JP2001322115A - サイトファクトリー設備 - Google Patents

サイトファクトリー設備

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JP2001322115A
JP2001322115A JP2000145496A JP2000145496A JP2001322115A JP 2001322115 A JP2001322115 A JP 2001322115A JP 2000145496 A JP2000145496 A JP 2000145496A JP 2000145496 A JP2000145496 A JP 2000145496A JP 2001322115 A JP2001322115 A JP 2001322115A
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Japan
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yard
site
site factory
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precast member
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JP2000145496A
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Koji Kondo
弘司 近藤
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分断された敷地等にも良好に適用することが
でき、また、製品の管理も容易であるようなサイトファ
クトリー設備を提供する。 【解決手段】 サイトファクトー設備1を、鉄筋2,
2,…等を保管しておくための材料ヤード3と、材料ヤ
ード3から供給された鉄筋2,2,…を用いてPC床板
を製作するための製作ヤード4と、製作されたPC床板
を保管しておくためのストックユニット8とを備えた構
成とした。そして、製作ヤード4およびストックユニッ
ト8を、ともに、運搬可能なフレーム12あるいは支持
フレーム25に取り付けた設備機器により形成し、さら
に、材料ヤード3と製作ヤード4との間、および製作ヤ
ード4とストックユニット8との間に、材料およびPC
床板を搬送可能な、搬送コンベア11、作業台16、第
一および第二のローラコンベア6,7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場において
プレキャスト部材を製作するためのサイトファクトリー
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設現場において、床、梁、柱等
のプレキャスト部材を製作する場合、資材のハンドリン
グ機械として、例えば、ゴライヤスクレーン(門型クレ
ーン)を備えたサイトファクトリー設備が、当該現場内
または外部の敷地に設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなサイトファ
クトリー設備において、ゴライヤスクレーンを使用しよ
うとする場合、まとまった矩形の敷地が必要となる。し
かし、多くの建設現場においては、このようなまとまっ
た敷地を確保することができない。そこで、分断された
複数の敷地を利用して、プレキャスト部材の製作を行う
こととなるが、このような場合には、移動式クレーンを
利用することが必要となり、その損料やオペレータに係
る費用等を含めると大きなコストアップにつながる。
【0004】また、建設現場外部に敷地が確保できない
場合には、施工する建物の地下部分を利用することが考
えられる。この場合には、ハンドリング機械として天井
クレーンが使用されるが、その他運搬機械等多くの設備
が必要となり、これもコストアップになり、実施される
ケースは少ない。
【0005】さらに、このようなサイトファクトリー設
備において製作した製品をストックしておく場合、後か
ら製作して製品を上に重ねておく場合が殆どであり、一
番先に使用すべき製品を一番後に製作することになり、
管理が複雑になったり、ストックヤードを広く必要とし
たり、あるいは、養生期間の分だけ製作期間を長く必要
とすることとなる。
【0006】このような事情に鑑みて、本発明において
は、分断された敷地等にも良好に適用することができ、
また、製品の管理も容易であるようなサイトファクトリ
ー設備を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。請求項1記
載の発明は、建設現場においてプレキャスト部材を製作
するためのサイトファクトリー設備であって、前記プレ
キャスト部材の材料を保管しておくための材料ヤード
と、前記材料ヤードから供給された前記材料を用いて前
記プレキャスト部材を製作するための製作ヤードと、前
記製作ヤードにおいて製作された前記プレキャスト部材
を保管しておくためのストックユニットとを備えてな
り、前記製作ヤードおよび前記ストックユニットは、と
もに、運搬可能なフレームと、該フレームに取り付けら
れた設備機器とにより形成され、前記材料ヤードと前記
製作ヤードとの間、および前記製作ヤードと前記ストッ
クユニットとの間には、前記材料および前記プレキャス
ト部材を搬送可能な搬送手段が備えられていることを特
徴としている。
【0008】このようにサイトファクトリーの設備を、
材料ヤード、製作ヤード、および、ストックユニットの
各ユニットに分割し、なおかつ、これらを搬送手段によ
