JPH10226761A - つや消し電着塗料組成物およびこれを用いる電着塗装方法 - Google Patents

つや消し電着塗料組成物およびこれを用いる電着塗装方法

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JPH10226761A
JPH10226761A JP3184497A JP3184497A JPH10226761A JP H10226761 A JPH10226761 A JP H10226761A JP 3184497 A JP3184497 A JP 3184497A JP 3184497 A JP3184497 A JP 3184497A JP H10226761 A JPH10226761 A JP H10226761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性が良く、塗膜性能の良いつや消し
塗膜を得ることのできる、塗料組成物を提供する。 【解決手段】 (a)下式: A−Si(OCR123)n3-n (Aは重合性二重結合を有する有機残基;R、R
よびRは水素原子または低級アルキル基を示すが、2
つ以上が同時に水素原子となることはない;nは1〜3
の整数)で示されるモノマーを含む、アルコキシシラン
含有疎水性アクリル樹脂、および(b)側鎖にカルボキ
シル基を有する親水性アクリル樹脂、を含有する、アニ
オン性つや消し電着塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建材分野において、
アルミサッシ等の金属製品のつや消し塗装に用いられ
る、つや消し電着塗料組成物およびつや消し電着塗装方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミサッシ、カーポート、門柱等のエ
クステリア用アルミ建材は一般に、表面に10μm前後
の陽極酸化皮膜を形成させた後に、10μm前後のクリ
アーな電着塗装が施されたものが用いられている。近
年、陽極酸化皮膜へ黒またはブロンズ色の電解着色と共
につや消し電着塗膜を用いることが主流となっている。
【0003】つや消し塗膜を得るためのつや消し電着塗
装方法としては従来から様々に研究されている。これに
は、例えば電着塗料浴中に無機顔料を添加し、電着塗装
時に塗料の有機樹脂成分と共に析出せしめる方法、電着
塗装された被覆物を焼き付け硬化前にエッチングする方
法、あるいは相互に溶解しないもの、相互に架橋または
重合しないもの、又は相互に硬化速度が異なるものを混
合した電着浴を用いる方法等が用いられている。しかし
ながら従来の方法では、例えば塗料中の粒子の沈降、分
離、および塗料が不均一になることに起因するつやむら
の発生という問題がある。また、経時的に塗料がゲル化
し、あるいは粘性が上昇する。被覆物をエッチングする
方法ではツヤむらが生じる他、部分的に過度にエッチン
グされるため塗膜特性の低下、すなわち塗膜の剥離や耐
候性の低下が起こるという問題もある。さらに、硬化性
の異なる混合物を用いる場合には塗膜の内部に硬化歪み
が生じるという問題もある。
【0004】これらの問題を解決するため、例えば特公
昭62−24519号では、加水分解を受けやすいアル
コキシシラン基を側鎖に有するアクリル樹脂とアミノ樹
脂からなるアニオン性電着塗料を用いるつや消し電着塗
装方法を開示する。これはアクリル樹脂中のアルコキシ
シラン基が、電着浴の調製時に加水分解されてシラノー
ルとなり、このシラノールが縮合してシロキサン結合を
生成し、粒子内ゲル構造を有する微細なディスパーショ
ン粒子を形成することによって、つや消し塗膜を得るも
のである。しかしながらこの塗料では塗装前にアルコキ
サイドの加水分解のためのエージング期間が必要である
一方でエージング期間中にアルコキサイド全てを反応さ
せることが困難である。従って、残存する未反応のアル
コキシシランが保存中に少しずつ加水分解し、粒子が沈
降することにより塗膜が不均一となる、時間の経過と共
に塗料中のゲル化が進行し、あるいは塗料全体の粘性が
増加するという問題があった。さらにこの塗料中におけ
るアルコキシシランの量が多くなりすぎると、ディスパ
ーション粒子の粒子径が大きくなり、塗料中で粒子の沈
降や凝集が生じて均一な電着塗膜が得られなくなること
から、アルコキシシランの添加量は10%程度に制限さ
れる。この少ない量のアルコキシシラン基はアクリル樹
