JPH10216375A - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JPH10216375A
JPH10216375A JP3563197A JP3563197A JPH10216375A JP H10216375 A JPH10216375 A JP H10216375A JP 3563197 A JP3563197 A JP 3563197A JP 3563197 A JP3563197 A JP 3563197A JP H10216375 A JPH10216375 A JP H10216375A
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Yasuo Yamashita
康雄 山下
Koji Kinoshita
浩二 木下
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Maxell Holdings Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音の少ないロータリ式電気かみそりを提供
する。 【解決手段】 上部シャーシ23Uと下部シャーシ23
Dとの間に第1空間部S1を形成する。サイドフレーム
45の外側にはキャップ64を被せてその内部に第2空
間部S2が前記第1空間部S1と連通状に形成される。
モータ35がこれの出力軸37を第1空間部S1内に突
出するよう下部シャーシ23Dに搭載される。第1空間
部S1と第2空間部S2の内部に、モータ35の回転を
回転内刃26に伝達する多段ギヤによる駆動伝達手段6
6が収納される。駆動伝達手段66から発する騒音は第
1空間部S1と第2空間部S2の内部で遮音され、本体
ケース1内で共振するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音低減対策を講
じるとともに組み立て性にも優れたロータリ式電気かみ
そりに関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリ式電気かみそりは、例えば、特
開平2−232095号公報にみられるように周面に多
数の螺旋切刃を備えたシリンダ状の回転内刃を、アーチ
状に配備した外刃に対して摺接回転させるので、往復動
式内刃のような駆動時の死点が無く、螺旋状切刃の走行
による滑らかで均一な切れ味を常に外刃の切断作用域全
体で発揮させることができ、往復動式の電気かみそりで
生じるような内刃や振動子の高速往復動による風切り音
や振動などがなくて振動および駆動音が少ないという利
点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ロータリ
式電気かみそりにおいても、折角、前述のように回転内
刃の改善でもって振動、騒音の減少を図りつつも、本体
ケース内のモータの回転を回転内刃に伝達する多段ギヤ
等による駆動伝達手段は、本体ケースの内部で露出状態
に組み込まれている。このため、本体ケース内でギヤ摺
動音が共振(共鳴)してこれらギヤ摺動音を高めるとい
う問題があった。さらに、駆動伝達手段はモータの回転
を回転内刃まで精度良く伝達するために、高精度なギヤ
連結が要求されるものであるが、上記のごとく駆動伝達
手段の一部が露出状態にあると、部組の段階から本体へ
の組み付けの段階で、ギヤ連結部分に手や他の部品が接
触したり、塵埃等が付着したりしてギヤの噛み合いを阻
害し、駆動伝達に異常を来すおそれがあった。
【0004】本発明の目的は、このような問題を解消す
るためになされたもので、駆動伝達手段の格納の仕方に
工夫を凝らすことにより静音化を図れ、また組み立ての
段階でギヤ等の駆動伝達手段に直接触れたりすることが
なく、精度よく組み立て作業が行えるロータリ式電気か
みそりを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリ式電気
かみそりは以下のように構成したことを特徴とする。図
5および図8に例示するように、本体ケース1の上部
に、相対向するサイドフレーム45・46を有する駆動
シャーシ23と、サイドフレーム45・46間に軸75
まわりに回転自在に支持したシリンダ状の回転内刃26
とが備えられる。前記駆動シャーシ23は、上部シャー
シ23Uと下部シャーシ23Dとからなる。上部シャー
シ23Uは底フレーム44と、この底フレーム44から
上方へ相対向状に立設した前記サイドフレーム45・4
6とを有する。前記底フレーム44の下側に下部シャー
シ23Dがその間に第1空間部S1を閉塞状に形成する
よう結合される。サイドフレーム45・46の一方の外
側にはキャップ64を被せてその内部に閉塞状の第2空
間部S2が前記第1空間部S1と連通するよう形成され
る。前記下部シャーシ23Dにはモータ35がこれの出
力軸37を第1空間部S1内に突出するように搭載され
る。そして第1空間部S1と第2空間部S2の内部に、
