JPH10220105A - パワーウィンド用スイッチ及びパワーウィンド装置 - Google Patents

パワーウィンド用スイッチ及びパワーウィンド装置

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JPH10220105A
JPH10220105A JP9022882A JP2288297A JPH10220105A JP H10220105 A JPH10220105 A JP H10220105A JP 9022882 A JP9022882 A JP 9022882A JP 2288297 A JP2288297 A JP 2288297A JP H10220105 A JPH10220105 A JP H10220105A
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JP
Japan
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switch
signal
window
open
motor
Prior art date
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JP9022882A
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English (en)
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Nobuyoshi Sugimoto
信義 杉本
Tatsuya Ishikawa
石川  達也
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2400/00Electronic control; Electrical power; Power supply; Power or signal transmission; User interfaces
    • E05Y2400/80User interfaces
    • E05Y2400/85User input means
    • E05Y2400/852Sensors
    • E05Y2400/854Switches
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2400/00Electronic control; Electrical power; Power supply; Power or signal transmission; User interfaces
    • E05Y2400/80User interfaces
    • E05Y2400/85User input means
    • E05Y2400/856Actuation thereof
    • E05Y2400/858Actuation thereof by body parts, e.g. by feet
    • E05Y2400/86Actuation thereof by body parts, e.g. by feet by hand
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2300/00Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
    • H01H2300/01Application power window

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点数を減らすことでコストを低減し、か
つ、操作が容易であり、しかもアームレスト部の必要ス
ペースを小さくする。 【解決手段】 パワーウィンド用スイッチ11におい
て、複数のプッシュスイッチ13〜16は、車両の複数
のドアユニットに対応して設けられ各ドアユニット毎に
設けられたウィンドを選択し、ロッカースイッチ18
は、揺動可能に形成され、揺動方向によりウィンドを閉
操作させる閉スイッチとウィンドを開操作させる開スイ
ッチとを切り替え、複数のプッシュスイッチ13〜16
の内の1以上のプッシュスイッチが選択された場合に開
スイッチまたは閉スイッチに切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウィンドを開閉操
作するためのパワーウィンド用スイッチ及びこのパワー
ウィンド用スイッチの操作によりモータでウィンドを開
閉動作させるパワーウィンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両にはパワーウィンド装