脂と共重合しているため、塗膜上でのSi−O−Si結
合の生成は少なく、シロキサン結合による塗膜性能の向
上はほとんど期待できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決し、調製後すぐに使用でき、保存中に反応が進む
事なく安定しており、均一で塗膜性能の高いつや消し塗
膜を得ることができる、アニオン性つや消し電着塗料組
成物および該塗料組成物を用いた塗装方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(a)式I: A−Si(OCR123)n3-n
【0007】(式中、Aは重合性二重結合を有する有機
残基を示す;R1、R2およびR3は同一であっても異な
っていてもよい水素原子または低級アルキル基を示す
が、2つ以上が同時に水素原子となることはない;nは
1〜3の整数を示す)で示されるモノマーを単独重合、
または該モノマーと他の親水性の側鎖を有していない重
合性モノマーと共重合して得られる、側鎖にアルコキシ
シラン基を有する疎水性アクリル樹脂、および(b)側
鎖にカルボキシル基を有する親水性アクリル樹脂を含有
する、つや消し電着塗料組成物を提供する。
【0008】アルコキシシラン基は加水分解されるとシ
ラノールとなるが、本発明の疎水性アクリル樹脂(a)
側鎖のアルコキシシラン基は、アルコキシ基の立体障害
が大きいため、水と共存させた場合であっても常温では
加水分解がほとんど進まない。さらに本発明の塗料組成
物は疎水性アクリル樹脂(a)と親水性アクリル樹脂
(b)とを混合して、水中に分散させることによって得
られる、コア/シェル構造のエマルションであることか
ら、アルコキシシラン基はエマルションのコア部分に封
じ込められ、水との接触が避けられる。従って、本願の
電着塗料組成物は貯蔵中に加水分解が生じてゲル化が進
むことなく、良好な保存安定性を示す。
【0009】一方、本発明の塗料組成物を用いたアニオ
ン電着塗装時において、被塗装物側は陽極となるため水
の電気分解によりH+過剰となって酸性雰囲気が生成さ
れる。さらに電着塗装時には、アルマイト皮膜などの有
する電気抵抗、あるいは析出した電着塗膜自身の電気抵
抗に起因して発熱が起こる。これらの酸性、発熱などに
より常温の水中では内側に保護されていたアルコキシシ
ラン基が電着塗膜として析出すると同時に加水分解され
てシラノール基となり、次いでこのシラノール基が縮合
して塗膜上でシロキサン結合を生成する。こうして塗膜
の流動性が抑えられると同時に電着塗膜上でのゲルの生
成が起こり、均一なつや消し塗膜が得られる。
【0010】本願発明に用いる疎水性アクリル樹脂
(a)のアルコキシシラン基は、立体障害が大きいこと
から加水分解が進みにくく、電着塗装時に塗料中のすべ
てのアルコキシシラン基が加水分解されることはない。
電着時に未反応で残ったアルコキシシラン基は、その後
の焼付工程において加熱することにより縮合反応してシ
ロキサン結合を生成する。こうして、本発明の塗料組成
物は従来のごとき保存中に塗料がゲル化したり塗膜が必
要以上に粗くなるという問題無く、塗膜内へのアルコキ
シシラン基の導入量を増やすことができ、得られる塗膜
はシロキサン結合により架橋されているため非常に優れ
た強度を示す。
【0011】さらに本発明は、本発明の塗料組成物を用
いて塗装する電着塗装方法も提供する。即ち本発明は、
本発明の塗料組成物を用いた水性電着塗料浴中へ導電性
被塗物と電極を浸漬し、被塗物を陽極として両者の間に
50〜300ボルトの電圧を、1〜10分印加し、次い
で加熱する工程を含む、電着塗装方法に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】式Iの化合物において、R1〜R3
は同一であっても異なっていてもよく、好ましくはメチ
ルまたはエチル基であり、特にメチル基であるものが好
ましい。具体的にはモノ、ジ、トリイソプロポキシシラ
ンおよびモノ、ジ、トリt−ブトキシシランが例示され
る。nが2または3のものがより好ましい。nが2また
は3の場合、各アルコキシ基は同一であっても相違して
いてもよい。R1〜R3としては、より高級なアルキル基
を用いてもよいが、式Iで示されるアルコキシシラン含
有重合性単量体の合成が困難となり、コストも高くな
る。
【0013】式Iの化合物においてAで示される重合性
二重結合を有する有機残基とは、重合可能であって、親
