JPH10226489A - 建築用板の成形搬送システム - Google Patents

建築用板の成形搬送システム

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JPH10226489A
JPH10226489A JP3217297A JP3217297A JPH10226489A JP H10226489 A JPH10226489 A JP H10226489A JP 3217297 A JP3217297 A JP 3217297A JP 3217297 A JP3217297 A JP 3217297A JP H10226489 A JPH10226489 A JP H10226489A
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JP
Japan
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hoist
building
rail
lifting
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP3217297A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Abe
兼 阿部
Kashio Itasaka
甲子夫 板坂
Katsukuni Satou
勝圀 佐藤
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
Original Assignee
Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築工事現場でロール成形機にて成形した、
建築用板をそのまま、所定の場所(例えばストックヤー
ド)に搬送し、該建築用板を規則的に順次積み重ね、次
工程の作業を行い易くし、作業効率を向上させること。 【解決手段】 所定形状にロール成形した後、成形材を
所定の場所に移動して積み重ねる搬送システムにおい
て、ホイストレール1及び該ホイストレール1の長手方
向両端を水平状に支持する支柱部材3とからなるフレー
ムAと、該フレームAのホイストレール1に沿って移動
自在なホイスト6と、該ホイスト6に装着して昇降自在
とした持上げ機Bとからなること。前記フレームA,
A,…を前後に複数備えること。前記ホイストレール1
に設けたホイスト6の走行及び持上げ機Bの昇降は一箇
所で操作できること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事現場でロ
ール成形機にて成形した、建築用板をそのまま、所定の
場所(例えばストックヤード)に搬送し、該建築用板を
規則的に順次積み重ね、次工程の作業を行い易くし、作
業効率を向上させることができる建築用板の成形搬送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築工事現場において、ロー
ル成形機が搬入され、該ロール成形機を使用して薄い金
属板からなる原材から所定の形状の建築用板を成形し
て、該建築用板を屋根,壁等の外囲体の施工に使用して
いる。その建築用板は、特に長尺なもの(具体的には5
0メートル以上)では、ロール成形機を建築構造物に併
設し、そのロール成形機にて成形して建築用板をそのま
ま、建築構造物の屋根施工箇所或いは壁施工箇所に送り
出し、屋根,壁等の外囲体を施工してゆくものである。
【0003】その建築用板が、比較的短いもの(具体的
には17メートル以下)では、その建築用板を予め工場
で成形することができ、成形した建築用板は、交通機関
を利用して、建築工事現場まで搬送することができる。
ところが、このように、建築工事現場に交通機関を利用
して搬送することができる建築用板の長さは、ごく限ら
れたものである。
【0004】その建築用板の長さが上記に示した長尺な
建築用板と極めて短い建築用板の中間の範囲にあるもの
では、建築工事現場にロール成形機を持ち込み、該ロー
ル成形機にて成形した建築用板を一旦、所定の場所(例
えばストックヤード)に貯蔵し、設置したクレーン等
で、そのストックヤードに貯蔵した建築用板を吊り上
げ、そのまま建築構造物の屋根,壁を施工する所定位置
に搬送し、該建築用板を配置し、外囲体を施工してゆく