モータ35の回転を回転内刃26に伝達する駆動伝達手
段66が収納される。
【0006】上記駆動伝達手段66は、モータ35の出
力軸37と伝動連結されたフェースギヤG5を第1空間
部S1内に配設するとともに、このフェースギヤG5の
円周一部を第2空間部S2内に臨ませる。そして第2空
間部S2内には回転内刃26の軸75に一体化した入力
ギヤ78と噛み合い伝動する伝動ギヤG9が配設され、
この伝動ギヤG9が前記フェースギヤG5の第2空間部
S2内に臨む円周一部と伝動連結される。
【0007】または上記駆動伝達手段66は、モータ3
5の出力軸37上に固着した第1伝動ギヤG1と、この
第1伝動ギヤG1に噛み合うフェースギヤG5と、この
フェースギヤG5と回転内刃26の軸75に一体化した
入力ギヤ78とを伝動連結する伝動ギヤ群とからなる。
【0008】
【作用】モータ35の出力軸37と回転内刃26に伝達
する駆動伝達手段66は閉塞状の第1空間部S1と第2
空間部S2の内部に収納されているので、駆動伝達手段
66から発する音は第1空間部S1および第2空間部S
2の内部で遮音され、本体ケース1内で共鳴するような
ことがなくて騒音を減少できる。また駆動シャーシ23
にモータ35や駆動伝達手段66を組み込んだ部組段階
で、駆動伝達手段66は第1・2空間部S1・S2内に
収納され、外部に露出しないので、駆動伝達手段66の
ギヤ連結部分に塵埃等のかみ込みがなく、また部組から
最終組み立ての段階で駆動伝達手段66に作業者の手や
他の部品等が接触することもない。さらに毛くずが駆動
伝達手段66にふりかかるのを完全に防止することもで
きる。
【0009】フェースギヤG5の円周一部を第2空間部
S2内に臨ませてあるので、このフェースギヤG5の円
周一部と、伝動ギヤG9とが確実に伝動連結しているか
否かを確認したうえで、キャップ64をサイドフレーム
45に被せることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(全体的構成)図1ないし図3に示すように、この電気
かみそりは、本体ケース1の上部に切断ヘッド2を組み
付け、この切断ヘッド2は剃刃ユニット3を有する。
【0011】(本体ケース)図1ないし図3において、
本体ケース1は、互いに突き合わされる前後ケース1F
・1B、および前後ケース1F・1Bの左右の突き合わ
せ面間に形成される開口部4を塞ぐよう嵌合されるサイ
ドカバー1L・1Rとからなる。この本体ケース1の内
部には回路基板5、電池6等の電装部品が組み込まれる
とともに、本体ケース1の下端部に充電用プラグ7が備
えられる。前ケース1Fの前面には起動・停止用のスイ
ッチノブ9が上下スライド操作可能に備えられ、かつ充
電状態表示用のインジケータ10が設けられるととも
に、飾りパネル11がそれらスイッチノブ9およびイン
ジケータ10を露出するように重合固定される。また、
図6のように本体ケース1の後面の上部にはきわ剃りユ
ニット12とこれを揺動出退させる操作ノブ13が装備
される。
【0012】(ヘッドガイド筒部)図5および図7に示
すように、本体ケース1の上端開口部内には、切断ヘッ
ド2を上下動自在に保持するヘッドガイド筒部14が取
り付けられる。ヘッドガイド筒部14は、本体ケース1
の上端開口部の内周に沿う形状の周壁15と、中央に開
口16aをもつ筒底壁16とを有する有底筒状に形成
し、筒底壁16の前端左右に取付片17を一体に形成す
る。他方、前ケース1Fの上端内面には前記取付片17
を止めネジ20で一体的に結合するための左右のボス1
9を突設する。
【0013】(切断ヘッド・剃刃ユニット)図7および
図15に示すように、切断ヘッド2は、ヘッドガイド筒
部14に上下動自在に内嵌される駆動シャーシ23と、
この駆動シャーシ23上に装着される剃刃ユニット3と
を組み合わせてなる。剃刃ユニット3は、前記駆動シャ
ーシ23上に前後揺動自在に支持される基台24と、こ
の基台24に着脱自在に装着される内刃ホルダ25と、
この内刃ホルダ25に保持されるシリンダー形状の回転
内刃26と、これの外刃27および外刃ホルダ29と、
可動くし刃30および固定くし刃31とからなる。
【0014】(駆動シャーシ)図8に示すように、駆動
シャーシ23は、ヘッドガイド筒部14に上下動自在に
内嵌される下部シャーシ23Dと、この下部シャーシ2
3Dの上部に一体的に結合される上部シャーシ23Uと
からなる。下部シャーシ23Dは、ヘッドガイド筒部1
4に内嵌される周壁32と、シャーシ底壁33を有し、
シャーシ底壁33の中央の開口34に縦型のモータ35
がビス36で垂下状態に取り付けられ(図6参照)、モ
ータ35の上端の出力軸37を開口34より上方へ突出
させる。
【0015】組み立てに際しては、例えば、予め、本体
ケース1の上端にヘッドガイド筒部14を取り付ける一
方、駆動シャーシ23と、基台24、内刃ホルダ25お
よび外刃ホルダ29等からなる剃刃ユニット3を互いに
組み合わせて切断ヘッド2を組み立て、しかるのち、こ
の切断ヘッド2を本体ケース1に組み付ける。
