JPH10213217A - 車両の走行抵抗検出装置 - Google Patents

車両の走行抵抗検出装置

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JPH10213217A
JPH10213217A JP9012412A JP1241297A JPH10213217A JP H10213217 A JPH10213217 A JP H10213217A JP 9012412 A JP9012412 A JP 9012412A JP 1241297 A JP1241297 A JP 1241297A JP H10213217 A JPH10213217 A JP H10213217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機関負荷から演算される駆動力に基づいて車両
の走行抵抗を推定し、該推定結果に基づいて変速特性等
を制御するシステムにおいて、大きな誤差を有する走行
抵抗に基づき不適切な制御が行われることを回避しつ
つ、推定が中止される時間を短くして制御の応答性を確
保する。 【解決手段】機関負荷を代表するスロットル開度の最新
値と前回値との偏差として変化量ΔTVOを演算する
(S11〜S13)。そして、前記変化量ΔTVOが正の判
定レベルTH以上であって、機関負荷が増大方向に急変
しているときには、走行抵抗の推定を中止させるが(S
14→S15)、機関負荷が安定しているとき及び機関負荷
の減少変化時には、必要十分な推定精度を確保できるた
めに、走行抵抗の推定を中止せずに、推定結果に基づく
変速制御を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の走行抵抗検出
装置に関し、特に、機関負荷に基づく走行抵抗の推定精
度を維持するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機の変速制御では、スロ
ットル開度と車速とに応じて予め変速段を設定した変速
マップを参照して変速段を決定する方式が一般的であ
る。しかしながら、上記のようにして変速段を決定する
構成では、走行抵抗変化が考慮されないため、例えば登
坂路走行時にはコーナー進入時にアクセルから足を離す
ことによって不必要なアップシフトが行われたり、降坂
時には最高速段が選択されることによってエンジンブレ
ーキを作用させることができずにフットブレーキの負担
が増大してしまうなどの問題が発生する。
【0003】そこで、例えば特公平4−4351号公報
に開示される装置では、スロットル弁開度と機関回転速
度とに基づいて機関の発生トルクを算出し、該算出した
トルクと車両加速度,車両重量とに基づいて車両の走行
抵抗(勾配抵抗)を算出し、該走行抵抗と変速段に応じ
て予め設定された設定値とを比較することで、降坂時に
おいて所望の加速度(エンジンブレーキ)が得られるよ
うに変速段を決定する構成としてある。
【0004】また、特開平5−71623号公報には、
機関負荷が急変すると走行抵抗(駆動力)の推定精度が
悪化することから、機関負荷の急変時には走行抵抗の推
定を中止し、これに伴って変速特性の変更を中止するよ
う構成した変速制御装置の開示がある。具体的には、ス
ロットル開度の変化量の絶対値と所定値とを比較し、前
記変化量の絶対値が所定値以上であるときには、所定時
間だけ走行抵抗の推定及び変速特性の変更を中止する構
成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機関負荷
(スロットル開度)の急変時であっても、機関負荷が減
少変化しているときには、増大変化時に比べて走行抵抗
(駆動力)の推定精度の低下は十分に小さいが(図7参
照)、上記特開平5−71623号公報に開示される制
御では、機関負荷の変化方向とは無関係に機関負荷が急
変していれば走行抵抗の推定を中止することになってい
た。このため、機関負荷の減少変化時には、必要十分な
推定精度が確保できるのに走行抵抗の推定が中止され、
これによって、走行抵抗の推定が中止される時間が長く
なり、走行抵抗の推定結果に基づく変速制御の応答性が
悪化するという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、機関負荷に基づく走行抵抗(駆動力)の推定精度
の悪化によって不適切に変速特性が変更されることを回
避しつつ、必要以上に走行抵抗の推定制御が中止される
