベアの往き側ベルトの
積載面に該落下物を運んで回収するようにしたものであ
る。
して、ベルトコンベアの下に落下物が堆積しないように
する。落下物の回収手段に、落下物が付着するようなバ
ケットやシュートを使用せず、これらの定期的な清掃作
業を解消する。また、大きな直径を要する回転ドラム等
を使用せず、コンパクトな設備を実現する。 【解決手段】ベルトコンベアの返り側ベルトからの落下
物を回収する落下物回収装置であって、前記ベルトコン
ベアの返り側ベルトの下方に配設した主回収ベルトの水
平部が、該返り側ベルトの幅方向に進行しながら該落下
物を捕捉した後、該主回収ベルトと該主回収ベルトと向
かい合って配設した補助回収ベルトで、落下物を挟んで
上方に持ち上げ、前記ベルトコンベアの往き側ベルトの
積載面に該落下物を運んで回収するようにしたものであ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベアの
落下物回収装置に関するものである。詳しくは、ベルト
コンベアの返り側ベルトから落下する付着物を捕捉し
て、ベルトコンベアの往き側ベルトに戻すための落下物
回収装置に関する。
落下物回収装置に関するものである。詳しくは、ベルト
コンベアの返り側ベルトから落下する付着物を捕捉し
て、ベルトコンベアの往き側ベルトに戻すための落下物
回収装置に関する。
【０００２】
【従来技術】ベルトコンベアは効率的な大量輸送手段で
あるが、輸送物を積載した往き側ベルトがヘッドプーリ
の外周面に沿って下方へ反転され返り側ベルトになる
と、返り側ベルトの表面に付着した付着物が、ベルト下
に落下して堆積するという問題がある。この落下物を放
置しておくと、返り側ベルトに接触するまで堆積成長
し、ベルトやリターンローラを磨耗させたり、ベルトコ
ンベアの架台に落下物が付着すると腐食を促進させた
り、周辺に飛散して環境を悪化させたりする問題があっ
た。このため従来は、多人数を動員したり、特開平９−
２５００６号広報にあるように低機高のラジコンショベ
ルカーを遠隔操縦して落下物を除去していた。しかし、
このように既に落下した落下物を除去する作業は繰り返
し作業であり、定期的に多くの清掃コスト負担せざるを
得ず、しかも３Ｋ作業であり人手も集まりにくくなって
いる。特開平５−７３４６０号広報では、落下物を途中
で受け止めてベルト往路（往き側ベルト）に投下させる
回収手段が示されている。この方法では、持ち上げコン
ベアのバケットやシュートに落下物が付着しやすく、こ
れらのバケットやシュートを定期的に清掃する必要があ
った。特開平７−２６９４９９号広報では、回収コンベ
アで回収した落下物を環状ケーシングと連結された多数
枚の掻き板でベルトの往き側（往路側）に戻す方法が提
案されている。この方法では、ベルトが停止して次に稼
動するまでの間に落下物が環状ケーシングの中で固着し
て、掻き板が動かなくなる問題が生じていた。特開平５
−２２９６３号広報では、ベルトコンベアの途中に、こ
のベルトコンベアを内部空間に遊挿させた回転リング体
を設け、返りベルトの下面に接触する掻取り部材で掻取
った付着物を回転リングで受けるとともに往き側のベル
ト上に落下させる方法が提案されている。この方法で
は、ベルトコンベアの架台を含む全体を遊挿させるた
め、回転リング体の直径を大きくせざるを得ず大きなス
ペースを要する設備となり、スペース的な制約から現場
設置は困難であった。
あるが、輸送物を積載した往き側ベルトがヘッドプーリ
の外周面に沿って下方へ反転され返り側ベルトになる
と、返り側ベルトの表面に付着した付着物が、ベルト下
に落下して堆積するという問題がある。この落下物を放
置しておくと、返り側ベルトに接触するまで堆積成長
し、ベルトやリターンローラを磨耗させたり、ベルトコ
ンベアの架台に落下物が付着すると腐食を促進させた
り、周辺に飛散して環境を悪化させたりする問題があっ
た。このため従来は、多人数を動員したり、特開平９−
２５００６号広報にあるように低機高のラジコンショベ
ルカーを遠隔操縦して落下物を除去していた。しかし、
このように既に落下した落下物を除去する作業は繰り返
し作業であり、定期的に多くの清掃コスト負担せざるを
得ず、しかも３Ｋ作業であり人手も集まりにくくなって
いる。特開平５−７３４６０号広報では、落下物を途中
で受け止めてベルト往路（往き側ベルト）に投下させる
回収手段が示されている。この方法では、持ち上げコン
ベアのバケットやシュートに落下物が付着しやすく、こ
れらのバケットやシュートを定期的に清掃する必要があ
った。特開平７−２６９４９９号広報では、回収コンベ
アで回収した落下物を環状ケーシングと連結された多数
枚の掻き板でベルトの往き側（往路側）に戻す方法が提
案されている。この方法では、ベルトが停止して次に稼
動するまでの間に落下物が環状ケーシングの中で固着し
て、掻き板が動かなくなる問題が生じていた。特開平５
