JPH10224432A - 多重系送信装置 - Google Patents
多重系送信装置Info
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- JPH10224432A JPH10224432A JP9032610A JP3261097A JPH10224432A JP H10224432 A JPH10224432 A JP H10224432A JP 9032610 A JP9032610 A JP 9032610A JP 3261097 A JP3261097 A JP 3261097A JP H10224432 A JPH10224432 A JP H10224432A
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- transmitter
- transmission
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Abstract
(57)【要約】
【課題】待機2重系の送信装置では待機系に多数の送信
器を必要とした。そこで、待機系の送信器の数を少なく
する。 【解決手段】常用系の各送信器21は入力した外部条件
を基に論理判断をして送信信号を作成して出力し、出力
した送信信号の電圧値及び電流値を基に故障しているか
否かを検知する。待機系の送信器31は常用系のいずれ
かの送信器21が故障すると、故障した送信器21が入
力している外部条件を入力し、その送信器21の代わり
に送信信号を作成して出力する。切替部4は常用系の送
信器21が故障しているか否かに応じて常用系の送信器
21からの送信信号と待機系の送信器31からの送信信
号を切り替えて軌道回路に出力する。
器を必要とした。そこで、待機系の送信器の数を少なく
する。 【解決手段】常用系の各送信器21は入力した外部条件
を基に論理判断をして送信信号を作成して出力し、出力
した送信信号の電圧値及び電流値を基に故障しているか
否かを検知する。待機系の送信器31は常用系のいずれ
かの送信器21が故障すると、故障した送信器21が入
力している外部条件を入力し、その送信器21の代わり
に送信信号を作成して出力する。切替部4は常用系の送
信器21が故障しているか否かに応じて常用系の送信器
21からの送信信号と待機系の送信器31からの送信信
号を切り替えて軌道回路に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は多重系送信装置、
特にその装置構成を簡単にするものである。
特にその装置構成を簡単にするものである。
【0002】
【従来の技術】ATC装置及び軌道回路装置は装置の故
障による誤動作及びシステムダウン時間等を極力少なく
するために待機2重系になっている。例えば送信装置で
は、図2に示すように常用系の送信器21、待機系の送
信器11及び切替器12で構成した待機2重系を複数備
える。常用系の各送信器21a〜21n及び各待機系の
送信器11a〜11nはいずれもデータ入力部22、信
号作成部23、送信部24、送信出力検出部25及び故
障検知部26を有する。データ入力部22は制御リレー
の接点状態等を基に対応する外部条件を取り込んで論理
判断をして現示指示等を行う。信号作成部23はデータ
入力部22からの現示指示等を基に送信信号を作成す
る。送信部24は信号作成部23が作成した送信信号を
増幅して対応する切替部12a〜12nに出力する。送
信出力検出部25は送信部24が出力した送信信号の電
流値及び電圧値を検出する。故障検知部26は送信出力
検出部25が検出した送信信号の電流値及び電圧値を基
に故障を検出し、故障しているか否かを表す信号を出力
する。
障による誤動作及びシステムダウン時間等を極力少なく
するために待機2重系になっている。例えば送信装置で
は、図2に示すように常用系の送信器21、待機系の送
信器11及び切替器12で構成した待機2重系を複数備
える。常用系の各送信器21a〜21n及び各待機系の
送信器11a〜11nはいずれもデータ入力部22、信
号作成部23、送信部24、送信出力検出部25及び故
障検知部26を有する。データ入力部22は制御リレー
