JPH10211376A - ミシンの上糸交換装置 - Google Patents

ミシンの上糸交換装置

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JPH10211376A
JPH10211376A JP1907497A JP1907497A JPH10211376A JP H10211376 A JPH10211376 A JP H10211376A JP 1907497 A JP1907497 A JP 1907497A JP 1907497 A JP1907497 A JP 1907497A JP H10211376 A JPH10211376 A JP H10211376A
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JP
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yarn
needle hole
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needle
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JP1907497A
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English (en)
Inventor
Kenji Kitada
賢治 北田
Junya Mizobuchi
順也 溝渕
Yasushi Ono
安志 小野
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸切れを確実に検出する。また、糸切れや、
糸結び不良の復旧作業を容易とする。さらに、針孔から
引き出し後の元糸部分を確実に切断除去する。 【解決手段】 糸引出し装置4は、元糸と交換糸の糸結
び後、元糸を針孔524aから元糸部分を噛み合う歯車
411、412の回転で引き出して交換糸の糸通しを行
う。針孔524aと歯車411、412との間の糸道に
は糸の張力により糸切れ、糸たるみを検出する巻糸検知
スイッチ44を備えている。歯車411、412による
元糸の糸引き出し中にスイッチ44がOFFのときは糸
切れなので歯車411を直ちに停止する。糸の結び目が
針孔を通過するに際しては、それ以前より糸の引出し速
度を小さくする。この糸引き作業後、スイッチ44がO
FFのときは糸たるみで糸切りメスで元糸部分を除去で
きないので、再度糸の牽引を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミシンの上糸を
自動交換するミシンの上糸交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ミシンの上糸交換装置は、特公平3−5
834号公報に開示されている。
【0003】同公報に開示の技術では、回転するテーブ
ルユニット上に複数個の糸巻を各々保持する機構が設け
られている。また、この保持機構毎に糸巻の糸端部をク
ランプする所定のアクチュエータが設けられている。上
糸は前記複数個の糸巻から何れか1本の糸を選択して針
側に供給される。
【0004】上糸を交換するときは、上糸をミシン頭部
上の所定位置で切断して、元糸側端部は所定のアクチュ
エータでクランプし、糸巻側の糸端部は前記保持機構毎
に設けられている前記アクチュエータでクランプする。
そして、前記テーブルユニットを回転して交換糸の糸巻
をミシン頭部に対峙する位置に移動し、この糸巻の保持
機構ごと交換糸の糸巻をテーブルユニットからミシン頭
部側に移動し、この保持機構において前記アクチュエー
タでクランプされている糸端部を前記所定位置(糸切断
位置)に位置する。そして、糸結び装置を駆動して交換
糸の糸引出し側と元糸側とを結ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、糸の交換を行う度に、テーブルユニットを回転
させて、テーブルユニットとミシン頭部との間で交換糸
の糸巻を保持機構ごと移動する必要がある。
【0006】また、各糸巻ごとに糸端部をクランプする
手段が必要である。そのため、糸交換の速度が遅く、縫
製作業効率が低いという問題や、機構が複雑となるため
部品点数が多く、そのため、装置が大型化し、製造コス
トが高いという問題もあった。
【0007】そこで、本出願人はかかる課題を解決する
ためのミシンの上糸交換装置を提案している(特願平8
−88420号、特願平8−88421号、特願平8−
119375号、特願平8−119376号、特願平8
−119376号、特願平8−119377号、特願平
8−119378号、特願平8−121929号〔何れ
も本願出願時において未出願公開〕)。
【0008】この上糸交換装置は、複数の糸巻から各々
引出した複数の糸端部を垂下させて並べて保持する糸調
子台(糸端部保持部)を備えている。糸交換にあたって
は、この糸調子台から選択的に引出されて上糸とされて
いる糸を切断し、この切断された糸の元糸側端部はクラ
ンプして保持する。そして、糸調子台に保持されている