【0016】すなわち、図5および図7に示すようにヘ
ッドガイド筒部14の周壁15の前面側を前ケース1F
の上端内面に、取付片17とボス19が合致するように
密着状に重ね合わせ、止めネジ20を取付片17の穴1
7aからボス19にねじ込むことにより、ヘッドガイド
筒部14と前ケース1Fとを一体的に結合する。次い
で、前ケース1Fに後ケース1Bを突き合わせるととも
に、後ケース1Bの上端内面をヘッドガイド筒部14の
周壁15の後面側に密着状に重ね合わせて、前後ケース
1F・1Bを一体的に結合する。その際、ヘッドガイド
筒部14は、これの周壁15の上端が前後ケース1F・
1Bの各上端縁より少し上方へ突出するように組み付け
られる。次いで、予め組み立てられた切断ヘッド2の下
部シャーシ23Dをヘッドガイド筒部14にこれの上方
から内嵌し、モータ35をヘッドガイド筒部14の筒底
壁16の開口16aより下方へ突出させる。その際、下
部シャーシ23Dは、図5に示すように、シャーシ底壁
33から下方へ突設した左右のフック状の抜止め爪39
を、ヘッドガイド筒部14の筒底壁16の開口16aに
挿入して該開口16aの縁16bに上方抜け止め状に係
合させる。またシャーシ底壁33の下面に設けたボス4
0とヘッドガイド筒部14の内底のバネ受け41との間
に押上げバネ部材42を介在させる。これによりモータ
35を含む切断ヘッド2全体が押上げバネ部材42によ
り常時上方へ押上げ付勢され、所定ストロークだけ上下
動自在に弾性支持される。
【0017】上記上部シャーシ23Uは、図8に示すよ
うに、上面に円弧凹み面43を形成した底フレーム44
を有し、この底フレーム44の左右端から左右一対のサ
イドフレーム45・46を相対向状に立設する。そして
上部シャーシ23Uは、底フレーム44の下面から突設
したボス(図示せず)を、下部シャーシ23Dのシャー
シ底壁33の上面に設けたボス49に嵌合し、上部シャ
ーシ23U側のボスと下部シャーシ23D側のボス49
とをネジ結合することで、図5に示すごとく下部シャー
シ23Dにこれとの間に第1空間部S1を閉塞状に形成
するよう一体的に結合される。下部シャーシ23Dのシ
ャーシ底壁33の開口34はモータ35の上端で閉口さ
れるので、下部シャーシ23Dが前述のように本体ケー
ス1内の上端に組み込まれると第1空間部S1は本体ケ
ース1の内部と遮断される状態となる。また第1空間部
S1の全周の大部分は下部シャーシ23Dの周壁32で
塞がれる。図9に示すように、そのサイドフレーム45
・46間に基台24が揺動軸心Pを中心に揺動可能に枢
支される。
【0018】(基台)図9および図10に示すように、
基台24は、上蓋板52の嵌め込み装着によって閉塞さ
れる浅い箱状に形成され、その左右から山形のブラケッ
ト部53・54を立設する。左右のブラケット部53・
54の各上端から中空状の支軸部55を外方へ突設し、
この両支軸部55は前記駆動シャーシ23のサイドフレ
ーム45・46の各上端に開口した軸穴56に挿通する
ことで、基台24が駆動シャーシ23に前後揺動自在に
枢支連結される。その際、支軸部55の外周に上下一対
の係合突起57を設ける一方、軸穴56の内周に前後一
対の切欠59を設けて、一旦基台24を横向き姿勢にし
て支軸部55の係合突起57を軸穴56の切欠59に一
致させた状態で通す。しかるのち、基台24を90度回
転させることで、係合突起57が軸穴56に係合し、こ
の係合により、特別な枢着用のネジ等を使用することな
く、支軸部55が軸穴56から抜け出ないように簡単か
つ確実に枢支連結される。基台24の底は前記駆動シャ
ーシ23の円弧凹み面43に対応して凸円弧面61に形
成される。これら基台24の凸円弧面61と駆動シャー
シ23の円弧凹み面43との間には僅かな隙間が形成さ
れて、基台24の揺動抵抗の軽減を図っている。基台2
4の内部には、後述するように、往復動内刃30の駆動
系の振動子62が組み込まれる。
【0019】(回転内刃駆動系)図5および図8におい
て、前記駆動シャーシ23の各サイドフレーム45・4
6の外側にはキャップ64・65が嵌着固定される。左
側のサイドフレーム45とキャップ64との間には第2
空間部S2がこれの下方を除く全周が塞がれるよう形成
され、この第2空間部S2の下方は前記第1空間部S1
と連通させる。この第2空間部S2と第1空間部S1と
の内部に、モータ35の回転を減速して回転内刃26に
伝達するための第1の駆動伝達手段66が収納される。
【0020】図5、図8および図14に、その駆動伝達
手段66を示す。この駆動伝達手段66は、モータ35
の出力軸37を第1空間部S1内に突出させてあり、こ
の出力軸37に固着された第1伝動ギヤG1、これに噛
み合う第2伝動ギヤG2、この第2伝動ギヤG2に一体
連設された第3伝動ギヤG3、この第3伝動ギヤG3に
噛み合う第4伝動ギヤG4、第4伝動ギヤG4の上面に
一体形成されたフェースギヤである第5伝動ギヤG5、
第5伝動ギヤG5に直交状に噛み合う第6伝動ギヤG