の接点状態等を基に対応する外部条件を取り込んで論理
判断をして現示指示等を行う。信号作成部23はデータ
入力部22からの現示指示等を基に送信信号を作成す
る。送信部24は信号作成部23が作成した送信信号を
増幅して対応する切替部12a〜12nに出力する。送
信出力検出部25は送信部24が出力した送信信号の電
流値及び電圧値を検出する。故障検知部26は送信出力
検出部25が検出した送信信号の電流値及び電圧値を基
に故障を検出し、故障しているか否かを表す信号を出力
する。
【0003】各切替部12a〜12nは切替器41,4
3と切替回路44を備える。切替器41,43はそれぞ
れ常用系の送信器21a〜21nの故障検知部26から
の信号を入力し、その信号が常用系の送信器21a〜2
1nが故障していることを示しているか否かに応じて接
続を切り替える。切替回路44は対応する常用系の送信
器21a〜21nからの送信信号及び待機系の送信器1
1a〜11nからの送信信号を入力し、切替器41,4
3の接続切替により、常用系の送信器21a〜21nが
正常に動作しているときは常用系の送信器21a〜21
nから入力した送信信号を軌道回路1T〜nTに出力
し、常用系の送信器21a〜21nが故障したときは待
機系の送信器11a〜11nから入力した送信信号を軌
道回路1T〜nTに出力することにより、機器の故障に
よるシステムダウン等を防止している。
3と切替回路44を備える。切替器41,43はそれぞ
れ常用系の送信器21a〜21nの故障検知部26から
の信号を入力し、その信号が常用系の送信器21a〜2
1nが故障していることを示しているか否かに応じて接
続を切り替える。切替回路44は対応する常用系の送信
器21a〜21nからの送信信号及び待機系の送信器1
1a〜11nからの送信信号を入力し、切替器41,4
3の接続切替により、常用系の送信器21a〜21nが
正常に動作しているときは常用系の送信器21a〜21
nから入力した送信信号を軌道回路1T〜nTに出力
し、常用系の送信器21a〜21nが故障したときは待
機系の送信器11a〜11nから入力した送信信号を軌
道回路1T〜nTに出力することにより、機器の故障に
よるシステムダウン等を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信装
置を軌道回路毎に設ける場合は、上記構成の待機2重系
の送信装置を用いると多数の常用系の送信器及び多数の
待機系の送信器が必要になり、費用、設置場所及び保守
上の問題があった。
置を軌道回路毎に設ける場合は、上記構成の待機2重系
の送信装置を用いると多数の常用系の送信器及び多数の
待機系の送信器が必要になり、費用、設置場所及び保守
上の問題があった。
【0005】この発明はかかる問題を解消するためにな
されたものであり、多重系送信装置の構成を簡単にし
て、費用の低減等を図ることを目的とするものである。
されたものであり、多重系送信装置の構成を簡単にし
て、費用の低減等を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多重系送
信装置は、常用系の複数台の送信器と待機系の一台の送
信器と切替部を有し、常用系の各送信器はデータ入力部
と信号作成部と送信部と送信出力検出部と故障検知部を
備え、データ入力部は制御リレーの接点状態等を基に外
部条件を取り込み、取り込んだ外部条件を基に論理判断
をして信号作成部に現示指示等を行い、信号作成部はデ
ータ入力部からの現示指示等を基に送信信号を作成し、
送信部は信号作成部が作成した送信信号を増幅して送信
信号切替器に出力し、送信出力検出部は送信部が出力し
た送信信号の電圧値及び電流値を検出し、故障検知部は
送信出力検出部が検出した送信信号の電圧値及び電流値
を基に送信器が故障しているか否かを検知して、その検
知結果を表す信号を出力する。
信装置は、常用系の複数台の送信器と待機系の一台の送
信器と切替部を有し、常用系の各送信器はデータ入力部
と信号作成部と送信部と送信出力検出部と故障検知部を
備え、データ入力部は制御リレーの接点状態等を基に外
部条件を取り込み、取り込んだ外部条件を基に論理判断
をして信号作成部に現示指示等を行い、信号作成部はデ
