JPH10223855A - 半導体メモリ装置及び半導体メモリ装置の製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置及び半導体メモリ装置の製造方法

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Publication number
JPH10223855A
JPH10223855A JP9023473A JP2347397A JPH10223855A JP H10223855 A JPH10223855 A JP H10223855A JP 9023473 A JP9023473 A JP 9023473A JP 2347397 A JP2347397 A JP 2347397A JP H10223855 A JPH10223855 A JP H10223855A
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JP
Japan
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film
insulating film
semiconductor memory
capacitor
memory device
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Application number
JP9023473A
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English (en)
Inventor
Kosei Kumihashi
孝生 組橋
Yasushi Goto
康 後藤
Hiroshi Miki
浩史 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】Pb(Zr,Ti)O3のような高・強誘電体絶
縁膜を用いて半導体メモリを形成する際に、キャパシタ
の上部電極/絶縁膜界面のダメージによる電気特性の劣
化を抑える。 【解決手段】一つのテーパマスクで上部電極と絶縁膜と
下部電極をドライエッチングで加工してキャパシタを形
成するときに、テーパマスクに耐酸化性の材料を用い、
上部電極エッチング後に、界面ダメージを回復するため
の熱処理を行い、さらに、絶縁膜と下部電極をドライエ
ッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に大規模集積メモリに好適なダイ
ナミックランダムアクセスメモリまたは分極反転型不揮
発性メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリのキャパシタ絶縁膜とし
て、(Ba,Sr)TiO3 のような高誘電体絶縁膜や
Pb(Zr,Ti)O3のような強誘電体絶縁膜を用いる
ものが、特開平5−299601号公報や1995年 IED
M プロシーディング p.115などで報告されてい
る。高誘電体(Ba,Sr)TiO3 をキャパシタ絶縁
膜に使うと、その高い誘電率によりキャパシタを微細に
できるため、ダイナミックランダムアクセスメモリの高
集積化が容易になる。強誘電体Pb(Zr,Ti)O3
キャパシタ絶縁膜に使えば、その高い誘電率によりダイ
ナミックランダムアクセスメモリの高集積化が容易であ
る他に、自発分極を利用した不揮発性メモリも作成でき
る。
【0003】高・強誘電体絶縁膜をキャパシタ絶縁膜に
用いる場合には、キャパシタ電極の材料選択が重要にな
る。その理由は、キャパシタ電極が電極/絶縁膜界面で
酸化されると、低誘電率絶縁膜が界面に形成されてしま
うために、高・強誘電体絶縁膜の特性を利用できなくな
るからである。キャパシタ電極の材料として、(1)酸化
されにくい導電体を使う、(2)酸化物も導電体の材料を
使う、という2種類の方法が提案されている。
【0004】酸化されにくい導電体をキャパシタ電極に
利用する方法としては、Ptを用いる方法が特開平5−2
99601 号公報で報告されている。酸化物も導電体の材料
を利用する方法は、IrやRu、もしくはIrO2 やR
uO2 を用いる方法が、1995年 IEDM プロシーデ
ィング p.119 や、インテグレーテッド フェロエ
レクトリクス(Integrated Ferroelectrics)1995年
p.179などで報告されている。この中では、Ir
/IrO2 やPt/IrO2 等の積層膜を電極に用いる
ことにより、Pb(Zr,Ti)O3 からのPbの拡散
が抑えられることが報告されている。
【0005】高・強誘電体絶縁膜を用いた従来のキャパ
シタ形成法は、(1)下部電極となる導電膜を堆積する、
(2)高・強誘電体絶縁膜を堆積する、(3)上部電極とな
る導電膜を堆積する、と3回の堆積工程を要する。導電
膜の堆積法は通常スパッタ法やCVD法が用いられる。
高・強誘電体絶縁膜の堆積法は、スパッタ法,CVD
法,ゾル・ゲル(sol-gel)法,蒸着法などの方法が用い
られる。高・強誘電体絶縁膜の絶縁性や誘電率・強誘電
性は、絶縁膜の結晶性に依存する。そのためにこれらの
絶縁膜の形成法では、堆積時に高い温度で形成したり、
堆積後に結晶化熱処理を行っている。
【0006】このように堆積した導電膜と高・強誘電体
絶縁膜を、従来のキャパシタ形成法では、ドライエッチ
ングを用いて、微細なキャパシタを形成した。堆積とド
ライエッチングの順番にはいくつかの方法がある。例え
ば1994年 IEDM プロシーディング p.84
3 では、下部電極となる導電膜と、高・強誘電体絶縁
膜とを堆積した後にマスクを形成し、このマスクにより
2層の膜をドライエッチングし、この上にキャパシタ側
面保護用絶縁膜を堆積してからキャパシタ部に合わせて
マスクを形成し、このマスクにより高・強誘電体絶縁物
に電気的接触を取るためのドライエッチングをし、さら
にこの上に上部電極となる導電膜を形成する方法が報告
されている。
【0007】また例えば特開平5−299601 号公報では、
下部電極となる導電膜と、高・強誘電体絶縁膜と、上部
電極となる導電膜とを堆積した後にマスクを形成し、こ
の一つのマスクにより上部電極となる導電膜と、高・強
誘電体絶縁膜と、下部電極となる導電膜との3層をエッ
チングするという方法が開示されている。この方法は、
必要なマスクが一つであることから、工程数が少ないと
いう利点と、マスク合わせのための余分な面積を必要と
しないので微細キャパシタ作成に有利であるという特徴
がある。この方法では、ドライエッチングの反応生成物
がキャパシタの側面に付着して、キャパシタのリーク電
流が大きくなるという問題がある。また電極材料にPt
を使う場合は、Ptのドライエッチング反応生成物がマ
スク側面やパターン側面に付着して、強固な壁状の突起
を形成してしまうという問題がある。この問題に対し、
1996年 Symposium on VLSI Technology Digestof
TechnicalPapers p.28では、Wテーパマスクによる
キャパシタのテーパドライエッチングにより、Pt側面
付着がなく、リーク電流を抑えたキャパシタ形成法が報
告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の、一つのWテー
パマスクを用いて3層をドライエッチングする方法で
は、加工プロセス中に上部電極/高・強誘電絶縁膜界面
にダメージが入り、誘電率の低下や、強誘電体の自発分
極の低下という、キャパシタの電気特性が劣化するとい
う問題があった。この界面ダメージによる劣化が著しい
場合は、メモリ動作が困難になるものも現れ、歩留まり
が低下してしまう。
【0009】この界面ダメージの原因は、高・強誘電体
絶縁膜堆積時の微量な組成ばらつき,結晶化熱処理プロ
セスでの微量な温度ばらつき,上部電極となる導電膜堆
積時の、高・強誘電体絶縁膜の表面付着物のばらつき
や、ドライエッチング時のチャージアップばらつきなど
の、各加工プロセスにおけるばらつきの相乗的な作用に
よって引き起こされると考えられ、各加工プロセスでの
対応が困難であった。
【0010】上部電極/高・強誘電絶縁膜の界面ダメー
ジを回復させるために、種々検討した。その結果、上部
電極となる導電膜をドライエッチングした後に、マスク
除去した後に、O2 雰囲気下で熱処理をすると、界面ダ
メージが回復して、良好な電気特性を得られることが明
らかになった。
【0011】しかし、Wマスクを残したままO2 雰囲気
下で熱処理をすると、Wマスクが酸化され変形してしま
い、絶縁膜と、下部電極となる導電膜のエッチングがで
きなくなってしまった。
【0012】また、あらかじめWテーパマスクで、上部
電極となる導電膜・絶縁膜・下部電極となる導電膜のエ
ッチングを行いキャパシタを形成してからO2 雰囲気下
で熱処理すると、下部電極の下にあるバリア層が酸化さ
れ、電気的導通が得られなくなってしまった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、一つの
マスクで、上部電極となる導電層と、高・強誘電絶縁膜
と、下部電極となる導電層とをドライエッチングするこ
とにより、少ない工程で微細なキャパシタを形成し、か
つ上部電極/絶縁膜の界面ダメージを回復するためのO
2 雰囲気下での熱処理を、上部電極となる導電層のエッ
チング後に行えるようにすることである。
【0014】そのための手段は、次の半導体メモリ装置
の製造方法である。
【0015】(1)下部電極と絶縁膜と上部電極とからな
るキャパシタを有する半導体メモリ装置の製造方法であ
って、上記下部電極となる第1導電層を形成し、上記第
1導電層上に上記絶縁膜となる第1絶縁層を形成し、上
記第1絶縁層上に上記上部電極となる第2導電層を形成
し、上記第2導電層上に耐酸化性膜によるテーパ形状の
マスクを形成し、上記マスクを用いてドライエッチング
により上記第2導電層をドライエッチングし、上記ドラ
イエッチング後にO2 雰囲気下の熱処理をし、上記熱処
理後に上記第1絶縁層と上記第1導電層をドライエッチ
ングしてキャパシタを形成し、上記キャパシタ上に第2
絶縁層を形成し、上記第2絶縁層をドライエッチングし
て上記キャパシタへの電気的接続部を形成する半導体メ
モリ装置の製造方法。
【0016】従来の方法が、ドライエッチングのテーパ
マスクとしてWのような、耐酸化性のない物質を使って
いたのに対し、本発明では、耐酸化性のテーパマスクを
使うことにより、前述の課題を解決することができる。
【0017】また、課題を解決するための手段は、次の
半導体メモリ装置を作成することである。
【0018】(2)下部電極と絶縁膜と上部電極とで構成
されるキャパシタを有する半導体メモリ装置であって、
上記上部電極上に耐酸化性膜を有し、上記耐酸化性膜に
おいては上記上部電極に接している部分にテーパ形状を
有する半導体メモリ装置。
【0019】このようにテーパマスクとして使用した耐
酸化性膜を上部電極上に残すことにより、キャパシタの
電気特性を劣化させることなく、キャパシタ上の配線か
ら微細キャパシタへの良好な電気的コンタクトを形成す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の一実施例を、図1に基づいて説明
する。図1は、1トランジスタ1キャパシタ型の不揮発
性強誘電体メモリの、キャパシタおよびプレート電極ま
で作成した段階の断面図である。キャパシタ絶縁膜とし
ては強誘電体Pb(Zr,Ti)O3(以下PZTと略
記)を用い、キャパシタ電極としてPtを用いて形成す
るものである。図面中の符号を用いて、この不揮発性強
誘電体メモリを説明する。
【0021】Si基板1上に素子分離用SiO2 2を形
成してある。素子領域に、ゲート酸化膜(明示していな
い)とワード線(ゲート電極)3と拡散層5からなるM
OSトランジスタを形成してある。このトランジスタ
が、メモリ内1ビットの動作を制御する。この実施例で
は、ワード線3はSiO2 4をマスクとしてドライエッ
チングにより加工してあり、かつSiO2 4をそのまま
残してワード線の絶縁保護膜として用いている。このS
iO2 4は残す必要はないが、本実施例の構造とすれば
除去工程を削除できるし、ゲート電極スペーサ6の形成
時の保護膜としても作用する。ワード線としては通常の
ゲート電極としてよく用いられるdopedpolySiや、W
Si,MoSi,CoSiのようなシリサイドを用いれ
ばよい。またはW,TiNなどの金属材料、またはそれ
らの積層膜でもよい。
【0022】ワード線(ゲート電極)3には、ゲート電極
スペーサ6を形成してある。このゲート電極スペーサは
必須ではないが、段差を緩和する効果と電気的ショート
を防ぐ効果があるので、信頼性の高いキャパシタ オー
バー ビットライン(COB)構造を形成できる。
【0023】ワード線(ゲート電極)3の上にはワード
線用絶縁保護膜7を形成してある。この保護膜は必ずし
も必要ではないが、ビット線用プラグ10やpolySiプ
ラグ14を形成するためのドライエッチングをするとき
に電気的ショートを防ぐ効果があり、またこのワード線
用絶縁保護膜7とワード線段差平坦化絶縁膜8とで材料
を変える(例えばSi34とSiO2 )ようにしておけ
ば、絶縁膜間高選択ドライエッチングを用いて自己整合
的に、前述のプラグ部のドライエッチングをすることも
できるという効果がある。
【0024】ワード線(ゲート電極)3の形成によりでき
る段差は、ワード線段差平坦化絶縁膜8により平坦化し
てある。この絶縁膜の材料としては、流動性の絶縁膜
(BPSGなど)やCVD絶縁膜を用いればよい。平坦化方
法としては、流動性絶縁膜のリフローや、ドライエッチ
ングによる全面エッチバック,化学機械研磨(CMP)な
どの研磨、またはそれらの組み合わせを用いればよい。
本実施例では、BPSGリフロー膜をCMPで研磨して
ワード線段差平坦化絶縁膜8を形成している。この膜は
ドライエッチングにより削れ易いため、本実施例では平
坦化絶縁膜用絶縁保護膜9を形成している。この膜をC
VDやスパッタ堆積法で形成すれば、リフロー膜よりも
緻密な膜を形成できる。膜の材料としては、SiO2
Si34などの通常のSiLSIプロセスで用いられる
ものでよい。
【0025】平坦化絶縁膜用絶縁保護膜9の形成の後
に、ビット線用プラグ10を形成してある。本実施例で
は、このビット線用プラグ10を、ドライエッチングで
孔パターンを形成した後に、n+polySi をCVD法を
用いることにより形成してある。このビット線用プラグ
10としてはn+polySi の他に、TiNなどの材料を
用いてもよい。またこのビット線用プラグ10の形成に
ともなって、ビット線(この断面図では現れていない)
も形成する。この材質としてはn+polySi ,シリサイ
ドなどの材料や、それらの積層膜などを用いればよい。
【0026】本実施例では、ビット線用プラグ10とビ
ット線の形成後に、ビット線用絶縁保護膜11を形成し
てある。この膜は必須ではないが、ワード線用絶縁保護
膜7と同様の効果がある。さらにその上にビット線段差
平坦化絶縁膜12を形成してある。この膜の形成法およ
び材料としては、ワード線段差平坦化絶縁膜8と同様に
考えればよい。さらにこの膜の上に、平坦化絶縁膜用絶
縁保護膜13を、本実施例では形成してある。この保護
膜は必須ではないが、前述した平坦化絶縁膜用絶縁保護
膜9と同様な効果がある。
【0027】平坦化絶縁膜用絶縁保護膜13の形成の後
に、polySiプラグ14を形成する。この形成は、ドラ
イエッチングによる孔パターンの形成の後に、この孔パ
ターンのなかに導電性の材料を埋め込む。材料として
は、従来のSiLSIプロセスで用いられるn+polyS
i を用いてもよいし、TiNやWやTa,Tiのよう
な材料をCVDで埋め込んでもよい。また強誘電性絶縁
膜と相性のよいPt,Ru,Ir,Pd,Rh,Os,
Hf,Zrやそれらの酸化物であり導電性のもの(例え
ばRuO2 ,IrO2 )などを用いてもよい。さらには
それらの積層膜を用いてもよい。RuO2 やIrO2
どはMOCVD法のようなCVDプロセスを用いて形成
すれば、孔パターン内の断線がなく形成することがで
き、その上にRuやIrなどを積層させると、RuやI
rなどの材料は酸素に対するバリア層の役割をするた
め、この後の工程での対酸化性を向上することができ
る。
【0028】polySiプラグ14を形成の後に、バリア
メタルとなるTiN15,キャパシタ下部電極となるP
t16,キャパシタ絶縁膜となるPZT17,上部電極
となるPt18,テーパ形状のSiO2 19,キャパシ
タ保護絶縁膜20,プレート電極21を形成する。この
形成方法の詳細は、図2以下を用いて後述する。Pt18,
PZT17,Pt16からなるキャパシタが、メモリ内
1ビットの情報を保持する。キャパシタに蓄えられる電
荷を情報保持に用いると、ダイナミックランダムアクセ
スメモリ(DRAM)として動作し、強誘電体PZTの
分転反極を情報保持に用いると、強誘電体不揮発性メモ
リとして動作する。
【0029】キャパシタ下部電極としてはPt以外にR
u,Ir,Pd,Rh,Os,Hfや、それらの酸化物
であり導電性のあるものを用いてもよい。またPZT以
外の強誘電性絶縁物(Biを含む絶縁膜,LaやYを含
む絶縁膜,BaやSrを含む絶縁膜,Cuを含む絶縁
膜)を用いてもよい。また(Ba,Sr)TiO3 のよ
うな誘電率100以上の絶縁膜やTa25のような誘電
率20以上の高誘電絶縁膜を用いてもよい。またSiO
2 やSi34のような絶縁物を用いてもよい。いずれの
場合も、上部電極/絶縁膜界面のダメージによる電気特
性の劣化を回復することにより、良好な電気特性を得る
ことができる。キャパシタ上部電極としては、Pt,A
u,RuO2,IrO2等の耐酸化性のある導電体を用い
るとよい。
【0030】キャパシタ部形成の後に、本実施例ではキ
ャパシタ用絶縁保護膜20を形成してある。本実施例で
はこの膜はリフロー膜とCMPの組み合わせにより平坦
化してある。完全な平坦化は必須ではないが、この後の
配線の信頼性を高めるためには、極力平坦化しておくこ
とが望ましい。平坦化の方法や材料はビット線段差平坦
化絶縁膜の形成や、ワード線段差平坦化絶縁膜の形成と
同様にすればよい。さらに、キャパシタ部の材料と相性
のよいTiやZrやPbなどの酸化膜をキャパシタ部の
保護絶縁膜としてCVD法を用いて形成してから、リフ
ロー絶縁膜を形成して積層膜にしてもよい。また強誘電
性絶縁膜は還元性の雰囲気やH原子が発生する雰囲気で
は特性劣化しやすいので、オゾン−TEOSによるCV
DSiO2膜や、PIQなどの有機系絶縁物を用いるのも
よい。
【0031】キャパシタ用絶縁保護膜20形成の後に、
本実施例ではプレート電極21を形成してある。この材
料としては、n+polySi やWのような従来SiLSI
プロセスで用いられている材料を用いればよい。下地を
十分に平坦化していれば、この電極材料としてスパッタ
法で堆積した導電性材料を用いればよいし、段差のある
構造の場合には、CVD法などを用いて導電性材料を堆
積すればよい。本実施例ではワード線32本につきプレ
ート電極21を1本形成してあるが、DRAM動作の場
合はさらに少なくてもよく、その本数は、用途に応じて
設計すればよい。
【0032】図1には、メモリセル部の断面図の、プレ
ート電極形成までの断面図を示した。実際のメモリは、
さらに2層程度の配線層を形成して、メモリ動作を制御
して外部と信号をやり取りするための周辺回路を形成し
て、メモリセル部と周辺回路とをつなぐ必要があるこ
と、さらにパッケージングをすることが必要であること
はいうまでもないが、公知の技術であり本発明とは直接
関係ないので省略する。
【0033】図1に示した段階までの形成方法のうち、
polySiプラグ14形成以降の形成方法を、図2〜図9
で説明する。図2に示すように、polySiプラグ14形
成後は、TiN15の膜を、スパッタ法を用いて50n
m形成する。この膜は、キャパシタの下部電極のPt1
6とpolySiプラグ14との間で原子が拡散することを
防ぐ性質と導電性とを有する(バリア性)のであれば、
他の材料でも使うことができるし、バリア性を有する範
囲で膜厚を変えてもよい。
【0034】このTiN15上に、Pt16の膜をスパ
ッタ法により200nm形成する。この膜は、キャパシ
タの下部電極となる。電極材料としては、Ptのように
酸化されにくい材料もしくはIrやRu,Pdのように
酸化物も導電性を示す材料、もしくはIrO2 やRuO
2 などの導電性酸化物が、電極/絶縁物界面で電極の酸
化による低誘電率層ができないので、高・強誘電体キャ
パシタを形成するのに望ましい材料である。本実施例で
Pt16の膜厚を200nmとするのは、PZT17の
形成に必要な結晶化熱処理時にPt16中を酸素が拡散
してTiN15を酸化するという問題を避けるためである。
TiN15の酸化を抑えることができるのならば、Pt
16の膜厚を変更してよい。
【0035】次に、PZT17をスパッタ法により15
0nm堆積する。この膜厚は、必要な電気特性に応じて
設計すべきものである。膜厚を薄くすることは、キャパ
シタの容量が大きくなるという長所や、より低い印加電
圧で強誘電特性を示すという長所がある反面、キャパシ
タのリーク電流が大きくなるという欠点がある。スパッ
タ法で堆積しただけでは、PZT17の結晶性が悪いた
めに十分な強誘電特性を示さない。そこで次に、結晶化
熱処理を行う。処理条件はO21atom ,700℃,1mi
n のラピッドサーマルアニール法を用いる。ラピッドサ
ーマルアニール法を用いると、必要最小限の時間で結晶
化熱処理ができるので、TiN15の酸化の問題を抑え
ることができる。ただし、通常の炉による加熱でも、P
t16の膜厚や熱処理条件の最適化により、実用上問題
のない結晶化熱処理が可能である。
【0036】絶縁物材料としては、Pb(Zr,Ti)
3 およびこれにLaをドープしたもの(PLZT)や
SrBi2Ta29 のような強誘電体材料のほかに、
(Ba,Sr)TiO3 やSrTiO3 のような誘電率
が100以上の絶縁物を用いてもよい。またTa25
ような誘電率が20以上の絶縁物を用いてもよい。さら
にSiO2 やSi34のような絶縁物材料を用いてもよ
い。
【0037】次に、上部電極となるPt18をスパッタ
法などを用いて50nmの厚さで形成する。この膜厚
は、20nm程度まで薄くしても問題はない。またPt
以外の酸化されにくい金属もしくは酸化物導電体を用い
るとよい。このような材料としては、Ptの他にAu,
IrO2 やRuO2 等がある。
【0038】次に、キャパシタエッチング用のマスクと
なるSiO2 19を400nm形成する。この形成に
は、スパッタ法,CVD法,塗布法などの形成法を用い
ればよい。
【0039】次に、SiO2 19を加工するためのレジ
ストマスク22を、リソグラフィー法を用いて、厚さ1
μmで形成する。
【0040】次に、SiO2 19をエッチングし、レジ
ストマスク22を除去することにより、図3に示すよう
な、テーパ形状のSiO2 19を形成する。本実施例で
は、HF水溶液によるウエットエッチングにより、テー
パ形状のSiO2 19を形成する。この形成では、CF
H系のガスプラズマによる堆積反応を伴うドライエッチ
ングを用いて加工してもテーパ形状が得られる。また、
SiO2 の半分を通常のSiO2 ドライエッチングによ
る垂直加工をした後に、レジストマスクを除去して、さ
らにArスパッタなどでエッチバックすることによって
も、このようなテーパ形状を得ることができる。
【0041】次に、このSiO2 19をテーパマスクと
して用いて、Pt18をドライエッチングする。本実施
例では、平行平板型のドライエッチング装置を用いて、
Arガスを圧力10mTorr,RF500Wの条件でスパ
ッタエッチすると、エッチ速度20nm/min でエッチ
ングできる。SiO2 19との選択比は2である。ドラ
イエッチング方法としては、FやClやBrなどを含ん
だハロゲン系ガスによるドライエッチングでもよい。こ
のエッチング終了時の断面形状は、図4のようになる。
ここで、O21atm,500℃の条件で30min の熱処理
を行う。この熱処理により、Pt18/PZT17界面
のダメージが修復される。従来のWテーパマスクを用い
る場合と異なり、本発明では、耐酸化性のSiO2 19
をテーパマスクとして用いるので、この熱処理によりマ
スクが変質するという問題なく、界面ダメージを修復で
き、かつ一つのマスクで上部電極と絶縁膜と下部電極の
ドライエッチング加工が可能になる。
【0042】次に、PZT17を、SiO2 19をテー
パマスクとして用いて、ドライエッチングする。本実施
例では、ArとCF4 ガスを1:1に混合したガスを用
いて、平行平板型のエッチング装置でRF500W,圧
力10mTorrで、PZTエッチ速度が40nm/min で
エッチングする。PZT/SiO2 選択比は1である。
このエッチングには、Arプラズマなどによるスパッタ
を用いてもよいし、FやClやBrなどを含んだハロゲ
ン系ガスによるドライエッチングでもよい。
【0043】次に、Pt16を、SiO2 19をテーパ
マスクとして用いて、ドライエッチングする。このドラ
イエッチングは、Pt18のドライエッチングと同様に
行えばよい。
【0044】次に、TiN15を、SiO2 19をテー
パマスクとして用いて、ドライエッチングする。本実施
例では、SF6 ガスを用いて、μ波ドライエッチング装
置でμ波400W,圧力2mTorr,RFバイアス5W
で、TiNエッチ速度が100nm/min でエッチング
する。このエッチングでは、Cl2 ガスを用いてもよ
い。TiN/SiO2 選択比は2である。このエッチン
グまで終わると、断面形状は図5に示すようになる。S
iO2 19の残膜厚は、本実施例では100nmであ
る。この残膜厚は、エッチング条件による選択比やSi
2 19の初期膜厚により変わるので、必要に応じて変
えることができる。
【0045】次に図6に示すように、キャパシタ用絶縁
保護膜20を堆積させる。この堆積膜としてBPSGや
SOGなどのリフロー膜を使えば、以下に続く配線工程
に必要な平坦な表面がこの時点で形成できる。エッチバ
ック技術やCMP技術等を用いれば平坦な表面が作れる
ので、スパッタ絶縁膜やCVD絶縁膜などを用いてもよ
い。材質は、SiO2 やSi34等を使えばよい。また
Tiを含む酸化物などを使用してもよい。
【0046】次に、図7に示すように、レジストマスク
23をリソグラフィーにより形成する。このレジストマ
スク23を用いて、SiO2 19をドライエッチングす
る。このドライエッチングは、通常のSiO2 ドライエ
ッチング法を用いればよい。レジストマスク23を除去
すると、断面図は図8のようになる。
【0047】次に、図9に示すように、W25を堆積
し、レジストマスク24を形成する。本実施例では、W
25はスパッタ法により200nmを堆積する。Wの変
わりに、他の導電性材料を用いてもよいし、形成法も、
CVD法などを用いてもよい。また膜厚も、必要な配線
抵抗が得られる範囲で変えてもよい。レジストマスク2
4を用いてW25をドライエッチングしてレジストマス
ク24を除去すると、図1に示すような、断面形状とな
り、本発明の目的である、上部電極/高・強誘電絶縁膜
界面のダメージのない、良好な電気特性を示す半導体メ
モリを形成することができる。
【0048】SiO2 19を完全に除去してからプレー
ト電極21を形成する方法も考えられるが、ドライエッ
チングで除去しようとする場合には、図7のレジストマ
スク23をSiO2 19キャパシタ部に完全に合わせな
ければ、SiO2 19のドライエッチング時に下地が削
れてしまう等の問題が生じる。完全にマスクを合わせる
のは技術的に困難である。また、SiO2 19をHF水
溶液などを用いてウエット除去する方法では、PZT1
7も溶解してしまう。また、SiO2 19の堆積膜厚
を、エッチング選択比に応じてTiN15のエッチング
終了時に消失する膜厚とすれば、設計上はSiO2 19
は完全に除去できるが、実際には膜形成時の膜厚分布や
エッチング速度分布があり、このような設計ではTiN
15エッチング終了時にPt18が削れてしまったり、
SiO2 19が残ってしまったりする部分ができて歩留
まりが低下するので、TiN15エッチング終了時にSi
O219が残るように設計することが余裕を持った加工がで
きて歩留まりが向上する。よって、本実施例で示すよう
な、Pt18上に、テーパ形状のSiO2 19が残るよ
うなキャパシタの構造が、良好な電気特性を得るために
必要な構造である。
【0049】(実施例2)本発明のほかの実施例を、図
10を用いて説明する。本実施例では、キャパシタドラ
イエッチング用のテーパマスクとして、耐酸化性があ
り、かつ導電性のRuO2 26を用いるものである。R
uO2 26には耐酸化性があるので、Pt18エッチング後
に、界面ダメージの回復熱処理を行うことができ、かつ
RuO226が導電性であるため、その上に直接プレート
電極21を形成して電気的接続をすることができる。R
uO2 26の変わりに、IrO2 やWNのような、耐酸
化性がありかつ導電性のものを用いてもよい。
【0050】(実施例3)本実施例では、本発明の方法
を用いて形成するメモリの平面レイアウトについて説明
する。
【0051】図11に、本発明におけるメモリセルの平
面レイアウトの一実施例を示す。このレイアウトは、2
交点セルと、キャパシタをビット線上に形成するCOB
(Capacitor Over Bitline)構造とを用いるレイアウト
である。各メモリセルのトランジスタ(図中では明記し
ていない)はビット線308を介して周辺回路(図示し
ていない)に接続されている。トランジスタとビット線
308の接続部分は、アクティブ領域318の一部に形
成したビット線用プラグ307の部分である。トランジ
スタの動作は、ワード線(ゲート電極)303により制
御される。このワード線(ゲート電極)303は、周辺
回路(図示していない)に接続されている。トランジスタ
からキャパシタ部320へは、キャパシタ用プラグ31
1を介して接続する。キャパシタ部320はプレート電
極316を介して、周辺回路(図示していない)に接続
されている。図中のA−A′の断面図は、図1のように
なる。
【0052】この平面レイアウトの第1の特徴は、ワー
ド線303 2本に対してプレート電極316を1本を
配線することである。このようなレイアウトとすること
により、プレート電極316の容量を通常のDRAMよ
りも小さくできるので、プレート電極316の電位を周
辺回路で制御することが容易になる。そのため、強誘電
性を用いた不揮発メモリ動作が容易になる。本実施例で
は、ワード線2本に対してプレート電極を1本の例につ
いて説明したが、プレート電極の本数としては、ワード
線1本に対してプレート電極を1本にしてもよいし、3
本以上のワード線に対してプレート電極を1本にしても
よい。ただしプレート電極の本数が多くなると集積度を
上げるのが難しくなり、プレート電極の本数が少なくな
るとプレート電極の容量が大きくなって、周辺回路によ
る制御が難しくなる。プレート電極の本数は、メモリの
用途によってその最適数が変わってくる。
【0053】この平面レイアウトの第2の特徴は、プレ
ート電極316をワード線(ゲート電極)303と同一
方向に配線することである。このため、プレート電極3
16の電位を周辺回路により制御するときに、その電位
をワード線303の電位と同期して制御することが可能
となる。
【0054】(実施例4)図12に、本発明におけるメ
モリセルの平面レイアウトの一実施例を示す。このレイ
アウトは、2交点セルと、キャパシタをビット線上に形
成するCOB構造とを用いるレイアウトである。各メモ
リセルのトランジスタ(図中では明記していない)はビ
ット線308を介して周辺回路(図示していない)に接
続されている。トランジスタとビット線308の接続部
分は、アクティブ領域318の一部に形成したビット線
用プラグ307の部分である。トランジスタの動作は、
ワード線(ゲート電極)303により制御される。この
ワード線(ゲート電極)303は、周辺回路(図示してい
ない)に接続されている。トランジスタからキャパシタ
部320へは、キャパシタ用プラグ311を介して接続
する。キャパシタ部320はプレート電極316を介し
て、周辺回路(図示していない)に接続されている。
【0055】この平面レイアウトの第1の特徴は、ビッ
ト線308 1本に対してプレート電極316を1本を
配線することである。このようなレイアウトとすること
により、プレート電極316の容量を通常のDRAMよ
りも小さくできるので、プレート電極316の電位を周
辺回路で制御することが容易になる。そのため、強誘電
性を用いた不揮発メモリ動作が容易になる。本実施例で
は、ビット線1本に対してプレート電極を1本の例につ
いて説明したが、プレート電極の本数としては、2本以
上のビット線に対してプレート電極を1本にしてもよ
い。ただしプレート電極の本数が少なくなるとプレート
電極の容量が大きくなって、周辺回路による制御が難し
くなる。プレート電極の本数は、メモリの用途によって
その最適数が変わってくる。
【0056】この平面レイアウトの第2の特徴は、プレ
ート電極316をビット線308と同一方向に配線する
ことである。このため、プレート電極316の電位を周
辺回路により制御するときに、その電位をビット線30
8の電位と同期して制御することが可能となる。
【0057】(実施例5)図13に、本発明におけるメ
モリセルの平面レイアウトの一実施例を示す。このレイ
アウトは、2交点セルと、キャパシタをビット線上に形
成するCOB構造とを用いるレイアウトである。各メモ
リセルのトランジスタ(図中では明記していない)はビ
ット線308を介して周辺回路(図示していない)に接
続されている。トランジスタとビット線308の接続部
分は、アクティブ領域318の一部に形成したビット線
用プラグ307の部分である。トランジスタの動作は、
ワード線(ゲート電極)303により制御される。この
ワード線(ゲート電極)303は、周辺回路(図示してい
ない)に接続されている。トランジスタからキャパシタ
部320へは、キャパシタ用プラグ311を介して接続
する。キャパシタ部320はプレート電極316を介し
て、周辺回路(図示していない)に接続されている。
【0058】この平面レイアウトの第1の特徴は、DR
AM動作を主と考えて一つのプレート電極316でキャ
パシタを制御することである。このようなレイアウトと
することにより、DRAM動作に必要な基準電位をキャ
パシタに印加することができる。また周辺回路の駆動能
力を十分に大きくすれば、不揮発性動作も可能である。
一つのプレート電極316で制御するキャパシタ数は、
メモリの用途により調整すればよい。
【0059】
【発明の効果】本発明により、上部電極/絶縁膜界面の
ダメージを除去することができ、絶縁物の高い誘電率や
強誘電特性を劣化させることなくメモリ用のキャパシタ
を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体メモリの断面
図。
【図2】本発明の一実施例である半導体装置プロセスの
説明図。
【図3】本発明の第二実施例である半導体装置プロセス
の説明図。
【図4】本発明の第三実施例である半導体装置プロセス
の説明図。
【図5】本発明の第四実施例である半導体装置プロセス
の説明図。
【図6】本発明の第五実施例である半導体装置プロセス
の説明図。
【図7】本発明の第六実施例である半導体装置プロセス
の説明図。
【図8】本発明の第七実施例である半導体装置プロセス
の説明図。
【図9】本発明の第八実施例である半導体装置プロセス
の説明図。
【図10】本発明の第二実施例である半導体メモリの断
面図。
【図11】本発明の一実施例であるメモリセル・レイア
ウトの説明図。
【図12】本発明の第二実施例であるメモリセル・レイ
アウトの説明図。
【図13】本発明の第三実施例であるメモリセル・レイ
アウトの説明図。
【符号の説明】
1…Si基板、2…素子分離用SiO2 、3…ワード
線、4…SiO2 、5…拡散層、6…ゲート電極スペー
サ、7…ワード線用絶縁保護膜、8…ワード線段差平坦
化絶縁膜、9…平坦化絶縁膜用絶縁保護膜、10…ビッ
ト線用プラグ、11…ビット線用絶縁保護膜、12…ビ
ット線段差平坦化絶縁膜、13…平坦化絶縁膜用絶縁保
護膜、14…polySiプラグ、15…TiN、16…P
t、17…PZT、18…Pt、19…SiO2 、20
…キャパシタ用絶縁保護膜、21…プレート電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/822 H01L 27/10 651 27/10 451

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部電極と絶縁膜と上部電極とで構成され
    るキャパシタを有する半導体メモリ装置において、上記
    上部電極上に耐酸化性膜を有し、上記耐酸化性膜では上
    記上部電極に接している部分にテーパ形状を有すること
    を特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記耐酸化性膜は酸化
    膜である半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記耐酸化性膜は窒化
    膜である半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、上記酸化膜は絶縁膜で
    ある半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、上記酸化膜は導電性膜
    である半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】請求項1,請求項2,請求項3,請求項4
    または請求項5において、上記絶縁膜が強誘電体材料で
    ある半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】請求項1,請求項2,請求項3,請求項4
    または請求項5において、上記絶縁膜の誘電率が100
    以上である半導体メモリ装置。
  8. 【請求項8】請求項1,請求項2,請求項3,請求項4
    または請求項5において、上記絶縁膜の誘電率が20以
    上100未満である半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】下部電極と絶縁膜と上部電極とからなるキ
    ャパシタを有する半導体メモリ装置の製造方法であっ
    て、上記下部電極となる第1導電層を形成し、上記第1
    導電層上に上記絶縁膜となる第1絶縁層を形成し、上記
    第1絶縁層上に上記上部電極となる第2導電層を形成
    し、上記第2導電層上に耐酸化性膜によるテーパ形状の
    マスクを形成し、上記マスクを用いてドライエッチング
    により上記第2導電層をドライエッチングし、上記ドラ
    イエッチング後にO2 雰囲気下で熱処理をし、上記熱処
    理後に上記第1絶縁層と上記第1導電層をドライエッチ
    ングしてキャパシタを形成することを特徴とする半導体
    メモリ装置の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、上記耐酸化性膜とし
    て、絶縁物である酸化物もしくは窒化物、もしくは導電
    性である酸化物を用いる半導体メモリ装置の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項10において、上記耐酸化性膜の
    形成にSiO2,Si34,RuO2,IrO2 の内の少
    なくとも1種を用いる半導体メモリ装置の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項9,請求項10または請求項11
    において、上記絶縁膜形成に強誘電体材料を用いる半導
    体メモリ装置の製造方法。
  13. 【請求項13】請求項9,請求項10または請求項11
    において、上記絶縁膜形成に誘電率が100以上の材料
    を用いる半導体メモリ装置の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項9,請求項10または請求項11
    において、上記絶縁膜形成に誘電率が20以上100未
    満の材料を用いる半導体メモリ装置の製造方法。
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