6、第6伝動ギヤG6に一体連設された第7伝動ギヤG
7、第7伝動ギヤG7に噛み合う第8伝動ギヤG8、第
8伝動ギヤG8に噛み合う第9伝動ギヤG9、第9伝動
ギヤG9と同軸67上に並列状に固着された最終伝動ギ
ヤG10とから構成される。
【0021】これら多段ギヤ群を組み付けるには、ま
ず、モータ35を予め取り付けた下部シャーシ23D上
に、第2・3伝動ギヤG2・G3、第4伝動ギヤG4お
よびこれと一体の第5伝動ギヤであるフェースギヤG5
を組み付ける。次いで下部シャーシ23Dに上部シャー
シ23Uを結合し、フェースギヤG5の円周一部を左側
のサイドフレーム45の外側下方に臨み出す。次いでサ
イドフレーム45の外側に、第6・7伝動ギヤG6・G
7、第8伝動ギヤG8および第9・10伝動ギヤG9・
G10を組み付けるのであるが、この際、フェースギヤ
G5の円周一部がサイドフレーム45の外側下方に臨ん
でいるので、これらギヤどうし、特にフェースギヤG5
と第6伝動ギヤG6が正しく噛み合っているか否かを確
認することができ、そのうえでキャップ64をサイドフ
レーム45に被せ付けることができる。
【0022】このように回転内刃26を駆動するための
第1伝動ギヤG1から第9伝動ギヤG9までの駆動伝達
系は第1・2空間部S1・S2内に納められているた
め、その駆動伝達系から発生するギヤ音は第1・2空間
部S1・S2内で遮音され、本体ケース1内で共鳴する
のを防止できて減音に寄与する。また毛くずや塵埃など
が第1・2空間部S1・S2内に侵入したり、上記駆動
伝達系に付着するのを防止できる。
【0023】最終伝動ギヤG10と第9伝動ギヤG9と
を両端に固着した軸67は剃刃ユニット3の揺動軸心P
となるが、これは基台24の支軸部55の中心穴に通さ
れる。モータ35は回転内刃26の駆動源のみならず、
可動くし刃30およびきわ剃りユニット12の駆動源に
も共用する。その際、第1空間部S1内に臨むモータ3
5の出力軸37上における第1伝動ギヤG1より上方
に、偏心ピン69を固着し、この出力を後述するように
第2の駆動伝達手段68を介して可動くし刃30に伝達
する。またモータ35の出力軸37上の第1伝動ギヤG
1より下方に偏心カム70を固着し、この偏心カム70
の出力を後述するように第3の駆動伝達手段198を介
してきわ剃りユニット12に伝達する。
【0024】(剃刃ユニット)図15に示すように、剃
刃ユニット3は、揺動自在な前記基台24と、仕上げ剃
り用の前後一対のシリンダ形状の回転内刃26・26を
前記揺動軸心Pと平行に並列軸支した内刃ホルダ25
と、網目状に形成された前後2枚の外刃27・27をア
ーチ状に張設した外刃ホルダ29と、前後の外刃27・
27間に平行に隣接状態に配置される、荒剃り用の可動
くし刃30および固定くし刃31を備える。このように
前後の外刃27・27および回転内刃26・26と、こ
の中間に隣接配置される固定くし刃31および可動くし
刃30とで三枚刃構造にすることにより、早剃り、深剃
りをすることができ、特にくせ毛や長毛(剃り残し毛)
も固定くし刃31と可動くし刃30とで荒剃りしながら
外刃27および回転内刃26で仕上げ剃りすることがで
きる。その際、剃刃ユニット3が最終伝動ギヤG10の
軸心Pを中心に首振り揺動することで、顔の凹凸や顎下
などの剃りにくい部分にも剃刃ユニット3を容易に追従
させることができる。
【0025】(内刃ホルダ)図13に示すように、内刃
ホルダ25は、平坦な毛くず受け面71を形成するホル
ダ底壁72の左右端から側壁73・74を立設してお
り、この左右側壁73・74間に前記回転内刃26・2
6が軸受M・Mを介して平行に軸支され、かつ回転内刃
26・26と毛くず受け面71との間には前後から清掃
ブラシを挿入できる程度の空間が形成される。また、各
回転内刃26の左端に軸75を介して一体化した入力ギ
ヤ78が、左側壁73の外側に位置するよう配備され
る。左右側壁73・74の各々の外側にはカバー体76
・77が嵌合連結され、左側のカバー体76には前記入
力ギヤ78・78の対向する一部を露出させる開口79
が形成される。このように入力ギヤ78・78の対向す
る一部を露出させることで、この内刃ホルダ25の基台
24への組み付けに伴って、各入力ギヤ78・78の露
出部分を前記最終伝動ギヤG10にそれぞれ容易に噛み
合わすことができる。
【0026】図11および図13において、内刃ホルダ
25の右側壁74の外面には、基台24の右側のブラケ
ット部54をガイド部としてこれに上方より係合できる
前後一対のL形の係合リブ90・91が形成される。さ
らに左右側壁73・74に嵌合される上記カバー体76
・77の開口79・79の内壁面も、基台24への内刃
ホルダ25の装着時のガイド部として、左右のブラケッ
ト部53・54の側面に沿って嵌まり込む。右側のブラ
ケット部54に係合リブ90・91を係合させるととも
に、左右のブラケット部53・54の側面にカバー体5
3・54の開口79・79を嵌合させることにより、内
刃ホルダ25が基台24に対して位置決めされた状態、
つまり各回転内刃26の軸心が最終伝動ギヤG10の軸
心である揺動軸心Pから一定距離に位置する状態に組み
付けられる。
【0027】(外刃ホルダ)図18および図19に示す
ように、外刃ホルダ29は、前後壁部94・95と左右
側壁96・97とを備えた中抜き形状に形成され、左右
側壁96・97はそれぞれ内外二重壁96a・96b・
97a・97bに形成される。各内壁96a・97aに
は前後一対ずつの第1切欠部99を形成するが、この第
1切欠部99は、外刃ホルダ29を内刃ホルダ25およ
び基台24にこれの上方から嵌め込み装着する際に、内
壁96a・97aが各回転内刃26の左右両端の軸75
と接当干渉するのを避けるために設けられる。各外壁9
6b・97bには、前記外刃ホルダ29の嵌め込み装着
に際し基台24のブラケット部53・54に嵌合する第
2切欠部100が形成される。
【0028】外刃ホルダ29の前後壁部94・95の各
内面には、図17に示す外刃張設用の前後のエンドピー
ス101・102をかしめ溶着するためのピン103が
設けられる。左右側壁96・97における各内壁96a
・97aの内面の前後中間部には、外刃張設用の中央エ
ンドピース104を左右から係合支持する縦長溝105
が形成される。各エンドピース101・102・104
はプラスチック成形されたものであり、図18および図
19に示すように、各外刃27の内刃回転方向の上手側
の一端部は、中央エンドピース104および前エンドピ
ース101からそれぞれ突設した固定ピン104a・1
01aにかしめ溶着することで固定される。また、各外
刃27の内刃回転方向の下手側の他端部は、後エンドピ
ース102および中央エンドピース104に上下方向に
弾性変位自在に一体形成した弾性腕102b・104b
から突出する可動ピン102c・104cに補助バネ2
05を介してかしめ溶着することで引っ張り状態に取り
付けられる。
【0029】このように各外刃27の内刃回転方向上手
側の一端部を固定し、内刃回転方向下手側の他端部を引
っ張っておくと、各外刃27が回転内刃26との摺接抵
抗を受けて内刃回転方向の下手側に向けて引っ張られ、
その回転方向の下手側において外刃27の弛みが発生し
がちとなるのをよく抑えて、常に外刃27の回転内刃2
6との密着性を高めることができ、切れ味を向上でき
る。なお外刃ホルダ29の後壁部95の外面には後側の
外刃27にひげを起毛しながら導入するためのコーム2
04が形成される。
【0030】(固定・可動くし刃)前後の外刃27・2
7間の中央エンドピース104の上には、可動くし刃3
0および固定くし刃31が組み付けられる。これらくし
刃30・31は図16ないし図19に示す。可動くし刃
30は断面コの字形状に形成されて前後刃板106・1
07の連結上端部にくし状刃109とスリット108と
を左右方向に交互に列設してある。この可動くし刃30
の前後刃板106・107間の中央部には、板バネなど
のバネ部材110を上端に保持し、下端に二股部111
aを有する駆動ピース111がピン結合される。他方、
固定くし刃31は、可動くし刃30に対応させて、断面
コの字形状に形成されて前後刃板112・113の連結
上端部の前後二列にくし状刃114とスリット118と
を左右方向に交互に列設してある。この固定くし刃31
の前後刃板112・113間に、可動くし刃30をバネ
部材110および駆動ピース111ごと嵌め込み、次い
で固定くし刃31の前後刃板112・113間の左右
に、バネ部材110の左右の自由端を受け止める外刃ピ
ース115をピン結合する。そのバネ部材110のスプ
リング作用で可動くし刃30のくし状刃109が固定く
し刃31のくし状刃114の内面に密着する。
【0031】このように、予め一体的に組み合わせた可
動くし刃30と固定くし刃31とは、図18に示すよう
に、固定くし刃31の左右端から突出する外刃ピース1
15の突起115aを、外刃ホルダ29の左右の内壁9
6a・97aの内面の前記縦長溝105の上方に設けた
縦長溝116に上下動可能に係合支持することで、中央
エンドピース104上に組み付けられる。その際、左右
の外刃ピース115と中央エンドピース104との間に
バネ部材117を介在させ、このバネ部材117のスプ
リング作用で常時可動くし刃30が固定くし刃31ごと
押し上げ付勢される。これにより固定くし刃31が肌に
優しく追従する。
【0032】(可動くし刃駆動系)次に、図5および図
10に基づき可動くし刃30を駆動する第2の駆動伝達
手段68について説明する。これは基台24の内部に、
モータ35の出力軸37の偏心ピン69の回転を可動く
し刃30の左右往復動に変換伝達するための振動子62
を内蔵する。その振動子62はこれ全体がプラスチック
成形品であり、下面に溝120を前後方向に形成した振
動子本体121と、振動子本体121の上面中央から上
方へ突設した駆動軸122、および振動子本体121の
左右端に一体に形成した薄肉部123とを有してなる。
そして振動子62は左右の薄肉部123の端部123a
