JP2001202861A - 電磁接触器 - Google Patents
電磁接触器Info
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- JP2001202861A JP2001202861A JP2000007992A JP2000007992A JP2001202861A JP 2001202861 A JP2001202861 A JP 2001202861A JP 2000007992 A JP2000007992 A JP 2000007992A JP 2000007992 A JP2000007992 A JP 2000007992A JP 2001202861 A JP2001202861 A JP 2001202861A
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- Japan
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- movable
- bracket
- fixed
- yoke
- iron piece
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の上下置きや縦置きに加え、横置きにし
ても十分な動作性能を長期間に渡って保証できるように
すること。 【解決手段】 この電磁接触器は、ヨーク2と、当該ヨ
ーク2に固定されたコイル3と、ブラケット4等の固定
部に一端が係合され、他端側がコイル3の鉄芯5に吸引
されると共にその他端側に接点を備える板状体からなる
可動部材7,8とを有する。そして、可動部材7,8を
固定部側に常に押しつけ、両者が当接する部分のクリア
ランスを常に小さくしようとする押圧手段25を設けて
いる。なお、可動部材を構成する可動鉄片7の一端側先
端を鉄芯5側に曲げて曲げ部24を形成し、押圧手段と
しては弾性部材となるコイルスプリング25を採用し、
そのコイルスプリング25を、ブラケット4の外方に突
出した曲げ部24と、ブラケット4が固定されたヨーク
2との間に挟み込むようにして設置するのが好ましい。
ても十分な動作性能を長期間に渡って保証できるように
すること。 【解決手段】 この電磁接触器は、ヨーク2と、当該ヨ
ーク2に固定されたコイル3と、ブラケット4等の固定
部に一端が係合され、他端側がコイル3の鉄芯5に吸引
されると共にその他端側に接点を備える板状体からなる
可動部材7,8とを有する。そして、可動部材7,8を
固定部側に常に押しつけ、両者が当接する部分のクリア
ランスを常に小さくしようとする押圧手段25を設けて
いる。なお、可動部材を構成する可動鉄片7の一端側先
端を鉄芯5側に曲げて曲げ部24を形成し、押圧手段と
しては弾性部材となるコイルスプリング25を採用し、
そのコイルスプリング25を、ブラケット4の外方に突
出した曲げ部24と、ブラケット4が固定されたヨーク
2との間に挟み込むようにして設置するのが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大電流を制御可能
な電磁接触器に関する。
な電磁接触器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電磁ソレノイドを利用して可
動鉄片を動作させて大電流をオンオフ制御する電磁接触
器が知られている。このような電磁接触器の一例が実開
平4−に示されている。
動鉄片を動作させて大電流をオンオフ制御する電磁接触
器が知られている。このような電磁接触器の一例が実開
平4−に示されている。
【0003】実開平4−121639号公報に示される
電磁接触器を図11から図14に示す。この電磁接触器
50は、図示しない被固定物である筐体と電気的に遮断
する絶縁台1と、この絶縁台1に固定されたヨーク2
と、該ヨーク2に固定されたコイル3と、コイル3の中
心に配置される鉄芯5とを備える。
電磁接触器を図11から図14に示す。この電磁接触器
50は、図示しない被固定物である筐体と電気的に遮断
する絶縁台1と、この絶縁台1に固定されたヨーク2
と、該ヨーク2に固定されたコイル3と、コイル3の中
心に配置される鉄芯5とを備える。
【0004】電磁接触器50は、さらに、ヨーク2の上
方に接続された上部を逆L字状に内側に折曲され共通端
子13を備えるブラケット4と、可動鉄片7と、この可
動鉄片7に載置された可動接点台金8とを有し、この可
動接点台金8の一端には、共通端子13からのシヤント
線12が結ばれたビス11が、他端には、その上下面に
貫通する可動接点14がそれぞれ備えられている。
方に接続された上部を逆L字状に内側に折曲され共通端
子13を備えるブラケット4と、可動鉄片7と、この可
動鉄片7に載置された可動接点台金8とを有し、この可
動接点台金8の一端には、共通端子13からのシヤント
線12が結ばれたビス11が、他端には、その上下面に
貫通する可動接点14がそれぞれ備えられている。
【0005】ピン10は、可動接点台金8の略中央に固
定されたピンで、該ピン10にはキャップを介して接点
ばね9が装填されている。コイル3の鉄芯5に装填され
た復帰バネ6は、接点バネ9と協同的に作動するもの
で、動作時に慣性が生じないよう可動接点台金8と可動
鉄片7とを弾力的に挟着保持している。電磁接触器50
は、さらに下方に固定接点15を備える固定端子16
