JP3432785B2 - 傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置 - Google Patents

傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置

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JP3432785B2
JP3432785B2 JP2000130740A JP2000130740A JP3432785B2 JP 3432785 B2 JP3432785 B2 JP 3432785B2 JP 2000130740 A JP2000130740 A JP 2000130740A JP 2000130740 A JP2000130740 A JP 2000130740A JP 3432785 B2 JP3432785 B2 JP 3432785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送用コンベヤ
ベルトのリターン側ベルトの下方に落下防止板を備え、
供給部に対し排出部が高い位置に設けられ、石炭、鉱石
などのばら物(粉粒状の荷を含む)を搬送する傾斜ベル
トコンベヤに関するものであり、詳しくは、落下防止板
上に落下したばら物を掻き取るためのスクレーパをもっ
た落荷回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の落荷回収装置には、例えば特開
平7−237730号・特開平7−237731号公報
に記載の装置がある。これらの装置はベルトコンベヤの
側部に沿って走行する本体に設けられ、落下防止板上の
落炭を吸引して貯蔵タンクに収容する吸引手段と、吸引
手段の吸引ノズルを落下防止板に沿って移動させる移動
手段とを備えている。
【0003】また、特開平7−206139号公報に記
載の装置があるが、この装置は粉炭を搬送するベルトコ
ンベヤのリターン側に臨む下方に設けられ、幅方向に傾
斜する一対の面部を有する落炭受板と、落炭受板の傾斜
面部の下端に設けられ、落下して集まった落炭を長手方
向に搬出するためのスクリューコンベヤとを備えてい
る。
【0004】その他に、実開平6−23928号に記載
の装置があるが、この装置は受板の受面上に沿って垂直
な板状スクレーパを往復移動自在に配備し、両端に設け
た粉粒体収集部にスクレーパでそれぞれ収集する構造か
らなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報に記載の従来の装置には、下記のような点で解決
すべき課題がある。
【0006】 特開平7−237730号・特開平7
−237731号公報に記載の装置では、ベルトコンベ
ヤの一側方に走行方向のほぼ全長にわたって本体の移動
手段を設けるので、点検用通路の歩行が妨げられる。ま
た、回収する距離が延びるのに伴って搬送重量が増加す
る。さらに、吸引ノズルが落下防止板上を幅方向に移動
しながら落荷を回収するので、完全には回収できない。
【0007】 特開平7−206139号公報に記載
の装置では、リターン側ベルトコンベヤの下方において
走行方向にわたって配設されたスクリューコンベヤによ
って落荷を回収するので、回収する距離が延びるのに伴
って搬送重量が増加する。また、設置場所との関係で、
スクリューコンベヤのスクリューの点検および交換等の
メンテナンスが困難である。さらに、傾斜面部によって
落荷を落下させて回収するので、コンベヤベルトの両側
耳部近傍の落荷の回収が不完全になる。
【0008】 実開平6−23928号に記載の装置
では、ばら物の供給部と排出部の両側に落荷収集部を設
ける必要があり、全体構造が複雑になる。また、この装
置はスクレーパを牽引索で牽引することによりスクレー
パを水平に移動させてばら物を回収するが、急傾斜ベル
トコンベヤのように供給部に比べて排出部がかなり高い
位置にある場合には、スクレーパの上方移動時側の牽引
索が常に緊張状態になっているので、スクレーパが下方
へ移動(下降)する時に下方側の牽引索が緊張状態にな
りにくく、ばら物を確実に回収できない。また、回収す