ことを防止できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明では、少なくとも機関負荷を含むパラメータに基づ
いて車両の走行抵抗相当値を演算する車両の走行抵抗検
出装置において、前記機関負荷の急変時であって、か
つ、機関負荷が増大変化しているときにのみ、前記走行
抵抗相当値の演算を中止させるよう構成した。
【0008】かかる構成によると、機関負荷の急変時に
は、機関負荷の急増時と、機関負荷が急減時とが含まれ
るが、機関負荷が増大変化しているときにのみ、走行抵
抗相当値の演算が中止される。尚、機関負荷に基づく走
行抵抗の演算には、機関負荷に基づく駆動力の推定、及
び、該駆動力に基づく走行抵抗相当値の演算が含まれ
る。
【0009】尚、走行抵抗相当値の推定演算の中止に
は、走行抵抗相当値の演算処理自体を実行しないことの
他、走行抵抗相当値の推定値を中止直前の値にホールド
したり、演算された走行抵抗相当値を変速制御等に用い
ないようにすることを含み、更に、演算された走行抵抗
相当値を加重平均して用いる構成の場合には、前記加重
平均における重み付けを変更して最新演算値の影響度を
減少させることなども含むものとする。
【0010】また、請求項2記載の発明では、少なくと
も機関負荷を含むパラメータに基づいて車両の走行抵抗
相当値を演算する車両の走行抵抗検出装置において、前
記機関負荷の急変時であるか否かを機関負荷の変化方向
によって異なる判定レベルに基づき判別させ、前記機関
負荷の急変時であるときに前記走行抵抗相当値の演算を
中止させるよう構成した。
【0011】かかる構成によると、機関負荷が増大変化
しているときと、減少変化しているときとでは、機関負
荷の急変時として判別されるレベルが異なり、機関負荷
の変化方向によって、一方では比較的変化が緩やかであ
っても走行抵抗相当値の演算が中止されるのに対し、他
方ではより急激な変化でなければ前記演算の中止が行わ
れることがない。
【0012】請求項3記載の発明では、前記機関負荷の
減少変化時には、増大変化時に比してより急激な変化が
発生しているときにのみ機関負荷の急変時として判別さ
れるように、前記判定レベルが機関負荷の変化方向毎に
設定される構成とした。かかる構成によると、機関負荷
が増大変化しているときには、減少変化時には走行抵抗
の演算が行われる比較的緩やかな変化時であっても、機
関負荷の急変時として判別され、走行抵抗相当値の演算
が中止される。
【0013】請求項4記載の発明では、前記機関負荷の
急変を、単位時間当たりのスロットル開度変化量に基づ
き判別する構成とした。かかる構成によると、単位時間
毎に読み込んだスロットル開度の最新値と前回値との差
としてスロットル開度変化量を求め、該開度変化量と判
定レベルとの比較によって機関負荷が急変しているか否
かが判別される。
【0014】請求項5記載の発明では、前記機関負荷の
急変を、スロットル開度変化量と該変化量を得たときの
時間とに基づき判別する構成とした。かかる構成による
と、ある開度だけ変化するのに要した時間や、任意の時
間枠内での変化量に基づいて機関負荷の急変を判別し得
る。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、機関負荷
の急変時であっても、その変化が機関負荷の減少方向で
あって、走行抵抗相当値(駆動力)を必要十分な精度で
演算できるときには、走行抵抗相当値の演算が中止され
ることがなく、演算精度が大きく悪化する機関負荷の急
増時にのみ走行抵抗相当値の演算が中止されるので、走
行抵抗の推定精度を維持しつつ、走行抵抗の推定が中止
される時間を短くできるという効果がある。
【0016】請求項2記載の発明によると、機関負荷の
急変時に走行抵抗の推定を中止させる構成において、機
関負荷の変化方向によって急変時として判別するレベル
を異ならせるので、機関負荷の変化方向で異なる、推定
精度を維持できる範囲内でそれぞれに走行抵抗を推定さ
せることができるという効果がある。請求項3記載の発
明によると、機関負荷の増大変化時には、減少変化時に
比して比較的緩やかな機関負荷変化であっても走行抵抗
の推定精度が悪化することに対応して、機関負荷の変化
方向毎に適正な判定レベルに基づき走行抵抗の推定を中
止させることができるという効果がある。
【0017】請求項4記載の発明によると、周期的なス
ロットル開度のサンプリングに基づいて機関負荷の急変
を判別して、走行抵抗の推定を適切に中止させることが