と、上方に固定接点17を備える固定端子18とを備え
る。
定されたピンで、該ピン10にはキャップを介して接点
ばね9が装填されている。コイル3の鉄芯5に装填され
た復帰バネ6は、接点バネ9と協同的に作動するもの
で、動作時に慣性が生じないよう可動接点台金8と可動
鉄片7とを弾力的に挟着保持している。電磁接触器50
は、さらに下方に固定接点15を備える固定端子16
と、上方に固定接点17を備える固定端子18とを備え
る。
【0006】可動鉄片7の図4に示す上面には、可動鉄
片7の裏面(鉄芯5側)より表面(可動接点台金8側)
に向けて互いに対向するよう山型状に突出され、該各基
部を前記対向面に向けてそれぞれハ字状の開口が形成さ
れた左右の案内突起19,20が設けられている。ま
た、可動鉄片7には、シヤント線12を可動接点台金8
の一端に固定するビス11の下端に当接する凹部21
と、下方両側に形成された可動鉄片7の支点を形成する
左右の切り溝22,23とが設けられており、この切り
溝22,23部分で、真鍮からなるブラケット4と係合
される。
片7の裏面(鉄芯5側)より表面(可動接点台金8側)
に向けて互いに対向するよう山型状に突出され、該各基
部を前記対向面に向けてそれぞれハ字状の開口が形成さ
れた左右の案内突起19,20が設けられている。ま
た、可動鉄片7には、シヤント線12を可動接点台金8
の一端に固定するビス11の下端に当接する凹部21
と、下方両側に形成された可動鉄片7の支点を形成する
左右の切り溝22,23とが設けられており、この切り
溝22,23部分で、真鍮からなるブラケット4と係合
される。
【0007】また、固定端子18は、絶縁樹脂からなる
絶縁取付台31の平坦部32に取り付けられている。こ
の絶縁取付台31は、この平坦部31と、ヨーク2と係
合する台部33と、コイル3が巻回されるコイル巻回部
34と、可動鉄片7の側面が対向する2つの第1の壁部
35,35と、可動接点台金8の側面が対向する2つの
壁部36,36とを有している。
絶縁取付台31の平坦部32に取り付けられている。こ
の絶縁取付台31は、この平坦部31と、ヨーク2と係
合する台部33と、コイル3が巻回されるコイル巻回部
34と、可動鉄片7の側面が対向する2つの第1の壁部
35,35と、可動接点台金8の側面が対向する2つの
壁部36,36とを有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁接触器50
は、通常、図11に示す状態または図11とは上下逆に
した状態(以下、上下置きという)で使用され(図11
の矢示AB参照)、十分な動作性能が長期間に渡って得
られている。また、固定接点17側を下方にし、シヤン
ト線12側に上方にした状態やこの関係を逆にした状態
(以下、縦置きという)で使用しても(図13の矢示C
D参照)、同様に十分な動作性能が長期間に渡って得ら
れる。
は、通常、図11に示す状態または図11とは上下逆に
した状態(以下、上下置きという)で使用され(図11
の矢示AB参照)、十分な動作性能が長期間に渡って得
られている。また、固定接点17側を下方にし、シヤン
ト線12側に上方にした状態やこの関係を逆にした状態
(以下、縦置きという)で使用しても(図13の矢示C
D参照)、同様に十分な動作性能が長期間に渡って得ら
れる。
【0009】しかしながら、従来の電磁接触器50は、
図13の矢示EFのように、矢示E側を上にしたり、矢
示F側を上(以下、横置きという)にして何十万回、何
百万回以上動作させると、問題が生ずるものとなってい
る。すなわち、電流のオンオフ制御を繰り返すことによ
って、切り溝22,23とブラケット4との間に形成さ
れている遊び(クリアランス)によって発生するがたつ
きによって、切り溝22,23の奥部22a,23aま
たはこの切り溝22,23と係合するブラケット4側の
係合部分がかなり摩耗し、そのがたつきが一層大きくな
る。なお、このがたつきを発生させる遊び(クリアラン
ス)は、可動鉄片7が切り溝22,23部分を支点とし
て滑らかに揺動するために必須のもので、無くすことが
できないものとなっている。
図13の矢示EFのように、矢示E側を上にしたり、矢
示F側を上(以下、横置きという)にして何十万回、何
百万回以上動作させると、問題が生ずるものとなってい
る。すなわち、電流のオンオフ制御を繰り返すことによ
って、切り溝22,23とブラケット4との間に形成さ
れている遊び(クリアランス)によって発生するがたつ
きによって、切り溝22,23の奥部22a,23aま
たはこの切り溝22,23と係合するブラケット4側の
係合部分がかなり摩耗し、そのがたつきが一層大きくな
る。なお、このがたつきを発生させる遊び(クリアラン
ス)は、可動鉄片7が切り溝22,23部分を支点とし
て滑らかに揺動するために必須のもので、無くすことが
できないものとなっている。
【0010】摩耗によって、このがたつきが大きくなる
と、可動接点台金8の先端側、すなわち可動接点14が
配置される側の側面8aが絶縁取付台31の第2の壁部
36の内面36a(図13参照)に接触することとな
る。可動接点台金8の側面8aと絶縁取付台31の第2
の壁部36の内面36aとが接触すると、第2の壁部3
6の内面36a部分が削り取られることとなり、その際
の摩耗粉が可動接点14と固定接点15との間の導通、
可動接点14と固定接点17との間の導通に悪影響を及