ことが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、建築工事現場にて、ロール成形機から成形した建
築用板は、まずストックヤードに積み重ねておき、その
ストックヤードから必要な建築用板をクレーンにて一つ
ずつ取り出し、その建築用板を建築構造物の所定箇所に
施工してゆく。
【0006】そのロール成形機から送りだされる建築用
板が、自重により大きく撓んで変形することがないよう
に、その建築用板の送り出し方向に沿って、複数の作業
員を適当間隔に配置し、各作業員がその建築用板を手で
持ちながら送りだす必要がある。その長さが数十メート
ルに及ぶ場合では、数メートルおきに作業員を配置し、
建築用板を成形しなくてはならない。
【0007】さらに、その成形完了した建築用板をスト
ックヤードに積み重ねて保存しておくために作業員は、
建築用板をストックヤードの位置まで運び、これを順
次,繰り返してゆかねばならない。そのために、ロール
成形機にて成形した建築用板をストックヤードに保存す
るだけのために、比較的多数の作業員が必要となる。こ
れは、屋根,壁等の外囲体の施工に携わる人員に匹敵す
るものであり、このような状況は、工事の施工費用にも
大きな影響を与えることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を所定
形状に成形した建築用板を所定の場所に移動して積み重
ねる建築用板の成形搬送システムにおいて、ホイストレ
ール及び該ホイストレールの長手方向両端を水平状に支
持する支柱部材とからなるフレームと、該フレームのホ
イストレールに沿って移動自在なホイストと、該ホイス
トに装着して昇降自在とした持上げ機と、前記フレーム
を前後に複数備え、前記ホイストレールに設けたホイス
トの走行及び持上げ機の昇降は一箇所で操作できる建築
用板の成形搬送システムとしたことにより、このシステ
ムを多くとも二人で組み立て可能であり、建築工事現場
において、成形機にて建築用板を成形し、且つその建築
用板をストックヤードに積み重ね、次工程の準備作業を
極めて効率的且つ短時間に行うことができ上記課題を解
決したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、本発明の構成は、図1乃至
図3等に示すように、フレームAと、該フレームAのレ
ールに沿って移動自在なホイスト6と、該ホイスト6に
装着して昇降自在とした持上げ機Bと、ロール成形機C
と、該ロール成形機Cによって成形される建築用板Pを
その送り方向に支持する移送用受け台Dとから構成され
ている。
【0010】さらに、そのフレームAは、図2,図3に
示すように、ホイストレール1と支柱部材3とから構成
されている。そのホイストレール1は、断面略逆凹字形
状の形鋼が使用される。該ホイストレール1には、走行
ロール7が設けられ、該走行ロールを介してホイスト6
が吊るされ、且つホイスト6がホイストレール1に沿っ
て走行する。
【0011】ホイストレール1には、図1,図3等に示
すように、補強部2が設けられるタイプと、補強部2を
設けないタイプが存在する。該補強部2は、具体的には
ラチス梁等のタイプが使用される(図3参照)。そのホ
イストレール1のみで補強部2を設けないタイプは、ホ
イストレール1の断面を大きくする等、ホイストレール
1自体を構造的に強固にすればよい(図13,図14等
参照)。
【0012】ホイストレール1に補強部2を設けたもの
は、上下方向に一体となって構成され、ホイストレール
1を補強する〔図2(A),(B)等参照〕。そのホイ
ストレール1及び補強部2の長手方向両側端に支柱部材
3,3が設置されている。該支柱部材3には、さらに補
助支柱4,4が備えられる。また、支柱部材3の頂部と
補強部2との間に支持ワイヤー5が装着され、補強部2
及びホイストレール1を支柱部材3,3にて支持すると
もに、支持ワイヤー5にて補強部2及びホイストレール
1が自重のために撓むことを防止する。
【0013】そのホイストレール1と補強部2に対して
支柱部材3が着脱自在とするタイプも存在している。そ
の構造の具体例としては、補強部2の幅方向両側端に取
付部材2a,2aが設けられ、また支柱部材3にはポケ
ット形状の受け部材3aが設けられている。該受け部材
3aに前記補強部2の取付部材2aを上方より落とし込
むようにして挿入し、装着することができるようになっ
ている。また、支柱部材3と補助支柱4,4とが同様に
着脱自在となっている(図15参照)。また、ホイスト