できるという効果がある。請求項5記載の発明による
と、ある開度だけ変化するのに要した時間や、任意の時
間枠内での変化量に基づいて機関負荷の急変を判別し
て、走行抵抗の推定を適切に中止させることができると
いう効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は実施の形態における車両用内燃機関のシス
テム構成を示す。この図1において、機関1は、その発
生トルクが図示しない駆動輪に伝達されるように自動変
速機2に連結されている。該自動変速機2は、機関1の
発生トルクを入力するトルクコンバータ3と、該トルク
コンバータ3の出力を入力し変速して出力する多段式の
変速歯車機構4と、これらを駆動する図示しない油圧機
構と、から構成される。
【0019】尚、前記変速歯車機構4の油圧機構には、
ソレノイドバルブ6A,6Bが組み込まれており、該ソ
レノイドバルブ6A,6Bの開閉の組合せを切り換える
ことにより、変速歯車機構4が内装する各クラッチ類の
締結・開放の組合せが切り換えられ、所望の変速段への
変速が行なわれるようになっている。前記複数のソレノ
イドバルブのON・OFF制御は、CPU,ROM,R
AM,A/D変換器及び入出力インタフェイス等を含ん
で構成される制御ユニット50からの制御信号に基づいて
行なわれる。
【0020】該制御ユニット50には、各種センサからの
信号が入力される。各種センサとしては、スロットル開
度TVOに応じた出力信号を発するスロットルセンサ
7、前記自動変速機2の出力軸(アウトプットシャフト
5)の回転速度を検出して車速VSPを検出する車速セ
ンサ8が設けられている。ここで、前記制御ユニット50
は、車両の走行抵抗を推定演算し、該推定結果に基づい
て標準の変速特性を変更するよう構成されている。尚、
前記標準の変速特性の変更には、標準の変速特性に従っ
た変速段の修正や、走行抵抗に応じた変速パターン(変
速マップ)の選択などが含まれるものとする。
【0021】図2のフローチャートは、前記制御ユニッ
ト50による走行抵抗の推定の様子を示すものであり、ス
テップ1(図中にはS1と記してある。以下、同様)で
は、車速VSPとスロットル開度TVOとを読み込む。
ステップ2では、現在の加速抵抗(RESI-A) を求める。
前記現在の加速抵抗(RESI-A) は、以下の式により求め
ることができる。
【0022】RESI-A = ALF × kα 尚、前記ALF は現在の加速度、前記kαは車重等により
設定される加速抵抗算出用定数である。ステップ3で
は、車速VSPに対応して予め空気抵抗+ころがり抵抗
RESI-RLを記憶したテーブル(図3参照)を参照して、
現在の車速VSPに対応する空気抵抗+ころがり抵抗RE
SI-RL を算出する。
【0023】ステップ4では、現在のタービン回転速度
Nt(即ちトルクコンバータ3の出力軸回転速度)を求
める。前記タービン回転速度Ntは以下の式により求め
ることができる。 Nt= VSP × kNt(g) 尚、gは現在の変速段を示し、kNt(g)は現在の変
速段から定まる定数である。現在の変速段は、変速歯車
機構4に変速段位置を検出するギア位置センサ9を設け
て検出するようにしてもよいが、制御ユニット50の現在
の変速指示信号等から判断するようにしても良い。
【0024】ステップ5では、タービン回転速度Ntと
スロットル開度TVO(機関負荷)とに応じて予めター
ビントルクTtを記憶したマップ(図4参照)を参照
し、現在のタービン回転速度Ntとスロットル開度TV
Oとに対応するタービントルクTtを算出する。ステッ
プ6では、現在の駆動力FCEを、以下の式から求め
る。
【0025】FCE=Tt×kTt(g) 尚、前記gは現在の変速段を示し、kTt(g)は現在
の変速段から定まる定数である。ステップ7では、走行
抵抗RESI-I(走行抵抗相当値)を、以下の式から求め
る。
【0026】 RESI-I=(FCE)−(RESI-RL )−(RESI-A) 尚、前記走行抵抗RESI-Iは、勾配抵抗に相当するもので
あるから、勾配を走行抵抗相当値として求める構成であ
っても良く、更に、機関負荷に基づいて走行抵抗を推定
演算するものであれば、演算方法及び走行抵抗の種類を
限定するものではない。また、本実施の形態では、機関
負荷をスロットル開度で代表させているがスロットル開
度以外のパラメータを用いても良い。
【0027】上記のようにして制御ユニット50は、スロ
ットル開度TVOに基づき演算される駆動力FCEに基