ぼし、電流制御が不安定となる。
と、可動接点台金8の先端側、すなわち可動接点14が
配置される側の側面8aが絶縁取付台31の第2の壁部
36の内面36a(図13参照)に接触することとな
る。可動接点台金8の側面8aと絶縁取付台31の第2
の壁部36の内面36aとが接触すると、第2の壁部3
6の内面36a部分が削り取られることとなり、その際
の摩耗粉が可動接点14と固定接点15との間の導通、
可動接点14と固定接点17との間の導通に悪影響を及
ぼし、電流制御が不安定となる。
【0011】このように、従来の電磁接触器50は、い
わゆる横置きにすると、十分な動作状態を長期に渡って
得ることができなくなり、設置姿勢が限られることとな
る。このため、設置場所や設置機器が限定されるものと
なっている。
わゆる横置きにすると、十分な動作状態を長期に渡って
得ることができなくなり、設置姿勢が限られることとな
る。このため、設置場所や設置機器が限定されるものと
なっている。
【0012】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、従来の上下置きや縦置きに加え、
横置きにしても十分な動作性能を長期間に渡って保証で
きるようにすることで、どのような設置姿勢であっても
長期に渡って十分な動作性能が得られる電磁接触器を提
供することを目的とする。
なされたものであり、従来の上下置きや縦置きに加え、
横置きにしても十分な動作性能を長期間に渡って保証で
きるようにすることで、どのような設置姿勢であっても
長期に渡って十分な動作性能が得られる電磁接触器を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、ヨークと、当該ヨークに固定されたコイ
ルと、ブラケット等の固定部に一端が係合され、他端側
がコイルの鉄芯に吸引されると共にその他端側に接点を
備える板状体からなる可動部材とを有する電磁接触器に
おいて、可動部材を固定部側に常に押しつけ、両者が当
接する部分のクリアランスを常に小さくしようとする押
圧手段を設けている。
め、本発明は、ヨークと、当該ヨークに固定されたコイ
ルと、ブラケット等の固定部に一端が係合され、他端側
がコイルの鉄芯に吸引されると共にその他端側に接点を
備える板状体からなる可動部材とを有する電磁接触器に
おいて、可動部材を固定部側に常に押しつけ、両者が当
接する部分のクリアランスを常に小さくしようとする押
圧手段を設けている。
【0014】このように、可動鉄片などの可動部材と固
定部との間のがたつきの原因となるクリアランスを常に
小さくしようとする押圧手段を設けているので、がたつ
き部分での摩耗が減少し、どのような設置姿勢であって
も、長期に渡って十分な動作性能を得ることができる電
磁接触器となる。
定部との間のがたつきの原因となるクリアランスを常に
小さくしようとする押圧手段を設けているので、がたつ
き部分での摩耗が減少し、どのような設置姿勢であって
も、長期に渡って十分な動作性能を得ることができる電
磁接触器となる。
【0015】また、他の発明は、上述の発明の電磁接触
器に加え、固定部は、ヨークと、該ヨークに固定された
ブラケットと、固定接点が取り付けられた絶縁取付台と
を有し、可動部材は、鉄芯に吸引され、一端の近傍の左
右にブラケットに係合される係合用の切り溝を有する可
動鉄片と、該可動鉄片に載置されると共にその側面が絶
縁取付台の壁部に対向する可動接点台金とを有し、押圧
手段は、可動部材を一端側方向へ押しやる弾性部材とさ
れ、この弾性部材によって当接部分のクリアランスを零
としている。
器に加え、固定部は、ヨークと、該ヨークに固定された
ブラケットと、固定接点が取り付けられた絶縁取付台と
を有し、可動部材は、鉄芯に吸引され、一端の近傍の左
右にブラケットに係合される係合用の切り溝を有する可
動鉄片と、該可動鉄片に載置されると共にその側面が絶
縁取付台の壁部に対向する可動接点台金とを有し、押圧
手段は、可動部材を一端側方向へ押しやる弾性部材とさ
れ、この弾性部材によって当接部分のクリアランスを零
としている。
【0016】このような構成すると、可動鉄片の切り溝
とブラケットとの係合部分にクリアランスが無くなり、
その部分での摩耗が減少する。この結果、可動接点台金
の側面が絶縁取付台の壁部に接触することが無くなり、
従来の上下置きや縦置きに加え、横置きも可能となる。
また、可動鉄片の切り溝の可動接点側がブラケットに当
接するため、支点から可動接点までの距離が短くなると
共に一定となり、可動鉄片の揺動動作が安定する。
とブラケットとの係合部分にクリアランスが無くなり、
その部分での摩耗が減少する。この結果、可動接点台金
の側面が絶縁取付台の壁部に接触することが無くなり、
従来の上下置きや縦置きに加え、横置きも可能となる。
また、可動鉄片の切り溝の可動接点側がブラケットに当
接するため、支点から可動接点までの距離が短くなると
共に一定となり、可動鉄片の揺動動作が安定する。
【0017】さらに、他の発明は上述の発明の電磁接触
器に加え、可動鉄片の一端側先端を鉄芯側に曲げて曲げ
部を形成し、弾性部材をコイルスプリングとし、そのコ
イルスプリングを、ブラケットの外方に突出した曲げ部
と、ブラケットが固定されたヨークとの間に挟み込むよ
うにして設置している。
器に加え、可動鉄片の一端側先端を鉄芯側に曲げて曲げ