り連絡することにより、分断された敷地条件に対する適
用性を向上させることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
イトファクトリー設備であって、前記ストックユニット
には、前記搬送手段と連続して設けられるとともに、前
記プレキャスト部材を搭載可能な搭載部を備えた前記プ
レキャスト部材を搬送可能な移動装置と、該移動装置の
搭載部を挟んで該搭載部の両側方に該移動装置と平行に
設けられた支持部材と、前記フレーム側から懸吊されて
該支持部材の両端を支持する懸吊部材とが備えられ、前
記懸吊部材は、その上端部が、前記フレームに対して、
前記支持部材の延在方向と平行な軸周りに回動可能に結
合され、なおかつ、前記懸吊部材は、伸縮可能なジャッ
キ装置によって構成され、前記移動装置には、前記支持
部材間に架設部材を前記搭載部を横断するように架設し
た場合に、該架設部材を前記搭載部よりも下方に収納可
能な収容部が、前記搭載部の上面に形成された凹状溝と
して設けられていることを特徴としている。
【0010】このような構成により、架設部材を移動装
置の収容部に収容した状態で、移動装置の搭載部にプレ
キャスト部材を搭載しておき、さらに、ジャッキ装置を
収縮させて支持部材を上方に持ち上げることにより、プ
レキャスト部材を架設部材に支持させた状態で、搭載部
の上方に持ち上げることができる。そして、この場合
に、持ち上げたプレキャスト部材の下方の搭載部に新た
なプレキャスト部材を搭載することが可能であるととも
に、さらにジャッキ装置を伸張させることにより、新た
に搬送されたプレキャスト部材上に、それ以前に製作さ
れたプレキャスト部材を重ね置きすることが可能であ
る。そして、さらに、懸吊部材を回動させることによ
り、架設部材から支持部材を離間させることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のサイトファクトリー設備であって、前記搬送手段
は、複数のローラコンベアを連続させることにより形成
され、これらローラコンベアのうち、互いに連続して設
けられた少なくとも一対のローラコンベアは、互いに異
なる方向に配置されるとともに、前記プレキャスト部材
の搬送方向の上流側に位置するローラコンベアの後端部
が、下流側に位置するローラコンベアの前端部に比較し
て低い位置に設けられ、前記上流側に位置するローラコ
ンベアの後端部には、該後端部に搬送されてきたプレキ
ャスト部材を前記下流側に位置するローラコンベアの前
端部と同位置にリフトアップするとともに、前記下流側
に位置するローラコンベアに受け渡すことが可能なリフ
ト式ローラが設けられていることを特徴としている。
【0012】このような構成により、プレキャスト部材
の搬送方向を変換することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載のサイトファクトリー設備であって、前
記製作ヤードのフレームは、前記設備機器として天井ク
レーンが設けられた構成とされ、該天井クレーンは、前
記フレームによってその軸方向と直交する方向に移動可
能に支持されたレールと、該レールに沿って移動可能な
ホイストとを備えた構成とされていることを特徴として
いる。
【0014】このような構成により、製作ヤードにおい
て材料の分配など揚重機が平面的に動く必要がある部分
に対応することができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載のサイトファクトリー設備であって、前
記製作ヤードは、移動可能な作業台を備えた構成とさ
れ、該作業台は、前記搬送手段の始点部に移動した場合
に、該搬送手段を跨ぐような位置に配置可能な構成とさ
れ、前記搬送手段の始点部には、前記作業台上に載置さ
れた前記プレキャスト部材を上下動させることが可能な
揚重ユニットが設けられていることを特徴としている。
【0016】このような構成により、製作ヤードにおい
て製作されたプレキャスト部材を作業台ごと搬送手段の
始点部に移動させ、プレキャスト部材を揚重ユニットに
より持ち上げた後、作業台を搬送手段の始点部から移動
させ、さらに、プレキャスト部材を搬送手段の始点部に
載置することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載のサイトファクトリー設備であって、前
記搬送手段は、その少なくとも一部が、同一長さの複数
のローラコンベアを連続させることにより形成されてい
ることを特徴としている。
【0018】このような構成により、プレキャスト部材
の移動距離に応じて、ローラコンベアの台数を決定する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態
を示す図であり、図中、符号1は建設現場に設けられた
サイトファクトリー設備を示す。このサイトファクトリ
ー設備1は、PC床板を製作するためのものであり、P
C床板を構成する鉄筋2,2,…等の材料を保管してお
くための材料ヤード3と、材料ヤード3に隣接して設け
られた製作ヤード4と、製作ヤード4に隣接して設けら
れた養生ヤード5と、養生ヤード5から延出するように
設けられた第一および第二のローラコンベア6,6およ
び7,7と、第二のローラコンベア7の終点部7aに設
けられて、製作されたPC床板を保管しておくためのス
トックユニットとにより概略構成されている。
【0020】材料ヤード3は、例えば鉄筋2,2,…を
保管しておくための材料保管部10と、材料保管部10
に載置された鉄筋2,2,…を製作ヤードにまで搬送す
るための搬送コンベア11とを備えた構成となってい
る。