に孔123bを設け、この孔123bを基台24の内面
に突設したピン241に圧入嵌合する。その際、振動子
62の駆動軸122は、基台24を閉塞するための上蓋
板52の中央の開口52aに通したのち、更に内刃ホル
ダ25のホルダ底壁72の中央の開口72a内に通して
から上方へ突出させる。この駆動軸122の突出上端部
は、図6に示すごとく中央エンドピース104に設けた
切欠104aに通したうえで、可動くし刃30の駆動ピ
ース111の二股部111aに係合させる。振動子本体
121の下面の溝120には前記偏心ピン69を係合さ
せる。上蓋板52の中央の開口52aと駆動軸122と
の間の間隙は、可撓性の毛止めカバー124で塞がれ
る。
【0033】しかるときは、モータ35の駆動により、
振動子62が偏心ピン69との係合を介して左右に直線
往復動し、可動くし刃30が固定くし刃31の内面を左
右方向に摺接運動する。このように可動くし刃30の駆
動伝達機構68は、振動子62を偏心ピン69により直
接に駆動させるが、これに対し前記回転内刃26は駆動
伝達手段66を介して任意に減速可能である。従って、
共通のモータ35を駆動源とする場合も可動くし刃30
と回転内刃26とはそれぞれ最適な速度で駆動させるこ
とができる。例えば、可動くし刃30は回転数(振動
数)を重要視する関係上7000〜8000r.p.m に、
回転内刃26は回転トルクを重要視するうえでそれより
も遅く、3000〜4000r.p.m に設定する。
【0034】(毛くず侵入防止機構)外刃27や固定く
し刃31から毛くずが外部へ飛散する場合、この毛くず
が本体ケース1内に侵入するおそれがあるため、これを
より完全に防止する毛くず侵入防止機構が備えられる。
この機構は、図6に示すごとく切断ヘッド2の前面下
部、具体的には上部シャーシ23Uの正面上縁に沿って
形成した段部230にエプロン179が、その上端部内
面を前記段部230上に沿わせるように取り付けられる
とともに、その下端がヘッドガイド筒部14の周壁15
の前面を覆うよう垂下状に配備される。これにより外刃
27や固定くし刃から外部へ飛散する毛くずが、ヘッド
ガイド筒部14と駆動シャーシ23とのすり合わせ面間
に侵入するのを阻止する。また、図5に示すように切断
ヘッド2の左右に取り付けたキャップ64・65は、こ
れの各下端が本体ケース1より上方へ突出するヘッドガ
イド筒部14の周壁15の外面を覆うまで延設させるこ
とで、当該箇所からも前記毛くずがヘッドガイド筒部1
4と駆動シャーシ23とのすり合わせ面間に侵入するの
を防止する。なお、エプロン179は商品名などを表示
する銘板に利用することもできる。
【0035】(きわ剃りユニット)図6および図20に
おいて、きわ剃りユニット12はきわ剃りホルダ190
に固定した固定くし刃191と、この固定くし刃191
の上を往復摺動する可動くし刃192からなり、かつモ
ータ出力を受け継いで可動くし刃192に伝動する係合
子193を可動くし刃191に設けている。きわ剃りユ
ニット12はその刃先を下向きにして後ケース1Bの外
面に沿う収納姿勢(図6の実線状態)と、その刃先を後
方へ突出させる使用姿勢(図6の二点鎖線状態)とにわ
たって支軸194まわりに回動自在に備えられる。その
姿勢切換え操作は、前述したように後ケース1Bの外面
に上下スライド自在に備えた操作ノブ13によって行わ
れる。
【0036】図6に示すように、操作ノブ13は、後ケ
ース1Bの内面上に沿って上下スライド自在に装着した
きわ剃りレバー197と一体的に結合する。きわ剃りレ
バー197はこれの上端に出退操作アーム199を有
し、該アーム199の上端はきわ剃りホルダ190に係
合する。いま、操作ノブ13を上方へスライドさせる
と、きわ剃りレバー197も上動し、きわ剃りユニット
12が出退操作アーム199によって突き上げられて突
出姿勢に切り換えられる。操作ノブ13を下方へスライ
ドさせると、きわ剃りレバー197も下動し、きわ剃り
ユニット12が出退操作アーム199で引き下げられて
収納姿勢に切り換えられる。
【0037】きわ剃りユニット12とモータ35の間に
は、モータ35の回転を揺振運動に変えて可動くし刃1
92に伝達するための第3の駆動伝達手段198が設け
られる。この手段は、図6および図20に示すように、
先端に二股部200を、また中間に前後方向に長い透孔
201をそれぞれ有する揺動アーム202を有する。こ
の揺動アーム202の基端部は下部シャーシ23D上に
軸203で水平揺動自在に支持するとともに、透孔20
1内にモータ35の出力軸37に固着した偏心カム70
を嵌合させる。図10に示すごとく下部シャーシ23D
の後壁には切欠32aが形成され、前記二股部200は
この切欠32aに通して後方外部へ露出している。きわ
剃りユニット12が収納姿勢の状態では係合子193が
揺動アーム202の二股部200との係合を解除する。
きわ剃りユニット12が突出姿勢に切り換えられると、
係合子193が揺動アーム202の二股部200に係合