糸から交換糸を選択し、糸調子台を移動することで被選
択糸の糸端部側を所定の糸結び位置に移動する。この移
動後、垂下している被選択糸(交換糸)の糸端部を糸ク
ランプの吸引口で吸引して捕捉し、この被捕捉糸の糸端
部側と前記元糸側とを所定の糸結び位置でノッタ(糸結
び部)により結ぶ。
【0009】この糸結び後、針先から元糸を駆動歯車及
び従動歯車(糸引出し部)により牽引して引き出すこと
により、交換糸を糸通しする。そして、引き出された元
糸部分は所定の上糸切りメス(糸切り部)により切断し
て除去する。
【0010】ノッタによる糸結び作業が成功したか失敗
したかは、針孔の手前の糸道で、結び目の通過や糸張力
を検出して判断している。
【0011】しかし、最終的には交換糸は針孔に通さな
ければならないので、糸の結び目が針孔を通過したか否
かが検出されなければならず、これは針孔の手前の糸道
で結び目の通過や糸張力を検出しても判断できないとい
う課題がある。すなわち、糸の結び目が針孔にかみつい
て糸切れを起こす可能性があるが、これは針孔の手前の
糸道で結び目の通過や糸張力を検出しても検出できない
という課題である。
【0012】そこで、この発明の目的は、前記の課題を
解決し、交換糸の針孔への糸通しに際し、糸切れを確実
に検出できるようにすることにある。
【0013】この発明の別の目的は、さらに、糸切れ
や、糸結び不良が生じても復旧作業が容易であるように
することにある。
【0014】別の課題として、針孔から引き出された元
糸部分がたるんでしまうと、糸張力が足らずに、糸切り
メスでは元糸部分を切断、除去することができないとい
う問題がある。
【0015】そこで、この発明の別の目的は、前記の課
題を解決し、針孔から引き出し後の元糸部分を確実に切
断除去できるようにすることにある。
【0016】別の課題として、針孔からの糸の引出し速
度が速いと、糸の結び目が針孔を通過しにくい場合に糸
切れしてしまうという問題がある。
【0017】そこで、この発明の別の目的は、前記の課
題を解決し、糸の結び目が針孔を通過するに際して糸切
れが生じないようにすることにある。
【0018】別の課題として、糸の種類によっては、駆
動歯車及び従動歯車に対するすべりにより、駆動歯車及
び従動歯車の回転数に比して糸の引出し長さが足らない
という問題がある。
【0019】そこで、この発明の別の目的は、前記の課
題を解決し、糸の種類にかかわらず確実に元糸を引き出
すことができるようにすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段を、後述する発明の実施の形態における対応す
る部材や符号などもカッコ書きで付記して説明する。
【0021】(1)請求項1に記載の発明は、「複数の糸
巻(T1〜T5)と、この各糸巻から各々引出した複数
本の糸(T11〜T51)の端部(T12〜T52)が
垂下して保持されている糸端部保持部(糸調子台32)
と、この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉
する捕捉部(糸クランプ36)と、上糸の元糸側端部と
前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部(ノッタ34)と、この
糸結び後前記元糸を牽引して針孔(524a)より引き
出すことで、交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部(駆
動歯車411、従動歯車412)と、この糸引出し部と
針孔との間の糸道で糸を検出する検出部(巻糸検知スイ
ッチ44)と、を備えていることを特徴とするミシンの
上糸交換装置」である。
【0022】請求項1に記載のミシンの上糸交換装置に
よれば、糸引出し部と針孔との間の糸道で糸を検出する
から、針孔に結び目がかみついて糸切れした場合などで
も検出することができる。そのため、交換糸が針孔に糸
通しされたか否かを確実に検出することができる。
【0023】(2)請求項2に記載の発明は、「さらに、
糸の牽引中に前記検出部が糸を検出できなくなったとき
は(ステップS5中に)前記糸引出し部を停止する第1
の糸引き制御部(CPU21など)を備えていることを
特徴とする請求項1に記載のミシンの上糸交換装置」で
ある。
【0024】請求項2に記載のミシンの上糸交換装置に
よれば、糸の牽引中に検出部が糸を検出できなくなった
ときは糸の引出しを直ちに停止することが可能となるの
で、糸切れ後の牽引側の糸がすべて引き取られてしまう
ことがなく、糸道に残っている。そのため、糸切れ後の
復旧作業を容易とすることができる。
【0025】(3)請求項3に記載の発明は、「複数の糸
巻(T1〜T5)と、この各糸巻から各々引出した複数
本の糸(T11〜T51)の端部(T12〜T52)が
垂下して保持されている糸端部保持部(糸調子台32)
と、この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉
する捕捉部(糸クランプ36)と、上糸の元糸側端部と
前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部(ノッタ34)と、この
