JPH10226693A - メタロセン化合物、その製造方法及びその使用 - Google Patents

メタロセン化合物、その製造方法及びその使用

Info

Publication number
JPH10226693A
JPH10226693A JP10019337A JP1933798A JPH10226693A JP H10226693 A JPH10226693 A JP H10226693A JP 10019337 A JP10019337 A JP 10019337A JP 1933798 A JP1933798 A JP 1933798A JP H10226693 A JPH10226693 A JP H10226693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
silanediyl
chloro
indenyl
germanium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10019337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3390133B2 (ja
Inventor
Luis Mendez Llatas
メンデス ラタス ルイス
Antonio Munoz-Escalona Lafuente
ムノス−エスカロナ ラフエンテ アントニオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Repsol Quimica SA
Original Assignee
Repsol Quimica SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Repsol Quimica SA filed Critical Repsol Quimica SA
Publication of JPH10226693A publication Critical patent/JPH10226693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3390133B2 publication Critical patent/JP3390133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F17/00Metallocenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S526/943Polymerization with metallocene catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 官能化した架橋を有するメタロセン化合物、
その製造方法及びその使用を提供する。 【解決手段】 次式: 〔式中Mは3,4,5又は6族の遷移金属を表わし、L
はシクロペンタジエニル型の配位子を表わし、Yはハロ
ゲンを表わす〕の官能化架橋を有するメタロセンであっ
て基単位Lの間で1個又はそれ以上の架橋部を有し得る
メタロセンを提供する。これらの架橋部の少なくとも1
個はハロゲン原子とケイ素、ゲルマニウム又は錫原子と
の間の結合部によって構成される基によって官能化され
ている。対応の金属ハライドと脱離性基を有する配位子
の前躯体とを原料としてこれらのメタロセン化合物の製
造方法も提供する。これらの化合物によって示される官
能価はビ−又はポリ−メタロセン化合物を含めて新規な
メタロセン誘導体を形成するのに用いうる特有の反応性
を該化合物に与える。この反応性はアルコール型基剤を
用いた例により本明細書に示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメタロセン化合物、
その製造方法及びその使用に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】メタロセン化合物の分
野は50年代にこれらの化合物が最初に合成されて以来大
きな発展を遂げている (G. WilkinsonらのJ. Am. chem.
Soc., 1953, 75, 1011)。この発展は基本的にはこれら
の化合物を用いる多数の応用が大きく増大したことに因
る。こうして、メタロセン化合物は水添、エポキシ化、
二重結合の異性化、ケトンの還元、アルドール反応、種
々の置換オレフィンの合成等の触媒として使用し得る
が、その最大の使用はオレフィン重合用の触媒成分とし
てである。何故ならば、アルムオキサン又は別の非配位
アニオン前駆体(例えばホウ素化合物)によってこの使
用に賦活化できるからである。この分野では、特に4族
(Ti,Zr,Hf)のメタロセンが発展したが、3,5及び
6族のメタロセンも発展した。メタロセンはきわめて種
々の条件(溶液、懸濁、塊状、気相、高圧及び温度過程
等)で操作して製造される。メタロセンは簡単なα−オ
レフィン、基本的にはエチレン及びプロピレンを重合及
び共重合するのに用いたが、またより複雑なオレフィン
(シクロオレフィン、ジオレフィン及び極性基を有する
オレフィン)の重合及び共重合にも用いた(例えば W.
A. NugentらのJ. Am. Chem. Soc. 1989, 111, 6435; R.
M. WaymouthらのJ. Am. Chem. Soc. 1992, 114, 9679
;H YasudaらのMacromol. Chem. Phys, 1995, 196, 24
17)。
【0003】各々の用途の相異なる必要性に適合させる
ために、メタロセンを形成するシクロペンタジエニル環
の回りで種々の置換基を基本的に変えて種々のメタロセ
ンが製造された。何故ならばこのようにして立体的に且
つ電子的にそれらの活性中心の反応性に影響を及ぼすこ
とができるからである。特に関連のある発展は2個のシ
クロペンタジエニル環を接続する少なくとも1個の架橋
部を導入することである(H.H. BritzingerらのJ. Organ
omet. Chem. 1979, 173, 6270)。何故ならばメタロセン
それ自体の立体的及び電子的性質についてのみならず
(1)架橋部がシクロペンタジエニル環同志の拡がり角
度を大きく決定するので活性中心へのより大きな又はよ
り小さな接近度に単量体を影響させまた(2)シクロペ
ンタジエニル環の自由回転を防止しそれ故分子全体の相
称性を決定するのでメタロセンの反応性に影響をするか
らである。この技術を用いると、或るメタロセンのより
良い安定性と、単量体の寸法故に重合体中に配合される
単量体のより大きな又はより小さな識別と、α−オレフ
ィン(アイソタクチック、シンジオタクチック、ヘミア
イソタクチック)を原料として立体規則性重合体が得ら
れるか又は得られない可能性とが達成される。
【0004】欧州特許公開(EP-A)757053号は次式: XmM(L−M2 (R1 2 )−A−ZR3 o Halp)
n 〔式中Mは周期律表の4,5又は6族の金属であり;各
々のXは水素、ハロゲン、1〜40個の炭素原子含有残基
であり;mは1,2又は3であり;nは1又は2であ
り;各々のLは中心原子Mに配位結合しているπ配位子
であり;各々のM2はケイ素、ゲルマニウム又は錫から
選ばれ;R1 は1〜20個の炭素原子含有残基であり;R
2 は1〜20個の炭素原子含有残基又は中心原子Mに配位
結合しているπ配位子であり;各々のAは二価の1〜40
個の炭素原子含有残基であり;各々のZはホウ素、ケイ
素、ゲルマニウム又は錫であり;各々のR3 は水素又は
1〜20個の炭素原子含有残基であり;oは0,1又は2
であり;各々の Halはハロゲン原子であり;pは1,2
又は3である〕の新規なメタロセンを記載している。
【0005】この化合物はハロゲン原子が結合している
2個のケイ素、ゲルマニウム又は錫原子を接続する炭化
水素架橋部が存在することを特徴としている。この特性
は該化合物を担持触媒の製造に特に適当とさせる。別の
官能化メタロセンの製造に用い得るとは言及されていな
い。
【0006】本発明の目的は、メタロセン構造における
架橋部に官能価(functionality) を与え即ち予定した基
剤と反応し得る単位を与えることで架橋部の影響を尚更
に発現させるので明らかな利点を生ずる。この官能価の
導入目的はその反応性中心によってメタロセンを改質す
ることができることである。これによって別の用途のう
ちで新規なジ−又はポリメタロセン化合物を得る新規で
簡単な方法を与えることができ、これらの化合物は1つ
以上のメタロセン単位をその構造中に有する化合物であ
る。当業者に明らかであるように、メタロセン分子の別
の部分の代りに架橋部に官能価を局在化させるという事
実は触媒的に活性なメタロセン中心から離れてこの反応
性の位置を維持するという利点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、周期
律表の3,4,5又は6族の遷移金属を有するメタロセ
ン型の有機金属化合物を記載するものである。更に本発
明の化合物はシクロペンタジエニル型単位の間に少なく
とも1個の結合部(union) 即ち架橋部(bridge)を有する
ことを特徴している。架橋部は少なくとも1つの官能価
を示すことを特徴としており、架橋部はSi−Y,Ge−Y
又はSn−Y型の単位好ましくはSi−Y(但しYはハロゲ
ンである)である。
【0008】本発明においては、シクロペンタジエニル
単位上に脱離性基を用いこうして対応の遷移金属ハライ
ドとの反応によって遷移金属とメタロセンに特有なシク
ロペンタジエニル単位との間でπ結合部を生成すること
を特徴とする有機金属化合物の製造方法を記載するもの
である。更に本発明においてはビ−又はポリメタロセン
