JP2005504605A - 手術台 - Google Patents

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JP2005504605A JP2003533836A JP2003533836A JP2005504605A JP 2005504605 A JP2005504605 A JP 2005504605A JP 2003533836 A JP2003533836 A JP 2003533836A JP 2003533836 A JP2003533836 A JP 2003533836A JP 2005504605 A JP2005504605 A JP 2005504605A
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Abstract

床に起立するための基部(4)、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱(8)、患者支持面をもたらす天板(10)、第1および第2の枠部(60、62)からなり天板(10)の少なくとも一部分を2つの直交する軸を中心として回転可能にするために天板(10)と柱(8)との間に取り付けられている可動の枠体、ならびに、第1および第2のアクチュエータ(78、108)からなり、各アクチュエータが、それぞれの枠部(60、62)に、該枠部をそれぞれの軸を中心として動かすために連結されている手術台。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、手術台に関する。
【背景技術】
【0002】
床に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ可変の柱、および患者を支えるための面を提供する天板からなる手術台は周知である。手術台は一般に、互いの角度を変化させることのできる数個の別々の部位に分割されており、手術台は通常、上部の角度を調節するための機構をいくつか備えている。
【0003】
天板の角度を変化させるためのより優れた機構を求めるニーズがある。
【0004】
さらに、汚れを取り除くために手術台を定期的に清掃する必要がある。また、手術台の機械、電気および電子部品を、定期的に保守点検する必要もある。保守点検のためテーブルの種々の部品へのアクセスを容易にした手術台も望まれている。
【0005】
天板の高さを変化させるための柱高さ調節機構が、相対移動可能な複数の部材を昇降機構と組み合わせて備えてなる手術台も知られている。より優れた昇降柱機構を備えた手術台も望まれている。柱が、高さを変えても剛性を保つ必要がある。
【0006】
手術台を万能なものとするため、天板を種々の異なる形状に配置できる必要がある。天板配置形状の種類を増やすことのできる可動天板を備えた手術台が望まれている。
【0007】
天板を或る形状から他の形状に動かすとき、手術台を使用する医療従事者が、手術台の種々の部品の相対移動によって怪我をすることがないようにしなければならない。したがって、例えば医療従事者の指が手術台の相対移動する可動部品に挟まれて、医療従事者が怪我をすることがないよう、組み込み式の安全装置を備えた手術台が望まれている。
【0008】
手術台は床面を移動できる必要があるので、公知の手術台は、移動および所定位置への固定を可能にするため、車輪またはキャスタ、およびブレーキ機構を備えている。車輪およびキャスタは、手術作業中の安定性を確保しつつ、大きな患者の体重を支えることもある手術台の重さに耐える必要がある。手術台のためのより優れた車輪/キャスタ機構が望まれている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様においては、床面に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらす天板、第1および第2の枠部を有し天板の少なくとも一部分を2つの直交する軸を中心として回動可能にするために天板と柱との間に取り付けられている可動の枠体、ならびに、それぞれの枠部に連結されて該枠部をそれぞれの軸を中心として動かす第1および第2のアクチュエータを備えた手術台が提供される。
【0010】
第1の枠部が柱に第1の軸を中心として回転可能に取り付けられ、第2の枠部が第1の枠部に第2の軸を中心として回動可能に取り付けられ、かつ天板に接続されているのが好ましい。
【0011】
第1の枠部が第2の枠部の内側に配置され、該第1の枠部が柱の上部を囲んでいると好ましい。
【0012】
第1の枠部に、柱の両側の2つの第1のピボット接続部によって回転可能に取り付けられているのが好ましい。
【0013】
前記2つの第1のピボット接続部が、柱の昇降機構の最上部よりも下方の高さに位置しているのが好ましい。
【0014】
第2の枠部が第1の枠部に、第1の枠部の相対向する辺に位置する2つのピボット接続部によって回動可能に取り付けられているのが好ましい。
【0015】
第1および第2のアクチュエータがそれぞれ、固定本体部分および可動伸張部分からなり、固定本体部分が、柱および枠のいずれか一方に取り付けられ、可動伸張部分が柱および枠の他方に取り付けられているのが好ましい。
【0016】
前記可動伸張部分が、自在継手によって各枠に接続されているのが好ましい。
【0017】
各枠が矩形であり、前記可動伸張部分が各枠部の角部に接続されているのが好ましい。
【0018】
各アクチュエータの固定本体部分が、柱を構成する枠部に取り付けられ、該枠部が、天板の高さを調整するときに天板とともに高さを変えるべく調節されるのが好ましい。
【0019】
天板が、第2の枠部を構成する相対向する長手方向向きの部材に取り付けられているのが好ましい。
【0020】
本発明の第2の態様では、床に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらす天板、および、柱の上部および天板の下面を露出するべく天板を上方に跳ね上げることを可能にするための、柱の上部と天板の間のヒンジ機構からなる手術台を提供する。
【0021】
ヒンジ機構が、天板の長手方向と交差するヒンジ軸を有しているのが好ましい。
【0022】
ヒンジ機構が、天板の下面、かつ天板の重量のほぼ等しい分量がヒンジ機構の両側に加わるように選択された位置に取り付けられているのが好ましい。
【0023】
ヒンジ機構が、天板の下面に取り付けられた一対の長手方向に向いた部材、および、天板の少なくとも一部分を2つの直交する軸を中心として回転させることができるよう天板と柱の間に取り付けられた可動の枠体に取り付けられているのが好ましい。
【0024】
手術台が、さらに、天板を下ろした位置に随意固定するため、手術台と柱の間に少なくとも1つの把持部材を有するのが好ましい。
【0025】
ヒンジ機構と少なくとも1つの把持部材とが、柱をはさんで対向して位置するのが好ましい。
【0026】
本発明の第3の態様では、床に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、および患者支持面をもたらす天板を備え、前記柱が、基部に取り付けられ昇降機構を有する内側柱部、上部が内側柱部の上部可動部分に取り付けられ該上部可動部分とともに移動可能であり、さらに天板に取り付けられている外側柱部、および、内側柱部と外側柱部との間の摺動機構からなる手術台を提供する。
【0027】
摺動機構が複数の摺動部材からなり、該複数の摺動部材が、内側柱部および外側柱部の一方に取り付けられ、内側柱部および外側柱部の他方の少なくとも1表面上を摺動するよう構成されているのが好ましい。
【0028】
摺動部材が外側柱部の内面に取り付けられ、内側柱の外面に当接しているのが好ましい。
【0029】
摺動部材が、外側柱部の下端に沿って取り付けられているのが好ましい。
【0030】
外側柱部が筒状であり、摺動部材が該筒の内面を巡って取り付けられているのが好ましい。
【0031】
外側柱部が水平板によって内側柱部に取り付けられており、該水平板が、昇降機構の水平な上面および外側柱部の上端周縁に取り付けられているのが好ましい。
【0032】
摺動部材がプラスチック製パッドからなるのが好ましい。
【0033】
前記プラスチックがアセタールの単独重合体であるのが好ましい。
【0034】
プラスチック製パッドが調整式の取付座に取り付けられて、該プラスチック製パッドをパッドの磨耗を補償すべく調節できるのが好ましい。
【0035】
本発明の第4の態様では、床に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらす天板、および、天板を天板の随意の長手方向に沿って柱に対して相対移動させるための天板水平駆動機構からなる手術台を提供する。