レール1に補強部2を設けていないタイプでは、ホイス
トレール1の長手方向両端と支柱部材3,3とを着脱自
在なものとする。
【0014】そのフレームA,A,…は、複数台が備え
られ、各フレームA,A,…のホイストレール1,1,
…が平行となるように前後に等間隔に配置されてゆく
〔図1及び図9(A),(B)等参照〕。各ホイストレ
ール1,1,…には、ホイスト6が走行ロール7を介し
て装着される。そのホイスト6の走行構造としては、ホ
イストレール1の長手方向両端箇所に被駆動リール9a
と従動リール9bとが設けられ、その被駆動リール9a
と従動リール9bとの間に輪状の走行駆動ワイヤ8が掛
けられている〔図4(A)参照〕。
【0015】また、支柱部材3には駆動リール9cが装
着され、該駆動リール9cと被駆動リール9aとの間に
は駆動ワイヤー10が掛けられている。その駆動リール
9cには電動モータ等の原動機11が装着され、該原動
機11を始動させることで駆動リール9cが回転し、該
駆動リール9cにて駆動ワイヤー10を回転させ、該駆
動ワイヤー10を介して走行駆動ワイヤ8がホイストレ
ール1内で回転する〔図4(B)参照〕。
【0016】前記走行ロール7は、走行駆動ワイヤ8に
固着され、該走行駆動ワイヤ8の回転とともに走行ロー
ル7がホイストレール1の長手方向を往復移動する。そ
のホイスト6は、走行ロール7に連結され、該走行ロー
ル7とともにホイストレール1の長手方向に沿って移動
することができる。
【0017】そのホイスト6の昇降ワイヤー6aの下端
には、持上げ機Bが吊設され、ホイスト6にて持上げ機
Bは昇降動作を行う。該持上げ機Bは、種々のタイプが
存在しており、その第1タイプのものとしては、真空吸
着タイプのものである〔図6(A)及び(B)参照〕。
該持上げ機Bは、枠体12にその吸着部材13,13が
装着されている。該吸着部材13,13は、図1に示す
ように、外部に備えたエアコンプレッサ27を介して、
その吸着面を減圧状とすることにより、建築用板Pに吸
着することができる。そのエアコンプレッサ27は、本
システムに組み込まれている(図1参照)。
【0018】その枠体12には、幅方向両側に傾斜状側
板14,14が設けられている。該傾斜状側板14,1
4は断面略く字形状に形成されたものである。該傾斜状
側板14,14は、枠体12に装着した状態で、その持
上げ機Bは、正面より見た形状は、高さ方向の略中央箇
所が膨出した形状となる。即ち、各傾斜状側板14は、
上下方向中央箇所にて、水平方向の折れ線を中心にし
て、該折れ線の下方は外方上向きの下部傾斜面14aと
なっている〔図6(A),(B)参照〕。
【0019】その両下部傾斜面14a,14aには、外
方に向かって複数の回転球体15,15,…が装着さ
れ、該回転球体15,15,…により、建築用板Pとの
滑りを良好にしている。傾斜状側板14,14には吸着
部材13,13のエアバルブ16及びエアホース17が
装着され、エアバルブ16は吸着部材13,13の吸着
制御をおこなうことができる〔図6(B)参照〕。
【0020】また、吸着部材13,13は、枠体12に
対して上下方向に適宜の範囲にて移動することができる
ようになっている。その吸着部材13,13には、スプ
リングにより常時下方に弾性を有しており、吸着部材1
3,13が建築用板に当接したときに、吸着部材13,
13が一旦、弾性に抗して引っ込み衝撃を吸収する役目
をなすことができる。
【0021】次に、持上げ機Bの吸着部材13,13
は、電磁石タイプとしたものが存在する。このタイプで
は、前記吸着部材13,13の代わりに電磁吸着部材1
8,18が装着されている(図13参照)。さらに、持
上げ機Bは、フックタイプとしたものが存在し、建築用
板Pの幅方向両側端を挟むことができる左右対称の可動
爪を有するものである(図14参照)。
【0022】また、ロール成形機Cは、成形機枠21内
に複数の下部ロールからなる下部成形ロール群22及び
複数の上部ロールからなる上部成形ロール群23が装着
されており、下部成形ロール群22と上部成形ロール群
23とにより金属原板P0 から建築用板Pが成形され
る。
【0023】次に、移送用受け台Dは、各フレームAと
ともに配置するもので、台座24上に移送用ロール25
が設けられたものである。ロール成形機Cより成形され
送りだされた建築用板Pは、その移送用受け台Dの移送
用ロール25上を滑りつつ、全移送用受け台D,D,…
にて支持される。