【0021】また、製作ヤード4は、フレーム12と、
フレーム12に設けられた天井クレーン13とを備えた
構成となっている。フレーム12は、鉄骨材を平面視ロ
字状に組立てたものであり、その高さが例えば2.5m
程度に形成され、容易に搬送可能な構成となっている。
また、天井クレーン13は、フレーム12によりその軸
方向(図1中x1方向)と直交する方向(図1中y1方
向)に移動可能に支持されたレール14と、レール14
に支持されるとともに、レール14に沿って移動可能な
ホイスト15とを備えた構成とされている。
【0022】また、製作ヤード4の底部には、作業台1
6が設けられており、この作業台16上においてPC床
板の製作を行うことができるようになっている。この作
業台16は、台車として形成されたものであり、移動可
能な構成となっている。
【0023】また製作ヤード4に隣接して設けられた養
生ヤード5は、製作ヤード4において製作されたPC床
板の養生を行うために設けられたものであり、フレーム
18と、フレーム18に設けられたチェーンブロックユ
ニット19により形成されている。ここで、フレーム1
8は、製作ヤード4のフレーム12と同一のものとして
形成されており、運送可能な構成となっている。また、
チェーンブロックユニット19は、フレーム18に設け
られた複数の図示しないチェーンブロックにより構成さ
れたものであり、これらチェーンブロックを用いて、養
生ヤード5に載置されたPC床板を上昇または下降させ
ることが可能となっている。
【0024】また、この養生ヤード5には、第一のロー
ラコンベア6,6の始点部6a,6aが設けられてお
り、さらに、この始点部6a,6aに対して、製作ヤー
ド4の作業床である作業台16を移動させることが可能
となっている。なお、作業台16を第一のローラコンベ
ア6,6の始点部6a,6aに移動させた場合、作業台
16は、図中に示すように、第一のローラコンベア6,
6の始点部6a,6aを跨ぐように位置するような構成
となっている。
【0025】また、第一および第二のローラコンベア
6,6および7,7は、その向きを異ならせた状態で連
続配置されており、第一のローラコンベア6,6の終点
部(後端部)6b,6bには、リフト式ローラ20,2
0が設けられている。このリフト式ローラ20,20
は、第一のローラコンベア6,6に挟まれた位置におい
て、第二のローラコンベア7,7の始点部(前端部)7
b,7bに連続するように設けられており、なおかつ、
第二のローラコンベア7,7におけるPC床板の搬送方
向(図中A方向)と同一方向にPC床板を搬送可能な構
成となっている。また、ここで、第一のローラコンベア
6,6の終点部6b,6bは、第二のローラコンベア
7,7の始点部7b,7bよりも低い位置に設けられて
おり、さらに、リフト式ローラ20,20は、第一のロ
ーラコンベア6,6の終点部6b,6bと同一レベルか
ら、第二のローラコンベア7,7の始点部7b,7bと
同一レベルまで上下動することが可能となっている。こ
れにより、第一のローラコンベア6,6の終点部6b,
6bに到達したPC床板を、リフト式ローラ20,20
により、第二のローラコンベア7,7の始点部7b,7
bと同一レベルにまでリフトアップし、なおかつ、この
場合に、リフト式ローラ20,20から第二のローラコ
ンベア7,7の始点部7b,7bに対してPC床板を受
け渡すことが可能となっている。
【0026】なお、これら第一および第二のローラコン
ベア6,6および7,7は、同一長さ(例えば2m程
度)のローラコンベアユニットを複数接続することによ
り形成されている。
【0027】また、ストックユニット8は、第二のロー
ラコンベア7,7の終点部7a,7aに接続するように
設けられて、その上面がPC床板を搭載可能な搭載部2
2,22とされたPC床板を搬送可能なコンベア装置
(移動装置)23,23と、このコンベア装置23,2
3の搭載部22,22の側方に、搭載部22,22を挟
むように、なおかつ、コンベア装置23と平行な方向に
延在するように設けられた一対の支持部材24,24
と、支持部材24の両端部24a,24aをそれぞれ支
持する支持フレーム25,25,…とを備えた構成とさ
れている。
【0028】支持フレーム25は、図2から図4に拡大
して示すように、側面視略三角形状に組まれた一対の組
立体27,27を互いに平行に配置し、さらに、これら
組立体27,27の上端部を上端連結材28により連結
した構成となっている。また、上端連結材28の下方に
は、組立体27,27に挟まれた部分に位置させて、長
尺棒状の油圧ジャッキ29が懸吊されている。この油圧
ジャッキ29は、その上端部29aが、上端連結材28
にピン結合されて、支持部材24の延在方向と平行な軸
周りに回動可能に支持されており、なおかつ、その下端
部29bが支持部材24の端部24aを支持する構成と
なっている。
【0029】また、支持部材24,24同士の間には、
搭載部22を横断するように、架設部材30,30が架
設されている。この架設部材30としては、PC床板を
構築すべき建物内に建て込む際の敷端となるH型鋼が利
用されており、ここでは、この架設部材30,30上
に、ストックユニット8に搬送されてきたPC床板31
(図2,3,4参照)が支持されている。
【0030】また、このような構成によって、油圧ジャ
ッキ29を伸縮させることにより、支持部材24を上下
動させ、これにより、架設部材30を上下動させて、架
設部材30によって支持されたPC床板31を上下動さ
せることが可能となっている。
【0031】また、この場合、油圧ジャッキ29は、支
持部材24がコンベア装置23の搭載部22の下方にま