る距離が延びるのに伴って搬送重量が増加する。
【0009】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、全体構造を従来の各装置に比べて簡略化でき、コン
ベヤベルトの運転時に落荷の回収作業を自動化可能であ
り、落荷の回収距離が延びても重量の増加割合が小さ
く、とくにベルトコンベヤの傾斜が急な場合に最適な、
傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置
は、ばら物搬送用コンベヤベルトのリターン側ベルトの
下方にベルト走行方向に沿って落下防止板を備え、供給
部(テール側)に対し排出部(ヘッド側)が高い位置に
設けられ、石炭、鉱石などのばら物を搬送する傾斜ベル
トコンベヤにおいて、該台車の底面にスクレーパ装置本
体の基端を横向きの回転軸を中心に垂直方向に回転可能
に軸支するとともに、該スクレーパ装置本体の先端にス
クレーパを一部を下方へ突出させて交換可能に装着し、
前記スクレーパ装置本体の前記回転軸にカム従動子を一
体回転可能に取り付けるとともに、このカム従動子に係
合して前記スクレーパ装置本体の先端側を上方へ回転さ
せるカム機構を、前記搬送用コンベヤベルトの供給部近
傍に設け、前記スクレーパ装置本体の上方回転時にスク
レーパ装置本体に設けた係止部に係止可能な係止爪を、
前記台車に設け、該係止爪の上端部付近に当接して係止
爪と係止部との係止状態を解除する係止解除機構を、前
記搬送用コンベヤベルトの排出部近傍に設け、下限スト
ッパーを前記台車の底面から下向きに配設するととも
に、スクレーパ装置本体の先端面上部から先端側に向け
係止片を延設し、この係止片が下限ストッパーの下端ス
トッパー部材に当接することにより、スクレーパ装置本
体の下方への回転が制限されるようにし、前記スクレー
パを前記台車とともに、ウインチ等のワイヤー巻上げ・
巻戻し装置により複数のワイヤーおよびプーリを介して
往復移動するように構成するとともに、前記ワイヤー巻
上げ・巻戻し装置の回転方向を切り換えるリミットスイ
ッチを前記搬送用コンベヤベルトの供給部近傍および排
出部近傍にそれぞれ配備し、それらのスイッチを操作す
るための操作部を前記台車に装着したことを特徴とす
る。
【0011】上記の構成を有する傾斜ベルトコンベヤの
落荷回収装置によれば、ばら物の搬送時にスクレーパが
落下防止板上を往復移動し、石炭粉などのばら物が搬送
中に落下防止板上にこぼれ落ちた時には、スクレーパが
下方へ移動するときにだけ落下防止板上のばら物を掻き
集める。このため、スクレーパが下降するにしたがって
スクレーパによって掻き集められるばら物の量が増えて
も、ばら物の自重が下向けに作用するので、スクレーパ
に作用する抵抗力は小さく、比較的小さな駆動力でスク
レーパを移動できる。また、ばら物の収集箇所がテール
側の一カ所で済むから、落荷の回収装置の全体構造が簡
単になる。
【0012】また、スクレーパを軌道上を走行する台車
により移動させるとともに、スクレーパは下降時にのみ
機能させるから、落荷を回収する距離が長くなっても、
スクレーパを比較的小さな駆動力でスムーズに移動させ
ることができる。また、スクレーパをその装置本体とと
もに上方へ持ち上げた状態のままで台車により上方へ移
動させるから、ベルトコンベヤの傾斜が急な場合にもス
クレーパを上方へスムーズに移動することができる。さ
らに、スクレーパをその装置本体とともに持ち上げて係
止(保持)する動作と、持ち上げたスクレーパを元の状
態に戻す動作とをそれぞれ台車の移動に伴って行うよう
にしているから、専用の駆動装置を使用することなく、
しかも自動的に行なうことができる。
【0013】そのうえ、ワイヤー巻上げ・巻戻し装置と
してのスクレーパの駆動装置をヘッド側、テール側ある
いはそれらの中間位置など自由にかつ容易に設置するこ
とができ、また駆動装置をテール側又はヘッド側に設置
する場合にはベルトコンベヤの両側に歩廊を容易に設置
できるほか、スクレーパを駆動するための全体構造を簡
略化できる。さらに、スクレーパ(台車)の移動方向の
変換を、リミットスイッチを用いて自動的に行えるの