置が搭載されるが、このパワーウィンド装置では、ウィ
ンドをモータで開閉するためにパワーウィンド用スイッ
チが用いられる。このパワーウィンド用スイッチは運転
席のドア内側に配置されるが、従来のこの種のパワーウ
ィンド用スイッチの外観構成図を図11に示す。
【0003】このパワーウィンド用スイッチ71のパネ
ル72には、運転席ドアユニットのウィンドを操作する
ための前右側(FR)に配置されたロッカースイッチ7
4、助手席ドアユニットのウィンドを操作するための前
左側(FL)に配置されたロッカースイッチ75、右後
部席ドアユニットのウィンドを操作するための後右側
(RR)に配置されたロッカースイッチ77、左後部席
ドアユニットのウィンドを操作するための後左側(R
L)に配置されたロッカースイッチ78、ドアロック用
スイッチ79、ウィンドロック用スイッチ80のための
各操作ボタンが設けられている。
【0004】また、図12に示すように、ロッカースイ
ッチ74は、ウィンドを閉操作するためのプルアップ用
スイッチ74aとウィンドを開操作するためのプルダウ
ン用スイッチ74bとからなり、ロッカースイッチ75
は、プルアップ用スイッチ75aとプルダウン用スイッ
チ75bとからなる。ロッカースイッチ77は、プルア
ップ用スイッチ77aとプルダウン用スイッチ77bと
からなり、ロッカースイッチ78は、プルアップ用スイ
ッチ78aとプルダウン用スイッチ78bとからなる。
【0005】これらロッカースイッチからのウィンド開
閉信号は多重制御回路81に入力され、この多重制御回
路81はウィンド開閉信号を多重化して多重ライン85
を通して運転席ドアユニット以外の各ドアユニットに転
送する。
【0006】ここで、いずれかのロッカースイッチのス
イッチボタン上部をプルアップさせると、対応するウィ
ンドを閉操作でき、また、スイッチボタンの上部をプル
ダウンさせると、対応するウィンドを開操作できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロッカ
ースイッチ74,75,77,78の各々は図12に示
すように、プルアップ用スイッチとプルダウン用スイッ
チとからなるため、オートスイッチ74aを含めると、
スイッチの接点数が9個と非常に多くなる。このため、
パワーウィンド用スイッチがコストアップしたり、ある
いはスイッチの操作が繁雑になってしまう。また、スイ
ッチの接点数が多くなると、アームレスト部の必要スペ
ースが広くなるという問題があった。
【0008】本発明は、接点数を減らすことでコストを
低減し、かつ、操作が容易であり、しかもアームレスト
部の必要スペースを小さくすることのできるパワーウィ
ンド用スイッチ及びパワーウィンド装置を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の手段を採用した。請求項1の発明のパ
ワーウィンド用スイッチは、車両の複数のドアユニット
に対応して設けられ各ドアユニット毎に設けられたウィ
ンドを選択する複数の選択スイッチと、揺動可能に形成
され、揺動方向により前記ウィンドを閉操作させる閉ス
イッチと前記ウィンドを開操作させる開スイッチとを切
り替える開閉切替スイッチとを備え、前記開閉切替スイ
ッチは、前記複数の選択スイッチの内の1以上の選択ス
イッチが選択された場合に前記開スイッチまたは前記閉
スイッチに切り替えられることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、パワーウィンド用スイ
ッチが、複数のドアユニットに対応した複数の選択スイ
ッチと、閉スイッチ及び開スイッチからなる1つの開閉
切替スイッチとで構成できるから、ドアユニット毎に開
閉切替スイッチを設けた場合よりも、パワーウィンド用
スイッチ内の接点数が少なくなり、コストを低減し、か
つ、操作が容易であり、しかもアームレスト部の必要ス
ペースを小さくできる。また、開閉切替スイッチは、複
数の選択スイッチの内の1以上の選択スイッチが選択さ
れた場合に開スイッチまたは閉スイッチに切り替えられ
ることで、1以上の選択スイッチに対応するウィンドを
開操作または閉操作できる。
【0011】請求項2の発明のパワーウィンド装置は、
運転席ドアユニットに設けられた請求項1記載のパワー
ウィンド用スイッチと、前記各ドアユニットに設けら
れ、前記ウィンドを開閉動作させるモータと、前記各ド
アユニットに設けられ、前記1以上の選択スイッチから
の選択信号及び前記開スイッチからの開信号または前記
閉スイッチからの閉信号に基づき前記モータを制御する
モータ制御部とを備えることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、モータ制御部が、パワ