で下降することができるように伸張可能となっている。
また、このように支持部材24をコンベア装置23の搭
載部22の下方に下降させた場合、支持部材24,24
間に架設された架設部材30,30は、図3に示すよう
に、コンベア装置23の搭載部22の上面に凹状溝とし
て形成された収容部32の内部に収容されるようになっ
ている。
【0032】次にこのようなサイトファクトリー設備1
を用いたPC床板31の製作方法について説明する。材
料ヤード3に供給された鉄筋2は、搬送コンベア11に
より材料ヤード3から製作ヤード5に搬送される。製作
ヤード5においては、天井クレーン13によって材料ヤ
ード3から供給された鉄筋2,2,…その他の材料が分
配・移動され、その作業台16上において鉄筋2,2,
…が組み立てられ、さらに、組み立てられた鉄筋2,
2,…にコンクリートが打設されることによってPC床
板31が形成される。
【0033】製作ヤード4において製作されたPC床板
31は、作業台16ごと養生ヤード5に移動させられ、
養生ヤード5において養生が行われる。この場合、製作
ヤード4には、もう一台の作業台16が配置され、養生
ヤード5においてPC床板31の養生が行われている間
において、製作ヤード4において、それに続くPC床板
31の製作作業が行われる。養生ヤード5においては、
PC床板31が所定の強度を発揮するまで養生され、さ
らにその後、第一のローラコンベア6,6に受け渡され
る。これには、チェーンブロックユニット19を用い
て、PC床板31を作業台16から上昇させ、この状態
で、作業台16を養生ヤード5から移動させ、さらに、
チェーンブロックを操作してPC床板31を再び下降さ
せる。これにより、PC床板31が、第一のローラコン
ベア6,6の始点部6a,6a上に載置されることとな
る。
【0034】第一のローラコンベア6,6の始点部6
a,6a上に受け渡されたPC床板31は、第一のロー
ラコンベア6,6によって搬送されて終点部6b,6b
にまで移動させられる。第一のローラコンベア6,6の
終点部6b,6bに搬送されたPC床板31は、リフト
式ローラ20,20によって、第二のローラコンベア
7,7の始点部7b,7bと同一レベルにまでリフトア
ップされ、さらに、リフト式ローラ20,20から、第
二のローラコンベア7,7に受け渡される。
【0035】第二のローラコンベア7,7に搬送された
PC床板31はストックユニット8の搭載部22,22
にまで搬送される そして、ストックユニット8におい
ては、以下に説明するように、PC床板31の重ね置き
が行われる。
【0036】すなわち、コンベア装置23,23の搭載
部22,22に搬送されたPC床板31は、コンベア装
置23の収容部32にあらかじめ収容しておいた架設部
材30上に配置される。この場合に、油圧ジャッキ29
を伸縮させることによって支持部材24を持ち上げ、こ
れによって、架設部材30を上昇させて、PC床板31
を図5から図6に示すように上昇させる。さらに、この
ようにPC床板31を上昇させた状態で、続いて製作さ
れた新たなPC床板31をコンベア装置23の搭載部2
2に挿入する。
【0037】この場合、図7に示すように、あらかじ
め、コンベア装置23の収容部32に、架設部材30を
配置しておき、これにより、この架設部材30上にPC
床板31を位置させる。そして、架設部材30と直交し
た状態でに架設部材30同士の間に架設されるように材
木33を配置し、さらに、油圧ジャッキ29を伸張させ
ることにより、図8に示すように、この材木33上に架
設部材30を降下させて搭載する。これにより、PC床
板31を重ね置きすることができる。
【0038】さらに、この場合、油圧ジャッキ29の上
端部29aが上端連結材28に対してピン結合されてい
るために、図9のように、油圧ジャッキ29を回動させ
ることによって、支持部材24を、上段に配置された架
設部材30の下方から側方に移動させ、さらに、ジャッ
キ装置29を伸張させることによって、図10のよう
に、下段のPC床板31を支持する架設部材30の下方
にまで降下させることができる。
【0039】このように、支持部材24を下段のPC床
板31を支持する架設部材30の下方にまで降下させた
ら、この後は、さらに、油圧ジャッキ29を収縮させる
ことによって、図11のように、最下段のPC床板31
を持ち上げ、この状態において、最下段の架設部材30
の下方の床面34上に材木33を配置するとともに、再
び、油圧ジャッキ29を伸張させて支持部材24を降下
させることによって、図12のように、架設部材30を
床面34上から材木33を介して安定的に支持させるこ
とができる。
【0040】あるいは、図11の状態から、油圧ジャッ
キ29をさらに収縮させて、その下端部29bに取り付
けられている架設部材30を持ち上げ、架設部材30の
下方に形成された空間におけるコンベア装置23の載置
部22上に、PC床板31を新たに挿入し、このPC床
板31上に上方に位置する架設部材30およびPC床板
31を降下させることによって、PC床板31および架
設部材30をさらに積層させて収容するようにしてもよ
い。
【0041】また、このようにストックユニット8に積
層されたPC床板31は、建物の建て方時には、揚重用
クレーンで、最上部に位置するものから順次取り出すよ
うにする。
【0042】以上説明したサイトファクトリー設備1に
おいては、設備が、材料ヤード3、製作ヤード4、養生
ヤード5、およびストックユニット8の各ユニットに分
割されて配置されるとともに、これらの間の材料あるい
はPC床板31の移動が、搬送コンベア11、第一およ
び第二のローラコンベア6,6および7,7によって、
あるいは、作業台16の移動によって行われることとな
っているために、各ユニットを分断された敷地に配置す
ることができ、これによって分断された敷地あるいは不
定形状の敷地など、従来利用が困難であった形態の敷地
を有効活用してPC床板31の製作を行うことができ
る。このため、PC床板31の現場製作を実現すること
ができる現場の数を増大させることができ、これによ
り、汎用性の高い設備を実現することが可能であるとと
もに、機械の稼働率を従来に比較して上昇させ、コスト
ダウンを図ることができる。また、このように、設備を
各ユニットに分割したために、設備の組立・解体が容易
であり、施工性の向上および工期の短縮化を実現するこ
とができる。
【0043】また、上述のサイトファクトリー設備1に
おいては、ストックユニット8に対して、第二のローラ
コンベア7と連続して設けられるとともにPC床板31
を搭載可能な搭載部22を有したコンベア装置23と、
コンベア装置23の搭載部22を挟んで、コンベア装置
23の両側方にコンベア装置23と平行に設けられた一
対の支持部材24,24と、この支持部材24,24を
支持する伸縮可能な油圧ジャッキ29とが備えられてお
り、油圧ジャッキ29の上端部29aを支持フレーム2
5に対して支持部材24の延在方向と平行な軸周りに回
動可能に結合し、さらに、コンベア装置23に対して、
その搭載部22の下方に架設部材30を収容可能な収容
部32を設けた構成としたために、上述の図5から図1
2に示すように、架設部材30をコンベア装置23の収
容部32に収容した状態で、コンベア装置23の搭載部
22に、先行して形成されたPC床板31を搬送し、さ
らに、ジャッキ装置23を収縮させることによって先行
形成されたPC床板31を搭載部22の上方に持ち上
げ、さらに、その後に形成したPC床板31を搭載部2
2に挿入し、さらに、油圧ジャッキ29を伸張させるこ
とによって、先行製作されたPC床板31の下方に後行
製作されたPC床板31を配置することが可能となる。
したがって、従来と異なり、PC床板31を重ね置きし
た場合に、先に製作した製品から順次下方に向けて後に
製作されたPC床板31を重ね置きすることができ、従
来に比較して製品管理を容易化することができる。ま
た、これにより、ストックヤードを広く必要としたり、
あるいは、PC床板31の養生期間分だけPC床板31
の製作期間を確保しておく必要が無く、敷地の有効利用
や工期の短縮化を図ることができる。
【0044】また、上述のサイトファクトリー設備1に
おいては、第一および第二のローラコンベア6,6およ
び7,7が接続される部分に、第一のローラコンベア
6,6によって搬送されたPC床板31を第二のローラ
コンベア7,7の始点部7b,7bと同一レベルにまで
リフトアップすることができるリフト式ローラ20,2
0が設けられた構成となっているために、互いに異なる
方向に配置した第一および第二のローラコンベア6,6
および7,7間においてPC床板31の受渡しを行うこ
とができ、複数のローラコンベアを用いた場合のPC床
板31の方向変換が可能となる。これによって、PC床
板31を任意の方向に搬送することが可能となり、敷地
の形状に対する適用性を向上させて、設備の汎用化を図
ることができる。
【0045】また、上述のサイトファクトリー設備1に
おいては、製作ヤード4のフレーム12に設備機器とし
て天井クレーン13が設けられた構成とされているため
に、従来と異なり、材料を平面的に移動する必要がある
場合に、移動式クレーン等を必要とすることが無く、コ
ストアップを伴うこと無しにPC床板31の製作効率を
向上させることができる。
【0046】また、上述のサイトファクトリー設備1に
おいては、製作ヤード5に移動可能な作業台16が設け
られ、この作業台16を、第一のローラコンベア6,6
の始点部6b,6bにおいて第一のローラコンベア6,
6を跨ぐような位置に配置することができ、なおかつ、
製作ヤード5には、作業台16が第一のローラコンベア
6,6の始点部6b,6bに設けられた場合に、作業台
16上に載置されたPC床板31を上下動させることが
可能なチェーンブロックユニット19が設けられている
ために、製作ヤード4において製作され養生ヤード5に
おいて養生された作業台16上のPC床板31を容易に
第一のローラユニット6,6の始点部6b,6bに受け
渡すことができ、PC床板31の製作工程全体における
稼働率の向上を図ることが可能となる。
【0047】また、上述のサイトファクトリー設備1に
おいては、第一および第二のローラコンベア6,6およ
び7,7が同一長さの複数のローラコンベアユニットを
連続させることにより形成されているために、製作ヤー
ド4の設置位置からストックユニット8等の設置位置ま
での距離に応じてローラコンベアユニットの台数を決定
し、これにより、サイトファクトリー設備1を設置する
にあたっての計画を容易に決定することができる。これ
により、異なる現場に対するサイトファクトリー設備1
の設置計画を標準化することができ、短時間で効率的な
作業計画を作成することが可能となる。
【0048】以上において、本発明の一実施の形態を説
明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるもので
なく、その設置条件等に応じて他の構成を採用するよう
にしてもよい。
【0049】例えば、上記実施の形態において、製作ヤ
ード4あるいは養生ヤード5にシートを設けることによ
り雨風の養生を行うようにしてもよい。また、これらの
サイトファクトリー設備1を、建物の地下躯体内に設置
する場合にも、上記実施の形態と同様の計画を行うこと
が可能である。
【0050】また、現場の条件によっては、第一および
