JP2016113130A - キャスタ及びそれを備えた移動点滴台 - Google Patents

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【課題】車輪径を大きくすることなく段差を乗り越え易くしたキャスタ及びそれを備えた移動点滴台を提供する。【解決手段】この移動点滴台1のキャスタ2は、支持部材23に回転自在に支持された車輪25と、車輪25の側方に隣接して配置され、車輪25とは平行であり、車輪25とは独立に回動可能な無端状ベルト28とを備え、無端状ベルト28は、車輪25が走行する走行面7から離間し、無端状ベルト28の走行面7側の部分は、車輪25よりも前方に延び、しかも前方に向かうにつれて走行面7から離れるように傾斜し、側面視において、無端状ベルト28の走行面7側の部分と車輪25の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、車輪25の接地面の前方かつ近傍の位置で交差してなっている。【選択図】図3

Description

本発明は、キャスタ及びそれを備えた移動点滴台に関するものであって、一般的な病院等の医療施設での使用に好適である。
一般的な病院等の医療施設において使用される移動点滴台は、4〜5個程度のキャスタが脚部についており、それで走行面上を転がして移動させている。しかし、走行面にくぼみや段差(以下、段差で代表させている。)があると、キャスタが引っかかり、進行が妨げられる。この段差を乗り越えるには、キャスタを持ち上げる必要があるが、キャスタを持ち上げる操作は、転倒など重大な事故を引き起こすおそれがある。そこで、段差の乗り越え機能を有する技術が開発されている。
例えば特許文献1には、車いすの前側フレームに回転自在に車輪本体(以下、車輪という。)を支持し、この車輪と隣接状となるように小径のプーリを同軸まわりに回転自在に支持し、その前部に別個のプーリを回転自在に支持し、両プーリ間に走行面側が前方に向い仰状となるように無端状ベルトを循回動自在に張設している車輪ユニットが開示されている。これにより、段差を容易に乗り越えることができると記載されている。
しかしながら、上記特許文献1の技術は、車いすなどに使用することを目的としているため、車輪が大径となっており、そのまま移動点滴台のキャスタとして使用すると、車輪が利用者の足に当たるなどして使い勝手が悪くなる。また、無端状ベルトの走行面側と車輪外周面との交差部が、側面視で逆くの字状になっているので、同車輪ユニットで段差を超えるときに、この交差部に段差の角が嵌り込んで衝撃を受けるおそれがある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、車輪径を大きくすることなく段差を乗り越え易くしたキャスタ及びそれを備えた移動点滴台を提供することを目的とする。
本発明は、回転自在に支持された車輪と、前記車輪の側方に隣接して配置され、該車輪とは平行であり、該車輪とは独立に回動可能な無限軌道とを備え、前記無限軌道は、前記車輪が走行する走行面から離間し、前記無限軌道の前記走行面側の部分は、前記車輪よりも前方に延び、しかも前方に向かうにつれて前記走行面から離れるように傾斜し、側面視において、前記無限軌道の前記走行面側の部分と前記車輪の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、前記車輪の接地面の前方かつ近傍の位置で交差することを特徴とするキャスタに係るものである。
本発明のキャスタによれば、回転自在に支持された車輪と、前記車輪の側方に隣接して配置され、該車輪とは平行であり、該車輪とは独立に回動可能な無限軌道とを備え、前記無限軌道は、前記車輪が走行する走行面から離間し、前記無限軌道の前記走行面側の部分は、前記車輪よりも前方に延び、しかも前方に向かうにつれて前記走行面から離れるように傾斜し、側面視において、前記無限軌道の前記走行面側の部分と前記車輪の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、前記車輪の接地面の前方かつ近傍の位置で交差するので、平坦な走行路では、車輪だけで接地しており、上記特許文献1の技術(以下、従来例という。)と押し心地は変わらないものの、車輪径が小さいままであっても、従来例と異なり、段差を超えるときに、無限軌道の走行面側の部分と車輪外周面との交差部に、段差の角が嵌り込んで衝撃を受けるおそれが少なくなる。
