JPH10226497A - 走行台車の走行装置 - Google Patents

走行台車の走行装置

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JPH10226497A
JPH10226497A JP3200797A JP3200797A JPH10226497A JP H10226497 A JPH10226497 A JP H10226497A JP 3200797 A JP3200797 A JP 3200797A JP 3200797 A JP3200797 A JP 3200797A JP H10226497 A JPH10226497 A JP H10226497A
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JP
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traveling
command
steering
driven wheels
pair
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JP3200797A
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Inventor
Toyohiko Yoyasu
豊彦 養安
Toshimasa Kanda
俊正 勘田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構造で前後進走行、左右横走行、スピ
ンターン走行できる走行台車の走行装置とする。 【解決手段】 走行台車1の前部左右両側部に左右一対
の従動輪20,20を操向用電動モータ24で前向姿
勢、左右横向姿勢、斜め前向姿勢に回転可能に取付け
る。前記走行台車1の後部左右中間に駆動輪21を操向
用電動モータ24で前向姿勢と左右横向姿勢に回転可能
に取付けることで、3つの車輪と3つの操向用電動モー
タで前後進走行、左右横行走行、スピンターン走行でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場など狭い
作業スペースで走行しながら作業する高所作業車、搬送
台車、ハンドリング機械の台車等の前後進、左右横行、
スピンターンなど多様な走行性能を有する走行台車の走
行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前後進、左右横行、スピンターンが可能
である走行台車の走行装置としては、例えば特開昭53
−40930号公報に示すように、車体の前後左右にそ
れぞれ駆動輪を操舵用モータで旋回自在に取付けたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる走行台車の走行
装置は4つの走行用モータと4つの操舵用モータを備え
ているから、高価なモータやタイヤの数が多く大変高価
な走行装置である。
【0004】このことを解消する走行装置としては、車
体の対角線方向に対向した2輪を駆動兼操舵輪とし、残
りの2輪をキャスタ輪としたものが提案されている。
【0005】しかしながら、キャスタ輪を用いた走行装
置は次のような課題を有する。 車両停止状態から、キャスタ輪の向きと異なる方向に
進行方向を変えて発進しようとした場合、キャスタ輪が
一旦進行方向に向きを変えるまで旋回する。そのため、
車体が振れ、指示した方向にすぐ動かず、発進後に方向
修正が必要となる。 段差を乗越える際に、キャスタ輪が駆動輪でないこと
と、一般に硬質ウレタン系素材を使用しているため食つ
き性が良くなく、段差に対して極力直角に進入するか、
弾みをつけないと乗り越えが困難である。 溝を乗り越える場合、溝部分でステアリング操作を行
うと、溝にキャスタ輪が捕まることがある。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした走行台車の走行装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、走行台車1の前部左右両側寄りに水平面方向に回
転自在に取付けた左右一対の従動輪20,20と、前記