で、スクレーパの運転を完全自動化できる。
【0014】請求項2に記載のように、前記スクレーパ
装置本体の基端で幅方向の中間位置にワイヤーの止着片
(91)を固設し、前記ワイヤーの上側ワイヤー(9
2)の一端を止着片(91)に止着し、前記台車の前
、すなわち前記スクレーパ装置本体の先端側に位置す
る面において幅方向の両側と中央との3点に支持用の3
本のワイヤー(94)の一端をそれぞれ止着し、ワイヤ
ー(94)の他端集合点に前記ワイヤーの下側ワイヤー
(93)の一端を接続することができる。
【0015】請求項3に記載のように、前記スクレーパ
装置本体の先端寄りで上方に、前記台車から前記係止爪
(73)の爪部(73a)を含む下方部分を下方に突出
させ、かつ係止爪(73)の上端寄りを台車上に上向き
に突設した支持板(74)に支軸(75)により回転可
能に枢着するとともに、前記係止爪(73)の上端部に
は回転子(76)を装着し、前記係止爪(73)は側方
より見て「く」の字形で、支軸(75)の下方部分を上
方部分に比べて重くし、前記爪部(73a)を常態で
記係止部(57b)との係止方向へ回転付勢する一方、
スクレーパ装置本体の先端側上面には、前記係止爪(7
3)の爪部(73a)を挿入可能な開口57aを設ける
とともに、開口(57a)に隣接して先端側に係止部
(57b)を形成することができる。
【0016】請求項4に記載のように、前記傾斜ベルト
コンベヤがベルト挟み式の急傾斜ベルトコンベヤであっ
てもよい。
【0017】請求項4記載の落荷回収装置は、傾斜が極
めて急で、荷がこぼれ易いベルト挟み式の急傾斜ベルト
コンベヤであり、上記請求項1〜3記載の各装置はこの
場合にとくに効果が発揮される。
【0018】請求項5に記載のように、前記スクレーパ
装置本体の先端側を上方へ回転させる駆動力が前記台車
が軌道上を下降することによって発生するように、ウエ
イトを前記台車上に搭載することが好ましい。
【0019】請求項5記載の落荷回収装置によれば、ス
クレーパ装置本体を台車が下降する際の自重で持ち上げ
るようにできるから、リターン側のワイヤーを強く牽引
することなく、持ち上げることができ、とくに上側のワ
イヤーが常に緊張状態になるスクレーパの構造の場合に
有効である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る傾斜ベルトコ
ンベヤの落荷回収装置の実施の形態について図面に基づ
いて説明する。
【0021】図1は本発明をベルト挟み式垂直・急傾斜
ベルトコンベヤに適用した実施例を示す全体要図で、
図1(a)は一部を省略した側面図、図1(b)は同平
面図である。図1(a)に示すように、ベルト挟み式垂
直・急傾斜ベルトコンベヤ1は石炭および石灰石払出用
装置で、下部ベルトコンベヤ2と上部ベルトコンベヤ3
とからなり、下部ベルトコンベヤ2のコンベヤベルト2
1の上側回走部22と上部ベルトコンベヤ3のコンベヤ
ベルト31の下側回走部32とが対面重合され、同一速
度で走行するように構成されている。
【0022】下部ベルトコンベヤ2および上部ベルトコ
ンベヤ3は、地上に立設された支持脚11、中間支持脚
12および支持塔13に跨がって図の右下から左上にわ
たり急傾斜した支持橋14内に配置されており、図示は
省略するが、各下部方向転換部にはそれぞれ従動プーリ
ーが回動自在に軸支され、下部コンベヤベルト21の上
側回走部22における下部方向転換部近傍には、石炭供
給用ホッパーが設けられている。下部コンベヤベルト2
1の下側回走部(リターン部)23は、下部でテンショ
ンローラ8により緊張されている。また、下部コンベヤ
ベルト21の下側回走部(リターン部)23の下方に
は、支持橋14内のほぼ全長にわたり落下防止板9が配
設されている。落下防止板9は、図2(a)に示すよう
に断面凹状で、コンベヤベルト21・31の幅よりも広
く形成されており、その下端部付近には、後述するスク
レーパ装置55により収集された落荷を収集し、スクリ
ューコンベヤ15へ搬送するためのシュート16が配設
され、落荷はスクリューコンベヤ15によって下部コン
ベヤベルト21上の下端へ投入される。
【0023】図2(a)は図1(a)のb−b線拡大断