請求項2記載の発明のように、前記無限軌道の前記走行面側の部分の傾斜角度を調整可能とすることが好ましい。
請求項2記載の発明によれば、前記無限軌道の前記走行面側の部分の傾斜角度を調整可能としたので、前記無限軌道の前記走行面側の部分の傾斜角度を調整するだけで、さまざまな段差の形状に対応できて便利である。
請求項3記載の発明のように、前記無限軌道の前記走行面側の部分の長さを調整可能とすることが好ましい。
請求項3記載の発明によれば、前記無限軌道の前記走行面側の部分の長さを調整可能としたので、前記無限軌道の前記走行面側の部分の長さを調整するだけで、さまざまな段差の形状に対応できて便利である。
請求項4記載の発明は、点滴用具を係止可能な支柱の脚部に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャスタを備えたことを特徴する移動点滴台に係るものである。
請求項4記載の発明の移動点滴台によれば、点滴用具を係止可能な支柱の脚部に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャスタを備えたので、無限軌道の走行面側の部分と車輪外周面との交差部に段差の角が嵌り込むことによって受ける衝撃により、点滴用具の落下などを招くおそれが少なくなる。
本発明のキャスタによれば、回転自在に支持された車輪と、前記車輪の側方に隣接して配置され、該車輪とは平行であり、該車輪とは独立に回動可能な無限軌道とを備え、前記無限軌道は、前記車輪が走行する走行面から離間し、前記無限軌道の前記走行面側の部分は、前記車輪よりも前方に延び、しかも前方に向かうにつれて前記走行面から離れるように傾斜し、側面視において、前記無限軌道の前記走行面側の部分と前記車輪の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、前記車輪の接地面の前方かつ近傍の位置で交差するので、平坦な走行路では、車輪だけで接地しており、従来例と押し心地は変わらないものの、車輪径が小さいままであっても、従来例と異なり、段差を超えるときに、無限軌道の走行面側の部分と車輪外周面との交差部に、段差の角が嵌り込んで衝撃を受けるおそれが少なくなる。
請求項4記載の発明の移動点滴台によれば、点滴用具を係止可能な支柱の脚部に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャスタを備えたので、無限軌道の走行面側の部分と車輪外周面との交差部に段差の角が嵌り込むことによって受ける衝撃により、点滴用具の落下などを招くおそれが少なくなる。
本発明の実施形態1に係るキャスタを備えた移動点滴台を示す斜視図である。 実施形態1に係る移動点滴台のキャスタを示す斜視図である。 実施形態1に係る移動点滴台のキャスタを示す側面図と正面図である。 実施形態2に係る移動点滴台のキャスタを示す斜視図である。 実施形態2に係る移動点滴台のキャスタを示す側面図と正面図である。 無端状ベルトの傾斜角度と長さとの調整方法を示す模式図である。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係るキャスタ2を備えた移動点滴台1を示す斜視図、図2はキャスタ2の斜視図、図3(a)(b)はキャスタ2の側面図と正面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態1に係る移動点滴台1は、アルミニウム、ステンレス鋼、合成樹脂、ゴム等を主たる材料としており、平面視で五方に延びる脚先のそれぞれに移動用のキャスタ2を装着した脚部3と、脚部3に立設され、テレスコープ状に伸縮可能な支柱4と、支柱4の頂部に設けられ、点滴瓶等の点滴用具6を係止するための係止杆5とを備えている。
図2,図3(a)(b)に示すように、キャスタ2は、縦軸21と、軸受22と、支持部材23と、横軸24,26と、車輪25と、プーリ27,29と、無端状ベルト(無限軌道に相当する。)28とを備えている。