走行台車1の後部左右中間に水平面方向に回転自在に取
付けられ走行用モータで回転駆動される駆動輪21と、
この駆動輪21を前向姿勢と左右横向姿勢とに回転する
操向アクチュエータと、前記左右一対の従動輪20を前
向姿勢と左右横向姿勢と前記横向姿勢の駆動輪21とと
もに1つの円軌跡の接線方向に向う斜め前向姿勢とに回
転する左右の操向アクチュエータで構成したことを特徴
とする走行台車の走行装置である。
【0008】第1の発明によれば、一対の従動輪20と
駆動輪21を前向姿勢とすれば前後進走行できるし、一
対の従動輪20と駆動輪21を左右横向姿勢とすれば左
右横走行でき、一対の従動輪20を斜め前向姿勢とし、
駆動輪21を横向姿勢とすればスピンターン走行でき
る。
【0009】したがって、走行台車1を前後進走行、左
右横走行、スピンターン走行できる走行装置となる。
【0010】また、一対の従動輪20,20と駆動輪2
1と3つの操向アクチュエータで構成してあるから、車
輪と操向アクチュエータの数が少なく、安価な走行装置
となる。
【0011】また、一対の従動輪20は操向アクチュエ
ータで回転されて前向姿勢、左右横向姿勢、斜め前向姿
勢となるので、走行台車が振れることなしに指示した方
向に直ちに走行できるし、段差や溝をスムーズに乗り越
えて走行できる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において左右一
対の従動輪20,20の向きを変更する時に、左右一対
の従動輪20,20を左右反対向きに回転するようにし
た走行台車の走行装置である。
【0013】第2の発明によれば、従動輪20の向きを
変更する時に走行台車1に作用する左右横方向の力が、
左の従動輪20と右の従動輪20とで左右反対となるの
で、その左右横方向の力が相殺されて走行台車1が左右
横方向にずれることがない。
【0014】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、駆動輪21の前向姿勢、左右横向姿勢をそれぞれ検
出する第1の検出手段と、従動輪21の前向姿勢、左右
横向姿勢、斜め前向姿勢をそれぞれ検出する第2の検出
手段と、前後進指令、左右横行指令、スピンターン指令
を出力する走行指令手段と、この走行指令に基づいて操
向アクチュエータを動作し、走行指令に対応した第1・
第2の検出手段からの検出信号で操向アクチュエータを
停止するアクチュエータ動作制御手段を設けたことを特
徴とする走行台車の走行装置である。
【0015】第3の発明によれば、走行指令手段を操作
して走行指令、例えば前後進指令を出力すると操向アク
チュエータが動作し、その走行指令に対応した第1・第
2の検出手段の検出信号、例えば第1の検出手段による
前向姿勢検出信号、第2の検出手段による前向姿勢検出
信号によって操向アクチュエータが停止する。
【0016】これによって、走行指令手段を操向するこ
とで走行台車1を前後進走行、左右横走行、スピンター
ン走行でき、その操作が簡単となる。
【0017】第4の発明は、第3の発明における走行指
令手段を、前後進指令とともに前後進操舵角度指令を出
力すると共に、左右横行指令とともに左右横行操舵角度
指令を出力するものとし、前記アクチュエータ動作制御
手段は、前後進操舵角度指令が入力された時には左右一
対の従動輪20,20を左右同一方向に回転し、左右横
行操舵角度指令が入力された時には左右一対の従動輪2
0,20を左右反対方向に回転するものとした走行台車
の走行装置である。
【0018】第4の発明によれば、前後進走行及び左右
横走行する時に操舵することができる。
【0019】第5の発明は、第3又は第4の発明におけ
る走行指令手段を、中立位置を境として第1・第2・第
3の方向に操作可能な走行レバー45で、1つの方向に
操作している状態から中立位置を経て他の方向に操作し
た時にのみ他の走行指令を出力するものとした走行台車
の走行装置である。
【0020】第5の発明によれば、走行レバー45を1
度中立位置とした後に他の方向に操作しないと走行指令
が出力されないので、異なる走行に変更する時には走行
台車1が1度停止することになるので、オペレータの誤