し、モータ35の回転が揺振運動に変えられて可動くし
刃192に伝達される。
【0038】(他の実施形態)上記実施例では剃刃ユニ
ット3として前後2個の回転内刃26を備えるが、前後
いずれか単一の回転内刃26を備えるものとしたうえ
で、可動くし刃30と並設するものであってもよい。ま
た本発明は、駆動時の騒音低減の問題を考えれば、可動
くし刃30やこれを駆動するための振動子62等を備え
ないで、単一もしくは複数の回転内刃26のみを駆動し
て使用する形態のロータリ式電気かみそりに適用するこ
とが好ましい。
【0039】回転内刃26の駆動伝達手段66におい
て、上記実施例ではギヤ伝動のみで構成するが、これに
代えて図21に示すようにモータ35の出力軸37にプ
ーリ210を固着する一方、フェースギヤである第5伝
動ギヤG5の下面にプーリ211を一体形成し、両プー
リ210・211間にベルト212を掛け、第5伝動ギ
ヤG5から最終伝動ギヤG10までは上記実施例のもの
と同様にする、といったベルト伝動とギヤ伝動の組み合
わせであってもよい。また、図示省略するが前記第5伝
動ギヤG6と第9伝動ギヤG9との間をベルトで伝動連
結するもよい。
【0040】上記実施例では第1空間部S1内にきわ剃
りユニット12の可動くし刃192を駆動するための偏
心カム70および揺動アーム202を収容し、揺動アー
ム202と可動くし刃192との係合を得るために切欠
32aを介して揺動アーム202の先端の二股部200
を外部へ突出させるようにしているが、このきわ剃りユ
ニット12を備えない構造、あるいは第1空間部S1内
に偏心カム70および揺動アーム202を設けない構造
として、前記切欠32aを設けないで第1・2空間部S
1・S2の閉塞性を向上させてもよい。
【0041】回転内刃26の駆動伝達手段66として
は、図22に示すように、上下部シャーシ23U・23
D間の第1空間部S1内に臨むモータ35の出力軸37
上に、第1伝動ギヤG1を固着し、この第1伝動ギヤG
1にフェースギヤG5を直接噛み合わせ、このフェース
ギヤG5の軸端をサイドフレーム46とキャップ64間
の第2空間部S2内に臨ませ、その軸端に固着したギヤ
と回転内刃26の軸75に一体化した入力ギヤ78とを
多段ギヤで伝動連結するものであってもよい。
【0042】また、図22に示すように上下部シャーシ
23U・23Dからなる駆動シャーシ23を、本体ケー
ス1の内部に押上げバネ部材42で上下方向に浮動自在
に支持するとともに、上部シャーシ23Uから立設した
左右のサイドフレーム45・46を本体ケース1の上方
外部へ突出させ、このサイドフレーム45・46間に直
接、回転内刃26を軸支するものであってもよい。尤
も、この場合も、前述のように上下部シャーシ23U・
23D間の第1空間部S1と、サイドフレーム46とキ
ャップ64間の第2空間部S2との内部に、モータ35
の回転を回転内刃26に伝達する駆動伝達手段66を収
納する。
【0043】
【発明の効果】本発明のロータリ式電気かみそりによれ
ば、モータ35の回転を回転内刃26に伝達する駆動伝
達手段66は、上下部シャーシ23U・23D間の第1
空間部S1と、サイドフレーム45(又は46)とキャ
ップ64間の第2空間部S2との内部に収納するものと
した。従って、駆動伝達手段66から発する騒音は第1
空間部S1および第2空間部S2の内部で遮音され、本
体ケース1内で共鳴するのを防止できるため、減音効果
をあげることができる。また毛くずや塵埃が駆動伝達手
段66にふりかかるのを防止することもできる。
【0044】さらに、駆動シャーシ23等を含む切断ヘ
ッド2を本体ケース1に対して装着する最終組み立ての
段階で、駆動伝達手段66は全て収納状態にあって露出
していないので、その駆動伝達手段66に組み立て作業
者が不用意に触ったり、他の部品が当たったりするのを
防止でき、ギヤ連結状態を阻害するようなことがなく、
組み付け易く、またギヤ部分に塵埃等が付着することも
防止できる。
【0045】駆動伝達手段66のフェースギヤG5の円
周一部を第2空間部S2内に臨ませてあるので、キャッ
プ64をサイドフレーム45に被せる前にフェースギヤ
G5と回転内刃26の入力ギヤ78との伝動連結作業が
容易に行え、組み付け作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気かみそりの全体正面図であ
る。
【図2】全体側面図である。
【図3】全体の分解斜視図である。
【図4】切断ヘッド部の縦断正面図である。
【図5】外刃ホルダを取り外した状態で示す切断ヘッド
部の縦断正面図である。
【図6】切断ヘッド部の縦断側面図である。
【図7】切断ヘッド部と本体ケース上部とを分離状態で
示す斜視図である。
【図8】駆動シャーシの分解斜視図である。
【図9】駆動シャーシと基台とを分離状態で示す斜視図
である。
【図10】基台の分解斜視図である。
【図11】基台と内刃ホルダを分離状態で示す斜視図で
ある。
【図12】基台と内刃ホルダをセットした状態で示す斜
視図である。