水性の側鎖を有していなければどのような残基であって
もよく、ビニル基、アリル基、メタクリレート基、メチ
ルメタクリレート基、ビニル−3−プロピルエーテル
基、メタクリレート−3−プロピル基、メチルメタクリ
レート−3−プロピル基などが例示される。
【0014】シラン含有樹脂は式Iで示される化合物を
単独重合させて得てもよく、当該化合物と親水性の側鎖
を有さない重合性モノマーとを共重合させてもよい。共
重合させる親水性の側鎖を有さない重合性モノマーとし
ては、ビニルトリメチルシラン、ビニルトリエチルシラ
ン、γ−メタクリロキシトリメチルシラン、γ−メタク
リロキシトリエチルシランなどの、本発明とは異なるシ
ラン含有不飽和化合物、ビニルフォルメート、ビニルア
セテート、ビニルブチレート、ビニルラウレート、グリ
シジルアクリレート、ベンジルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート等の共重合性の良
いモノマーなどが例示される。
【0015】また、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の疎
水性の樹脂へ式Iで示されるモノマーをグラフト重合さ
せたものであってもよい。
【0016】本発明に用いる疎水性アルコキシシラン含
有アクリル樹脂には、式Iで示されるアルコキシシラン
モノマー成分を20重量〜100重量%、好ましくは2
5〜100、より好ましくは30〜100重量%含有す
る。この含有量が20重量%未満であると、良好なつや
消し塗膜を得ることができず、本願の効果が達成できな
い。
【0017】本発明の疎水性アルコキシシラン含有アク
リル樹脂は分子量が、500〜50000、好ましくは
1000〜40000、より好ましくは4000〜30
000である。分子量が500未満であると、つやが消
えにくくなり、分子量が50000を越えると、良好な
構造のエマルションをつくりにくくなるため、いずれも
好ましくない。
【0018】本発明の疎水性アルコキシシラン含有アク
リル樹脂は、塊状重合法、溶液重合法等の公知の方法の
いずれによって製造してもよい。特に溶液重合法で、芳
香族炭化水素系、セロソルブ系、セロソルブアセテート
系等の溶媒中に、アゾ系化合物、パーオキサイド化合物
等の開始剤を用い、50〜180℃で4〜20時間反応
させる方法によるのが好ましい。
【0019】本発明の塗料組成物の成分(b)として用
いる親水性アクリル樹脂は、側鎖にカルボキシル基を有
する。アクリル樹脂にカルボキシル基を導入するための
重合性モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、マレイン酸モ
ノエステル、イタコン酸、イタコン酸モノエステル、ク
ロトン酸、シトラコン酸等のビニル重合可能なα,β−
不飽和脂肪酸およびこれらの混合物からなる群から選択
すればよい。
【0020】カルボキシル基は、アクリル樹脂の酸価が
30〜200、好ましくは40〜100となるよう、導
入する。酸価が30未満では樹脂の親水性が劣り、均一
なコア/シェル型のエマルションを調製することができ
ない。一方、酸価が200を越えると塗膜の耐水性が不
良となり好ましくない。
【0021】アクリル樹脂にはさらに水酸基を導入して
もよい。水酸基によりさらに親水性が増し、良好な構造
のエマルションが得られる。また、後述するように架橋
剤としてアミノ樹脂等を共存させる場合には、架橋点と
しての水酸基が必須となる。水酸基を導入するためには
水酸基を有する重合性モノマー、例えばβヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、βヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、アリルアルコール、ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート、商標プラクセルFM1〜5
(ダイセル化学)およびこれらの混合物からなる群から
選択されるモノマーを共重合させればよい。
【0022】本発明の親水性アクリル樹脂中、水酸基は
水酸基価30〜200、より好ましくは40〜150と
なるように導入する。水酸基価が30未満ではメラミン
樹脂を用いる場合には架橋による硬化反応が十分に起こ
らず、硬度が低下する。一方、200を越えると未反応