操作防止と意志確認ができ、安全である。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は高所作業車の正面図であっ
て、走行台車1に昇降機構2を介して作業床3が上下動
自在に取付けてある。この作業床3には手摺4とマニピ
ュレータ5が取付けてある。前記マニピュレータ5は、
作業床3に設けたシリンダ6と、このシリンダ6の先端
部に水平面方向に回転自在に設けた第1アーム7と、こ
の第1アーム7に縦軸8で水平面方向に回転自在に設け
た第2アーム9と、この第2アーム9に縦軸10で水平
面方向に回転自在に設けた第3アーム11と、この第3
アーム11に横軸12で上下揺動自在に取付けたパネル
材支持具、例えばバキュームパッド13で構成してあ
る。
【0022】このようであるから、バキュームパッド1
3は作業床3に対して上下動、左右回転動、水平方向に
伸縮動、上下揺動するので、内装パネル材を支持して垂
直姿勢、水平姿勢として左右方向、上下方向に移動でき
る。
【0023】前記走行台車1には図2に示すように、一
対の従動輪20と駆動輪21が取付けてある。この従動
輪20と駆動輪21はブラケット22に回転自在に支承
され、そのブラケット22は操舵中心軸23で走行台車
1に回転自在に取付けてある。このブラケット22は操
向アクチュエータ、例えば減速機付きの操向用電動モー
タ24、ギヤ25等で回転されて従動輪20と駆動輪2
1は走行台車1の前後方向に向う前向姿勢と走行台車1
の左右方向に向う横向姿勢とに回転される。前記3つの
操舵中心軸23は1つの仮想円軌跡上にほぼ一致してい
る。
【0024】前記各ブラケット22には第1ストッパピ
ン26と第2ストッパピン27がそれぞれ取付けてあ
り、走行台車1には第1ストッパ28と第2ストッパ2
9が設けてある。従動輪20が前向姿勢よりも更に所定
角度(例えば30度)回転すると第1ストッパピン26
が第1ストッパ28に当接してそれ以上回転しないよう
にする。
【0025】従動輪20が横向姿勢よりも更に所定角度
(例えば30度)回転すると第2ストッパピン27が第
2ストッパ29に当接してそれ以上回転しようないよう
にする。
【0026】駆動輪21が前向姿勢よりも更に所定角度
(例えば30度)回転すると第1ストッパピン26が第
1ストッパ28に当接してそれ以上回転しないようにす
る。駆動輪21が横向姿勢よりも更に所定角度(例えば
30度)回転すると第2ストッパピン27が第2ストッ
パ29に当接してそれ以上回転しないようにする。
【0027】前記走行台車1には従動輪20の回転角
(つまり、向き)を検出する手段、例えばステアリング
中心軸23の回転角を検出する左右ポテンショメータ3
0−L,30−Rが取付けてある。この左右ポテンショ
メータ30−L,30−Rの出力は走行台車1に取付け
たコントローラ31に入力される。
【0028】前記走行台車1には駆動輪21の向きを検
出する手段、例えば第1リミットスイッチ32と第2リ
ミットスイッチ33が取付けてある。駆動輪21が前向
姿勢であるとブラケット22が第1リミットスイッチ3
2をONし、横向姿勢であるとブラケット22が第2リ
ミットスイッチ33をONする。この第1・第2リミッ
トスイッチ32,33の信号はコントローラ31に入力
される。なお、ブラケット22にドッグを取付けても良
いし、第1・第2ストッパピン26,27で第1・第2
リミットスイッチ32,33をONするようにしても良
い。
【0029】前記駆動輪21は走行用モータ、例えば減
速機付の走行用電動モータ34によって回転駆動され
る。この走行用電動モータ34の回転数をエンコーダ3
5で検出して走行距離を検出するようにしてある。
【0030】図1に示すように、前記手摺4に操作ボッ
クス40が取付けてある。この操作ボックス40には図
3に示すように走行方向指示手段、例えば自動左走行ボ
タン41、自動右走行ボタン42、自動前走行ボタン4
3、自動後走行ボタン44、走行指令手段、例えば手動
走行用の走行レバー45、走行速度設定手段46、非常
停止スイット47、自動停止ボタン48、自動手動切換
ボタン49等が設けてある。
【0031】前記走行レバー45は中立位置を境として
前後方向に操作することで前後進指令を出力し、斜め前
