JPH0439640Y2 - - Google Patents

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JPH0439640Y2
JPH0439640Y2 JP14937987U JP14937987U JPH0439640Y2 JP H0439640 Y2 JPH0439640 Y2 JP H0439640Y2 JP 14937987 U JP14937987 U JP 14937987U JP 14937987 U JP14937987 U JP 14937987U JP H0439640 Y2 JPH0439640 Y2 JP H0439640Y2
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armature
spring
coil
yoke
hinge
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JP14937987U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電磁継電器に使用されるヒンジばねに
関する。
[従来の技術] 第5図は電磁継電器の構成図であつて、この継
電器はコイルボビン(不図示)に巻装されたコイ
ル1を嵌め込む凹部2を形成したヨーク3とコイ
ルボビンの貫通孔に挿入されたアーマチユア4と
を組合わせ、かつアーマチユア4一端側に可動接
点ばね5を押動する駆動カード6を設けるととも
にアーマチユア4をコイル1の付勢解除時に復帰
させるヒンジばね7をアーマチユア4の回動支点
を支持する如くヨーク3に固着した構成となつて
いる。しかして、このような構成であれば、コイ
ル1が付勢されるとアーマチユア4の矢印イ方向
に移動して可動接点ばね5を押動する。これによ
り、可動接点ばね5はブレーク接点ばね8から離
れてメーク接点ばね9と電気的に接続される。
又、コイル1の付勢が解除されると、ヒンジばね
7の付勢力によつてアーマチユア4は矢印ロ方向
に移動して元の位置に復帰する。
ところで、このような電磁継電器ではアーマチ
ユア4はコイル1への付勢及び付勢解除によつて
矢印イ,ロ方向に移動変位することになり、この
移動変位が安定して行なわれることによつて継電
器の動作特性例えば可動接点ばね5とブレーク接
点ばね8及びメーク接点ばね9との電気的接続を
確実に行う等を向上させることができる。そこ
で、アーマチユア4の移動変位を安定して行うた
めには、ヒンジばね4の付勢力が常に安定した値
を示すとともにアーマチユア4の回動支点4aが
ずれたりガタツキを生じないことが要求される。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、第5図に示すアーマチユア4の回動
支点4a及びヒンジばね7の構成では、アーマチ
ユア4の回動支点4aをコーナーとし、かつヒン
ジばね7をコ字状で矢印ハ方向に付勢力を与える
ものとなつている。従つて、回動支点4aの支持
は非常に不安定となり、アーマチユア4の回動の
たびに回動支点4aのヨーク3に当接する位置が
異なつてガタツキが起る。又、ヒンジばね7は腕
部4bの長いアーマチユア4を復帰させる大きな
付勢力をもたなければならないために厚みが大き
くなり、これにより、ヒンジばね4を作成する際
の曲げ度合いが非常に難しくなる。従つて、アー
マチユア4に加わる付勢力が厚みや曲げ度合いに
よつてバラツキを生じて安定したアーマチユア4
の移動変位ができなくなる。
そこで本考案は、アーマチユアに対して安定し
た付勢力を加えて動作特性を向上させ得る電磁継
電器のヒンジばねを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、コイルの巻回されたコイルボビンの
貫通孔にL字状のアーマチユアの長手側を挿入す
ると共にJ字状のヨークの短手側を挿入し、かつ
アーマチユアの短手側の先端部とヨークの長手側
の先端部とを係合してアーマチユアの回動支点を
形成し、コイルの付勢により回動したアーマチユ
アをコイル付勢前の位置に復帰させる電磁継電器
のヒンジばねにおいて、L字状の第1ばね部及び
一端側がこの第1ばね部の短手側で一体的に形成
された第2ばね部を有し、第1ばね部は長手側の
端部がアーマチユアの背面に固定され、第2ばね
部の他端部には第1ばねの屈曲部より延在してコ
イルボビンと係合する係合部が形成され、かつ第
1ばね部の短手側にはヨークの長手側先端部に対
する支持部が形成され、アーマチユアにバツクテ
ンシヨンを加えると共にアーマチユアの回動支点
を支持する電磁継電器のヒンジばねである。
[作用] このような手段を備えたことにより、ヒンジば
ねは第1ばね部の短手側でヨークの長手側先端部
に対して支持され、かつ第1ばね部の長手側端部
がアーマチユアの背面に固定され、又第2ばね部
の他端部がコイルボビンに対して係合される。し
かるに、第1および第2ばね部によりアーマチユ
アに対してバツクテンシヨンが加わるとともにそ
の回動支点が支持される。