ーウィンド用スイッチ内の1以上の選択スイッチからの
選択信号及び開スイッチからの開信号または閉スイッチ
からの閉信号に基づきモータを制御するので、このモー
タにより1以上の選択スイッチに対応するウィンドを開
閉動作させることができる。
【0013】請求項3の発明のパワーウィンド装置で
は、前記運転席ドアユニットに設けられたモータ制御部
は、前記1以上の選択スイッチからの選択信号及び前記
開スイッチからの開信号または前記閉スイッチからの閉
信号を多重ラインを介して他のドアユニットに設けられ
た前記モータ制御部に転送することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、運転席ドアユニットに
設けられたモータ制御部が、1以上の選択スイッチから
の選択信号及び開スイッチからの開信号または閉スイッ
チからの閉信号を多重ラインを介して他のドアユニット
に設けられたモータ制御部に転送するので、運転席ドア
ユニットから各ドアユニット毎にウィンドを開閉動作さ
せることができる。
【0015】請求項4の発明のパワーウィンド装置で
は、前記1以上の選択スイッチが選択され、前記開スイ
ッチまたは前記閉スイッチに切り替えられた後に、さら
に、いずれか1つの前記選択スイッチが選択された時に
は、前記運転席ドアユニットに設けられたモータ制御部
は、前に選択された前記1以上の選択スイッチからの選
択信号を無効信号とし、後に選択された前記1つの選択
スイッチからの選択信号を有効信号として処理すること
を特徴とする。
【0016】この発明によれば、1以上の選択スイッチ
が選択され、開スイッチまたは閉スイッチに切り替えら
れた後に、さらに、いずれか1つの選択スイッチが選択
された時には、運転席ドアユニットに設けられたモータ
制御部が、前に選択された1以上の選択スイッチからの
選択信号を無効信号とし、後に選択された1つの選択ス
イッチからの選択信号を有効信号として処理すること
で、所望のウィンドのみを開閉動作させることができ
る。
【0017】請求項5の発明のパワーウィンド装置で
は、前記各ドアユニットに設けられ、前記モータに流れ
る電流を検出する電流検出回路を備え、前記各モータ制
御部は、前記電流検出回路により検出された電流値が所
定値を越えた場合に前記モータの駆動を停止させること
を特徴とする。
【0018】この発明によれば、各モータ制御部が、電
流検出回路により検出された電流値が所定値を越えた場
合にモータの駆動を停止させることで、モータの損傷を
防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパワーウィンド用
スイッチ及びパワーウィンド装置の実施の形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1に本発明の実施の形態の
パワーウィンド用スイッチの外観構成図を示す。このパ
ワーウィンド用スイッチ11は運転席のドア内側に配置
される。
【0020】図1に示すパワーウィンド用スイッチ11
のパネル12には、運転席ドアユニットのウィンドを選
択するための前右側(FR)に配置された運転席プッシ
ュスイッチ13、助手席ドアユニットのウィンドを選択
するための前左側(FL)に配置された助手席プッシュ
スイッチ14、右後部席ドアユニットのウィンドを選択
するための後右側(RR)に配置された右後部席プッシ
ュスイッチ15、左後部席ドアユニットのウィンドを選
択するための後左側(RL)に配置された左後部席プッ
シュスイッチ16、各ウィンドを開閉操作するためのロ
ッカースイッチ18、ドアのロックまたはアンロックを
行なうためのドアロック用スイッチ19、ウィンドロッ
ク用スイッチ20が設けられている。運転席プッシュス
イッチ13、助手席プッシュスイッチ14、右後部席プ
ッシュスイッチ15及び左後部席プッシュスイッチ16
は、複数の選択スイッチを構成する。
【0021】1つないし4つのプッシュスイッチを選択
した後に、ロッカースイッチ18を操作することで、選
択されたプッシュスイッチに対応するウィンドが開閉可
能となっている。
【0022】図2にパワーウィンド用スイッチ11と多
重制御回路22との接続構成図を示す。図2に示すよう
に、各々のプッシュスイッチ13〜16は、ロックなし
のスイッチであり、一度押されたときから例えば数十分
動作可能である。ロッカースイッチ18は、開閉切替ス
イッチを構成し、揺動可能に形成され、揺動方向により
ウィンドを閉操作するためのプルアップ用スイッチ18
aとウィンドを開操作するためのプルダウン用スイッチ
18bとを切り替える。
【0023】多重制御回路22は、外部の電源27から