糸結び後前記元糸を牽引して針孔(524a)より引き
出すことで、前記交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部
(駆動歯車411、従動歯車412)と、この糸通し後
針孔から引出された元糸部分を糸切りにより除去する糸
切り部(糸切りメス45)と、上糸の糸道中で糸のたる
みを検出する検出部(巻糸検知スイッチ44)と、前記
被選択糸の糸通し後に前記検出部により糸のたるみが検
出されたときは、前記糸切り前に前記糸引出し部で糸を
牽引して(ステップS10)、たるみを解消する第2の
糸引き制御部(CPU21など)と、を備えていること
を特徴とするミシンの上糸交換装置」である。
【0026】請求項3に記載のミシンの上糸交換装置に
よれば、上糸の糸道中で糸のたるみを検出した場合は、
糸引出し部により糸を牽引してたるみを解消した後に、
針孔から引出された元糸部分の除去のために糸切り動作
を行うようにしているから、糸切りを確実に行ない、元
糸部分を確実に除去することができる。
【0027】(4)請求項4に記載の発明は、「複数の糸
巻(T1〜T5)と、この各糸巻から各々引出した複数
本の糸(T11〜T51)の端部(T12〜T52)が
垂下して保持されている糸端部保持部(糸調子台32)
と、この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉
する捕捉部(糸クランプ36)と、上糸の元糸側端部と
前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部(ノッタ34)と、この
糸結び後前記元糸を牽引して針孔(524a)より引き
出すことで、交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部(駆
動歯車411、従動歯車412)と、前記糸結びにより
形成された糸の結び目が針孔を通過するに際しては、そ
れ以前より糸の引出し速度を小さくする(ステップS5
4、ステップS55)第3の糸引き制御部(CPU21
など)と、を備えていることを特徴とするミシンの上糸
交換装置」である。
【0028】請求項4に記載のミシンの上糸交換装置に
よれば、糸の結び目が針孔を通過するに際しては糸の引
出し速度を小さくするので、結び目が針孔を通過しにく
い場合でも糸切れを起こすようなことがない。
【0029】(5)請求項5に記載の発明は、「複数の糸
巻(T1〜T5)と、この各糸巻から各々引出した複数
本の糸(T11〜T51)の端部(T12〜T52)が
垂下して保持されている糸端部保持部(糸調子台32)
と、この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉
する捕捉部(糸クランプ36)と、上糸の元糸側端部と
前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部(ノッタ34)と、従動
歯車(411)と、この従動歯車と噛み合って回転する
ことで、前記糸結び後に前記元糸を牽引して針孔(52
4a)より引き出し、交換糸を針孔に糸通しする駆動歯
車(412)と、前記駆動歯車の糸の牽引開始から終了
までの回転回数を調節する(ステップS57)第4の糸
引き制御部(CPU21)と、を備えていることを特徴
とするミシンの上糸交換装置」である。
【0030】請求項5に記載のミシンの上糸交換装置に
よれば、糸の牽引開始から終了までの駆動歯車の回転回
数を調節することができるので、糸のすべりが大きい場
合でも、必要な糸の引出し長さを確保することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】まず、構成について説明する。
【0032】図1は、この発明の実施の一形態である一
本針多色刺繍ミシン1の斜視図である。
【0033】同図に示すように、このミシン1は、所定
の刺繍縫いを行う自動縫いミシン5と、上糸を交換する
上糸交換装置2とからなる。上糸交換装置2は、このミ
シンへ供給する上糸の経路中で元糸を切断し、切断後の
元糸と交換糸とを結ぶ糸結び装置3と、この結び後、元
糸を針穴から引出して交換糸を針穴に糸通しする糸引出
し装置4と、を備えている。
【0034】まず、自動縫いミシン5について説明す
る。
【0035】図1に示すように、符号51はミシンベッ
ド上に設けられている送り台である。この送り台には布
押え枠511、下板512が支持されていて、布押え枠
511の上下駆動により、布押え枠511と、下板51
2とにより、被縫物は挟持される。送り台51は所定の
可動テーブル上で、X駆動モータ、Y駆動モータ(何れ
も図示せず)の駆動によりX−Y方向に移動し、被縫物
を所定の縫製データに基づいてX−Y方向に送る。この
ように送られる被縫物上に針落ちすることで所定の形状
の刺繍縫いが行われる。
【0036】符号521は糸調子、符号522は天秤、
符号523は針棒、符号524は針、符号525は中押
え、符号526は針板である。
【0037】次に糸結び装置3について説明する。