第二のローラコンベア6および7に代えて、エアパレッ
ト、台車、トラック、フォークリフト等一般の搬送装置
を用いるようにしてもよい。また、上記実施の形態のコ
ンベア装置23に代えて、台車等その他の移動手段を採
用するようにしてもよい。
【0051】また、上記実施の形態においては、サイト
ファクトリー設備1がPC床板31を製作するためのも
のとして計画されていたが、これに代えて、図13のよ
うに、PC梁製作用にサイトファクトリー設備40を計
画するようにしてもよい。
【0052】この場合のサイトファクトリー設備40
は、材料ヤード41と、鉄筋製作ヤード42と、PC製
作ヤード43と、製品ストックヤード44とを備えて構
成されている。これらのうち、鉄筋製作ヤード42およ
びPC製作ヤード43には、上記実施の形態におけるフ
レーム12あるいは18と同様のフレーム46および4
7が設けられており、これらフレーム46および47に
は、レール48,49およびホイスト50,51を備え
た上述の天井クレーン13と同様の構成の天井クレーン
52,53が設けられている。
【0053】材料ヤード41においてストックされた鉄
筋2,2,…は、搬送コンベア55により鉄筋製作ヤー
ド42に搬送され、さらに、鉄筋製作ヤード42におい
て、そのフレーム46に設けられた天井クレーンユニッ
ト47を用いて、鉄筋2,2,…の分配・移動が行われ
ることにより、鉄筋2,2,…の組立が行われる。ま
た、鉄筋製作ヤード42からPC製作ヤード43にかけ
ては第三のローラコンベア56,56が敷設されてお
り、この第三のローラコンベア48,48の始点部48
a,48a上に、組み立てられた鉄筋かご57が天井ク
レーン52によって載置され、さらに第三のローラコン
ベア56,56が駆動されることにより、PC製作ヤー
ド43に鉄筋かご57が供給される。
【0054】この鉄筋かご57は、PC製作ヤード43
において設けられた天井クレーン53を用いてPC製作
ヤード43の作業台58に受け渡されるとともに、その
向きが変えられる。そして、この鉄筋かご57に対し
て、コンクリートが打設され養生されることによりPC
梁59が製作される。製作されたPC梁59は、順次第
四のローラコンベア60,60に供給されるとともに、
製品ストックヤード44に順次配列され、さらに、製品
ストックヤード44から、揚重用クレーン等によって取
り出される。
【0055】このようなサイトファクトリー設備40に
おいても、設備が、材料ヤード41、鉄筋製作ヤード4
2、PC製作ヤード43、および製品ストックヤード4
4の各ユニットに分割されて配置されるとともに、これ
らの間の材料あるいはPC梁59の移動が、搬送コンベ
ア55、第三および第四のローラコンベア56,56お
よび60,60によって行われることとなっているため
に、各ユニットを分断された敷地に配置することがで
き、これによって分断された敷地あるいは不定形状の敷
地など、従来利用が困難であった形態の敷地を有効活用
してPC梁59の製作を行うことができる。このため、
PC梁59の現場製作を実現することができる現場の数
を増大させることができ、汎用性の高い設備を実現する
ことが可能であるとともに、機械の稼働率を従来に比較
して上昇させ、コストダウンを図ることができる。
【0056】また、上述のサイトファクトリー設備40
においては、鉄筋製作ヤード42およびPC製作ヤード
43のフレーム46,47に設備機器として天井クレー
ン52,53が設けられた構成とされているために、従
来と異なり、製作されたPC梁59あるいは材料等を平
面的に移動する必要がある場合に、または、移動方向の
方向変換を行う場合に、移動式クレーン等が必要となる
ことが無く、コストアップを伴うこと無しにPC梁59
の製作効率を向上させることができる。
【0057】また、この他にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲内で、上述のサイトファクトリー設備1あるい
は40において他の構成を採用するようにしてもよく、
また、上述したような変形例を適宜選択的に組み合わせ
て用いてもよいのはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るサ
イトファクトリー設備においては、設備が、材料ヤー
ド、製作ヤード、およびストックユニットの各ユニット
に分割されて配置されるとともに、これらの間の材料あ
るいは製品の移動が、搬送手段によって行われることと
なっているために、各ユニットを分断された敷地に配置
することができ、これにより、分断された敷地あるいは
不定形状の敷地など、従来利用が困難であった形態の敷
地を有効活用してプレキャスト部材の製作を行うことが
できる。このため、プレキャスト部材の現場製作を実現
することができる現場の数を増大させることができ、汎
用性の高い設備を実現することが可能であるとともに、
機械の稼働率を従来に比較して上昇させ、コストダウン
を図ることができる。また、このように、設備を各ユニ
ットに分割したために、設備の組立・解体が容易であ
り、施工性の向上および工期の短縮化を実現することが
できる。
【0059】請求項2に係るサイトファクトリー設備に
おいては、ストックユニットに、搬送手段と連続して設
けられるとともにプレキャスト部材を搭載可能な搭載部
を有した移動装置と、移動装置の搭載部を挟んで移動装
置の両側方に移動装置と平行に設けた支持部材と、この
支持部材を支持する伸縮可能なジャッキ装置とが備えら
れており、ジャッキ装置の上端部をフレームに対して支
持部材の延在方向と平行な軸周りに回動可能に結合し、
さらに、移動装置に対して、その搭載部の下方に架設部