の電圧を一定の電圧に変換する定電圧回路23、この定
電圧回路23からの定電圧により動作する中央処理装置
(CPU)25を有し、このCPU25は、各プッシュ
スイッチ13〜16からの選択信号、ロッカースイッチ
18からのウィンド開閉信号を多重化して多重ライン2
8を通して各ドアユニットに転送する。
【0024】運転席ドアユニットに設けられたCPU2
5は、1つないし4つのプッシュスイッチが選択され、
ロッカースイッチ18が操作された後、さらに、いずれ
かのプッシュスイッチが選択された時には、前に選択さ
れたプッシュスイッチからの選択信号を無効信号とし、
後に選択されたプッシュスイッチからの選択信号を有効
信号として処理する。
【0025】図3に運転席ドアユニット30におけるパ
ワーウィンド装置の構成ブロック図を示す。図3に示す
運転席ドアユニット30は、マイクロコンピュータ2
1、ドライバ回路31、モータ33、ドア34、サッシ
35、ウィンド37を有して構成される。マイクロコン
ピュータ21は、前記パワーウィンド用スイッチ11、
前記多重制御回路22、処理回路41を有する。
【0026】ドライバ回路31は、多重制御回路22か
らの選択信号及びウィンド開閉信号に基づきモータ33
を正方向または逆方向に回転させる。モータ33は正方
向または逆方向に回転することで、ドア34のウィンド
37をサッシ35までアップさせたり、ウィンド37を
ダウンさせて全開させる。
【0027】処理回路41は、モータ33に流れる電流
を抵抗32を通して検出する電流検出回路43、モータ
33に流れる電流が所定値を越えたとき(ウィンド37
が全閉位置または全開位置に達したとき)、モータ33
のロックを認識して、ドライバ回路31に対してモータ
33を停止するよう制御を行なうモータ制御部45を有
する。
【0028】図4に複数のドアユニットによる車両用多
重通信装置の構成ブロック図を示す。この車両用多重通
信装置は、運転席ドアユニット30から他席ドアユニッ
トのウィンドの開閉を遠隔で制御する。運転席ドアユニ
ット30は、多重ライン28を通して助手席ドアユニッ
ト30a,左後部席ドアユニット30b,右後部席ドア
ユニット30cに接続される。
【0029】助手席ドアユニット30a,左後部席ドア
ユニット30b及び右後部席ドアユニット30cのパワ
ーウィンド装置は、パワーウィンド用スイッチ11を除
いて、運転席ドアユニット30におけるパワーウィンド
装置の構成とほぼ同様に構成される。
【0030】このため、助手席ドアユニット30aは、
助手席スイッチ51a、マイクロコンピュータ21a、
ドライバ回路31a、パワーウィンド用スイッチ11か
らの信号によりウィンドを開閉動作させるモータ33
a、ドア34aを有する。左後部席ドアユニット30b
は、左後部席スイッチ51b、マイクロコンピュータ2
1b、ドライバ回路31b、パワーウィンド用スイッチ
11からの信号によりウィンドを開閉動作させるモータ
33b、ドア34bを有する。右後部席ドアユニット3
0cは、右後部席スイッチ51c、マイクロコンピュー
タ21c、ドライバ回路31c、パワーウィンド用スイ
ッチ11からの信号によりウィンドを開閉動作させるモ
ータ33c、ドア34cを有する。
【0031】これら他席ドアユニットの各々のマイクロ
コンピュータは、運転席ドアユニット30a内のパワー
ウィンド用スイッチ11からの選択信号及び開閉信号に
基づきドライバ回路を介してモータを操作して、ウィン
ドを開閉する。
【0032】次に、このように構成された本発明のパワ
ーウィンド用スイッチ及びパワーウィンド装置の動作を
図面を参照して詳細に説明する。まず、運転者は、4つ
のプッシュスイッチ13〜16の内の1以上のプッシュ
スイッチを押す。例えば、プッシュスイッチ13〜16
の全てのスイッチを押したとすると、プッシュスイッチ
13〜16の全てのスイッチから選択信号がCPU25
に入力される。
【0033】次に、運転者は、ロッカースイッチ18を
プルアップ操作またはプルダウン操作する。例えば、ロ
ッカースイッチ18をプルアップ操作すると、プルアッ
プ用スイッチ18aが押圧されて、このプルアップ用ス
イッチ18aからウィンドを閉動作するためのウィンド
閉信号がCPU25に入力される。
【0034】すると、運転席ドアユニット30内のCP
U25は、助手席ドアユニット30a,左後部席ドアユ
ニット30b及び右後部席ドアユニット30cの各々の
ウィンドを選択するための選択信号とウィンド閉信号を
多重ライン28に送る。また、運転席ドアユニット30
内のドライバ回路31は、CPU25からの選択信号及
びウィンド閉信号によりモータ33を駆動し、モータ3
3は、ウィンド37を閉動作させる。
【0035】一方、助手席ドアユニット30a,左後部