縦軸21を移動点滴台1の脚部3の脚先下側に取り付けて、正面視で下向きコの字状の支持部材23をこの縦軸21まわりに旋回自在に支持するようにしている。また、支持部材23の縦軸21付近を貫通させて横軸26を取り付けるとともに、縦軸21から離間した部位を貫通させて横軸24を取り付けている。支持部材23における縦軸21に沿った方向での横軸24,26の位置は,略同じとなるように設定している。
横軸26のうちの支持部材23の内側部分には、プーリ27を回転自在に取り付けている。また、横軸24のうちの支持部材23の内側部分には、プーリ29を回転自在に取り付けるとともに、支持部材23の左右外側部分には、2個の車輪25をそれぞれ回転自在に取り付けて、いわゆる双輪構造としている。車輪25の外径が大きくなるのを抑える一方、耐荷重と操作性とを向上させるためである。また車輪25が、この車輪25と平行な溝に嵌り込むことを防ぐためでもある。
プーリ29の外径は、それに巻き掛けた無端状ベルト28の厚みを含めて、車輪25の外径より若干小さくなるように設定し、プーリ27の外径は、プーリ29の外径よりもさらに小さくなるように設定している。
無端状ベルト28は、ゴム等の弾性体からなり、2個の車輪25の間に配置される。この無端状ベルト28は、車輪25の側方に隣接して配置され、車輪25とは平行であり、プーリ27,29間に緊張状態で巻き掛けられて、車輪25とは独立に回動可能である。また、無端状ベルト28は、プーリ27,29と車輪25との前記大小関係などにより、車輪25が走行する走行面7からほんの少しだけ離間し、無端状ベルト28の走行面7側の部分は、車輪25よりも前方に延びており、しかも前方に向かうにつれて走行面7から離れるように傾斜している。
そして、側面視において、無端状ベルト28の走行面7側の部分と車輪25の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、車輪25の接地面9の前方かつ近傍の位置で交差するようになっている。
このキャスタ2では、移動点滴台1を前進させると、車輪25と走行面7との間に発生する摩擦力により、車輪25とプーリ29とがひとりでに進行方向と反対側に向くとともに、プーリ27がひとりでに進行方向に向くことになる(図3(a)を参照)。
したがって、移動点滴台1を、壁際などに置きたいときに、キャスタ2のプーリ27ができるだけ突出しないようにすることが好ましい。横軸26を縦軸21に近接させる一方、横軸24を縦軸21から離間させた所以である。
そして、無端ベルト28を走行面7から離間させたまま、車輪25だけで走行面7上を前進し、段差8に到達すると、その段差8の角部に無端状ベルト28の走行面7側がまず当接する。このときの衝撃力は、当接角度により分散され、無端状ベルト28の弾性によってほぼ完全に吸収される。
その状態で、移動点滴台1をさらに前進させると、無端状ベルト28の走行面7側に、移動点滴台1の荷重がかかり、その荷重の水平分力によって無端状ベルト28を回動させることにより、車輪25が走行面7から浮上する。
さらに、移動点滴台1を前進させると、車輪25は段差8の高さまで浮上して、キャスタ2の全体が段差8に乗り移ることができる。他のキャスタ2についても順次に段差8を乗り移る結果、移動点滴台1の全体が段差8を容易に乗り越えることができる。
このように、移動点滴台1によれば、平坦な走行路7では、キャスタ2の車輪25だけで接地しており、従来例と押し心地は変わらないものの、キャスタ2の側面視において、無端状ベルト28の走行面7側の部分と車輪25の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、車輪25の接地面9の前方かつ近傍の位置で交差するので、無端状ベルト28の走行面7側が実質的に車輪25の外周面の接線上にあって、その無端状ベルト28の走行面7側と車輪25との間に切れ目や有意な凹凸がないことになる。
したがって、車輪25の外径が小さいままであっても、従来例と異なり、段差8を超えるときに、無端状ベルト28の走行面7側と車輪25の外周面との交差部に段差8の角が嵌り込むことによって受ける衝撃や振動により、点滴用具6の落下や破損などを招くおそれが少なくなる。
(実施形態2)