面図、図2(b)は図2(a)のa−a線矢視図で、図
3は図2(a)のc−c線矢視図である。図2に示すよ
うに、下部コンベヤベルト21の上側回走部22の下面
にはトラフローラ4が走行方向に一定間隔で配設され、
トラフ状に支持されている。一方、上部コンベヤベルト
31の下側回走部32は、下部コンベヤベルト21の上
側回走部22上に対面重合され、上下のコンベヤベルト
21・31の両側耳部上方で走行方向に沿って一定間隔
で配設された加圧ローラ装置5で押圧されている。この
加圧ローラ装置5は、図2(a)・(b)に示すよう
に、上部コンベヤベルト31の下側回走部32の両側耳
部上において、幅方向の中心線寄りを押圧するセンター
プレスローラ51と、幅方向の端部側を押圧するエッジ
プレスローラ52とが、支持橋14内の両側支持枠14
a間に掛け渡された横桁17にそれぞれブラケット18
を介して回動自在に装着されている。また、上部コンベ
ヤベルト31の上側回走部(リターン部)33および下
部コンベヤベルト21の下側回走部(リターン部)23
は、走行方向に沿って一定間隔で配設された上下のガイ
ドローラ6・7によって支持されている。
【0024】下側ガイドローラ7のすぐ下方の両側に、
コンベヤベルト21の走行方向に沿って断面「コ」の字
形の軌道61・61が敷設されている。図3に示すよう
に、軌道61上を走行する車輪62を軸受63を介して
回動自在に前後左右に備え、下面にスクレーパ装置55
を設けた台車60が、軌道61に沿って走行可能に配備
されている。また台車60の四隅には、案内輪64がブ
ラケット65を介して前方あるいは後方へ突設されてお
り、これらの各案内輪64は軌道61の下側縁部61a
に当接されて回転する。
【0025】さらに台車60の前後には、ブラケット6
7を介してストライカー66がそれぞれ前方あるいは後
方へ張り出して設けられており、図1において、台車6
0が上方あるいは下方へ移動するときに、ベルト挟み式
垂直・急傾斜ベルトコンベヤ1のテール側(供給側)お
よびヘッド側(排出側)に配設された下限リミットスイ
ッチ41および上限リミットスイッチ42を、ストライ
カー66が叩打し、スイッチが切り換わることにより、
台車60の走行方向が自動的に切り換えられる。なお、
台車60上の中央部には、重量調整用のウエイト(錘)
68が搭載されている。
【0026】図4はスクレーパ装置55(台車60)を
往復移動するための駆動機構を概略的に示す平面図、図
5はスクレーパの持ち上げ機構を拡大して示す側面図、
図6はスクレーパの持ち上げ解除機構を拡大して示す側
面図、図7(a)はスクレーパの作動状態を示す側面
図、図7(b)はスクレーパの非作動状態を示す側面図
である。
【0027】図5および図6に示すように、台車60の
底面に左右一対の支持片56・56を間隔をあけて下向
きに突設し、前記落下防止板9の内寸とほぼ同一幅のゴ
ム板(スクレーパ)58をスクレーパ装置本体(以下、
装置本体という)57の先端面(前面)に一部を下方へ
突出させて交換可能に装着し、装置本体57の基端を支
持片56・56間に回転軸59を介して回転自在に軸着
することにより、スクレーパ装置55が構成されてい
る。装置本体57は回転軸59と一体的に回転可能に取
着するとともに、カム従動子69を先端に回動自在に装
着した操作片70の下端を回転軸59の一端に一体回転
可能に取着している。装置本体57の基端で幅方向の中
間位置にワイヤー92の止着片91が固設され、上側ワ
イヤー92の一端が止着片91に止着されている。ま
た、ゴム板58が摩耗等により消失したときに、装置本
体57が落下防止板9に干渉するのを防止するための下
限ストッパー85が台車60の下面から下向きに配設さ
れるとともに、装置本体57の先端面上部から先端側
向け係止片86が延設され、この係止片86が下限スト
ッパー85の下端部(ストッパー部材)に当接すること
により、装置本体57の下方への回転が制限される。な
お、図3のように台車60の前面、すなわち前記スクレ
ーパ装置本体57の先端側に位置する面において、幅方
向の両側と中央との3点に支持用の3本のワイヤー94
の一端をそれぞれ止着し、ワイヤー94の他端集合点に
下側ワイヤー93の一端を接続している。また図2に示
すように、下部ベルトコンベヤ2の両側には、歩廊10
・10がベルトコンベヤ21の走行方向に沿って配設さ
れている。
【0028】装置本体57の先端寄りで上方に、台車6
0から係止爪73が爪部73aを含む下方部分を下方に
突出させ、かつ係止爪73の上端寄りが台車60上に上
向きに突設した支持板74に支軸75により回転可能に
枢着されている。また係止爪73の上端部には、回転子
76が装着されている。上記係止爪73は側方より見て
「く」の字形で、支軸75の下方部分を上方部分に比べ
て重くし、爪部73aを常態で反時計方向へ、つまり後
述の係止部57bに係止される方向へ回転付勢する。一
方、装置本体57の先端側上面には、前記係止爪73の
爪部73aを挿入可能な開口57aが設けられるととも
に、開口57aに隣接して先端側に係止部57bが形成
されている。そのほか、台車60の両側の前後位置に補
助スクレーパ77が、また両側の中央位置に高さを高く
した補助スクレーパ78がそれぞれ図3のように台車6
0から側方へ張り出すように配設されている。
【0029】上記の構成からなるスクレーパ装置55
は、図7(a)に示すようにヘッド側からテール側へ移
動(下降)する場合には、スクレーパとしてのゴム板5
8が落下防止板9上に接触し、落荷を掻き集めながら下
降する。この時、台車60は自重(ウエイト68を含
む)により下降し、上側のワイヤー91は常に緊張状態
に維持される。一方、下側ワイヤー93はやや弛み状態
になる。
【0030】一方、図7(a)に示すようにテール側か
らヘッド側へ移動(上昇)する場合には、スクレーパと
してのゴム板58が落下防止板9に接触しないように持
ち上げられる。すなわち、スクレーパ装置55が自重に
より落荷を掻き集めながら下降し、テール側へ接近する
と、図5に示すように、支持橋14内で一方の軌道61
の近傍に設置されたカム(カム機構)19に、操作片7
0の上端のカム従動子69が係合し、操作片70が回転
軸59とともに反時計方向へ一体回転する。これによ
り、装置本体57の先端側のゴム板58が上方へ持ち上
がる。そして、台車60側の係止爪73の爪部73aが
開口57a内に挿入されて係止部57bに係止され、装
置本体57の先端側のゴム板58が上方へ持ち上がった
状態に維持される。また、こうした動作の終了とほぼ同
時に、下限リミットスイッチ41を、台車60の前側の
ストライカー66が叩打してスイッチが切り換わること
により、台車60の走行方向が自動的に上昇方向へ切り
換えられる。
【0031】このようにして、図7(b)のようにスク
レーパ装置55がヘッド側付近まで上昇すると、今度は
図6に示すように、ゴム板58が落下防止板9から上方
に持ち上がった状態で上昇し、ヘッド側へ接近すると、
図6に示すように、支持橋14内で幅方向の中央部に設
置されたカム状の係止解除機構20に、係止爪73の上
端の回転子76が当接し、係止爪73が時計方向へ回転
する。これにより、係止爪73の下端の爪部73aが装
置本体57の係止部57bから外れて開口57aから抜
け出し、装置本体57の先端側が下方へ回転してゴム板
58が落下防止板9上に接地する。また、こうした動作
の終了とほぼ同時に、上限リミットスイッチ42を、台
車60の前側のストライカー66が叩打してスイッチが
切り換わることにより、台車60の走行方向が自動的に
下降方向へ切り換えられる。
【0032】上記のようにして本発明の実施例に係る落
荷回収装置が構成されるが、次に同装置による落荷の回
収態様について説明する。
【0033】 図1において、図示を省略した供給用
ホッパーから石炭が下部コンベヤベルト21の搬送面上
に連続的に供給され、上部コンベヤベルト31の下側回
走面が図2のように重合され、石炭Z((図2(a))
は上下のコンベヤベルト21・31間に挟まれた状態で
上方のヘッド側へ搬送される。この搬送中に、上下のコ
ンベヤベルト21・31の両側の耳部の間から石炭屑等
がこぼれ落ちることがある。図2において、こぼれ落ち
た石炭屑等はコンベヤベルト21の下側ガイドローラ7
と両側の支持枠14aとの間隙から落下防止板9上に落