[実施例] 次に本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は電磁継電器のヒンジばねの外観構成図
である。このヒンジばね10は第1ばね部11と
第2ばね部12とから構成されている。第1ばね
部11はL字状に形成され長手側の端部にはアー
マチユアの背面に溶接によつて固定される溶接部
13が形成され、かつ短手側にはヨークの長手側
先端部に対して支持される各支持用孔14,15
が形成されている。又、第2ばね部12は一端側
が第1ばね部11の短手側でこの第1ばね部11
と一体的に形成されている。そして、この第2ば
ね部12は第1ばね部11と一体的に形成された
部分から延在し、その他端側にはコイルボビンと
係合する係合部16が形成されている。従つて、
第1及び第2ばね部11,12の両ばね部によつ
てそれぞれバツクテンシヨンがアーマチユアに加
わるようになつている。又、各第1及び第2ばね
部11,12は、共に幅を比較的狭くかつ厚さを
比較的薄く形成してある。そして、第1ばね部1
1の間に第2ばね部12を配置する如くとし、か
つ第1ばね部11と第2ばね部12との間にギヤ
ツプを形成してある。従つて、このヒンジばね1
0はステイフネス(荷重/たわみ)が小さくなつ
ている。そして、16,17は外れ防止体であ
る。
次に、かかるヒンジばね10を適用した電磁継
電器について第2図に示す分解構成図を参照して
説明する。同図において20はコイルボビンであ
つて、このコイルボビン20には貫通孔21が形
成されるとともにコイル22が巻装されている。
この貫通孔21にはアーマチユア23が挿入され
るとともにこのアーマチユア23と電磁回路を形
成するヨーク24が挿入されるようになつてい
る。又、このコイルボビン20にはヒンジばねの
支持突起25が設けられている。そして、アーマ
チユア23の長手側23aには駆動カード26が
設けられるようになつている。なお、ヨーク24
はJ字形状に形成され、その短手側24aが貫通
孔21に挿入されるようになつている。
さて、アーマチユア10の背面には上記ヒンジ
ばね10の第1ばね部11の端部が溶接部3にお
いて溶接によつて固定されている。
一方、30は第1ブロツク、31は第2ブロツ
クであつて、これら第1と第2ブロツク31とを
組合わせることによつて接点ブロツク体32が構
成されている。第1ブロツク30は可動接点ばね
33〜36、ブレーク接点ばね37〜40及び外
部接続端子41〜をモールド体49によつて一体
的に形成したものであり、又第2ブロツク31は
メーク接点50〜53を設けるとともに外部接続
端子54〜57をモールド体58によつて一体的
に形成したものである。そして、このモールド体
58には第1ブロツク30の各外部接続端子41
〜48を挿入する各孔58〜65が形成されてい
る。
次に上記の如く構成された電磁継電器の組立て
順次及びヒンジばね10の作用について説明す
る。コイルボビン20の貫通孔21にはアーマチ
ユア23が挿入されるとともにヨーク24の短手
側24aが挿入される。これらアーマチユア23
及びヨーク24が貫通孔21が挿入されると、ア
ーマチユア23の短手側23bとヨーク24の長
手側の先端部24bとが係合される。そして、こ
の係合とともにヒンジばね10の各支持用孔1
4,15がそれぞれヨーク24の長手側の先端部
24bに形成された各突起部24c,24dに嵌
め込められる。これにより電磁石構成体が組立て
られる。
具体的に第3図を参照して説明すると、ヨーク
24の各突起部24c,24dにはそれぞれ溝g
1,g2が形成されている。そこで、各支持用孔
14,15に嵌め込むときはヒンジばね10全体
を矢印ハ方向にテンシヨンを加えながら、つまり
アーマチユア23をヨーク24に対して押し付け
ながら行う。このようにして第1ばね部11が各
突起部24c,24dに嵌め込められると、次に
第2ばね部12の係合部16がコイルボビン20
の支持突起部25に係合される。かくして、ヒン
ジばね10は第4図に示すように取り付けられ
る。
このようにヒンジばね10が取り付けられる
と、このヒンジばね10の第1ばね部11によつ
てバツクテンシヨンTaがアーマチユア23に加
わるとともに、さらに第2ばね部12によつてバ
ツクテンシヨンTbが加わる。又、このヒンジば
ね10の第1ばね部11を矢印ハ方向にテンシヨ
ンを加えながら取り付けたのでアーマチユアを2
3に対して矢印ニ方向の押える力が加わつている
とともに第2ばね部12を矢印ホ方向にテンシヨ
ンを加えながら支持突起部25に係合したので矢
印ヘ方向の押える力がアーマチユア23に加わつ
ている。従つて、アーマチユア23には回動支点
Gにおいてこれら矢印ニ,ヘ方向の合成力トが加
わつている。かくして、ヒンジばね10によつて
アーマチユア23に対してバツクテンシヨンTa,
Tbが加わるとともにアーマチユア23の回動支
点Gがヨーク24に対して支持される。
再び電磁継電器の組立てに戻ると、第1ブロツ
ク30の各外部接続端子41〜48は第2ブロツ
ク31の各孔58〜65に挿入され、これによつ
て第1及び第2ブロツク30,31が一体とつた
