JPS59103225A - 開閉器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電流の開閉を行う開閉器、特にその消弧機構に
関するものである。

本発明の主たる適用開閉器として電磁接触器や配線用し
ゃ断器を挙げることができる。

まず第１図に従って従来の電磁接触器の１例について説
明する。第１図において、（１）はプラスチックで成形
された取付台、（２）はこの取付台上にケイ素鋼板で積
層された固定鉄心、（３）は固定鉄心（２）に対向して
設置されこれと同じくケイ素鋼板で積層された可動鉄心
、（４）は可動鉄心（８）と固定鉄心（２）とを引外し
はね（図示せず）に抗して吸着させる駆動力を付与する
操作コイル、（５）はプラスチックで形成され、角窓を
有するクロスバ−で、その下端では可動鉄心（３）を保
持している。（６）は上記クロスバ−（５）の角窓に挿
入されて押しばね（γ）により抑圧保持されている可動
接触子、（６ａ）は可動接触子（０）に設けられた可動
接点、（８）は可動接触子（６）と対向して設けられ、
電流を導通させる固定接触子、（８ａ）はこの固定接触
子（８）に設けられた固定接点、（８Ｃ）は同じくこの
固定接触子（８）の端子部を示す。

然して、（９）は電磁接触器本体を外部回路と接続する
ための端子ねじ、（１０）は固定接触子（８）を取付け
るペース、（旬は電磁接触子上面を覆うカバーである。

そして固定接触子（８）と固定接点（８ａ）との取付態
様は第２図に拡大して示す如くである。

上記構成を有するため、この従来の電磁接触器において
、操作コイル（４）を消磁すると、図示されない引外し
はねにより可動鉄心（３）が固定鉄心（２）より開離し
、クロスバ−（５）も、第１図に示す状態を占め、固定
接点（８ａ）と可動接点（６ａ）とが開離して固定接点
（８ａ）と可動接点（６ａ）との間にアーク（１２）が
生じるが、このアーク（１２１は電流零点において消弧
され電流がしゃ断されることになる。

ところで、従来の電磁接触器においては第６図に示すよ
うに、アーク（増は、可動接触子（６）の導通電流工が
作る磁界に基づく駆動力Ｆ工と、固定接触子（８）の導
通電流工が作る磁界に基づく駆動力Ｆ２とを受けるが、
これらＦユとＦ２の大きさがほぼ同一で向きが逆である
ため、アーク（抑は可動接点（６ａ）と固定接点（８ａ
）の上で膠着することになる。

このように、アーク（１２）の駆動が行われないので、
従来の電磁接触器においては、良好なしゃ断性能が得ら
れず、また、アークの足が接点外に転移されないため、
接点消耗が多いという欠点を有していた。

本発明は成上の点に鑑み、消弧機構の構成に改変を加え
ることにより、接点消耗を低減させるとともに、しゃ断
性能を改善させることを目的としてなされたものであり
、固定接触子には、その接点より遠い個に延設したコ字
状の折曲端を、上記開離位置の可動接点に対向させて配
設し、かっこの折曲端と上記開離位置との間に上部カバ
ーから垂下させたグリッドを介在させるとともに、上記
カバーにアークガスの放出孔を穿設したことを特徴とす
るものである。

以下、第４．５図に示す実施例について本発明を説明す
ると、実施例の電磁接触器は固定接触子（８）の近傍構
造を除けば従来の電磁接触器と同様であるので、第４図
には固定接触子（８）、カバー（１１）、グリッド（１
３）のみを示している。

固定接触子（８）の延設部形状は、その接点接合部より
遠い側、すなわち端子側で９０°ずつ２変針曲されほぼ
コ字状に形成されており、その折曲端（８Ｃ）は第４図
に示すごとく可動接触子の先端部（６ａ）に対向するよ
う構成される。そしてこの可動接点（６ａ）と固定接触
子（８）の上記折曲端（８Ｃ）とて挾まれた間隙には磁
石部材からなるグリッド０８）がカバーα１）から下方
に垂下させて配設される。このクリッド０８）は、その
下端が開離した時の可動接触子（６）と固定接触子（８
）の離隔距離のほぼ中心に位置ブるよう延設される。ま
た上記カバー（１１）のグリッド３１３）取付部の両側
（図中グリッドの左右）にアークドガスの通過する放出
孔（１１ａ）、　（１１ａ）が穿設されている。

