JPH072597Y2 - 炉室からこぼれ落ちたコークス等の回収装置 - Google Patents

炉室からこぼれ落ちたコークス等の回収装置

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JPH072597Y2
JPH072597Y2 JP16048488U JP16048488U JPH072597Y2 JP H072597 Y2 JPH072597 Y2 JP H072597Y2 JP 16048488 U JP16048488 U JP 16048488U JP 16048488 U JP16048488 U JP 16048488U JP H072597 Y2 JPH072597 Y2 JP H072597Y2
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coke
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輝弘 池江
行雄 杉崎
広夫 土屋
明弘 吉田
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コークス炉の窯出し時等に、炉室より炉下
にこぼれ落ちるコークスやタールを回収するための装置
に関するものである。
[従来の技術] コークス炉の窯出し時や炉蓋の脱着時等に、炉室の押出
し機側から、コークスやタール(以下、「コークス等」
という)がこぼれ落ちる。
このこぼれ落ちたコークス等の回収は、従来作業員によ
る手作業で行なうか、コークス炉とガイド車のレールと
の間に回収用のコンベアを設置することにより行なわれ
ていた。
しかしながら、作業員による手作業での回収は、多大の
労力を必要とし且つ安全衛生上の観点からも問題が多
い。また、コークス炉とガイド車との間に回収用のコン
ベアを設置することは、コークス炉の建設時に行なわな
ければならず、既設のコークス炉に設置することは難し
い。
そこで、既設のコークス炉に設置し得る機械的な回収装
置の開発が種々試みられており、例えば特開昭62−4879
2号公報には、第4図に示すような装置が開示されてい
る。
第4図に示すように、この装置は、コークス炉22の各炉
口の前に、炉底22aよりも下方に位置させて配置した据
置式のコークス受入れ槽26と、炉前を走行する走行台車
32上に炉口方向に張出して設けられた枠体27と、枠体27
上に、前後方向に移動可能に設けられた、コークス受入
れ槽26を移送する掛爪30を有する運搬機構28と、運搬機
構28の移動路の中間に設けられた、受入れ槽26の傾倒機
構29とからなっている。
窯出し時に炉室からこぼれ落ちたコークス等は、各炉口
の前に配置されたコークス受入れ槽26内に落下する。こ
のようにして、こぼれ落ちたコークス等が収容されたコ
ークス受入れ槽26は、掛爪30によって支持され、運搬機
構28によって傾倒機構29の位置まで移動する。次いで、
傾倒機構29によってコークス受入れ槽26は反転し、槽内
のコークス等は、傾倒機構29の下方に設けられたホッパ
31内に排出される。
回収装置の他の例として、コークス炉の押出し機側の炉
口に沿って、その全長にわたり設けられた下方に傾斜す
るシュートと、シュートの下方に設けられた排出用コン
ベアとからなる装置が知られている。この装置によれ
ば、炉室からこぼれ落ちたコークス等は、シュートを経
て排出用コンベア上に落下し、前記コンベアによって回
収される。
[考案が解決しようとする課題] 前者の特開昭62−48792号公報に開示されている装置に
よれば、既設のコークス炉に設置することができ、炉室
からこぼれ落ちたコークス等を機械的に回収することが
できる。しかしながら、この装置の場合には、各炉口毎
にコークス受入れ槽を配置しなければならないので多数
のコークス受入れ槽を必要とし、且つ、コークス受入れ
槽の運搬機構および傾倒機構の構造が複雑であり、その
設置およびメンテナンスに多額の費用を必要とする等の
問題がある。
また、後者のシュートと排出用コンベアとからなる装置
の場合には、シュート上に、炉室からこぼれ落ちるコー
クスと共に流出したタールが付着し堆積するため、この
付着したタールをシュート上から人力によって除去しな
ければならず、この除去作業のために多大の労力を必要
とし且つ安全衛生上の観点からも問題が多い。
従って、この考案の目的は、従来の装置のように炉口毎
にコークス受入れ槽を配置する必要がなく、簡単な構造
で安全に且つ能率的に、炉室からこぼれ落ちたコークス
等を回収することができる装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案の装置は、コークス炉の炉前を走行する押出機
上に立設された、1対の水平ガイド板を有する枠体と、
前記水平ガイド板に形成された水平な長孔にその一端が
嵌合する下方に延びる支持片により支持された、炉口に
向けて前後方向に往復移動可能な移動枠と、前記枠体に
水平に設けられそしてロッド先端が前記移動枠の基部に
軸着された、前記移動枠を往復移動させるための第1流
体圧シリンダと、前記移動枠の先端に回転可能に軸着さ
れた、その外周に多数のカッタ刃を有する水平な掻取り
ローラと、前記掻取りローラを回転させるための、前記
移動枠に設けられた駆動機構と、基端が前記支持片の上
部に軸着され、そして、ロッドの先端が前記支持枠の中
間部に軸着された、前記支持枠を上下方向に傾動可能に
支持するための第2流体圧シリンダとからなることに特
徴を有するものである。
次に、この考案を、図面を参照しながら説明する。第1
図はこの考案の装置の一実施態様を示す平面図、第2図
はその正面図、第3図はその配置状態を示す正面図であ
る。
第1図ないし第3図に示すように、コークス炉22の炉前
を走行するコークス押出し機1上には、枠体2が立設さ
れている。枠体2の上部には、1対の水平なガイド板3
が設けられている。ガイド板3の各々には、水平な長孔
4が形成されており、長孔4の下方には、長孔4と平行
に例えばアングル状のレール5が設けられている。
枠体2の1対のガイド板3間に、その両端部が長孔4に
嵌挿されそして長孔4から突出する平行な2つの水平軸
6が設けられており、水平軸6の両端部付近には、レー
ル5に当接するローラ7が設けられている。8は、長孔
4より突出する水平軸6の両端の各々に固定された円板
状の止め板である。
水平軸6の両端部には、下方に延びる1対の垂直な支持
片9が設けられており、支持片9の下部には、コークス
炉22の炉口に向けて前後方向に往復移動可能な移動枠10
が、ピン21により軸着されている。
枠体2には第1流体圧シリンダ11が水平に設けられてお
り、そのロッド11aの先端は、移動枠10の基部中間部に
軸着されている。第1流体圧シリンダ11の作動により、
移動枠10は、支持片9を介して、枠体2におけるガイド
板3の長孔4に案内され、炉口に向けて前後方向に往復
移動する。
移動枠10の先端部には、水平な掻取りローラ12が回転可
能に軸着されている。掻取りローラ12の外周には、その
周方向および軸方向に所定間隔をあけて多数のカッタ刃
13が設けられている。
移動枠10の基端部側にはフレーム14が水平に取り付けら
れており、その中間部には回転軸15が水平に回転自在に
取り付けられている。フレーム14上には駆動機構として
のモータ16が載置されており、モータ16の駆動輪16a
と、回転軸15に固定されたスプロケット17との間には、
チェーン18が掛け回されている。更に、回転軸15の両端
部と掻取りローラ12の両端部との間にも、チェーン19が
掛け回されている。従って、モータ16の駆動により、回
転軸15を介して掻取りローラ12は回転する。
支持片9の上部には、第2流体圧シリンダ20が2基軸着
されており、そのロッド20aの先端の各々は、移動枠10
の中間部に軸着されている。従って、第2流体圧シリン
ダ20の作動により、支持枠10は、ピン21を軸として上下
方向に傾動する。
移動枠10の先端部に設けられた掻取りローラ12は、コー
クス炉22の炉口に沿って、その全長にわたり設けられた
下方に傾斜するシュート23に接触するように位置してい
る。シュート23の下方には、コンベア24が設けられてい
る。
[作用] コークス炉22の炉室からこぼれ落ちたコークス25等がシ
ュート23上に付着し堆積したら、押出機1を、その窯出
し作業に合わせて移動し、その炉室の前に本考案の装置
を位置せしめる。そして、モータ16を駆動して掻取りロ
ーラ12を回転させる。次いで、第1流体圧シリンダ11を
駆動して移動枠10を前進せしめ、掻取りローラ12を、シ
ュート23上に堆積したコークス25等に接触させる。そし
て、第1流体圧シリンダ11および第2流体圧シリンダ20
を作動させ、掻取りローラ12を、シュート23の上部から
下部に向け移動させる。
この結果、シュート23上に付着し堆積しているコークス
25等は、掻取りローラ12によりシュート23から掻き落と
されてシュート23の下方のコンベア24上に落下する。上
述のシュート23の上部から下部に向けての掻取りローラ
12の移動を、移動枠10の移動によりシュート23の長さ方
向に複数回繰り返し行なうことによって、シュート23上
のコークス25等はすべて掻き落とされ、コンベア24を経
て回収される。
第1流体圧シリンダ11による移動枠10の往復移動は、水
平軸6に取り付けられたローラ7がガイド板3に設けら
れたレール5上を転動することにより円滑に行なわれ
る。また、水平軸6の両端部がガイド板3の長孔4に嵌
挿されていることにより、掻き取り時の衝撃等によっ
て、移動枠10が跳ね上がるようなことはない。
[考案の効果] 以上述べたように、この考案によれば、従来の装置のよ
うに炉口毎にコークス受入れ槽を配置する必要がなく、
炉室からこぼれ落ちたコークス等を、簡単な構造で安全
に且つ能率的に、シュートおよびコンベアを介して回収
することができる工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の装置の一実施態様を示す平面図、第
2図はその正面図、第3図はその配置状態を示す概略正
面図、第4図は従来の装置の一例を示す概略正面図であ
る。図面において、 1…押出機、2…枠体、3…ガイド板、4…長孔、5…
レール、6…水平軸、7…ローラ、8…止め板、9…支
持片、10…移動枠、11…第1流体圧シリンダ、12…掻取
りローラ、13…カツタ刃、14…フレーム、15…回転軸、
16…モータ、17…スプロケット、18,19…チェーン、20
…第2流体圧シリンダ、21…ピン、22…コークス炉、23
…シュート、24…コンベア、25…コークス、26…コーク
ス受入れ槽、27…枠体、28…運搬機構、29…傾倒機構、
30…掛爪、31…ホッパ。
フロントページの続き (72)考案者 土屋 広夫 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)考案者 吉田 明弘 神奈川県横浜市鶴見区朝日町1―20 吉田 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉の炉前を走行する押出機上に立
    設された、1対の水平ガイド板を有する枠体と、前記水
    平ガイド板に形成された水平な長孔にその一端が嵌合す
    る下方に延びる支持片により支持された、炉口に向けて
    前後方向に往復移動可能な移動枠と、前記枠体に水平に
    設けられそしてロツド先端が前記移動枠の基部に軸着さ
    れた、前記移動枠を往復移動させるための第1流体圧シ
    リンダと、前記移動枠の先端に回転可能に軸着された、
    その外周に多数のカツタ刃を有する水平な掻取りローラ
    と、前記掻取りローラを回転させるための、前記移動枠
    に設けられた駆動機構と、基端が前記支持片の上部に軸
    着され、そして、ロツドの先端が前記支持枠の中間部に
    軸着された、前記支持枠を上下方向に傾動可能に支持す
    るための第2流体圧シリンダとからなることを特徴とす
    る、炉室からこぼれ落ちたコークス等の回収装置。
JP16048488U 1988-12-10 1988-12-10 炉室からこぼれ落ちたコークス等の回収装置 Expired - Lifetime JPH072597Y2 (ja)

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JPH0282748U JPH0282748U (ja) 1990-06-26
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