部を形成し、弾性部材をコイルスプリングとし、そのコ
イルスプリングを、ブラケットの外方に突出した曲げ部
と、ブラケットが固定されたヨークとの間に挟み込むよ
うにして設置している。
【0018】このように可動鉄片の一端側先端を曲げる
のみで、コイルスプリングの設置場所を確保しているの
で、従来に比べ大型化せず、部品点数もコイルスプリン
グの増加のみとなる。また、弾性部材がコイルスプリン
グなので、わずかな空間にも十分な付勢力を持つ押圧手
段とすることができる。
のみで、コイルスプリングの設置場所を確保しているの
で、従来に比べ大型化せず、部品点数もコイルスプリン
グの増加のみとなる。また、弾性部材がコイルスプリン
グなので、わずかな空間にも十分な付勢力を持つ押圧手
段とすることができる。
【0019】加えて、他の発明は、上述の各発明の電磁
接触器に加え、可動部材を固定部側に押しやるための押
圧手段の力を、可動部材の重さがすべてその押圧手段に
加わったときでも、その重さに抗してその可動部材を初
期位置に保持できる力以上でかつその保持力の3倍以下
としている。
接触器に加え、可動部材を固定部側に押しやるための押
圧手段の力を、可動部材の重さがすべてその押圧手段に
加わったときでも、その重さに抗してその可動部材を初
期位置に保持できる力以上でかつその保持力の3倍以下
としている。
【0020】このように、押圧手段の押圧力を設定する
ことで、この電磁接触器をどのような姿勢で設置しよう
と、固定部と可動部材との位置関係は一定となる一方、
余分な力が固定部と可動部材との間で働かず、動作が長
期間に渡って滑らかで安定したものとなる。
ことで、この電磁接触器をどのような姿勢で設置しよう
と、固定部と可動部材との位置関係は一定となる一方、
余分な力が固定部と可動部材との間で働かず、動作が長
期間に渡って滑らかで安定したものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の電磁
接触器30について、図1から図10に基づいて説明す
る。なお、説明に当たっては、従来の電磁接触器50と
同一部材には同一符号を付けることとし、その同一部材
部分については説明を省略または簡略化する。
接触器30について、図1から図10に基づいて説明す
る。なお、説明に当たっては、従来の電磁接触器50と
同一部材には同一符号を付けることとし、その同一部材
部分については説明を省略または簡略化する。
【0022】この電磁接触器30が従来の電磁接触器5
0と異なる主な点は、可動鉄片7の構造と、この可動鉄
片7を図1で右方(可動接片15が配置される側とは逆
側の方向)に押しやる押圧手段となる弾性部材としての
コイルスプリング25が配置されている点である。この
2点以外の構造は、従来の電磁接触器50と略同一であ
り、その詳細な説明は省略する。
0と異なる主な点は、可動鉄片7の構造と、この可動鉄
片7を図1で右方(可動接片15が配置される側とは逆
側の方向)に押しやる押圧手段となる弾性部材としての
コイルスプリング25が配置されている点である。この
2点以外の構造は、従来の電磁接触器50と略同一であ
り、その詳細な説明は省略する。
【0023】可動鉄片7は、図5から図7に示すよう
に、その一端側先端が鉄芯5側に直角に曲げられた曲げ
部24を有している。この曲げ部24は、可動鉄片7の
他の部分の幅より狭くされ、ブラケット4をヨーク2に
固定するための2つのねじ26,26に衝突しないよう
にされている(図3参照)。なお、曲げ部24の幅を他
の部分の幅と同一としたり、逆に大きな幅としても良
い。
に、その一端側先端が鉄芯5側に直角に曲げられた曲げ
部24を有している。この曲げ部24は、可動鉄片7の
他の部分の幅より狭くされ、ブラケット4をヨーク2に
固定するための2つのねじ26,26に衝突しないよう
にされている(図3参照)。なお、曲げ部24の幅を他
の部分の幅と同一としたり、逆に大きな幅としても良
い。
【0024】この曲げ部24とヨーク2との間にコイル
スプリング25を挟み込むようにして配置している。こ
のコイルスプリング25を配置するため、ブラケット4
には幅広となる大開口4aが、可動接点台金8の揺動を
許容するための幅狭の小開口4bに連続して設けられて
いる(図4参照)。可動鉄片7の切り溝22,23は、
大開口4aの最も小開口4b寄りの部分であってヨーク
2とで形成された係合溝27,28(図3および図4参
照)に係合する。
スプリング25を挟み込むようにして配置している。こ
のコイルスプリング25を配置するため、ブラケット4
には幅広となる大開口4aが、可動接点台金8の揺動を
許容するための幅狭の小開口4bに連続して設けられて
いる(図4参照)。可動鉄片7の切り溝22,23は、
大開口4aの最も小開口4b寄りの部分であってヨーク
2とで形成された係合溝27,28(図3および図4参
照)に係合する。
【0025】可動鉄片7と固定部としてのブラケット4
との係合関係の詳細を図9に基づいて以下に説明する。
との係合関係の詳細を図9に基づいて以下に説明する。
【0026】図9に示すように、ブラケット4の係合部
位と可動鉄片7との間には該可動鉄片7を回動させる関
係で、水平方向に0.3〜0.5mm程度の遊び(=ク
リアランス)が形成されている。そして、可動鉄片7
は、コイル3の励磁前は復帰バネ6の弾力F1と、コイ
ルスプリング25の弾力(押圧力)F2の分力F21,