ータ入力部からの現示指示等を基に送信信号を作成し、
送信部は信号作成部が作成した送信信号を増幅して送信
信号切替器に出力し、送信出力検出部は送信部が出力し
た送信信号の電圧値及び電流値を検出し、故障検知部は
送信出力検出部が検出した送信信号の電圧値及び電流値
を基に送信器が故障しているか否かを検知して、その検
知結果を表す信号を出力する。
【0007】待機系の送信器は切替条件入力部とデータ
切替入力部と信号作成部と送信部を備え、切替条件入力
部は常用系の各送信器の故障検知部が出力した信号を入
力し、常用系のいずれかの送信器の故障検知部から入力
した信号が常用系のその送信器が故障していることを表
していると、入力する外部条件を常用系のその故障した
送信器が入力している外部条件に切り替えるように指示
する信号をデータ切替入力部に出力し、データ切替入力
部は入力する外部条件の切り替えを指示する信号を入力
すると、その指示された外部条件を選択して入力し、入
力した外部条件を基に論理判断をして信号作成部に現示
指示等を行い、信号作成部はデータ切替入力部からの現
示指示等を基に送信信号を作成し、送信部は信号作成部
が作成した送信信号を増幅して送信信号切替器に出力し
て、故障した常用系の送信器が出力すべき送信信号を出
力する。
切替入力部と信号作成部と送信部を備え、切替条件入力
部は常用系の各送信器の故障検知部が出力した信号を入
力し、常用系のいずれかの送信器の故障検知部から入力
した信号が常用系のその送信器が故障していることを表
していると、入力する外部条件を常用系のその故障した
送信器が入力している外部条件に切り替えるように指示
する信号をデータ切替入力部に出力し、データ切替入力
部は入力する外部条件の切り替えを指示する信号を入力
すると、その指示された外部条件を選択して入力し、入
力した外部条件を基に論理判断をして信号作成部に現示
指示等を行い、信号作成部はデータ切替入力部からの現
示指示等を基に送信信号を作成し、送信部は信号作成部
が作成した送信信号を増幅して送信信号切替器に出力し
て、故障した常用系の送信器が出力すべき送信信号を出
力する。
【0008】切替部は常用系の各送信器に対応した複数
の切替器を備え、各切替器は常用系の対応した送信器の
故障検知部が出力した信号を入力し、常用系の送信器の
故障検知部が出力した信号が故障していないことを示し
ている場合は常用系の送信器からの送信信号を軌道回路
に出力し、常用系の送信器の故障検知部が出力した信号
が故障したことを示している場合は、その故障した送信
器からの送信信号に代えて待機系の送信器からの送信信
号を軌道回路に出力するように接続を切り替えて、一台
の待機系の送信器で複数台の常用系の送信器のバックア
ップを行う。
の切替器を備え、各切替器は常用系の対応した送信器の
故障検知部が出力した信号を入力し、常用系の送信器の
故障検知部が出力した信号が故障していないことを示し
ている場合は常用系の送信器からの送信信号を軌道回路
に出力し、常用系の送信器の故障検知部が出力した信号
が故障したことを示している場合は、その故障した送信
器からの送信信号に代えて待機系の送信器からの送信信
号を軌道回路に出力するように接続を切り替えて、一台
の待機系の送信器で複数台の常用系の送信器のバックア
ップを行う。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の多重系送信装置は、装
置構成を簡単にして、設置費用の低減等を図るものであ
る。
置構成を簡単にして、設置費用の低減等を図るものであ
る。
【0010】この発明の多重系送信装置は、例えば軌道
回路毎に設けた常用系の複数台の送信器と待機系の一台
の送信器と切替部を有する。常用系の各送信器はデータ
入力部と信号作成部と送信部と送信出力検出部と故障検
知部を備える。データ入力部は制御リレーの接点状態等
を基に対応する軌道回路からの外部条件を取り込んで論
理判断を行って、信号作成部に現示指示等を行う。ここ
で、現示決定等に用いる外部条件とは、例えば受信器か
らの列車位置情報及び連動装置からの情報等の現示決定
等を行う際に用いる外部条件をいう。また、データ入力
部による論理判断は、例えばATC結合結線により行