づいて走行抵抗RESI-Iを推定演算するが、機関負荷の急
変時には前記駆動力FCEの誤差(図7の斜線部が誤差
に相当する)が大きくなって、走行抵抗RESI-Iの推定精
度が悪化するため、図5のフローチャートに示すように
して、走行抵抗の推定演算を中止し、誤った推定結果に
基づいて変速特性が不適切に制御されることを防止する
ようになっている。
【0028】尚、走行抵抗の推定演算の中止には、走行
抵抗RESI-Iの演算処理自体を実行しないことの他、走行
抵抗の推定値を中止直前の値にホールドして変速制御等
に用いたり、演算された走行抵抗を変速制御等に用いな
いようにすることを含み、更に、演算された走行抵抗を
加重平均して用いる構成の場合には、前記加重平均にお
ける重み付けを変更して最新演算値の影響度を減少させ
ることなども含むものとする。また、走行抵抗を用いる
制御を変速制御に限定するものではない。
【0029】図5のフローチャートに示すルーチンは、
所定時間毎に実行されるようになっており、まず、ステ
ップ11では、最新に検出されたスロットル開度TVO
NEW を読み込む。 ステップ12では、本ルーチンの前回実
行時に読み込まれたスロットル開度TVOである前回値
TVOOLD を読みだす。
【0030】 そして、ステップ13では、最新開度TVO
NEW から前回値TVOOLD を減算して変化量ΔTVOを
演算する。前記変化量ΔTVOは、本ルーチンの実行周
期(単位時間)当たりのスロットル開度変化量ΔTVO
となる。次のステップ14では、前記変化量ΔTVOが判
定レベルTH(>0)以上であるか否かを判別する。
【0031】前記変化量ΔTVOは、スロットル開度T
VO(機関負荷)が減少変化しているときにはマイナス
の値として算出されるから、変化量ΔTVOが正の判定
レベルTH以上であるときには、スロットル開度TVO
が所定以上の速度で増大変化していることになり、換言
すれば、機関負荷が急増していることになる。ステップ
14で変化量ΔTVOが判定レベルTH以上であると判別
されたときには、ステップ14へ進んで、前記走行抵抗RE
SI-Iの推定演算を中止させる。
【0032】一方、変化量ΔTVOが判定レベルTH未
満であるとき、即ち、スロットル開度(機関負荷)が略
安定しているか、又は、スロットル開度(機関負荷)の
減少変化時であるときには、ステップ15を迂回すること
で前記走行抵抗RESI-Iの推定演算を実行させ、推定結果
に基づく変速制御を実行させる。スロットル開度(機関
負荷)の急増時には、図7に示すように、駆動力の推定
精度が悪化し、以て、走行抵抗の推定精度が悪化するた
めに、上記のようにして推定演算を中止させるものであ
るが、同じスロットル開度(機関負荷)の急変時であっ
ても減少方向に変化しているときには、必要十分な推定
精度を確保できるので、増大変化時に限って推定演算を
中止させるようにしたものである。これにより、不必要
に推定演算が中止されることを防止でき、以て、推定演
算が中止される時間を短くして、走行抵抗を用いた制御
(変速制御)の応答性を維持できるものである。
【0033】尚、前記変化量ΔTVOが判定レベルTH
以上である状態から前記変化量ΔTVOが判定レベルT
H未満である状態に切り換わっても、所定時間内におい
ては、推定演算の中止を継続させるようにしても良い。
上記図5のフローチャートに示す実施の形態では、スロ
ットル開度(機関負荷)が減少変化しているときには、
走行抵抗の推定演算を中止しない構成としたが、増大変
化時よりは推定精度を確保できる範囲が広いものの、減
少変化が急激になるとやはり必要な推定精度を確保でき
なくなる場合がある。
【0034】そこで、図6に示すようにして、走行抵抗
の演算中止を行わせるようにしても良い。図6のフロー
チャートに示されるルーチンは、所定時間毎に実行され
るようになっており、ステップ21,22,23では、前記ス
テップ11,12,13と同様に、最新開度TVONEW ,前回
値TVOOLD を得て、変化量ΔTVOを演算する。
【0035】ステップ24では、最新開度TVONEW から
前回値TVOOLD を減算して求められる変化量ΔTVO
が正の判定レベルTH1 以上であるか否かを判別するこ
とで、スロットル開度(機関負荷)が所定以上に増大変
化しているか否かを判別する。そして、変化量ΔTVO
が正の判定レベルTH1 以上であれば、ステップ26へ進
み、走行抵抗の推定演算を中止させる。
【0036】一方、変化量ΔTVOが正の判定レベルT
1 未満であるときには、ステップ25へ進み、変化量Δ