F22の合成力で、後方(図9の右方向で矢示V方向)
に押されると共に図9で上方に付勢される。このため可
動鉄片7の上方側は、ブラケット4の係合部位の頂面S
の前方端P1に当接し、可動鉄片7の下方側は、切り溝
22,23の各先端の下方端P2でブラケット4の内側
面に当接した状態となる(図9の実線図示参照)。
位と可動鉄片7との間には該可動鉄片7を回動させる関
係で、水平方向に0.3〜0.5mm程度の遊び(=ク
リアランス)が形成されている。そして、可動鉄片7
は、コイル3の励磁前は復帰バネ6の弾力F1と、コイ
ルスプリング25の弾力(押圧力)F2の分力F21,
F22の合成力で、後方(図9の右方向で矢示V方向)
に押されると共に図9で上方に付勢される。このため可
動鉄片7の上方側は、ブラケット4の係合部位の頂面S
の前方端P1に当接し、可動鉄片7の下方側は、切り溝
22,23の各先端の下方端P2でブラケット4の内側
面に当接した状態となる(図9の実線図示参照)。
【0027】励磁初期状態、すなわち、励磁された瞬間
に該鉄片7は、点P2を支点として揺動し始める。この
際、鉄芯5に装填された復帰バネ6が可動鉄片7を幾分
斜め方向に、すなわち、正しく鉛直状に押し上げていな
いので、ベクトル的合成力が働き、結果として可動鉄片
7は図9で左方向(矢示W方向)に引っ張られる。しか
し、このW方向の力は、コイルスプリング25の矢示V
方向の力に比べ小さいため、点P2での可動鉄片7とブ
ラケット4との当接は継続する。その後、完全励磁状態
に入ると、可動鉄片7は、点P2を支点として図9の1
点鎖線図示のように回動し略水平となる。
に該鉄片7は、点P2を支点として揺動し始める。この
際、鉄芯5に装填された復帰バネ6が可動鉄片7を幾分
斜め方向に、すなわち、正しく鉛直状に押し上げていな
いので、ベクトル的合成力が働き、結果として可動鉄片
7は図9で左方向(矢示W方向)に引っ張られる。しか
し、このW方向の力は、コイルスプリング25の矢示V
方向の力に比べ小さいため、点P2での可動鉄片7とブ
ラケット4との当接は継続する。その後、完全励磁状態
に入ると、可動鉄片7は、点P2を支点として図9の1
点鎖線図示のように回動し略水平となる。
【0028】以上の動作の繰り返しでは、可動鉄片7
は、常に、切り溝22,23の下方先端の点P2を支点
として揺動する。この点P2を支点とする揺動は、この
電磁接触器30が図1の矢示AB方向に上下となるよう
に配置される場合(=上下置き)や図2の矢示CD方向
に上下となるように配置される場合(=縦置き)は、勿
論のこと、図2の矢示EF方向に上下となるように配置
される場合(=横置き)でも常に実行される。
は、常に、切り溝22,23の下方先端の点P2を支点
として揺動する。この点P2を支点とする揺動は、この
電磁接触器30が図1の矢示AB方向に上下となるよう
に配置される場合(=上下置き)や図2の矢示CD方向
に上下となるように配置される場合(=縦置き)は、勿
論のこと、図2の矢示EF方向に上下となるように配置
される場合(=横置き)でも常に実行される。
【0029】なお、点P2を支点とする揺動を滑らかに
行わせるためと摩耗粉の発生を防止するため、切り溝2
2,23の点P2に該当する部分は、図10に示すよう
に、曲線状面Y1とされている。また、切り溝22,2
3の後方端の下端部分も、万が一の接触を考慮して曲線
状面Y2としている。
行わせるためと摩耗粉の発生を防止するため、切り溝2
2,23の点P2に該当する部分は、図10に示すよう
に、曲線状面Y1とされている。また、切り溝22,2
3の後方端の下端部分も、万が一の接触を考慮して曲線
状面Y2としている。
【0030】可動鉄片7の曲げ部24とヨーク2との間
にコイルスプリング25を配置することで、可動鉄片7
は常に点P2を支点として揺動することとなる。このコ
イルスプリング25が無い場合、電磁接触器30を横置
きにすると、ブラケット4に設けられる係合溝27,2
8と切り溝22,23との間の遊びでの存在によって、
可動鉄片7が横置き状態で上下方向にがたつくこととな
る。このがたつきは、可動鉄片7とブラケット4のいず
れか一方または両者に摩耗をもたらし、がたつきが一層
激しくなり、ついには絶縁取付台31の第2の壁部36
の内面36aに可動接点台金8の側面8aが接触してし
まう。この接触によって絶縁取付台31側が削られ、樹
脂粉が発生し、各接点14,15,17の接触による導
通に悪影響をもたらす。しかし、この実施の形態では、
コイルスプリング25が存在するため、このような不具
合は生じない。
にコイルスプリング25を配置することで、可動鉄片7
は常に点P2を支点として揺動することとなる。このコ
イルスプリング25が無い場合、電磁接触器30を横置
きにすると、ブラケット4に設けられる係合溝27,2
8と切り溝22,23との間の遊びでの存在によって、
可動鉄片7が横置き状態で上下方向にがたつくこととな
る。このがたつきは、可動鉄片7とブラケット4のいず
れか一方または両者に摩耗をもたらし、がたつきが一層
激しくなり、ついには絶縁取付台31の第2の壁部36
の内面36aに可動接点台金8の側面8aが接触してし
まう。この接触によって絶縁取付台31側が削られ、樹
脂粉が発生し、各接点14,15,17の接触による導
通に悪影響をもたらす。しかし、この実施の形態では、
コイルスプリング25が存在するため、このような不具
合は生じない。