【0024】上記システムにおいて、複数の持上げ機
B,B,…には、振止杆20が装着されることもある
(図7参照)。該振止杆20は、パイプ状をなした鋼管
等が使用され、一本の長尺なる振止杆20が複数の持上
げ機B,B,…に固定される。該振止杆20を複数の持
上げ機B,B,…に装着することで、全ての持上げ機B
は、同一方向に揃えることができ、建築用板Pに吸着す
る作業を行うときには、安定してできる(図8参照)。
また、振止杆20をパイプ状をなした鋼管とすることに
より、各持上げ機B,B,…間に連結したキャップタイ
ヤ,ケーブルの保護ができる。その振止杆20の持上げ
機Bへの装着の具体例しては、枠体12にクリップ19
を使用して固定される〔図6(A),(B)の想像線を
参照〕。
【0025】全ホイスト6,6,…のホイストレール
1,1,…に沿っての移動動作及び持上げ機B,B,…
の昇降及び建築用板Pへの吸着及び離間動作は、全て一
箇所で操作できるようにしている。即ち、全ホイスト
6,6,…には操作用のキャップタイヤc,c,…が直
列に設けられ(図8参照)、最も手前側のフレームAに
おけるホイスト6に電源スイッチ及び操作制御部からな
るコントロール体28を繋いでいる(図1参照)。
【0026】また、図16(A)及び(B)に示したも
のでは、本システムにおいて、移送用受け台D,D,…
を設けないタイプである。このタイプは、ロール成形機
Cの建築用板Pを送りだす高さの位置を地面と略同等と
なるようにしたものであり、地面上にシート等を敷い
て、ロール成形機Cより建築用板Pを送りだすものであ
る。このタイプでは、作業員の一人は、建築用板Pの送
り出し方向の戦端部分を手で持って先導する。
【0027】
【作用】まず、建築工事現場において、そのストックヤ
ードに複数のフレームA,A,…を前後方向に複数備え
る。この設置において、各フレームA,Aの間隔は等し
く、且つホイストレール1,1,…は、互いに平行とす
る。各フレームAごとに、一方の支柱部材3側に移送用
受け台Dを揃えて設置する〔図1及び図2(A)参
照〕。
【0028】複数の移送用受け台D,D,…は、前記フ
レームA,A,…の配列に従い、一列状をなしている
〔図9(A),(B)参照〕。そのロール成形機Cは、
成形する建築用板Pの成形送り方向を前記移送用受け台
D,D,…の配列方向に一致させる(図1参照)。
【0029】次に、ロール成形機Cから建築用板Pを送
り出し、該建築用板Pを各移送用受け台D,D,…に送
り出す〔図9(A)参照〕。そして、建築用板Pが所望
の長さに達した状態で切断する〔図9(B)参照〕。そ
の各ホイストレール1に設けたホイスト6が移送用受け
台D,D,…上に載置された建築用板Pの直上位置に移
動し、ホイスト6より持上げ機Bが降下し、吸着部材1
3(電磁吸着部材18又はフック19の場合も含む)を
作動させて建築用板Pの底主板に吸着させる〔図10
(A)及び図11(A)参照〕。
【0030】次いで、再度、各ホイスト6により持上げ
機Bとともに建築用板Pを上方に上げる〔図10
(B),図11(B)参照〕。その建築用板Pはホイス
ト6の移動により所定のストックヤードの位置に搬送
し、吸着部材13を制御し、持上げ機Bを建築用板Pか
ら離間し、建築用板Pをストックヤードの所定位置に保
存する〔図12(A)参照〕。
【0031】そのストックヤードにおいて、複数の建築
用板P,P,…は、図12(B)に示すように、複数列
として積み重ね、その建築用板P,P,…上に厘木26
を載置し、該厘木26上に同様にして建築用板P,P,
…を積み重ねてゆく。このようにして、積み重ねて保存
する建築用板P,P,…は建築物の屋根,壁の施工に使
用されてゆく。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、所定形状に成形した
建築用板Pを所定の場所に移動して積み重ねる建築用板
の成形搬送システムにおいて、ホイストレール1及び該
ホイストレール1の長手方向両端を水平状に支持する支
柱部材3とからなるフレームAと、該フレームAのホイ
ストレール1に沿って移動自在なホイスト6と、該ホイ
スト6に装着して昇降自在とした持上げ機Bと、前記フ
レームA,A,…を前後に複数備え、前記ホイストレー
ル1に設けたホイスト6の走行及び持上げ機Bの昇降は
一箇所で操作できる建築用板の成形搬送システムとした
ことにより、建築用板Pのストックヤードへの保存作業
を効率的に行うことができる。