接点ブロツク体32が組立てられる。
この後、先に組立てられた電磁石構成体と接点
ブロツク体32とが組合わされ、さらに図示しな
い外カバーが施されて電磁継電器の組立てが終了
する。
このような構成の電磁継電器であれば、コイル
22が付勢されるとアーマチユア23が変位して
駆動カード26を移動させる。この駆動カード2
6の移動によつて各可動接点ばね33〜36が押
動されてブレーク接点ばね37〜40からメーク
接点ばね59〜53へ切換え接続される。又、コ
イル22の付勢が解除されると、アーマチユア2
3はヒンジばね10のバツクテンシヨンによつて
付勢前の元の位置に復帰する。これにより、駆動
カード26は各可動接点ばね33〜36への押動
が外れ、各可動接点ばね33〜36は再びブレー
ク接点ばね37〜40と接続される。
このように上記一実施例においては、第1ばね
部11及び第2ばね部12とから構成されるヒン
ジばね10なので、これら第1第2ばね部11,
12によつてそれぞれアーマチユア23に対して
バツクテンシヨンTa,Tbが加わつて確実な復帰
力を得ることができる。そして、この復帰力は、
ステイフネスを小さくしているので、常に安定し
た値を示すことができる。さらに、アーマチユア
23の回動支点Gを押し付け力を加えて、この回
動支点Gを確実に支持できる。又、第4図に示す
ように外れ防止体16,17が設けられているの
で、これら外れ防止体16,17が外カバー70
に当接することによつてヒンジばね10がヨーク
24の各溝g1,g2から外れないようになつて
いる。
なお、本考案は上記一実施例に限定されるもの
でなくその主旨を逸脱しない範囲で変形してもよ
い。
[考案の効果] 以上詳記したように本考案によれば、アーマチ
ユアに対して安定した付勢力を加えて動作特性を
向上させ得る電磁継電器のヒンジばねを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係わる電磁継電
器のヒンジばねの一実施例を説明するための図で
あつて、第1図は外観構成図、第2図は電磁継電
器に適用した場合の分解構成図、第3図は組立て
順を示す図、第4図はヒンジばねの作用を示す模
式図、第5図は従来技術の構成図である。 10……ヒンジばね、11……第1ばね部、1
2……第2ばね部、13……溶接部、14,15
1……支持用孔、16……係合部、17,18…
…外れ防止体、25……支持突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コイルの巻回されたコイルボビンの貫通孔にL
    字状のアーマチユアの長手側を挿入すると共にJ
    字状のヨークの短手側を挿入し、かつ前記アーマ
    チユアの短手側の先端部と前記ヨークの長手側の
    先端部とを係合して前記アーマチユアの回動支点
    を形成し、前記コイルの付勢により回動した前記
    アーマチユアを前記コイル付勢前の位置に復帰さ
    せる電磁継電器のヒンジばねにおいて、 L字状の第1ばね部11及び一端側がこの第1
    ばね部の短手側で一体的に形成された第2ばね部
    12を有し、前記第1ばね部11は長手側の端部
    が前記アーマチユアの背面に固定され、前記第2
    ばね部12の他端部には前記第1ばね部の屈曲部
    より延在して前記コイルボビンと係合する係合部
    16が形成され、かつ前記第1ばね部の短手側に
    は前記ヨークの長手側先端部に対する支持部1
    4,15が形成され、前記アーマチユアにバツク
    テンシヨンを加えると共に前記アーマチユアの前
    記回動支点を支持することを特徴とする電磁継電
    器のヒンジばね。
JP14937987U 1987-09-30 1987-09-30 Expired JPH0439640Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14937987U JPH0439640Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30
US07/250,338 US4879536A (en) 1987-09-30 1988-09-28 Electromagnetic relay
DE3888070T DE3888070T2 (de) 1987-09-30 1988-09-29 Elektromagnetisches Relais.
EP88116135A EP0310091B1 (en) 1987-09-30 1988-09-29 Electromagnetic relay

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JP14937987U JPH0439640Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6455640U JPS6455640U (ja) 1989-04-06
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