う。信号作成部はデータ入力部からの現示指示等を基に
送信信号を作成する。送信部は信号作成部が作成した送
信信号を増幅して送信信号切替器に出力する。送信出力
検出部は送信部が出力した送信信号の電圧値及び電流値
を検出する。故障検知部は送信出力検出部が検出した送
信信号の電圧値及び電流値が予め定めた一定値に達して
いるか否かを調べて送信器が故障しているか否かを検知
して、その検知結果を出力する。
回路毎に設けた常用系の複数台の送信器と待機系の一台
の送信器と切替部を有する。常用系の各送信器はデータ
入力部と信号作成部と送信部と送信出力検出部と故障検
知部を備える。データ入力部は制御リレーの接点状態等
を基に対応する軌道回路からの外部条件を取り込んで論
理判断を行って、信号作成部に現示指示等を行う。ここ
で、現示決定等に用いる外部条件とは、例えば受信器か
らの列車位置情報及び連動装置からの情報等の現示決定
等を行う際に用いる外部条件をいう。また、データ入力
部による論理判断は、例えばATC結合結線により行
う。信号作成部はデータ入力部からの現示指示等を基に
送信信号を作成する。送信部は信号作成部が作成した送
信信号を増幅して送信信号切替器に出力する。送信出力
検出部は送信部が出力した送信信号の電圧値及び電流値
を検出する。故障検知部は送信出力検出部が検出した送
信信号の電圧値及び電流値が予め定めた一定値に達して
いるか否かを調べて送信器が故障しているか否かを検知
して、その検知結果を出力する。
【0011】待機系の送信器は切替条件入力部とデータ
切替入力部と信号作成部と送信部を備える。切替条件入
力部は常用系の各送信器の故障検知部が出力した信号を
入力する。切替条件入力部はいずれかの常用系の送信器
の故障検知部から入力した信号がその常用系の送信器が
故障していることを示していると、入力する外部条件を
その常用系の送信器が入力している外部条件に切り替え
るように指示する信号をデータ切替入力部に出力する。
データ切替入力部は外部条件の切り替えを指示する信号
を切替条件入力部から入力すると、その常用系の送信器
が入力している外部条件を選択して、その外部条件を基
に論理判断を行って、信号作成部に現示指示等を行う。
信号作成部はデータ切替入力部からの現示指示等を基に
送信信号を作成する。送信部は信号作成部が作成した送
信信号を増幅して切替部に出力する。このように構成す
ることにより、いずれの常用系の送信器が故障しても、
その常用系の送信器の代わりに待機系の送信器でその常
用系の送信器が出力すべき送信信号を作成することがで
きる。
切替入力部と信号作成部と送信部を備える。切替条件入
力部は常用系の各送信器の故障検知部が出力した信号を
入力する。切替条件入力部はいずれかの常用系の送信器
の故障検知部から入力した信号がその常用系の送信器が
故障していることを示していると、入力する外部条件を
その常用系の送信器が入力している外部条件に切り替え
るように指示する信号をデータ切替入力部に出力する。
データ切替入力部は外部条件の切り替えを指示する信号
を切替条件入力部から入力すると、その常用系の送信器
が入力している外部条件を選択して、その外部条件を基
に論理判断を行って、信号作成部に現示指示等を行う。
信号作成部はデータ切替入力部からの現示指示等を基に
送信信号を作成する。送信部は信号作成部が作成した送
信信号を増幅して切替部に出力する。このように構成す
ることにより、いずれの常用系の送信器が故障しても、
その常用系の送信器の代わりに待機系の送信器でその常
用系の送信器が出力すべき送信信号を作成することがで
きる。
【0012】切替部は、例えば常用系の各送信器に対応
した複数の切替器と切替回路を有する。各切替器は、例
えば常用系の各送信器の故障検知部からの信号により動
作するリレーから成る。切替回路は対応した常用系の送
信器からの送信信号、待機系の送信器からの送信信号及
び対応した常用系の送信器の故障検知部が出力した信号
を入力し、切替器の切り替えに応じて常用系の各送信器
からの送信信号と待機系の送信器からの送信信号を切り
替えて出力する。このように構成することにより、いず
れかの常用系の送信器が故障すると、故障した常用系の