−２２９６３号広報では、ベルトコンベアの途中に、こ
のベルトコンベアを内部空間に遊挿させた回転リング体
を設け、返りベルトの下面に接触する掻取り部材で掻取
った付着物を回転リングで受けるとともに往き側のベル
ト上に落下させる方法が提案されている。この方法で
は、ベルトコンベアの架台を含む全体を遊挿させるた
め、回転リング体の直径を大きくせざるを得ず大きなス
ペースを要する設備となり、スペース的な制約から現場
設置は困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、以上の
ような問題点を解決するにある。即ち、（１）返り側ベ
ルトから落下する途中の落下物を回収して、ベルトコン
ベアの下に落下物が堆積しないようにする。（２）落下
物が付着するようなバケットやシュートを使用せず、こ
れらの定期的な清掃作業を解消する。（３）大きな直径
を要する回転ドラム等を使用せずコンパクトな設備を実
現する。
ような問題点を解決するにある。即ち、（１）返り側ベ
ルトから落下する途中の落下物を回収して、ベルトコン
ベアの下に落下物が堆積しないようにする。（２）落下
物が付着するようなバケットやシュートを使用せず、こ
れらの定期的な清掃作業を解消する。（３）大きな直径
を要する回転ドラム等を使用せずコンパクトな設備を実
現する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的を具現化する請
求項１記載の落下物回収装置は、ベルトコンベアの返り
側ベルトからの落下物を回収する落下物回収装置であっ
て、前記返り側ベルトの下方に配設した主回収ベルトの
水平部が、該返り側ベルトの幅方向に進行しながら前記
落下物を捕捉した後、該主回収ベルトと、該主回収ベル
トと向かい合って配設した補助回収ベルトで、該落下物
を挟んで上方に持ち上げ、前記ベルトコンベアの往き側
ベルトの積載面に該落下物を運んで回収するようにした
ものである。前記主回収ベルトや補助回収ベルトの駆動
は電動機でも良いし、前記ベルトコンベアの往き側ある
いは前記ベルトコンベアの返り側のベルトを利用して取
り出しても良い。請求項２記載の落下物回収装置は、前
記主回収ベルトと前記補助回収ベルトで前記落下物を挟
んで上方に持ち上げる区間を傾斜させたものである。請
求項３記載の落下物回収装置は、ベルトコンベアの輸送
速度に対して、前記主回収ベルトと前記補助回収ベルト
の速度を５０分の１以下にしたものである。請求項４記
載の落下物回収装置は、前記主回収ベルトと前記補助回
収ベルトの駆動手段が、ベルトコンベアの返り側ベルト
に押圧されたロールと伝達軸を介して結合した減速機か
ら、前記主回収ベルトの駆動プーリと前記補助回収ベル
トの駆動プーリに伝達するように構成されている。前記
減速機から前記主回収ベルトの前記駆動プーリと前記補
助回収ベルトの前記駆動プーリに伝達する手段として
は、チェーンホイールとチェーンの組み合わせやｖプー
リとｖベルトの組み合わせや歯車と伝達軸の組み合わせ
等がある。請求項５記載の落下物回収装置は、前記補助
回収ベルトの表面に、該補助回収ベルトの幅方向に突起
物を付けている。前記突起物はベルトを加硫する前にプ
レスで形成しても良いし、加硫後削り出して形成しても
良い。請求項６記載の落下物回収装置は、前記主回収ベ
ルトと前記補助回収ベルトで前記落下物を挟む区間を、
ロールで押さえるものである。前記ロールは前記主回収
ベルト側と前記補助回収ベルト側の該ロールを互いに向
き合わせて配列しても良いし、互い違いに配列しても良
い。
求項１記載の落下物回収装置は、ベルトコンベアの返り
側ベルトからの落下物を回収する落下物回収装置であっ
て、前記返り側ベルトの下方に配設した主回収ベルトの
水平部が、該返り側ベルトの幅方向に進行しながら前記
落下物を捕捉した後、該主回収ベルトと、該主回収ベル
トと向かい合って配設した補助回収ベルトで、該落下物
を挟んで上方に持ち上げ、前記ベルトコンベアの往き側
ベルトの積載面に該落下物を運んで回収するようにした
ものである。前記主回収ベルトや補助回収ベルトの駆動
は電動機でも良いし、前記ベルトコンベアの往き側ある
いは前記ベルトコンベアの返り側のベルトを利用して取
り出しても良い。請求項２記載の落下物回収装置は、前
記主回収ベルトと前記補助回収ベルトで前記落下物を挟
んで上方に持ち上げる区間を傾斜させたものである。請
求項３記載の落下物回収装置は、ベルトコンベアの輸送
速度に対して、前記主回収ベルトと前記補助回収ベルト
の速度を５０分の１以下にしたものである。請求項４記
載の落下物回収装置は、前記主回収ベルトと前記補助回
収ベルトの駆動手段が、ベルトコンベアの返り側ベルト
に押圧されたロールと伝達軸を介して結合した減速機か
ら、前記主回収ベルトの駆動プーリと前記補助回収ベル
トの駆動プーリに伝達するように構成されている。前記