席ドアユニット30b及び右後部席ドアユニット30c
の各々は、多重ライン28から転送されてきた選択信号
及びウィンド閉信号を受信して、これらの信号に基づき
ドライバ回路を介してモータを操作して、ウィンドを開
閉する。
【0036】このように、全てのプッシュスイッチ13
〜16を選択し、さらに、ロッカースイッチ18を操作
することで、全てのウィンドが同時に閉動作できる。す
なわち、1つのロッカースイッチ18により最大4つの
ウィンドを同時に開閉動作できる。
【0037】また、従来では、4つのロッカースイッチ
を用いていたが、実施の形態では、4つのプッシュスイ
ッチ13〜16と1つのロッカースイッチ18を用いた
ため、パワーウィンド用スイッチ11全体の接点数が9
個から7個に低減できた。すなわち、接点数を減らすこ
とでコストを低減し、かつ、操作が容易であり、しかも
アームレスト部の必要スペースを小さくすることができ
る。
【0038】なお、4つのプッシュスイッチ13〜16
のうち、1つのプッシュスイッチを選択しても良く、2
つのプッシュスイッチあるいは3つのプッシュスイッチ
を選択してもよい。この場合、選択されたプッシュスイ
ッチに対応するドアユニットに有するウィンドのみが開
閉動作される。例えば、右後部席プッシュスイッチ15
と左後部席プッシュスイッチ16とが選択された場合に
は、左後部席ドアユニット30b及び右後部席ドアユニ
ット30cに有するウィンドが開閉動作されることにな
る。
【0039】次に、図5ないし図8に、プッシュスイッ
チ信号及びロッカースイッチ信号により生成されるモー
タ信号のタイミングチャートを示す。これらのタイミン
グチャートを参照してモータ駆動及びウィンドの開閉動
作を説明する。
【0040】まず、図5では、時刻t1 で運転席プッシ
ュスイッチ13を選択すると、運転席プッシュスイッチ
信号(以下、FRS信号と称する。FRSは前右側に配
置されたプッシュスイッチを表す。)が時刻t1 から所
定の短い時間だけハイレベルとなる。すると、この時刻
1 から約20分間だけハイレベルとなるFRS動作可
能信号が発生する。このFRS動作可能信号により、そ
の間、運転席プッシュスイッチ13を選択し直さなくて
も、運転席ドアユニット30に有するモータ33は動作
可能である。
【0041】また、ロッカースイッチ18の2回操作に
よりロッカースイッチ信号(以下、LS信号と称す
る。)が時刻t2 から時間T1 だけハイレベルとなり、
さらに、時刻t3 から時間T1 だけハイレベルとなる。
このLS信号に同期してFRモータ信号が生成される。
すなわち時刻t2 から時間T1 、時刻t3 から時間T1
まで運転席ドアユニット30に有するモータ33が回転
してそのウィンドが開閉動作する。
【0042】次に、図6では、時刻t1 で運転席プッシ
ュスイッチ13を選択すると、FRS信号が時刻t1
らハイレベルとなり、この時刻t1 からFRS動作可能
信号が発生する。また、ロッカースイッチ18の1回目
の操作によりLS信号が時刻t2 からハイレベルとな
り、LS信号に同期してFRモータ信号が生成される。
すなわち、時刻t2 から時間T1 まで運転席ドアユニッ
ト30に有するモータ33が回転してそのウィンドが開
閉動作する。
【0043】さらに、時刻t3 で助手席プッシュスイッ
チ14を選択すると、FLS信号(FLSは前左側に配
置されたプッシュスイッチを表す。)が時刻t3 からハ
イレベルとなると、その前に有効であったFRS動作可
能信号は解除されて、無効信号となり、ローレベルとな
る。
【0044】そして、この時刻t3 から有効信号として
約20分動作可能なFLS動作可能信号が発生し、ロッ
カースイッチ18の2回目操作によりLS信号が時刻t
4 からハイレベルとなり、LS信号に同期してFLモー
タ信号が生成される。すなわち、時刻t4 から時間T1
まで助手席ドアユニット30aに有するモータ33aが
回転してそのウィンドが開閉動作する。
【0045】さらに、図7に示す例では、時刻t1 で運
転席プッシュスイッチ13を選択し、時刻t2 で助手席
プッシュスイッチ14を選択した後に、時刻t3 でロッ
カースイッチ18を操作することで、時刻t3 から時間
1 までFRモータ信号及びFLモータ信号がハイレベ
ルとなり、運転席ドアユニット30及び助手席ドアユニ
ット30aの夫々に有するモータ33,33aが回転し
てそのウィンドが開閉動作する。
【0046】その後、時刻t4 で右後部席プッシュスイ
ッチ15を選択すると、その前に有効であったFRS動
作可能信号及びFLS動作可能信号は解除されて、無効
信号となり、ローレベルとなる。
【0047】そして、この時刻t4 から有効信号として
RRS動作可能信号が発生し、ロッカースイッチ18の