の水酸基が塗膜に残存し、耐水性、耐候性が不良とな
る。
【0023】本発明の親水性アクリル樹脂の他のモノマ
ー成分としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレ
ート、イソブチル(メタ)アクリレート、ノルマルブチ
ル(メタ)アクリレートおよびグリシジル(メタ)アク
リレート等がいずれも好適に用いられる。また、本発明
のアクリル樹脂にはスチレン、α−メチルスチレン、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、(メタ)アクリロニトリル、弗化ビニル、弗化
ビニリデン、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート
等を共重合してもよい。
【0024】さらに、本発明の親水性アクリル樹脂はN
−メチロールアクリルアミドおよび/またはN−ブトキ
シメチルアクリルアミドを共重合させてもよい。これら
のアミド成分は、樹脂の全モノマー重量に対して10重
量%以下、好ましくは5重量%以下を添加する。このア
ミド成分を共重合させることによって、アクリル樹脂同
士で架橋反応が起こるため架橋密度がさらに高くなり、
耐水性、耐化学性などが改善されるが、10重量%を越
えて共重合させてもさらなる効果の改善が認められない
一方でコスト高となり、好ましくない。
【0025】本発明の親水性アクリル樹脂は、溶液重
合、エマルジョン重合、懸濁重合等の公知の方法のいず
れによって製造してもよい。各モノマーと開始剤を添加
して重合する溶液重合法によるのが好ましい。
【0026】本発明の親水性アクリル樹脂を調製する際
に用いる開始剤としては、通常の合成に用いられるもの
がいずれも好適に用いられ、例えばアゾ系化合物、ジス
ルフィド系化合物、スルフィド系化合物、スルフィン系
化合物、ジアゾ系化合物、ニトロソ化合物、パーオキサ
イド系化合物等が例示される。
【0027】本発明の塗料に用いるアクリル樹脂は、重
量平均分子量が5000〜100000、より好ましく
は10000〜50000であり、分子量分布が1〜
6、より好ましくは1〜3である。アクリル樹脂の分子
量が5000以下ではつやが消えにくくなり、1000
00を越えると電着塗膜のフロー性が悪くなるため、均
一なつや消し外観を得ることができなくなる。
【0028】本発明の塗料組成物中、アルコキシシラン
含有疎水性アクリル樹脂(a):親水性アクリル樹脂
(b)の配合比は固形分重量比で8:2〜1:9、より
好ましくは6:4〜2:8とする。この配合比が8:2
を越えると、良好な構造のエマルションをつくりにくく
なる。一方、1:9未満であるとつやが消えにくくなる
ため好ましくない。
【0029】本発明の電着塗料組成物には必要に応じて
染料、顔料または他の着色剤、硬化触媒等の種々添加剤
等を添加してもよい。
【0030】本発明の塗料組成物にはさらに、親水性ア
クリル樹脂(b)を架橋する架橋剤を添加して得られる
塗膜をより強固なものとしてもよい。架橋剤としてはア
ミノ樹脂、具体的には従来から公知の、メラミン、尿
素、ベンゾグアナミン等のアミノ化合物とホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド等のアルデヒド化合物との縮合
体にメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ルなどの低級アルコールを変性させて得た縮合体であ
る。本発明において、アミノ樹脂は分子量が5000〜
20000のものが好ましい。水に溶解した際に溶けや
すいものは、電着時の移行性が悪いため、好ましくな
い。従って、メタノール、エタノールのみで変性したも
のは水に溶けやすいため好ましくなく、通常メチル/ブ
チル混合エーテル変性タイプのメラミン樹脂が好適に用
いられる。これらの例としては、商標サイメル235、
238、285、232(三井サイテック株式会社製)
の名前で販売されているメラミン樹脂が挙げられる。な
お、アミノ樹脂を添加する場合には、上記のごとく親水
性アクリル樹脂(b)が水酸基を有していることが必須
である。
【0031】本発明の塗料組成物中、アルミ建材などの
用途に対してはアミノ樹脂を併用して塗膜性能をさらに
向上させるのが好ましい。その添加する範囲は全固形分
量に対して10〜40重量%、より好ましくは10〜3
0重量%添加する。アミノ樹脂の添加量が40重量%を