下する。このとき、石炭屑等の一部が軌道61付近に留
どまることがあるが、これらの石炭屑等は台車60の往
復移動により補助スクレーパ77・78により落下防止
板9上に落下させられる。
【0034】 図4に示すように、ヘッド側に設けら
れた駆動モータ80により減速機構81を介してワイヤ
ー巻取ドラム82が回転することにより、上側ワイヤー
93が巻き取られ、台車60が軌道61に沿って上方へ
移動する。本例の場合、駆動モータ80、減速機構81
および巻取ドラム82がウインチ79を構成する。ま
た、図4のようにワイヤー92・93の方向転換部にプ
ーリ83が回転自在に配設される。なお、駆動モータ8
0はベルトコンベヤ1の運転中は、コンベヤベルト21
の駆動用モータ(不図示)の駆動に連動して駆動してい
る。つまり、スクレーパ装置55は台車60とともに、
ベルトコンベヤ1の運転中は落下防止板9に沿って往復
移動する。台車60の移動方向の切換は、上記したとお
り台車60上の前後のストライカー66がテール側の下
限リミットスイッチ41あるいは上限リミットスイッチ
42を叩打することにより、自動的に行われる。
【0035】 台車60すなわちスクレーパ装置55
は、図7(b)のように上昇時には装置本体57の先端
のゴム板58側が上方へ持ち上がり、係止爪73に係止
された状態で移動する。したがって、スクレーパとして
は機能しない。このようにしてヘッド側へ移動する。
【0036】 ヘッド側近傍で、図6のように係止爪
73の上端の回転子76が台車60の移動に伴って係止
解除機構20に当たり、係止爪73が時計方向に回転し
て係止状態が解除され、装置本体57の先端側が下方へ
回転し、ゴム板58の下端が落下防止板9上に接地す
る。そして、台車60の移動方向が下向きに切り換り、
ゴム板58の下端が落下防止板9上に接触した状態で下
降する。これにより、図7(a)に示すようにゴム板5
8が落下防止板9上に落下した石炭屑等を掻き集めなが
ら下降する。この状態では、上側ワイヤー92は巻き戻
されているが、台車60の自重により下向きの重力が作
用しているので、ワイヤー92は緊張状態に保たれて下
降し、スクレーパ(ゴム板)58が機能する。
【0037】 台車60がテール側へ下降し、この間
にゴム板58によって落下防止板9上の石炭屑等が掻き
集められ、図1に示すシュートを通り、スクリューコン
ベヤによって下部コンベヤベルト21の下端上に再度投
入される。台車60がテール側近傍まで下降すると、図
5に示すように操作片70の上端のカム従動子69がカ
ム19に係合し、操作片70が反時計方向に回転され、
スクレーパ本体57の先端側が持ち上がり、係止爪73
の爪部73aが係止部57bに係止される。この動作
は、台車60の自重(ウエイト68を含む)による下向
きの重力と台車60の慣性力で行われる。この結果、ゴ
ム板58が落下防止板9から上方へ離間する。そして、
台車60の移動方向が上向きに切り換えられる。このよ
うにして、スクレーパ装置55は落下防止板9上を上下
方向に往復移動する。
【0038】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明に係る落荷回収装置は下記のように実施することがで
きる。
【0039】1)上記したカム従動子69の外周部およ
びカム19の直線部にそれぞれ相互に噛合可能なギヤ
(歯)部を形成し、ギヤの噛み合いで操作片70を回転
させるようにしてもよい。
【0040】2)台車60の走行は、ウインチやワイヤ
ー、プーリーなどによらず、例えば車輪62をピニオン
に代えてラック状の軌道を台車60上に搭載した駆動モ
ータによりピニオンを回転させて行うようにもできる。
【0041】3)上記実施例ではベルト挟み式急傾斜ベ
ルトコンベヤについて説明したが、搬送用のベルトコン
ベヤだけからなる一般的な傾斜ベルトコンベヤについて
適用できることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明に係る傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置に
は、次のような効果がある。
【0043】(1) ばら物の収集箇所がテール側の一カ所
