JPH10220504A - 無励磁作動形電磁ブレーキの構造 - Google Patents

無励磁作動形電磁ブレーキの構造

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JPH10220504A
JPH10220504A JP9039776A JP3977697A JPH10220504A JP H10220504 A JPH10220504 A JP H10220504A JP 9039776 A JP9039776 A JP 9039776A JP 3977697 A JP3977697 A JP 3977697A JP H10220504 A JPH10220504 A JP H10220504A
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JP
Japan
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pin
side plate
armature
cylindrical pin
field core
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Application number
JP9039776A
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Inventor
Shinko Murase
真弘 村瀬
Takahisa Fujiwara
孝久 藤原
Hideki Tamura
英樹 田村
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 通電用コイルを収納したフィールドコアと、
コイルスプリングで軸方向に摺動可能に装着されたアー
マチュアと、ディスクと、サイドプレートとを含む無励
磁作動形電磁ブレーキにおいて、部品点数を減らし、軽
量・小型・高トルク化を図り、ブレーキのローコスト化
を実現する。 【解決手段】 複数本の筒状ピン21をフィールドコア
1に圧入、ねじ込み、溶接等で固定し、ディスク5を間
に挟んだアーマチュア4及びサイドプレート7を挿入
し、前記筒状ピン21の内径部にボール22を圧入して
前記筒状ピン21の自由端をサイドプレート7に固定す
る一方で、前記ボール22の代わりにスプリングピン、
平行ピン等の第2のピンを用いるようにしたり、前記筒
状ピン21の代わりにスプリングピン、テーパ部及びス
リット付筒状ピン、くさび溝付ピンを用いるようにした
構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】産業用ロボットの駆動源であ
るモータの回転軸や関節体の従動軸などに制動・保持用
として無励磁作動形電磁ブレーキが多く使用される。市
場にては各社のコスト競争が熾烈で、当社もコスト競争
に打ち勝つために新型ブレーキを開発し、ブレーキのロ
ーコスト化を実現する必要に迫られている。本発明は、
そのような無励磁作動形電磁ブレーキの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の無励磁作動形電磁ブレーキ
について、図8を参照して説明する。図8は従来の無励
磁作動形電磁ブレーキの断面側面図である。図8におい
て、フィールドコア1には通電用コイル2を収納する。
フィールドコア1はモータ3の静止フレーム等に固定さ
れる。軸方向に摺動可能なアーマチュア4、ディスク5
を有し、ディスク5はハブ6と嵌合し、回転方向を拘
束、軸方向に摺動可能である。サイドプレート7はカラ
ー8(3箇所)を介してフィールドコア1にねじ9等で
完全に固定される。コイルスプリング10はフィールド
コア1に複数本収納される。ハブ6はモータ軸11に回
転方向をキー13で拘束し、止め輪12を介するなどし
て軸にしっかりと固定される。フィールドコア1とアー
マチュア4との間はカラー8の寸法によって所定の隙間
aが設けられており、通電OFFの状態では、フィール
ドコア1内に収納された複数本のコイルスプリング10
の押付力によってアーマチュア4を介してディスク5を
サイドプレート7に押し付け、ディスク5はアーマチュ
ア4とサイドプレート7との接触面の摩擦力によりトル
クを発生し、ブレーキ状態となり、通電用コイル2に通
