JPH10211802A - 車輪ユニット - Google Patents
車輪ユニットInfo
- Publication number
- JPH10211802A JPH10211802A JP9031083A JP3108397A JPH10211802A JP H10211802 A JPH10211802 A JP H10211802A JP 9031083 A JP9031083 A JP 9031083A JP 3108397 A JP3108397 A JP 3108397A JP H10211802 A JPH10211802 A JP H10211802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endless belt
- wheel body
- level difference
- underside
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Handcart (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車椅子や荷車に使用される車輪ユニットを提
供し、段差のある路面の走行を容易ならしめる。 【解決手段】 回転自在に支持された車輪本体８の前部
に下側搬送面１５が前方に向い仰状なるように無端状ベ
ルト１４を循回動自在に張設した。
供し、段差のある路面の走行を容易ならしめる。 【解決手段】 回転自在に支持された車輪本体８の前部
に下側搬送面１５が前方に向い仰状なるように無端状ベ
ルト１４を循回動自在に張設した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車椅子または荷車等
の車輪として使用することによって段差のある路面でも
容易に走行できるようにする車輪ユニットに関するもの
である。
の車輪として使用することによって段差のある路面でも
容易に走行できるようにする車輪ユニットに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来から普通に使用されている車椅子
は、前輪として直径１５センチ程度の自在転向輪（キャ
スター）を設けてなるものであったが、路面にわずかで
も段差があるとその段差を乗り越えるため、即ち前輪を
段差の上に乗り上げるために大きな腕力を必要とする状
況であったので、従来の車椅子は、段差のある路面を走
行するには非常に困難を伴うものであった。また、手押
式等の荷車においても、同じように段差があると、通常
の走行は困難であった。
は、前輪として直径１５センチ程度の自在転向輪（キャ
スター）を設けてなるものであったが、路面にわずかで
も段差があるとその段差を乗り越えるため、即ち前輪を
段差の上に乗り上げるために大きな腕力を必要とする状
況であったので、従来の車椅子は、段差のある路面を走
行するには非常に困難を伴うものであった。また、手押
式等の荷車においても、同じように段差があると、通常
の走行は困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、車
椅子や荷車に使用される車輪ユニットを提供し、段差の
ある路面の走行を可及的に容易ならしめようとするもの
である。
椅子や荷車に使用される車輪ユニットを提供し、段差の
ある路面の走行を可及的に容易ならしめようとするもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の車輪
ユニットは、回転自在に支持された車輪本体の前部に下
側搬送面が前方に向い仰状なるように無端状ベルトを循
回動自在に張設してなることを特徴とする。
ユニットは、回転自在に支持された車輪本体の前部に下
側搬送面が前方に向い仰状なるように無端状ベルトを循
回動自在に張設してなることを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明の実施の形
態を車椅子について説明する。図１に本発明に係る車輪
ユニット１を車椅子２の２つの前輪として使用した例を
示した。この車輪ユニット１は、この車椅子２のフレー
ムに垂設された取付軸部３の下端にスラストコロ軸受４
を介在させることにより二股状のホーク５を水平面内で
回転自在なるように支持すると共に、該ホーク５の先端
部に水平に支軸６を設け、該支軸６にラジアルコロ軸受
７を介して直径１５センチ程度の車輪本体８を回転自在
に支持している。
態を車椅子について説明する。図１に本発明に係る車輪
ユニット１を車椅子２の２つの前輪として使用した例を
示した。この車輪ユニット１は、この車椅子２のフレー
ムに垂設された取付軸部３の下端にスラストコロ軸受４
を介在させることにより二股状のホーク５を水平面内で
回転自在なるように支持すると共に、該ホーク５の先端
部に水平に支軸６を設け、該支軸６にラジアルコロ軸受
７を介して直径１５センチ程度の車輪本体８を回転自在
に支持している。
【０００６】そして、該車輪本体８と隣接状なるように
車輪本体８より小径のプーリ９を同じく支軸６にラジア
ルコロ軸受１０を介して回転自在に支持すると共に、車
輪本体８の前方にさらに支軸１１をホーク５によって水
平に設け、該支軸１１にラジアルコロ軸受１２を介して
プーリ１３を回転自在に支持し、該プーリ９とプーリ１
３間に無端状ベルト１４を巻掛している。該無端状ベル
ト１４は外周面にスリップを防ぐための凹凸が形成され
たものである。
車輪本体８より小径のプーリ９を同じく支軸６にラジア
ルコロ軸受１０を介して回転自在に支持すると共に、車
輪本体８の前方にさらに支軸１１をホーク５によって水
平に設け、該支軸１１にラジアルコロ軸受１２を介して
プーリ１３を回転自在に支持し、該プーリ９とプーリ１
３間に無端状ベルト１４を巻掛している。該無端状ベル
ト１４は外周面にスリップを防ぐための凹凸が形成され
たものである。
【０００７】そして該プーリ９とプーリ１３により形態
が決定される無端状ベルト１４の下側搬送面１５は前方
に向い仰状であってその仰角αは３５度程度となるよう
に設定され、該下側搬送面１５の先端部が図２に示した
ような乗り越えようとする段差Ｇの高さＨよりも高くに
なるように構成されている。
が決定される無端状ベルト１４の下側搬送面１５は前方
に向い仰状であってその仰角αは３５度程度となるよう
に設定され、該下側搬送面１５の先端部が図２に示した
ような乗り越えようとする段差Ｇの高さＨよりも高くに
なるように構成されている。
【０００８】このように構成した車輪ユニットでは、図
２の矢印の方向に車椅子２を走行させたとき、段差Ｇの
角部に無端状ベルト１４の下側搬送面１５が先ず当接す
る。そしてその状態で車椅子２をさらに前進させること
によって無端状ベルト１４の下側搬送面１５に該車椅子
２の荷重が負担され該無端状ベルト１４がその荷重を負
荷しつつ循回動することによって車輪本体８が浮上す
る。そして、さらに車椅子２を前進させることで車輪本
体８はほぼ段差Ｇの高さまで浮上し、段差Ｇ上に容易に
乗り得る。
２の矢印の方向に車椅子２を走行させたとき、段差Ｇの
角部に無端状ベルト１４の下側搬送面１５が先ず当接す
る。そしてその状態で車椅子２をさらに前進させること
によって無端状ベルト１４の下側搬送面１５に該車椅子