越えると良好な構造のエマルションをつくりにくくな
り、一方10重量%未満であると塗膜性能の向上を充分
にはかることができないため好ましくない。特に好まし
い本発明の塗料組成物としては、全樹脂成分中、疎水性
アクリル樹脂(a)を9〜72重量%、親水性アクリル
樹脂(b)を81〜18重量%、およびメラミン樹脂を
10〜40重量%含有するものが例示される。
【0032】本発明の塗料組成物は、アルコキシシラン
含有疎水性アクリル樹脂(a)と親水性アクリル樹脂
(b)の混合物を水中に分散させて得られるコア/シェ
ル型のエマルションである。親水性アクリル樹脂(b)
は予めアルカリ性物質、例えばモノエチルアミン、ジエ
チルアミン、トリエチルアミンなどのアミン類、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノー
ルアミン類、ピリジン、ピペリジンなどの環状アミン類
およびアンモニア等を用いて中和すればよい。中和は、
カルボキシル基に対して0.5〜1.0当量の上記アル
カリ性化合物を用いればよい。
【0033】本発明の電着塗料組成物を調製するには、
疎水性アクリル樹脂と親水性アクリル樹脂および必要に
応じて架橋剤を含む非水混合物と水とを未乳化状態で接
触させることなく直ちに分散することが必要である。従
って、まず無水条件下でアルコキシシラン含有疎水性ア
クリル樹脂(a)、親水性アクリル樹脂(b)、中和用
アルカリ性化合物および所望によりアミノ樹脂を混合
し、この混合物を撹拌しながら水を加えて直ちに乳化分
散させる方法、あるいは中和用アルカリ性化合物の水溶
液を撹拌しながら、未中和の上記樹脂混合物を投入する
方法、あるいは該樹脂混合物の中和物の非水溶液と水と
を同時に少量ずつパイプラインミキサーで連続的に乳化
する方法などが例示される。塗料中のエマルション粒子
の大きさは特に限定的ではないが、20〜200mμ、
特に50〜150mμとなるよう調節するのが好まし
い。
【0034】本発明の電着塗料組成物は、顔料、両親媒
性溶剤、界面活性剤などを必要に応じて添加し、水で希
釈して固形分を5〜30重量%、好ましくは5〜20重
量%、より好ましくは7〜13重量%とした電着塗料浴
を調製して電着塗装に供される。水性電着塗料浴の固形
分濃度が30重量%を越えると粘度電導度等が高くなり
すぎ、塗装電圧低下(つきまわり性不良)や、水溶性等の
作業性が悪化し、5重量%未満であると、電導度が低く
なりすぎ、塗装電圧増大等の作業性や塗料の安定性が悪
化するため好ましくない。
【0035】本発明の塗料は、様々な導電性の金属材料
のアニオン性つや消し電着塗装に用いることができる。
特にアルミニウム、アルミニウム合金のつや消し電着塗
装に有用である。アルミニウムあるいはその合金は、本
発明の塗料により塗装する前に、アルマイト処理および
封孔処理を施すのが好ましい。
【0036】電着塗装は、本発明の水性電着塗料浴中へ
導電性被塗物および電極を浸漬し、被塗物を陽極として
電気回路を形成させ、50〜300V、好ましくは80
〜250Vの直流電圧を1〜10分間、より好ましくは
1〜8分間印加する。本発明の塗料組成物は、電着塗装
時に疎水性樹脂の側鎖が加水分解されると共に塗膜上で
ゲル化が生じて塗膜のつやを消す。印加電圧が50V未
満の場合には、アルコキシシランの十分な加水分解が進
まず、平滑な塗膜となる。一方、電圧が300Vを越え
ると塗膜表面が粗くなり、外観が悪化するため好ましく
ない。
【0037】必要な厚みの電着塗膜が得られた後、被塗
物は必要に応じて水洗し、次いで120〜250℃、好
ましくは150〜200℃にて焼き付け乾燥して電着塗
装膜を完成させる。この焼付工程によって、未反応アル
コキシシラン基の縮合反応によりシロキサン結合が生成
し、得られる塗膜は均一なつや消し外観を有する強固な
ものとなる。
【0038】
【実施例】本発明の塗料を、実施例に基づきさらに詳細
に説明する。なお、各表に記載の各成分の量は、特に断
りのない限りすべて重量部である。 (1)アルコキシシラン含有疎水性アクリル樹脂の合成
例1 キシレン27部を70℃に熱したところへ、ビニルトリ
イソプロポキシシラン80部とt−ブチルパーオキシピ
バレート16部を混合したもの、およびビニルアセテー
ト80部を3時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに
キシレン13部とt−ブチルパーオキシピバレート2.