【0033】上記効果を詳述すると、ロール成形機Cか
ら金属原板P0 を所定形状の建築用板Pとして成形し、
その送り出す方向に、前記フレームA,A,…を前後に
複数備えて配置している。そこで、それぞれのホイスト
レール1に設けたホイスト6の走行及び持上げ機Bの昇
降は、一箇所で操作することができるので、ロール成形
機Cから送り出された建築用板Pの長手方向において全
ホイスト6,6,…及び持上げ機B,B,…を待機させ
ることは極めて容易にできる。
【0034】そこで、ロール成形機Cから送りだされる
建築用板Pのその送り方向に沿って、持上げ機B,B,
…を配置しておくことで、その建築用板Pを持上げ機B
にてすぐに持ち上げることができるとともに、その建築
用板Pをホイストレール1に沿ったホイスト6の移動
で、所望の位置に搬送することができる。これを順次,
繰り返すことにより、複数の建築用板P,P,…をスト
ックヤードに保存する作業員は極めて効率的となる。ま
た、この作業では、成形員及びオペレータの2名の極め
て僅かな作業員にてこの作業を行うことができる。
【0035】次に、請求項2の発明は、所定形状に成形
した建築用板Pを所定の場所に移動して積み重ねる建築
用板の成形搬送システムにおいて、ホイストレール1及
び該ホイストレール1の長手方向両端を水平状に支持す
る支柱部材3とからなるフレームAと、該フレームAの
ホイストレール1に沿って移動自在なホイスト6と、該
ホイスト6に装着して昇降自在とした持上げ機Bと、前
記フレームA,A,…を前後に複数備え、前記ホイスト
レール1に設けたホイスト6の走行及び持上げ機Bの昇
降は一箇所で操作できる建築用板の成形搬送システムと
したことにより、ロール成形機Cから送りだされる建築
用板Pは、撓み変形することなく、良好な状態にて送り
だされる。
【0036】また、そのロール成形機Cから建築用板P
が送りだされる高さに対して、移送用受け台D,D,…
の高さを次第に低くなるようにセットすることで、ロー
ル成形機Cから送りだされる建築用板Pがその自重によ
り、撓んで先端部分が僅かに下がったとしても、配列さ
れた各移送用受け台D,D,…に対してスムーズに搬送
されることができる。
【0037】次に、請求項3の発明は、請求項1又は2
において、前記フレームAのホイストレール1と支柱部
材3とは分解自在としてなる建築用板の成形搬送システ
ムとしたことにより、このシステムを搬送時にはコンパ
クトにしたり、所定の場所に保存したりすることに極め
て有利となる。
【0038】次に、請求項4の発明は、請求項1又は2
において、前記複数の持上げ機B,B,…は、振止杆2
0にて連結してなる建築用板の成形搬送システムとした
ことにより、それぞれの持上げ機B,B,…が振止杆2
0により連結され、全持上げ機B,B,…が常時同一且
つ所定の方向に向いて揃うようにすることができ、建築
用板Pの持上げ作業に各持上げ機B,B,…の向きをそ
れぞれ調整する面倒な作業をなくすことができる。
【0039】次に、請求項5の発明は、請求項1,2,
3又は4において、前記持上げ機Bは、吸着部材13,
13を設けなる建築用板の成形搬送システムとしたこと
により、建築用板Pの持上げ作業及び着脱作業を略瞬時
に行うことができ、ひいては作業効率をなお一層向上さ
せることがでる。
【0040】次に、請求項6の発明は、請求項1,2,
3又は4において、前記持上げ機Bは、電磁吸着部材1
8,18を設けてなる建築用板の成形搬送システムとし
たことにより、請求項5における効果と同様に建築用板
Pの持上げ作業及び着脱作業を略瞬時に行うことがで
き、作業効率をなお一層向上させることがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシステムの斜視図
【図2】(A)はシステムにおけるフレーム及び持上げ
機の動作を示す正面図 (B)はシステムの要部正面図
【図3】システムの要部斜視図
【図4】(A)はフレームとホイストの関係を示す構造
の略示図 (B)はホイストの走行構造を示す作用図
【図5】吸着部材を設けた持上げ機が建築用板に吸着
し,搬送する状態を示す斜視図
【図6】(A)は持上げ機はパッドの下面より見た斜視
図 (B)は持上げ機の斜視図
【図7】持上げ機に振止杆を装着した斜視図
【図8】複数の持上げ機にて建築用板を搬送している状
態の斜視図
【図9】(A)は本システムにてロール成形機から建築