電すると、図示の如くフィールドコア1とアーマチュア
4との間に磁路Φを構成して磁気吸引力が発生し、コイ
ルスプリング10の押付力に打ち勝ってアーマチュア4
はフィールドコア1に吸引され、隙間aは0となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8に示す
従来の無励磁作動形電磁ブレーキは、ブレーキの構成と
するためには、サイドプレート7はフィールドコア1と
アーマチュア4との間に所定の隙間aを確保しながらフ
ィールドコア1に完全に拘束固定されなければならず、
そのために、カラー8等を準備する必要があり、部品点
数が多くなるという欠点があり、又、カラー8を挿入す
ることによって、回転摩擦板となるディスク5の外径が
小さく制限されるために有効摩擦半径が小さくなり、コ
イルスプリング10の押付力に対してブレーキの発生ト
ルク効率が悪く、ブレーキの軽量・小型・高トルク化が
困難であるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の問題を
解決するために、通電用コイルを収納したフィールドコ
アと、コイルスプリングによって軸方向に摺動可能に装
着されたアーマチュアと、ディスクと、サイドプレート
とを含む無励磁作動形電磁ブレーキにおけるものであっ
て、第1の発明として、複数本のスプリングピン等の筒
状ピンを前記フィールドコアに圧入、ねじ込み、溶接等
で固定し、前記ディスクを間に挟んだ前記アーマチュア
及び前記サイドプレートを挿入し、前記筒状ピンの内径
部にボールを圧入して前記筒状ピンの自由端を前記サイ
ドプレートに固定するようにし、前記アーマチュアは前
記筒状ピンによって案内されるようになっている無励磁
作動形電磁ブレーキの構造を提供し、第2の発明とし
て、複数本のスプリングピン等の第1の筒状ピンを前記
フィールドコアに圧入、ねじ込み、溶接等で固定し、前
記ディスクを間に挟んだ前記アーマチュア及び前記サイ
ドプレートを挿入し、前記第1の筒状ピンの内径部にス
プリングピン、平行ピン等の第2のピンを圧入して前記
第1の筒状ピンの自由端を前記サイドプレートに固定す
るようにし、前記アーマチュアは前記第1の筒状ピンに
よって案内されるようになっている無励磁作動形電磁ブ
レーキの構造を提供し、第3の発明として、複数本のス
プリングピンを前記フィールドコアに圧入、ねじ込み、
溶接等で固定し、前記サイドプレートにおける前記スプ
リングピンの挿入径を前記フィールドコアの前記スプリ
ングピンの挿入径と同一にしておき、前記ディスクを間
に挟んだ前記アーマチュア及び前記サイドプレートを挿
入し、前記スプリングピンの自由端に前記サイドプレー
トを圧入固定するようにし、前記アーマチュアは前記ス
プリングピンによって案内されるようになっている無励
磁作動形電磁ブレーキの構造を提供し、第4の発明とし
て、複数本のテーパ部及びスリット付筒状ピンを前記フ
ィードコアに圧入、ねじ込み、溶接等で固定し、前記デ
ィスクを間に挟んだ前記アーマチュア及び前記サイドプ
レートを挿入し、前記テーパ部及びスリット付筒状ピン
のスリットの内径部の雌ねじにテーパ部付ねじを螺入し
て前記テーパ部及びスリット付筒状ピンの自由端を前記
サイドプレートに固定するようにし、前記アーマチュア
は前記テーパ部及びスリット付筒状ピンによって案内さ
れるようになっている無励磁作動形電磁ブレーキの構造
を提供し、第5の発明として、複数本のくさび溝付ピン
を前記フィードコアに圧入、ねじ込み、溶接等で固定
し、前記ディスクを間に挟んだ前記アーマチュア及び前
記サイドプレートを挿入し、前記くさび溝付ピンのくさ
び溝にくさびを圧入して前記くさび溝付ピンの自由端を
前記サイドプレートに固定するようにし、前記アーマチ
ュアは前記くさび溝付ピンによって案内されるようにな
っている無励磁作動形電磁ブレーキの構造を提供しよう
とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明による無励磁作動形
電磁ブレーキの構造の実施の形態について図1乃至図8
を参照して説明する。図1は、第1の発明に対応する無
励磁作動形電磁ブレーキの構造の第1の実施の形態を示
すもので、(A)はサイドプレートの固定部分の部分断
面側面図、(B)は(A)のB部の拡大図、(C)は筒