材を収容可能な収容部を設けた構成としたために、架設
部材を収容部に収容した状態で、搭載部に、先行製作さ
れたプレキャスト部材を搬送し、さらに、ジャッキ装置
を収縮させることによって、このプレキャスト部材を搭
載部の上方に持ち上げ、さらに、後行製作されたプレキ
ャスト部材を搭載部に挿入した状態でジャッキ装置を伸
張させることによって、先行製作されたプレキャスト部
材の下方に後行製作されたプレキャスト部材を配置する
ことが可能となる。したがって、従来と異なり、プレキ
ャスト部材を重ね置きした場合に、順次下方に向けて後
行製作されたプレキャスト部材を重ね置きすることがで
き、従来に比較して製品管理を容易化することができ
る。また、これにより、ストックヤードを広く必要とし
たり、あるいは、プレキャスト部材の養生期間分だけプ
レキャスト部材の製作期間を確保しておく必要が無く、
敷地の有効利用や工期の短縮化を図ることができる。
【0060】請求項3に係るサイトファクトリー設備に
おいては、搬送手段を構成するローラコンベア同士が接
続される部分に、上流側のローラコンベアによって搬送
されたプレキャスト部材を下流側のローラコンベアと同
一レベルにまでリフトアップすることができるリフト式
ローラを設けたために、互いに異なる方向に配置したロ
ーラコンベア間においてプレキャスト部材の受渡しを行
うことができ、複数のローラコンベアを用いた場合のプ
レキャスト部材の方向変換が可能となる。これによっ
て、プレキャスト部材を任意の方向に搬送することが可
能となり、敷地の形状に対する適用性を向上させて、設
備の汎用化を図ることができる。
【0061】請求項4に係るサイトファクトリー設備に
おいては、製作ヤードのフレームに設備機器として天井
クレーンが設けられた構成とされているために、従来と
異なり、材料を平面的に移動する必要がある場合に、移
動式クレーン等を必要とすることが無く、コストアップ
を伴うこと無しにプレキャスト部材の製作効率を向上さ
せることができる。
【0062】請求項5に係るサイトファクトリー設備に
おいては、製作ヤードに移動可能な作業台が設けられ、
この作業台を、搬送手段の始点部において搬送手段を跨
ぐような位置に配置することができ、なおかつ、製作ヤ
ードに、揚重ユニットが設けられているために、作業台
上のプレキャスト部材を容易に搬送手段の始点部に受け
渡すことができ、プレキャスト部材の製作工程全体にお
ける稼働率の向上を図ることが可能となる。
【0063】請求項6に係るサイトファクトリー設備に
おいては、搬送手段が同一長さの複数のローラコンベア
を連続させることにより形成されているために、製作ヤ
ードの設置位置からストックユニット等の設置位置まで
の距離に応じてローラコンベアの台数を決定することが
でき、これにより、異なる現場に対する設置計画を標準
化して、短時間で効率的な作業計画を作成することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示すサイト
ファクトリー設備の平面図である。
【図2】 図1に示したサイトファクトリー設備におけ
るストックユニットの拡大平面図である。
【図3】 図2に示したストックユニットの側面図であ
る。
【図4】 同、立面図である。
【図5】 図2から4に示したストックユニットにおい
てPC床板を重ね置きする際の手順を示す図であって、
ストックユニットの搭載部上に配送されたPC床板を持
ち上げた際の支持フレームおよびその近傍の拡大立面図
である。
【図6】 図5の状態からPC床板をさらに上昇させた
際の支持フレームおよびその近傍の拡大立面図である。
【図7】 図6の状態において、上昇させたPC床板の
下方に新たにPC床板を挿入した際の状況を示す支持フ
レームおよびその近傍の拡大立面図である。
【図8】 図7の状態から上段のPC床板を下降させた
際の状態を示す支持フレームおよびその近傍の拡大立面
図である。
【図9】 図8の状態から、支持部材を、上段のPC床
板を支持する架設部材の下方から離間させた際の状況を
示す支持フレームおよびその近傍の拡大立面図である。
【図10】 図9の状態から支持部材を下段のPC床板
を支持する架設部材の下方に移動させた際の状況を示す
支持フレームおよびその近傍の拡大立面図である。
【図11】 図10の状態から下段のPC床板を支持す
る架設部材の下方の床面に材木を配置した際の状態を示
す支持フレームおよびその近傍の拡大立面図である。
【図12】 図11の状態から、床面上に配置された材
木上に、積層させたPC床板および架設部材を載置した
際の状態を示す支持フレームおよびその近傍の拡大立面
図である。
【図13】 本発明の他の実施の形態を模式的に示すサ
イトファクトリー設備の平面図である。
【符号の説明】
1,40 サイトファクトリー設備 2 鉄筋 3,41 材料ヤード 4 製作ヤード 5 養生ヤード 6 第一のローラコンベア 6a 始点部 6b 終点部(後端部) 7 第二のローラコンベア 7a 終点部 7b 始点部(前端部) 8 ストックユニット 11 搬送コンベア 12 フレーム 13 天井クレーン 14 レール 15 ホイスト 16 作業台 18 フレーム 19 チェーンブロックユニット 20 リフト式ローラ 22 搭載部 23 コンベア装置(移動装置) 24a 端部 25 支持フレーム 29 油圧ジャッキ 29a 上端部 30 架設部材 31 PC床板 32 収容部 42 鉄筋製作ヤード 43 PC製作ヤード 44 製品ストックヤード 46,47 フレーム 48,49 レール 50,51 ホイスト 52,53 天井クレーン 55 搬送コンベア 56 第三のローラコンベア 57 PC梁 60 第四のローラコンベア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設現場においてプレキャスト部材を製