3部を30分かけて滴下し、反応を4時間続けた。得ら
れたアルコキシシラン含有疎水性アクリル樹脂ワニスは
不揮発分73%、酸価0、水酸基価0、重量平均分子量
16000であった。
【0039】(2)アルコキシシラン含有疎水性アクリ
ル樹脂の合成例2 キシレン19部を70℃に熱したところへ、ビニルトリ
イソプロポキシシラン80部とt−ブチルパーオキシピ
バレート11部を混合したもの、およびビニルアセテー
ト30部を3時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに
キシレン9部とt−ブチルパーオキシピバレート1.6
部を30分かけて滴下し、反応を4時間続けた。得られ
たアルコキシシラン含有疎水性アクリル樹脂ワニスは不
揮発分73%、酸価0、水酸基価0、重量平均分子量1
4000であった。
【0040】(3)アルコキシシラン含有疎水性アクリル
樹脂の合成例3 キシレン20部を90℃に熱したところへ、3−メタク
リロキシプロピルトリt−ブトキシシラン80部とt−
ブチルパーオキシ2−エチルキサノエート10部を混合
したもの、およびメチルメタクリレート21部を3時間
かけて滴下した。滴下終了後、さらにキシレン9部とt
−ブチルパーオキシ2−エチルキサノエート1部を30
分かけて滴下し、反応を3時間続けた。得られたアルコ
キシシラン含有疎水性アクリル樹脂ワニスは不揮発分7
1%、酸価0、水酸基価0、重量平均分子量18000
であった。
【0041】(4)アルコキシシラン含有アクリル樹脂
の合成例 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート3
5部を70℃に熱したところへ、ビニルトリス(2−メ
トキシエトキシ)シラン95部とt−ブチルパーオキシ
ピバレート22.8とを混合したもの、およびビニルア
セテート95部と無水マレイン酸9.5部とを混合した
ものを3時間かけて滴下し、さらに2時間反応させた。
得られたアルコキシシラン含有アクリル樹脂は不揮発分
77%、酸価50、水酸基価0、重量平均分子量120
00であった。
【0042】(5)親水性アクリル樹脂の合成例 n−ブタノール67部を120℃に熱したところへ、メ
タクリル酸メチル25部、スチレン21部、アクリル酸
n−ブチル22部、メタクリル酸ヒドロキシエチル20
部、アクリル酸7部およびアゾビスイソブチロニトリル
1部を3時間かけて滴下した。滴下終了後、n−ブタノ
ール10部およびアゾビスイソブチロニトリル0.5部
を30分かけて滴下し、反応をさらに4時間続けた。得
られた親水性アクリル樹脂ワニスは、不揮発分50%、
酸価54、水酸基価86、重量平均分子量35000で
あった。
【0043】(6)アルコキシシラン含有アクリル樹脂
の合成例 イソプロピルアルコール67部を80℃に熱したところ
へ、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン2
部、メタクリル酸メチル25部、スチレン21部、アク
リル酸n−ブチル22部、メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル20部、アクリル酸7部およびアゾビスイソブチロニ
トリル1部を3時間かけて滴下した。滴下終了後、n−
ブタノール10部およびアゾビスイソブチロニトリル
0.5部を30分かけて滴下し、反応をさらに4時間続
けた。得られたアルコキシシラン含有アクリル樹脂ワニ
スは、不揮発分50%、酸価54、水酸基価86、重量
平均分子量40000であった。
【0044】塗料組成物の調整 実施例1 上記(1)で合成したアルコキシシラン含有疎水性アク
リル樹脂ワニス69部と(5)で合成した親水性アクリ
ル樹脂ワニス95部、およびトリエチルアミン3.7部
(カルボキシル基に対し0.8当量)を30分撹拌混合
した後、撹拌を続けながら純水811部を徐々に加えて