【0038】図1に示すように、自動縫いミシン5の上
には、糸結び装置(電装ボックス)3が取付けられてい
る。この電装ボックス3上には糸置き台311が取り付
けられている。この糸置き台311には管状の糸巻き受
棒312a〜312eが取付けられ、各々を色、材質、
太さ等の異なる糸の糸巻きT1〜T5が差し込むこまれ
ることで保持されている。各糸巻きT1〜T5から引き
出された糸T11〜T51は各々糸巻き受棒312a〜
312eを流通し、その各糸端部T12〜T52は、糸
交換装置3の前面部に配置されている糸調子台32に垂
下している。
【0039】透明の可撓性の管313a〜313eの各
一端側は糸巻き受棒312a〜312eの各々の基端部
分の糸出口側に取り付けられ、管313a〜313eの
各他端は糸調子台32の上部に取り付けられている。糸
T11〜T51は、管313a〜313e内を流通して
糸調子台32に送られる。
【0040】図2に示すように、糸調子台32における
管313a〜313eの端部から引出された糸T11〜
T51の各糸道には、上段に糸調子321a〜321e
が、下段に糸調子322a〜322eが、何れも糸調子
台32の左右方向に並べて設けられている。
【0041】糸調子台32は、レール331で矢示a方
向に移動自在に支持され、また、背部にラックが設けら
れている。このラックは糸調子台モータ333により回
転するピニオンと噛み合っていて、糸調子台モータ33
3の駆動により糸調子台32は移動し、糸端部T12〜
T52のうちの何れかを所定の上糸供給路に位置させる
ことができる。
【0042】ノッタ34はエアシリンダ341のロッド
341aの先端に支持され、矢示a方向に移動する。ま
た、ノッタ34にはエアシリンダ342が設けられ、そ
のシリンダロッドにノッタ34の所定の駆動レバーが取
り付けられている。このレバーがエアシリンダ342に
より操作されることにより、2つの糸を糸結びする。
【0043】糸掴み35は、その基端部がエアシリンダ
351のロッドに接続され、このエアシリンダの駆動に
より矢示b方向に移動する。この糸掴み35の尾端側は
支持台352に支持され、先端部には上糸と係合して牽
引するフック353が形成されている。また、支持台3
52には上糸を切断するメス354と、この切断された
糸の元糸側端部を保持する糸押え355とが設けられて
いる。
【0044】糸クランプ36はエアシリンダ361のシ
リンダロッドに取り付けられ、このエアシリンダ駆動に
より矢示b方向に移動する。この糸クランプ36にはエ
アシリンダ362が設けられ、また、内部にはボールが
入れられている。エアシリンダ362のシリンダロッド
で内部のボールを押圧することにより、糸クランプ36
の内壁とボールとで糸端はクランプされる。また、糸ク
ランプ36にはチューブ363が接続され、このチュー
ブ363からのエアの吸引により糸端を吸引する。
【0045】電装ボックス3の底部でフック353の下
部位置には開口部364が開けられていて、この開口部
の下部には糸屑かご365が設けられている。
【0046】電装ボックス3の前面には、糸調子38
と、糸調子開閉装置381とが設けられている。糸調子
開閉装置381はエアシリンダ382のシリンダロッド
382aに爪部383を取り付けたものであり、シリン
ダ382の駆動により、爪部383が矢示a方向に移動
して糸調子38を開閉する。糸調子38は、ノッタ34
による糸結びに際し、切断後の元糸に適切な張力をかけ
るものである。
【0047】次に、糸引出し装置4について説明する。
【0048】図3に示すように、糸引出し装置4は、駆
動歯車411、腕部414に支持された従動歯車41
2、モータ413を備えている。そして、上糸を駆動歯
車411と従動歯車412との間に挟持して、モータ4
13によりベルト414を介して駆動歯車411を回転
することにより、針孔から糸を引出すことができる。
【0049】また、糸引出し装置4は、腕部423に支
持された糸クランプ421、ワイパ422を備えてい
る。糸クランプ421は、前記の糸クランプ36と同様
の構成で、糸端部を吸引してクランプすることができ
る。すなわち、糸クランプ421にはエアシリンダ42
1aが設けられ、また、内部にはボールが入れられてい
る。エアシリンダ421aのシリンダロッドで内部のボ
ールを押圧することにより、糸クランプ421内壁とボ
ールとで糸端はクランプされる。また、糸クランプ42
1にはチューブが接続され、このチューブからのエアの
吸引により糸端を吸引する。ワイパ422は針先の上糸
を糸払いして糸クランプ421への捕捉を容易とする。
【0050】糸クランプ421を支持する腕部423、
ワイパ422、従動歯車412を支持する腕部414
は、いずれも駆動機構43に連結され、この駆動機構4
3はエアシリンダ431により駆動される。駆動機構4
3の機構の詳細な説明は省略する。
【0051】シリンダ431のシリンダロッドが伸びる
と、駆動機構43により、糸クランプ421は矢示fの
方向(針先に接近する方向)に移動し、ワイパ422を
矢示gの方向に移動し(針先に接近する方向)、従動歯
車412を矢示hの方向(駆動歯車411と従動歯車4