減速機から前記主回収ベルトの前記駆動プーリと前記補
助回収ベルトの前記駆動プーリに伝達する手段として
は、チェーンホイールとチェーンの組み合わせやｖプー
リとｖベルトの組み合わせや歯車と伝達軸の組み合わせ
等がある。請求項５記載の落下物回収装置は、前記補助
回収ベルトの表面に、該補助回収ベルトの幅方向に突起
物を付けている。前記突起物はベルトを加硫する前にプ
レスで形成しても良いし、加硫後削り出して形成しても
良い。請求項６記載の落下物回収装置は、前記主回収ベ
ルトと前記補助回収ベルトで前記落下物を挟む区間を、
ロールで押さえるものである。前記ロールは前記主回収
ベルト側と前記補助回収ベルト側の該ロールを互いに向
き合わせて配列しても良いし、互い違いに配列しても良
い。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、添付
図面を参照しつつ説明する。図１は、本発明の請求項
１、請求項３、請求項４、請求項６に係る落下物回収装
置をベルトコンベアに取りつけた構造の横断面図を示し
ている。図２は、本発明の請求項２に係る落下物回収装
置をベルトコンベアに取りつけた構造の横断面図を示し
ている。図３は、本発明の請求項５に係る落下物回収装
置において、補助回収ベルトの横断面図を示している。
図４は、本発明の請求項５に係る落下物回収装置におい
て、補助回収ベルトと主回収ベルトの部分断面図であ
る。請求項１記載の落下物回収装置を図１に沿って説明
する。ベルトコンベアの往き側ベルト１６はキャリアロ
ーラ１８で支持され、ヘッドプーリで反転して返り側ベ
ルト１７となり、リターンローラ１９で支持される。請
求項１記載の落下物回収装置は、ベルトコンベアの機側
に設置し、返り側ベルト１７からの落下物２１を回収す
るものであり、返り側ベルト１７の下方に配設した主回
収ベルト１の水平部１ａが、返り側ベルト１７の幅方向
に進行しながら落下物２１を捕捉した後、主回収ベルト
１と、主回収ベルト１と向かい合って配設した補助回収
ベルト２で、落下物２１を挟んで上方に持ち上げ、ベル
トコンベアの往き側ベルト１６の積載面１６ａに落下物
２１を運んで回収するようにしたものである。本発明の
落下物回収装置は、返りベルト１７の付着物２２を掻き
落すための掻き落し板２３の下に設置することにより、
付着物２２を集中的に掻き落して、落下物２１としてま
とめて回収できるので、設置台数を少なくすることがで
きる。主回収ベルト１と補助回収ベルト２の幅は１００
〜１０００ｍｍが良い。１００ｍｍより狭いと落下物２
１を完全に捕捉できない。１０００ｍｍより広いとスペ
ースが大きくなり既設設備への取付けが困難となる。望
ましくは、３００〜５００ｍｍである。主回収ベルト１
と補助回収ベルト２の厚みは１．０〜１０．０ｍｍが良
い。１．０ｍｍより薄いと引張り強度が不充分である。
１０．０ｍｍより厚いと屈曲性の面からプーリ類の径が
大きくなり、設備全体も大きくなるため既存設備への取
付け困難となる。望ましくは２〜５ｍｍである。主回収
ベルト１の駆動プーリ３、主回収ベルト１の従動プーリ
１３と補助回収ベルト２の駆動プーリ４、補助回収ベル
ト２の従動プーリ１４の外径は１０〜２００ｍｍが良
い。１０ｍｍより小さいと駆動プーリ３、４の伝達力が
弱くなり空回りする。２００ｍｍより大きいと各プーリ
の慣性力が大きくなり円滑な起動が困難となる。望まし
くは５０〜１００ｍｍである。請求項２記載の落下物回
収装置は、図２に示すように、主回収ベルト１と補助回
収ベルト２で落下物２１を挟んで上方に持ち上げる区間
を傾斜させたものである。傾斜角度Θは３０〜８０度が
良い。３０度より小さいと主回収ベルト１や補助回収ベ
ルト２の長さが長くなり大きなスペースが必要となり、
既設設備に取付け難くなる。８０度より大きいと補助回
収ベルト２の先端部のプーリ２７と往き側ベルト１６と
の間隔が大きくなり、落下物２１が補助回収ベルトから
往き側ベルトに落下するとき周囲への飛散が問題とな
る。望ましくは４０〜５０度である。図２においては主
回収ベルト１の先端プーリ２６を補助回収ベルトの先端
プーリ２７より高い位置に設置して、主回収ベルト１の
往き側と補助回収ベルト２の往き側とを全面に渡り向き
合わせているが、傾斜角Θが小さければ、主回収ベルト
１と補助回収ベルト２で落下物２１を挟まなくても、補
助回収ベルト２に載せた落下物２１を上方に運べる。従
って、主回収ベルト１の先端プーリ２６を補助回収ベル
ト２の先端プーリ２７より低い位置に設置して主回収ベ
ルト１の長さを短くできる。請求項３記載の落下物回収
装置は、ベルトコンベアの輸送速度に対して、主回収ベ
ルト１と補助回収ベルト２の速度を５０分の１以下にし
たものである。通常、ベルトコンベアの輸送速度は１０
〜１５０ｍ／ｍｉｎであるので、本発明における落下物
回収装置の主回収ベルト１と補助回収ベルト２の速度は
３．０ｍ／ｍｉｎ以下が良い。望ましくは、落下物回収