【0031】また、この電磁接触器30では、可動鉄片
7が後方(図9で矢示D方向)に押しやられるため、ブ
ラケット4の内面に切り溝22,23の先端が当接する
こととなる。このため、可動接片14から揺動支点とな
る点P2までの距離が短くなると共に常に点P2の1点
のみでの線接触となる。この結果、可動鉄片7と可動接
点台金8とで構成される可動部材の揺動動作が安定し、
安定した制御が行える電磁接触器30となる。
7が後方(図9で矢示D方向)に押しやられるため、ブ
ラケット4の内面に切り溝22,23の先端が当接する
こととなる。このため、可動接片14から揺動支点とな
る点P2までの距離が短くなると共に常に点P2の1点
のみでの線接触となる。この結果、可動鉄片7と可動接
点台金8とで構成される可動部材の揺動動作が安定し、
安定した制御が行える電磁接触器30となる。
【0032】なお、この電磁接触器30は、接点動作時
の火花を抑制するため、第2の壁部の36,36の各外
側に、図2に示すように、磁石41,41が配置される
と共に、その各磁石41,41に接触し、バックヨーク
となる磁石ヨーク42が固定端子16を横切るように設
けられている。この磁石ヨーク42の上面には、各磁石
41,41の接点部分に対向する面がいずれの磁極とな
るかを示す「N」と「S」の文字が刻まれている(図2
参照)。
の火花を抑制するため、第2の壁部の36,36の各外
側に、図2に示すように、磁石41,41が配置される
と共に、その各磁石41,41に接触し、バックヨーク
となる磁石ヨーク42が固定端子16を横切るように設
けられている。この磁石ヨーク42の上面には、各磁石
41,41の接点部分に対向する面がいずれの磁極とな
るかを示す「N」と「S」の文字が刻まれている(図2
参照)。
【0033】以上に示した実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態であるが、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変更実施可能である。たとえば、ヨーク2とブ
ラケット4とを別体にせず一体化したものとしても良
い。また、絶縁台1は、電磁接触器30が取り付けられ
る側に絶縁機能があれば、省略しても良い。
な実施の形態であるが、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変更実施可能である。たとえば、ヨーク2とブ
ラケット4とを別体にせず一体化したものとしても良
い。また、絶縁台1は、電磁接触器30が取り付けられ
る側に絶縁機能があれば、省略しても良い。
【0034】また、上述の実施の形態では、切り溝2
2,23を可動部材となる可動鉄片7に設けて、ブラケ
ット4と係合させているが、切り溝22,23を設けず
可動鉄片7の上面または下面に複数の突起物を設けて、
その突起物でブラケット4を挟み込むようにして係合さ
せる等、他の係合方法を採用しても良い。さらに、可動
鉄片7と可動接点台金8とを別部材とせずに一体化し1
つの部材としても良い。
2,23を可動部材となる可動鉄片7に設けて、ブラケ
ット4と係合させているが、切り溝22,23を設けず
可動鉄片7の上面または下面に複数の突起物を設けて、
その突起物でブラケット4を挟み込むようにして係合さ
せる等、他の係合方法を採用しても良い。さらに、可動
鉄片7と可動接点台金8とを別部材とせずに一体化し1
つの部材としても良い。
【0035】また、押圧手段として、金属製のコイルス
プリング25を採用しているが、コイルスプリング25
の代わりに他の弾性部材であるゴム部材や皿バネ等とし
ても良い。さらに、可動部材部分を固定部材側に押しつ
けるものであれば、弾性部材以外の手段を採用しても良
い。また、上述の実施の形態では、可動鉄片7を外側方
向に移動させ、クリアランス(遊び)が常に零となるよ
うにしたが、クリアランスが小さくなる方向に常に力を
与えるものであれば、必ずしもクリアランスを零としな
くても一定の効果、すなわち遊びによるがたつきによっ
て摩耗が発生するのを減少させることができる。
プリング25を採用しているが、コイルスプリング25
の代わりに他の弾性部材であるゴム部材や皿バネ等とし
ても良い。さらに、可動部材部分を固定部材側に押しつ
けるものであれば、弾性部材以外の手段を採用しても良
い。また、上述の実施の形態では、可動鉄片7を外側方
向に移動させ、クリアランス(遊び)が常に零となるよ
うにしたが、クリアランスが小さくなる方向に常に力を
与えるものであれば、必ずしもクリアランスを零としな
くても一定の効果、すなわち遊びによるがたつきによっ
て摩耗が発生するのを減少させることができる。
【0036】また、上述の実施の形態では、コイルスプ
リング25を押圧バネとし、可動鉄片7を外側方向に押
圧しているが、コイルスプリング25を引っ張りバネと
して可動接片14側に引っ張るようにしても良い。同様
に他の押圧手段や弾性部材についても上述の実施の形態
とは反対方向(図9の矢示W方向)に押圧するようにし
ても良い。これらの場合、切り溝22,23の後方端側
がブラケット4と当接することとなる。
リング25を押圧バネとし、可動鉄片7を外側方向に押
圧しているが、コイルスプリング25を引っ張りバネと
して可動接片14側に引っ張るようにしても良い。同様
に他の押圧手段や弾性部材についても上述の実施の形態