送信器からの送信信号に代えて待機系の送信器からの送
信信号を出力することができるので、常用系の送信器と
同じ数の待機系の送信器を備える必要が無く、装置構成
を簡単にできる。
した複数の切替器と切替回路を有する。各切替器は、例
えば常用系の各送信器の故障検知部からの信号により動
作するリレーから成る。切替回路は対応した常用系の送
信器からの送信信号、待機系の送信器からの送信信号及
び対応した常用系の送信器の故障検知部が出力した信号
を入力し、切替器の切り替えに応じて常用系の各送信器
からの送信信号と待機系の送信器からの送信信号を切り
替えて出力する。このように構成することにより、いず
れかの常用系の送信器が故障すると、故障した常用系の
送信器からの送信信号に代えて待機系の送信器からの送
信信号を出力することができるので、常用系の送信器と
同じ数の待機系の送信器を備える必要が無く、装置構成
を簡単にできる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の多重系送信装置1の構成図
である。図に示すように、多重系送信装置1は常用系2
の複数台の送信器21a〜21nと待機系3の一台の送
信器31と切替部4を有する。常用系2の送信器21a
〜21nは、例えば軌道回路1T〜nT毎に設けられて
いる。常用系2の各送信器21a〜21nはそれぞれデ
ータ入力部22と信号作成部23と送信部24と送信出
力検出部25と故障検知部26を備える。常用系2の各
送信器21a〜21nのデータ入力部22は、例えば制
御リレー1R〜nRの接点状態等の外部条件を基にAT
C結合結線により論理判断を行って、信号作成部23に
現示指示等を行う。信号作成部23はデータ入力部22
からの現示指示等を基に、例えば搬送波を変調して送信
信号を作成する。送信部24は信号作成部23が作成し
た送信信号を増幅して切替部4に出力する。送信出力検
出部25は送信部24が出力した送信信号の電圧値及び
電流値を検出する。常用系2の各送信器21a〜21n
の故障検知部26は送信出力検出部25が検出した送信
信号の電圧値及び電流値を基に常用系2の各送信器21
a〜21nの故障を検知する。ここで、常用系2の送信
器21a〜21nからの送信信号はそれぞれ軌道回路1
T〜nTに対するものである。
である。図に示すように、多重系送信装置1は常用系2
の複数台の送信器21a〜21nと待機系3の一台の送
信器31と切替部4を有する。常用系2の送信器21a
〜21nは、例えば軌道回路1T〜nT毎に設けられて
いる。常用系2の各送信器21a〜21nはそれぞれデ
ータ入力部22と信号作成部23と送信部24と送信出
力検出部25と故障検知部26を備える。常用系2の各
送信器21a〜21nのデータ入力部22は、例えば制
御リレー1R〜nRの接点状態等の外部条件を基にAT
C結合結線により論理判断を行って、信号作成部23に
現示指示等を行う。信号作成部23はデータ入力部22
からの現示指示等を基に、例えば搬送波を変調して送信
信号を作成する。送信部24は信号作成部23が作成し
た送信信号を増幅して切替部4に出力する。送信出力検
出部25は送信部24が出力した送信信号の電圧値及び
電流値を検出する。常用系2の各送信器21a〜21n
の故障検知部26は送信出力検出部25が検出した送信
信号の電圧値及び電流値を基に常用系2の各送信器21
a〜21nの故障を検知する。ここで、常用系2の送信
器21a〜21nからの送信信号はそれぞれ軌道回路1
T〜nTに対するものである。
【0014】待機系3は1台の送信器31から成る。待
機系3の送信器31は切替条件入力部32とデータ切替
入力部33と信号作成部34と送信部35を備える。切
替条件入力部32は常用系2の各送信器21a〜21n
の故障検知部26が出力した信号を入力する。切替条件
入力部32は、常用系2のいずれかの送信器21a〜2
1nの故障検知部26から入力した信号が常用系2のそ
の送信器21a〜21nが故障していることを示してい
ると、入力する外部条件を常用系2のその故障した送信
器21a〜21nが入力している外部条件に切り替える
ように指示する信号をデータ切替入力部33に出力す
る。データ切替入力部33は常用系2の各送信器21a
〜21nのデータ入力部22と同じ外部条件を入力す
る。データ切替入力部33は、切替条件入力部32から
入力する外部条件の切替の指示を入力すると、その指示
された外部条件を選択して、その選択した外部条件を基
に論理判断を行って、信号作成部34に現示指示等を行
う。信号作成部34はデータ切替入力部33からの現示
指示等を基に、例えば搬送波を変調して送信信号を作成
する。送信部35は信号作成部34が作成した送信信号
を増幅して切替部4に出力する。
機系3の送信器31は切替条件入力部32とデータ切替
入力部33と信号作成部34と送信部35を備える。切
替条件入力部32は常用系2の各送信器21a〜21n
の故障検知部26が出力した信号を入力する。切替条件
入力部32は、常用系2のいずれかの送信器21a〜2
1nの故障検知部26から入力した信号が常用系2のそ
の送信器21a〜21nが故障していることを示してい
ると、入力する外部条件を常用系2のその故障した送信
器21a〜21nが入力している外部条件に切り替える
ように指示する信号をデータ切替入力部33に出力す
る。データ切替入力部33は常用系2の各送信器21a
〜21nのデータ入力部22と同じ外部条件を入力す
る。データ切替入力部33は、切替条件入力部32から
入力する外部条件の切替の指示を入力すると、その指示
された外部条件を選択して、その選択した外部条件を基
に論理判断を行って、信号作成部34に現示指示等を行
う。信号作成部34はデータ切替入力部33からの現示
指示等を基に、例えば搬送波を変調して送信信号を作成
する。送信部35は信号作成部34が作成した送信信号
を増幅して切替部4に出力する。
【0015】このように、待機系3の送信器31は常用
系2の送信器21a〜21nのいずれかが故障した場
合、故障した常用系2の送信器21a〜21nに入力し
た外部条件を選択して、その選択した信号を基に故障し
た常用系2の送信器21a〜21nと同様の処理をして
送信信号を作成するので、装置構成を簡単にすることが
でき、設置費用及び設置スペースを少なくすることがで
きるとともに保守が容易になる。
系2の送信器21a〜21nのいずれかが故障した場
合、故障した常用系2の送信器21a〜21nに入力し
た外部条件を選択して、その選択した信号を基に故障し
た常用系2の送信器21a〜21nと同様の処理をして
送信信号を作成するので、装置構成を簡単にすることが
でき、設置費用及び設置スペースを少なくすることがで
きるとともに保守が容易になる。
【0016】切替部4は、常用系2の送信器21a〜2
1n及び待機系3の送信器31から送信信号を入力し
て、常用系2の送信器21a〜21nが故障しているか
否かに応じて常用系2の送信器21a〜21nからの送
信信号又は待機系3の送信器31からの送信信号を切り
替えてそれぞれ対応する軌道回路1T〜nTに出力する
ものであり、切替器41a〜41nと切替回路42を備
える。各切替器41a〜41nは、それぞれ常用系2の
送信器21a〜21nからの送信信号を切り替えるもの
であり、例えば常用系2の各送信器21a〜21nの故
障検知部26からの信号により動作するリレーから成
る。切替回路42は常用系2の送信器21a〜21nか
らの送信信号及び待機系3の送信器31からの送信信号
を入力し、常用系2のいずれかの送信器21a〜21n
の故障検知部26から故障した旨の信号を受けて切替器
41a〜41nが切り替わると、常用系2のその送信器
21a〜21nからの送信信号に代えて待機系3の送信
器31からの送信信号を軌道回路1T〜nTに出力す
る。
1n及び待機系3の送信器31から送信信号を入力し
て、常用系2の送信器21a〜21nが故障しているか
否かに応じて常用系2の送信器21a〜21nからの送
信信号又は待機系3の送信器31からの送信信号を切り
替えてそれぞれ対応する軌道回路1T〜nTに出力する
ものであり、切替器41a〜41nと切替回路42を備
える。各切替器41a〜41nは、それぞれ常用系2の
送信器21a〜21nからの送信信号を切り替えるもの
であり、例えば常用系2の各送信器21a〜21nの故
障検知部26からの信号により動作するリレーから成
る。切替回路42は常用系2の送信器21a〜21nか