化合物の製造にこれらの有機金属化合物を用いることを
記載する。
【0009】本発明によると一般に、 次式(I) 〔式中Yはハロゲンであり;Mは周期律表の3,4,5
又は6族の遷移金属であり;各々のLは、π結合によっ
てMに結合されしかもインデニル又はフルオレニル基を
含めてシクロペンタジエニル型の単位から個々に選ばれ
しかも同じ又は異なる置換基で置換されているか又は置
換されていないシクロペンタジエニル単位を表わし;Z
は2個の単位Lの間で架橋結合部を形成する基でありし
かも0〜20個の炭素原子と0〜5個の酸素、硫黄、窒
素、燐、ケイ素、ゲルマニウム、錫又はホウ素原子とを
含有でき;EはZ及びYを結合させる中間基でありしか
も0〜20個の炭素原子と0〜5個の酸素、硫黄、窒素、
燐、ケイ素、ゲルマニウム、錫又はホウ素原子とを含有
でき、しかもその分子骨格中に基Yが結合した少なくと
も1個のケイ素、ゲルマニウム又は錫原子を有すること
を特徴としており;oは0又は1であり;kは1,2又
は3であり;mは遷移金属の酸化状態と合致して2又は
2より大きい数であり;jは0又は1であり、但しその
値は少なくとも1回は1であり;jが1に等しくoが0
に等しい時はZはYが直接結合している少なくとも1個
のケイ素、ゲルマニウム又は錫原子を有することを特徴
としており;但し次式 Xm′M1 (L′−M2 (R1 2 )−A′−Z′R3
o′ Halp′)n′ (式中M1 は周期律表の4,5又は6族の金属であり、
各々のXは水素、ハロゲン又は1〜40個の炭素原子含有
残基から個々に選ばれ;m′は1,2又は3であり;
n′は1又2であり;各々のL′は個々に中心原子M1
に配位結合しているπ配位子であり;各々のM2 はケイ
素、ゲルマニウム又は錫から個々に選ばれ;R1 は1〜
20個の炭素原子含有残基であり;R2 は1〜20個の炭素
原子含有残基又は中心原子M1 に配位結合しているπ配
位子であり;各々のA′は2価の1〜40個の炭素原子含
有残基であり;各々のZ′はホウ素、ケイ素、ゲルマニ
ウム又は錫から選ばれ;各々のR3 は水素又は1〜20個
の炭素原子含有残基であり;o′は0,1又は2に等し
く;各々の Halはハロゲン原子であり;p′は1,2又
は3である)の化合物を除外する〕を有するメタロセン
化合物が提供される。
【0010】本発明によると好ましくは、次式(II) 〔式中Yはハロゲンであり;Mは周期律表の3,4,5
又は6族の遷移金属であり;各々のLはπ結合によって
Mに結合されしかもインデニル又はフルオレニル基を含
めてシクロペンタジエニル型の単位から選ばれしかも同
じ又は異なる置換基によって置換されているか又は置換
されていないシクロペンタジエニル単位を表わし;Qは
13,14又は15族の元素であり;Eは基Q及びYを結合さ
せる中間基でありしかも0〜20個の炭素原子と0〜5個
の酸素、硫黄、窒素、燐、ケイ素、ゲルマニウム、錫又
はホウ素原子とを含有できしかもその骨格構造中に基Y
が結合された少なくとも1個のケイ素、ゲルマニウム又
は錫原子を有することを特徴とし;Rは水素、ハロゲ
ン、ハロカーボン、置換ハロカーボン、C1-20アルキ
ル、C2- 20アルケニル、C6-20アリール、C7-40アルキ
ルアリール、C7-40アリールアルキル、C8-20アリール
アルケニル、アルコキシ、シロキシ基及びこれらの組合
せであり;Aは同じでも異なっても良く、基L及びQの
間の架橋基でありしかも16族の1個のみの2価原子好ま
しくは−O−あるいは15族の3価モノ置換元素好ましく
は>N−R(Rは前述の如くである)あるいは14族の4
価ジ置換元素好ましくは>C(R)2 又は> Si(R) 2(Rは
前述の如くである)あるいは置換基を有する又は有しな
い2個又はそれ以上の原子の連鎖好ましくは−C−C
−,−C−Si−,−Si−Si−,−Si−O−,−C−O
−,−C−N−,−C−C−C−,−C−Si−C−,−
Si−O−Si−の何れかを表わし;oは0又は1であり;
kは1,2又は3であり;mは遷移金属の酸化状態に合
致して2に等しいか又はそれより大きい数であり;p,
n,lは0又は1であり;jは0又は1であり但しその
値は少なくとも1回は1であり;jが1に等しくoが0
に等しい時はQはケイ素、ゲルマニウム又は錫原子であ
り;但し次式 Xm′M1 (L′−M2 (R1 2 )−A′−Z′R3
o′ Halp′)n′ (式中M1 は周期律表の4,5又は6族の金属であり、
各々のXは水素、ハロゲン又は1〜40個の炭素原子含有
残基を個々に表わし;m′は1,2又は3であり;n′
は1又は2であり;各々のL′は中心原子M1に配位結
合するπ配位子であり;各々のM2 はケイ素、ゲルマニ
ウム又は錫から選ばれ;R1 は1〜20個の炭素原子含有
基であり;R2 は1〜20個の炭素原子含有基又は中心原
子M1 に配位結合するπ配位子であり;各々のA′は2
価の1〜40個の炭素原子含有残基であり;各々のZ′は
ホウ素、ケイ素、ゲルマニウム又は錫から選ばれ;各々
のR3 は水素又は1〜20個の炭素原子含有残基であり;
o′は0,1又は2であり;各々の Halはハロゲン原子
であり;p′は1,2又は3である)の化合物を除外す
る〕に相当するメタロセン化合物が提供される。
【0011】本発明の若干のメタロセン化合物の構造式
の例を以下に記載するが、これに限定されるものではな
い:
【0012】これらの式中においてY,R及びMは前述
の意義を有し、Cp は、置換基を有する又は有しないイ
ンデニル環及び置換基を有する又は有しないフルオレニ
ル環を含めてシクロペンタジエニル環又は置換基を有す
るシクロペンタジエニル環を表わし;C,H,Si,Oは
周期表の対応の原子を表わす。
【0013】本発明による若干のメタロセン化合物の例
を以下に記載するが、これに限定されるものではない:
メチル−クロロ−シランジイル−ビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ−
シランジイル(シクロペンタジエニル)(テトラメチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、メ
チル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド、メチル
−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(1
−(2−メチル)インデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエ
ニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、
メチル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ジル
コニウムジクロライド、メチル−クロロ−シランジイル
(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−インデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−ク
ロロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)インデ
ニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ−シ
ランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ
−シランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9
−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル−ビス(1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロライド、メチル−クロロ−シランジイル
(9−フルオレニル)(1−インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、メチル−クロロ−シランジイル−ビス
(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、
【0014】メチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、メチル
−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テ
トラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロラ
イド、メチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジ
エニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
メチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフニウム ジ
クロライド、メチル−クロロ−シランジイル(シクロペ
ンタジエニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジクロ
ライド、メチル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラ
メチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシク
ロペンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)
ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シランジイ