用板を送り出している作業を示す作用図 (B)は本システムにて建築用板が各移送用受け台上に
載置された状態を示す作用図
【図10】(A)は各持上げ機が建築用板上に降りて建
築用板に吸着した状態を示す作用図 (B)は各持上げ機が建築用板を持ち上げた状態を示す
作用図
【図11】(A)は持上げ機が建築用板に吸着した状態
を示す本システム正面より見た作用図 (B)は持上げ機が建築用板をストックヤードの位置に
搬送する状態を示す本システム正面より見た作用図
【図12】(A)は持上げ機が建築用板をストックヤー
ドの適正位置に降ろした状態を示す本システム正面より
見た作用図 (B)は本システムを撤去し,建築用板をストックヤー
ドに保存し,その建築用板を屋根,壁等の施工に使用す
る状態を示す略示図
【図13】持上げ機に電磁吸着部材を装着したタイプの
斜視図
【図14】持上げ機を掴み具としたタイプの斜視図
【図15】フレームを分解可能なタイプとした要部分解
斜視図
【図16】本発明の別の実施の形態の略示図
【符号の説明】
A…フレーム B…持上げ機 C…ロール成形機 D…移送用受け台 P…建築用板 1…ホイストレール 3…支柱部材 6…ホイスト 18…電磁吸着部材 20…振止杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B66C 11/14 B66C 11/14 17/04 17/04 B66D 3/26 B66D 3/26 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に成形した建築用板を所定の場
    所に移動して積み重ねる建築用板の成形搬送システムに
    おいて、ホイストレール及び該ホイストレールの長手方
    向両端を水平状に支持する支柱部材とからなるフレーム
    と、該フレームのホイストレールに沿って移動自在なホ
    イストと、該ホイストに装着して昇降自在とした持上げ
    機と、前記フレームを前後に複数備え、前記ホイストレ
    ールに設けたホイストの走行及び持上げ機の昇降は一箇
    所で操作できることを特徴とする建築用板の成形搬送シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 所定形状に成形した建築用板を所定の場
    所に移動して積み重ねる建築用板の成形搬送システムに
    おいて、成形材を所定の場所に移動して積み重ねる搬送
    システムにおいて、ホイストレール及び該ホイストレー
    ルの長手方向両端を水平状に支持する支柱部材とからな
    るフレームと、該フレームのホイストレールに沿って移
    動自在なホイストと、該ホイストに装着して昇降自在と
    した持上げ機と、前記フレームを前後に複数備え、前記
    ホイストレールに設けたホイストの走行及び持上げ機の
    昇降は一箇所で操作できることを特徴とする建築用板の
    成形搬送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記フレーム
    のホイストレールと支柱部材とは分解自在としてなるこ
    とを特徴とする建築用板の成形搬送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記複数の持
    上げ機は、振止杆にて連結してなることを特徴とする建
    築用板の成形搬送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    持上げ機は、減圧状態により吸着する吸着部材を設けて
    なることを特徴とする建築用板の成形搬送システム。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3又は4において、前記
    持上げ機は、電磁吸着部材を設けてなることを特徴とす
    る建築用板の成形搬送システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000034133A (ko) * 1998-11-27 2000-06-15 김형벽 스태커 크레인
CN107150959A (zh) * 2017-05-22 2017-09-12 无锡石油化工起重机有限公司 具有搅拌功能的桥式起重机
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