２の荷重が負担され該無端状ベルト１４がその荷重を負
荷しつつ循回動することによって車輪本体８が浮上す
る。そして、さらに車椅子２を前進させることで車輪本
体８はほぼ段差Ｇの高さまで浮上し、段差Ｇ上に容易に
乗り得る。
【０００９】このように車椅子２を前進させることによ
り、車輪本体８は無端状ベルト１４の下側搬送面１５の
傾斜に沿って徐々に浮上し段差Ｇ上に乗るので、下側搬
送面１５の仰角αが緩やかなほど車椅子２は抵抗なく段
差Ｇを乗り越えることができる。なお、平坦な路面を走
行するときは無端状ベルト１４は接地することなく、車
輪本体８のみが路面に接地し回転することによって従来
どおりの走行が可能である。
り、車輪本体８は無端状ベルト１４の下側搬送面１５の
傾斜に沿って徐々に浮上し段差Ｇ上に乗るので、下側搬
送面１５の仰角αが緩やかなほど車椅子２は抵抗なく段
差Ｇを乗り越えることができる。なお、平坦な路面を走
行するときは無端状ベルト１４は接地することなく、車
輪本体８のみが路面に接地し回転することによって従来
どおりの走行が可能である。
【００１０】なお図示しないが、前記ラジアルコロ軸受
１０またはラジアルコロ軸受１２にプーリ９またはプー
リ１３の逆転を防止し得るようなラチエットを設けれ
ば、段差Ｇへの乗り上げ途中における車椅子２の後退動
を防止することができるので、段差Ｇが高い場合でも安
全に乗り越えできるようになる。また、図示しないが、
無端状ベルト１４の下側搬送面１５のたるみを防ぐため
に、両プーリ９，１３間の無端状ベルト１４の内側にベ
ルト受具を設けてもよい。またこの実施形態ではプーリ
９を車輪本体８と同軸に支持したが、プーリ９を支持す
る支軸を支軸６とは別個に設けてもよい。さらには、無
端状ベルト１４を車輪本体８の外周に巻掛することによ
りプーリ９をなくすこともできる。
１０またはラジアルコロ軸受１２にプーリ９またはプー
リ１３の逆転を防止し得るようなラチエットを設けれ
ば、段差Ｇへの乗り上げ途中における車椅子２の後退動
を防止することができるので、段差Ｇが高い場合でも安
全に乗り越えできるようになる。また、図示しないが、
無端状ベルト１４の下側搬送面１５のたるみを防ぐため
に、両プーリ９，１３間の無端状ベルト１４の内側にベ
ルト受具を設けてもよい。またこの実施形態ではプーリ
９を車輪本体８と同軸に支持したが、プーリ９を支持す
る支軸を支軸６とは別個に設けてもよい。さらには、無
端状ベルト１４を車輪本体８の外周に巻掛することによ
りプーリ９をなくすこともできる。
【００１１】
【発明の効果】このように、本発明の車輪ユニットは、
段差のある路面の走行を容易ならしめるので、車椅子や
荷車に設けることにより顕著な効果を奏する。
段差のある路面の走行を容易ならしめるので、車椅子や
荷車に設けることにより顕著な効果を奏する。
【図１】本発明に係る車輪ユニットを設けた車椅子の斜
視図。
視図。
【図２】本発明に係る車輪ユニットの側面図。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図。
【図４】図２のＢ−Ｂ線断面図。
【図５】図２のＣ−Ｃ線矢視図。
【符号の説明】 １ 車輪ユニット ５ ホーク ６ 支軸 ８ 車輪本体 ９ プーリ １３ プーリ １４ 無端状ベルト １５ 下側搬送面
Claims (1)
- 【請求項１】 回転自在に支持された車輪本体の前部に
下側搬送面が前方に向い仰状なるように無端状ベルトを
循回動自在に張設してなることを特徴とした車輪ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9031083A JPH10211802A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 車輪ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9031083A JPH10211802A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 車輪ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10211802A true JPH10211802A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=12321533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9031083A Pending JPH10211802A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 車輪ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10211802A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010195160A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Yaskawa Electric Corp | 自走台車 |
| US8046871B2 (en) | 2004-07-30 | 2011-11-01 | Kabushiki Kaisha Box | Caster |
| WO2014154580A1 (de) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | Wheelblades Gmbh | Lenkmittel und lenkmittelsystem zur befestigung an rollstühlen |
| JP2016113130A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | 株式会社タカゾノ | キャスタ及びそれを備えた移動点滴台 |
-
1997
- 1997-01-29 JP JP9031083A patent/JPH10211802A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8046871B2 (en) | 2004-07-30 | 2011-11-01 | Kabushiki Kaisha Box | Caster |
| JP2010195160A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Yaskawa Electric Corp | 自走台車 |
| WO2014154580A1 (de) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | Wheelblades Gmbh | Lenkmittel und lenkmittelsystem zur befestigung an rollstühlen |
| JP2016113130A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | 株式会社タカゾノ | キャスタ及びそれを備えた移動点滴台 |
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