ところで、上記実施形態1に係るキャスタ2の車輪25などへの塵埃混入やコードなどの巻き込み対策として、車輪25などを覆うカバーを設けたいことがある。本実施形態2に係るキャスタ2aは、かかる要請に応えるものであり、上記実施形態1の移動点滴台1において、本実施形態2に係るキャスタ2aを備えることができる。図4はキャスタ2aの斜視図、図5(a)(b)はキャスタ2aの側面図と正面図である。以下、上記実施形態1との共通する要素については、同一の符号を付番して、その詳細説明をできるだけ省略する。
図4,図5(a)(b)に示すように、キャスタ2aは、縦軸21と、軸受22と、支持部材23aと、横軸24,26と、車輪25と、プーリ27,29と、無端状ベルト(無限軌道に相当する。)28とを備えている。
縦軸21を移動点滴台1の脚部3に取り付けて、正面視で下向きコの字状の支持部材23aをこの縦軸21まわりに旋回自在に支持するようにしている。また、支持部材23aの縦軸21付近を貫通させて横軸26を取り付けるとともに、縦軸21から離間した部位を貫通させて横軸24を取り付けている。支持部材23aにおける縦軸21に沿った方向での横軸24,26の位置は,略同じとなるように設定している。
横軸26のうちの支持部材23aの内側部分には、プーリ27を回転自在に取り付けている。また、横軸24のうちの支持部材23aの内側中央部分には、プーリ29を回転自在に取り付けるとともに、支持部材23aの内側で、かつプーリ29の外側部分には、2個の車輪25をそれぞれ回転自在に取り付けて、いわゆるカバー付の双輪構造としている。上記実施形態1での目的に加えて、車輪25などへの塵埃混入やコードなどの巻き込み防止のためである。
プーリ29の外径は、それに巻き掛けた無端状ベルト28の厚みを含めて、車輪25の外径より若干小さくなるように設定し、プーリ27の外径は、プーリ29の外径よりもさらに小さくなるように設定している。プーリ29と車輪25との間には、図示しないスペーサを挿入して、両者が連れ回りしないようにしている。
無端状ベルト28は、ゴム等弾性体からなっており、2個の車輪25の間に配置される。この無端状ベルト28は、車輪25の側方に隣接して配置され、車輪25とは平行であり、プーリ27,29間に緊張状態で巻き掛けられて、車輪25とは独立に回動可能である。また、無端状ベルト28は、プーリ27,29と車輪25との前記大小関係などにより、車輪25が走行する走行面7からほんの少しだけ離間し、無端状ベルト28の走行面7側の部分は、車輪25よりも前方に延びており、しかも前方に向かうにつれて走行面7から離れるように傾斜している。
そして、側面視において、無端状ベルト28の走行面7側の部分と車輪25の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、車輪25の接地面9の前方かつ近傍の位置で交差するようになっている。
このキャスタ2aでは、移動点滴台1を前進させると、車輪25と走行面7との間に発生する摩擦力により、車輪25とプーリ29とがひとりでに進行方向と反対側に向くとともに、プーリ27がひとりでに進行方向に向くことになる(図5(a)を参照)。
したがって、移動点滴台1を、壁際などに置きたいときに、キャスタ2aのプーリ27ができるだけ突出しないようにすることが好ましい。横軸26を縦軸21に近接させる一方、横軸24を縦軸21から離間させた所以である。
そして、無端ベルト28を走行面7から離間させたまま、車輪25だけで走行面7上を前進し、段差8に到達すると、その段差8の角部に無端状ベルト28の走行面7側がまず当接する。このときの衝撃力は、当接角度により分散され、無端状ベルト28の弾性によってほぼ完全に吸収される。
その状態で、移動点滴台1をさらに前進させると、無端状ベルト28の走行面7側に、移動点滴台1の荷重がかかり、その荷重の水平分力によって無端状ベルト28を回動させることにより、車輪25が走行面7から浮上する。
さらに、移動点滴台1を前進させると、車輪25は段差8の高さまで浮上して、キャスタ2aの全体が段差8に乗り移ることができる。他のキャスタ2aについても順次に段差8を乗り移る結果、移動点滴台1の全体が段差8を乗り越えることができる。
このように、移動点滴台1によれば、平坦な走行路7では、キャスタ2aの車輪25だけで接地しており、従来例と押し心地は変わらないものの、キャスタ2aの側面視において、無端状ベルト28の走行面7側の部分と車輪25の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、車輪25の接地面9の前方かつ近傍の位置で交差するので、無端状ベルト28の走行面7側が実質的に車輪25の外周面の接線上にあって、その無端状ベルト28の走行面7側と車輪25との間に切れ目や有意な凹凸がないことになる。