固形分10%の電着塗料組成物を得た。
【0045】実施例2 上記(2)で合成したアルコキシシラン含有疎水性アク
リル樹脂ワニス50部と(5)で合成した親水性アクリ
ル樹脂ワニス136部、およびトリエチルアミン5.3
部(カルボキシル基に対し0.8当量)を30分撹拌混
合した後、撹拌を続けながら純水854部を徐々に加え
て固形分10%の電着塗料組成物を得た。
【0046】実施例3 上記(1)で合成したアルコキシシラン含有疎水性アク
リル樹脂ワニス61部とサイメル235(三井サイテッ
ク製造メラミン樹脂)19部を20分撹拌混合した後、
(5)で合成した親水性アクリル樹脂ワニス84部およ
びトリエチルアミン3.3部(カルボキシル基に対し
0.8当量)を30分撹拌混合した後、撹拌を続けなが
ら純水888部を徐々に加えて固形分10%の電着塗料
組成物を得た。
【0047】実施例4 上記(3)で合成したアルコキシシラン含有疎水性アク
リル樹脂ワニス51部と(5)で合成した親水性アクリ
ル樹脂ワニス118部、およびトリエチルアミン4.6
部(カルボキシル基に対し0.8当量)を混合した後、
撹拌を続けながら純水779部を徐々に加えて、固形分
10%の電着塗料組成物を得た。
【0048】比較例1 上記(6)で合成したアルコキシシラン含有アクリル樹
脂ワニス120部とサイメル235(三井サイテック製
メラミン樹脂)40部およびトリエチルアミン3.5部
(カルボキシル基に対し0.6当量)を混合した後、純
水837部を撹拌しながら加え、固形分10%の電着塗
料組成物を得た。
【0049】比較例2 上記(4)で合成したアルコキシシラン含有アクリル樹
脂ワニス124部に、トリエチルアミン5.4部(カル
ボキシル基に対し0.6当量)を加え、これを混合した
後、純水871部を撹拌しながら徐々に加え、固形分1
0%の電着塗料組成物を得た。
【0050】実施例および比較例で得られた電着塗料組
成物につき、塗装電圧と塗膜の関係。 評価方法 1)塗装電圧と塗膜の光沢 実施例1〜4および比較例1の塗料組成物を用いてアル
マイト処理したアルミ板を陽極とし、ステンレス板を陰
極として電着塗装を行った。塗装時の塗料組成物の温度
を20℃〜22℃、印加電圧を0〜250ボルトとして
1〜6分間電圧をかけた。その後、180℃にて30分
間焼付けを行い、電着塗膜を得た。得られた塗膜の膜厚
は10μであった。得られた塗膜の60°光沢をJIS
Z 8741により調べた。結果を表1に示す。な
お、電圧0ボルト時の60°光沢はアルマイト処理した
アルミ板自身の光沢値である。
【0051】
【表1】
【0052】実施例に示す本願発明の塗料組成物は、低
電圧では電極状の反応性が低く、加水分解が生じにくい
ため、高い光沢となるが、一定電圧以上では電着塗膜上
で加水分解が生じて良好な低い光沢が得られている。一
方、比較例においては、塗料保存中に加水分解してお
り、電圧に関係なく低い光沢の塗膜が得られている。
【0053】2)アセトンに対する溶解性 実施例1〜4および比較例1の塗料組成物および、該塗
料組成物を電着塗装後、焼付する前にカッター、メス等
によって剥がしたものにつき、アセトン溶解性を調べ
た。得られた塗料および塗膜を固形分濃度が10%とな
るようアセトンと混合し、アセトンに対する溶解性を目
視判定した。結果を表2に示す。表2中、実施例1〜4
についての高光沢塗膜とは100ボルトの塗装電圧を5
分間印加して得られた塗膜であり、低光沢塗膜とは16
0ボルトの塗装電圧を3分間印加して得られた塗膜であ
る。比較例1については、160ボルトの塗装電圧を3
分間印加して得られた塗膜を用いた。いずれも、膜厚1
0μの塗膜を得た。
【0054】
【表2】
【0055】塗装前の実施例1〜4の塗料組成物ではア
ルコキシシラン基が加水分解されていないため、アセト
ンに対する良好な溶解性を示すが、低光沢塗膜において
