JP3850092B2 - ミシンの上糸交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ミシンの上糸を自動交換するミシンの上糸交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミシンの上糸交換装置は、特公平3−5834号公報に開示されている。
【0003】
同公報に開示の技術では、回転するテーブルユニット上に複数個の糸巻を各々保持する機構が設けられている。また、この保持機構毎に糸巻の糸端部をクランプする所定のアクチュエータが設けられている。上糸は前記複数個の糸巻から何れか1本の糸を選択して針側に供給される。
【0004】
上糸を交換するときは、上糸をミシン頭部上の所定位置で切断して、元糸側端部は所定のアクチュエータでクランプし、糸巻側の糸端部は前記保持機構毎に設けられている前記アクチュエータでクランプする。そして、前記テーブルユニットを回転して交換糸の糸巻をミシン頭部に対峙する位置に移動し、この糸巻の保持機構ごと交換糸の糸巻をテーブルユニットからミシン頭部側に移動し、この保持機構において前記アクチュエータでクランプされている糸端部を前記所定位置(糸切断位置)に位置する。そして、糸結び装置を駆動して交換糸の糸引出し側と元糸側とを結ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術では、糸の交換を行う度に、テーブルユニットを回転させて、テーブルユニットとミシン頭部との間で交換糸の糸巻を保持機構ごと移動する必要がある。
【0006】
また、各糸巻ごとに糸端部をクランプする手段が必要である。そのため、糸交換の速度が遅く、縫製作業効率が低いという問題や、機構が複雑となるため部品点数が多く、そのため、装置が大型化し、製造コストが高いという問題もあった。
【0007】
そこで、本出願人はかかる課題を解決するためのミシンの上糸交換装置を提案している(特願平8−88420号、特願平8−88421号、特願平8−119375号、特願平8−119376号、特願平8−119376号、特願平8−119377号、特願平8−119378号、特願平8−121929号〔何れも本願出願時において未出願公開〕)。
【0008】
この上糸交換装置は、複数の糸巻から各々引出した複数の糸端部を垂下させて並べて保持する糸調子台(糸端部保持部)を備えている。糸交換にあたっては、この糸調子台から選択的に引出されて上糸とされている糸を切断し、この切断された糸の元糸側端部はクランプして保持する。そして、糸調子台に保持されている糸から交換糸を選択し、糸調子台を移動することで被選択糸の糸端部側を所定の糸結び位置に移動する。この移動後、垂下している被選択糸(交換糸)の糸端部を糸クランプの吸引口で吸引して捕捉し、この被捕捉糸の糸端部側と前記元糸側とを所定の糸結び位置でノッタ(糸結び部)により結ぶ。
【0009】
この糸結び後、針先から元糸を駆動歯車及び従動歯車(糸引出し部)により牽引して引き出すことにより、交換糸を糸通しする。また、糸クランプ(第2の糸捕捉部)は、針先の糸を吸引捕捉して両歯車に渡し、この糸クランプで糸を吸引し易いように、針先の糸はワイパ(糸払い部)で払う。
【0010】
しかし、上記技術では以下のような課題があった。
【0011】
すなわち、駆動歯車及び従動歯車、糸クランプ、ワイパ及びこれらの駆動機構は、ミシン頭部本体と面板とに跨って取り付けられている。そのため、メインテナンスなどの為に面板を外すには、これらの部材をある程度分解しなければならず、また、面板を取り付けるためには、再度組み立て、再調整をする必要があるので、面板の装着作業が煩雑であるという問題である。
【0012】
そこで、この発明の目的は、前記の課題を解決し、ミシンの面板の着脱を容易とできるミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0013】
また、この発明の別の目的は、さらに、駆動及び従動歯車の開閉動作、第2の糸捕捉部の吸引口の移動及び糸払いの移動のタイミング調整を容易とすることにある。
【0014】
別の課題として、駆動歯車と従動歯車との噛み合わせ圧が高いと糸引きは強くなるが、糸の種類によっては切れてしまうという問題がある。
【0015】
そこで、この発明の別の目的は、前記の課題を解決し、糸引きの歯車の噛み合い圧を糸種類に応じた適切なものとできるミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0016】
別の課題として、糸クランプ(第2の糸捕捉部)は、糸を吸引して吸引口の先端から奥の中空部に導かれる途上で止まってしまい、糸の吸引不良を起こす場合があるという問題がある。
【0017】
そこで、この発明の別の目的は、前記の課題を解決し、針孔に交換糸を糸通しするに際し、針先の糸の捕捉を確実にできるミシンの上糸交換装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段を、後述する発明の実施の形態における対応する部材や符号などもカッコ書きで付記して説明する。
【0028】
(1)請求項1に記載の発明は、
「複数の糸巻(T1〜T5)と、
この各糸巻から各々引出した複数本の糸(T11〜T51)の端部(T12〜T52)が垂下して保持されている糸端部保持部(糸調子台32)と、この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する第1の糸捕捉部(糸クランプ36)と、
上糸の元糸側端部と前記第1の糸捕捉部により捕捉された被捕捉糸とを結ぶ糸結び部(ノッタ34)と、
互いに噛み合う開閉可能の一対の歯車(駆動歯車42、従動歯車44)を回転してその噛み合う両歯車の間にクランプさせて元糸を引出すことにより、交換糸を針孔に通す歯車機構(駆動歯車42、従動歯車44、符号421〜符号425の連結機構、符号441〜符号446の連結機構)と、
針(524)に対して吸引口(糸クランプ45)を接近及び離隔移動して針先の糸を吸引捕捉し、前記一対の歯車に渡す第2の糸捕捉部(糸クランプ45、符号451〜符号457の連結機構)と、
針に対して糸払い(ワイパ46)を接近及び離隔移動して針先の糸を払い、前記第2の糸捕捉部による糸の捕捉を容易にする糸払い部(ワイパ46、符号461〜符号464の連結機構)とを備え、
前記歯車機構、前記第2の糸捕捉部及び前記糸払い部は、全てミシンの面板(55)又はミシン頭部本体(56)の何れか一方のみに支持されていること、を特徴とするミシンの上糸交換装置」である。
【0029】
請求項1に記載のミシンの上糸交換装置によれば、歯車機構、第2の糸捕捉部及び糸払い部が、全てミシンの面板又はミシン頭部本体の何れか一方のみに支持されているので、これらの機構を分解しなくても、面板を容易に着脱できる。
【0030】
(2)請求項2に記載の発明は、
「前記一対の歯車の開閉機構(符号441〜符号446の連結機構)、前記吸引口の移動機構(符号451〜符号457の連結機構)及び前記糸払いの移動機構(符号461〜符号464の連結機構)は連結され、
この連結機構は単一のアクチュエータ(エアシリンダ442)により駆動されること、を特徴とする請求項1に記載のミシンの上糸交換装置」である。
【0031】
請求項2に記載のミシンの上糸交換装置によれば、歯車の開閉機構、第2の糸保持部の吸引口の移動機構及び糸払いの移動機構が連結され、単一のアクチュエータにより駆動されるので、これらの機構が別々に複数のアクチュエータで駆動される場合に比べ、駆動及び従動歯車の開閉動作、第2の糸捕捉部の吸引口の移動及び糸払いの移動の相互のタイミング調整を容易とすることができる。
【0034】
(3)請求項3に記載の発明は、「複数の糸巻(T1〜T5)と、この各糸巻から各々引出した複数本の糸(T11〜T51)の端部(T12〜T52)が垂下して保持されている糸端部保持部(糸調子台32)と、この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する第1の糸捕捉部(糸クランプ36)と、上糸の元糸側端部と前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部(ノッタ34)と、針孔(524a)から元糸を引出すことにより交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部(駆動歯車42、従動歯車44)と、針先の元糸を吸引して捕捉し、前記糸引出し部に渡す第2の糸捕捉部(糸クランプ45)とを備え、前記第2の糸捕捉部の吸引口には、先端の左右(458a、458b)から奥の中空部(458c)に糸を追い込む溝(458d)が形成され、この溝は、先端から奥の中空部にかけて溝幅が漸次狭くなっていて、溝面(458e、458e)の傾斜は先端から奥の中空部にかけて傾斜角が均一か又は漸減的若しくは漸増的に変化していること、を特徴とするミシンの上糸交換装置」である。
【0035】
請求項3に記載のミシンの上糸交換装置によれば、第2の糸捕捉部の吸引口には、先端の左右から奥の中空部に糸を追い込む溝が形成されているので、中空部に吸引すると、この溝に沿って気流が生じ、この溝に沿って糸が中空部内への案内される。
【0036】
溝面の傾斜は、先端から奥の中空部にかけて傾斜角が均一か又は漸減的若しくは漸増的に変化している。すなわち、溝面に段差がないので、先端から奥の中空部にかけて溝幅が漸次狭くなっている溝の溝面にそって中空部まで糸が案内され、途中で止まってしまうことがないので、糸の捕捉が容易である。
【0037】
(4)この場合に、「前記溝は、最奥部の溝幅(α)が前記中空部の径(β)と同一又は前記中空部の径より狭いこと、を特徴とする請求項3に記載のミシンの上糸交換装置」とすると、より糸の吸引が円滑で望ましい。
【0044】
【発明の実施の形態】
まず、構成について説明する。
【0045】
図1は、この発明の実施の一形態である一本針多色刺繍ミシン1の斜視図である。
【0046】
同図に示すように、このミシン1は、所定の刺繍縫いを行う自動縫いミシン5と、上糸を交換する上糸交換装置2とからなる。上糸交換装置2は、このミシンへ供給する上糸の経路中で元糸を切断し、切断後の元糸と交換糸とを結ぶ糸結び装置3と、この結び後、元糸を針穴から引出して交換糸を針穴に糸通しする糸引出し装置4と、を備えている。
【0047】
まず、自動縫いミシン5について説明する。
【0048】
図1に示すように、符号51はミシンベッド上に設けられている送り台である。この送り台には布押え枠511、下板512が支持されていて、布押え枠511の上下駆動により、布押え枠511と、下板512とにより、被縫物は挟持される。送り台51は所定の可動テーブル上で、X駆動モータ、Y駆動モータ(何れも図示せず)の駆動によりX−Y方向に移動し、被縫物を所定の縫製データに基づいてX−Y方向に送る。このように送られる被縫物上に針落ちすることで所定の形状の刺繍縫いが行われる。
【0049】
符号55は面板、符号56はミシン頭部、符号521は糸調子、符号522は天秤、符号523は針棒、符号524は針、符号525は中押え、符号526は針板である。
【0050】
図2に示すように、送り台51にはボルト531aにより布送り台カバー土台531が取り付けられ、この布送り台カバー土台531は両端を送り台51の左右に延出している。また、布送り台カバー取付け板532、532がねじ532a、532aにより送り台51の左右に取り付けられている。布送り台カバー53、53は、ねじ531b、531bにより、送り台51の左右に延出している布送り台カバー土台531に取付けられて下支えされている。布送り台カバー53、53は、布送り台カバー土台531の取付け部分から垂直に延出している垂直部分53a、53aと、この垂直部分53a、53aから折れ曲がって水平に針元側に延出している水平部分53b、53bを有していて、水平部分53b、53bはねじ532b、532bと、ナット532c、532cとにより布送り台カバー取付け板532、532に固定されている。
【0051】
図3に示すように、符号54は、針板526の周囲に装着され、布押え枠511と、下板512を下支えする針板補助カバーである。この針板補助カバー54には、針板526の周囲に当接するU字型の切欠54aが形成されている。針板補助カバー54の底部で、切欠54aの両側には、針板補助カバー支え土台541、541が夫々ねじ541a……で固定されている。
【0052】
針板補助カバー支え土台541、541の下部には、各々ボールキャッチ支え542、542がねじ542aで取り付けられている。このボールキャッチ支え542、542には各々ボールキャッチの雄543、543がねじ543a、543aで取り付けられている(ボールキャッチ支え542、ボールキャッチの雄543などは、何れも図3において片側のみ図示)。
【0053】
針板補助カバー支え544、544は、ミシンベッドの下部で針板526の両側位置にねじ544a……で固定される。この針板補助カバー支え544、544には、各々支持部材545、545がねじ545a……で取り付けられる。また、針板補助カバー支え544、544には、各々ボールキャッチ546、546がねじ546a……により固定される。さらに、位置決めストッパ547、547がねじ547a……により固定される(ボールキャッチ546、位置決めストッパ547などは、何れも図3において片側のみ図示)。
【0054】
図3に示す構造の組み付けた状態は、図4に示している。
【0055】
次に糸結び装置3について説明する。
【0056】
図1に示すように、自動縫いミシン5の上には、糸結び装置(電装ボックス)3が取付けられている。この電装ボックス3上には糸置き台311が取り付けられている。この糸置き台311には管状の糸巻き受棒312a〜312eが取付けられ、各々を色、材質、太さ等の異なる糸の糸巻きT1〜T5が差し込むこまれることで保持されている。各糸巻きT1〜T5から引き出された糸T11〜T51は各々糸巻き受棒312a〜312eを流通し、その各糸端部T12〜T52は、糸交換装置3の前面部に配置されている糸調子台32に垂下している。
【0057】
透明の可撓性の管313a〜313eの各一端側は糸巻き受棒312a〜312eの各々の基端部分の糸出口側に取り付けられ、管313a〜313eの各他端は糸調子台32の上部に取り付けられている。糸T11〜T51は、管313a〜313e内を流通して糸調子台32に送られる。
【0058】
図5に示すように、糸調子台32における管313a〜313eの端部から引出された糸T11〜T51の各糸道には、上段に糸調子321a〜321eが、下段に糸調子322a〜322eが、何れも糸調子台32の左右方向に並べて設けられている。
【0059】
糸調子台32は、レール331で矢示a方向に移動自在に支持され、また、背部にラックが設けられている。このラックは糸調子台モータ333により回転するピニオンと噛み合っていて、糸調子台モータ333の駆動により糸調子台32は移動し、糸端部T12〜T52のうちの何れかを所定の上糸供給路に位置させることができる。
【0060】
ノッタ34はエアシリンダ341のロッド341aの先端に支持され、矢示a方向に移動する。また、ノッタ34にはエアシリンダ342が設けられ、そのシリンダロッドにノッタ34の所定の駆動レバーが取り付けられている。このレバーがエアシリンダ342により操作されることにより、2つの糸を糸結びする。
【0061】
糸掴み35は、その基端部がエアシリンダ351のロッドに接続され、このエアシリンダの駆動により矢示b方向に移動する。この糸掴み35の尾端側は支持台352に支持され、先端部には上糸と係合して牽引するフック353が形成されている。また、支持台352には上糸を切断するメス354と、この切断された糸の元糸側端部を保持する糸押え355とが設けられている。
【0062】
糸クランプ36はエアシリンダ361のシリンダロッドに取り付けられ、このエアシリンダ駆動により矢示b方向に移動する。この糸クランプ36にはエアシリンダ362が設けられ、また、内部にはボールが入れられている。エアシリンダ362のシリンダロッドで内部のボールを押圧することにより、糸クランプ36の内壁とボールとで糸端はクランプされる。また、糸クランプ36にはチューブ363が接続され、このチューブ363からのエアの吸引により糸端を吸引する。
【0063】
電装ボックス3の底部でフック353の下部位置には開口部364が開けられていて、この開口部の下部には糸屑かご365が設けられている。
【0064】
電装ボックス3の前面には、糸調子38と、糸調子開閉装置381とが設けられている。糸調子開閉装置381はエアシリンダ382のシリンダロッド382aに爪部383を取り付けたものであり、シリンダ382の駆動により、爪部383が矢示a方向に移動して糸調子38を開閉する。糸調子38は、ノッタ34による糸結びに際し、切断後の元糸に適切な張力をかけるものである。
【0065】
次に、糸引出し装置4について説明する。
【0066】
図6、図7は、糸引出し装置4の分解斜視図である。
【0067】
図6に示すように、面板55の背部には、ベース土台41がねじ41a、41aにより取り付けられている。
【0068】
ベース土台41にはモータ421がねじ421b……で取り付けられている。このモ−タ421のモータ軸421aにはプーリ422が止ねじ422aで取り付けられている。プーリ422より下部にはシリンダメタル423a、423aを介装して駆動歯車軸423が回動可能に挿通され、この軸423には止ねじ424aでプーリ424、止ねじ42aで駆動歯車42が固定されている。プーリ422とプーリ424との間にはベルト425が掛け渡されている。
【0069】
ベース土台41にはセンサ取付け板431がボルト431aで固定され、このセンサ取付け板431には巻糸検知スイッチ432がねじ432a、432aで固定されている。この巻糸検知スイッチ432にはワイヤ433が取り付けられている。巻糸検知スイッチ432は、糸の張力によりワイヤ433が回動し、糸の有無、たわみの有無を検地するものである。
【0070】
ベース土台41にはシリンダ軸441の一端側がナット441aにより固定されている。シリンダ軸441の他端側はリンク駆動エアシリンダ442の基端部に差し込まれ、止輪441bで回動可能に止められている。エアシリンダ442のシリンダロッド442aにはナックル443が固定されている。
【0071】
図7に示すように、ナックル443には、段ねじ443aにより従動歯車取付板444の基端部が回動可能に取り付けられている。従動歯車取付板444の尾端部には従動歯車軸446が挿通された従動歯車軸取付台445が、ボルト445a、ナット445bで固定されている。従動歯車軸446には従動歯車44が回動可能に挿通され、止輪446a、446aで抜け止めされている。
【0072】
従動歯車取付板444の基端部はボルト444aでリンク軸451に固定されている。リンク軸451は従動歯車戻しばね452、軸受451a、451aが介装され、リンク軸取付板451bに回動可能に支持され、止輪451cで一端側が抜け止めされている。リンク軸取付板451bは、ボルト451dでベース土台41に固定されている。リンク軸451の他端部には押下腕453の基端部がねじ453aで固定されている。
【0073】
押下腕453の尾端部は、上糸吸引リンク454の一端部、及びワイパリンク461の一端部と、段ねじ454aにより回動可能に連結されている。
【0074】
上糸吸引リンク455の一端部は、起動レバー戻しばね456を介装して、段ねじ455aで回動可能に面板55の側面部に取り付けられている。上糸吸引リンク454の他端部と上糸吸引リンク455の軸中間部とは段ねじ455bで回動可能に連結されている。上糸吸引リンク455の他端部にはクランプヘッド取付板457がボルト457aで固定されている。
【0075】
クランプヘッド取付板457には糸クランプ45が取り付けられている。この糸クランプ45は前記糸クランプ36とも共通する構成で、クランプヘッド458、ボール459a、ヘッドブッシュ459b、エアシリンダ459などからなる。すなわち、クランプヘッド458内ボール459aを封入している。このボール459aはエアシリンダ459のシリンダロッドにより押圧されることでクランプヘッド458の内壁面に押し付けられる。糸クランプ45は、クランプヘッド458内を吸引して針先の糸を引込み、エアシリンダ459のシリンダロッドでボール459aを押圧して糸をボール459aとクランプヘッド458の内壁面との間にクランプする。
【0076】
面板55の下部には軸受461、461を介装してワイパ軸462が回動可能に軸支されている。ワイパ軸462の一端側には、ねじ463a、463bでワイパ46の基端部が固定され、また、止輪463cで抜け止めされている。ワイパ軸462の他端部にはワイパ揺動腕464の基端部がボルト464aで固定されている。ワイパ揺動腕464の尾端部と、前記ワイパリンク461の他端部とは、段ねじ464aで回動可能に連結されている。
【0077】
歯車戻し補助ばねフック47は、基端部に長孔471が形成され、尾端部はフック状の部材である。この補助ばねフック47は、ねじ472を長孔471に挿通して面部55の前面に高さを調節可能に取り付けられる。起動レバー戻しばね456の一端456aは補助ばねフック47のフック部分に係合し、他端456bは前記上糸吸引リンク455に係合し、上糸吸引リンク455を付勢する。
【0078】
以上のような糸引出し装置4の組み付けた状態は、図8の背面図と図9〜図11の左側面図で示している。
【0079】
図12には、前記クランプヘッド458の先端部形状を示している。
【0080】
このクランプヘッド458の先端部の吸引口には、先端の左右458a、458bから、奥の中空部458cに糸を追い込む溝458dが形成されている。この溝458dは、先端から奥の中空部458cにかけて溝幅が漸次狭く形成されている。そして、溝面458e、458eの傾斜は先端から奥の中空部458cにかけて傾斜角が均一である。そして、溝458dの最奥部の溝幅αは、中空部458cの径βより狭くなっている。
【0081】
次に、作用について説明する。
【0082】
自動縫いミシン5は、周知のとおり、押え枠511と下枠512との間に被縫物を挟持し、送り台51をX−Y方向に送りつつ針落ちして所定の形状縫いを行う。
【0083】
図2に示すように、送り台51の左右両側には布送り台カバー53、53が取り付けられている。この布送り台カバー53、53は、送り台51をX−Y方向に送るX−Y駆動テーブルなどの機構部分と被縫物とを遮るので、被縫物が大きめであっても油、グリースなどの汚れが付着することがない。
【0084】
また、図4に示すように、針板補助カバー54は、水平方向に移動することで、針板526の周囲に着脱可能である。すなわち、針板補助カバー54を、針板526に向かって水平方向に差入れると、位置決めストッパ547とねじ541aの頭とが係合して位置決めされ、支持部材545、545により下支えされた状態で、ボールキャッチ546がボールキャッチの雄543を掴み、これにより針板補助カバー54は装着される。
【0085】
このように、針板補助カバー54は、水平方向に移動することで着脱できる構成としているので、針板補助カバー54を交換する場合でも、押え枠511や下板512を取り外す必要はなく、針板補助カバー54の交換作業は容易である。
【0086】
上糸交換装置2による上糸交換の前には、ミシン5は縫製を中止して、前記糸切りメスで糸切りを行う。
【0087】
上糸の交換は所定の制御系(マイクロコンピュータ)により次のように行なわれる。
【0088】
図5を参照して、まず、シリンダ351の駆動でフック353が迫り出して、被交換糸(T31)を掴んで引っ込む。このとき、被交換糸はメス354とフック353とが交叉することで切断され、被交換糸の元糸側端部はフック354と糸押え355との間に挟持される。
【0089】
次に、モータ333の駆動により、糸調子台32を矢示a方向に移動し、T11〜T51のうち交換糸を所定の糸交換位置に移動する。次に、糸クランプ36が交換糸の糸端部(T12〜T52のいずれか)を吸引、クランプして引っ込む。この状態で、被交換糸の元糸と交換糸とは糸交換位置で上下に平行である。
【0090】
前記のように被交換糸の元糸と交換糸とが糸交換位置に配置された後、シリンダ341の駆動によりノッタ34が両糸に向かって迫り出し、シリンダ342の駆動によりノッタ34が作動して被交換糸の元糸と交換糸とが糸結びされる。
【0091】
この糸結び後、ノッタ34は元の位置に戻り、糸調子38はシリンダ391の駆動により開く。また、交換糸の残り糸はチューブ363から吸引されて排出される。元糸の残り糸は糸屑かご365に落ち、このかご365内も吸引されて排出される。
【0092】
前記上糸交換後、糸引出し装置4により、次のように交換糸の糸通しを行う。
【0093】
まず、図9に示すように、エアシリンダ442のシリンダロッド442aを引くと、従動歯車取付板444が、軸451を中心に時計方向(矢示f方向)に回転し、従動歯車44が引き上げられて、駆動歯車42と従動歯車44との間が開く。
【0094】
このとき、軸451に取付けられている腕453も時計方向に回転するので、この腕453の基端部に連結されているリンク454が押し出されてリンク455が段ねじ455aを中心に反時計方向(矢示g方向)に回転し、糸クランプ45が針524側に降下する。
【0095】
腕453の前記の回転により、リンク461も押し出されて腕464を介して、軸462が時計方向(矢示h方向)に回転し、腕462に取り付けられているワイパ46が針524側に降下する。
【0096】
このとき、糸クランプ45のクランプヘッド458内は吸引を開始しておく。
【0097】
これにより、針先の元糸Tはワイパ46により糸払いされ、元糸Tはクランプヘッド458内に吸引され、エアシリンダ459の駆動により、元糸Tは前記ボール459aとクランプヘッド458の内壁との間にクランプされる(図10参照)。
【0098】
次に、図11に示すように、エアシリンダ442のシリンダロッド442aを引き出して、従動歯車44を下ろしていく(矢示i方向)。このとき、軸451が反時計方向に回転するので、元糸Tを捕捉した糸クランプ45は上昇し(矢示j方向)、元糸Tを駆動歯車42と従動歯車44との間の位置に引き出す。このとき、ワイパ46も軸451の反時計方向回転により引き上げられる(矢示k方向)。元糸Tは駆動歯車42と従動歯車44との間にクランプされる。
【0099】
この後、モータ421で駆動歯車42を回転すると、噛み合っている駆動及び従動歯車42、44により元糸Tが巻き上げられて針孔524aから引き出され、元糸Tに糸結びされている交換糸が針孔524aに通される。この後、駆動及び従動歯車42、44と、針孔524aとの間に所定の糸切りメス48を降下させて、糸切りを行い、元糸Tを切断除去する。
【0100】
元糸Tの残り糸は、クランプヘッド458内の吸引により排出される。なお、この糸くずは、前記糸クランプ36から吸引排出された糸くず、前記糸屑かご365から吸引排出された糸くずとともに同一箇所に排出される。そのため、残り糸の片付けが容易である。
【0101】
糸引き出し装置4は、図6、図7を参照して前記したとおりの機構であり、従動歯車44を開閉する符号444〜符号446の連結機構には、糸クランプ45を上げ下げする符号451〜符号457の連結機構が連結され、さらに、この連結機構にワイパ46を駆動する符号461〜符号464の連結機構が連結されている。そして、これらの機構は単一のエアシリンダ442により駆動されているので、図9〜図11を参照して前記したような従動歯車44、糸クランプ45及びワイパ46の動作は、各部を個別のアクチュエータで駆動した場合に比べて、タイミング調整が容易である。
【0102】
また、従動歯車44、糸クランプ45及びワイパ46を駆動する各連結機構は、全て面板55に支持されている。そのため、メインテナンスなどのために面板55をミシン頭部56から取り外す場合、前記各連結機構はいっさい分解する必要がない。
【0103】
また、図9〜図11に示すように、起動レバー戻しばね456により、リンク455は時計方向に回転するように付勢されている。そのため、リンク454、腕453、軸451を介して、従動歯車戻り板444は反時計方向に付勢されている。これは従動歯車44が駆動歯車42と噛み合う方向であり、この両歯車の噛む合い圧はばね456の付勢力により左右される。
【0104】
ばね456の一端456bはリンク455に係合し、他端456aは歯車戻し補助ばねフック47に係合しているのが、フック47は前記のとおり取付け高さを調節できて、この高さ調節によりばね456の曲げの大きさが左右される。
【0105】
そのため、フック47の取付け高さを調節することにより、リンク455の付勢力、ひいては、従動歯車44と駆動歯車42との噛み合い圧を調節できる。そこで、切れやすい糸を使用するときは、この噛み合い圧を弱く調節し、丈夫な糸を使用するときは強く調節して、従動歯車44と駆動歯車42に対する糸のすべりの抑制、糸引き能力の向上を図ることができる。
【0106】
元糸Tを糸クランプ45で吸引するに際し、図12に示すように、クランプヘッド458の吸引口458dは、先端の左右458a、458bから、奥の中空部458cに糸を追い込む溝458dが形成されている。この溝458dは、先端から奥の中空部458cにかけて溝幅が漸次狭く形成されている。
【0107】
そして、溝面458e、458eの傾斜は先端から奥の中空部458cにかけて傾斜角が均一である。すなわち、溝面458e、458eに段差がないので、溝458dの最奥部の溝幅αを中空部458cの径βより狭くして中空部458cに糸を追い込んでいくと、溝458dに沿って生じる気流に乗り、溝458dに沿って移動する糸は溝面458e、458eの途中で止まってしまうことがない。これにより、元糸Tは糸クランプ45に確実に捕捉される。
【0108】
ミシン針のミシンへの取付け向きは、通常は、その針孔の方向をミシン頭部の長さ方向と直交するようにしている。しかし、前記のミシン5において、図13に示すように、針524の取付け向きを通常の針孔の向き(矢示m方向)に対し、角度θ(20°程度)だけ傾けるようにすると(矢示n方向)、糸引きの方向がミシン頭部56の長さ方向(矢示o方向)であるので、針孔524aを糸の結び目が通過しやすくなり、結び目が針孔524にかみついて糸切れするのを防止するのに役立つ。
【0109】
この場合、針524の取付け向きを検査するのが難しいが、これは、次のようにすればよい。
【0110】
すなわち、図14に示すように、プラスチックなど軽量な材料で形成された筒状の支持部材62の先端部に吸着面61aが平坦な磁石61を取り付けた検査具6を用意して、針524の側部(図14は針孔524aより幾分高い位置の断面で示している)に吸着させると、針524の側面形状に吸着面61aが合って吸着され、磁石61の傾きが定まる。そして、この傾きを指示部材62の指し示す方向により知ることができる。そこで、針板526には、針下から角度θの方向を示す測定線526aを記しておけば、この測定線526aの方向と支持部材62の方向の比較により、針524の取付け向きが角度θで傾いているか否かを容易に判断することができる。
【0111】
なお、上記の発明の実施の形態は、いうまでもなく、この発明を限定するものではない。
【0112】
例えば、図12を参照して説明したクランプヘッド458の溝面458e、458eは、先端から奥の中空部458dにかけて傾斜角が一定であったが、図16に示すように、溝面458e、458eの傾斜が、先端から奥の中空部458dにかけて漸減的若しくは漸増的に変化するようにしても、溝面458e、458eには段差がないので、図12の場合と同様の効果を奏し得る。また、図12の例では、最奥の溝幅αを、中空部458cの径βより狭く形成したが、αとβを同一としてもよい。
【0113】
また、図6、図7を参照して説明したように、前記の例では、従動歯車44、糸クランプ45及びワイパ46を駆動する機構をすべて面板55に取り付けているが、これらをすべてミシン頭部本体56に取り付けるようにしても、前記と同様に面板55の着脱を容易とすることができる。
【0114】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ミシンの面板の着脱を容易にすることができる。
【0115】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するほか、駆動及び従動歯車の開閉動作、第2の糸捕捉部の吸引口の移動及び糸払いの移動のタイミング調整を容易とすることができる。
【0117】
請求項3、請求項4に記載の発明によれば、糸の引き出し作業に際し、第2の糸捕捉部による糸の吸引不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンの斜視図。
【図2】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける布送り台カバーの取付け構造を示す分解斜視図。
【図3】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける針板補助カバーの取付け構造を示す分解斜視図。
【図4】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける針板補助カバーの作用を説明する斜視図。
【図5】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける糸結び装置の斜視図。
【図6】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける糸引き出し装置の分解斜視図。