ル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロ
ロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)インデニ
ル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラン
ジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−
シランジイル−ビス(1−インデニル)ハフニウムジク
ロライド、メチル−クロロ−シランジイル(9−フルオ
レニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
メチル−クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニ
ル)ハフニウムジクロライド、
【0015】メチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)チタンジクロライド、メチル−ク
ロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テトラ
メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、メ
チル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(1−インデニル)チタンジクロライド、メチル−クロ
ロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(1−(2
−メチル)インデニル)チタンジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−
シランジイル−ビス(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シランジイ
ル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2−
メチル)インデニル)チタンジクロライド、メチル−ク
ロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエ
ニル)(9−フルオレニル)チタンジクロライド、メチ
ル−クロロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)
インデニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シ
ランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−イ
ンデニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル−ビス(1−インデニル)チタンジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル(9−フルオレニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニル)チタ
ンジクロライド、
【0016】エチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、エチ
ル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロライド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペ
ンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタ
ジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、エチル−クロロ−シランジイル(シ
クロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロライド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス
(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロライド、エチル−クロロ−シランジイル(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)(1−(2−メチル)イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)
(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド、エチル
−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジ
エニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス(1−(2−
メチル)インデニル)ジルコニウムジクロライド、エチ
ル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチル)インデ
ニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチル)イ
ンデニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロラ
イド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス(1−イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル(9−フルオレニル)(1−インデニル)
ジルコニウムジクロライド、エチル−クロロ−シランジ
イル−ビス(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロラ
イド、
【0017】エチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、エチル
−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テ
トラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロラ
イド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジ
エニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフニウムジク
ロライド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペン
タジエニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジクロラ
イド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフ
ニウムジクロライド、エチル−クロロ−シランジイル
(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−インデニ
ル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−シラン
ジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(9−フ
ルオレニル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ
−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)インデニ
ル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−シラン
ジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル−ビス(1−インデニル)ハフニウムジク
ロライド、エチル−クロロ−シランジイル(9−フルオ
レニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニ
ル)ハフニウムジクロライド、
【0018】エチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチル−ク
ロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テトラ
メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エ
チル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(1−インデニル)チタンジクロライド、エチル−クロ
ロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(1−(2
−メチル)インデニル)チタンジクロライド、エチル−
クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル−ビス(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シランジイ
ル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2−
メチル)インデニル)チタンジクロライド、エチル−ク
ロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、エチル−
クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエ
ニル)(9−フルオレニル)チタンジクロライド、エチ
ル−クロロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)
インデニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シ
ランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−イ
ンデニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シラ
ンジイル−ビス(1−インデニル)チタンジクロライ
ド、エチル−クロロ−シランジイル(9−フルオレニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、エチル−
クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニル)チタ
ンジクロライド、
【0019】プロピル−クロロ−シランジイル−ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、
プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シ
クロペンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シク
ロペンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)
ジルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シラン
ジイル(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)
ジルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シラン
ジイル−ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジ
イル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2
−メチル)インデニル)ジルコニウムジクロライド、プ
ロピル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テトラメチ
ルシクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコ
ニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
−ビス(1−(2−メチル)インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−
(2−メチル)インデニル)(1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
(1−(2−メチル)インデニル)(9−フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シ
ランジイル−ビス(1−インデニル)ジルコニウムジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(9−フル
オレニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(9−フル
オレニル)ジルコニウムジクロライド、
【0020】プロピル−クロロ−シランジイル−ビス
(シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、プ
ロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(テトラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シク
ロペンタジエニル)(1−インデニル)ハフニウムジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペ
ンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフ
ニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ハフニ
ウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル−
ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テト
ラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2−メチル)
インデニル)ハフニウムジクロライド、プロピル−クロ
ロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、プロ
ピル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペン
タジエニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジクロラ
イド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(1−
(2−メチル)インデニル)ハフニウムジクロライド、
プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチル)
インデニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライ
ド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチ
ル)インデニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(1
−インデニル)ハフニウムジクロライド、プロピル−ク
ロロ−シランジイル(9−フルオレニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シ
ランジイル−ビス(9−フルオレニル)ハフニウムジク
ロライド、
【0021】プロピル−クロロ−シランジイル−ビス
(シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、プロピ
ル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロラ
イド、プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタ
ジエニル)(1−インデニル)チタンジクロライド、プ
ロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(1−(2−メチル)インデニル)チタンジクロラ
イド、プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタ
ジエニル)(9−フルオレニル)チタンジクロライド、
プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラメチル
シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、プロピル
−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジ
エニル)(1−(2−メチル)インデニル)チタンジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)(1−インデニル)チタン
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テト
ラメチルシクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)
チタンジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
−ビス(1−(2−メチル)インデニル)チタンジクロ
ライド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−
メチル)インデニル)(1−インデニル)チタンジクロ
ライド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−
メチル)インデニル)(9−フルオレニル)チタンジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(1
−インデニル)チタンジクロライド、プロピル−クロロ
−シランジイル(9−フルオレニル)(1−インデニ
ル)チタンジクロライド、プロピル−クロロ−シランジ
イル−ビス(9−フルオレニル)チタンジクロライド。
【0022】本発明の官能化メタロセン化合物の製造は
次の反応式に示した一般的方法により得られる。 〔但しY,Z,L,E,M,j,m及びoは前述の意義
を有し:Sはシクロペンタジエニル環に結合した脱離性
基、好ましくは基 T(R4 ) 3 (但しTはケイ素、ゲルマ
ニウム又は錫でありR4 はC1-20アルキル基である)を
表わす〕
【0023】Sは好ましくは、基 Si(CH3 ) 3 又は Sn
(CH3 ) 3 を表わす。この反応式で表わした場合にSは
互いに同じでも異なっても良い基を表わし、結合部L−
Sはイオン性のs又はp−結合又はその組合せを表わす
ことができ;結合部L−Mは常に高いπ特性をもつ結合