かかる構成を有する電磁開閉器に電流（１）が流れると
、第４図に示すごとく、アーク（１２１は、可動接触子
（６）を流れる電流（１）が作る磁界による駆動力（Ｆ
工）と、固定接触子（８）を流れる電流（１）が作る磁
界による駆動力（Ｆ２）とを受ける。この際、可動接触
子（６）と固定接触子（８）の折曲端（８Ｃ）との間隙
部に配設された上記グリッドα３）の磁性効果によって
、各駆動力（Ｆよ）、　（Ｆ２）の太きさはＦ２）　Ｆ
工となり、アークはその上下端を、第５図（ａ）に示す
ように可動接点（６ａ）から可動接触子先端部（６りへ
、固定接点（８ａ）から固定接触子（８）の延設部外方
へそれぞれ転移する。アーク（頂が一旦転移し始めると
、上記グリッド（１３）の磁性効果の影響をますます強
く受けることとなり、アーク（抑はグリッド（１Ｂ）側
に伸延されて湾曲し、しかも、グリッド０８）の両側に
穿設されたカバーの孔（１１ａ）、　（１１ａ）の影響
を受けて、アーク（１２１の発生により電離されたアー
クドガスが、第５図（ｂ）の矢示方向に流れ、上記孔（
１１ａ）、　（１１ａ）から流出する。すると、可動接
触子（６）とグリッド０８）間、および固定接触子（８
）とグリッド（１Ｂ）間で絶縁破壊が起こり易くなり、
その結果、アーク（（２）は第５図（ａ）の湾曲部から
上下に分断される。分断されたアーク（＋２１は、第５
図（ｂ）に示すごとく、上部アーク（１２ａ）と下部ア
ーク（１２ｂ）となって冷却され易くなり、急速に電流
零点を迎え消弧される。

以上のごとく本実施例に係る電磁接触器ではグリッド（
１Ｂ＋によシアーク（抑が伸延され、分断されるため、
しゃ断時のアーク分断点数が増すとともに、アーク（１
２）の冷却効果は優れたものとな９、しゃ断性能を向上
させることができる。またアーク（抑の足は、可動接点
（６ａ）から可動接触子（６）の先端部（６ｂト、固定
接点（８ａ）から固定接触子（８）等に転移させられる
ため、各接点（６ａ）、　（８ａ）の消耗が低減される
。

以上本発明によれば、優れたしゃ断性能が得られるとと
もに、開閉器の耐久性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電磁接触器の部分断面図、第２図は第１
図のものの要部拡大図、第６図は従来の電磁接触器の要
部の動作を説明するための説明図、第４図は本発明の一
実施例を示す第３図と同様の拡大図、第５図（ａ）と（
ｂ）は本実施例の動作を示すための説明図である。 （６）・・可動接触子　　（６ａ）・・可動接点（８）
・・固定接触子　　（８ａ）・・固定接点（８Ｃ）・・
折曲部　　　０℃・φアークカバー（１１ａ）・一孔　
　　０８）ψ・グリッド代理人　葛　野　信　− 第１図 第　２　図 ぐご　３　＝ １２７ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定接触子に接合された固定接点と、この固定接点に対
   向配置され上記固定接触子と反対方向に延びる可動接触
   子に接合された可動接点とを備え、上記固定接触子には
   、その接点より遠い側に延設したコ字状の折曲端を、上
   記開離位置の可動接点に対向させて配設し、かつこの折
   曲端と上記開離位置との間に上部カバーから垂下させた
   グリッドを介在させるとともに、上記カバーにアークガ
   スの放出孔を穿設したことを特徴とする開閉器。