状ピン挿入のときの部分断面側面図、(D)はボール圧
入のときの部分断面側面図、(E)は筒状ピン挿入後の
分解斜視図、図2は、図1の第1の実施の形態の変更例
1、2を示すもので、(A)はフィールドコアに対する
筒状ピンの挿入穴の変更例1の部分断面側面図、(B)
はフィールドコアに対する筒状ピンの挿入穴の変更例2
の部分断面側面図、図3は、図1の第1の実施の形態の
変更例3を示す部分断面側面図、図4は、第2の発明に
対応する無励磁作動形電磁ブレーキの構造の第2の実施
の形態を示す部分断面側面図、図5は、第3の発明に対
応する無励磁作動形電磁ブレーキの構造の第3の実施の
形態を示すもので、(A)はスプリングピンがフィール
ドコアに固定された状態の部分断面側面図、(B)はサ
イドプレートをスプリングピンに圧入する状態の部分断
面側面図、図6は、第4の発明に対応する無励磁作動形
電磁ブレーキの構造の第4の実施の形態を示すもので、
(A)はテーパ部及びスリット付筒状ピンがサイドプレ
ートに固定された状態の部分断面側面図、(B)はテー
パ部及びスリット付筒状ピンの斜視図、図7は、第5の
発明に対応する無励磁作動形電磁ブレーキの構造の第5
の実施の形態を示すもので、(A)はくさび溝付ピンに
くさびが圧入された状態の斜視図、(B)は(A)のく
さび溝付ピンがアーマチュアに挿入された状態の正面
図、図8は、前述のとおり、従来の無励磁作動形電磁ブ
レーキの断面側面図であるが、本発明の基本構成を示す
ために、これを引用する。
【0006】本発明は、図8に示されるような、通電用
コイル2を収納したフィールドコア1と、コイルスプリ
ング10によって軸方向に摺動可能に装着されたアーマ
チュア4と、デイスク5と、サイドプレート7とを含む
無励磁作動形電磁ブレーキにおけるものである。次に、
本発明による無励磁作動形電磁ブレーキの実施の形態に
ついて順次説明する。 第1の実施の形態:第1の実施の形態は請求項1記載の
第1の発明に対応するものである。まず、第1の実施の
形態としての無励磁作動形電磁ブレーキの構造は、図1
(A)〜(D)に示すように、複数本のスプリングピン
等の筒状ピン21をフィールドコア1に圧入、ねじ込
み、溶接等で固定し、ディスク5を間に挟んだアーマチ
ュア4及びサイドプレート7を挿入し、前記筒状ピン2
1の内径部にボール22を圧入して前記筒状ピン21の
自由端をサイドプレート7に固定するようにし、前記ア
ーマチュア4は前記筒状ピン21によって案内されるよ
うになっているものである。アーマチュア4は筒状ピン
21をガイドに軸方向に自由に摺動可能であり、ボール
22の外径は筒状ピン21の内径より大きい。次に、組
付要領は、図1(A)及び(E)を参照して、 筒状ピン21をフィールドコア1に固定し、 アーマチュア4を筒状ピン21をガイドにして挿入
し、 ディスク5をアーマチュア4の上に置き、 サイドプレート7を筒状ピン21をガイドにして挿入
し、 所定の隙間aを仮設定しサイドプレート7の位置を決
め(隙間aの仮設定は板ゲージ挿入等で設定)、 サイドプレート7を固定・保持のためボール22をプ
レス等で圧入する。
【0007】第1の実施の形態の変更例1、2:図2に
示すように、フィールドコア1に対する筒状ピン21の
挿入穴を、図2(A)又は(B)のように貫通穴とする
こともできる。矢印の方向からボール22に圧力を加
え、筒状ピン21を取り外せばブレーキを容易に分解で
きる構造となる。
【0008】第1の実施の形態の変更例3:図3に示す
ように、ボール22の圧入位置をサイドプレート7とア
ーマチュア4との中間程度の位置にすることもできる。
そうすれば、筒状ピン21の弾性変形量を大きく確保で
き(つまり、サイドプレート7の穴部での圧入体につい
て締め代を大きくできる。)、又、サイドプレート7の
熱膨張等があっても、サイドプレート7と筒状ピン21
との結合をより確実にすることができる。
【0009】第2の実施の形態:第2の実施の形態は請
求項2記載の第2の発明に対応するものである。第2の
実施の形態としての無励磁作動形電磁ブレーキの構造
は、図4に示すように、図1のボール22の代わりに、
スプリングピン、平行ピン等の第2のピン23のような
ものにしたものであって、複数本のスプリングピン等の
第1の筒状ピン21をフィールドコアに圧入、ねじ込
み、溶接等で固定し、ディスク5を間に挟んだアーマチ