12とを開く方向)に移動する。このような動きによ
り、ワイパ422で針先の上糸が糸払いされて糸クラン
プ421に吸引、クランプされる(図4参照)。
【0052】次に、シリンダ431のシリンダロッドが
縮んで、駆動機構43により、糸クランプ421を矢示
iの方向(針先から離隔する方向)に移動し、ワイパ4
22が矢示jの方向に移動し(針先から離隔する方
向)、従動歯車412を矢示kの方向(駆動歯車411
と従動歯車412とを閉じて噛み合わせる方向)に移動
する。これにより、糸クランプ421にクランプされた
上糸は、駆動歯車411と従動歯車412との間に挟持
される(図3に示す状態)。あとは、モータ413の駆
動により駆動歯車411及び従動歯車412の回転で、
上糸を針孔224aから引出すことができる。
【0053】図5、図6に示すように、駆動歯車412
の近傍には巻糸検知スイッチ44が設けられている。こ
の巻糸検知スイッチ44にはワイヤ441が取り付けら
れている。ワイヤ441の先端部分はL字型で駆動歯車
412の下部に位置している。ワイヤ441は基端部分
で回動することにより、巻糸検知スイッチ44はON、
OFFする。
【0054】すなわち、前記の駆動及び従動歯車41
1、412により針孔524aから引き出す糸がなかっ
たり、この糸がたるんでいるときはOFFとなり(図5
に示す状態)、針孔524aから引き出す糸が張られて
いるときはONとなる(図6に示す状態)。
【0055】また、図5、図6において、符号44は所
定の機構により昇降し、駆動及び従動歯車411、41
2と針孔524aとの間の糸経路で糸切りする糸切りメ
スであり、駆動及び従動歯車411、412で針孔52
4aより引き出された元糸Tを切断して除去する。
【0056】次に、制御系の構成について説明する。
【0057】図7は、刺繍縫いミシン1の制御系を示す
ブロック図である。ミシン1の制御系(マイクロコンピ
ュータ)は、上糸交換装置2と、自動縫いミシン5とで
別系統になっており、符号21は上糸交換装置2のCP
Uである。このCPU21には、ROM22、RAM2
3が接続され、また、前記巻糸検知スイッチ44、前記
モータ413、操作パネル46、前記のエアシリンダ4
31を駆動する電磁弁SV1、前記糸クランプ421に
設けられている前記エアシリンダ421aを駆動する電
磁弁SV2、糸クランプ421に接続されているチュー
ブからの真空発生器421bによる吸引を行う電磁弁S
V3、その他の各種アクチュエータ等(便宜上、図示省
略)が所定のI/Oインターフェース47を介して接続
されている。
【0058】ROM22には、上糸交換装置2を制御す
る各種制御プログラムや固定データが格納されている。
【0059】操作パネル46には、後述する回転回数プ
ラススイッチ、復旧スイッチなどが設けられている。
【0060】上記の構成の上糸交換装置2の制御系は、
ミシン5の制御系と別系統であるため、上糸交換装置2
は、ミシン5のCPUから所定のミシン停止信号を受け
ることにより駆動が開始され、逆にミシン5は、そのC
PUが上糸交換装置2のCPU21から所定の上糸交換
装置停止信号を受けることにより駆動が開始される。
【0061】次に、作用について説明する。
【0062】上糸交換装置2による糸交換の前には、ミ
シン5は縫製を中止して、前記糸切りメスで糸切りを行
う。
【0063】上糸の交換は次のように行う。
【0064】図2を参照して、まず、シリンダ351の
駆動でフック353が迫り出して、被交換糸(図2では
T31)を掴んで引っ込む。このとき、被交換糸はメス
354とフック353とが交叉することで切断され、被
交換糸の元糸側端部はフック354と糸押え355との
間に挟持される。
【0065】次に、モータ333の駆動により、糸調子
台32を矢示a方向に移動し、T11〜T51のうち交
換糸を所定の糸交換位置に移動する。次に、シリンダ3
61の駆動で糸クランプ36が迫り出して、交換糸の糸
端部(T12〜T52のいずれか)を吸引、クランプし
て引っ込む。この状態で、被交換糸の元糸と交換糸とは
糸交換位置で上下に平行である。
【0066】前記のように被交換糸の元糸と交換糸とが
糸交換位置に配置された後、シリンダ341の駆動によ
りノッタ34が両糸に向かって迫り出し、シリンダ34
2の駆動によりノッタ34が作動して被交換糸の元糸と
交換糸とが糸結びされる。
【0067】この糸結び後、ノッタ34は元の位置に戻
り、糸調子38はシリンダ391の駆動により開く。ま
た、交換糸の残り糸はチューブ363から吸引されて排
出され、元糸の残り糸は糸屑かご365に落ちる。
【0068】この後、前記のように(図3参照)、ワイ
パ422で元糸Tを糸払いし、糸クランプ421で捕捉
し、駆動歯車411と従動歯車412との間に噛み合わ
せ、駆動歯車411の回転により元糸Tを巻き上げて、
針孔524aから元糸Tを引き出すことにより交換糸を
糸通しする。引き出された元糸Tは所定の上糸切りメス
で切断して除去する。切断後の元糸Tは糸クランプ42
1に吸引されて排出される。
【0069】このように糸結びされた後、糸引出し装置
4により糸引き出し作業を行うが、これについては、図