後方向(例えば60度の範囲)に操作すると、その斜め
の角度に応じた前後進操舵角度指令を出力する。前記走
行レバー45は中立位置を境として左右方向に操作する
ことで左右横行指令を出力し、斜め左右方向(例えば6
0度の範囲)に操作すると、その斜めの角度に応じた左
右横行操舵角度指令を出力する。
【0032】前記走行レバー45を中立位置にて左右方
向に回転操作するとスピンターン指令を出力する。ま
た、操作レバー45の中立位置を検出する手段、例えば
中立位置でONする中立スイッチ50を有している。中
立スイッチ50はON,OFFスイッチであるが、走行
レバー45の操作を検出するポテンショメータの出力ゼ
ロで中立と判断するようにしても良い。
【0033】前記走行レバー45の各指令(操作方向の
信号)及び中立スイッチ50のON信号は前記コントロ
ーラ31に入力される。
【0034】図4に示すように、コントローラ31はス
ピードコントローラ51に運転指令、正逆トルク指令、
速度指令、電流指令等を出力して走行用電動モータ34
を駆動し、スピードコントローラ51から過負荷信号等
アラーム信号、エンコーダ35の信号がコントローラ3
1にフィードバックされる。
【0035】前記コントローラ31はリレーボックス5
2に指令を出力し、図示しないリレーをONして操向用
電動モータ24に通電制御する。
【0036】次に作動を説明する。自動手動切換ボタン
49を手動としてコントローラ31に手動走行指令を出
力し、コントローラ31を手動モードとする。 (前後進走行)走行レバー45を中立位置としてコント
ローラ31に記憶された走行モードをキャンセルする。
走行レバー45を前又は後に操作してコントローラ31
に前進指令または後進指令を出力し、コントローラ31
を前後進モードとする。
【0037】コントローラ31は左右ポテンショメータ
30−L,30−Rの信号で一対の従動輪20,20の
向きを判断し、第1・第2リミットスイッチ32,33
のON信号で駆動輪21の向きを判断し、図5に示すよ
うに従動輪20、駆動輪21が横向姿勢の時及び、図6
に示すように、左右従動輪20と駆動輪21が同一円軌
跡の接線方向に向う姿勢の時(以下左右の従動輪20が
斜め前向姿勢で駆動輪21が横向姿勢の時という)に
は、左右の従動輪20の操向用電動モータ24を左右逆
回転動して左右の従動輪20を矢印a,bに示すように
左右逆方向に回転する。駆動輪21の操向用電動モータ
24を正回転動して駆動輪21を矢印c方向に回転す
る。
【0038】左右のポテンショメータ30−L,30−
Rの信号によってコントローラ31が左右の従動輪21
が図5、図6に示すように前向姿勢となったら左右の操
向用電動モータ24を停止し、第1リミットスイッチ3
2のON信号が入力されたら駆動輪21の操向用電動モ
ータ24を停止する。
【0039】これによって、図5、図6に示すように左
右の従動輪20が前向姿勢、駆動輪21が前向姿勢とな
る。
【0040】コントローラ31は前後進モードにセット
されて記憶する。これと同時に走行レバー45を前に操
作した時には、走行用電動モータ34を正転して図7
(a)に示すように走行台車1を前進走行し、走行レバ
ー45を後に操作した時には走行用電動モータ34を逆
転して図7(b)に示すように走行台車1を後進走行す
る。
【0041】この時、走行速度設定手段46を高速
(H)とした時にはコントローラ31はスピードコント
ローラ51に高速指令を出力して走行用電動モータ34
を高速回転し、低速(L)とした時には低速指令を出力
して走行用電動モータ34を低速回転して走行台車1を
高速、低速で走行する。
【0042】なお、走行レバー45を前から後又は後か
ら前に操作した時には中立位置を通るのでコントローラ
31に記憶されている前後進モードがキャンセルされる
が、従動輪20、駆動輪21が前向姿勢であるので直ち
に前後進モードにセットされる。
【0043】(左右横走行)左右方向以外に操作してい
た走行レバー45を中立位置とすることでコントローラ
31に記憶されていた走行モードをキャンセルする。走
行レバー45を左又は右に操作してコントローラ31に
左横行指令又は右横行指令を出力してコントローラ31
を左右横行モードとする。
【0044】前述のようにして従動輪20、駆動輪21
の向きを判断し、図8に示すように従動輪20、駆動輪
21が前向姿勢の時には左右の操向用電動モータ24を
正逆回転動して左右の従動輪20,20を矢印d,eで
示す左右反対方向に回転し、駆動輪21の操向用電動モ
ータ24を逆回転動して駆動輪21を矢印fで示す方向
に回転する。
【0045】図9に示すように、左右従動輪20が斜め
前向姿勢で駆動輪21が横向姿勢の時には前述と同様に
左右の操向用電動モータ24を正逆回転動して左右の従
動輪20を矢印d,eで示す左右反対方向に回転する。
【0046】これによって、従動輪20と駆動輪21が
図8、図9に示すように横向姿勢となると操向用電動モ
ータが停止し、コントローラ31は左右横行モードにセ
ットされて記憶する。
【0047】この後に、前述と同様にして走行用電動モ
ータ34を正回転動、逆回転動して駆動輪21を正回
転、逆回転することで走行台車1を図10(a),
(b)に示すように左横走行、右横走行する。
【0048】(スピンターン走行)他の方向に操作して
いた操作レバー45を中立位置としてコントローラ31
に記憶されていた走行モードをキャンセルする。走行レ
バー45を左又は右に回転操作してコントローラ31に
左スピンターン指令、右スピンターン指令を出力してコ
ントローラ31をスピンターンモードとする。
【0049】前述のようにして従動輪20、駆動輪21
の向きを判断し、図11に示すように従動輪20、駆動
輪21が前向姿勢の時には左右の操向用電動モータ24
を正逆回転動して左右の従動輪20,20を矢印d,e
で示した左右反対方向に回転し、駆動輪21の操向用電
動モータ24を逆回転動して駆動輪21を矢印fで示す
方向に回転する。
【0050】図12に示すように従動輪20と駆動輪2
1が横向姿勢の時には左右の操向用電動モータ24を正
逆回転動して左右の従動輪20を矢印d,eで示すよう
に左右反対方向に回転する。
【0051】これによって、従動輪20が図11、図1
2に示すように斜め前向姿勢となると左右の操向用電動
モータ24が停止し、駆動輪21が図11、図12に示
す横向姿勢となると操向用電動モータ24が停止する。
コントローラ31はスピンターンモードを記憶する。
【0052】この後、前述と同様にして走行用電動モー
タ34を正回転動、逆回転動して駆動輪21を正回転、
逆回転することで走行台車1を図13(a)、(b)に
示すように右スピンターン走行、左スピンターン走行す
る。
【0053】走行レバー45を中立位置を経由して斜め
前後方向に操作した時には走行レバー45の斜め角度に
応じて左右の従動輪20の操舵角度をコントローラ31
にセットする。そして、前述と同様にして前後進モード
にセットする。この後に前向姿勢である左右の従動輪2
0を図14(a),(b)に示すように左右同一方向に
回転してセットした操舵角度とする。
【0054】走行レバー45を中立位置を経由して斜め
左右方向に操作した時には前述と同様にして左右の従動
輪20を、図15(a),(b)に示すように左右反対
方向にセットした操舵角度だけ回転する。
【0055】以上の動作をフローチャートで表すと図1
6に示すようになる。
【0056】前記走行用モータは流体圧モータでも良
く、この場合には電磁切換弁等で流体圧を流体圧モータ
に供給して正逆回転駆動する。前記操向アクチュエータ
は流体圧モータ、流体圧シリンダとしても良く、この場
合は電磁切換弁等で流体圧を供給する。
【0057】前記操向レバー45は、前後進用の走行レ
バー、左右横行用の走行レバー、スンターン用の走行レ
バーの3本としても良いし、スイッチ、ボタンとしても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車の正面図である。
【図2】従動輪、駆動輪の平面図である。
【図3】操作ボックスの正面図である。
【図4】モータ駆動回路図である。
【図5】車輪を横向姿勢から前向姿勢に変更する説明図
である。
【図6】車輪をスピンターン姿勢から前向姿勢に変更す
る説明図である。
【図7】前進走行、後進走行の説明図である。
【図8】車輪を前向姿勢から横向姿勢に変更する説明図
である。
【図9】車輪をスピンターン姿勢から横向姿勢に変更す
る説明図である。
【図10】右横走行、左横走行の説明図である。
【図11】車輪を前向姿勢からスピンターン姿勢に変更
する説明図である。
【図12】車輪を横向姿勢からスピンターン姿勢に変更
する説明図である。
【図13】右スピンターン走行、左スピンターン走行の
説明図である。
【図14】前進操舵走行の説明図である。
【図15】左右横操舵走行の説明図である。
【図16】動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…走行台車 20…従動輪 21…駆動輪 24…操向用電動モータ 30−L…左ポテンショメータ 30−R…右ポテンショメータ 31…コントローラ 34…走行用電動モータ 32…第1リミットスイッチ 33…第2リミットスイッチ 40…操作ボックス 45…走行レバー 50…中立スイッチ 51…スピードコントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車1の前部左右両側寄りに水平面
    方向に回転自在に取付けた左右一対の従動輪20,20
    と、前記走行台車1の後部左右中間に水平面方向に回転
    自在に取付けられ走行用モータで回転駆動される駆動輪
    21と、この駆動輪21を前向姿勢と左右横向姿勢とに
    回転する操向アクチュエータと、前記左右一対の従動輪
    20を前向姿勢と左右横向姿勢と前記横向姿勢の駆動輪
    21とともに1つの円軌跡の接線方向に向う斜め前向姿
    勢とに回転する左右の操向アクチュエータで構成したこ
    とを特徴とする走行台車の走行装置。
  2. 【請求項2】 前記左右一対の従動輪20,20の向き
    を変更する時に、左右一対の従動輪20,20を左右反
    対向きに回転するようにした請求項1記載の走行台車の
    走行装置。
  3. 【請求項3】 駆動輪21の前向姿勢、左右横向姿勢を
    それぞれ検出する第1の検出手段と、従動輪21の前向
    姿勢、左右横向姿勢、斜め前向姿勢をそれぞれ検出する
    第2の検出手段と、前後進指令、左右横行指令、スピン
    ターン指令を出力する走行指令手段と、この走行指令に
    基づいて操向アクチュエータを動作し、走行指令に対応
    した第1・第2の検出手段からの検出信号で操向アクチ
    ュエータを停止するアクチュエータ動作制御手段を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の走行台車の走
    行装置。
  4. 【請求項4】 前記走行指令手段を、前後進指令ととも
    に前後進操舵角度指令を出力すると共に、左右横行指令
    とともに左右横行操舵角度指令を出力するものとし、 前記アクチュエータ動作制御手段は、前後進操舵角度指
    令が入力された時には左右一対の従動輪20,20を左
    右同一方向に回転し、左右横行操舵角度指令が入力され
    た時には左右一対の従動輪20,20を左右反対方向に
    回転するものとした請求項3記載の走行台車の走行装
    置。
  5. 【請求項5】 前記走行指令手段を、中立位置を境とし
    て第1・第2・第3の方向に操作可能な走行レバー45
    で、1つの方向に操作している状態から中立位置を経て
    他の方向に操作した時にのみ他の走行指令を出力するも
    のとした請求項3又は4記載の走行台車の走行装置。
JP3200797A 1997-02-17 1997-02-17 走行台車の走行装置 Pending JPH10226497A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108791568A (zh) * 2018-07-12 2018-11-13 广东嘉腾机器人自动化有限公司 一种agv小半径转弯控制方法及三轮系agv
JP2021050059A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 ニューデルタ工業株式会社 作業台車

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