とは反対方向(図9の矢示W方向)に押圧するようにし
ても良い。これらの場合、切り溝22,23の後方端側
がブラケット4と当接することとなる。
【0037】さらに、可動鉄片7に設けられた曲げ部2
4は、直角方向に曲げるのではなく、可動接片14方向
に対して90度を超える角度としても良い。この実施の
形態の場合、この角度は85〜105度程度とするの
が、可動部材の揺動範囲との関係で好ましいものとな
り、90〜95度がさらに好ましいものとなる。また、
切り溝22,23をさらに広くして、ブラケット4との
隙間部分に弾性部材を配置する等の方法を採用すること
で曲げ部24自体を設けないようにしても良い。また、
曲げ部24を別体とし、ネジ等の固定手段で可動鉄片7
に取り付けるようにしても良い。
4は、直角方向に曲げるのではなく、可動接片14方向
に対して90度を超える角度としても良い。この実施の
形態の場合、この角度は85〜105度程度とするの
が、可動部材の揺動範囲との関係で好ましいものとな
り、90〜95度がさらに好ましいものとなる。また、
切り溝22,23をさらに広くして、ブラケット4との
隙間部分に弾性部材を配置する等の方法を採用すること
で曲げ部24自体を設けないようにしても良い。また、
曲げ部24を別体とし、ネジ等の固定手段で可動鉄片7
に取り付けるようにしても良い。
【0038】また、コイルスプリング25の付勢力は、
この実施の形態ではどのような取り付け姿勢であろう
と、可動部材の揺動動作が常に切り溝22,23の先端
下方の点P2を支点として行われるような強さとした
が、この強さをあまり強くすると、点P2において摩耗
が発生する原因となると共に滑らかな揺動動作が行えな
くなる。このため、付勢力の最大値は、可動鉄片7と可
動接点台金8の総重量(以下Z1とする)の3倍を超え
る重量がコイルバネ25に加わった場合に、ブラケット
4と可動鉄片7との当接が離れる力としている。また、
付勢力の最小値は、可動鉄片7と可動接点台金8の総重
量Z1が加わっても、ブラケット4と可動鉄片7との点
P2のおける当接が維持される力となっている。このよ
うに、コイルスプリング25の付勢力をSZとすると、
Z1≦SZ≦3Z1が好ましく、1.5Z1≦SZ≦2.5Z
1がさらに好ましい。
この実施の形態ではどのような取り付け姿勢であろう
と、可動部材の揺動動作が常に切り溝22,23の先端
下方の点P2を支点として行われるような強さとした
が、この強さをあまり強くすると、点P2において摩耗
が発生する原因となると共に滑らかな揺動動作が行えな
くなる。このため、付勢力の最大値は、可動鉄片7と可
動接点台金8の総重量(以下Z1とする)の3倍を超え
る重量がコイルバネ25に加わった場合に、ブラケット
4と可動鉄片7との当接が離れる力としている。また、
付勢力の最小値は、可動鉄片7と可動接点台金8の総重
量Z1が加わっても、ブラケット4と可動鉄片7との点
P2のおける当接が維持される力となっている。このよ
うに、コイルスプリング25の付勢力をSZとすると、
Z1≦SZ≦3Z1が好ましく、1.5Z1≦SZ≦2.5Z
1がさらに好ましい。
【0039】また、可動鉄片7の後端が、図11から図
14に示す従来例のように、切り溝22,23の付近か
らヘ字状に折れ曲げられたものにも本発明を適用するこ
とができる。このようにすると、仮にコイルスプリング
25の動作性能が悪化(劣化)した場合でも、上下置き
や縦置きの場合に摩耗がほとんど生じず安定した性能を
長期間得ることができる。
14に示す従来例のように、切り溝22,23の付近か
らヘ字状に折れ曲げられたものにも本発明を適用するこ
とができる。このようにすると、仮にコイルスプリング
25の動作性能が悪化(劣化)した場合でも、上下置き
や縦置きの場合に摩耗がほとんど生じず安定した性能を
長期間得ることができる。
【0040】また、本発明は固定端子16を省略した2
極形式の電磁接触器も適用することができる。さらに、
この発明は大電流制御用の電磁接触器に使用して特に好
ましいが、小電流制御用のものやソレノイドを使用せず
に可動接点等の可動部材を揺動させる電流制御機器にも
適用することができる。
極形式の電磁接触器も適用することができる。さらに、
この発明は大電流制御用の電磁接触器に使用して特に好
ましいが、小電流制御用のものやソレノイドを使用せず
に可動接点等の可動部材を揺動させる電流制御機器にも
適用することができる。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明の電磁接触器
は、どのような設置姿勢であっても長期に渡って十分な
動作性能を得ることができ、適用範囲の広いものとな
る。
は、どのような設置姿勢であっても長期に渡って十分な
動作性能を得ることができ、適用範囲の広いものとな
る。
【図1】本発明の実施の形態の電磁接触器が無励磁状態
にあるときの構造を示す側断面図である。
にあるときの構造を示す側断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側方から見た右側面図である。
【図4】図3においてシャント線と可動部材とを取り除
いた図である。
いた図である。
【図5】図1の電磁接触器に用いる可動鉄片の側面図で
ある。
ある。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の左側面図である。
