JPH0780028A - ベッド - Google Patents

ベッド

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JPH0780028A
JPH0780028A JP5286789A JP28678993A JPH0780028A JP H0780028 A JPH0780028 A JP H0780028A JP 5286789 A JP5286789 A JP 5286789A JP 28678993 A JP28678993 A JP 28678993A JP H0780028 A JPH0780028 A JP H0780028A
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JP
Japan
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bed
cam
casters
caster
floor
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Pending
Application number
JP5286789A
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English (en)
Inventor
Shinji Michida
晋爾 道田
Shinji Yokoi
伸二 横井
Yoshinori Mori
善典 森
Tomonori Tada
智徳 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ベッド床接地面に対し昇降する複数のキャスタ
ーを一度に連動操作して、迅速なベッドメーキングを可
能とする。 【構成】ベッド本体10の長手方向の少なくとも一端寄
りの底フレーム11に、各一端にキャスタ22をもつ回
動部材29を枢支し、この回動部材29の支持点を挟む
反対側の他端に前記回動部材29を従動させるカム部材
25を設ける。カム部材25を操作レバー28により操
作することにより、回動部材21が回動し、ベッド本体
の床接地面に対して各キャスタ22を昇降動させる。ま
た、カム部材25のカム面25aに、ベッド本体10の
浮上状態を補償する折返し面25dを設けるとともに、
カム部材25の枢支部材26を上ガイド26aと下ガイ
ド26bで保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホテル等の宿泊施設に
設置して好適なベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ホテル等の宿泊施設の業務用ベッドに施
されるベッドメーキングは、ベッド上のマットレスの下
にシーツの縁を押し込むものであるが、作業者にとって
は、多数台を限られた時間内に行うことが必要とされる
ため、極めて負担の多い作業となっている。例えば、ベ
ッドが壁際に設置されていた場合、壁との間に作業スペ
ースを確保するため、ベッドを移動しなければならいこ
とが多々あった。
【0003】これに対処するため、ベッド本体にキャス
タを取付けて移動することが考えられるが、ベッド使用
中にベッドが移動して安定性が悪くなる。そこで、例え
ば特開昭62−27954号公報に開示されているよう
なキャスタ付き医療台を転用することが考えられる。上
記公報に開示されているキャスタ付き治療台は、治療台
の基枠に軸方向に変位可能、かつ、回動可能なキャスタ
の回動支軸を保持し、この回動支軸にカム部材を係合さ
せるともに、前記回動支軸を回動操作する操作レバーを
設けた構成を採り、前記カム部材に対し前記回動支軸を
回動操作することで該回動支軸を軸方向に変位させるこ
とにより、キャスタを基枠の底面を基準に上下させるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
願の治療台では、治療台を移動したり、床面に固定する
際、各キャスタ毎に操作レバーを個々に操作しなければ
ならない。従って、このような治療台のキャスタ昇降技
術を業務用ベッドに適用する場合、ベッドメーキングの
作業時間が長くなり、多数台を限られた時間内に処理し
なければならないホテル等の事情を考慮すると、前記キ
ャスタ昇降技術の業務用ベッドへの適用には問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は、簡潔な構成で、複数の
キャスタをベッドの床接地面に対して一度に昇降可能と
し、ベッドの容易な移動状態を実現してベッドメーキン
グを迅速に行い得るベッドの提供を目的とする。また、
本発明は、僅かな力で重量物たるベッド本体を昇降させ
るとともに、ベッドが床面から浮上した状態を確実に保
持するようにしたベッドの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第1発明は、ベッド本
体の長手方向の少なくとも一端寄りの底フレームに、回
動自在に枢支された回動部材と、この回動部材の各一端
に装着された左右一対のキャスタと、前記回動部材の枢
支点を挟む反対側の他端に係合して前記回動部材を従動
させ、ベッド本体の床接地面に対して前記各キャスタを
昇降動させるカム部材と、このカム部材を作動させる操
作レバーとを具備する。
【0007】第2発明は、ベッド本体の長手方向の少な
くとも一端寄りの底フレームに、軸心方向に相対変位可
能、かつ、軸心を中心に相対回動可能に同軸状に装着さ
れた左右一対の固定軸部材及び可動軸部材と、前記可動
軸部材の一対を同期して前記回動変位させる操作レバー
と、前記固定軸部材と可動軸部材の間に装置され、前記
操作レバーによる前記可動軸部材の回動に応じて同可動
軸部材を前記軸心方向に変位させるカム機構と、前記可
動軸部材の一対にそれぞれ装着されたキャスタとを具備
する。
【0008】好適な態様では、前記ベッド本体の他端寄
りの底フレームには常時床面に接地した一対のキャスタ
が設けられ、かつ、前記一端寄りの一対のキャスタは、
ローラの支軸部材が前記軸部材に対して回動自在になっ
ている。
【0009】
【作用】第1発明のベッドにおいて、回動部材は枢支点
を中心に回動し、各一端側と他端側が上下位置に交互に
変位するてこである。そして、作用点側の各一端にキャ
スタが取付けられ、力点側の他端にカム部材が係合して
いる。従って、カム部材を操作レバーで操作することに
よって、一対のキャスタが、同時に床面に接地した状態
と浮上した状態に変位させることができる。
【0010】第2発明のベッドにおいては、同軸状の可
動軸部材と固定軸部材とは、可動軸部材が軸中心に回動
すると、カム機構によって軸心方向へも変位する。そこ
で、これら可動軸部材と固定軸部材を左右一対配置し、
それぞれの可動軸部材にキャスタを連接し、操作レバー
を両可動軸部材共に連動操作できるようにすれば、上記
第1発明と同様に、一対のキャスタを同時に床面に接地
した状態と浮上した状態に変位させることができる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複数
のキャスタを、ベッドの床接地面に対し昇降する機構を
設けたので、簡単な操作で各キャスタを浮上状態と接地
状態とに切り換えることができ、ベッドメーキングを迅
速に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るベッド装置の実施例を図
面に基づいて説明する。 (第1実施例)図1〜図6は、第1発明を実現する本発
明の第1実施例を示す。ベッド本体10は、長方形の底
フレーム11、同形の床フレーム12、底フレーム11
と床フレーム12との間に配設される複数本の支柱13
を主に構成されている。床フレーム12は長手方向(以
下、前後方向)の床側長フレーム12aと、これに直交
する横方向の床側短フレーム12bとからなり、同様
に、底フレーム11も底側長フレーム11a(図3)と
底側短フレーム11b(図2)より構成されている。床
フレーム12には、その向かい合う床側長フレーム12
aが複数本の床バー14で連結されており、同様に対向
する底側長フレーム11aも底バー15(図4)で連結
されている。また、床フレーム12には、ばね線16が
張設され、ばね線16上にはマットレス(図示略)が載
置されるようになっている。
【0013】しかして、前方側と中央の底バー15に
は、左右二つで合計4個の固定脚17が装着され、後方
側の底バー15には、支軸が固定のキャスタ18が取付
けられている。そして、本実施例のベッドは、前方側の
固定脚17が装着された底バー15に、図4に示すよう
に、キャスタ昇降機構19が装備されている。上記キャ
スタ昇降機構19は、底バー15に固定された左右のブ
ラケット20と、これらブラケット20にベッド横方向
の水平軸心Aでそれぞれ回動自在に支持され前後方向に
伸びる一対の棒部材21と、これら棒部材21の各一端
に取付けられた支軸回動自在で左右一対のキャスタ22
(図5)と、各棒部材21の各他端を連設したリンク部
材23と、このリンク部材23のほぼ中央に突設された
ローラ24と、このローラ24を従動部材としてローラ
24にカム面25aを当接したカム部材25と、このカ
ム部材25を水平面内で旋回自在に支持する枢支部材2
6と、この枢支部材26と前記カム部材25とを収納し
たカムケース27と、前記カム部材25と連設され、前
記枢支部材26を中心に旋回操作される操作レバー28
とから構成されている。ここで、棒部材21と、リンク
部材23とは、本発明の回動部材29を構成し、棒部材
21に対するリンク部材23の作用力と、各キャスタ2
2による作用力とは、水平軸心Aの支点で釣り合ってい
るか、リンク部材23の作用力の方が勝っている。
【0014】上記ローラ24は、リンク部材23に立脚
された上下に長い軸状部材であり、上記カム部材25の
カム面25aは、転動するローラ24の上下にわたって
周面を摺接し、ローラ24を傾動姿勢と鉛直姿勢に変位
させるようになってる。すなわち、カム面25aは、ロ
ーラ24の斜め周面に合致した凹形の小曲面25bと、
この小曲面25bより枢支部材26からの距離が徐々に
小さくなる弧状面25cとを有している。また、ローラ
24が弧状面25bに係合する時の操作レバー28の旋
回位置(最終旋回位置)に対応して、底側短フレーム1
1bには、ストッパ30が取付けられている。
【0015】なお、本実施例に採用したキャスタ22
は、図5に示すように、棒部材21の一端に取付けられ
たブラケット22aに球22bを挟持した固定軸部材2
2c及び可動軸部材22dからなる支軸を有し、この支
軸を中心に回動可能になっている。上記構成のキャスタ
昇降機構19は、以下のように操作することができる。
本ベッドを人が寝る通常状態で使用する場合は、操作レ
バー28は、図4の実線にて示すように、底フレーム1
1に隠れた図上右側の旋回位置(初期位置)にされてい
る。この時、ローラ24は、カム部材25のカム面25
cのいずれかの位置に当接しているので、鉛直姿勢をと
り、棒部材21の両端には、キャスタ22の重力と、リ
ンク部材23の重力だけが作用している。従って、棒部
材21は、水平状態か、僅かにリンク部材23側に傾斜
して、図5に示すように、キャスタ22が僅かに床面よ
り浮上している。これによって、中央及び前方の固定脚
17が床面に接地するとともに、支軸固定のキャスタ1
8が床面に接地して、ベッド本体10は床面に安定して
いる。
【0016】ベッドを移動させる場合は、図4におい
て、操作レバー28を初期位置より左方向に旋回させ
る。操作レバー28を旋回させると、同時にカム部材2
5も同方向に回動し、カム部材25はローラ24を弧状
面25cで前方へ押す。これによって、棒部材21は、
キャスタ22側が押し下げられる。更に操作レバー28
が操作され、ストッパ30によって停止される最終旋回
位置となると、ローラ24は弧状面25cから小曲面2
5bに移動し、小曲面25bと係合する。この係合は、
小曲面25bにローラ24が嵌合した形態となり、所謂
ロック状態となる。
【0017】図6はローラ24が小曲面25bに係合し
たロック状態の各部動作状況を示す。棒部材21はキャ
スタ22側に傾斜し、キャスタ22が下降して床面に接
地される。この時、勿論、固定脚17は床面より浮上す
る。このようにキャスタ22が床面に接地すると、棒部
材21にはキャスタ22を介してベッド本体10の重力
に基づく反作用があるが、既述したようにカム部材25
の小曲面25bがローラ24と嵌合しているため、上記
反作用に対向する。
【0018】こうして、ベッド本体10は、前方側のキ
ャスタ22と後方側のキャスタ18によって移動自在と
なる。この移動形態は、ベッドの前方側を首振り操作す
るもので、作業者は、ベッド前端を手前に引けばベッド
を引く方向(−方向)のみならず、後端側のキャスタを
回動支点にして前方側キャスタを簡単に左右方向へ移動
させることができ、作業者が必要とする移動場所へ、簡
単にベッドを移動させることができる。
【0019】また、本実施例の場合、ベッド本体10が
浮上状態にあるとき、その傾斜はほんの僅かであり、作
業者がベッド本体10を見ただけでは、判別できない事
も考えられるが、本実施例の操作レバー28は、ベッド
が浮上された移動可能状態では、床フレーム11から突
出し、通常状態では床フレーム11に隠れているため、
容易にベッド本体10の状態の判別が可能である。
【0020】(第2実施例)図7〜図10は上記第1実
施例を改良した本発明の第2実施例を示し、請求項2〜
4の態様を実現したものである。この第2実施例が第1
実施例と異なる点は、枢支部材26と、カム部材25の
カム面25aの構成にある。第1実施例における枢支部
材26は、具体的に、操作レバー28と一体のカム部材
25から溶接により突設され、底フレーム15に対し回
動する構成となっている。
【0021】これに対し第2実施例における枢支部材2
6は、底フレーム15に上下両端が回動自在に支持され
た長尺状に構成されている。すなわち、枢支部材26の
上端部は、断面方形の筒体をなす底フレーム15の上辺
15aに固着された上ガイド26aに挿通し、枢支部材
26の下端部は、底フレーム15の下辺15bに固着さ
れた下ガイド26bを貫通している。この貫通した枢支
部材26の下端部には、カム部材25が溶接されてい
る。
【0022】また、カム部材25のカム面25aは、第
1実施例の場合、既述したように、ローラ24の斜め周
面に合致した凹形の小曲面25bと、この小曲面25b
より枢支部材26からの距離が徐々に小さくなる弧状面
25cとを有している。これに対し第2実施例では、弧
状面25cと小曲面25bとの間に、枢支部材26から
の距離が弧状面25cと反対に徐々に大きくなる折返し
面25dが追加されている。換言すれば、カム面25a
は、キャスタ22を床接地面に対して上昇させた状態か
ら降下させる場合に、枢支部材26からの距離が徐々に
大きくなる弧状面25cと、弧状面25cに続いて枢支
部材26からの距離が徐々に小さくなる折返し面25d
と、該折返し面25dの終端に形成された小曲面25b
とからなる。
【0023】更に、第2実施例のカム面25aは、上記
枢支部材26からの弧状面25cの距離の変化割合が、
操作レバー28の単位操作量に対するキャスタ22の昇
降量ができだけ小さくなるように設定されている。すな
わち、操作レバー28の操作量ができるだけ多くなるよ
うにしている。上記構成の相違によれば、第1実施例で
は、ベッド昇降の操作回数が増すことによる枢支部材2
6の摩擦等により、操作レバー28が自重により傾斜
し、その結果、カム部材25とカムケース27とが摺接
して損傷するばかりでなく、摩擦抵抗が加わり操作性を
悪化させることになる。
【0024】これに対し第2実施例では、枢支部材26
が長尺状の部材であり、かつ、枢支部材26は、上ガイ
ド26aと下ガイド26bの上下で支持される。このた
め操作レバー28の重力によるモーメントを上ガイド2
6aと下ガイド26bとで受け、操作レバー28を水平
に保持し、枢支部材26の摩耗等を防止できる。また、
第1実施例のように、折返し面25dがないと、ベッド
本体10が床面より浮上した状態において、棒部材21
に足が触れる等しただけで、ベッド本体10の重力に基
づく反作用で、ローラ24が小曲面25bから容易に抜
け出し、ベッド本体10は衝撃的に床面に接地してしま
うおそれがある。
【0025】第2実施例のように折返し面25dを設け
た場合は、ローラ24は小曲面25bから抜け出ようと
しても、折返し面25dにより小曲面25bに引き戻さ
れ、浮上状態のベッド本体10が不用意に床面に接地さ
れることがない。また、この第2実施例のように、枢支
部材26からの弧状面25cの距離の変化割合を、操作
レバー28の単位操作量に対するキャスタ22の昇降量
ができだけ小さくなるように設定されることは、弧状面
25cの曲率をできるだけ小さくすることで、操作レバ
ー28の操作範囲を大きくして操作力を小さくし、ベッ
ド本体10の上下動を僅かな労力で操作することができ
る。
【0026】なお、本第2実施例では、ベッド本体10
が床面に接地された状態での操作レバー28の操作範囲
を規制するストッパ30aが底フレーム15の上面に設
けられている。次に、第2発明を実現する本発明の第3
実施例を図11〜図15に基づいて説明する。
【0027】図12,図13において、符号31は、第
1実施例の底側長フレーム11aに相当するベッド本体
の固定脚である。本実施例では、この固定脚31の例え
ばベッド前方側の厚みのある上壁部31aを貫通し、軸
心を鉛直方向とした支軸部材33が球36によって回動
自在に保持され、この支軸部材33の下端にはキャスタ
32が装着されている。支軸部材33は、筒状のカム部
材34によって同軸状に囲包され、このカム部材34は
固定脚31の上壁部31a下面に固着されている。
【0028】上記支軸部材33とカム部材34は、それ
ぞれ本発明の可動軸部材及び固定軸部材に相当し、図1
1に示すように、カム部材34の内周壁には、下位置面
34a、斜面34b及び上位置面34cからなるカム面
が形成され、支軸部材33の外周壁には、前記カム面を
転動するローラ35が水平方向に突出されている。左右
一対となる支軸部材33は、リンク手段37によって同
時に同一方向に回動されるようになっている。リンク手
段37は、前実施例の底バー15に相当する底バー1
5′を一方の平行リンク、該底バー15′に平行な可動
リンク37a、これら底バー15′及び可動リンク37
aを繋ぐ中央の可動リンク37b,左右外側の可動リン
ク37cとからなる。中央の可動リンク37bは、操作
レバー38となってベッド前方側へ突出している。
【0029】なお、ベッド本体10の他端寄りには、支
軸固定のキャスタが取付けられることは、前実施例と同
様である。また、各キャスタ32等が設けられた床側長
フレーム31には、それぞれキャスタ32がベッドの床
接地面に対して昇降可能とするための下端開口39(図
13参照)が開設されている。このような構成によって
も、前実施例と同様に、ベッドの前端側を床面より浮上
させ、ベッドを首振り操作することができる。すなわ
ち、キャスタ32を床面より浮上させ、固定脚31でベ
ッド本体10を設置する場合は、図13において、、ロ
ーラ35を上位置面34cと係合させ、ベッド本体10
を床面より浮上させ、キャスタ32を床面に接地させる
移動可能状態とする場合は、ローラ35を下位置面34
aに保持させる。そして、このようなカム機構の操作
は、リンク手段37を介して操作レバー38によって行
うことができる。ここに、図11及び図12は、図13
の二点鎖線にて示すように、固定脚31によるベッドの
設置状態を表し、図14及び図15は、キャスタ32に
よるベッドの移動可能状態を示す。
【0030】なお、他の実施例として、カム部材34に
キャスタ32とリンク37とを設けて可動軸部材として
もよい。この場合、キャスタ32の支軸が筒状になり、
少ない操作レバーの力でキャスタの昇降が可能となる。
また、第3実施例にも、第2実施例と同等の改良策を講
じることができる。具体的には、カム部材34の斜面3
4bに、下位置面34aより低くなる斜面を形成すれ
ば、第2実施例の折返し面25dを形成したことにな
る。
【0031】以上述べたように上記各実施例によれば以
下のような効果がある。請求項1を実現する第1実施例
では、操作レバー28を水平に回動するという簡単な作
業で複数のキャスタ22を同時に昇降操作し、重量物た
るベッドを容易に移動できる。請求項2を実現する第2
実施例では、昇降回数が増加しても枢支部材26の摩耗
が防止され、操作レバー28が重力で傾斜することがな
く、円滑な操作性を維持することができる。
【0032】請求項3を実現する第2実施例では、キャ
スタ22が床面に接地した状態にあるとき、棒部材21
に不用意に足が触れても、ローラ24が折返し面25d
により小曲面25bに引き戻され、ベッド本体10の衝
撃的な降下を防止し、安全性が向上する。請求項4を実
現する第2実施例では、操作レバー28の操作範囲を大
きくして操作力を小さくし、ベッド本体10の上下(キ
ャスタの昇降)を僅かな労力で操作することができる。
【0033】請求項5を実現する第3実施例も第1実施
例と同様に、簡単な作業で複数のキャスタ22を同時に
昇降操作することができる。請求項6を実現する各実施
例は、前記ベッド本体の他端寄りの底フレームに常時床
面に接地した一対のキャスタが設けられ、昇降型のキャ
スタ22を床面に接地したとき、ベッド本体は4点のキ
ャスタで支持され、ベッドの移動が容易となる。例え
ば、ベッドが部屋のコーナにある場合に、両側壁からベ
ッドの対応する側面を容易に引き離すことができ、ベッ
ドメーキング作業性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のベッド全体を示す平面図。
【図2】図1の正側面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】第1実施例のキャスタ昇降機構を示す平面図。
【図5】第1実施例のキヤスタ浮上状態を示す側面図。
【図6】第1実施例のベッド浮上状態を示す側面図。
【図7】第2実施例のキャスタ昇降機構を示す平面図。
【図8】第2実施例のキヤスタ浮上状態を示す正側面
図。
【図9】第2実施例のベッド浮上状態を示す側面図。
【図10】第2実施例のキヤスタ浮上状態を示す側面
図。
【図11】第3実施例のキャスタ昇降機構を示す側面
図。
【図12】図11の平面図。
【図13】第3実施例のカム機構を説明する説明図。
【図14】第3実施例のベッド浮上状態を示す側面図。
【図15】図14の平面図。
【符号の説明】
10…ベッド本体、11…床フレーム、15…底バー、
17…固定脚、18…キャスタ、19…キャスタ昇降機
構、21…棒部材、22…キャスタ、23…リンク部
材、25…カム部材、25a…カム面、25b…小曲
面、25c…弧状面、25d…折返し面、26…枢支部
材、26a…上ガイド、26b…下ガイド、28…操作
レバー。33…支軸部材、32…キャスタ、34…カム
部材、35…ローラ、37リンク手段、38…操作レバ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 智徳 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド本体の長手方向の少なくとも一端寄
    りの底フレームに、回動自在に枢支された回動部材と、
    この回動部材の各一端に装着された左右一対のキャスタ
    と、前記回動部材の枢支点を挟む反対側の他端に係合し
    て前記回動部材を従動させ、ベッド本体の床接地面に対
    して前記各キャスタを昇降動させるカム部材と、このカ
    ム部材を作動させる操作レバーとを具備したことを特徴
    とするベッド。
  2. 【請求項2】前記カム部材と操作レバーとは、一体に構
    成され、かつ、前記底フレームに上下両端が回動自在に
    支持された長尺状の枢支部材に固着されていることを特
    徴とする請求項1記載のベッド。
  3. 【請求項3】前記カム部材に形成されたカム面は、前記
    キャスタを床接地面に対して上昇させた状態から降下さ
    せる場合に、前記枢支部材からの距離が徐々に大きくな
    る弧状面と、弧状面に続いて前記枢支部材からの距離が
    徐々に小さくなる折返し面と、該折返し面の終端に形成
    され前記回動部材の他端に嵌合して前記キャスタを降下
    させた状態をロックする小曲面とからなることを特徴と
    する請求項2記載のベッド。
  4. 【請求項4】前記枢支部材からの前記弧状面の距離の変
    化割合は、前記操作レバーの単位操作量に対する前記キ
    ャスタの昇降量が可及的に小さくなるように設定される
    ことを特徴とする請求項3記載のべッド。
  5. 【請求項5】ベッド本体の長手方向の少なくとも一端寄
    りの底フレームに、軸心方向に相対変位可能、かつ、軸
    心を中心に相対回動可能に同軸状に装着された左右一対
    の固定軸部材及び可動軸部材と、前記可動軸部材の一対
    を同期して回動変位させる操作レバーと、前記固定軸部
    材と可動軸部材の間に装置され、前記操作レバーによる
    前記可動軸部材の回動に応じて同可動軸部材を前記軸心
    方向に変位させるカム機構と、前記可動軸部材の一対に
    それぞれ装着されたキャスタとを具備したことを特徴と
    するベッド。
  6. 【請求項6】前記ベッド本体の他端寄りの底フレームに
    は常時床面に接地した一対のキャスタが設けられ、か
    つ、前記一端寄りの一対のキャスタは、ローラの支軸部
    材が前記軸部材に対して回動自在であることを特徴とす
    る請求項1又は5記載のベッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001309951A (ja) * 2000-03-31 2001-11-06 Proton Caretec Ab ベッド
KR101489202B1 (ko) * 2009-03-05 2015-02-03 엘지전자 주식회사 운동기구
WO2022230002A1 (ja) * 2021-04-25 2022-11-03 株式会社Fuji 基台、ロボット及び医療用装置

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