は塗膜とアセトンの混合液が2層に分離した。下層部が
加水分解によりゲル化した部分であり、シラン樹脂成分
がアセトンに対して不溶となっているが、上層部はゲル
化に関係していない親水性アクリル樹脂部分およびアル
コキシシランが未反応の部分であり、ゲル化が進まずア
セトンによく溶解するものと考えられる。
【0056】3)塗料の保存安定性 実施例1〜4および比較例2の塗料組成物を20℃の条
件下で放置し、製造直後、3日後および1カ月後に沈降
物が生成するか否かを目視判定した。結果を表3に示
す。
【0057】
【表3】
【0058】比較例2の塗料組成物の沈降物を分取して
上記2)と同様にしてアセトン溶解性を調べたところ、
アセトンには不溶であった。
【0059】4)塗膜性能 実施例1〜4および比較例1の塗料組成物を用い、塗装
電圧を160ボルトとする以外は1)と同様にして膜厚
10μの塗膜を得た。得られた塗膜の塗膜外観、鉛筆硬
度、耐酸性、熱冷サイクル試験について評価した。
【0060】評価方法 a)塗膜外観 目視にて評価した。 b)鉛筆硬度 JIS H8602の鉛筆ひっかき試験(ヤブレ法)の
結果である。 c)耐酸性 5%HSO中に720時間浸漬した後、JIS H
8681に基づきレイティングナンバーを測定した。 d)熱冷サイクル 沸騰水中に8時間、−20℃にて16時間の熱冷サイク
ルを5サイクル繰り返し、熱冷サイクル前後の塗膜光沢
(60°)の変化を測定し、保持率で表した。結果を表
4に示す。
【0061】
【表4】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下式: A−Si(OCR123n3-n (式中、Aは重合性二重結合を有する有機残基を示す;
    1、R2およびR3は同一であっても異なっていてもよ
    い水素原子または低級アルキル基を示すが、2つ以上が
    同時に水素原子となることはない;nは1〜3の整数を
    示す)で示されるモノマーを単独重合、または親水性の
    側鎖を有していない他の重合性モノマーと共重合して得
    られる側鎖にアルコキシシラン基を有する疎水性アクリ
    ル樹脂、および(b)側鎖にカルボキシル基を有する親
    水性アクリル樹脂を含有する、アニオン性つや消し電着
    塗料組成物。
  2. 【請求項2】 R1〜R3がそれぞれ水素原子またはメチ
    ル基である(但し2つ以上が同時に水素原子となること
    はない)請求項1記載のアニオン性つや消し電着塗料組
    成物。
  3. 【請求項3】 疎水性アクリル樹脂(a):親水性アク
    リル樹脂(b)の固形分重量比が8:2〜1:9となる
    よう配合されている、請求項1記載のアニオン性つや消
    し電着塗料組成物。
  4. 【請求項4】 親水性アクリル樹脂(b)が側鎖に水酸
    基を有しており、さらに架橋剤を含有する、請求項1記
    載のアニオン性つや消し電着塗料組成物。
  5. 【請求項5】 架橋剤がメラミン樹脂である、請求項4
    記載のアニオン性つや消し電着塗料組成物。
  6. 【請求項6】 全樹脂成分中、疎水性アクリル樹脂
    (a)を9〜72重量%、親水性アクリル樹脂(b)を
    81〜18重量%およびメラミン樹脂を10〜40重量
    %含有する、請求項4記載のアニオン性つや消し電着塗
    料組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のアニオン性つや消し電着
    塗料組成物中の水性塗料浴中に導電性被塗物と電極を浸
    漬し、該被塗物を陽極側にして50〜300ボルトの電
    圧を1〜10分間印加し、次いで加熱することにより電
    着塗装皮膜を形成させる工程を含む、電着塗装方法。
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