    作するためのサイトファクトリー設備であって、 前記プレキャスト部材の材料を保管しておくための材料
    ヤードと、前記材料ヤードから供給された前記材料を用
    いて前記プレキャスト部材を製作するための製作ヤード
    と、前記製作ヤードにおいて製作された前記プレキャス
    ト部材を保管しておくためのストックユニットとを備え
    てなり、 前記製作ヤードおよび前記ストックユニットは、とも
    に、運搬可能なフレームと、該フレームに取り付けられ
    た設備機器とにより形成され、 前記材料ヤードと前記製作ヤードとの間、および前記製
    作ヤードと前記ストックユニットとの間には、前記材料
    および前記プレキャスト部材を搬送可能な搬送手段が備
    えられていることを特徴とするサイトファクトリー設
    備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサイトファクトリー設備
    であって、 前記ストックユニットには、前記搬送手段と連続して設
    けられるとともに、前記プレキャスト部材を搭載可能な
    搭載部を備えた前記プレキャスト部材を搬送可能な移動
    装置と、該移動装置の搭載部を挟んで該搭載部の両側方
    に該移動装置と平行に設けられた支持部材と、前記フレ
    ーム側から懸吊されて該支持部材の両端を支持する懸吊
    部材とが備えられ、 前記懸吊部材は、その上端部が、前記フレームに対し
    て、前記支持部材の延在方向と平行な軸周りに回動可能
    に結合され、 なおかつ、前記懸吊部材は、伸縮可能なジャッキ装置に
    よって構成され、 前記移動装置には、前記支持部材間に架設部材を前記搭
    載部を横断するように架設した場合に、該架設部材を前
    記搭載部よりも下方に収納可能な収容部が、前記搭載部
    の上面に形成された凹状溝として設けられていることを
    特徴とするサイトファクトリー設備。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のサイトファクト
    リー設備であって、 前記搬送手段は、複数のローラコンベアを連続させるこ
    とにより形成され、 これらローラコンベアのうち、互いに連続して設けられ
    た少なくとも一対のローラコンベアは、互いに異なる方
    向に配置されるとともに、前記プレキャスト部材の搬送
    方向の上流側に位置するローラコンベアの後端部が、下
    流側に位置するローラコンベアの前端部に比較して低い
    位置に設けられ、 前記上流側に位置するローラコンベアの後端部には、該
    後端部に搬送されてきたプレキャスト部材を前記下流側
    に位置するローラコンベアの前端部と同位置にリフトア
    ップするとともに、前記下流側に位置するローラコンベ
    アに受け渡すことが可能なリフト式ローラが設けられて
    いることを特徴とするサイトファクトリー設備。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のサイ
    トファクトリー設備であって、 前記製作ヤードのフレームは、前記設備機器として天井
    クレーンが設けられた構成とされ、 該天井クレーンは、前記フレームによってその軸方向と
    直交する方向に移動可能に支持されたレールと、該レー
    ルに沿って移動可能なホイストとを備えた構成とされて
    いることを特徴とするサイトファクトリー設備。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のサイ
    トファクトリー設備であって、 前記製作ヤードは、移動可能な作業台を備えた構成とさ
    れ、 該作業台は、前記搬送手段の始点部に移動した場合に、
    該搬送手段を跨ぐような位置に配置可能な構成とされ、 前記搬送手段の始点部には、前記作業台上に載置された
    前記プレキャスト部材を上下動させることが可能な揚重
    ユニットが設けられていることを特徴とするサイトファ
    クトリー設備。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のサイ
    トファクトリー設備であって、 前記搬送手段は、その少なくとも一部が、同一長さの複
    数のローラコンベアを連続させることにより形成されて
    いることを特徴とするサイトファクトリー設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2323620A1 (es) * 2007-04-20 2009-07-21 Dragados, S.A. Sistema para la preparacion, ensamblado y fabricacion de elementos modulares a pie de obra.
JP2013512132A (ja) * 2009-11-30 2013-04-11 イネオ・トーレス・ソシエダッド・リミターダ 風力発電機支持塔の建設用プレキャストコンクリートパネルを成形するための工場
CN105666686A (zh) * 2016-02-02 2016-06-15 中建科技有限公司 一种用于生产预制混凝土构件的钢筋生产和供应系统

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