【図8】図1の電磁接触器が励磁状態にあるときの構造
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
【図9】図1における可動部材と固定部との係合動作を
説明するための要部拡大断面図である。
説明するための要部拡大断面図である。
【図10】図1の電磁接触器に用いられる可動鉄片の切
り溝部分の拡大図である。
り溝部分の拡大図である。
【図11】従来の電磁接触器が無励磁状態にあるときの
構造を示す側面図である。
構造を示す側面図である。
【図12】図11の電磁接触器が励磁状態にあるときの
構造を示す側断面図である。
構造を示す側断面図である。
【図13】図11の平面図である。
【図14】図11の電磁接触器に使用される可動鉄片の
平面図である。
平面図である。
1 絶縁台(固定部の一部) 2 ヨーク 3 コイル 4 ブラケット(固定部の一部) 5 鉄芯 6 復帰バネ 7 可動鉄片(可動部材の一部) 8 可動接点台金(可動部材の一部) 9 接点バネ 13 共通端子 14 可動接点 15 固定接点 16 固定端子 17 固定接点 18 固定端子 22、23 切り溝 24 曲げ部 25 コイルスプリング(押圧手段、弾性部材) 31 絶縁取付台 35 第1の壁部 36 第2の壁部(壁部)
Claims (4)
- 【請求項1】 ヨークと、当該ヨークに固定されたコイ
ルと、ブラケット等の固定部に一端が係合され、他端側
が上記コイルの鉄芯に吸引されると共にその他端側に接
点を備える板状体からなる可動部材とを有する電磁接触
器において、上記可動部材を上記固定部側に常に押しつ
け、両者が当接する部分のクリアランスを常に小さくし
ようとする押圧手段を設けたことを特徴とする電磁接触
器。 - 【請求項2】 前記固定部は、前記ヨークと、該ヨーク
に固定されたブラケットと、固定接点が取り付けられた
絶縁取付台とを有し、前記可動部材は、前記鉄芯に吸引
され、前記一端の近傍の左右に前記ブラケットに係合さ
れる係合用の切り溝を有する可動鉄片と、該可動鉄片に
載置されると共にその側面が上記絶縁取付台の壁部に対
向する可動接点台金とを有し、前記押圧手段は、前記可
動部材を前記一端側方向へ押しやる弾性部材とされ、こ
の弾性部材によって前記当接部分のクリアランスを零と
したことを特徴とする請求項1記載の電磁接触器。 - 【請求項3】 前記可動鉄片の一端側先端を前記鉄芯側
に曲げて曲げ部を形成し、前記弾性部材をコイルスプリ
ングとし、そのコイルスプリングを、前記ブラケットの
外方に突出した前記曲げ部と、前記ブラケットが固定さ
れた前記ヨークとの間に挟み込むようにして設置したこ
とを特徴とする請求項2記載の電磁接触器。 - 【請求項4】 前記可動部材を前記固定部側に押しやる
ための前記押圧手段の力を、前記可動部材の重さがすべ
てその押圧手段に加わったときでも、その重さに抗して
その可動部材を初期位置に保持できる力以上でかつその
保持力の3倍以下としたことを特徴とする請求項1、2
または3記載の電磁接触器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007992A JP2001202861A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 電磁接触器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007992A JP2001202861A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 電磁接触器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001202861A true JP2001202861A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18536338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007992A Withdrawn JP2001202861A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 電磁接触器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001202861A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102056237B1 (ko) * | 2013-09-05 | 2019-12-16 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 배선용차단기 |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000007992A patent/JP2001202861A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102056237B1 (ko) * | 2013-09-05 | 2019-12-16 | 현대일렉트릭앤에너지시스템(주) | 배선용차단기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |