JP3792779B2 - ミシンの上糸交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ミシンの上糸を別の糸に自動交換することができる、ミシンの上糸交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミシンの上糸交換装置については、特公平3−5834号公報に開示されている。
【0003】
同公報に開示の技術では、回転するテーブルユニット上に複数個の糸巻を各々保持する機構が設けられている。また、この保持機構毎に糸巻の糸端部をクランプする所定のアクチュエータが設けられている。上糸は前記複数個の糸巻から何れか1本の糸を選択して針側に供給される。
【0004】
上糸を交換するときは、上糸をミシン頭部上の所定位置で切断して、元糸側端部は所定のアクチュエータでクランプし、糸巻側の糸端部は前記保持機構毎に設けられている前記アクチュエータでクランプする。そして、前記テーブルユニットを回転して交換糸の糸巻をミシン頭部に対峙する位置に移動し、この糸巻の保持機構ごと交換糸の糸巻をテーブルユニットからミシン頭部側に移動し、この保持機構において前記アクチュエータでクランプされている糸端部を前記所定位置(糸切断位置)に位置する。そして、糸結び装置を駆動して交換糸の糸引出し側と元糸側とを結ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術では、糸の交換を行う度に、テーブルユニットを回転させて、テーブルユニットとミシン頭部との間で交換糸の糸巻を保持機構ごと移動する必要がある。また、各糸巻ごとに糸端部をクランプする手段が必要である。そのため、糸交換の速度が遅く、縫製作業効率が低いという問題や、機構が複雑となるため部品点数が多く、そのため、装置が大型化し、製造コストが高いという問題もあった。
【0006】
そこで、本出願人はかかる課題を解決するためのミシンの上糸交換装置を提案している(特願平8−88420号、特願平8−88421号〔何れも本願出願時において未出願公開〕)。
【0007】
この上糸交換装置は、複数の糸巻から各々引出した複数の糸端部を垂下させて並べて保持する糸調子台(糸端部保持部)を備えている。糸交換にあたっては、この糸調子台から選択的に引出されて上糸とされている糸を切断し、この切断された糸の元糸側端部はクランプして保持する。そして、糸調子台に保持されている糸から交換糸を選択し、糸調子台を移動することで被選択糸の糸端部側を所定の糸結び位置に移動する。この移動後、被選択糸の糸端部側を所定位置で捕捉し、この被捕捉糸の糸端部側と前記元糸側とを所定の糸結び位置でノッタ(糸結び部)により結ぶ。
【0008】
糸調子台の各糸の引出し位置には切欠が各々形成し、この切欠から糸結び位置側に交換糸を引き出すようにすれば、糸の引出しは容易である。
【0009】
しかし、糸調子台(糸端部保持部)を移動するため、糸調子台から垂下している被選択糸が踊り、その端部を所定位置で捕捉することが困難な場合があるという問題がある。
【0010】
そこで、この発明の別の目的は、被選択糸の端部を所定位置で容易に捕捉することができる、ミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0011】
別の課題として、糸調子台には糸調子が設けられ、この糸調子台から引出され被交換糸は、端部は捕捉され、糸調子台(糸端部保持部)では糸調子で張力が調節されている。また、元糸の切断側端部はクランプして保持されている。
【0012】
しかし、元糸の針側はフリーであるため元糸の張力が調節されておらず、両糸を並べてノッタ(糸結び部)で糸結びする場合に、結びが甘くなる場合がある。
【0013】
そこで、この発明の別の目的は、元糸と被選択糸との結びを確実に行うことができる、ミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0014】
また、この発明の別の目的は、この場合に縫製に支障が生じることのない、ミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0015】
別の課題として、元糸の切断側端部はクランプして保持するには、所定の糸掴み部で被交換糸を掴んで、メスと所定の糸保持部との間に導き、この被交換糸をメスで切断し、切断後の元糸は糸掴み部と糸保持部との間にクランプされる。この元糸と交換糸とを糸結び部で結ぶと、元糸の切断端部側の残り糸が挟持されたまま残る。そして、この残り糸がたまると挟持圧力が低下していくという問題がある。
【0016】
そこで、この発明の別の目的は、切断後の元糸の切断端部側の挟持圧力が低下することがない、ミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0017】
また、この発明の別の目的は、この場合に挟持圧力のより確実な低下防止を図ることができる、ミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段を、後述する発明の実施の形態における対応する部材や符号もカッコ書きで付記して説明する。
【0019】
請求項1に記載の発明は、
複数の糸巻(T1〜T5)と、
この糸巻から各々引出した複数の糸端部を垂下させて並べて保持する第1の糸端部保持部(インデックス33)と、
この第1の糸端部保持部から選択的に引出されて上糸とされている糸を切断する糸切断部(メス364/メス523)と、
この切断された糸の元糸側端部を捕捉して後退方向に延出させて保持する第2の糸端部保持部(糸掴み36/糸掴み52)と、
前記第1の糸端部保持部に保持されている糸から交換糸を選択する糸選択部(CPU70、デジタルスイッチ51A〜51E、51M)と、
前記第1の糸端部保持部を移動することで前記被選択糸の糸端部側を所定の糸結び位置に移動する糸端部移動部(モータ606、ラック331、図示しないピニオン、レール607)と、
この移動後の前記被選択糸の糸端部側を捕捉して後退方向に延出させて保持する糸捕捉部(糸クランプ37)と、
被選択糸の糸端部側と前記元糸側がそれぞれ前記延出された部位に移動させて両糸端を糸結びするノッタ(9)と、
前記第1の糸端部保持部に設けられ前記複数の糸巻から各々引出した糸の端部側が各々係合する複数の切欠溝部(切欠381a〜381e)と、
この各切欠溝部を開閉する開閉部(フック383a〜383e)と、
少なくとも前記糸捕捉部による前記被選択糸の糸端部側の捕捉開始から終了までの間は前記開閉部を閉じて前記切欠溝部からの糸端部の抜出しを防止する開閉制御部(CPU70)とを備えている、ミシンの上糸交換装置である。
【0020】
請求項1に記載のミシンの上糸交換装置によれば、糸捕捉部による被選択糸の糸端部側の捕捉開始から終了までの間は開閉部を閉じて切欠溝部からの糸端部の抜出しを防止するから、第1の糸端部保持部が移動しても糸の踊りによる切欠溝部からの抜け出しは防止され、被選択糸の捕捉は確実に行われる。
【0021】
従って、請求項1に記載のミシンの上糸交換装置によれば、被選択糸の端部を所定位置で容易に捕捉することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔発明の実施の形態1〕
まず、構成について説明する。
【0032】
図1は、この発明の実施の形態1である自動縫い縫製装置1の斜視図である。
【0033】
同図に示すように、自動縫い縫製装置1は、所定の形状縫いを行うミシン部2、このミシン部へ上糸を供給する糸経路中で元糸を切断し、切断後の元糸と交換糸とを結ぶ糸結び部3と、この結び後、元糸を針穴から引出して交換糸を針穴に糸通しする糸引出し部4とを備えている。
【0034】
まず、ミシン部2について説明する。
【0035】
図1に示すように、符号21はミシンベッド上に設けられている送り台である。この送り台には押え211a、211bが設けられていて、この押えは上下から被縫物100を挟持する。送り台21は所定の可動テーブル上で、X駆動モータ、Y駆動モータ(何れも図1において図示せず)の駆動によりX−Y方向に移動し、被縫物100を所定の縫製データに基づいてX−Y方向に送る。このように送られる被縫物100上に針落ちすることで所定の形状縫いが行われる。符号251は糸調子、符号252は天秤、符号253は針棒、符号254は針、符号254aは針孔、符号255は中押え、符号255aはその針通し孔、符号256は針板である。なお、図示しないが所定の糸切り装置も設けられている。また、周知の技術、例えば、特開昭60−77790号公報に示すように、ミシン主軸とは別駆動のエアシリンダなどのアクチュエータにより(何れも図示せず)、中押え255はミシン主軸に同期して上下動するとともに、ミシン主軸停止時も針254の動作とは切り離して単独で中押え255を駆動する機構が設けられている。
【0036】
次に糸結び部3について説明する。
【0037】
図1に示すように、自動縫いミシン1はミシン頭部2上に、糸結び部(電装ボックス)3を設けている。この電装ボックス上には色、材質、太さ等の異なる糸の糸巻きT1〜T5が並べられて保持されている。電装ボックス3上には糸案内32も設けられていて、各糸巻きT1〜T5から引き出された糸T11〜T51の各糸端部T12〜T52は、何れも糸案内32に挿通されて電装ボックス3の側面部に配置されているインデックス33に垂下している。符号321〜325は何れも一端側が糸案内32に固定され、他端側がインデックス33に固定されている透明な可撓性の管であり、この管321〜325には各々糸T11〜T51が流通する。
【0038】
図2に示すように、インデックス33における管321〜325端部の下には各々が糸T11〜T51の張力を調節する糸調子331〜335が設けられている。インデックス33は、レール607で矢示a方向に移動自在に支持され、また、背部にラック608が設けられている。このラックはインデックスモータ606により回転するピニオンと噛み合っていて、インデックスモータ606の駆動によりインデックス33は移動し、糸端T12〜T52の所望のものを所定の上糸供給路に位置せしめることができる。
【0039】
ノッタ9はエアシリンダ901のロッド901aの先端に支持され、矢示a方向に移動する。また、ノッタ9にはエアシリンダ902が設けられ、そのシリンダロッドにノッタ9の所定の駆動レバーが取り付けられている。このレバーがエアシリンダ902により操作されることにより、2つの糸を糸結びする。ノッタの機構や作用については特公昭55ー2386号公報、特公昭33−226号公報などにより周知であるため、詳細な説明は省略する。
【0040】
糸掴み36は、その基端部がエアシリンダ361のロッドに接続され、このエアシリンダの駆動により矢示b方向に移動する。この糸掴み36の尾端側は支持台362に支持され、先端部には上糸と係合して牽引するフック363が形成されている。また、支持台362には上糸を切断するメス364と、この切断された糸の元糸側端部を保持する糸押え365とが設けられている。即ち、エアシリンダ361の駆動により矢示b方向(図 2 )のうち、図26で示すように、エアシリンダ361のロッドを伸ばしてフック363を上糸の元糸側端部と係合(捕捉)させてから、図27で示すように、エアシリンダ361のロッドを縮めて退避させる方向(後退方向)に移動することで前記元糸側端部を牽引(延出)して糸押え365に保持する。
【0041】
糸クランプ37はエアシリンダ371のロッドに取り付けられ、このエアシリンダ駆動により矢示b方向に移動する。図3、図4に示すように、糸クランプ37内にはエアシリンダ37aで駆動されるシリンダロッド37bとクランプボール37cが設けられ、シリンダロッド37bでクランプボール37cを押圧して糸クランプ435の内壁とボール37cとで糸端をクランプする。また、糸クランプ37にはチューブ37dが接続され、このチューブ37dからのエアの吸引により糸端を吸引する。即ち、エアシリンダ371のロッドを伸ばす矢示bの前進方向(図27)に駆動して、糸クランプ37を糸端位置に移動し、チューブ37dの吸引によりこの糸端を吸引して、エアシリンダ37aによりシリンダロッド37bでクランプボール37cを押圧して糸クランプ435の内壁とボール37cとでこの糸端をクランプ(捕捉)する。次にエアシリンダ371のロッドを縮めて退避させる方向(後退方向)(図28)に駆動して糸クランプ37に捕捉された前記糸端を延出して保持する。
【0042】
フック363下の電装ボックス3の底部には開口部312が開けられていて、この開口部下部には糸屑かご313が設けられている。
【0043】
インデックス33の下部には糸案内装置38が設けられている。さらに、電装ボックス3の側部で所定の上糸供給路には、糸調子39が設けられ、また、その近傍には糸調子開閉装置39aが設けられている。さらに、符号41は糸交換スイッチパネルである。
【0044】
図5に示すように、前記糸案内装置38は糸案内381を備えている。糸案内381には切欠381a〜381eが形成されている。この切欠381a〜381eには、各々糸T11〜T51が係合し、この糸T11〜T51を案内する。符号382はシャッタ装置であり、一方の側部は糸案内本体381に摺動自在に軸支され、他方の側部は、糸案内本体381に固定されたエアシリンダ383のシリンダロッドに固定されている。シャッタ装置382からはL字形のフック383a〜383eが延出していて、シリンダ383にシャッタ装置382が駆動されて矢示c方向に移動することで、切欠381a〜381eを開閉する。
【0045】
図6に示すように、前記糸交換スイッチパネル51はデジタルスイッチ51A、51B、51C、51D、51E及び51M並びにマニュアルスイッチ511を備えている。デジタルスイッチ51A、51B、51C、51D、51E及び51Mは、各々糸巻T1〜T5のうち糸交換の交換糸を指定するデータを設定することができる。図6の例ではデジタルスイッチ51A、51B、51C、51D、51Eに、1、2、3、4、5番の数字が表示されているが、1〜5番はデジタルスイッチ51A〜51Eを各々指定するデータが設定されていることを示す。図7は縫製データの構成例であるが、1、2、3、4、…のデータのうち、色データはデジタルスイッチ51A、51B、51C、51D及び51Eのアドレスであり、そのアドレスで指定されたデジタルスイッチに設定されている交換糸に糸交換することを示す。すなわち、デジタルスイッチ51A、51B、51C、51D、51Eは設定を変更すれば、縫い形状は同じでも上糸の種類を変えて縫製することができる。マニュアルスイッチ511はONにすることで、デジタルスイッチ51Mで設定する交換糸に糸交換される。
【0046】
図8に示すように、糸調子39は、固定の糸調子皿393と、この糸調子皿393に向かってばね394で付勢された糸調子皿395とを備えている。糸調子開閉装置39aはエアシリンダ391のシリンダロッドに爪部392を取り付けたものであり、シリンダ391の駆動により、爪部392が糸調子39の糸調子皿393と395との間に差し込まれることにより糸調子皿393と395との間を開き、引き抜くことにより閉じる。
【0047】
次に、糸引出し部4について説明する。
【0048】
図9に示すように、糸引出し部4は、糸緩め装置41、糸牽引装置42、糸捕捉装置43とを備えている。
【0049】
糸緩め装置41は、取付け板411を備え、この取付け板411にはロータリーアクチュエータ412が設けられている。このロータリーアクチュエータ412で回転する回転軸413の先端には基板414が設けられ、この基板414にはエアシリンダ415が設けられている。ロータリーアクチュエータ412が針254側に回転した後、シリンダ415が駆動されると、そのシリンダロッドに固定された糸ガイド416が前進して、糸巻T1〜T5から供給されて針棒253、所定の糸案内を介して針孔254aを通過する手前の上糸Tと針254との間に差し込まれる。取付け板411には長孔411a、411aが形成され、この長孔411a、411aに挿通されたねじ411b、411bでミシン頭部2に固定される。
【0050】
糸牽引装置42は駆動歯車421を備えている。この駆動歯車421は軸421aに固定され、糸巻取りモータ422により回転する。モータ422には、このモータの回転軸の回転角を検出する回転センサ(図示省略)が設けられている。従動歯車423は駆動腕424の一端側に回動自在に取り付けられている。駆動腕424の他端側には軸受425aに回動自在に軸支されている軸425bの一端側が取り付けられている。軸425bの他端側にはレバー426aの一端側が取り付けられ、他端側はナックル426bを介してエアシリンダ427のシリンダロッドと連結されている。駆動腕424は、シリンダ427の駆動により矢示d方向に回動して、従動歯車423を、駆動歯車421と噛み合わせたり、駆動歯車421から退避させたりする。
【0051】
図10に示すように、糸捕捉装置43はミシン頭部2に回動自在に取り付けられたエアシリンダ431を備えている。そのシリンダロッドにはリンク432が固定されている。腕部433は段ねじ433aで回動自在にミシン頭部2に取り付けられ、その一端部はリンク432と回動自在に連結されている。クランプホルダ434の一端側には長孔434aが形成され、この長孔434aに挿通したねじ434b、434bで腕部433の他端側に取り付けられる。クランプホルダ434の他端側には糸クランプ435が設けられている。
【0052】
リンク436は段ねじ436aで回動自在にミシン頭部2に取り付けられている。このリンク436の一端側には長孔436bが形成され、この長孔436bは腕部433に形成されたピン433bに係合している。ワイパ437の基端側には長孔437aが形成され、この長孔437aに挿通した止ねじ437b、437bでリンク436の他端側に取り付けられている。
【0053】
図3、図4に示すように、糸クランプ435内にはエアシリンダ435aで駆動されるシリンダロッド435bとクランプボール435cが設けられ、シリンダロッド435bでクランプボール435cを押圧して糸クランプ435の内壁とボール435cとで糸端をクランプする。また、糸クランプ435にはチューブ435dが接続され、このチューブ435dからのエアの吸引により糸端を吸引する。
【0054】
次に、制御系の構成について説明する。
【0055】
図11に示すように、CPU70には、ROM71、RAM72、所定の割込処理用のタイマ55、縫いデータ演算部73がバスにより接続されている。ROM71には各種制御プログラムなどが格納されている。縫いデータ演算部73はフロッピーディスク74に格納されている所定の縫いデータを縫製装置1を駆動するデータに変換する。また、CPU70は所定のI/Oインターフェース、各種ドライバ60を介して、各種のアクチュエータ、センサなどと接続されている。すなわち、針位置検出センサ61は上軸(図示せず)の回転から針254の位置を検出する。また、所定の押えスイッチ62、スタートスイッチ63、準備キー64(所定の操作パネル上に設けられている)、一時停止スイッチ65、ミシンモータ66、前記のインデックスモータ343、前記の糸巻きモータ422、各種ソレノイド67、前記した各種エアシリンダその他のエアシリンダを駆動するための各種電磁弁68などが接続されている。
【0056】
次に、作用について説明する。
【0057】
図12に示すように、縫製装置1の所定の電源をONにすると、各部の所定の初期設定、エラーチェックがなされ(ステップS1)、準備キー64が0Nされると(ステップS2)、フロッピーディスク74から所定の縫いデータが、演算部53により縫製装置1を駆動するための所定の駆動データに変換されてRAM72に格納され(ステップS3)、各部の原点検索がなされる(ステップS4)。
【0058】
この後、準備キー64が0NされればステップS2に戻って縫製データの変更が可能であるが(ステップS5)、そうでないときは、マニュアルスイッチ511をONにすることで、デジタルスイッチ41Mに設定されているデータが読み込まれて(ステップS7)、所定の糸交換(ステップS8〔後述〕)が行われる。この糸交換後、あるいはマニュアルスイッチ511をONにしなかったときは、押えスイッチ62を0Nすることで、押え211a、211bが下降し(ステップS9、ステップS10)、押えスイッチ62を再度0Nして押え211a、211bを上昇させない限りは(ステップS11、ステップS12)、スタートスイッチ63を0Nにすることにより(ステップS13)、縫製データ中の色データに基づいてデジタルスイッチ51A〜51Eに設定されている所定の糸交換データを読み込んで(ステップS14)、縫製データに基づく所定の縫製作業が行われる(ステップS15〔後述〕)。
【0059】
次に、この縫製作業(ステップS15)について、より詳細に説明する。
【0060】
図13に示すように、まず、中押え255が下降し(ステップS21)、所定の駆動データに基づいて押え211a、211bの移動により、この押え211a、211bで保持されている被縫物100を1針分X−Y方向に移動して針落ちする(ステップS22)。なお、上糸Tは予め中押え255の針通し孔255aの下に糸通ししておく。駆動データにより、次に糸切り動作が設定されているときは(ステップS23)、所定の糸切り装置を駆動して糸切りし(ステップS24)、所定のワイパ装置を駆動した後(ステップS25)、ステップS22に戻る。次に設定されているのが糸交換動作であるときは(ステップS26)、所定の糸交換を行なう(ステップS27〔後述〕)。以上の動作の繰り返しにより縫製がなされ、駆動データにより次に設定されているのが縫製終了であるときは、縫製作業は終了して前記ステップS5に戻って待機状態となる(ステップS28)。
【0061】
前記糸交換動作(ステップS8、ステップS27)について詳細に説明する。
【0062】
図14〜図17に示すように、まず、シリンダ431の駆動を開始し、また、チューブ435dからのバキュームも開始して(ステップS31)、0.7sのディレータイム後、糸クランプ435とワイパ437とを針254に引き付けるように移動する(ステップS32〔図10参照〕)。シリンダ435aを0Nしてシリンダロッド435bでバキュームボール435cを押圧する動作を開始する(ステップS33〔図3、図4参照〕)。0.2sのディレータイム後、上糸Tの糸端が糸クランプ435の内壁とバキュームボール435cとでクランプされる(ステップS34)。
【0063】
この後、シリンダ361、371の駆動によりフック363、糸クランプ37のインデックス側への移動を開始する(図2参照)。チューブ435dからの糸端のバキュームを停止し、シリンダ431の駆動により糸クランプ435とワイパ437との元の位置への退避を開始する(図10参照)。さらに、糸クランプ435でクランプされた糸端はギア423、421側に移動開始して上糸Tが引き出される(ステップS35〔図24参照〕)。0.7sのディレータイム後、上糸Tの糸端側がギア423、421間に位置し、また、フック363が被交換糸を捕捉している(ステップS36)。次に、糸を捕捉したフック363が後退を開始し、シリンダ523の駆動によるギア423、421間の閉鎖が開始しする。また、所定の糸切り装置の電熱線の通電が開始される(ステップS37)。0.3sのディレータイム後、被交換糸はメス364で切断されて、その元糸の切断端部がメス364、フック365間に挟持保持されている(図27参照)。また、上糸Tはギア423、421の間にクランプされる(ステップS38〔図24参照〕)。
【0064】
次に、マニュアルスイッチ511が0Nされていたときは、デジタルスイッチ51M、そうでないときは色データで指定するデジタルスイッチの設定データを読込み(ステップS39、ステップS40、ステップS41)、インデックスモータ343の駆動を開始し、インデックス33から垂下している糸端T12〜T52から糸交換データが指定する被選択糸(交換糸)の糸端を所定の糸結び位置に移動する(ステップS42、ステップS43)。このインデックス33の移動中にマニュアルスイッチ511が0Nされていたときは、インデックス33の停止後ステップS40に戻る(ステップS51)。
【0065】
この後、糸クランプ37のシリンダ37aの駆動によりシリンダロッド37bとボール37cとの当接を解除し(図3参照)、チューブ37dからのエアのバキュームを開始し、シリンダ383を駆動してシャッタ装置382の駆動でフック383a〜383eによる切欠381a〜381eの閉鎖の解除動作を開始する(ステップS52)。0.7sのディレータイム後(ステップS53)、シリンダロッド37bによるバキュームボール37cの押圧動作を開始し(ステップS54)、0.1sのディレータイム後(ステップS55)、チューブ37dからの糸端のバキュームは停止する(ステップS56)。0.5sのディレータイム後(ステップS57)、シリンダ351の駆動によりノッタ9の所定の糸結び位置への移動を開始し、また、シリンダ391の駆動による糸調子皿392と395の閉鎖を開始する(ステップS58〔ステップS27参照、図27参照〕)。0.85sのディレータイム後(ステップS59)、シリンダ902の駆動による交換糸と被選択糸との糸結び作業が開始される(ステップS60〔図28参照〕)。1sのディレータイム後、糸結びが完了している(ステップS61)。
【0066】
そして、ノッタ9の糸結び動作が停止して、シリンダロッド37bとバキュームボール37cとが解除され、チューブ37dにより糸結び後の被選択糸(交換糸)はバキュームされて排出される(ステップS71)。なお、糸結び後の元糸の残り糸は次に糸結びするためにフック363がせり出すときに脱落して糸屑カゴ312に落ちる。
【0067】
0.3sのディレータイム後(ステップS72)、チューブ37dのバキュームは停止され、シリンダ351の駆動によりノッタ9は退避し、チューブ435dからのバキュームが開始される。また、中押え255の下降が開始し(図33参照)、シリンダ415の駆動により糸ガイド416が前進して針孔254aを通過する直前の元糸と針254との間への差し込み動作が開始する(図30参照)。さらに、糸調子皿393と395とをシリンダ391の駆動により閉じる(ステップS73〔図27参照〕)。
【0068】
0.3sのディレータイム後(ステップS74)、モータ422が駆動を開始し、元糸が牽引される(ステップS75)。そして、モータ422に設けられた回転センサにより予め設定されている以上のモータ422の回転変動が検出されたときは巻糸の結び目が針孔254aに引っかかったと判断し(ステップS76)、モータ422の停止処理を行う(ステップS91)。そして、所定のモータ逆回転データを読込み(ステップS92)、所定量の逆回転をモータ422にかける(ステップS93〔図25参照〕)。
【0069】
次に、ロータリーアクチュエータ412を駆動し、糸ガイド416の2段目の動作、すなわち、糸ガイド416で上糸を針254から引き離すように所定量の移動を開始し(ステップS94〔図31参照〕)、所定のディレータイム後(ステップS95)、停止する(ステップS96)。そして、所定のモータ正回転データを読込み(ステップS97)、ステップS75に戻って再度上糸の牽引を開始する(図24参照)。所定量の上糸が引き出されるとモータ422は停止する(ステップS77)。ステップS76で結び目の針孔254aへの引っかかりがないときも所定量の上糸が引き出されるとモータ422は停止する。
【0070】
この後、ギア423を最初の位置に退避させ、シャッタ装置382の駆動でフック383a〜383eによる切欠381a〜381eの閉鎖を行い、中押え255を元の位置に上昇し、糸ガイド416も元の位置に退避させる(ステップS78)。前記の所定の糸切り装置(既に電熱線は通電されている)の通電は停止する。このときに、この糸切り装置は後述する割込処理により所定のソレノイドによりミシン頭部2から降下して針254から先の元糸部分を切断除去している。なお、ギア421、423間にクランプされているいた残り糸はチューブ435dからバキュームされて排出される。そして、0.1sのディレータイム後、このバキュームも停止する(ステップS79、ステップS80)。また、ステップS51の判断後に、マニュアルスイッチ511を0Nにした場合は、ステップS31に戻る。
【0071】
次に、この縫製装置1が行う割込処理について説明する。
【0072】
この処理は図12〜図17を参照して説明した前記の処理とは別に0.1msごとに行われるパルスモータ駆動のための処理である。
【0073】
まず、現在パルスモータ(モータ606、422)の駆動の必要があるか否かを判断する(ステップS101)。必要があるときはステップS102に進む。すなわち、前記の図12〜図17を参照して説明したパルスモータ駆動の必要があるとき(ステップS42、ステップS75)、パルスモータを駆動するための初期化を行って、ステップS102に進むための条件を作ることで割込処理が行われる。
【0074】
現在回転立ち上げ処理中か判断され(ステップS102)、回転立ち上げ処理中であれば、パルスモータの立ち上げを行う所定の立ち上げカウンタの現在値を−1し(ステップS103)、このカウンタ値が0でないときはパルスモータ駆動の必要がないので、処理を終了し、0となったときはパルスモータの回転方向を判断して(ステップS105)、相を切り換える(1ステップモータ駆動)(ステップS106、ステップS107)。
【0075】
そして、パルスモータがインデックスモータ606なのか、巻取りモータ422なのか判断し(ステップS121)、パルスモータがインデックスモータであるときは、立ち上げデータセーブアドレスのカウンタ値を+1する。立ち上げデータはモータを立ち上げていく固定データであり、アドレスの指定するデータを読み込む(ステップS128)。そして前記立ち上げカウンタにデータをセットしなおす(ステップS129)。立ち上げカウンタが0でないときは処理を終了し、0のときは、モータの立ち上げは終了であり、所定の立ち上げ終了フラグをセットし処理を終了する(ステップS130、ステップS131)。
【0076】
ステップS121でパルスモータが糸巻取りモータ422であったときは、糸巻取り回転が所定の低速モードか高速モードかが判断される(ステップS122)。なお、このモードの選択は所定のディップスイッチの切換えにより予め行われる。そして、どちらのモードであっても、各々糸巻取りモータ422についての所定の立ち上げデータセーブアドレスのカウンタ値を+1して、アドレスの指定するデータを読み込み、糸巻取りモータ422についてステップS129以降の処理を行う(ステップS123、ステップS124、ステップS125、ステップS126)。
【0077】
ステップS102で最高速による回転であった場合は、パルスモータの回転立ち下げ処理であるか判断し(ステップS141)、そうでない、すなわち、最高速回転を維持する場合は、所定の最高速カウンタを−1する(ステップS142)。そして、このカウンタ値が0となっていないときは処理が終了し、0になったときは、パルスモータがインデックスモータ606であっても、巻取りモータ422であっても、各々の最高速カウンタ値をプリセットしてモータの相を変える(1ステップモータ駆動)(ステップS144〜ステップS148)。すなわち、最高速カウンタは所定時間の経過によりモータの相を変えるためのカウンタである。
【0078】
次に、パルスモータのモータ軸が一回転したことを検出する相切換え補助カウンタを−1して、このカウンタ値が0となったか否かを判断する(ステップS161、ステップS162)。0であるときは処理が終り、0になっていないときは所定のパルスモータ送りカウンタが0となったか否かを判断する(ステップS163)。パルスモータ送りカウンタはパルスモータがトータルで何回転したかを判断するカウンタである。
【0079】
このカウンタ値が0となっていないときはカウンタ値を−1し(ステップS164)、パルスモータがインデックスモータ606か巻取りモータ422か判断し(ステップS166)、インデックスモータ606であったときはこのモータの相切換え補助カウンタをプリセットして処理を終了し、巻取りモータ422であったときはこのモータの相切換え補助カウンタをプリセットする(ステップS168)。そして、送りカウンタのカウント値が3、すなわち、巻取りモータ422の最後の3回転で所定のソレノイドを駆動して所定の糸切り装置(針孔254aから引き出した元糸を切断する)をミシン頭部2からの引き下げを開始する。これにより、糸交換後に針孔254aから引き出した元糸部分を切断する(ステップS169)。ステップS163で送りカウンタが0となったときは、前記のソレノイドにより前記所定の糸切り装置のミシン頭部2側への引き上げを開始して所定の終了フラグをセットする。
【0080】
前記ステップS101に戻って、パルスモータ駆動を現在行なう必要がないときは、所定のディレータイマに入ってタイマのカウントの必要があるときは(ステップS108)、所定のタイマカウンタを−1して(ステップS109)、カウント値が0になったら所定のカウンタ終了フラグをセットして終了する。
【0081】
次に、この縫製装置1で行う一時停止処理について説明する。
【0082】
この一時停止処理は、図12〜図17を参照して説明した前記処理中に一時停止スイッチ65が0Nされることにより、直ちに開始される処理である。
【0083】
図18、図19に示すように、一時停止スイッチ65が0Nされると、前記の糸交換処理(図14〜図17)が現在行われているか否か判断する(ステップS201)。
【0084】
一時停止スイッチ65が0Nされて糸交換処理中でなかったときは、縫製中でなければ、一時停止処理を終了し(ステップS202)、縫製中であれば、ミシンの回転と押えを駆動するX−Yテーブルを停止し(ステップS203)、マニュアルスイッチ511が0Nであれば(ステップS204)、デジタルスイッチ51Mの設定データが変更されているか否か判断し、変更されているときは所定の交換糸変更要求データを読み込んで(ステップS207)、前記の糸交換動作(図14〜図17)が直ちに行われる。
【0085】
糸交換処理中であるときは、パルスモータが駆動されているか否か判断され(ステップS210)、駆動されているときはそのパルスモータがインデックスモータ606であるときは、このモータ606によるインデックス33の送りが終了しているか判断し(ステップS211、ステップS212)、マニュアルスイッチ511が0Nであり、デジタルスイッチ51Mに設定されているデータが変更されているときは(ステップS213、ステップS214)、所定の交換糸変更要求データを読み込む(ステップS215)。
【0086】
ステップS210でパルスモータが駆動されていないときは、チューブ37dからの交換糸のバキュームが停止し(ステップS217)、マニュアルスイッチ511が0Nであるときは、その停止段階から再開して(ステップS218、ステップS219)、ステップS214以下の処理がなされる。
【0087】
パルスモータが糸巻取りモータ422であるときは、前記の割込タイマ75を停止する(ステップS220)。これにより糸巻取りモータ422は停止する。そして、マニュアルスイッチ511が0Nであれば、糸巻取りモータ422の駆動データをプリセットする。すなわち、モータ422の駆動を最初からやり直すために、前記した各種カウンタのリセットなどがなされ(ステップS221、ステップS222)、割込タイマ75が再度駆動されてモータ422の回転がやりなおしされ、前記ステップS214以降の処理がなされる。
【0088】
縫製装置1によれば、糸クランプ37による被選択糸の糸端部側の捕捉開始から終了までの間はフック383a〜383eを閉じて切欠381a〜381eからの糸端部の抜出しを防止するから、インデックス33が移動しても糸の踊りによる切欠381a〜381eからの抜け出しは防止され、被選択糸の捕捉は確実に行われる。
【0089】
また、元糸の張力を針254側で調節する糸調子39を備えているから、元糸は糸掴み36と糸調子39とで所定の張力を与えられ、被選択糸は糸巻T1〜T5側を糸調子331〜335で、糸引き出し端部側をメス364と糸押え365で保持されて所定の張力を与えられたまま、この両糸をノッタ9で結ぶことが可能となるから、結びが甘くなることなく、糸結びを確実に行うことができる。
【0090】
この場合に、糸結び作業の開始から終了の間は糸調子39の糸調子皿393、395を閉じて糸に張力を与えるが、縫製中は開くので(ステップS73、ステップS58)、糸調子39から受ける抵抗により縫製に支障が生じることがない。
【0091】
〔発明の実施の形態2〕
この発明の実施の形態2の縫製装置が前記発明の実施の形態1の縫製装置と異なる点は、図34に示すように、前記糸掴み36に代えて糸掴み52を設け、また、糸バキューム53を新たに設けている点にある。
【0092】
図35、図36に示すように、糸掴み52は、エアシリンダ521の駆動によりフック522がせりだして上糸を捕捉し、捕捉後、収納されるように構成されている。この収納時、上糸はメス523により切断される。また、糸押え524が設けられている。この糸押え524は基端側が軸525で開閉自在であり、尾端側はばね526により付勢されメス523に当接している。エアシリンダ527は、そのシリンダロッドで糸押え524を押圧し、メス523と糸押え524とを開く。
【0093】
また、糸バキューム53はその先端部が糸掴み52のメス523の先端部下部に位置して配置されている。糸バキューム53はエアの吸引により糸を吸い込む。
【0094】
上記の構成で、フック522を発明の実施の形態1におけるフック363と同様のタイミングで駆動することにより(図12〜図17)、フック522で上糸を捕捉して切断し、元糸の切断端部側はメス523と糸押え524との間に挟持され、糸結び後の残り糸がメス523と糸押え524との間に残る。
【0095】
そこで、前記割込処理のステップS167とステップS168との間に(図23参照)、シリンダ527のシリンダロッドが0NであればOFFに、OFFであれば0Nにする処理を付け加えれば、糸押え524とメス523とは、割込処理ごと(0.1msごと)に開、閉、開、閉、…を繰り返し(図36、図37参照)、残り糸を振り落とすことができる。
【0096】
したがって、残り糸の残留により元糸の切断端部側の挟持圧力が低下することがない。
【0097】
また、糸押え524とメス523との開、閉、開、閉、…動作中に、糸バキュームによる吸引を行えば、この開閉動作によっても振り落とせない糸を落とすことができ、また、残り糸を吸引して排出できるから、残り糸のかたずけも容易である。
【0098】
その他の点は発明の実施の形態1と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0099】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、被選択糸の端部を所定位置で容易に捕捉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である縫製装置の斜視図。
【図2】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸結び部の斜視図。
【図3】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸クランプの断面図。
【図4】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸クランプの断面図。
【図5】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸案内装置を説明する図。
【図6】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸交換スイッチパネルを説明する図。
【図7】この発明の実施の形態1である縫製装置の縫製データを説明する図。
【図8】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸調子とその開閉装置を説明する図。
【図9】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸引き出し装置の斜視図。
【図10】この発明の実施の形態1である縫製装置の糸クランプとワイパを説明する図。
【図11】この発明の実施の形態1である縫製装置の制御系を説明するブロック図。
【図12】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図13】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図14】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図15】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図16】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図17】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図18】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図19】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図20】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図21】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図22】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図23】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明するフローチャート。
【図24】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図25】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図26】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図27】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図28】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図29】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図30】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図31】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図32】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図33】この発明の実施の形態1である縫製装置の作用を説明する図。
【図34】この発明の実施の形態2である縫製装置の糸結び部の斜視図。
【図35】この発明の実施の形態2である縫製装置の糸掴みの平面図。
【図36】この発明の実施の形態2である縫製装置の糸掴みの側面図。
【図37】この発明の実施の形態2である縫製装置の糸掴みの側面図。
【符号の説明】
1 縫製装置
9 ノッタ
33 インデックス
36、52 糸掴み
37 糸クランプ
39 糸調子開閉装置
51A、51B、51C、51D、51E、51M デジタルスイッチ
53 糸バキューム
70 CPU
331 ラック
364、523 メス
381a、381b、381c、381d、381e 切欠
527 エアシリンダ
606 インデックスモータ
607 レール
T1、T2、T3、T4、T5 糸巻
Claims (1)
- 複数の糸巻と、
この糸巻から各々引出した複数の糸端部を垂下させて並べて保持する第1の糸端部保持部と、
この第1の糸端部保持部から選択的に引出されて上糸とされている糸を切断する糸切断部と、
この切断された糸の元糸側端部を捕捉して後退方向に延出させて保持する第2の糸端部保持部と、
前記第1の糸端部保持部に保持されている糸から交換糸を選択する糸選択部と、
前記第1の糸端部保持部を移動することで前記被選択糸の糸端部側を所定の糸結び位置に移動する糸端部移動部と、
この移動後の前記被選択糸の糸端部側を捕捉して後退方向に延出させて保持する糸捕捉部と、
被選択糸の糸端部側と前記元糸側がそれぞれ前記延出された部位に移動させて両糸端を糸結びするノッタと、
前記第1の糸端部保持部に設けられ前記複数の糸巻から各々引出した糸の端部側が各々係合する複数の切欠溝部と、
この各切欠溝部を開閉する開閉部と、
少なくとも前記糸捕捉部による前記被選択糸の糸端部側の捕捉開始から終了までの間は前記開閉部を閉じて前記切欠溝部からの糸端部の抜出しを防止する開閉制御部とを備えている、ミシンの上糸交換装置。
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