TVOが負の判定レベルTH2 以下であるか否かを判別
することで、スロットル開度(機関負荷)が所定以上に
減少変化しているか否かを判別する。そして、変化量Δ
TVOが負の判定レベルTH2 以下であれば、ステップ
26へ進み、走行抵抗の推定演算を中止させ、変化量ΔT
VOが正の判定レベルTH1 未満であって、かつ、負の
判定レベルTH2 を越えているときに、走行抵抗の推定
演算を行わせるようにする。
【0037】ここで、前記判定レベルTH1 ,TH
2 は、|TH1 |>|TH2 |となるように設定されて
おり、変化量ΔTVOの絶対値としては、減少変化時の
方がより大きな値まで推定演算が許容されるようにして
ある。これは、スロットル開度(機関負荷)の増大変化
時に比して減少変化時の方が推定誤差が小さいためであ
り、上記のように変化方向それぞれで異なる判定レベル
でスロットル開度(機関負荷)の急変を判断する構成で
あれば、それぞれの変化方向で許容レベルを越える推定
誤差が生じることを高精度に防止しつつ、最大限に推定
演算を実行させることができる。
【0038】尚、上記では、図5又は図6のフローチャ
ートに示されるルーチンの実行周期(単位時間)当たり
のスロットル開度変化量ΔTVOに基づいて機関負荷が
急変しているか否かを判別させるようにしたが、ある開
度だけ変化するのに要した時間を計測し、該計測された
時間と判定レベルとしての基準時間とを比較させて、機
関負荷の急変を判別させるようにしても良く、また、任
意の時間枠内での変化量ΔTVOを求め、変化量ΔTV
Oを求めたときの時間枠が異なる場合には、前記変化量
ΔTVOを単位時間の値に換算して判定レベルと比較さ
せるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における車両用内燃機関のシステム
構成図。
【図2】前記実施の形態における走行抵抗の推定の様子
を示すフローチャート。
【図3】前記実施の形態における空気抵抗+ころがり抵
抗のテーブルを示す線図。
【図4】前記実施の形態におけるタービントルクマップ
を示す線図。
【図5】前記実施の形態における走行抵抗の推定中止制
御を示すフローチャート。
【図6】前記実施の形態における走行抵抗の推定中止制
御の別の例を示すフローチャート。
【図7】機関負荷(スロットル開度)変化と駆動力の推
定誤差との相関を示す線図。
【符号の説明】
1 機関 2 自動変速機 3 トルクコンバータ 4 変速歯車機構 7 スロットルセンサ 8 車速センサ 50 制御ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも機関負荷を含むパラメータに基
    づいて車両の走行抵抗相当値を演算する車両の走行抵抗
    検出装置において、 前記機関負荷の急変時であって、かつ、機関負荷が増大
    変化しているときにのみ、前記走行抵抗相当値の演算を
    中止させるよう構成したことを特徴とする車両の走行抵
    抗検出装置。
  2. 【請求項2】少なくとも機関負荷を含むパラメータに基
    づいて車両の走行抵抗相当値を演算する車両の走行抵抗
    検出装置において、 前記機関負荷の急変時であるか否かを機関負荷の変化方
    向によって異なる判定レベルに基づき判別させ、前記機
    関負荷の急変時であるときに前記走行抵抗相当値の演算
    を中止させるよう構成したことを特徴とする車両の走行
    抵抗検出装置。
  3. 【請求項3】前記機関負荷の減少変化時には、増大変化
    時に比してより急激な変化が発生しているときにのみ機
    関負荷の急変時として判別されるように、前記判定レベ
    ルが機関負荷の変化方向毎に設定されることを特徴とす
    る請求項2記載の車両の走行抵抗検出装置。
  4. 【請求項4】前記機関負荷の急変を、単位時間当たりの
    スロットル開度変化量に基づき判別することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の走行抵抗
    検出装置。
  5. 【請求項5】前記機関負荷の急変を、スロットル開度変
    化量と該変化量を得たときの時間とに基づき判別するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車
    両の走行抵抗検出装置。
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