を表わす。官能化架橋(functionalized bridge) を有す
るメタロセンの合成方法は溶剤の存在下に又は不在下に
実施できる。溶剤を用いる場合には、脂肪族炭化水素、
芳香族炭化水素又はこれらのモノハロゲン又はポリハロ
ゲン含有誘導体であり得るのが好ましい。2種又はそれ
以上の溶剤の混合物もまた用い得る。
【0024】官能化架橋を有するメタロセンのこの製造
方法は−20〜 300℃の温度で好ましくは0〜 200℃の温
度で又は用いた溶剤系の還流温度で実施できる。官能化
架橋を有するメタロセンのこの製造方法は、光から保護
しながら又は保護することなく実施し得る。
【0025】本発明の化合物は次いで原料化合物の官能
化に適当な基剤を作用させることによって得られる新規
な化合物の前駆体として用い得る。適当な基剤は少なく
とも1個の反応性基G−J(但しGは14,15,16又は17
族の元素を表わし、Jは1(水素を含む)、2又は3族
の元素を表わす)を有する基剤である。
【0026】両方の反応性基即ちメタロセンの官能基と
基剤の反応性基との間の反応過程は次の反応式により表
わし得る: この様にしてメタロセン誘導体は、官能化前駆体のメタ
ロセンから1つ又はそれ以上の単位G− (E)o −Zを有
することを特徴として得られる。
【0027】反応性基G−Jは例えばヒドロキシ、アミ
ノ、ホスフィノ、チオール、アミド、ホスフィド、チオ
キシ、アルキルアニオン等である。これらの基を含有す
る基剤の例は水、アンモニア、シリカ、アルミナ、アル
コール、フェノール、シラノール、チオール、第1級及
び第2級アミン、第1級及び第2級ホスフィン、ハロゲ
ン化水素、アルキリド又はアルコキシド又はアミド又は
フェノキシドあるいはアルカリ又はアルカリ土類金属の
アルコキシド又はヒドロキシドあるいはこれらの種々の
基単位を組合せた化合物例えばアミノアルコール、ヒド
ロキシチオール、ポリオール、ジオールである。
【0028】官能化架橋を有するメタロセンと基剤との
間の反応は基本的には両反応剤の性状に応じて広範囲の
条件で行うことができる:反応温度は−100 〜 200℃の
広範囲で好ましくは−20〜 180℃の範囲であることがで
き、より高い及びより低い限界温度は基本的には反応剤
の活性、溶解度及び安定性によって調整される。
【0029】溶剤に関して、この種の反応は種々の溶剤
例えば脂肪族炭化水素及び芳香族炭化水素中で行ない得
ると言われておるが、酸性の水素を有しない配位溶剤を
用いるのが好ましい。この種の溶剤はエーテル、チオエ
ーテル、第3級アミン、ニトリル、第2級アミド等であ
る。反応を助力するために配位剤(エーテル、チオエー
テル、第3級アミン、ニトリル、第2級アミド等)を加
えた非配位溶剤もまた用い得る。
【0030】反応時間に関して、完全な反応に必要とさ
れる反応時間は大抵は前記の変数(温度及び溶剤)並び
に反応剤それ自体の活性に応じて決まる。一般に反応時
間は数分間と数日間との間にある。
【0031】同じ基剤が相異なる性状の種々の反応性基
を保持し得るという事実の結果としてまた当業者にとっ
て明白であるように、本発明の官能化メタロセンから得
られる可能な化合物は実際上制限されない。特に興味あ
る場合は2個又はそれ以上の反応性基G−Jを有する基
剤と種々の官能化架橋を有する種々のメタロセンとの間
の反応から得られるビメタロセン又はポリメタロセン誘
導体が得られることである。架橋部で官能化したメタロ
センの誘導体の若干の例を明示するが、何らこれに限定
されるものではない。
【0032】 (式中R,M,Cp は前述の意義を有し、Si,O,N,
Sは周期表の対応の元素を表わす)。
【0033】本発明の官能化メタロセンとそれらの誘導
体は無機固体上に担持されたものも含めて種々の役割と
して用いることができ、1個又はそれ以上の助触媒と共
にα−オレフィンの重合反応用の触媒成分として用いる
ことは特定の場合である。
【0034】
【実施例】
一般的条件:メタロセンの製造は乾燥反応器中であるい
はシュレンク(Schlenk) の技術を用いることにより乾燥
窒素の雰囲気の保護下に全ての工程で実施する。用いた
溶剤は文献に記載された方法により使用前に乾燥する。
次の実施例において式の化合物を表わすのに以下の略号
を用いる: Cp:シクロペンタジエニル基 Me:メチル基 TMS:トリメチルシリル基
【0035】実施例1 〔(クロロメチルシランジイル)ビス(シクロペンタジ
エニル)〕ジルコニウム(IV)ジクロライド、Cl(Me)Si
Cp2 ZrCl2 の製造 本実施例は官能化架橋を有するジルコニウム メタロセ
ン及びその製造を記載するのに有用である。
【0036】1.1 シクロペンタジエニルトリメチル
シランのジリチウム塩CpTMSLi の調製 300mlのヘキサンに入れた40g(0.29モル)のシクロペ
ンタジエニルトリメチルシランの溶液をヘキサン中のブ
チルリチウムの1.25M溶液 200mlに添加した。反応混合
物の添加中は温度を0〜5℃に維持した。室温で3時間
後に、得られた白色固体を沈降させ、 150mlのヘキサン
で1回洗浄した。この固体は所望の生成物と同定され
た。 1H-NMR (d8 −テトラヒドロフラン)5.95(プソ
イド−t,2H),5.85(プソイド−t,2H),0.16(s,9H),
13C-NMR (d8 −テトラヒドロフラン)112.9, 111.2,
108.09, 2.89。
【0037】1.2 ジクロロ(メチル)シリル(トリ
メチルシリル)シクロペンタジエンCl2 (Me)SiCpTMS の
調製 30ml(0.25モル)のトリクロロメチルシランと 250mlの
乾燥ヘキサンとの溶液を、0.25モルのCpTMSLi と 200ml
のヘキサンとの懸濁物に添加した。次いで反応混合物を
還流温度で5時間加熱した。冷却後に、固体を濾取し、
200ml以上のヘキサンで洗浄した。真空中で溶剤を除去
した後に、濾取生成物と洗浄水との混合物から、73〜74
℃(2トル)で留出する淡黄色油を得た。得られた生成
物は殆んど異性体の1−〔ジクロロ(メチル)シリル〕
−1−(トリメチルシリル)シクロペンタジエンであ
る。工程1.1及び1.2の全収量は66.7g(92%)で
ある。 1 H-NMR(C6 D 6 ) :6.61(m,2H), 6.42(m,2H),
0.13(s,3H), 0.04(s,9H)。13C-NMR (C6 D 6 ) :134.2,
133.6, 59.0, 2.5-1.1。
【0038】1.3 ビス(トリメチルシリルシクロペ
ンタジエニル)メチルクロロシラン Cl(Me)Si(CpTMS)2
の調製 テトラヒドロフランに溶かした〔CpTMS 〕MgCl(トリメ
チルシリルシクロペンタジエニルのクロロマグネシウム
誘導体)の1M溶液80mlを、工程1.2で調製した〔Cl
2 (Me)SiCpTMS 〕の20.2g(0.08モル)と 300mlのヘキ
サンとの溶液に徐々に添加した。反応混合物を室温で18
時間以上攪拌下に維持した。固体を濾取し、ヘキサン(1
00ml) で洗浄した。濾取した生成物の溶剤を除去し、得
られた油状物を蒸留した。 110℃(0.5トル) で留出する
淡黄色留分を収集した。収量は15.8g(57%)である。
この留分は式 Cl(Me)Si(CpTMS)2 を有する異性体の混合
物よりなる。
【0039】1.4 〔(クロロメチルシラノジイル)
ビス(シクロペンタジエニル)〕ジルコニウム(IV)ジ
クロライドCl(Me)Si(Cp)2 ZrCl の製造 10.14g(0.029モル) の Cl(Me)Si(CpTMS)2 と 200mlの
トルエンとの溶液を、光から保護した容器中で6.69g
(0.029モル) のZrCl4 に迅速に装入した。これを直ちに
110℃の浴に導入し、3時間攪拌下に維持した。次いで
反応混合物を熱間濾過し、得られた溶液を直ちに冷凍器
で冷却させて生成物を晶出させこれを濾過により収集し
た。収量 7.7g(72%)。
【0040】Zr 24.6%(理論値:24.7%);Cl 28.1
%(理論値:28.8%).1 H-NMR (CDCl3 ):7.04(m,2H), 7.00(m,2H), 6.17(m,2
H), 5.97(m,2H), 1.12(s,3H). 13C-NMR(CDCl3 ):129.5,
128.2, 114.5, 113.4, 108.2, -1.7.質量分光法:M+
m/z (相対強度) 373.9(14%), 372.9(8%), 3
71.9(41%), 370.9(18%), 369.9(80%), 36
8.9(36%), 367.9(100%), 366.9(30%), 365.9
(71%)〔 C11 H11Cl3 SiZrについて算出したM+ : 3
73.9(13%), 372.9(8%), 371.9(41%), 37
0.9(18%), 369.9(77%), 368.9(33%), 367.
9(100%) , 366.9(28%), 365.9(73%)〕
【0041】実施例2 〔(クロロメチルシラノジイル)ビス(シクロペンタジ
エニル)〕ハフニウム(IV)ジクロライドCl(Me)SiCp2
HfCl2 の製造 本実施例は官能化架橋を有するハフニウムメタロセン及
びその製造を記載する。光から保護した容器中で2.15g
(6.1ミリモル) の Cl(Me)Si(CpTMS)2 と50mlのトルエン
との溶液を1.95g(6.1ミリモル) のHfCl4 に迅速に添加
した。次いでこれを前もって 110℃に加熱した油浴に浸
漬した。これらの条件下で2時間攪拌下に維持してか
ら、熱間濾過した。こうして得られた溶液を冷凍器で冷
却した。この様にして所望生成物の晶出を実施し、生成
物はCl(Me)SiCp2 HfCl2 であると同定された。収量:
2.1g(78%).