で済むから、全体構造を従来の各装置に比べて簡略化で
きる。また、スクレーパが下方へ移動するときにだけ落
下防止板上のばら物を掻き集めるから、落荷の回収距離
が延びても重量の増加割合が小さく、とくにベルトコン
ベヤの傾斜が急な場合に好適である。
【0044】(2) また、スクレーパを軌道上を走行する
台車により移動させるとともに、スクレーパは下降時に
のみ機能させるから、落荷を回収する距離が長くなって
も、スクレーパを比較的小さな駆動力でスムーズに移動
させることができ、また、上方への移動時にはスクレー
パを本体とともに上方へ持ち上げた状態で台車により上
方へ移動させるから、ベルトコンベヤの傾斜が急な場合
にもスクレーパを上方へスムーズに移動することができ
る。
【0045】さらに、スクレーパを本体とともに持ち上
げて係止(保持)する動作と持ち上げたスクレーパを元
の状態に戻す動作とをそれぞれ台車の移動に伴って行う
ようにしているから、専用の駆動装置が不要で、自動化
が可能になる。
【0046】(3) 加えて、ウインチ等のスクレーパの駆
動部をヘッド側、テール側あるいはそれらの中間位置な
ど自由にかつ容易に設置することができ、また駆動部を
テール側又はヘッド側に設置する場合にはベルトコンベ
ヤの両側に歩廊を容易に設置できるうえに、全体構造を
簡略化できる。
【0047】さらに、スクレーパ(台車)の移動方向の
変換を、リミットスイッチを用いて自動的に行えるの
で、スクレーパの運転を完全自動化できる。
【0048】(4) 請求項4記載の発明のように、本発明
をベルト挟み式急傾斜ベルトコンベヤに適用すれば、と
くに有効で効果が十分に発揮される。
【0049】(5) 請求項5記載の発明では、スクレーパ
本体を台車が下降する際の自重で持ち上げるようにでき
るから、リターン側のワイヤーを強く牽引することな
く、持ち上げることができ、とくに上側のワイヤーが常
に緊張状態になるスクレーパの構造の場合に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明をベルト挟み式垂直・急傾斜ベル
トコンベヤに適用した実施例を示す全体該要図で、図1
(a)は一部を省略した側面図、図1(b)は同平面図
である。
【図2】図2(a)は図1(a)のb−b線拡大断面
図、図2(b)は図2(a)のa−a線矢視図である。
【図3】図2(a)のc−c線矢視図である。
【図4】スクレーパ装置55(台車60)を往復移動す
るための駆動機構を概略的に示す平面図である。
【図5】スクレーパの持ち上げ機構を拡大して示す側面
図である。
【図6】スクレーパの持ち上げ解除機構を拡大して示す
側面図である。
【図7】図7(a)はスクレーパの作動状態を示す側面
図、図7(b)はスクレーパの非作動状態を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 ベルト挟み式垂直・急傾斜ベルトコンベヤ(傾斜
ベルトコンベヤ) 2 下部ベルトコンベヤ 3 上部ベルトコンベヤ 9 落下防止板 19 カム 20 係止解除機構 21・31 コンベヤベルト 55 スクレーパ装置 57 スクレーパ装置本体 58 ゴム板(スクレーパ) 59 回転軸 69 カム従動子 70 操作片 73 係止爪 92・93・94 ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−129830(JP,A) 特開 平11−255323(JP,A) 実開 平7−35412(JP,U) 実開 平6−1328(JP,U) 実開 昭51−79501(JP,U) 実開 平6−23928(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 45/12 - 45/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用コンベヤベルトのリターン側ベル
    トの下方にベルト走行方向に沿って落下防止板を備え、
    供給部に比べて排出部が高い位置に設けられ、石炭、鉱
    石などのばら物を搬送する傾斜ベルトコンベヤにおい