らの送信信号及び待機系3の送信器31からの送信信号
を入力し、常用系2のいずれかの送信器21a〜21n
の故障検知部26から故障した旨の信号を受けて切替器
41a〜41nが切り替わると、常用系2のその送信器
21a〜21nからの送信信号に代えて待機系3の送信
器31からの送信信号を軌道回路1T〜nTに出力す
る。
【0017】なお、上記実施例では切替部4の切替回路
42を一台にしたが、常用系2の各送信器21a〜21
nに対して一台づつ設けるようにしても良い。
42を一台にしたが、常用系2の各送信器21a〜21
nに対して一台づつ設けるようにしても良い。
【0018】また、上記実施例では各切替器41a〜4
1nに常用系2の各送信器21a〜21nの故障検知部
26からの信号により動作するリレーを用いたが、リレ
ーの代わりに半導体スイッチ等を用いても良い。
1nに常用系2の各送信器21a〜21nの故障検知部
26からの信号により動作するリレーを用いたが、リレ
ーの代わりに半導体スイッチ等を用いても良い。
【0019】また、上記実施例ではデータ入力部22
は、外部条件を制御リレー1R〜nRから入力したが、
制御リレー1R〜nRを用いる代わりに半導体スイッチ
を用いたり、データ伝送等により受信したデータによる
外部条件を入力するようにしても良い。
は、外部条件を制御リレー1R〜nRから入力したが、
制御リレー1R〜nRを用いる代わりに半導体スイッチ
を用いたり、データ伝送等により受信したデータによる
外部条件を入力するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、常用系
の複数送信器と待機系の一台の送信器と常用系の各送信
器に対応した複数の切替器を有し、待機系の送信器は常
用系のいずれかの送信器が故障すると、その故障した常
用系の送信器が入力していると同じ外部条件を選択し
て、その外部条件を基に論理判断を行い、その論理判断
を基に送信信号を作成し、作成した送信信号を増幅して
軌道回路に出力するので、待機系の1台の送信器で常用
系の複数台の送信器と待機2重系を構成でき、設置費用
及び設置スペースを少なくできるとともに、保守作業を
低減することができる。
の複数送信器と待機系の一台の送信器と常用系の各送信
器に対応した複数の切替器を有し、待機系の送信器は常
用系のいずれかの送信器が故障すると、その故障した常
用系の送信器が入力していると同じ外部条件を選択し
て、その外部条件を基に論理判断を行い、その論理判断
を基に送信信号を作成し、作成した送信信号を増幅して
軌道回路に出力するので、待機系の1台の送信器で常用
系の複数台の送信器と待機2重系を構成でき、設置費用
及び設置スペースを少なくできるとともに、保守作業を
低減することができる。
【0021】さらに、対応した常用系の送信器からの送
信信号及び待機系の送信器からの送信信号を入力し、常
用系の送信器が故障していない場合は常用系の送信器か
らの送信信号を軌道回路に出力し、常用系の送信器が故
障した場合は、常用系の送信器からの送信信号に代えて
待機系の送信器からの送信信号を軌道回路に出力するの
で、常用系の送信器の故障によるシステムダウン期間の
低減を行うことができる。
信信号及び待機系の送信器からの送信信号を入力し、常
用系の送信器が故障していない場合は常用系の送信器か
らの送信信号を軌道回路に出力し、常用系の送信器が故
障した場合は、常用系の送信器からの送信信号に代えて
待機系の送信器からの送信信号を軌道回路に出力するの
で、常用系の送信器の故障によるシステムダウン期間の
低減を行うことができる。
【図1】2重系送信器の構成図である。
【図2】従来の2重系送信器の構成図である。
1R 制御リレー 2R 制御リレー 1 多重系送信装置 2 常用系 21 送信器 22 データ入力部 23 信号作成部 24 送信部 25 送信出力検出部 26 故障検知部 3 待機系 31 送信器 32 切替条件入力部 33 データ切替入力部 34 信号作成部 35 送信部 4 切替部 41 切替器 42 切替回路
Claims (1)
- 【請求項1】 常用系の複数台の送信器と待機系の一台
の送信器と切替部を有し、 常用系の各送信器はデータ入力部と信号作成部と送信部
と送信出力検出部と故障検知部を備え、データ入力部は
制御リレーの接点状態等を基に外部条件を入力し、入力
した外部条件を基に論理判断をして現示指示等を行い、
信号作成部はデータ入力部からの現示指示等を基に送信
信号を作成し、送信部は信号作成部が作成した送信信号
を増幅して切替部に出力し、送信出力検出部は送信部が
出力した送信信号の電圧値及び電流値を検出し、故障検
知部は送信出力検出部が検出した送信信号の電圧値及び
電流値を基に送信器が故障しているか否かを検知して、
その検知結果を表す信号を出力し、 待機系の送信器は切替条件入力部とデータ切替入力部と
信号作成部と送信部を備え、切替条件入力部は常用系の
各送信器の故障検知部が出力した信号を入力し、常用系
のいずれかの送信器の故障検知部から入力した信号がそ
の常用系の送信器が故障していることを表していると、
入力する外部条件を常用系のその故障した送信器が入力
している外部条件に切り替えるように指示する信号をデ
ータ切替入力部に出力し、データ切替入力部は入力する
外部条件の切り替えを指示する信号を入力すると、その
指示された外部条件を選択して入力し、入力した外部条
件を基に論理判断をして現示指示等を行い、信号作成部
はデータ切替入力部からの現示指示等を基に送信信号を
作成し、送信部は信号作成部が作成した送信信号を増幅
して切替部に出力し、 切替部は常用系の各送信器に対応した複数の切替器を備
え、各切替器は常用系の対応した送信器の故障検知部が
出力した信号を入力し、常用系の送信器の故障検知部が
出力した信号が故障していないことを示している場合は
常用系の送信器からの送信信号を軌道回路に出力し、常
用系の送信器の故障検知部が出力した信号が故障したこ
とを示している場合は、その故障した送信器からの送信
信号に代えて待機系の送信器からの送信信号を軌道回路
に出力するように接続を切り替えることを特徴とする多
重系送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9032610A JPH10224432A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 多重系送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9032610A JPH10224432A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 多重系送信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10224432A true JPH10224432A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12363630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9032610A Pending JPH10224432A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 多重系送信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10224432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015039985A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 株式会社日立製作所 | Atc地上装置 |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP9032610A patent/JPH10224432A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015039985A (ja) * | 2013-08-22 | 2015-03-02 | 株式会社日立製作所 | Atc地上装置 |
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