【0042】1 H-NMR (CDCl3 ):6.95(m,2H), 6.90(m,2
H), 6.10(m,2H), 5.90(m,2H), 1.12(s,3H). 13C-NMR(CD
Cl3 ):128.2, 126.9, 112.4, 111.4, 109.5, -1.7.質量
分光法:M+ m/z (相対強度) 460.9(4%) 459.9
(19.5%), 458.9(19%), 457.9(65%), 456.9
(50%), 455.9(100%), 454.9(60%), 453.9(55
%), 452.9(31%), 451.9(10%)〔 C11 H11Cl3
SiHfについて算出したM+: 460.9(4%), 459.9(2
1%), 458.9(19%), 457.9(70%), 456.9(45
%), 455.9(100%) , 454.9(54%), 453.9(51
%), 452.9(28%), 451.9(8%)〕.
【0043】実施例3 Cl(Me)SiCp2 HfCl2 とH 2 O と
の反応 本実施例は官能化した架橋を有するメタロセンからビメ
タロセン化合物を得る方法を記載する。実施例2により
製造したハフノセン 0.590g(1.3ミリモル) をN2 下に
40mlの乾燥テトラヒドロフランに溶解させた。次いで12
ml(0.66ミリモル)の蒸留水を添加した。室温で攪拌下
に12時間維持した。次いで溶剤を真空中で除去し、残渣
をジエチルエーテルで抽出した。抽出相から溶剤を除去
した後に、固体の淡桃色の残渣が残留した。 収量:0.41g(73%)、生成物はCl2 HfCp2 Si(CH 3 )-
O-(CH 3 ) SiCp2 HfCl2 であると同定された{ 1 H-NMR
(CDCl3 ):6.94(m,4H), 6.84(m,4H), 6.07(m,4H), 5.84
(m,4H), 0.86(s,6H)}。
【0044】実施例4 Cl(Me)SiCp2 ZrCl2 とベンジル
アルコールとの反応 本実施例は官能化架橋を有するメタロセンとモノヒドロ
キシアルコールとの間の反応を記載する。200ml(1.9ミ
リモル) のベンジルアルコールを、40mlの乾燥テトラヒ
ドロフランに溶かした 0.5g(1.35ミリモル)のCl(Me)
SiCp2 ZrCl2 の溶液に添加した。反応混合物を12時間室
温で攪拌下に維持した。次いで溶剤を真空中で蒸発さ
せ、ジエチルエーテルを添加した。生成した固体を収集
し、これはPhCH2 O(CH3 )SiCp Cl 2 であると同定され
た{1 H-NMR (CDCl3 ):7.50-7.30(m,5H), 7.03(m,2H),
6.92(m,2H), 6.10(m,2H), 5.93(m,2H), 5.15(s,2H),
0.77(s,3H).質量分光法:M+ m/z (相対強度) 446.0
(7%) 445.0(6%), 444.0(32%), 443.0(19
%), 442.0(69%), 441.0(39%), 440.0(100
%), 439.0(45%), 438.0(91%)〔 C18 H16Cl2 OS
iZr について算出したM+ : 446.0(9%), 445.0
(8%), 444.0(33%), 443.0(20%), 442.0
(70%), 441.0((38%) , 440.0(100%) , 439.0
(44%), 438.0(92%)〕。
【0045】実施例5 Cl(Me)SiCp2 ZrCl2 と1,4−
ベンゼンジメタノールとの反応 本実施例は官能化架橋を有するメタロセンとジオールと
の間の反応を記載する。実施例2で製造したジルコノセ
ン 500mg(1.35ミリモル)の溶液を、30mlの乾燥テトラ
ヒドロフランに溶かした49mg(0.35ミリモル)の1,4
−ベンゼンジメタノールの溶液に添加した。反応混合物
を12時間以上室温で攪拌した。次いで溶剤を真空中で除
去し、残渣をジエチルエーテル(50ml)で抽出した。固
体残渣は次の成分からなる混合物である:
【0046】67% Cl2 ZrCp2 Si(CH 3 )-OCH 2 C 6 H
4 CH2 O-(CH 3 )SiCp 2 ZrCl2 1H-NMR(CDCl3 ): 7.4
7(s,4H), 7.03(m), 6.92(m), 6.08(m), 5.93(m), 5.16
(s,4H), 0.78(s,6H) } 15% HOCH 2 C 6 H 4 CH2 O-(CH 3 )SiCp 2 ZrCl2 1
H-NMR(CDCl3 ): 7.42(m,4H), 7.03(m), 6.92(m), 6.08
(m), 5.93(m), 5.13(s,2H), 4.74(s,2H), 0.75(3H) } 18% Cl2 ZrCp2 Si(CH 3 )-O-(CH 3 ) SiCp2 ZrCl2
1H-NMR(CDCl3 ): 7.03(m), 6.92(m), 6.14(m,4H), 5.9
3(m), 0.84(s,6H)}

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I) 〔式中Yはハロゲンであり;Mは周期律表の3,4,5
    又は6族の遷移金属であり;各々のLは、π結合によっ
    てMに結合されしかもインデニル又はフルオレニル基を
    含めてシクロペンタジエニル型の単位から個々に選ばれ
    しかも同じ又は異なる置換基で置換されているか又は置
    換されていないシクロペンタジエニル単位を表わし;Z
    は2個の単位Lの間で架橋結合部を形成する基でありし
    かも0〜20個の炭素原子と0〜5個の酸素、硫黄、窒
    素、燐、ケイ素、ゲルマニウム、錫又はホウ素原子とを
    含有でき;EはZ及びYを結合させる中間基でありしか
    も0〜20個の炭素原子と0〜5個の酸素、硫黄、窒素、
    燐、ケイ素、ゲルマニウム、錫又はホウ素原子とを含有
    でき、しかもその分子骨格中に基Yが結合した少なくと
    も1個のケイ素、ゲルマニウム又は錫原子を有すること
    を特徴としており;oは0又は1であり;kは1,2又
    は3であり;mは遷移金属の酸化状態と合致して2又は
    2より大きい数であり;jは0又は1であり、但しその
    値は少なくとも1回は1であり;jが1に等しくoが0
    に等しい時はZはYが直接結合している少なくとも1個
    のケイ素、ゲルマニウム又は錫原子を有することを特徴
    としており;但し次式 Xm′M1 (L′−M2 (R1 2 )−A′−Z′R3
    o′ Halp′)n′ (式中M1 は周期律表の4,5又は6族の金属であり、
    各々のXは水素、ハロゲン又は1〜40個の炭素原子含有
    残基から個々に選ばれ;m′は1,2又は3であり;
    n′は1又2であり;各々のL′は個々に中心原子M1
    に配位結合しているπ配位子であり;各々のM2 はケイ
    素、ゲルマニウム又は錫から個々に選ばれ;R1 は1〜
    20個の炭素原子含有残基であり;R2 は1〜20個の炭素
    原子含有残基又は中心原子M1 に配位結合しているπ配
    位子であり;各々のA′は2価の1〜40個の炭素原子含
    有残基であり;各々のZ′はホウ素、ケイ素、ゲルマニ
    ウム又は錫から選ばれ;各々のR3 は水素又は1〜20個
    の炭素原子含有残基であり;o′は0,1又は2に等し
    く;各々の Halはハロゲン原子であり;p′は1,2又
    は3である)の化合物を除外する〕を有するメタロセン
    化合物。
  2. 【請求項2】 次式(II) 〔式中Yはハロゲンであり;Mは周期律表の3,4,5
    又は6族の遷移金属であり;各々のLはπ結合によって
    Mに結合されしかもインデニル又はフルオレニル基を含
    めてシクロペンタジエニル型の単位から選ばれしかも同
    じ又は異なる置換基によって置換されているか又は置換
    されていないシクロペンタジエニル単位を表わし;Qは
    13,14又は15族の元素であり;Eは基Q及びYを結合さ
    せる中間基でありしかも0〜20個の炭素原子と0〜5個
    の酸素、硫黄、窒素、燐、ケイ素、ゲルマニウム、錫又
    はホウ素原子とを含有できしかもその骨格構造中に基Y
    が結合された少なくとも1個のケイ素、ゲルマニウム又
    は錫原子を有することを特徴とし;Rは水素、ハロゲ
    ン、ハロカーボン、置換ハロカーボン、C1-20アルキ
    ル、C2- 20アルケニル、C6-20アリール、C7-40アルキ
    ルアリール、C7-40アリールアルキル、C8-20アリール
    アルケニル、アルコキシ、シロキシ基及びこれらの組合
    せであり;Aは同じでも異なっても良く、基L及びQの
    間の架橋基でありしかも16族の1個のみの2価原子好ま
    しくは−O−あるいは15族の3価モノ置換元素好ましく
    は>N−R(Rは前述の如くである)あるいは14族の4
    価ジ置換元素好ましくは>C(R)2 又は>Si(R) 2 (Rは
    前述の如くである)あるいは置換基を有する又は有しな
    い2個又はそれ以上の原子の連鎖好ましくは−C−C
    −,−C−Si−,−Si−Si−,−Si−O−,−C−O
    −,−C−N−,−C−C−C−,−C−Si−C−,−
    Si−O−Si−の何れかを表わし;oは0又は1であり;
    kは1,2又は3であり;mは遷移金属の酸化状態に合
    致して2に等しいか又はそれより大きい数であり;p,
    n,lは0又は1であり;jは0又は1であり但しその
    値は少なくとも1回は1であり;jが1に等しくoが0
    に等しい時はQはケイ素、ゲルマニウム又は錫原子であ
    り;但し次式 Xm′M1 (L′−M2 (R1 2 )−A′−Z′R3
    o′ Halp′)n′ (式中M1 は周期律表の4,5又は6族の金属であり、
    各々のXは水素、ハロゲン又は1〜40個の炭素原子含有
    残基を個々に表わし;m′は1,2又は3であり;n′
    は1又は2であり;各々のL′は中心原子M1に配位結
    合するπ配位子であり;各々のM2 はケイ素、ゲルマニ
    ウム又は錫から選ばれ;R1 は1〜20個の炭素原子含有
    基であり;R2 は1〜20個の炭素原子含有基又は中心原
    子M1 に配位結合するπ配位子であり;各々のA′は2
    価の1〜40個の炭素原子含有残基であり;各々のZ′は
    ホウ素、ケイ素、ゲルマニウム又は錫から選ばれ;各々
    のR3 は水素又は1〜20個の炭素原子含有残基であり;
    o′は0,1又は2であり;各々の Halはハロゲン原子
    であり;p′は1,2又は3である)の化合物を除外す
    る〕に相当する請求項1記載のメタロセン化合物。
  3. 【請求項3】 次の反応過程; 〔式中Y,Z,L,E,M,j,m及びoは前述の意義
    を有し、Sはシクロペンタジエニル環に結合した脱離性
    基好ましくは単位 T(R4 ) 3 (但しTはケイ素、ゲルマ
    ニウム又は錫であり、R4 はC1-20アルキル基である)
    を表わす〕によって生成することを特徴とする、請求項
    1記載のメタロセン化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 各々のSは個々に基 Si(CH3 ) 3 又はSn
    (CH 3 ) 3 を表わす請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 単位L−Sはイオン性のs又はp結合又
    はその組合せを表わし;単位L−Mは高いπ特性を有す
    る結合を表わす請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2のメタロセン化合物の官
    能化架橋をG−J(但しGは14,15,16又は17族の元素
    であり、Jは1(水素も含む)、2又は3族の元素であ
    る)で表わされる1つ又はそれ以上の反応性基をその構
    造中に有する基剤と反応させることを特徴とするメタロ
    セン誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】 G−Jはヒドロキシ、アミン、ホスフィ
    ノ、チオール、アミド、ホスフィド、チオキシ基から選
    ばれる請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 基剤はポリオールである請求項6記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 基剤はジオールである請求項6記載の方
    法。
JP01933798A 1997-02-01 1998-01-30 メタロセン化合物、その製造方法及びその使用 Expired - Fee Related JP3390133B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ES9700200 1997-02-01
ES9700200 1997-02-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10226693A true JPH10226693A (ja) 1998-08-25
JP3390133B2 JP3390133B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=8298074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01933798A Expired - Fee Related JP3390133B2 (ja) 1997-02-01 1998-01-30 メタロセン化合物、その製造方法及びその使用

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6018064A (ja)
EP (1) EP0856518B1 (ja)
JP (1) JP3390133B2 (ja)
AT (1) ATE236914T1 (ja)
DE (1) DE69813058T2 (ja)
ES (1) ES2192760T3 (ja)
NO (1) NO323005B1 (ja)
PT (1) PT856518E (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE198210T1 (de) * 1996-10-31 2001-01-15 Repsol Quimica Sa Katalysatorsysteme für die polymerisation und copolymerisation von alpha-olefinen
EP0856524A1 (en) * 1997-02-01 1998-08-05 Repsol Quimica S.A. Heterogeneous catalyst components for olefins polymerization, preparation process and use thereof
DE69914012T2 (de) 1998-04-27 2004-12-09 Repsol Quimica S.A. Katalysatorsysteme für die Polymerisation und Copolymerisation von Alpha-Olefinen
ES2216473T3 (es) * 1998-04-29 2004-10-16 Repsol Quimica S.A. Preparacion y uso de componentes de catalizador heterogeneos para polimerizacion de olefinas.