【図13】内刃ホルダの分解斜視図である。
【図14】回転内刃の駆動伝達機構を示す側面図であ
る。
【図15】基台にセットされた内刃ホルダと、外刃ホル
ダとを分離状態で示す斜視図である。
【図16】外刃ホルダを一部切欠して示す平面図であ
る。
【図17】外刃ホルダの縦断側面図である。
【図18】外刃ホルダの縦断正面図である。
【図19】外刃ホルダの分解斜視図である。
【図20】きわ剃りユニットの駆動伝達手段を示す平面
図である。
【図21】回転内刃の他の駆動伝達機構を示す正面図で
ある。
【図22】切断ヘッド部の変形例を示す縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 切断ヘッド 3 剃刃ユニット 12 きわ剃りユニット 23 駆動シャーシ 23U 上部シャーシ 23D 下部シャーシ 26 回転内刃 35 モータ 37 出力軸 44 底フレーム 45・46 サイドフレーム 64・65 キャップ 66 駆動伝達手段 70 偏心カム 75 回転内刃の軸 78 入力ギヤ S1 第1空間部 S2 第2空間部 G5 フェースギヤ G9 伝動ギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1の上部に、相対向するサイ
    ドフレーム45・46を有する駆動シャーシ23と、サ
    イドフレーム45・46間に軸75まわりに回転自在に
    支持したシリンダ状の回転内刃26とが備えられてお
    り、 前記駆動シャーシ23は、上部シャーシ23Uと下部シ
    ャーシ23Dとからなり、 上部シャーシ23Uは底フレーム44と、この底フレー
    ム44から上方へ相対向状に立設した前記サイドフレー
    ム45・46とを有し、 前記底フレーム44の下側に下部シャーシ23Dがその
    間に第1空間部S1を閉塞状に形成するよう結合されて
    おり、 サイドフレーム45・46の一方の外側にはキャップ6
    4を被せてその内部に閉塞状の第2空間部S2が前記第
    1空間部S1と連通するよう形成されており、 前記下部シャーシ23Dにはモータ35がこれの出力軸
    37を第1空間部S1内に突出するように搭載されてお
    り、 第1空間部S1と第2空間部S2の内部に、モータ35
    の回転を回転内刃26に伝達する駆動伝達手段66が収
    納されていることを特徴とするロータリ式電気かみそ
    り。
  2. 【請求項2】 駆動伝達手段66が、モータ35の出力
    軸37と伝動連結されたフェースギヤG5を第1空間部
    S1内に配設するとともに、このフェースギヤG5の円
    周一部を第2空間部S2内に臨ませており、 第2空間部S2内には回転内刃26の軸75に一体化し
    た入力ギヤ78と噛み合い伝動する伝動ギヤG9が配設
    され、この伝動ギヤG9が前記フェースギヤG5の第2
    空間部S2内に臨む円周一部と伝動連結されている請求
    項1記載のロータリ式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 駆動伝達手段66が、モータ35の出力
    軸37上に固着した第1伝動ギヤG1と、この第1伝動
    ギヤG1に噛み合うフェースギヤG5と、このフェース
    ギヤG5と回転内刃26の軸75に一体化した入力ギヤ
    78とを伝動連結する伝動ギヤ群とからなる請求項1記
    載のロータリ式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 本体ケース1にきわ剃りユニット12を
    備え、駆動シャーシ23の第1空間部S1内に、モータ
    35の出力軸37上に固着された偏心カム70と、該偏
    心カム70と嵌合し、モータ35の回転を揺動運動に変
    換してきわ剃りユニット12に伝達するための揺動アー
    ム202とを収納している請求項2又は3記載のロータ
    リ式電気かみそり。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002306864A (ja) * 2001-04-16 2002-10-22 Kyushu Hitachi Maxell Ltd ロータリー式の電気かみそり
JP2009017967A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
JP2010082014A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり

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JP2009017967A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
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