したがって、車輪25の外径が小さいままであっても、従来例と異なり、段差8を超えるときに、無端状ベルト28の走行面7側と車輪25の外周面との交差部に段差8の角が嵌り込むことによって受ける衝撃や振動により、点滴用具6の落下や破損などを招くおそれが少なくなる。また、キャスタ2aの支持部材23aが、車輪25などへの塵埃混入やコード等巻き込み対策用のカバーとしての機能をも有するので、キャスタ2aの車輪25などの回転不良などの故障もきわめて少なくなる。
なお、上記実施形態1,2では、無端状ベルト28の走行面7側の傾斜角度や長さをそれぞれ可変とすることには言及していないが、無端状ベルト28の走行面7側の傾斜角度や長さをそれぞれ可変とすれば、段差8の形状(高さ、奥行など)が大きく変わったとしてもそれに対応して無端状ベルト28の走行面7側の傾斜角度や長さをそれぞれ調整できて便利である。
具体的な調整方法としては、図6(a)に示すように、支持部材23,23aの横軸26の貫通部分を長穴231にして、横軸26の位置をA方向に可変とすることにより、無端状ベルト28の走行面7側の傾斜角度の調整することができる。また、図6(b)に示すように、支持部材23,23aの横軸26の貫通部分を長穴232にして、横軸26の位置をB方向に可変とし、さらに無端状ベルト28を適当な長さのものに交換することにより、その無端状ベルト28の走行面7側の長さを調整することができる。さらに、両調整方法を組み合わせ適用することもできる。
また、上記実施形態1,2では、支持部材23,23aのうちの横軸24と同軸に車輪25とプーリ29とを回転自在に取り付けているが、プーリ29の回転軸を別途設けてもよい。
また、上記実施形態1,2では、横軸24,26を、支持部材の縦軸21に沿った方向の位置で同じであることを前提に、プーリ27の外径をプーリ29の外径よりも小さく設定しているが、横軸24を横軸26よりも上部に配置すれば、プーリ27の外径をプーリ29の外径と同じかそれ以上とすることができる。
また、上記実施形態1,2では、無限軌道として、プーリ27,29と、ゴム等の弾性体からなる無端状ベルト28との組み合わせ例を示しているが、これに代えて、たとえばチェーンとスプロケットとの組み合わせなど、他の無限軌道を採用してもよい。
また、上記実施形態1,2では、ともに双輪構造のキャスタ2,2aを採用しているが、単輪構造のものであってもよい。
1 移動点滴台
2,2a キャスタ
21 縦軸
22 軸受
23,23a 支持部材
24,26 横軸
25 車輪
27,29 プーリ
28 無端状ベルト(無限軌道に相当する。)
3 脚部
4 支柱
5 係止杆
6 点滴用具
7 走行面
8 段差
9 接地面
特開平10−211802号公報

Claims (4)

  1. 回転自在に支持された車輪と、
    前記車輪の側方に隣接して配置され、該車輪とは平行であり、該車輪とは独立に回動可能な無限軌道とを備え、
    前記無限軌道は、前記車輪が走行する走行面から離間し、
    前記無限軌道の前記走行面側の部分は、前記車輪よりも前方に延び、しかも前方に向かうにつれて前記走行面から離れるように傾斜し、
    側面視において、前記無限軌道の前記走行面側の部分と前記車輪の外周部分とが、滑らかに連絡するように、前後方向に関して、前記車輪の接地面の前方かつ近傍の位置で交差することを特徴とするキャスタ。
  2. 前記無限軌道の前記走行面側の部分の傾斜角度を調整可能としたことを特徴とする請求項1記載のキャスタ。
  3. 前記無限軌道の前記走行面側の部分の長さを調整可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載のキャスタ。
  4. 点滴用具を係止可能な支柱の脚部に、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキャスタを備えたことを特徴する移動点滴台。
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