【0036】
天板水平駆動機構が、モータ、該モータによって駆動される一対の駆動要素、および一対の水平移動装置からなり、該水平移動装置が天板の長手方向に沿った縁にそれぞれ位置し、各駆動要素が対応する水平移動装置を回転するよう構成されているのが好ましい。
【0037】
各水平移動装置が、天板の長手方向に延びた細長い第1の係合部材、第1の係合部材に沿って移動可能な本体、および本体内に取り付けられた輪状の第2の係合部材からなり、第2の係合部材が第1の係合部材を取り囲んで第1の係合部材と係合し、前記駆動要素のそれぞれが第2の係合部材に接続されているのが好ましい。
【0038】
第1および第2の係合部材にねじ山が設けられ、両者が螺合しているのが好ましい。
【0039】
モータ、一対の駆動要素、一対の本体、および一対の第2の係合部材が、共通の枠体に取りつけられているのが好ましい。
【0040】
前記共通の枠体が柱に接続され、前記第1の係合部材が天板に接続されているのが好ましい。
【0041】
各回転要素が、1本の環状ベルトの複数の部位からなり、前記モータが、該環状ベルトを一斉に駆動するためのプーリ機構を有しているのが好ましい。
【0042】
環状ベルトの内面が、環状の第2の係合部材の対応する外表面の形状に合致する形状に形成されているのが好ましい。
【0043】
摺動棒がそれぞれ、第1の係合部材のそれぞれに平行に取りつけられているのが好ましい。
【0044】
第1の係合部材のそれぞれ、および該第1の係合部材と連携する摺動棒が、天板に接続された対応する一対の支持ブロック間に取り付けられているのがましい。
【0045】
本発明の第5の態様では、床に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらし、自身の方向のうちの随意の1方向に沿って柱に対して相対移動可能な天板、および、天板と柱の相対移動の際に両者の間にユーザの指が挟まれないようにするための指安全装置からなる手術台が提供される。
【0046】
指安全装置が、天板および柱が一緒に動いたときにともに動くことができる対向2面の一方の近傍に配置された可動要素を有し、該要素が動かされたときに、天板および柱の移動が不可能にされるのが好ましい。
【0047】
前記要素が、前記一表面から或る距離だけ離れており、該要素と該表面との間にユーザの指が押し込まれたときに該要素が動かされるのが好ましい。
【0048】
前記可動要素が、天板の移動に関して柱の対向する各側、かつ天板の相対向する長手方向に沿った縁のそれぞれに設けられているのが好ましい。
【0049】
一対の前記可動要素が、天板の各長手方向に沿った縁のためのそれぞれ1つの共通な検出装置を構成しているのが好ましい。
【0050】
前記1つの検出装置が1本の棒からなり、該棒が、スイッチ作動具を保持する中央部分、およびそれぞれが前記可動要素のそれぞれからなる対向する2つの端部部分を有しており、前記スイッチ作動具がスイッチ装置と係合していることにより、棒が長手方向のいずれかに動いたときスイッチ装置の作動が生じるのが好ましい。
【0051】
前記1つ検出装置が、枠の対向する壁の間に取り付けられており、さらに前記スイッチ作動具を中央位置に付勢するための対向する一対の付勢要素を有しているのが好ましい。
【0052】
前記棒の端部部分が水平向きであり、前記各対向壁の横向きの外表面と距離をおいて、天板の中央長手軸に向かって内側に延びているのが好ましい。
【0053】
前記スイッチ作動具が、中央部分および2つの外側部分を有する形状の表面からなり、これらの部分の寸法が中央部分から外側部分に徐々に増加しており、これにより、スイッチ装置が中央位置から動かされたときに、スイッチ装置がスイッチを作動させるべく駆動されるのが好ましい。
【0054】
前記形状の表面が、さらに中央部分と外側部分の間に2つの中間部分を有し、各中間部分が、中央部分の対向する各側にあるのが好ましい。
【0055】
本発明の第6の態様では、床に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、および患者支持面をもたらす天板を備えた手術台であって、前記基部が、対向する第1および第2の端部、手術台を床面上で動かすことができるようにするための第1の端部の長手方向向きの複数の固定車輪および第2の端部の複数の第1のキャスタ、第1の端部の複数の第2のキャスタ、第2のキャスタを上方の格納位置と第2のキャスタが固定車輪よりも低く 位置することによって固定車輪が床から引き離される下方の作動位置との間で動かすための第1の移動機構、第2の端部の複数の固定脚、および、第1のキャスタを上方の格納位置と第1のキャスタが固定脚よりも低く位置することによって固定脚が床から引き離される下方の作動位置との間で動かすための第2の移動機構からなる手術台が提供される。
【0056】
移動機構の少なくとも1つが、各キャスタが下方に向かってぶら下がっている水平部材、水平部材の上方位置と下方位置との間の垂直方向の動きを案内するための少なくとも1つの案内部材、および、各キャスタを下方の作動位置へと動かすべく水平部材に下向きの力を随意加えるためのアクチュエータを含んでいるのが好ましい。
【0057】
前記アクチュエータが、回転可能な軸部材の第1の端部に偏心して取り付けられ前記水平部材の上面に作用する当接面を有している当接部材、前記軸部材の第1の端部と対向する第2の端部に半径方向に延伸するように取り付けられたアーム、および、該アームの前記の軸から遠いほうの端部に取り付けられたペダル部材を有するのが好ましい。
【0058】
前記当接部材がころ軸受からなり、前記水平部材が板であるのが好ましい。
【0059】
前記少なくとも1つの案内部材が、前記板に設けられた複数の孔のそれぞれをそれぞれ貫通して延びる複数の上方向きの案内ピンを有するのが好ましい。
【0060】
前記移動機構の少なくとも1つが、アクチュエータを下方位置に係止し各キャスタを下方の作動位置に保持するための係止機構をさらに備えているのが好ましい。
【0061】
前記係止機構が、前記基部に取り付けられた外側に向かって延びる金具を備えており、該金具が、前記アームの上面が保持される下方向きの係止面をもたらしているのが好ましい。
【0062】
前記移動機構の少なくとも1つが、各キャスタを格納する際に前記基部の移動を減衰させるための減衰装置をさらに備えているのが好ましい。
【0063】
前記減衰装置が液圧ダンパからなるのが好ましい。
【0064】
前記2つの移動機構が同じ構造を有し、該2つの移動機構を動作させるためのペダルが、前記基部の同じ長手方向に沿った縁に配置されているのが好ましい。
【0065】
本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面を参照しつつ、あくまで例として説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0066】
図1を参照すると、参照符号2で広く示されている手術台は、床6上に位置する基部4、基部4に取り付けられた高さ調節可能な柱8、および患者を支えるための面12を提供している天板10からなる。
【0067】
天板10は、4つの部分、すなわち頭部14、胴体上部16、胴体下部18、および脚部20に分割されている。頭部14および脚部20は、それぞれ独立したマットレス22、24を備えている。胴体上部および下部16、18は、両部分16、18の全長にわたって延びる共通のマットレス26を備えている。共通のマットレス26には、胴体上部および下部16、18間の第1のピボット接続32の位置の上方に、間隔をあけて配置された一対の平行な溝28、30が設けられ、天板10の全幅を横切って延びている。これにより、詳細を後述するように、胴体上部および下部16、18をピボット接続部32によって規定される横軸を中心として回動させて互いに相対的に傾けるとき、共通のマットレス26を柔軟に曲げることができる。
【0068】
頭部14の下端34は、第2のピボット接続部38によって胴体上部16の上端36に取り付けられており、頭部14は、第2のピボット接続38が規定する横軸を中心として、胴体上部16に対して移動可能である。頭部14の傾斜角度は、頭部14の下面および胴体上部16に固定され、頭部14の下面と胴体上部16との間を延びている一対の通常の調整式支柱40によって制御される。調整式支柱40は、天板10の各側に1つずつ設けられているが、図1では1つだけが示されている。支柱40は、液圧または電気式のアクチュエータでよく、あるいは係止が可能な気体ばねでもよい。脚部20も同様に、第3のピボット接続部44によって規定される横軸を中心として移動できるよう、2本の支柱46によって胴体下部18の下端42に取り付けられている。支柱46は一方のみが図示されており、その両端は胴体下部18および脚部20に固定されている。
【0069】
3つのピボット接続部32、38、44を設けたことにより、4つの部分14、16、18、20を隣接する部分14、16、18、20に対して任意に傾けて、天板10を所望の形状に設定することができる。
【0070】
本発明の一態様によれば、手術用台2に傾斜/首振り機構が設けられており、(傾斜機構によって)天板10の胴体上部16を、手術台2を横切る横軸を中心として水平面に対し傾けることができ、かつ(首振り機構によって)天板10の全体を、天板10の長さ方向に延びる長手軸(縦軸)を中心として水平面に対し傾けることができる。さらに詳しく説明すると、胴体上部16を直交する2つの軸のいずれか一方または両方を中心として動かすことができるよう、駆動機構の作用によって水平面から動くことができるようにされている枠体に、胴体上部16が取り付けられる。
【0071】
図2〜5は、手術台2の種々の部品を、説明を容易にするため分解した状態で示している。基部4の台座50に、柱8の調整式昇降柱機構54が取り付けられ、台座50から上方に向かって延びている。台座50は、組み立てられた状態の手術台2においては、図1に示すとおりカバー部材52で覆われる。柱機構54は筒状の外枠56を備えており、外枠56は、鉛直方向を向き、矩形、好ましくは正方形の横断面を有している。外枠56は通常、剛体を形成すべく溶接接合された複数枚の鋼板からなる。外枠56の上部58は、例えばボルト締結によって、昇降柱機構54の上部59(図5)に取り付けられている。したがって、昇降柱機構54が高さを増し、後述のとおり天板10を持ち上げるとき、外枠56も昇降柱機構54の上部59と一緒に持ち上げられる。
【0072】
図3に詳細に示されているように、内側の傾斜枠60(第1の枠部)が、水平な第1のピボット軸61を中心として外枠56にピボットされ、次に外側の首振り枠62(第2の枠部)が、第2の回動軸64を中心として内側の傾斜枠60にピボットされている。傾斜枠60は矩形、好ましくは正方形の形状であり、長手方向(縦方向)を向いた対向する一対の回転部材66、68からなり、該回動部材66、68が、それぞれ各第1のピボット接続部70、72によって外枠56に回動自在に軸支されるとともに、端部において、横方向を向いた対向する一対の側面部材74、76によって一体に連結されている。回転部材66、68により、傾斜枠60を水平軸61の周りに回転させることができる。
【0073】
傾斜枠60の回転は、傾斜用アクチュエータ78の動作によって行われる。傾斜用アクチュエータ78は、通常、液圧または電気式のアクチュエータであり、本体79が、外枠56の基部81において枠壁80に固定されている。傾斜用アクチュエータ78は、(図示した実施の形態においては、)電動モータを含む固定の本体82を備える。該モータによって駆動される可動の長い送りねじ84の自由端が、接続具88によって傾斜枠60の角部90に回転可能に接続されている電気式のアクチュエータである。別の実施の形態においては、傾斜用アクチュエータ78は、可動ピストン84を収容したシリンダ82からなる液圧機構を備え、可動ピストン84の自由端86が、接続具88によって傾斜枠60の角部90に回転可能に接続されている。自由端86を、傾斜枠60の中間点に接続してもよい。傾斜用アクチュエータ78を動作させることにより、送りねじ84が展張または格納され、ピボット接続部70、72の作用により、傾斜枠60が送りねじ84の展張または格納に対応して軸61を中心として回転する。
【0074】
外側の首振り枠62は、横方向を向いた対向する2つの回動部材94、96からなり、該回動部材94、96がそれぞれ、各第2のピボット続部98、100によって内側の傾斜枠60の各側面部材74、76に回転されている。したがって、外側の首振り枠62は、ビット接続部98、100によって規定される第2のピボット軸64を中心として回動可能である。内側の傾斜枠60と同様、外側の首振り枠62は矩形、好ましくは正方形の形状であり、相対向する回動部材94、96が端部において、長手方向を向いた相対向する一対の側面部材102、104で一体に連結されている。外側の首振り枠62の2つの回動部材94、96および2つの側方部材102、104のそれぞれの上面は、共通の一平面内にあって昇降柱機構54の最上部の取り付け面106を形成しており、この取り付け面106に天板10の下面が取り付けられる。
【0075】
首振り用アクチュエータ108は、傾斜用アクチュエータ78と同様に、電気式アクチュエータ機構110の固定の本体109および送りねじ112を有し、外枠56に取り付けられており、特に、外枠56の傾斜用アクチュエータ78が取り付けられた枠壁80とは反対側の枠壁113に取り付けられている。送りねじ112の自由端115は、自在継手114を介して接続部材116に接続される。外側首振り枠62の側面部材のうち、首振り用アクチュエータ108の上方に位置する方の側面部材102に、2つの支持部材120、122が下方にぶら下がるように取り付けられており、接続部材116は、この2つの支持部材120、122に取り付けられている。
【0076】
このように、外枠56の上部58が、傾斜および首振りのための2つの枠60、62のうち内側の傾斜枠60の枢動軸61を保持し、外枠56の基部81が、傾斜用アクチュエータ78および首振り用アクチュエータ108の両者を支持する機能を果たす。傾斜用アクチュエータ78を動作させたとき、傾斜枠60が天板10の幅を横切って延びる第1の回動軸61を中心として回転し、天板10の胴体上部16に傾斜動作をもたらす。外側の首振り枠62は傾斜枠60に、傾斜枠60の第1の回動軸61に対して90°の角度にある第2のピボット64を中心として回動可能に接続される。首振り枠62は、首振り用アクチュエータ108によって第2のピボット64を規定している各ピボット接続部98、100を中心として回転させられたとき、天板10の胴体上部16、したがって天板10全体に、天板10の長さ方向に延びる第2のピボット64を中心とする首振り動作をもたらす。
【0077】
このように、内側の傾斜枠60と外側の首振り枠62が、直交する2つの回動軸61、64を中心とするジンバル構造を形成し、傾斜用および首振り用の2つのアクチュエータ78、108の状態によって、天板10の傾斜および首振り角度の任意の組合せを選択できる。
【0078】
内側の傾斜枠が外側の首振り枠の内側に配置されているので、内側の傾斜枠が柱の上部を囲み、内側の傾斜枠のための2つのピボット接続部は、柱の昇降機構の最上部よりも下方の高さに位置する。これにより、傾斜/首振り機構が昇降機構の下方に下げられ、テーブルの最小高さを小さくすることができるという利点がもたらされる。
【0079】
以下に詳細に説明するように、外側の首振り枠62が昇降柱機構54の上部を構成しており、図1に示すとおり、典型的には弾性材料からなるベローズ形式の可撓カバー123が、外側の首振り枠62の周囲に直接取り付けられている。また、柱8のための伸縮式外側カバー125が、柱8に直接取り付けられ、下方にぶら下がっている。ベローズ123は、柱8に対する天板10の傾斜または首振りの程度にかかわらず傾斜および首振り機構を汚染から確実に守ることができるよう、柔軟である。図1に示すように、伸縮式カバー125は、図示した実施の形態では4つであるが、一連のカバー部材要素124、126、128、130からなる。カバー部材要素124、126、128、130は、好ましくは正方形である断面が順に小さくなっており、入れ子式の構成で一方が他方の内側に順に位置し、寸法の最も大きい要素124が柱8に取り付けられ、徐々に小さくなる各要素126、128、130がそこからぶら下がっている。伸縮式カバー125により、天板10の高さにかかわらず、柱8を汚染から確実に保護することができる。
【0080】
天板10を、外側の首振り枠62に直接ボルトで取り付けてもよく、あるいは移動防止機構(図示せず)を介して外側の首振り枠62に接続してもよい。しかしながら、以下に説明するとおり、図示した本発明の第2の態様による実施の形態では、保守点検時に柱8の上部および天板10の下面へのアクセスを容易にするため、天板10を柱8に対して或る一方向に跳ね上げることができるよう、天板10がヒンジ構造によって柱8の上部へと取り付けられている。手術室で手術台2を使用した後、定期的な保守点検のため、高さ調節式昇降柱機構54の電子、電気および機械部品、ならびに天板10下面の同様の部品に容易にアクセスすることができるよう、天板10を柱8の上部から移動させる必要が時々ある。
【0081】
図6を参照すると、天板10の下面131に、横方向を向いた一対の第1の梁部材132、134が設けられており、該梁部材132、134はそれぞれ、両端で(後述する天板水平駆動機構を介して)天板10の各長手方向縁136、138に接続されている。さらに、長手方向を向いた一対の第2の梁部材140、142が、横方向の第1の梁部材132、134に取り付けられており、長手方向梁部材140、142は、一端141、143においてヒンジ機構を構成する一対のヒンジ接続部144、145により、外側首振り枠62の側面部材104、102にヒンジ接続されている。長手方向梁部材140、142のそれぞれには、向かい合う端部146、148にそれぞれ把持部材150、151が設けられており、該把持部材150、151が、外側首振り枠62の側面部材104、102にそれぞれ設けられた対応する把持解放部材153、155と係合する。図6では、天板10が柱8に対して跳ね上げられた状態で示されており、把持部材150、151は、首振り枠62の対応する把持解放部材153、155から解放された状態にある。
【0082】
ヒンジ接続部144、145は、天板10の胴体上部16の直下に位置し、特に、天板10の重量のほぼ同じ分量が両側に加わる天板10の支点158として作用する位置にある。これにより重量の釣り合いがもたらされ、保守点検技術者による最小限の人力で、ヒンジで取り付けられた天板10をヒンジ接続部144、145を中心として開放状態(すなわち跳ね上げ状態)に容易に跳ね上げることができ、手での取り扱いの際に保守点検技術者が事故にあう恐れを少なくし、1人での保守点検を可能にし、手術室の停止時間を少なくする。これにより、公知の構成のように、天板10を安全に取り外すべく天板10を持ち上げるために2人の人間を必要とすることはなくなる。天板10が閉じられた状態、すなわちヒンジで下げられた状態にあるとき、把持部材150、151が解放部材153、155としっかりと係合し、天板10が柱8に対して不意に跳ね上がることがないよう、天板10を外側の傾斜枠62にがっちりと固定する。
【0083】
本発明の別の態様によれば、柱8の昇降柱機構54は、柱組立体の剛性を高めるため、内側および外側の柱部材による摺動構成を備えている。柱8の昇降柱機構54は、天板10の高さを調節するため伸縮可能である必要があるので、柱8は、高さ可変の昇降柱機構54を容易にもたらしつつ、可能な限り剛であることが重要である。
【0084】
本発明のこの態様によれば、図7〜9に示すように、昇降柱機構54の内側の柱160内に、例えばシリンダおよびピストンからなる組立体(図示せず)を備える液圧駆動、空気圧駆動または電動の昇降装置162が配置されている。内側の柱160は、図7において最小高さの状態で示されているが、平坦な上部取り付け面166を規定する上部部材164を備え、さらに該上部部材164と別個に、内側柱部160の最外層カバー部材168を有している。上部部材164が例えばピストンに取り付けられ、カバー部材168が例えばシリンダに取り付けられている。カバー部材168は、矩形断面、好ましくは正方形断面の筒状体を有し、形状および構成は、内側柱部160の天板10に関し長手方向にあたる両面に、横断方向の相対向する一対の第1の外側支持面170、172を有し、内側柱部160の天板10に関し横断方向にあたる両面に、相対向する一対の長手方向の第2の外側支持面174、176を有するように設定されている。支持面170、172、174、176は平滑な平面であり、台座50から上方に垂直に延びている。
【0085】
図5、8を参照すると、昇降柱機構54は、剛である上部板状部材178をさらに備えており、上部板状部材178の下面180が内側柱部160の上部取り付け面166に、板状部材178を通って内側柱160の上部部材164内に下方に延びる複数のボルト182を設けることにより固定されている。板状部材178は、外枠56の枠壁80、113および両者間に設けた相対向する枠壁184、186の上縁に、堅固に取り付けられている。特に図9を参照すると、外枠56の枠壁80、113、184、186の内面188、190、192、194に、内側向きの摺動部材196、198、200、202、204、206、208、210が設けられており、これら摺動部材196、198、200、202、204、206、208、210は、枠壁80、113、184、186から内側に向かって延び、対応して近接する内側柱部160のカバー部材168の壁面の外側支持面170、172、174、176に、滑らかに摺動する状態で当接する。
【0086】
図9に詳しく示されているように、外枠56の各壁80、113、184、186の内面188、190、192、194にはそれぞれ、パッドの形状である一対の摺動部材196,198;200、202;204、206;208、210が、下端212に沿って横方向に間隔をあけて配置されている。パッドは、ナイロンなどの耐久性のあるプラスチック材料で構成することができる。支持パッド196〜210の少なくともいくつかは、該パッドを内側に向かって動かすことができるよう、外枠56上の各ねじ座214によって調整可能である。これにより、支持パッド196〜210の経時的な磨耗を補償することができ、さらに/あるいはパッド196〜210の初期調整が可能になり、パッド196〜210が、内側柱部160の外側カバー部材168の支持面170、172、174、176に滑らかに摺動する構成でしっかりと当接し、軸外から荷重が加わった場合でも外枠56が内側柱部160に対して横方向に動かないようにする。
【0087】
本発明のさらなる態様によれば、手術台2は、天板10を長手方向の後方および前方に、柱8に対して水平に相対移動させることができるよう、天板10の下面と柱8の上部との間に取り付けられた水平駆動機構を備えている。
【0088】
図10〜14において、水平駆動機構230はモータ駆動機構232を備えており、モータ駆動機構232は、天板10の下面131の横方向の第1の梁部材132、134に接続され両部材132、134間に配置されている。梁部材132、134が、モータ駆動機構232の支持枠234の端部部材を構成している。本体となる支持枠234は、さらに、各梁部材132、134の下端に接続された床236を備えている。一対の相対向する端部支持具238、240が、それぞれ水平駆動機構230の長手方向縁242、244において、対向する梁部材132、134の上縁に接続されている。モータ駆動機構232の電動モータ246が、支持枠234の床236に取り付けられている。1本の環状ベルト251が、それぞれが水平駆動機構230の対応する長手縁242、244に向かって延びる相対向するベルト部位250、252を有しており、ベルト部位250、252を有する環状ベルト251を一斉に駆動すべく共通のプーリ機構248が設けられ、モータ246の駆動軸247に取り付けられている。各ベルト部位250、252は、プーリ機構248から遠い方の端部において、それぞれ長手方向向きの送りねじ254、256(第1の係合部材)に接続されている。
【0089】
駆動ブロック258、260(第2の係合部材)が、それぞれ各送りねじ254、256に沿ってねじで送られるべく取り付けられ、各送りねじ254、256の螺旋状のねじ山は、各駆動ブロック258、260の対応する螺旋状のねじ山と係合している。駆動ブロック258、260はそれぞれ、梁部材132の内側表面263に固定されている。各駆動ブロック258、260は、それぞれ駆動歯車259、261を備えており、各駆動ブロック258、260の螺旋状のねじ山は、駆動歯車259、261の円筒状内周面に設けられ、駆動歯車259、261の円筒状外周面は、それぞれベルト部位250、252の内面と接続している。ベルト部位250、252の内面に、駆動歯車259、261の外表面の対応する凹部と係合して滑りを防止するよう、例えばV字型の形状など、形状が与えられていると好ましい。
【0090】
ただ1つの電動モータ246によって共通のプーリ機構248を駆動してベルト部位250、252の両者を同時に回転させることにより、電動モータ246の回動軸247の回転方向に応じて、駆動ブロック258、260を同時かつ同期した状態で、送りねじ254、256上を上方または下方に所望のとおり水平移動させることができる。このようにして、梁部材132、134を含むモータ駆動機構232を、送りねじ254、256に沿って水平方向に動かすことができる。
【0091】
梁部材132、134のそれぞれに、水平駆動機構230の対向する長手方向縁242、244に沿った一対の大径孔262、263;264、265が設けられ、各送りねじ254、256がそれぞれ、各対の大径孔262、263;264、265を通って延びている。送りねじ254、256の両端270、274、276、278は、各ブロック片280、282、284、286(図6も参照のこと)に堅固に固定され、各ブロック片280、282、284、286はそれぞれ、天板10の下面131、特に胴体上部16に堅固に取り付けられている。
【0092】
これら複数のブロック片は、長手方向に間隔をあけて配置された第1および第2の対280、282;284、286からなり、各対が、横方向に間隔をあけて配置された2つのブロック片からなる。ブロック片の対280、282;284、286の内側の表面268、270は、梁部材132、134の後方および前方への移動の限界を規定している。梁部材132、134の上端部分288、290、292、294にはそれぞれ、環状の軸受296、298、300、302が設けられており、各軸受296、298、300、302によって、各軸受296、298、300、302を通ってそれぞれ延びる長手方向向きの円柱状の空洞304、306、308、310が規定されている。対向する第1および第2の長手方向向きの支持棒(摺動棒)312、314がそれぞれ、空洞304、306、308、310の各対を通って軸受296、298、300、302内に延びており、各支持棒312、314はそれぞれ、長手方向に間隔をあけて配置された2つのブロック片280、284;282、286のそれぞれの間に堅固に固定されている。こうして、梁部材132、134が、したがってモータ駆動機構232が、支持棒312、314に沿って摺動することができる。
【0093】
水平駆動機構230の動作を、ここに説明する。電動モータ246が正転または逆転のいずれかの態様で動作すべく通電されると、共通のプーリ機構248によって環状ベルト251が回転し、駆動ブロック258、260が、各送りねじ254、256上を長手方向に上昇または下降する。したがって、送りねじ254、256と結合し、自身は天板10の上部胴体16にしっかりと固定されている対応するブロック片280、284;282、286が、梁部材132、134およびモータ駆動機構232が接続されている柱8に対し、長手方向の後方または前方に駆動される。これにより、天板10が柱8に対して後方および前方に水平移動する。
【0094】
本発明のこの態様におけるベルト駆動式手術台水平移動構成においては、天板の胴体部分の両側に置かれた2本の送りねじを駆動するためにプーリ・ベルト駆動が用いられ、環状ベルトを回転するために単一のモータが使用されている。1つのモータによる制御を用いることで構造が簡潔になる。さらに、単一のモータを設け、対応するベルトによって天板の長手辺のそれぞれを等しく駆動することで、両辺が異なって駆動されてしまうという問題(各辺に1個ずつ、計2個のモータを用いた場合に生じうる)を未然に防ぐことができる。ただ1つの制御によって各辺を駆動することにより、各辺が同じ引っ張り力で回転される。加えて、2本の送りねじを設けることで両辺が等しく駆動されるため、荷重の加わった状態で生じ、水平駆動機構の噛み込み、損傷、または磨耗を引き起こしかねない「斜行」動作を回避することができる。斜行は、手術台の両辺に加わる水平方向の力が等しくない場合に生じ、手術台および水平駆動機構に斜めの力が加わることになり、機構の噛み込みおよび磨耗を引き起こす。患者を天板上に載せたとき手術台を水平方向に動かす必要はしばしばあり、このとき水平駆動機構に大きな荷重が加わる可能性があるので、両辺が等しく駆動されることが必須である。さらに、軸受の公差は、水平方向の動きを許容しつつ、天板の柱に対する剛性を乏しいものとしかねない他の方向への遊びまたは移動を最小にするよう設定されている。
【0095】
本発明のさらなる態様は、ユーザの指が手術台2の可動部品間、特に、前述のとおり天板10を柱8に対して長手方向に水平移動させたとき、天板10の相対的に水平移動する部品間に挟まれる可能性を最小にするための機構に向けられている。
【0096】
したがって、図6を参照すると、胴体上部16が柱8に対して水平方向に移動可能であるため、柱8の長手方向に沿った両側に長手方向の領域350、352が存在し、天板10を柱8に対してある一方向または逆方向に水平移動させた結果、領域350、352のいずれかの幅が徐々に減少していき、ユーザの指を挟む可能性がある。医療従事者が、天板10の長手方向両側から手術台2に接近するので、天板10の長手方向に沿った両側に、指の挟みこみを防止するための機構が設けられる。
【0097】
指を挟みこむ可能性がある領域350、352は、柱8の長手側辺のうちの一方または他方にある相対向するブロック片280、282;284、286と、関連する各梁部材132、134との間に存在することが理解できるであろう。天板10が長手方向の一方または他方に水平移動するとき、柱8の一方の側において、対向するブロック片280、282;284、286と関連する梁部材132、134とからなる組み合わせのうち、移動の方向に対応した組み合わせの間の距離が、ブロック片280、282;284、286と梁部材132、134が事実上当接するまで徐々に減少する。本発明のこの態様における指挟みスイッチ機構は、ユーザの指がブロック片280、282;284、286のいずれかと、関連する梁部材132、134との間で圧迫されたときに、電動モータ246を遮断するように機能するため、指が挟まれたり、あるいは指に怪我をしたりすることがない。
【0098】
図10〜14において、水平駆動機構230の横方向の各端部のそれぞれに、指挟みスイッチ機構354、356がそれぞれ設けられている。指挟みスイッチ機構354、356はそれぞれ、水平配置された可動の検出棒(可動要素)360を備えており、検出棒360は、直線状の辺を有するほぼC字型部材の形状である。各検出棒360は、水平駆動機構230の長手方向向きの外縁364、366のそれぞれに沿って平行に真っ直ぐ延びた中央部分362を有し、中央部分362は両端において、通過孔368、370を通って各梁部材132、134を通過し、天板10の移動方向に対して長手方向を向いている。
【0099】
各梁部材132、134の長手方向外側に位置する検出棒360の両端部領域372、374はそれぞれ、90°の角度で折り返され、天板10の水平駆動機構230の長手方向の中心線に向かって水平かつ内向きに延びている。最後に、検出棒360の自由端376、378は、90°の角度で曲げ戻されて水平かつ中央部分362と平行になり、対応する梁部材132、134の第2の通過孔380、382内にそれぞれ延びている。このようにして、検出棒360の指と接触する水平部分384、386がそれぞれ、水平駆動機構230の対応する外側角部のそれぞれに設けられる。指接触部分384、386はそれぞれ、各梁部材132、134の各外側面388、390と平行に、長手方向に間隔をあけて外側に位置し、梁部材132、134の外側面388、390との間に指安全領域392を構成している。各検出棒360の中央部分362は、長手方向の一方において対応する駆動ブロック258、260に設けられた通過孔394を通過しており、長手方向の他方において、環状の長い軸受筒396を通過している。
【0100】
検出棒360は、指安全領域392に存在する指により、あるいは梁部材132、134とブロック片280、284、286、288との間に位置し両者の間で圧迫された指により、指接触部分384、386のいずれかを押すべく各指接触部分384、386に加えられる不慮の指の圧力によって、長手方向に動かされる。
【0101】
検出棒360の中央部分362には、長手方向中央に作動部材400が設けられている。作動部材400は、円柱形の外表面404を有する円柱形の中央部分402からなり、中央部分402は、内向きに相対向する円錐台部分406、408の間に位置しており、円錐台部分406、408は、中央部分402から離れるにつれて徐々に半径が大きくなる円錐台状の外表面410、412を有している。作動部材400は、さらに円柱状の外表面418、420を有する相対向する2つの円柱状の端部部分414、416からなり、円柱状端部部分414、416はそれぞれ、対応する円錐台部分406、408の大径端に隣り合って位置している。必要に応じ、作動部材は1個の金属体を機械加工して形成してもよい。一対の圧縮コイルばね422、424が、検出棒360の中央部分362の周囲、かつ円柱状端部部分414、416と駆動ブロック258、260の1つおよび軸受筒396の1つのいずれかの間に配置されている。このようにして、作動部材400は、圧縮コイルばね422、424によって、梁部材132、134間の中央位置に付勢されている。
【0102】
マイクロスイッチ426が、水平駆動機構230の床面236上に取り付けられ、該マイクロスイッチ426のスイッチ部材428が、マイクロスイッチ本体432に取り付けられたピボット接続部430を中心として作動部材400の中央部分402の外表面404に向かって付勢されている。作動部材400が、検出棒360の対応する長手方向の動きによって長手方向の後方または前方に動かされた場合、スイッチ部材428が枢支点430における付勢に逆らってマイクロスイッチ本体432に向かって内側に押され、マイクロスイッチ426を作動させて電動モータ436を即座にオフにする。これにより、天板10の水平移動がただちに終了する。様々な他のスイッチ装置が当業者には明らかである。
【0103】
したがって、ユーザの指が梁部材132、134の外表面388、390と検出棒360の指接触部分384、386の内側向きの表面との間に位置することになっても、指による力が検出棒360を対応する梁部材132、134に対して相対移動させ、マイクロスイッチ426を作動させる。あるいは、ユーザの指がブロック片282、284、286、288と検出棒360の対応する指接触部分384、386との間に挟まれることになっても、指接触部分384、386に加わる指の力が検出棒360を前記と逆の方向に動かし、やはりマイクロスイッチ426を作動させる。
【0104】
本発明のこの態様による指挟みスイッチ機構によれば、指挟みスイッチ機構を設けることによって生じる天板の水平移動距離の減少を最小限にしつつ、事故が発生する前に水平移動を停止させるための制御スイッチ機構を提供できるという利点がある。この指挟みスイッチ機構は簡潔な構成であり、ユーザの指を2つのモードで保護でき、水平駆動機構の安全性を大きく向上させる。
【0105】
本発明のさらなる態様は、手術用台2の基部4に設けられたキャスタおよび車輪、ならびにこれらに関する係止装置の構造と動作に関する。
【0106】
図15〜18において、基部4の台座50の端部であって脚部20(図1)の方向にある一端400に、一対の前部固定車輪402、404が取り付けられており、車輪402、404はそれぞれ、台座50の長手方向の端部410、412のそれぞれに位置する各固定軸406、408の周りに取り付けられている。前部固定車輪402、404は、後端から押したときに、手術台を直線状に容易に動かすことができるように設けられている。台座50には、他方の長手方向後方端414で、かつ台座50の対向する長手辺416、418に、一対の旋回キャスタ付き車輪420、422が設けられている。旋回キャスタ車輪は、手術台2の後ろ側に設けられており、手術台2を所望の場所に配置するのを助け、手術台2を後方から押して直線状以外の方向に容易に動かせるように設けられている。
【0107】
手術台2には、手術中に用いられ手術台2を所定の位置にしっかりと固定するだけでなく、手術台2の位置を所望の位置に細かく調整できるよう、さらに追加のキャスタおよび係止機構が設けられている。
【0108】
すなわち、テーブル2の前端、かつ前部固定車輪402、404に対して長手方向内側に、一対の前部キャスタ428、430が設けられている。前部キャスタ428、430はそれぞれ、台座50の幅にわたって横方向に延びる水平な板状部材432に取り付けられ、板状部材432から下方にぶら下がっている。板状部材432は、上方向きの案内ピン438、440が貫通して延びる孔434、436を有しており、各案内ピン438、440は、手術台2の長手方向の中心軸の各側にそれぞれ位置している。板状部材432は、案内ピン438、440に対して上方および下方に移動可能である。
【0109】
手術台2を細かく位置決めする必要がある場合、板432の上面445に下向きの力を加えるように構成されている前部キャスタ下降機構442によって、前部キャスタ428、430が下方に下げられる。下降機構442は水平向きの軸444を有し、軸444は、一端に足踏み動作ペダル446が設けられるとともに、ペダル446の近傍で、台座50の上面に接続され上方に向かって延びるペダル支持部材450に設けられた環状の軸受448によって支持されている。軸444の中間部分も、台座50の上面から上方に向かって延びる第2の支持部材454に設けられた環状の軸受452によって支持されている。軸444のもう一端は、台座50の上面から上方に向かって延びる第3の支持部材458に設けられたさらに別の環状の軸受456によって支持されている。
【0110】
第2および第3の支持部材454、458は、板状部材432の両側に位置している。板状部材432の上方には、ころ軸受460が軸444の中心軸に対して偏心して取り付けられており、ころ軸受460の中心軸は軸444の中心軸と平行である。ころ軸受460は、自転は自由であるが並進はできないように、ころ軸受460の両端に位置する一対の相対向するアーム464、466によって軸444へと堅固に取り付けられている。
【0111】
足踏み動作ペダル446は、軸444の端部へと接続されたペダル446のハブ472から延びるアーム470の端部に足踏み部分468を有している。アーム470の長さは、ころ軸受460の軸444からの半径距離よりもかなり大きくなるように選択される。これにより、軸444を回転させるよう足踏み部分468に加えられる足の力によって足踏みペダル446が動かされ、その結果ころ軸受460が板状部材432を下方に押すとき、大きな力学的効果がもたらされる。このようにして足の力が前部キャスタ428、430を下方に押し下げて床6に当接させ、相応して手術台2の前端を持ち上げ続け、前部固定車輪402、404が床6から離れて持ち上げられる。
【0112】
ペダル446ところ軸受460の組み合わせによる大きな力学的効果は、極めて有益である。つまり、当業者であれば明らかなように、手術台2および手術台上の患者の荷重を前部固定車輪402、404に代わって前部キャスタ428、430に負わせるためには、手術台2の重量および手術台2上の患者の重量の或る部分を含む手術台2の前端部全体を持ち上げなければならないからである。
【0113】
前部キャスタ428、430を下方に下げた状態に保つため、台座50に台座50の前端から長手方向に向かって延びる係止用金具474が取り付けられている。係止用金具474は、手術台2の重量によってアーム470の上向きの面478が押し付けられる下向きの係止面476を提供しており、アーム470を下方に押された状態に保つ。手術台2を前部固定車輪402、404上に再び載せ前部キャスタ428、430を再び持ち上げるため、足の力を加えることによってペダル446を押し下げて金具474から外側へと離れるようにひねることで、容易にペダルのアーム470を金具474から再び解放することができる。
【0114】
したがって、特に手術室や病院でよく用いられている軽装の履物を着けていても、ユーザが片足で容易に操作できる簡潔なペダル係止機構がもたらされる。さらに、手術台2を固定の前部車輪402、404上へと再度下げるとき、液体または気体による減衰ダンパが減衰効果をもたらし、手術台2上の患者に過度の衝撃が加わることを防止する。
【0115】
手術台2の後端に、一対の後部キャスタ420、422が配置され、パッドの形式である一対の固定脚490、492に対して長手方向内側に位置している。前部キャスタ428、430と同様、後部キャスタ420、422のそれぞれも、台座50の幅にわたって横方向に延びる水平な板状部材532に取り付けられ、板状部材532から下方にぶら下がっている。板状部材532は、上方向きの案内ピン538、540が貫通して延びる穴534、536を有しており、案内ピン538、540は、手術台2の長手方向の中心軸の両側にそれぞれ位置している。板状部材532は、案内ピン538、540に対して上方および下方に移動可能である。この構成においては、手術台2の後部が固定脚490、492によって床6上に静置され、手術台2が床6上にしっかりと固定されて位置する。
【0116】
手術台2を動かす必要があるとき、広く参照符号542として示されており、板532の上面546に下向きの力を加えるように構成されている後部キャスタ下降機構542によって、後部キャスタ420、422が下方に下げられる。下降機構542は、前述の前部キャスタ下降機構442とほぼ同じ構成を有し、ほぼ同様に動作する。
【0117】
すなわち、後部キャスタ下降機構542は水平向きの軸544からなり、軸544は、一端に足踏み動作ペダル546が設けられるとともに、ペダル546の近傍で、台座50の上面に接続され上方に向かって延びるペダル支持部材550に設けられた環状の軸受548によって支持されている。2つのペダル446、546は、基部4の共通の長手縁に配置され、手術台2の一方の側に立つ1人の操作者が両ペダルに容易にアクセスできる。軸544のもう一端は、台座50の上面から上方に向かって延びる第3の支持部材558に設けられたさらに別の環状の軸受556によって支持されている。
【0118】
第1および第3の支持部材550、558は、板状部材532の両側に位置している。板状部材532の上方に、ころ軸受560が軸544の中心軸に対して偏心して取り付けられており、ころ軸受560の中心軸は軸544の中心軸と平行である。ころ軸受560は、自転は自由であるが並進はできないように、ころ軸受560の両端に位置する一対の対向するアーム564、566によって軸544に堅固に取り付けられている。
【0119】
足踏み動作ペダル546は、軸544の端部に接続されたペダル546のハブ572から延びるアーム570の端部に足踏み部分568を有している。アーム570の長さは、ころ軸受560の軸544からの半径距離よりも十分大きくなるように選択する。これにより、足踏み部分568に加えられる軸544を回転させる足の力によって足踏みペダル546が動かされ、その結果、ころ軸受560が板状部材532を下方に押すとき、大きな力学的効果がもたらされる。このようにして足の力が後部キャスタ420、422を下方に押し下げて床6に当接させ、手術台2の後端を持ち上げて、固定脚490、492が床6を離れて持ち上げられる。
【0120】
後部キャスタ下降機構は、対応する前部キャスタ機構と同様、ペダル546ところ軸受560の組み合わせによる大きな力学的効果を有している。
【0121】
後部キャスタ420、422を下方に下げた状態に保つため、台座50に台座50の後端から長手方向に向かって延びる係止用金具574が取り付けられている。係止用金具574は、手術台2の重量によってアーム570の上向きの面578が押し付けられる下向きの係止面576を提供しており、アーム570を下方に押された状態に保つ。手術台2を固定脚490、492に再び載せるため、足の力を加えることによってペダル546を押し下げて金具574から外側に離すようにひねることで、容易にペダルのアーム570を金具574から再び解放することができる。
【0122】
ここでも、前端と同様、後端に液圧または気体による減衰ダンパが設けられ、手術台が固定脚上に降ろされるとき、手術台の動きを減衰させる。
【図面の簡単な説明】
【0123】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態による手術台の側面概略図である。
【図2】図2は、図1の手術台の一部を示した概略の斜視図であり、傾斜/首振り機構を示した図である。
【図3】図3は、図2の傾斜/首振り機構の一部を拡大して示した概略図である。
【図4】図4は、図2の傾斜/首振り機構の一部を拡大して示した概略図であり、首振り枠は省略されている。
【図5】図5は、図2の傾斜/首振り機構の傾斜枠および首振り枠を分解して示した概略図である。
【図6】図6は、図1の手術台の一部を示した概略の斜視図であり、天板のヒンジ機構を示した図である。
【図7】図7は、図1の手術台の一部を示した概略の斜視図であり、基部に取り付けられた内側柱部を示した図である。
【図8】図8は、図1の手術台の一部を示した概略の斜視図であり、内側柱部を囲む外側柱部を示した図である。
【図9】図9は、図8の外側柱部を分解した状態で示した概略の斜視図である。
【図10】図10は、図1の手術台の天板のための水平駆動機構の一部を示した概略の斜視図である。
【図11】図11は、天板のための天板水平駆動機構の一部を示した概略の斜視図である。
【図12】図12は、水平駆動機構の端部部分を拡大して示した概略図である。
【図13】図13は、水平駆動機構および天板の種々の部品間の相互関係を示した概略図である。
【図14】図14は、水平駆動機構の端部を示した平面概略図であり、指挟みスイッチ機構を示した図である。
【図15】図15は、図1の手術台の一部を示した概略の斜視図であり、台座の車輪およびキャスタの構成を示した図である。
【図16】図16は、図1の手術台の一部を示した概略の斜視図であり、台座の車輪およびキャスタの構成を示した図である。
【図17】図17は、図1の手術台について、基部の一端を示した斜視図である。
【図18】図18は、図1の手術台について、基部の他端を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0124】
4 基部
6 床
8 柱
10 天板
50 台座
54 昇降柱機構
60 第1の枠部
62 第2の枠部
70,72 第1のピボット接続部
78,108 アクチュエータ
98,100 第2のピボット接続部
160 内側柱部
196,198,200,202,204,206,208,210 摺動機構
230 水平駆動機構
232 モータ
234 本体
254,256 第1の係合部材
258,260 第2の係合部材
280,282;284,286 ブロック片
312 摺動棒
356 指安全装置
360 可動要素
420,422 後部キャスタ
428,430 前部キャスタ
446,546 足踏み動作ペダル
470,570 アーム
490,492 固定脚

Claims (56)

  1. 床面に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらす天板、第1および第2の枠部を有し天板の少なくとも一部分を2つの直交する軸を中心として回動可能にするために天板と柱との間に取り付けられている可動の枠体、ならびに、それぞれの枠に連結されて、該枠をそれぞれの軸を中心として動かす第1および第2のアクチュエータを備えた手術台。
  2. 請求項1において、第1の枠部60が柱に第1の軸を中心として回転可能に取り付けられ、第2の枠部62が第1の枠部に第2の軸を中心として回動可能に取り付けられ、かつ天板に接続されている手術台。
  3. 請求項2において、第1の枠部が第2の枠部の内側に配置され、該第1の枠部が柱の上部を囲んでいる手術台。
  4. 請求項2または3において、第1の枠部が柱に、柱の両側の2つの第1のピボット接続部70,72によって回動可能に取り付けられている手術台。
  5. 請求項4において、前記2つの第1のピボット接続部70,72が、柱の昇降機構の最上部よりも下方の高さに位置している手術台。
  6. 請求項4または5において、第2の枠部が第1の枠部に、第1の枠部の対向辺に位置する2つのピボット接続部98、100によって回転可能に取り付けられている手術台。
  7. 前記請求項のいずれか一項において、第1および第2のアクチュエータがそれぞれ、固定本体部分および可動伸張部分からなり、固定本体部分が、柱および枠部のいずれか一方に取り付けられ、可動伸張部分が他方に取り付けられている手術台。
  8. 請求項7において、少なくとも1つの枠部については、前記可動伸張部分が自在継手によって該枠部に接続されている手術台。
  9. 請求項8において、各枠部が矩形であり、前記可動伸張部分が各枠部の角部に接続されている手術台。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項において、各アクチュエータの固定本体部分が、柱を構成する枠に取り付けられ、該枠が、天板の高さを調整する際に天板とともに高さを変えるべく調節される手術台。
  11. 前記請求項のいずれか一項において、天板が第2の枠部の対向する長手方向向きの部材に取り付けられている手術台。
  12. 床に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらす天板、および、柱の上部および天板の下面を露出するべく天板を上方に跳ね上げることを可能にするための、柱の上部と天板の間のヒンジ機構144、145からなる手術台。
  13. 請求項12において、前記ヒンジ機構が、天板の長手方向と交差するヒンジ軸を有している手術台。
  14. 請求項13において、前記ヒンジ機構が、天板の下面、かつ天板の重量の事実上等しい分がヒンジ機構の両側に加わるように選択された位置に取り付けられている手術用台。
  15. 請求項12〜14のいずれか一項において、前記ヒンジ機構が、天板の下面に取り付けられた一対の長手方向向きの部材、および、天板の少なくとも一部分を2つの直交する軸を中心として回転させることができるよう天板と柱の間に取り付けられた可動の枠体に取り付けられている手術台。
  16. 請求項12〜15のいずれか一項において、さらに、天板を下ろした位置に固定するため、手術台と柱の間に少なくとも1つの把持部材を備えている手術台。
  17. 請求項16において、ヒンジ機構と少なくとも1つの把持部材とが、柱をはさんで対向して位置する手術台。
  18. 床面に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、および患者支持面をもたらす天板を備え、
    前記柱が、
    基部に取り付けられ、昇降機構を備えている内側柱部、
    上部が内側柱部の上部可動部分に取り付けられ該上部可動部分とともに移動可能であり、さらに天板に取り付けられている外側柱部、および
    内側柱部と外側柱部との間の摺動機構、
    を有する手術台。
  19. 請求項18において、前記摺動機構が複数の摺動部材からなり、該複数の摺動部材が、内側柱部および外側柱部のうちの一方に取り付けられ、内側柱部および外側柱部のうちの他方の少なくとも1表面上を摺動するよう構成されている手術台。
  20. 請求項19において、前記摺動部材が外側柱部の内面に取り付けられ、内側柱部の外面に当接している手術台。
  21. 請求項20において、前記摺動部材が外側柱部の下端に沿って取り付けられている手術台。
  22. 請求項19〜21のおいて、外側柱部が筒状であり、前記摺動部材が該筒の内面を巡って取り付けられている手術台。
  23. 請求項19〜22のいずれか一項において、前記摺動部材がプラスチック製パッドからなる手術台。
  24. 請求項23において、前記プラスチックがアセタールの単独重合体である手術台。
  25. 請求項23または24のいずれか一項において、前記プラスチック製パッドが調整式の取付座に取り付けられ、該プラスチック製パッドをパッドの磨耗を補償すべく調節することができる手術台。
  26. 請求項18〜25のいずれか一項において、外側柱部が水平板によって内側柱に取り付けられており、該水平板が、昇降機構の水平な上面および外側柱部の上部周縁に取り付けられている手術台。
  27. 床面に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらす天板、および、天板を天板の長手方向へ柱に対して相対移動させるための天板水平駆動機構からなる手術台。
  28. 請求項27において、天板水平駆動機構が、モータ、該モータによって駆動される一対の駆動要素、および一対の水平移動装置からなり、該水平移動装置が、天板の長手方向縁にそれぞれ位置し、各駆動要素が対応する水平移動装置を駆動するよう構成されている手術台。
  29. 請求項28において、各水平移動装置が、天板長手方向に延びた細長い第1の係合部材254、256、第1の係合部材に沿って移動可能な本体234、および本体内に取り付けられた環状の第2の係合部材からなり、第2の係合部材が第1の係合部材を取り囲んで第1の係合部材258、269と係合し、前記駆動要素のそれぞれが第2の係合部材に接続されている手術台。
  30. 請求項29において、前記第1および第2の係合部材にねじ山が設けられ、両者が螺合している手術台。
  31. 請求項29または30において、モータ、一対の駆動要素、一対の本体、および一対の第2の係合部材が、共通の枠体に取りつけられている手術台。
  32. 請求項29〜31のいずれか一項において、前記共通の枠体が柱に接続され、前記第1の係合部材が天板に接続されている手術台。
  33. 請求項29〜32のいずれ一項かにおいて、前記一対の駆動要素が、1本の環状ベルトの複数の部位からなり、前記モータが、該環状ベルトを一斉に回転するためのプーリ機構を有している手術台。
  34. 請求項33において、前記環状ベルトの内面が、第2の係合部材の対応する外表面の形状に合致するよう形作られている手術台。
  35. 請求項29〜34のいずれか一項において、摺動棒がそれぞれ、第1の係合部材のそれぞれに平行に取りつけられている手術台。
  36. 請求項35において、第1の係合部材のそれぞれ、および該第1の係合部材と連携する摺動棒が、天板に接続された対応する一対の支持ブロック間に取り付けられている手術台。
  37. 床面に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、患者支持面をもたらし、自身の方向の随意の1方向に柱に対して相対移動可能な天板、および、天板と柱の相対移動の際に両者の間にユーザの指が挟まれないようにするための指安全装置からなる手術台。
  38. 請求項37において、指安全装置が、天板および柱が一緒に動いたときにともに動くことができる対向2面の一方の近傍に配置された可動要素を有し、該要素が動かされたときに、天板および柱の移動が不可能にされる手術台。
  39. 請求項38において、前3記要素が、前記一表面から或る距離だけ離れており、該要素と該表面との間にユーザの指が押し込まれたときに該要素が動かされる手術台。
  40. 請求項38または39において、前記可動要素が天板の移動に関して柱の対向する各側、かつ天板の対向する長手縁のそれぞれに設けられている手術台。
  41. 請求項40において、一対の可動要素が、天板の各長手縁のためのそれぞれ1つの検出装置を構成している手術台。
  42. 請求項41において、前記1つの検出装置が1本の棒からなり、該棒が、スイッチ作動具を保持する中央部分、および、それぞれが前記可動要素のそれぞれからなる2つの対向する端部部分を有しており、前記スイッチ作動具がスイッチ装置と係合していることにより、棒が長手方向のいずれかに動いたときスイッチ装置の作動が引き起こされる手術台。
  43. 請求項42において、前記1つの検出装置が、枠の対向する壁の間に取り付けられており、さらに前記スイッチ作動具を中央位置に付勢するための対向する一対の付勢要素を有している手術台。
  44. 請求項43において、前記棒の端部部分が水平向きであり、前記各対向壁の横向きの外表面と距離をおいて、天板の中央長手軸に向かって内側に延びている手術台。
  45. 請求項42〜44のいずれか一項において、スイッチ作動具が、中央部分および2つの外側部分を有するように形成された表面を有し、前記部分の寸法が中央部分から外側部分に徐々に増加しており、これにより、スイッチ装置が中央部分から動かされたときに、スイッチ装置がスイッチを作動させるべく回転される手術台。
  46. 請求項45において、前記表面が、さらに中央部分と外側部分の間に2つの中間部分を有し、各中間部分が、中央部分の相対向する各側にある手術台。
  47. 床面に起立するための基部、基部に取り付けられた高さ調整可能な柱、および患者支持面をもたらす天板を備えた手術台であって、
    基部が、
    対向する第1および第2の端部、
    手術台を床面上で動かすことができるようにするため、第1の端部にある長手方向向きの複数の固定車輪、
    第2の端部にある複数の第1のキャスタ、
    第1の端部にある複数の第2のキャスタ、
    第2のキャスタを、上方の格納位置と、第2のキャスタが固定車輪よりも低く位置することによって固定車輪が床から引き離される下方の作動位置との間で動かすための第1の移動機構、
    第2の端部にある複数の固定脚、および
    第1のキャスタを、上方の格納位置と、第1のキャスタが固定脚よりも低く位置することによって固定脚が床から引き離される下方の作動位置との間で動かすための第2の移動機構、を有する手術台。
  48. 請求項47において、前記移動機構の少なくとも1つが、各キャスタが下方に向かってぶら下がっている水平部材、水平部材の上方位置と下方位置との間の垂直方向の動きを案内するための少なくとも1つの案内部材、および、各キャスタを下方の作動位置へと動かすべく水平部材に下向きの力を加えるためのアクチュエータを含んでいる手術台。
  49. 請求項48において、前記アクチュエータが、回転可能な軸部材の第1の端部に偏心して取り付けられ前記水平部材の上面へと作用する当接面を有している当接部材、前記軸部材の第1の端部と対向する第2の端部に半径方向に延伸するように取り付けられたアームおよび、該アームの前記軸から遠いほうの端部に取り付けられたペダル部材からなる手術台。
  50. 請求項49において、前記当接部材がころ軸受からなり、前記水平部材が板である手術台。
  51. 請求項48〜50のいずれか一項において、前記少なくとも1つの案内部材が、前記板に設けられた複数の孔のそれぞれを貫通して延びる複数の上方向きの案内ピンを有する手術台。
  52. 請求項48〜51のいずれか一項において、前記移動機構の少なくとも1つが、さらにアクチュエータを下方位置に係止し各キャスタを下方の作動位置に保持するための係止機構を備えている手術台。
  53. 請求項52において、前記係止機構が、前記基部に取り付けられた外側に向かって延びる金具を備えており、該金具が、前記アームの上面が保持される下方向きの係止面をもたらしている手術台。
  54. 請求項48〜53のいずれか一項において、前記移動機構の少なくとも1つが、さらに各キャスタの格納時に前記基部の動きを減衰させるための減衰装置を備えている手術台。
  55. 請求項54において、前記減衰装置が液圧ダンパからなる手術台。
  56. 請求項47〜55のいずれか一項において、前記2つの移動機構が同じ構造を有し、該2つの移動機構を動作させるためのペダルが、前記基部の同じ長手辺に配置されている手術台。
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