ュア4及びサイドプレート7を挿入して、前記第1の筒
状ピン21の内径部にスプリングピン、平行ピン等の第
2のピン23を圧入して前記第1の筒状ピン21の自由
端を前記サイドプレート7に固定するようにし、前記ア
ーマチュア4は前記第1の筒状ピン21によって案内さ
れるようになっているものである。
【0010】第3の実施の形態:第3の実施の形態は請
求項3記載の第3の発明に対応するものである。第3の
実施の形態としての無励磁作動形電磁ブレーキの構造
は、図5に示すように、複数本のスプリングピン21A
をフィールドコア1に圧入、ねじ込み、溶接等で固定
し、図5(A)のように、前記サイドプレート7におけ
る前記スプリングピン21Aの挿入径を前記フィールド
コア1の前記スプリングピン21Aの挿入径と同一にし
ておき、ディスク5を間に挟んだアーマチュア4及び前
記サイドプレート7を挿入し、前記スプリングピン21
Aの自由端に前記サイドプレート7を圧入固定するよう
にし、前記アーマチュア4は前記スプリングピン21A
によって案内されるようになっているものである。つま
り、通常のスプリングピン21Aを図5(B)のように
差し込むと、先端がまず縮径し、自由端は、D>dとな
って大きくなるので、サイドプレート7を圧入すると、
D=dとなって保持力が発生する。スプリングピン21
Aはその自由端の肩部に面取りを入れてもよく、又、同
様に、サイドプレート7の挿入口の肩部に面取りを入れ
てもよい。
【0011】第4の実施の形態:第4の実施の形態は請
求項4記載の第4の発明に対応するものである。第4の
実施の形態としての無励磁作動形電磁ブレーキの構造
は、図1及び図6に示すように、複数本のテーパ部及び
スリット付筒状ピン31をフィードコア1に圧入、ねじ
込み、溶接等で固定し、ディスク5を間に挟んだアーマ
チュア4及びサイドプレート7を挿入し、前記テーパ部
及びスリット付筒状ピン31のスリット31Aの内径部
の雌ねじ31Bにテーパ部付ねじ32を螺入して前記テ
ーパ部及びスリット付筒状ピン31の自由端を前記サイ
ドプレート7に固定するようにし、前記アーマチュア4
は前記テーパ部及びスリット付筒状ピン31によって案
内されるようになっているものである。即ち、テーパ部
付ねじ32をドライバ等でねじ締めし、テーパ部及びス
リット付筒状ピン31のテーパ部を外半径方向に拡げる
ことによって、サイドプレート7の嵌入部を圧入状態に
する。
【0012】第5の実施の形態:第5の実施の形態は請
求項5記載の第5の発明に対応するものである。第5の
実施の形態としての無励磁作動形電磁ブレーキの構造
は、図1及び図7に示すように、複数本のくさび溝付ピ
ン41をフィードコア1に圧入、ねじ込み、溶接等で固
定し、ディスク5を間に挟んだアーマチュア4及びサイ
ドプレート7を挿入し、前記くさび溝付ピン41のくさ
び溝にくさび42を圧入して前記くさび溝付ピン41の
自由端を前記サイドプレート7に固定するようにし、前
記アーマチュア4は前記くさび溝付ピン41によって案
内されるようになっているものである。即ち、くさび状
のものをくさび溝付ピン41に圧入することにより、サ
イドプレート7の嵌合部を圧入状態にする。
【0013】次に、作用について述べる。 第1の実施の形態のものは、図1に示すように、筒状
ピン21をフィールドコア1の嵌合穴部に固定し、アー
マチュア4、ディスク5、サイドプレート7を挿入し
て、筒状ピン21の内径部にボール22を圧入し、筒状
ピン挿入穴をもつサイドプレート7、筒状ピン21及び
ボール22の三者を圧入結合体にすることによって、サ
イドプレート7を筒状ピン21に容易に固定することが
できる。 第2の実施の形態のものは、図4に示すように、図1
のボール22の代わりに、スプリングピン、平行ピン等
の第2のピン23(図4に示す筒状ピン、又は図示しな
い中実ピン)を用いることもできる。 第3の実施の形態のものは、図5に示すように、図1
の筒状ピン21の代わりに、スプリングピン21Aを用
いるようにしたものである。 第4の実施の形態のものは、図6に示すように、図1
の筒状ピン21の代わりに、テーパ部及びスリット付筒
状ピン31を用いるようにしたものである。 第5の実施の形態のものは、図7に示すように、図1
の筒状ピン21の代わりに、くさび溝付ピン41を用い
るようにしたものである。 第1乃至第5の実施の形態のものは、図8に示すよう