    て、 前記搬送用コンベヤベルトのリターン側ベルトの下方で
    前記落下防止板の上方に沿って設けた軌道に台車を走行
    可能に配備し、 該台車の底面にスクレーパ装置本体の基端を横向きの回
    転軸を中心に垂直方向に回転可能に軸支するとともに、
    該スクレーパ装置本体の先端にスクレーパを一部を下方
    へ突出させて交換可能に装着し、 前記スクレーパ装置本体の前記回転軸にカム従動子を一
    体回転可能に取り付けるとともに、このカム従動子に係
    合して前記スクレーパ装置本体の先端側を上方へ回転さ
    せるカム機構を、前記搬送用コンベヤベルトの供給部近
    傍に設け、 前記スクレーパ装置本体の上方回転時にスクレーパ装置
    本体に設けた係止部に係止可能な係止爪を、前記台車に
    設け、該係止爪の上端部付近に当接して係止爪と係止部
    との係止状態を解除する係止解除機構を、前記搬送用コ
    ンベヤベルトの排出部近傍に設け、 下限ストッパーを前記台車の底面から下向きに配設する
    とともに、スクレーパ装置本体の先端面上部から先端側
    に向け係止片を延設し、この係止片が下限ストッパーの
    下端ストッパー部材に当接することにより、スクレーパ
    装置本体の下方への回転が制限されるようにし、 前記スクレーパを前記台車とともに、ウインチ等のワイ
    ヤー巻上げ・巻戻し装置により複数のワイヤーおよびプ
    ーリを介して往復移動するように構成するとともに、 前記ワイヤー巻上げ・巻戻し装置の回転方向を切り換え
    るリミットスイッチを前記搬送用コンベヤベルトの供給
    部近傍および排出部近傍にそれぞれ配備し、それらのス
    イッチを操作するための操作部を前記台車に装着したこ
    とを特徴とする傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパ装置本体の基端で幅方向
    の中間位置にワイヤーの止着片(91)を固設し、前記
    ワイヤーの上側ワイヤー(92)の一端を止着片(9
    1)に止着し、前記台車の、前記スクレーパ装置本体の
    先端側に位置する面において幅方向の両側と中央との3
    点に支持用の3本のワイヤー(94)の一端をそれぞれ
    止着し、ワイヤー(94)の他端集合点に前記ワイヤー
    の下側ワイヤー(93)の一端を接続したことを特徴と
    する請求項1記載の傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スクレーパ装置本体の先端寄りで上
    方に、前記台車から前記係止爪(73)の爪部(73
    a)を含む下方部分を下方に突出させ、かつ係止爪(7
    3)の上端寄りを台車上に上向きに突設した支持板(7
    4)に支軸(75)により回転可能に枢着するととも
    に、前記係止爪(73)の上端部には回転子(76)を
    装着し、 前記係止爪(73)は側方より見て「く」の字形で、支
    軸(75)の下方部分を上方部分に比べて重くし、前記
    爪部(73a)を常態で後記係止部(57b)との係止
    方向へ回転付勢する一方、 スクレーパ装置本体の先端側上面には、前記係止爪(7
    3)の爪部(73a)を挿入可能な開口57aを設ける
    とともに、開口(57a)に隣接して先端側に係止部
    (57b)を形成したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置。
  4. 【請求項4】 前記傾斜ベルトコンベヤがベルト挟み式
    の急傾斜ベルトコンベヤである請求項1〜3のいずれか
    に記載の傾斜ベルトコンベヤの落荷回収装置。
  5. 【請求項5】 前記スクレーパ装置本体の先端側を上方
    へ回転させる駆動力が前記台車が軌道上を下降すること
    によって発生するように、ウエイトを前記台車上に搭載
    した請求項2〜4のいずれかに記載の傾斜ベルトコンベ
    ヤの落荷回収装置。
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