【図7】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける糸引き出し装置の分解斜視図。
【図8】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける糸引き出し装置の背面図。
【図9】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける糸引き出し装置の左側面図。
【図10】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける糸引き出し装置の左側面図。
【図11】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおける糸引き出し装置の左側面図。
【図12】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおけるクランプホルダの正面図(A)と、平面図(B)。
【図13】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンに適用する針向きの検査方法を説明する図。
【図14】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンに適用する針向きの検査方法を説明する図。
【図15】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンに適用する針向きの検査方法を説明する図。
【図16】この発明の実施の一形態である一本針刺繍縫いミシンにおけるクランプホルダの他の例の平面図。
【符号の説明】
1 一本針自動刺繍縫いミシン
2 上糸交換装置
3 糸結び装置
32 糸調子台
34 ノッタ
36 糸クランプ
4 糸引出し装置
42 駆動歯車
44 従動歯車
442 リンク駆動エアシリンダ
45 糸クランプ
458a 糸クランプ先端の左
458b 糸クランプ先端の右
458c 糸クランプ奥の中空部
458d 糸クランプ先端の溝
458e 糸クランプ先端の溝の溝面
46 ワイパ
5 自動縫いミシン
511 押え枠
512 下板
524 針
524a 針孔
53 布送り台カバー
545 支持部材
546 ボールキャッチ
546a ボールキャッチの雄
547 位置決めストッパ
55 面板
56 ミシン頭部本体
6 検査具
61 磁石
61a 吸着面
62 支持部材
α 糸クランプ最奥部の溝幅
β 糸クランプ中空部の径
T1、T2、T3、T4、T5 糸巻
T11、T21、T31、T41、T51 糸
T12、T22、T32、T42、T52 糸端部
Claims (4)
- 複数の糸巻と、
この各糸巻から各々引出した複数本の糸の端部が垂下して保持されている糸端部保持部と、
この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する第1の糸捕捉部と、
上糸の元糸側端部と前記第1の糸捕捉部により捕捉された被捕捉糸とを結ぶ糸結び部と、
互いに噛み合う開閉可能の一対の歯車を回転してその噛み合う両歯車の間にクランプさせて元糸を引き出すことにより、交換糸を針孔に通す歯車機構と、
針に対して吸引口を接近及び離隔移動して針先の糸を吸引捕捉し、前記一対の歯車に渡す第2の糸捕捉部と、
針に対して糸払いを接近及び離隔移動して針先の糸を払い、前記第2の糸捕捉部による糸の捕捉を容易にする糸払い部とを備え、
前記歯車機構、前記第2の糸捕捉部及び前記糸払い部は、全てミシンの面板又はミシン頭部本体の何れか一方のみに支持されていること、を特徴とするミシンの上糸交換装置。 - 前記一対の歯車の開閉機構、前記吸引口の移動機構及び前記糸払いの移動機構は連結され、
この連結機構は単一のアクチュエータにより駆動されること、を特徴とする請求項1に記載のミシンの上糸交換装置。 - 複数の糸巻と、
この各糸巻から各々引出した複数本の糸の端部が垂下して保持されている糸端部保持部と、
この複数本の保持糸から選択された糸の端部を捕捉する第1の糸捕捉部と、
上糸の元糸側端部と前記被捕捉糸とを結ぶ糸結び部と、
針孔から元糸を引出すことにより交換糸を針孔に糸通しする糸引出し部と、
針先の元糸を吸引して捕捉し、前記糸引出し部に渡す第2の糸捕捉部とを備え、
前記第2の糸捕捉部の吸引口には、
先端の左右から奥の中空部に糸を追い込む溝が形成され、
この溝は、
先端から奥の中空部にかけて溝幅が漸次狭くなっていて、
溝面の傾斜は先端から奥の中空部にかけて傾斜角が均一か又は漸減的若しくは漸増的に変化していること、を特徴とするミシンの上糸交換装置。 - 前記溝は、
最奥部の溝幅が前記中空部の径と同一又は前記中空部の径より狭いこと、を特徴とする請求項3に記載のミシンの上糸交換装置。
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