DE69904982T2 (de) * 1998-04-29 2004-01-08 Repsol Quimica S.A. Funktionalisierte Metallocene, deren Herstellung und deren Verwendung
US6706827B1 (en) * 1998-06-08 2004-03-16 Samsung Atofina Co. Ltd. Metallocene catalysts for olefin or styrene polymerization and polymerization method using the metallocene catalysts
US6291610B1 (en) 1998-12-18 2001-09-18 Univation Technologies, Llc Haloaryl containing group 13 substituents on bridged metallocene polyolefin catalysts
KR100690345B1 (ko) * 2004-09-03 2007-03-09 주식회사 엘지화학 담지 메탈로센 촉매, 그 제조방법 및 이를 이용한폴리올레핀의 제조방법
CN106046208B (zh) * 2016-05-23 2019-03-29 北京化工大学 硅羟氧基桥联的双金属半茂催化剂及制备方法与应用
CN106008767A (zh) * 2016-05-23 2016-10-12 北京化工大学 醇氧亚甲基桥联双金属半茂催化剂及制备方法与应用
US10968290B2 (en) 2017-03-28 2021-04-06 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Metallocene-catalyzed polyalpha-olefins
WO2018182984A1 (en) * 2017-03-28 2018-10-04 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Metallocene compounds

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100353463B1 (ko) * 1994-04-11 2003-01-24 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 프로필렌중합체조성물의제조방법및프로필렌중합체조성물
DE19527652A1 (de) * 1995-07-28 1997-01-30 Hoechst Ag Metallocenverbindung
ES2120868B1 (es) * 1995-08-03 2000-09-16 Repsol Quimica Sa Sistema de catalizadores hetereogeneos tipo metalogeno, para procesos de obtencion de poliolefinas.
IT1283010B1 (it) * 1996-05-15 1998-04-03 Enichem Spa Complesso metallocenico supportato e procedimento per la sua prepa- razione

Also Published As

Publication number Publication date
US6018064A (en) 2000-01-25
NO980412L (no) 1998-08-03
EP0856518B1 (en) 2003-04-09
JP3390133B2 (ja) 2003-03-24
DE69813058T2 (de) 2004-02-19
NO323005B1 (no) 2006-12-18
ES2192760T3 (es) 2003-10-16
NO980412D0 (no) 1998-01-30
PT856518E (pt) 2003-08-29
DE69813058D1 (de) 2003-05-15
ATE236914T1 (de) 2003-04-15
EP0856518A1 (en) 1998-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3234876B2 (ja) ブリッジのあるキラルなメタロセン、その製造方法およびそれの触媒としての用途
JP3111176B2 (ja) フルオレニル含有メタロセンおよびオレフィン重合におけるその利用
JP3287617B2 (ja) アイソタクチツクポリオレフイン製造の方法及び触媒
EP0979232B1 (en) Process for the preparation of metallocene compounds
JP3148210B2 (ja) 1‐オレフイン‐イソブロック共重合体、その製造方法およびそれに使用される触媒
US6365764B1 (en) Bridged bis-fluorenyl metallocenes process for the preparation thereof and use thereof in catalysts for the polymerization of olefins
CZ434598A3 (cs) Metalocenové sloučeniny
Chen et al. Silylene-bridged fluorenyl-containing ligands and zirconium complexes with C1 and Cs symmetry: general synthesis and olefin polymerization catalysis
JPS63312303A (ja) 1―オレフィン重合体の製造方法およびそれに使用される遷移金属触媒
JP2009504888A (ja) オレフィン重合用四置換フルオレニル触媒の製造および使用
JP2854013B2 (ja) 1−オレフィン重合体の製造方法、それに使用する触媒及びこれの遷移金属成分であるメタロセン並びにこのメタロセンの製造方法
JP3390133B2 (ja) メタロセン化合物、その製造方法及びその使用
JP3910633B2 (ja) 向上させたラセミ型メタロセン合成
US5968863A (en) Process for the preparation of bridged metallocenes
JP2002543210A (ja) 不飽和化合物重合用有機金属触媒
KR20010072229A (ko) 티타늄 착물의 제조 방법
JPH09183809A (ja) オレフィン系重合体の製造方法
US7569713B2 (en) Hydrogenated catalyst
WO2006002924A2 (en) Process for the racemoselective synthesis of ansa-metallocenes
JP4644445B2 (ja) メタロセン化合物の精製方法
JP4510291B2 (ja) チタン(ii)又はジルコニウム(ii)錯体の製造法
JP3713405B2 (ja) 架橋ジルコノセン化合物の製造方法
JPH09221434A (ja) ブリッジされたシクロペンタジエニル誘導体およびそれらの製造法
KR20220029541A (ko) C2 가교된 사이클로펜타다이에닐 리간드 및 상응하는 안사-메탈로센 촉매의 새로운 합성 공정
US7232870B2 (en) Bridged metallocene complexes, process for preparing the same and use thereof

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees