JPH10223109A - 電磁接触器 - Google Patents

電磁接触器

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Publication number
JPH10223109A
JPH10223109A JP2228997A JP2228997A JPH10223109A JP H10223109 A JPH10223109 A JP H10223109A JP 2228997 A JP2228997 A JP 2228997A JP 2228997 A JP2228997 A JP 2228997A JP H10223109 A JPH10223109 A JP H10223109A
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JP
Japan
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movable
contact
iron core
connecting rod
holder
Prior art date
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JP2228997A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Hiuga
正光 日向
Kuniyuki Furukawa
国幸 古川
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動鉄心の磁気特性を損なうことなく電磁石部
を小形化する。 【解決手段】可動ホルダの脚120Bに係止穴32が形
成され、連結棒160が可動鉄心180の下面中央部に
接して配されるとともに連結棒160の両端が係止穴3
2に通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータなどへ供
給される電流を開閉する電磁接触器、とくに、可動鉄心
が小さい電磁接触器に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の電磁接触器の構成を示す
断面図である。固定鉄心20が、コイル21の巻回され
た主脚20Aと、主脚20Aの下部に接合されたヨーク
20Bとによりなり、絶縁製の下部ケース19の底部5
2に載置されている。この固定鉄心20の磁極26に対
向して可動鉄心18が配され、この可動鉄心18は連結
棒16を介して可動ホルダ12に連結されている。下部
ケース19に上部ケース2が接合され、この上部ケース
2に端子板6A,6Bが固定されている。この端子板6
A,6Bにそれぞれコの字状の固定接触子11が固定さ
れ、固定接触子11に固定接点10が接合されている。
この固定接点10の上面に対向して可動接点9が配され
ている。可動接点9は、皿状の可動接触子8の下面に接
合され、可動接触子8には板ばね7が載置されるととも
に、板ばね7はボタン52に連結されている。
【0003】また、可動接触子8の中央下面に保持金具
13が固着されている。可動ホルダ12には、保持穴3
3が形成され、この保持穴33に保持金具13が摺動可
能に嵌まっている。保持穴33内には接触ばね14が配
され、接触ばね14の下端は保持金具13が備えている
係合部17に係止され、接触ばね14の上端は可動ホル
ダ12に当接されている。保持穴33の下部の開口部に
は絶縁性のゴムパッキング15が配され、接触ばね14
と可動鉄心18とが絶縁されている。端子板6A,6B
から上部側は消弧カバー3内に収納され、消弧カバー3
にはグリット4および短絡板5が取り付けられている。
【0004】図8において、接触ばね14は保持金具1
3を常時下方に付勢している。また、可動ホルダ12と
下部ケース19との間には図示されていない復帰ばねが
介装され、ホルダ12が常時上方に付勢されている。固
定鉄心20は、固定ねじ23を介して下部ケース19に
固定されている。図9は、図8のY−Y断面図である。
図9は装置の右側だけが示されているが、その構成は左
右対象である。ヨーク20Bに固定穴53が設けられ、
固定ねじ23を下部ケース19の側部19Aに貫通させ
るとともに固定穴53内に挿入させてある。固定穴53
の両側の開口部にゴム製でつば付きの円筒状のクッショ
ン24が配され、このクッション24に固定ねじ23を
貫通させてある。
【0005】次に、図8の電磁接触器の開閉機構を述べ
る。図8の端子板6Aが電源に、端子板6Bが負荷にそ
れぞれ接続され、電磁接触器が主回路に介装される。図
8は接点が開成した状態であり、その状態では、端子板
6A,6B間は導通していない。この状態でコイル21
を励磁すると、可動鉄心18が図示されていない復帰ば
ねに打ち勝って固定鉄心20に吸引され、可動ホルダ1
2が下方へ引かれる。そのために、接触ばね14を介し
て可動接触子8が下方へ移動し、可動接点9が固定接点
10と接触する。それによって、端子板6A,6Bが可
動接触子8を介して短絡され、主回路が閉成される。こ
の状態では、接触ばね14が可動接触子8を下方へ付勢
させているので、接点間の押圧力が維持され接触状態が
良好に保たれている。
【0006】次に、上記閉成状態にある電磁接触器のコ
イル21の励磁を遮断すると、復帰ばねによって、可動
鉄心18が上方へ駆動される。これと同時にホルダ12
を介して可動接触子8が上方へ駆動され、可動接点9が
固定接点10から開離し接点が開成される。可動接点9
が固定接点10から開離する途中では、接点間にア−ク
が発生する。そのア−クはフレミングの左手の法則によ
る駆動力によって左右のグリッド4側へ大きく引き延ば
されるとともに、ア−クの足が短絡板5に転移する。そ
れによって、ア−クが冷却消弧されるので、大電流を遮
断することができる。短絡板5は接点を保護するための
ものであって、アークが長時間、接点に留まらないよう
にして接点がアークで損傷するのを防止し、接点の接触
状態を常に良好に保っている。なお、電磁接触器は接点
の開閉の度に固定鉄心20が機械的な振動を受けるが、
図8におけるクッション24によって、その振動が吸収
され、外部に振動音が発生するのを抑えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は、可動鉄心を大きくしなければな
らないという問題があった。すなわち、従来装置に用い
られる可動鉄心は、珪素鋼板を積層したものが一般的で
ある。この可動鉄心に連結棒を貫通させるための穴を設
ける必要があったので、その穴のところで磁束が乱れ可
動鉄心の鉄損が増加していた。そのために、従来は可動
鉄心の外形を大きくしていた。可動鉄心の鉄損を小さく
することができれば、可動鉄心をより縮小化することが
できる。
【0008】この発明の目的は、可動鉄心の磁気特性を
損なうことなく、電磁石部を小形化できる電磁接触器を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、コイルが巻回され下部ケースに
固定された固定鉄心と、この固定鉄心の上面と対向する
可動鉄心と、この可動鉄心に連結された可動ホルダと、
この可動ホルダの上部に保持された可動接点と、この可
動接点と接離するとともに下部ケースの上部に結合され
た上部ケースに固定された固定接点とにより構成された
電磁接触器において、前記可動ホルダの下部に連結棒が
取り付けられ、可動鉄心がこの連結棒と可動ホルダとの
間に介装されるようにするとよい。それによって、可動
鉄心が連結棒と可動ホルダとで挟持されるので、可動鉄
心に穴を明ける必要がなくなる。したがって、可動鉄心
の鉄損が小さくなり、可動鉄心を従来のものより縮小化
することができる。
【0010】かかる構成において、可動ホルダの下面に
凹部が形成されるとともに凹部の両側に係止穴が形成さ
れ、可動鉄心が前記凹部に嵌め込まれ、連結棒が可動鉄
心の下面中央部に接して配されるとともに連結棒の両端
が前記係止穴に通されるようにしてもよい。それによっ
て、可動鉄心を可動ホルダの下部に連結することができ
る。
【0011】かかる構成において、可動鉄心と可動ホル
ダとの間に圧縮ばねが介装されるとともに係止穴が上下
方向に長い長穴状に形成され、可動ホルダの凹部内部に
凸部が設けられ、この凸部は連結棒の中心軸を境にして
両側の位置に配され、接点が開成状態のとき可動鉄心と
凸部との間に間隙が保たれるように形成されるようにし
てもよい。それによって、接点の閉成時、可動鉄心が固
定鉄心に衝突したときに可動鉄心が多少傾斜していても
それを容易に吸収することができる。したがって、可動
鉄心が固定鉄心によくなじみ、接点の跳ね返りを低減す
ることができる。
【0012】かかる構成において、上部ケースの天井部
から下方へ向けて可動ホルダと対向する二つの対向面が
設けられ、この対向面は連結棒の中心軸を境にして両側
に配されるとともに互いに高さが異なり、接点が開成状
態のときに一方の対向面が可動ホルダと当接するととも
に、他方の対向面が可動ホルダとに間に隙間を形成する
ようにしてもよい。それによって、接点の開成時、可動
ホルダが上部ケースの一方の対向面を支点にして隙間内
を回動するようになる。したがって、可動ホルダが下方
に跳ね返り難くなり、接点の跳ね返りによる再閉成を防
止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明は、コイルが巻回され下
部ケースに固定された固定鉄心と、この固定鉄心の上面
と対向する可動鉄心と、この可動鉄心に連結された可動
ホルダと、この可動ホルダの上部に保持された可動接点
と、この可動接点と接離するとともに下部ケースの上部
に結合された上部ケースに固定された固定接点とにより
構成された電磁接触器において、前記可動ホルダの下部
に連結棒が取り付けられ、可動鉄心がこの連結棒と可動
ホルダとの間に介装される構成である。
【0014】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1は、この発明の実施例にかかる電磁接触器の構
成を示す断面図である。固定鉄心200が、コイル21
0の巻回された主脚200Aと、主脚200Aの下部に
接合されたヨーク200Bとによりなり、絶縁製の下部
ケース190に収納されている。下部ケース190の底
部520とヨーク200Bとの間には空間部が設けら
れ、この空間部にコイル210を駆動するための電子回
路28が搭載されたプリント基板27が収納されてい
る。この空間部には、絶縁樹脂190Aが充填され、電
子回路28を外部から保護している。
【0015】また、図1において、固定鉄心200の磁
極260に対向して可動鉄心180が配され、この可動
鉄心180は平板形状からなり、可動ホルダ120の下
面に形成された凹部120Dの内部に圧縮ばね400を
介して嵌め込まれている。可動鉄心180の下面中央部
に接して連結棒160が配され、この連結棒160は、
後述されるように可動ホルダ120の図示されていない
係止穴に係止されるとともに、復帰ばね31(点線)で
常時上方へ押圧されている。係止穴および復帰ばね31
は、図1では紙面の手前側と奥行き側とに配されてい
る。さらに、凹部120Dの両側には凸部120Cが形
成され、可動鉄心180と凸部120Cとは間隙Pが保
たれている。
【0016】さらに、図1において、下部ケース190
に上部ケース25が接合され、この上部ケース25に端
子板60A,60Bが固定されている。この端子板60
A,60Bにそれぞれコの字状の固定接触子110とア
−クランナ1とが固定され、固定接触子110に固定接
点100が接合されている。この固定接点100の上面
に対向してそれぞれ可動接点90が配されている。可動
接点90は、皿状の可動接触子80の下面に接合され、
可動接触子80には板ばね70が載置されるとともに、
ボタン520に連結されている。また、可動接触子80
に保持金具130が固着されている。この保持金具13
0の詳細な構成は後述される。可動ホルダ120には、
保持穴330が形成され、この保持穴330に保持金具
130が摺動可能に嵌まっている。保持穴330内には
接触ばね140が配され、接触ばね140の下端は保持
金具130が備えている係合部170に嵌まり、接触ば
ね140の上端は可動ホルダ120に当接している。端
子板60A,60Bから上部側は消弧カバー30内に収
納され、消弧カバー30にはグリット40および短絡板
50が取り付けられている。また、上部ケース25の天
井部から下方へ向けて可動ホルダ120と対向する二つ
の対向面25A,25Bが設けられている。この対向面
25A,25Bは、図1の断面では、紙面の手前側と奥
行き側とに配されている。さらに、対向面25A,25
Bは連結棒160の中心軸を境にして両側に配され、互
いに高さが異なる。図1の状態では、対向面25Bは可
動ホルダ120の上面と当接し、対向面25Aは可動ホ
ルダ120との間に隙間Qを保っている。
【0017】図2は、図1の可動ホルダ120の構成を
示す斜視図である。可動ホルダ120の上部には二つの
固定接触子110(図1)の間に挿入される案内部12
0Aが三相三本配されているとともに、可動ホルダ12
0の両側には脚120Bが形成されている。案内部12
0Aには、保持穴330が可動ホルダ120の下部まで
貫通している。また、保持穴330の横に開口窓34が
設けられている。さらに、図2では見えないが図1のよ
うに、保持穴330には、開口窓34の反対側の斜め下
に、もう一つの開口窓35が設けられている。図2に戻
り、脚120Bには、連結棒を固定するための係止穴3
2が形成されている。
【0018】図3は、図2の案内部120AをX−X線
で切り欠いた可動ホルダ120の斜視図である。案内部
120Aの開口窓34の下部に壁36が形成されてい
る。壁36の斜め上にも壁37が形成され、この壁37
の下に前述の開口窓35があいている。図4は、図1の
保持金具の構成を示す分解斜視図である。保持金具13
0は、金属製の板片の折り曲げによってコの字状に形成
され、係合部170が、コの字開口側の端部を互いに向
き合う方向へU字状に折り曲げることによって形成され
ている。保持金具130でもって板ばね70と可動接触
子90とを挟持するとともに、接触ばね140が保持金
具130内に挿入される。
【0019】保持金具130の組み立ては、以下のよう
にして行われる。図4において、板ばね70を一点鎖線
に沿って矢印38の方向に持って行き、可動接触子90
内に納める。その可動接触子90を一点鎖線に沿って矢
印39の方向から保持金具130の上部に挿入し、保持
金具130で可動接触子90を挟持する。その状態で保
持金具130の係合部170側を図2に示す保持穴33
0の上からに挿入する。係合部170は、その間が開く
のでそれぞれが二つの保持穴330に分かれて入ってい
く。次に、開口窓34から接触ばね140を斜めに挿入
する。接触ばね140の一方端がもう一つの開口窓35
から出たところを手で逆に押し込むことによって、接触
ばね140の一方端を係合部170に嵌合させる。一
方、接触ばね140の他方端は、開口窓34の上面54
(図2)に当接させる。
【0020】次に、図1の電磁接触器の開閉機構を述べ
る。図1の端子板60Aが電源に、端子板60Bが負荷
にそれぞれ接続され、電磁接触器が主回路に介装され
る。図1は接点が開成した状態であり、その状態では、
端子板60A,60B間は導通していない。この状態で
コイル210を励磁すると、可動鉄心180が復帰ばね
31に打ち勝って固定鉄心200に吸引され、可動ホル
ダ120が下方へ引かれる。そのために、接触ばね14
0を介して可動接触子80が下方へ移動し、可動接点9
0が固定接点100と接触する。それによって、端子板
60A,60Bが可動接触子80を介して短絡され、主
回路が閉成される。この状態では、接触ばね140が可
動接触子80を下方へ付勢させているので、接点間の押
圧力が維持され接触状態が良好に保たれている。なお、
連結棒160の幅(図1における左右の幅)は二つの磁
極260の間の隙間より小さく形成され、連結棒160
が下方へ移動したときに磁極260と当たらないように
なっている。
【0021】次に、上記閉成状態にある電磁接触器のコ
イル210の励磁を遮断すると、復帰ばね31によっ
て、可動鉄心180が上方へ駆動される。これと同時に
ホルダ120を介して可動接触子80が上方へ駆動さ
れ、可動接点90が固定接点100から開離し接点が開
成される。可動接点90が固定接点100から開離する
途中では、接点間にア−クが発生する。そのア−クはフ
レミングの左手の法則による駆動力によって左右のグリ
ッド40側へ大きく引き延ばされるとともに、ア−クの
足が短絡板50とアークランナ1に転移する。それによ
って、ア−クが冷却消弧されるので、大電流を遮断する
ことができる。短絡板50とアークランナ1は接点を保
護するためのものであって、アークが長時間、接点に留
まらないようにして接点がアークで損傷するのを防止
し、接点の接触状態を常に良好に保っている。
【0022】図1において、接触ばね140は、横から
ホルダ120の開口窓34に挿入するだけなので、接触
ばね140の組み込み作業が非常に容易である。しか
も、壁36,37(図3)があるので、接触ばね140
は真っ直ぐ立ち、固定接触子110から完全に絶縁する
ことができる。図5は、図1の固定鉄心の下部ケースへ
の固定構造を示す分解斜視図である。固定金具42が枠
部42Cと42Dとで枠状に形成されている。この枠内
にヨーク200Bが嵌合可能であり、枠部42Dの縁部
に鉤状の押さえ部43が互いに向き合う方向に突設され
ている。下部ケース190内部には、座46が設けられ
ている。この座46は下部ケース190内部の向こう側
と手前側(手前側は図示されていないされていない)と
の両側に設けられ、この座46のそれぞれにライナ板4
4と、弾性体からなる例えばゴム製のクッション板45
とが載置されている。
【0023】固定鉄心の取り付けにおいては、図5にお
いて、下部ケース190の座46にクッション板45と
ライナ板44とを配し、そのライナ板44の上にヨーク
200Bが置かれる。さらに、その上から固定金具42
を載せ、押さえ部43をヨーク200Bの両縁部に係合
させる。最後に、留めねじ41を固定金具42の四隅の
穴42Aとライナ板44両側の穴44Aとを貫通させ、
下部ケース190の四隅のねじ穴190Aにねじ留めす
る。それによって、固定金具42の押さえ部43がヨー
ク200Bを押さえ込む。図1のように、固定鉄心20
0が取り付けられた状態においては、ヨーク200Bと
下部ケース190との間にクッション板45が介装され
るので固定鉄心200の振動が吸収される。固定鉄心2
00の位置は、固定金具42の枠によって確実に決まる
ので、固定鉄心200の固定時はヨーク200Bを固定
金具42の枠内に挿入するだけでよく、固定鉄心200
の加工に高い精度を必要としなくなる。また、固定金具
42をクッション板45の上に載置するだけなので、固
定鉄心200の下部ケース190への固定作業も容易で
ある。
【0024】図6は、図1の可動鉄心が可動ホルダ12
0へ連結される構成を示す要部分解斜視図である。可動
ホルダの脚120Bに上下方向に長い長穴状の係止穴3
2か形成されている。可動鉄心180の下面に沿わせて
角柱状の連結棒160が点線の位置160Aに配され、
連結棒160の両端が係止穴32に挿入されている。一
方、脚120Bの内穴120Eにはその下方から復帰ば
ね31が嵌め込まれている。復帰ばね31の上端を連結
棒160と当接させ、復帰ばね31の下端は図示されて
いない下部ケースと当接するように構成されている。な
お、脚120Bの外壁は図示されていない下部ケースと
摺動することによって、可動ホルダの上下動を案内して
いる。また、係止穴32の上下方向の内径Hは、連結棒
160の上下方向の寸法Aより大きく形成され、連結棒
160が係止穴32に挿入されたときに上下方向に移動
する余裕ができるようになっている。
【0025】図7は、この発明の異なる実施例にかかる
電磁接触器の要部分解斜視図であり、可動鉄心180が
可動ホルダ120へ連結される構成である図6に対応す
る図である。連結棒161が円柱状のものからなり、係
止穴320が小判型になっている。可動鉄心180の下
面に沿わせて連結棒161が点線の位置161Aに配さ
れ、連結棒161の両端が係止穴320に挿入されてい
る。係止穴320の上下方向の内径Jは、連結棒161
の外径Bより大きく形成され、連結棒161が係止穴3
20に挿入されたときに上下方向に移動する余裕ができ
るようになっている。また、連結棒161の外径Bは、
図1における連結棒160と同様に二つの磁極260
(図1)の間の隙間より小さく形成され、連結棒161
が下方へ移動したときに磁極260と当たらないように
なっている。図7の実施例のその他の構成は、図1ない
し図6の構成と同じであるので詳細な説明は省略する。
【0026】再び、図1に戻り、可動鉄心180が連結
棒160(または、図7の連結棒161)と可動ホルダ
120とで挟持されるので、従来の装置(図8)のよう
に可動鉄心に穴を明ける必要がなくなる。したがって、
可動鉄心180の鉄損が小さくなり、可動鉄心180の
外形を従来のものより縮小化することができる。また、
可動鉄心180と凸部120Cとの間に間隙Pが保たれ
ているとともに、連結棒160(または、図7の連結棒
161)が可動ホルダ120の係止穴によって上下方向
に余裕をもって係止されている。それによって、接点の
閉成時に可動鉄心180が固定鉄心200に衝突したと
きに可動鉄心180が多少傾斜していてもそれを容易に
吸収することができる。したがって、可動鉄心180が
固定鉄心200によくなじみ、接点の跳ね返りを低減す
ることができる。それによって、接点の寿命が長くな
る。さらに、接点が開成状態のときに上部ケース25の
対向面25Bが可動ホルダ120と当接するとともに、
対向面25Aと可動ホルダ120との間に隙間Qが形成
されているので、接点の開成時に可動ホルダ120が対
向面25Bの左端を支点にして隙間Q内を回動するよう
になる。それによって、可動ホルダ120が下方に跳ね
返り難くなる。したがって、接点の跳ね返りによる再閉
成を防止することができ、接点の誤動作防止と安全性の
向上がはかれる。なお、対向面25A,25Bの高さ
は、図1の実施例では対向面25Aの方が高いが、対向
面25Bの方を高く形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】この発明は前述のように、可動ホルダの
下部に連結棒が取り付けられ、可動鉄心がこの連結棒と