に、従来のプレート位置決めディスタンスカラー8がな
くなり、又、プレート固定ねじ9も不要となり、又、ギ
ャップ調整の際、予め所定の仮設定隙間aを決めてから
ボールを圧入すればよいので、従来のカラー8を用いる
方式よりで自動組立が簡単に且つ容易にでき、又、従来
のカラー方式に比べ、カラーを位置決めする必要もなく
なり、筒状ピンの位置精度も向上し、アーマチュアの摺
動がスムーズになり、アーマチュアの吸引、釈放動作が
安定する。
【0014】
【発明の効果】本発明による無励磁作動形電磁ブレーキ
の構造は、上述のように構成されているので、下記の効
果がある。 組立工数が大幅に低減される。 隙間aを自動調整後ボールを圧入することなどで容易
に組立ができる。 位置決めカラー及びプレート固定ねじが不要となり、
構造が極めてシンプルで大幅にコストダウンが可能とな
る。 カラーが不要となるため、ディスクの有効摩擦半径が
大きくとれ、トルクが向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に対応する無励磁作動形電磁ブレー
キの構造の第1の実施の形態を示すもので、(A)はサ
イドプレートの固定部分の部分断面側面図、(B)は
(A)のB部の拡大図、(C)は筒状ピン挿入のときの
部分断面側面図、(D)はボール圧入のときの部分断面
側面図、(E)は筒状ピン挿入後の分解斜視図である。
【図2】図1の第1の実施の形態の変更例1、2を示す
もので、(A)はフィールドコアに対する筒状ピンの挿
入穴の変更例1の部分断面側面図、(B)はフィールド
コアに対する筒状ピンの挿入穴の変更例2の部分断面側
面図である。
【図3】図1の第1の実施の形態の変更例3を示す部分
断面側面図である。
【図4】第2の発明に対応する無励磁作動形電磁ブレー
キの構造の第2の実施の形態を示す部分断面側面図であ
る。
【図5】第3の発明に対応する無励磁作動形電磁ブレー
キの構造の第3の実施の形態を示すもので、(A)はス
プリングピンがフィールドコアに固定された状態の部分
断面側面図、(B)はサイドプレートをスプリングピン
に圧入する状態の部分断面側面図である。
【図6】第4の発明に対応する無励磁作動形電磁ブレー
キの構造の第4の実施の形態を示すもので、(A)はテ
ーパ部及びスリット付筒状ピンがサイドプレートに固定
された状態の部分断面側面図、(B)はテーパ部及びス
リット付筒状ピンの斜視図である。
【図7】第5の発明に対応する無励磁作動形電磁ブレー
キの構造の第5の実施の形態を示すもので、(A)はく
さび溝付ピンにくさびが圧入された状態の斜視図、
(B)は(A)のくさび溝付ピンがアーマチュアに挿入
された状態の正面図である。
【図8】従来の無励磁作動形電磁ブレーキの断面側面図
である。
【符号の説明】
1:フィールドコア 2:通電用コイル 4:アーマチュア 5:ディスク 6:ハブ 7:サイドプレート 10:コイルスプリング 11:モータ軸 12:止め輪 13:キー 21:第1の筒状ピン 21A:スプリングピン 22:ボール 23:第2のピン a:隙間 31:テーパ部及びスリット付筒状ピン 32:テーパ部付ねじ 41:くさび溝付ピン 42:くさび

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電用コイルを収納したフィールドコア
    と、コイルスプリングによって軸方向に摺動可能に装着
    されたアーマチュアと、ディスクと、サイドプレートと
    を含む無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、 複数本のスプリングピン等の筒状ピンを前記フィールド
    コアに圧入、ねじ込み、溶接等で固定し、前記ディスク
    を間に挟んだ前記アーマチュア及び前記サイドプレート
    を挿入し、前記筒状ピンの内径部にボールを圧入して前
    記筒状ピンの自由端を前記サイドプレートに固定するよ
    うにし、前記アーマチュアは前記筒状ピンによって案内
    されるようになっていることを特徴とする無励磁作動形
    電磁ブレーキの構造。
  2. 【請求項2】 通電用コイルを収納したフィールドコア
    と、コイルスプリングによって軸方向に摺動可能に装着
    されたアーマチュアと、ディスクと、サイドプレートと
    を含む無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、 複数本のスプリングピン等の第1の筒状ピンを前記フィ
    ールドコアに圧入、ねじ込み、溶接等で固定し、前記デ
    ィスクを間に挟んだ前記アーマチュア及び前記サイドプ
    レートを挿入し、前記第1の筒状ピンの内径部にスプリ
    ングピン、平行ピン等の第2のピンを圧入して前記第1
    の筒状ピンの自由端を前記サイドプレートに固定するよ
    うにし、前記アーマチュアは前記第1の筒状ピンによっ
    て案内されるようになっていることを特徴とする無励磁
    作動形電磁ブレーキの構造。
  3. 【請求項3】 通電用コイルを収納したフィールドコア
    と、コイルスプリングによって軸方向に摺動可能に装着
    されたアーマチュアと、ディスクと、サイドプレートと
    を含む無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、 複数本のスプリングピンを前記フィールドコアに圧入、
    ねじ込み、溶接等で固定し、前記サイドプレートにおけ
    る前記スプリングピンの挿入径を前記フィールドコアの
    前記スプリングピンの挿入径と同一にしておき、前記デ
    ィスクを間に挟んだ前記アーマチュア及び前記サイドプ
    レートを挿入し、前記スプリングピンの自由端に前記サ
    イドプレートを圧入固定するようにし、前記アーマチュ
    アは前記スプリングピンによって案内されるようになっ
    ていることを特徴とする無励磁作動形電磁ブレーキの構
    造。
  4. 【請求項4】 通電用コイルを収納したフィールドコア
    と、コイルスプリングによって軸方向に摺動可能に装着
    されたアーマチュアと、ディスクと、サイドプレートと
    を含む無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、 複数本のテーパ部及びスリット付筒状ピンを前記フィー
    ドコアに圧入、ねじ込み、溶接等で固定し、前記ディス
    クを間に挟んだ前記アーマチュア及び前記サイドプレー
    トを挿入し、前記テーパ部及びスリット付筒状ピンのス
    リットの内径部の雌ねじにテーパ部付ねじを螺入して前
    記テーパ部及びスリット付筒状ピンの自由端を前記サイ
    ドプレートに固定するようにし、前記アーマチュアは前
    記テーパ部及びスリット付筒状ピンによって案内される
    ようになっていることを特徴とする無励磁作動形電磁ブ
    レーキの構造。
  5. 【請求項5】 通電用コイルを収納したフィールドコア
    と、コイルスプリングによって軸方向に摺動可能に装着
    されたアーマチュアと、ディスクと、サイドプレートと
    を含む無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、 複数本のくさび溝付ピンを前記フィードコアに圧入、ね
    じ込み、溶接等で固定し、前記ディスクを間に挟んだ前
    記アーマチュア及び前記サイドプレートを挿入し、前記
    くさび溝付ピンのくさび溝にくさびを圧入して前記くさ
    び溝付ピンの自由端を前記サイドプレートに固定するよ
    うにし、前記アーマチュアは前記くさび溝付ピンによっ
    て案内されるようになっていることを特徴とする無励磁
    作動形電磁ブレーキの構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807124B1 (ko) 2007-04-20 2008-02-27 주식회사 신라공업 자동차용 마그네트 클러치에 적용되는 일렉트릭 코일의하우징
CN100404905C (zh) * 2006-07-17 2008-07-23 常熟市美益电磁控制元件有限公司 失电制动器

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CN100404905C (zh) * 2006-07-17 2008-07-23 常熟市美益电磁控制元件有限公司 失电制动器
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