装置の主回収ベルトと１と補助回収ベルト２の速度は
０．６〜１．２ｍ／ｍｉｎが良い。０．６ｍ／ｍｉｎよ
り遅いと、落下物２１が主回収ベルトに溜まりすぎて上
方に持ち上げるのが困難となる。１．２ｍ／ｍｉｎより
速いと主回収ベルトに溜まる落下物量が少なすぎて回収
効率が悪くなる。請求項４記載の落下物回収装置は、図
１に示すように、主回収ベルト１と補助回収ベルト２の
駆動力手段が、返り側ベルト１７に押圧されたロール９
と伝達軸１０を介して結合した減速機１１から主回収ベ
ルト１の駆動プーリ３と補助回収ベルト２の駆動プーリ
４に伝達するように構成されているものである。減速機
１１にはチェーンホイール１２が２枚付いている。一つ
は、主回収ベルト１の駆動用チェーンホイール１２ａで
あり、もう一つは、補助回収ベルト２の駆動用チェーン
ホイール１２ｂである。チェーンホイール１２ａは主回
収ベルト１の駆動プーリ３のチェーンホイール５とチェ
ーン６で連結されている。チェーンホイール１２ｂは、
補助回収ベルト２の駆動プーリ４のチェーンホイール７
とチェーン８で連結されている。ロール９は返りベルト
１７の上面と下面のいずれに取付けても良い。主回収ベ
ルト１の駆動プーリ３と補助回収ベルト２の駆動プーリ
４の回転方向は逆なので、チェーン６とチェーン７はい
ずれかをたすきがけにする必要がある。図１ではチェー
ン６をたすきがけにしている。請求項５記載の落下物回
収装置は、図３に示すように、補助回収ベルト２の表面
に幅方向に突起物２４を付けている。突起物２４の高さ
は１〜１０ｍｍが良い。１ｍｍより低いと落下物２１を
挟む量が少なくなり効率が悪くなる。１０ｍｍより高い
とベルトの剛性が強くなり補助回収ベルトが回転しにく
くなる。望ましくは３〜６ｍｍである。突起物２４の厚
みは１〜５ｍｍが良い。１ｍｍより薄いと突起物２４の
剛性が弱くなり、主回収ベルトに押付けられたときつぶ
れてしまう。５ｍｍより厚いと収納空間２５が小さくな
り効率が悪くなる。突起物２４のピッチｐは５〜２０ｍ
ｍが良い。５ｍｍより小さいと補助回収ベルトの剛性が
強くなり駆動プーリ４や従動プーリ１４部分で回りにく
くなる。２０ｍｍより大きいと収納空間２５が大きすぎ
て、落下物２１の回収効率が悪くなる。望ましくは、１
０〜１５ｍｍである。突起物２４の断面形状は角型でも
半円型でも台形型でも良い。請求項６記載の落下物回収
装置は、図１に示すように、主回収ベルト１と補助回収
ベルト２で落下物２１を挟む区間を、ロール１５で押さ
えるものである。ロール１５の配置は図１のように対面
させても良いし、図２のように互い違いにしても良い。
ロール径は１０〜１００ｍｍが良い。１０ｍｍより小さ
いとロールが撓みすぎて充分にベルトを押さえることが
できない。１００ｍｍより大きいとロールの回転抵抗が
大きくなり、主回収ベルトと補助回収ベルトに大きな駆
動力が必要となる。望ましくは３０〜６０ｍｍである。
図面を参照しつつ説明する。図１は、本発明の請求項
１、請求項３、請求項４、請求項６に係る落下物回収装
置をベルトコンベアに取りつけた構造の横断面図を示し
ている。図２は、本発明の請求項２に係る落下物回収装
置をベルトコンベアに取りつけた構造の横断面図を示し
ている。図３は、本発明の請求項５に係る落下物回収装
置において、補助回収ベルトの横断面図を示している。
図４は、本発明の請求項５に係る落下物回収装置におい
て、補助回収ベルトと主回収ベルトの部分断面図であ
る。請求項１記載の落下物回収装置を図１に沿って説明
する。ベルトコンベアの往き側ベルト１６はキャリアロ
ーラ１８で支持され、ヘッドプーリで反転して返り側ベ
ルト１７となり、リターンローラ１９で支持される。請
求項１記載の落下物回収装置は、ベルトコンベアの機側
に設置し、返り側ベルト１７からの落下物２１を回収す
るものであり、返り側ベルト１７の下方に配設した主回
収ベルト１の水平部１ａが、返り側ベルト１７の幅方向
に進行しながら落下物２１を捕捉した後、主回収ベルト
１と、主回収ベルト１と向かい合って配設した補助回収
ベルト２で、落下物２１を挟んで上方に持ち上げ、ベル
トコンベアの往き側ベルト１６の積載面１６ａに落下物
２１を運んで回収するようにしたものである。本発明の
落下物回収装置は、返りベルト１７の付着物２２を掻き
落すための掻き落し板２３の下に設置することにより、
付着物２２を集中的に掻き落して、落下物２１としてま
とめて回収できるので、設置台数を少なくすることがで
きる。主回収ベルト１と補助回収ベルト２の幅は１００
〜１０００ｍｍが良い。１００ｍｍより狭いと落下物２
１を完全に捕捉できない。１０００ｍｍより広いとスペ
ースが大きくなり既設設備への取付けが困難となる。望
ましくは、３００〜５００ｍｍである。主回収ベルト１
と補助回収ベルト２の厚みは１．０〜１０．０ｍｍが良
い。１．０ｍｍより薄いと引張り強度が不充分である。
１０．０ｍｍより厚いと屈曲性の面からプーリ類の径が
大きくなり、設備全体も大きくなるため既存設備への取
付け困難となる。望ましくは２〜５ｍｍである。主回収
ベルト１の駆動プーリ３、主回収ベルト１の従動プーリ
１３と補助回収ベルト２の駆動プーリ４、補助回収ベル
ト２の従動プーリ１４の外径は１０〜２００ｍｍが良
い。１０ｍｍより小さいと駆動プーリ３、４の伝達力が
弱くなり空回りする。２００ｍｍより大きいと各プーリ
の慣性力が大きくなり円滑な起動が困難となる。望まし
くは５０〜１００ｍｍである。請求項２記載の落下物回
収装置は、図２に示すように、主回収ベルト１と補助回
収ベルト２で落下物２１を挟んで上方に持ち上げる区間
を傾斜させたものである。傾斜角度Θは３０〜８０度が
良い。３０度より小さいと主回収ベルト１や補助回収ベ
ルト２の長さが長くなり大きなスペースが必要となり、
既設設備に取付け難くなる。８０度より大きいと補助回
収ベルト２の先端部のプーリ２７と往き側ベルト１６と
の間隔が大きくなり、落下物２１が補助回収ベルトから
往き側ベルトに落下するとき周囲への飛散が問題とな
る。望ましくは４０〜５０度である。図２においては主
回収ベルト１の先端プーリ２６を補助回収ベルトの先端
プーリ２７より高い位置に設置して、主回収ベルト１の
往き側と補助回収ベルト２の往き側とを全面に渡り向き
合わせているが、傾斜角Θが小さければ、主回収ベルト
１と補助回収ベルト２で落下物２１を挟まなくても、補
助回収ベルト２に載せた落下物２１を上方に運べる。従
って、主回収ベルト１の先端プーリ２６を補助回収ベル
ト２の先端プーリ２７より低い位置に設置して主回収ベ
ルト１の長さを短くできる。請求項３記載の落下物回収
装置は、ベルトコンベアの輸送速度に対して、主回収ベ
ルト１と補助回収ベルト２の速度を５０分の１以下にし
たものである。通常、ベルトコンベアの輸送速度は１０
〜１５０ｍ／ｍｉｎであるので、本発明における落下物
回収装置の主回収ベルト１と補助回収ベルト２の速度は
３．０ｍ／ｍｉｎ以下が良い。望ましくは、落下物回収
装置の主回収ベルトと１と補助回収ベルト２の速度は
０．６〜１．２ｍ／ｍｉｎが良い。０．６ｍ／ｍｉｎよ
り遅いと、落下物２１が主回収ベルトに溜まりすぎて上
方に持ち上げるのが困難となる。１．２ｍ／ｍｉｎより
速いと主回収ベルトに溜まる落下物量が少なすぎて回収
効率が悪くなる。請求項４記載の落下物回収装置は、図
１に示すように、主回収ベルト１と補助回収ベルト２の
駆動力手段が、返り側ベルト１７に押圧されたロール９
と伝達軸１０を介して結合した減速機１１から主回収ベ
ルト１の駆動プーリ３と補助回収ベルト２の駆動プーリ
４に伝達するように構成されているものである。減速機
１１にはチェーンホイール１２が２枚付いている。一つ
は、主回収ベルト１の駆動用チェーンホイール１２ａで
あり、もう一つは、補助回収ベルト２の駆動用チェーン
ホイール１２ｂである。チェーンホイール１２ａは主回
収ベルト１の駆動プーリ３のチェーンホイール５とチェ
ーン６で連結されている。チェーンホイール１２ｂは、
補助回収ベルト２の駆動プーリ４のチェーンホイール７
とチェーン８で連結されている。ロール９は返りベルト
１７の上面と下面のいずれに取付けても良い。主回収ベ
ルト１の駆動プーリ３と補助回収ベルト２の駆動プーリ
４の回転方向は逆なので、チェーン６とチェーン７はい
ずれかをたすきがけにする必要がある。図１ではチェー
ン６をたすきがけにしている。請求項５記載の落下物回
収装置は、図３に示すように、補助回収ベルト２の表面
に幅方向に突起物２４を付けている。突起物２４の高さ
は１〜１０ｍｍが良い。１ｍｍより低いと落下物２１を
挟む量が少なくなり効率が悪くなる。１０ｍｍより高い
とベルトの剛性が強くなり補助回収ベルトが回転しにく
くなる。望ましくは３〜６ｍｍである。突起物２４の厚
みは１〜５ｍｍが良い。１ｍｍより薄いと突起物２４の
剛性が弱くなり、主回収ベルトに押付けられたときつぶ
れてしまう。５ｍｍより厚いと収納空間２５が小さくな
り効率が悪くなる。突起物２４のピッチｐは５〜２０ｍ
ｍが良い。５ｍｍより小さいと補助回収ベルトの剛性が
強くなり駆動プーリ４や従動プーリ１４部分で回りにく
くなる。２０ｍｍより大きいと収納空間２５が大きすぎ
て、落下物２１の回収効率が悪くなる。望ましくは、１
０〜１５ｍｍである。突起物２４の断面形状は角型でも
半円型でも台形型でも良い。請求項６記載の落下物回収
装置は、図１に示すように、主回収ベルト１と補助回収
ベルト２で落下物２１を挟む区間を、ロール１５で押さ
えるものである。ロール１５の配置は図１のように対面
させても良いし、図２のように互い違いにしても良い。
ロール径は１０〜１００ｍｍが良い。１０ｍｍより小さ
いとロールが撓みすぎて充分にベルトを押さえることが
できない。１００ｍｍより大きいとロールの回転抵抗が
大きくなり、主回収ベルトと補助回収ベルトに大きな駆
動力が必要となる。望ましくは３０〜６０ｍｍである。
【０００６】
【発明の作用】主回収ベルトと補助回収ベルトで落下物
を挟む構造なので、途中で落下物が付着したり、詰まっ
たりする部分が無い。主回収ベルトと補助回収ベルトの
速度をベルトコンベアの速度に対して５０分の１以下に
減速しているので、ベルトコンベアの戻り側ベルトから
押付けロールを介して取り出した駆動トルクは、減速さ
れた分だけ増幅されるので、充分大きな駆動力となる。
また、以上のような低速であるがために、落下物を確実
に上方に運搬でき、途中で落下物がこぼれるようなこと
はない。補助回収ベルトの幅方向に凹凸があるので、主
回収ベルトと補助回収ベルトを垂直に立ち上げても、主
回収ベルトと補助回収ベルトの間に挟みこんだ落下物が
下方にずり落ちることが無い。主回収ベルトと補助回収
ベルトが垂直に立ち上がる構造を採用した場合、設備を
大幅にコンパクト化できる。補助回収ベルトを斜めに上
げた場合は、スペースは大きくなる欠点はあるものの、
プーリ類等の部品点数を減らすことができる利点があ
る。
を挟む構造なので、途中で落下物が付着したり、詰まっ
たりする部分が無い。主回収ベルトと補助回収ベルトの
速度をベルトコンベアの速度に対して５０分の１以下に
減速しているので、ベルトコンベアの戻り側ベルトから
押付けロールを介して取り出した駆動トルクは、減速さ
れた分だけ増幅されるので、充分大きな駆動力となる。
また、以上のような低速であるがために、落下物を確実
に上方に運搬でき、途中で落下物がこぼれるようなこと
はない。補助回収ベルトの幅方向に凹凸があるので、主
回収ベルトと補助回収ベルトを垂直に立ち上げても、主
回収ベルトと補助回収ベルトの間に挟みこんだ落下物が
下方にずり落ちることが無い。主回収ベルトと補助回収
ベルトが垂直に立ち上がる構造を採用した場合、設備を
大幅にコンパクト化できる。補助回収ベルトを斜めに上
げた場合は、スペースは大きくなる欠点はあるものの、
プーリ類等の部品点数を減らすことができる利点があ
る。
【０００７】
【発明の効果】本発明発明による落下物回収装置をベル
トコンベアの返り側に設置することにより、ベルトコン
ベアの下を定期的に清掃する必要が無くなる。主回収ベ
ルトと補助回収ベルトで落下物を挟む構造なので、シュ
ート等のように途中で落下物が付着したり、詰まったり
する部分が無いことから、日常の見回りや、付着物除去
作業が不要になる。補助回収ベルトの幅方向に凹凸を付
けたことにより、主回収ベルトと補助回収ベルトの間に
落下物を確実に挟むことができるので、主回収ベルトと
補助回収ベルトを垂直に立ち上げても回収した落下物が
落ちにくくなる。従って、設備レイアウトをコンパクト
にすることができる。一方、設備レイアウトは若干大き
くなるが、補助回収ベルトを斜めに上げることにより、
主回収ベルトを短くしたり、プーリやローラの数をへら
すことができ設備費を安価にできる。主回収ベルトと補
助回収ベルトの速度をベルトコンベアの速度に対して５
０分の１以下に減速しているので、ベルトコンベアの返
り側ベルトから押付けロールを介して取り出した小さな
伝達力は減速機で大きな伝達力に変換されることにな
る。従って、伝達力不足で落下物回収装置が停止してし
まうようなことは無い。落下物回収装置を駆動させるの
に必要な電源が不用となるので、ベルトコンベアの任意
の位置に落下物回収装置を設置できる。また、設備をコ
ンパクトにできるので、既設設備の改造工事が簡単であ
り、既存の設備に容易に取り付けることができる。
トコンベアの返り側に設置することにより、ベルトコン
ベアの下を定期的に清掃する必要が無くなる。主回収ベ
ルトと補助回収ベルトで落下物を挟む構造なので、シュ
ート等のように途中で落下物が付着したり、詰まったり
する部分が無いことから、日常の見回りや、付着物除去
作業が不要になる。補助回収ベルトの幅方向に凹凸を付
けたことにより、主回収ベルトと補助回収ベルトの間に
落下物を確実に挟むことができるので、主回収ベルトと
補助回収ベルトを垂直に立ち上げても回収した落下物が
落ちにくくなる。従って、設備レイアウトをコンパクト
にすることができる。一方、設備レイアウトは若干大き
くなるが、補助回収ベルトを斜めに上げることにより、
主回収ベルトを短くしたり、プーリやローラの数をへら
すことができ設備費を安価にできる。主回収ベルトと補
助回収ベルトの速度をベルトコンベアの速度に対して５
０分の１以下に減速しているので、ベルトコンベアの返
り側ベルトから押付けロールを介して取り出した小さな
伝達力は減速機で大きな伝達力に変換されることにな
る。従って、伝達力不足で落下物回収装置が停止してし
まうようなことは無い。落下物回収装置を駆動させるの
に必要な電源が不用となるので、ベルトコンベアの任意
の位置に落下物回収装置を設置できる。また、設備をコ
ンパクトにできるので、既設設備の改造工事が簡単であ
り、既存の設備に容易に取り付けることができる。
【図１】は、本発明の請求項１、請求項３、請求項４、
請求項６に係る落下物回収装置をベルトコンベアに取り
つけた構造の横断面図を示している。
請求項６に係る落下物回収装置をベルトコンベアに取り
つけた構造の横断面図を示している。
【図２】は、本発明の請求項２に係る落下物回収装置を
ベルトコンベアに取りつけた構造の横断面図を示してい
る。
ベルトコンベアに取りつけた構造の横断面図を示してい
る。
【図３】は、本発明の請求項５に係る落下物回収装置に
おいて、補助回収ベルトの横断面図を示している。
おいて、補助回収ベルトの横断面図を示している。
【図４】は、本発明の請求項５に係る落下物回収装置に
おいて、補助回収ベルトと主回収ベルトの部分断面図で
ある。
おいて、補助回収ベルトと主回収ベルトの部分断面図で
ある。
１ 主回収ベルト １３ 従
動プーリ １ａ 水平部 １４ 駆
動プーリ ２ 補助回収ベルト １５ ロ
ール ３ 駆動プーリ １６ 往
き側ベルト ４ 駆動プーリ １６ａ 積
載面 ５ チェーンホイール １７ 返
り側ベルト ６ チェーン １８ キ
ャリアローラ ７ チェーンホイール １９ リ
ターンローラ ８ チェーン ２０
輸送物 ９ ロール ２１
落下物 １０ 伝達軸 ２２
付着物 １１ 減速機 ２３
掻き落し板 １２ チェーンホイール ２４
突起物 １２ａ チェーンホイール ２６
先端プーリ １２ｂ チェーンホイール ２７
先端プーリ Ａ１ 往き側方向 Ａ２ 返り側方向 Ｂ１ 往き側方向 Ｂ２ 返り側方向 ｔ 厚み ｐ ピッチ ｈ 高さ Θ 傾斜角度
動プーリ １ａ 水平部 １４ 駆
動プーリ ２ 補助回収ベルト １５ ロ
ール ３ 駆動プーリ １６ 往
き側ベルト ４ 駆動プーリ １６ａ 積
載面 ５ チェーンホイール １７ 返
り側ベルト ６ チェーン １８ キ
ャリアローラ ７ チェーンホイール １９ リ
ターンローラ ８ チェーン ２０
輸送物 ９ ロール ２１
落下物 １０ 伝達軸 ２２
付着物 １１ 減速機 ２３
掻き落し板 １２ チェーンホイール ２４
突起物 １２ａ チェーンホイール ２６
先端プーリ １２ｂ チェーンホイール ２７
先端プーリ Ａ１ 往き側方向 Ａ２ 返り側方向 Ｂ１ 往き側方向 Ｂ２ 返り側方向 ｔ 厚み ｐ ピッチ ｈ 高さ Θ 傾斜角度
Claims (6)
- 【請求項１】ベルトコンベアの返り側ベルトからの落下
物を回収する落下物回収装置であって、前記返り側ベル
トの下方に配設した主回収ベルトの水平部が、該返り側
ベルトの幅方向に進行しながら前記落下物を捕捉した
後、該主回収ベルトと、該主回収ベルトと向かい合って
配設した補助回収ベルトで、該落下物を挟んで上方に持
ち上げ、前記ベルトコンベアの往き側ベルトの積載面に
該落下物を運んで回収するようにしたことを特徴とする
落下物回収装置。 - 【請求項２】前記主回収ベルトと前記補助回収ベルト
で、前記落丁物を挟んで上方に持ち上げる区間を、傾斜
させたことを特徴とする請求項１記載の落下物回収装
置。 - 【請求項３】前記ベルトコンベアの輸送速度に対して、
前記主回収ベルトと前記補助回収ベルトの速度を５０分
の１以下にしたことを特徴とする請求項１記載の落下物
回収装置。 - 【請求項４】前記主回収ベルトと前記補助回収ベルトの
駆動力が、前記返り側ベルトに押圧されたロールと伝達
軸を介して結合された減速機から、前記主回収ベルトの
駆動プーリと前記補助回収ベルトの駆動プーリに伝達す
るように構成されていることを特徴とする請求項１記載
の落下物回収装置。 - 【請求項５】前記補助回収ベルトの表面に、該補助回収
ベルトの幅方向に突起物を付けたことを特徴とする請求
項１記載の落下物回収装置。 - 【請求項６】前記主回収ベルトと前記補助回収ベルトで
前記落下物を挟む区間を、ロールで押さえることを特徴
とする請求項１記載の落下物回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11238760A JP2001031232A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 落下物回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11238760A JP2001031232A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 落下物回収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001031232A true JP2001031232A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=17034867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11238760A Pending JP2001031232A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | 落下物回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001031232A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100748645B1 (ko) * | 2006-12-27 | 2007-08-10 | 장원에스엠 주식회사 | 산적화물 회수장치 |
| KR100758423B1 (ko) * | 2001-03-23 | 2007-09-14 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어의 운송물 회수장치 |
| KR100858130B1 (ko) | 2006-12-19 | 2008-09-10 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어용 잔류광석 회수장치 |
| KR101062952B1 (ko) | 2009-11-30 | 2011-09-06 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어의 낙하물 처리장치 |
| KR101183711B1 (ko) | 2010-06-12 | 2012-09-17 | 안태완 | 사료 콘베이어의 탈락 사료 되돌림 장치 |
| KR200462677Y1 (ko) | 2010-03-24 | 2012-09-27 | (주)에이씨아이케미칼아시아 | 수합시트가 구비된 컨베이어 장치 |
| CN104071555A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-01 | 山西潞安环保能源开发股份有限公司 | 输送皮带自动清扫回收提升系统 |
| CN104773467A (zh) * | 2015-04-22 | 2015-07-15 | 宝钢发展有限公司 | 一种转底炉皮带传输的自动清洁除尘装置及其控制方法 |
| CN105314360A (zh) * | 2015-10-26 | 2016-02-10 | 南京宝钢住商金属制品有限公司 | 一种输送带自动清洗装置 |
-
1999
- 1999-07-21 JP JP11238760A patent/JP2001031232A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100758423B1 (ko) * | 2001-03-23 | 2007-09-14 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어의 운송물 회수장치 |
| KR100858130B1 (ko) | 2006-12-19 | 2008-09-10 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어용 잔류광석 회수장치 |
| KR100748645B1 (ko) * | 2006-12-27 | 2007-08-10 | 장원에스엠 주식회사 | 산적화물 회수장치 |
| KR101062952B1 (ko) | 2009-11-30 | 2011-09-06 | 주식회사 포스코 | 벨트 컨베이어의 낙하물 처리장치 |
| KR200462677Y1 (ko) | 2010-03-24 | 2012-09-27 | (주)에이씨아이케미칼아시아 | 수합시트가 구비된 컨베이어 장치 |
| KR101183711B1 (ko) | 2010-06-12 | 2012-09-17 | 안태완 | 사료 콘베이어의 탈락 사료 되돌림 장치 |
| CN104071555A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-01 | 山西潞安环保能源开发股份有限公司 | 输送皮带自动清扫回收提升系统 |
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| CN105314360A (zh) * | 2015-10-26 | 2016-02-10 | 南京宝钢住商金属制品有限公司 | 一种输送带自动清洗装置 |
| CN105314360B (zh) * | 2015-10-26 | 2018-06-08 | 南京宝钢住商金属制品有限公司 | 一种输送带自动清洗装置 |
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