可動ホルダとの間に介装されている。それによって、可
動鉄心を従来より縮小することができ、装置をより小形
化、低コスト化することができる。
【0028】また、かかる構成において、可動鉄心と可
動ホルダとの間に圧縮ばねが介装されるとともに係止穴
が上下方向に長い長穴状に形成され、可動ホルダの凹部
内部に凸部が設けられ、この凸部は連結棒の中心軸を境
にして両側の位置に配され、接点が開成状態のとき可動
鉄心と凸部との間に間隙が保たれるように形成される。
それによって、接点の跳ね返りを低減することができ、
接点の寿命をさらに長くすることができる。
【0029】また、かかる構成において、上部ケースの
天井部から下方へ向けて可動ホルダと対向する二つの対
向面が設けられ、この対向面は連結棒の中心軸を境にし
て両側に配されるとともに互いに上下方向の高さが異な
り、接点が開成状態のときに一方の対向面が可動ホルダ
の上面と当接するとともに、他方の対向面が可動ホルダ
の上面とに間に隙間を形成する。それによって、可動ホ
ルダが下方に跳ね返り難くなり、接点の誤動作防止と安
全性の向上とがはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる電磁接触器の構成を
示す断面図
【図2】図1の可動ホルダの構成を示す斜視図
【図3】図2の案内部をX−X線で切り欠いた可動ホル
ダの斜視図
【図4】図1の保持金具の構成を示す分解斜視図
【図5】図1の固定鉄心の下部ケースへの固定構造を示
す分解斜視図
【図6】図1の可動鉄心が可動ホルダへ連結される構成
を示す要部分解斜視図
【図7】この発明の異なる実施例にかかる電磁接触器の
要部分解斜視図
【図8】従来の電磁接触器の構成を示す断面図
【図9】図8のY−Y断面図
【符号の説明】
190:下部ケース、25:上部ケース、210:コイ
ル、200:固定鉄心、200A:主脚、200B:ヨ
ーク、180:可動鉄心、120:可動ホルダ、16
0,161:連結棒、33,320:係止穴、140:
接触ばね、31:復帰ばね、400:圧縮ばね、80:
可動接触子、90:可動接点、100:固定接点、11
0:固定接触子、25A,25B:対向面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルが巻回され下部ケースに固定された
    固定鉄心と、この固定鉄心の上面と対向する可動鉄心
    と、この可動鉄心に連結された可動ホルダと、この可動
    ホルダの上部に保持された可動接点と、この可動接点と
    接離するとともに下部ケースの上部に結合された上部ケ
    ースに固定された固定接点とにより構成された電磁接触
    器において、前記可動ホルダの下部に連結棒が取り付け
    られ、可動鉄心がこの連結棒と可動ホルダとの間に介装
    されてなることを特徴とする電磁接触器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電磁接触器において、可
    動ホルダの下面に凹部が形成されるとともに凹部の両側
    に係止穴が形成され、可動鉄心が前記凹部に嵌め込ま
    れ、連結棒が可動鉄心の下面中央部に接して配されると
    ともに連結棒の両端が前記係止穴に通されてなることを
    特徴とする電磁接触器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電磁接触器において、可
    動鉄心と可動ホルダとの間に圧縮ばねが介装されるとと
    もに係止穴が上下方向に長い長穴状に形成され、可動ホ
    ルダの凹部内部に凸部が設けられ、この凸部は連結棒の
    中心軸を境にして両側の位置に配され、接点が開成状態
    のとき可動鉄心と凸部との間に間隙が保たれるように形
    成されてなることを特徴とする電磁接触器。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の電磁接触器にお
    いて、上部ケースの天井部から下方へ向けて可動ホルダ
    と対向する二つの対向面が設けられ、この対向面は連結
    棒の中心軸を境にして両側に配されるとともに互いに高
    さが異なり、接点が開成状態のときに一方の対向面が可
    動ホルダと当接するとともに、他方の対向面が可動ホル
    ダとに間に隙間を形成してなることを特徴とする電磁接
    触器。
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