2回目操作によりLS信号が時刻t5 からハイレベルと
なり、LS信号に同期してRRモータ信号が生成され
る。すなわち、時刻t5 から時間T1 まで右後部席ドア
ユニット30cに有するモータ33cが回転してそのウ
ィンドが開閉動作する。
【0048】図8では、図9の動作と同様な要領で行な
われる。すなわち、4つのプッシュスイッチ13〜16
が選択され、ロッカースイッチ18が操作された後に、
時刻t6 で助手席プッシュスイッチ14が選択されるこ
とで、既に選択された4つのプッシュスイッチ13〜1
6の動作可能信号は時刻t6 で解除され、時刻t6 から
FLS動作可能信号のみが有効信号となる。これによっ
て、助手席ドアユニット30aに有するモータ33aが
回転してそのウィンドが開閉動作する。
【0049】このように、プッシュスイッチ13〜16
は一度選択されたら、約20分程度動作可能であるが、
プッシュスイッチが選択され、ロッカースイッチが操作
された後に、プッシュスイッチ13〜16の動作可能期
間内に別のプッシュスイッチが選択された場合には、別
のプッシュスイッチのみが有効となり、前に選択したプ
ッシュスイッチが無効となるので、所望のウィンドのみ
を開閉動作させ、余計なウィンドを動かさなくなるか
ら、パワーウィンド装置の安全性及び信頼性が向上す
る。
【0050】次に、図9及び図10を参照してスイッチ
の操作により2つのウィンドを同時にダウンさせるとき
の動作を説明する。図9に示すように、FRのウィンド
37が上方(全閉側)に位置され、FLのウィンド37
が下方(全開側)に配置された状態で、これら2つのウ
ィンド37をダウンさせるものとする。
【0051】この場合、FR及びFLに設けられた電流
検出回路43は、モータ33,33aに流れる電流値を
検出し、モータ制御部45は、モータ33,33aに流
れる電流が所定値を越えたとき、モータ33,33aの
ロックを認識して、ドライバ回路31に対してモータ3
3,33aを停止するよう制御を行なう。
【0052】例えば、図10に示すように、時刻t1
運転席プッシュスイッチ13を選択し、時刻t2 で助手
席プッシュスイッチ14を選択した後に、時刻t3 でロ
ッカースイッチ18を操作することで、時刻t3 からF
Rモータ信号及びFLモータ信号がハイレベルとなる。
【0053】そして、運転席ドアユニット30及び助手
席ドアユニット30aの夫々に有するモータ33,33
aが回転してそのウィンド37が閉動作していく。その
後、時刻t4 で、FLに設けられた電流検出回路43
は、モータ33aに流れる電流値を検出し、モータ制御
部45は、モータ33aに流れる電流が所定値を越えた
とき、すなわち、時刻t4 で、FLモータ信号をローレ
ベルとし、ドライバ回路31に対してモータ33aを停
止するよう制御を行なう。
【0054】このようにすることで、FLのモータ33
aを損傷させることがなくなり、パワーウィンド装置の
安全性及び信頼性がさらに向上する。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、パワーウィンド用スイ
ッチが複数のドアユニットに対応した複数の選択スイッ
チと、閉スイッチ及び開スイッチからなる1つの開閉切
替スイッチとで構成できるから、ドアユニット毎に開閉
切替スイッチを設けた場合よりも、パワーウィンド用ス
イッチ内の接点数が少なくなり、コストを低減し、か
つ、操作が容易であり、しかもアームレスト部の必要ス
ペースを小さくできる。
【0056】また、モータ制御部が、パワーウィンド用
スイッチ内の1以上の選択スイッチからの選択信号及び
開スイッチからの開信号または閉スイッチからの閉信号
に基づきモータを制御するので、このモータにより1以
上の選択スイッチに対応するウィンドを開閉動作させる
ことができる。
【0057】また、運転席ドアユニットに設けられたモ
ータ制御部が、1以上の選択スイッチからの選択信号及
び開スイッチからの開信号または閉スイッチからの閉信
号を多重ラインを介して他のドアユニットに設けられた
モータ制御部に転送するので、運転席ドアユニットから
各ドアユニット毎にウィンドを開閉動作させることがで
きる。
【0058】また、1以上の選択スイッチが選択され、
開スイッチまたは閉スイッチに切り替えられた後に、さ
らに、いずれか1つの選択スイッチが選択された時に
は、運転席ドアユニットに設けられたモータ制御部が、
前に選択された1以上の選択スイッチからの選択信号を
無効信号とし、後に選択された1つの選択スイッチから
の選択信号を有効信号として処理することで、所望のウ
ィンドのみを開閉動作させることができる。
【0059】また、各モータ制御部が、電流検出回路に
より検出された電流値が所定値を越えた場合にモータの
駆動を停止させることで、モータの損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワーウィンド用スイッチの実施の形
態を示す外観構成図である。
【図2】パワーウィンド用スイッチと多重制御回路との
接続構成図である。
【図3】運転席ドアユニットにおけるパワーウィンド装
置の構成ブロック図である。
【図4】複数のドアユニットによる車両用多重通信装置
の構成ブロック図である。
【図5】1つのプッシュスイッチを選択しロッカースイ
ッチを操作した時の各信号のタイミングチャートであ
る。
【図6】1つのプッシュスイッチを選択しロッカースイ
ッチを操作した後に別のプッシュスイッチを操作した時
の各信号のタイミングチャートである。
【図7】2つのプッシュスイッチを選択しロッカースイ
ッチを操作した後に別のプッシュスイッチを操作した時
の各信号のタイミングチャートである。
【図8】4つのプッシュスイッチを選択しロッカースイ
ッチを操作した後に別のプッシュスイッチを操作した時
の各信号のタイミングチャートである。
【図9】同時にダウンされる2つのウィンドを示す図で
ある。
【図10】図9の動作を説明するための各信号のタイミ
ングチャートである。
【図11】従来のパワーウィンド用スイッチを示す外観
構成図である。
【図12】従来のパワーウィンド用スイッチと多重制御
回路との接続構成図である。
【符号の説明】
11 パワーウィンド用スイッチ 13 運転席プッシュスイッチ 14 助手席プッシュスイッチ 15 右後部席プッシュスイッチ 16 左後部席プッシュスイッチ 18 ロッカースイッチ 19 ドアロックスイッチ 20 ウィンドロックスイッチ 21 マイクロコンピュータ 22 多重制御回路 25 CPU 27 電源 28 多重ライン 30 運転席ドアユニット 31 ドライバ回路 33 モータ 34 ドア 37 ウィンド 41 処理回路 43 電流検出回路 45 モータ制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の複数のドアユニットに対応して設
    けられ各ドアユニット毎に設けられたウィンドを選択す
    る複数の選択スイッチと、 揺動可能に形成され、揺動方向により前記ウィンドを閉
    操作させる閉スイッチと前記ウィンドを開操作させる開
    スイッチとを切り替える開閉切替スイッチとを備え、 前記開閉切替スイッチは、前記複数の選択スイッチの内
    の1以上の選択スイッチが選択された場合に前記開スイ
    ッチまたは前記閉スイッチに切り替えられることを特徴
    とするパワーウィンド用スイッチ。
  2. 【請求項2】 運転席ドアユニットに設けられた請求項
    1記載のパワーウィンド用スイッチと、 前記各ドアユニットに設けられ、前記ウィンドを開閉動
    作させるモータと、 前記各ドアユニットに設けられ、前記1以上の選択スイ
    ッチからの選択信号及び前記開スイッチからの開信号ま
    たは前記閉スイッチからの閉信号に基づき前記モータを
    制御するモータ制御部と、を備えることを特徴とするパ
    ワーウィンド装置。
  3. 【請求項3】 前記運転席ドアユニットに設けられたモ
    ータ制御部は、前記1以上の選択スイッチからの選択信
    号及び前記開スイッチからの開信号または前記閉スイッ
    チからの閉信号を多重ラインを介して他のドアユニット
    に設けられた前記モータ制御部に転送することを特徴と
    する請求項2記載のパワーウィンド装置。
  4. 【請求項4】 前記1以上の選択スイッチが選択され、
    前記開スイッチまたは前記閉スイッチに切り替えられた
    後に、さらに、いずれか1つの前記選択スイッチが選択
    された時には、前記運転席ドアユニットに設けられたモ
    ータ制御部は、前に選択された前記1以上の選択スイッ
    チからの選択信号を無効信号とし、後に選択された前記
    1つの選択スイッチからの選択信号を有効信号として処
    理することを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    パワーウィンド装置。
  5. 【請求項5】 前記各ドアユニットに設けられ、前記モ
    ータに流れる電流を検出する電流検出回路を備え、 前記各モータ制御部は、前記電流検出回路により検出さ
    れた電流値が所定値を越えた場合に前記モータの駆動を
    停止させることを特徴とする請求項2乃至請求項4のい
    ずれか1項記載のパワーウィンド装置。
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