8〜図10を参照して詳細に説明する。
【0070】図8、糸引出し装置4の動作を説明するフ
ローチャートである。
【0071】まず、糸引出し装置4は図3の状態にあ
る。図8に示すように、この状態から電磁弁SV1の駆
動によりエアシリンダ431のシリンダロッドが迫り出
して、駆動機構43の駆動により、糸クランプ421を
下降する(矢示f方向〔クランプ下降〕)。このとき、
駆動機構43により、従動歯車412が開かれ(矢示k
方向)、ワイパ422が下降する(矢示g方向)。ま
た、電磁弁SV2の駆動によりエアシリンダ421aの
シリンダロッドを引っ込めて、糸クランプ421内のボ
ールを開放する(クランプボール開放)。さらに、電磁
弁SV3の駆動により糸クランプ421からの吸引を開
始する(バキュームON)(以上、ステップS1)。
【0072】これにより、針先の元糸Tはワイパ422
で糸払いして、糸クランプ422に吸引される(図4の
状態)。
【0073】そして、電磁弁SV2の駆動によりエアシ
リンダ421aのシリンダロッドを引き出して、このシ
リンダロッドの先端で糸クランプ421内のボールを押
圧し、このボールと糸クランプ422の内壁との間に糸
端部を挟持し(クランプボール閉)、電磁弁SV3の駆
動により糸クランプ421からの吸引を停止する(バキ
ュームOFF)(以上、ステップS2)。
【0074】次に、電磁弁SV1の駆動によりエアシリ
ンダ431のシリンダロッドを引っ込めて、駆動機構4
3の駆動により、糸クランプ421が上昇して上糸Tを
引き上げる(矢示i方向〔ステップS3〕)。このと
き、駆動機構43により、従動歯車412が閉じて(矢
示h方向)、駆動歯車411と従動歯車412とが噛み
合って元糸Tは挟持される。また、ワイパ422は上昇
する(矢示g方向)。このときの状態は図3に示すとお
りである。
【0075】この後、巻糸検知スイッチ44がONであ
るときは(ステップS4)、駆動及び従動歯車411、
412と、針孔524aとの間の糸が張られた状態にあ
るということであり(図6の状態)、これは前記糸結び
装置3による元糸と交換糸との糸結びが成功したという
ことであるから、モータ413の駆動により駆動及び従
動歯車411、412が回転して糸を巻き上げる(糸巻
き取りギア回転(ステップS5〕)。このステップS5
の詳細については後述する。
【0076】巻糸検知スイッチ44がOFFであるとき
は(ステップS4)、糸結び装置3による元糸と交換糸
との糸結びが失敗したということであるから、例えば、
操作パネルなどでランプを点滅させるなどの所定のエラ
ー表示を行なう(ステップS6)。この状態でステップ
S5の糸の巻き上げはまだ始まっていないので、手作業
により、結びに失敗した元糸と交換糸とを結び、操作パ
ネル46上の復旧スイッチをONにすると(ステップS
7)、前記ステップS4に戻る。
【0077】ステップS5で、駆動及び従動歯車41
1、412により元糸Tを針孔524aから引き出した
後、巻糸検知スイッチがONであるときは(ステップS
8〔図6参照〕)、糸切りメス45を駆動して糸切りし
(ステップS9)、元糸T部分を除去する。
【0078】ステップS8で巻糸検知スイッチがOFF
であるときは、駆動及び従動歯車411、412と、針
孔524aとの間で糸がたるんでいるということであり
(図5参照)、このままでは糸張力が足らず、糸切りメ
ス45による糸切りはできない。そこで、再度駆動及び
従動歯車411、412により糸を所定量牽引し、糸を
張らせて(図6の状態〔ステップS10〕)、糸切りを
行う(ステップS9)。
【0079】次に、前記の糸巻き取りギア回転(ステッ
プS5)の手順について、図9、図10を参照して説明
する。図9はステップS5の手順を説明するフローチャ
ートであり、図10は駆動歯車411の回転速度の経時
的変化を示す図である。
【0080】まず、両歯車411、412が噛み合う前
に駆動歯車411を高速で回転すると歯車で糸を切断す
るので、最初に駆動歯車411を比較的低い速度SAで
時間tAだけ回転する(ステップS51)。
【0081】急激に回転速度を上げると糸が張られて切
れる恐れがあるので、前記の時間tA経過後に、時間tB
をかけて速度SAから速度SBまでスローアップさせる
(ステップS52)。
【0082】前記時間tB経過後に、速度SBで時間tC
回転させる(ステップS53)。この時間tcの経過の
時点で元糸と交換糸との結び目は、針孔524a通過直
前の位置にある。すなわち、前記ノッタ34による糸結
び位置から針孔524aまでの糸道の長さは一律である
から、時間tcの経過の時点で糸の結び目が針孔524
a通過直前の位置にくるように、速度SA、速度SBと、
時間tA、時間tB、時間tCとを定めている。
【0083】前記時間tc経過後、時間tDをかけて回転
速度を速度SBから速度SCまで下げる(ステップS5
4)。そして、前記時間tD経過後、時間tEの間速度S
Cで回転させる(ステップS55)。すなわち、ステッ
プS53の後、糸の結び目の針孔524aの通過の信頼
性が得られる程度にまで速度を下げ、糸の結び目が針孔
524aにかみついて糸切れするのを防止しようとする
ものである。
【0084】こうして、通常は、前記時間tE経過後に
糸の結び目は針孔524aを通過して、交換糸が糸通し
された状態となっている。しかし、糸の種類によって
は、両歯車411、412に対するすべりにより、前記
時間tE経過後においても糸通しが完了していない場合
もある。
【0085】そこで、交換糸がそのような種類の糸であ
る場合は、操作パネル46上で回転回数プラススイッチ
を予めONにしておけば、前記時間tE経過後も所定時
間tFの間速度SCで回転させて(ステップS56、ステ
ップS57)、即ち、両歯車411、412の回転回数
を通常より増やして糸のすべり分を吸収し、糸の結び目
を針孔524aに確実に通過させることができる。
【0086】図9のフローチャートには示されていない
が、前記ステップS5の期間中は、0.1msごとに前
記ステップS4のように巻糸検知スイッチ44のON、
OFFをみている。そして、巻糸検知スイッチ44がO
FFであったときは、糸切れが発生したものとして直ち
にモータ413を停止し、前記ステップS6と同様にエ
ラー表示する。そして、手作業により切れた糸を結び、
操作パネル46上の復旧スイッチをONにすることによ
り、例えば、前記ステップS51からやり直すようにし
ている。
【0087】巻糸検知スイッチ44で糸切れを検出する
と、直ちにモータ413を停止するようにしているの
で、糸切れ後に糸巻取り側の糸がすべて引き取られてし
まうことなく糸道に残っており、糸切れ後の復旧作業は
容易である。
【0088】また、このような糸切れ検知は、針孔52
4aより上流側の糸道で行うことも可能である。しか
し、これだと針孔524aに糸の結び目がかみついて糸
切れした場合などには糸切れを検出できない。しかし、
ミシン1は駆動及び従動歯車411、412と、針孔5
24aとの間で糸切れを検出するようにしているので、
前記の場合の糸切れでも検出することができる。
【0089】なお、いうまでもなく上記発明の実施の形
態は、この発明を限定するものではない。例えば、糸切
れ検知のためのセンサである巻糸検知スイッチ44は、
糸の張力により糸切れを検知しているが、光学式センサ
などをもちいるようにしてもよい。
【0090】また、上記の例では、糸の結び目が針孔5
24aを通過するのを、駆動歯車411の回転数(時間
×回転速度)から予測するようにしたが、これに代え
て、針孔524aの近傍の上流側糸道経路に光学式セン
サを設けて糸の結び目を検知し、駆動歯車411の回転
速度を制御(減速)して、結び目の針孔通過を確実にす
ることも容易に考えられる。
【0091】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、交換糸
が針孔に糸通しされたか否かを確実に検出することがで
きる。
【0092】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏するほか、糸切れ後の復
旧作業を容易にすることができる。
【0093】請求項3に記載の発明によれば、交換糸を
針孔に糸通し後に、元糸部分を確実に除去することがで
きる。
【0094】請求項4に記載の発明によれば、結び目が
針孔を通過しにくい場合でも糸切れを防止することがで
きる。
【0095】請求項5に記載の発明によれば、駆動及び
従動歯車に対する糸のすべりが大きい場合でも、必要な
糸の引出し長さを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンの斜視図。
【図2】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンに用いられる糸結び装置の斜視図。
【図3】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンに用いられる糸引き出し装置の左側面図。
【図4】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンに用いられる糸引き出し装置の左側面図。
【図5】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンに用いられる巻糸検知スイッチを説明する図。
【図6】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンに用いられる巻糸検知スイッチを説明する図。
【図7】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンに用いられる制御系の構成を説明するブロック
図。
【図8】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンの作用を説明するフローチャート。
【図9】この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍
ミシンの作用を説明するフローチャート。
【図10】この発明の実施の一形態である一本針多色刺
繍ミシンの駆動歯車の速度変化を説明する図。
【符号の説明】
1 一本針刺繍縫いミシン 2 上糸交換装置 4 糸引出し装置 21 CPU 32 糸調子台 34 ノッタ 36 糸クランプ 411 駆動歯車 412 従動歯車 44 巻糸検知スイッチ 45 糸切りメス 524a 針孔 T1、T2、T3、T4、T5 糸巻 T11、T21、T31、T41、T51 糸 T12、T22、T32、T42、T52 糸端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の糸巻と、 この各糸巻から各々引出した複数本の糸の端部が垂下し
    て保持されている糸端部保持部と、 この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する
    捕捉部と、 上糸の元糸側端部と前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部と、 この糸結び後前記元糸を牽引して針孔より引き出すこと
    で、交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部と、 この糸引出し部と針孔との間の糸道で糸を検出する検出
    部と、を備えていることを特徴とするミシンの上糸交換
    装置。
  2. 【請求項2】さらに、 前記糸引出し部による糸の牽引中に前記検出部が糸を検
    出できなくなったときは前記糸引出し部を停止する第1
    の糸引き制御部を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載のミシンの上糸交換装置。
  3. 【請求項3】複数の糸巻と、 この各糸巻から各々引出した複数本の糸の端部が垂下し
    て保持されている糸端部保持部と、 この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する
    捕捉部と、 上糸の元糸側端部と前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部と、 この糸結び後前記元糸を牽引して針孔より引き出すこと
    で、交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部と、 この糸通し後針孔から引出された元糸部分を糸切りによ
    り除去する糸切り部と、 上糸の糸道中で糸のたるみを検出する検出部と、 前記被選択糸の糸通し後に前記検出部により糸のたるみ
    が検出されたときは、前記糸切り前に前記糸引出し部で
    糸を牽引してたるみを解消する第2の糸引き制御部と、
    を備えていることを特徴とするミシンの上糸交換装置。
  4. 【請求項4】複数の糸巻と、 この各糸巻から各々引出した複数本の糸の端部が垂下し
    て保持されている糸端部保持部と、 この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する
    捕捉部と、 上糸の元糸側端部と前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部と、 この糸結び後前記元糸を牽引して針孔より引き出すこと
    で、交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部と、 前記糸結びにより形成された糸の結び目が針孔を通過す
    るに際しては、それ以前より糸の引出し速度を小さくす
    る第3の糸引き制御部と、を備えていることを特徴とす
    るミシンの上糸交換装置。
  5. 【請求項5】複数の糸巻と、 この各糸巻から各々引出した複数本の糸の端部が垂下し
    て保持されている糸端部保持部と、 この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する
    捕捉部と、 上糸の元糸側端部と前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部と、 従動歯車と、 この従動歯車と噛み合って回転することで、前記糸結び
    後に前記元糸を牽引して針孔より引き出し、交換糸を針
    孔に糸通しする駆動歯車と、 前記駆動歯車の糸の牽引開始から終了までの回転回数を
    調節する第4の糸引き制御部と、を備えていることを特
    徴とするミシンの上糸交換装置。
JP1907497A 1997-01-31 1997-01-31 ミシンの上糸交換装置 Pending JPH10211376A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111041729A (zh) * 2018-10-12 2020-04-21 东莞市沃尔泰克地毯机械设备有限公司 一种立式地毯机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111041729A (zh) * 2018-10-12 2020-04-21 东莞市沃尔泰克地毯机械设备有限公司 一种立式地毯机

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