JPH10211122A - 便座及び便蓋の支持装置 - Google Patents

便座及び便蓋の支持装置

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JPH10211122A
JPH10211122A JP1933997A JP1933997A JPH10211122A JP H10211122 A JPH10211122 A JP H10211122A JP 1933997 A JP1933997 A JP 1933997A JP 1933997 A JP1933997 A JP 1933997A JP H10211122 A JPH10211122 A JP H10211122A
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JP
Japan
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toilet
toilet seat
shaft
toilet lid
seat
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Withdrawn
Application number
JP1933997A
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English (en)
Inventor
Kanzou Murasawa
貫造 村澤
Noboru Takuri
昇 田栗
Kuniaki Tanaka
邦昭 田中
Yoshihiro Sakurai
義弘 桜井
Shinjiro Seto
慎二郎 世戸
Masahito Nagayama
正仁 永山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便座と一体に回転する軸と、便蓋と一体に回
転する軸とが同一軸上に位置するとともに、これら軸に
対して軸方向と直交する方向に便座及び便蓋を着脱自在
としているものにおいて、所定の回動位置でのみ着脱を
可能とすると同時に便座及び便蓋の回動をスムーズなも
のとする。 【解決手段】 両軸4,5の各外周に夫々縦長断面形状
のカラー6,7を回転不能に配設して、便座にはカラー
とほぼ同一断面形状の係合部を備えた軸部9を設ける。
上記両カラーの外周に回転自在に嵌着される便座の左右
の軸受部20,25と、片側のカラーと上記軸部の係合
部の外周に回転自在に嵌着される便蓋の左右の軸受部3
0,35とに、上記両カラー及び軸部の係合部に対して
着脱方向を規制する幅の開口を軸と直交する方向に設け
る。便座及び便蓋の各左右の軸受部が、所定の回動位置
でのみ着脱が可能となる着脱方向規制機能を共に有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は便座及び便蓋を回動
自在に且つ着脱自在に支持する支持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】便座及び便蓋を電動によって開閉駆動す
ることができるようにしたり、便座及び便蓋の回動、殊
に閉める方向についての回動に制動を加えることで、開
閉がゆっくりなされるようにしたりするにあたっては、
便座と一体に回転する便座用の軸と、便蓋と一体に回転
する便蓋用の軸とを設けることになる。
【0003】一方、便座及び便蓋の丸洗いなどを可能と
するために着脱自在とする場合、上記軸に対して軸方向
と直交する方向に取り外すことができるようにするの
が、着脱に際しての手間がかからず、取り扱いが容易と
なる。便座用の軸と便蓋用の軸とが同一軸上に位置する
ものにおいて、上記要件を満足させるには、便座用の軸
と係合する軸受部と便蓋用の軸の外周に回転自在に嵌ま
る軸受部とを便座に設け、便蓋用の軸と係合する軸受部
と便座に設けた軸部の外周に回転自在に嵌まる軸受部と
を便蓋に設ければよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成で
は、便蓋及び便座はその回動範囲中のどの位置でも着脱
が可能となるために、不用意に外れてしまう虞れを有す
るものになる。本発明はこのような点に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは便座と一体に回転す
る便座用の軸と、便蓋と一体に回転する便蓋用の軸とが
同一軸上に位置するとともに、これら軸に対して軸方向
と直交する方向に便座及び便蓋を着脱自在としているも
のにおいて、所定の回動位置、たとえば起立状態でのみ
着脱が可能となる上に、便座及び便蓋の回動がスムーズ
である便座及び便蓋の支持装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、便座
と一体に回転する便座用の軸と、便蓋と一体に回転する
便蓋用の軸とが同一軸上に位置するとともに、これら軸
に対して軸方向と直交する方向に便座及び便蓋を着脱自
在としている便座及び便蓋の支持装置において、上記両
軸の各外周に夫々縦長断面形状のカラーを回転不能に配
設し、便座は左右に夫々軸受部を備えて上記両カラーの
外周に回転自在に嵌着される両軸受部のうちの一方に上
記便座用の軸の先端と係合して回転について便座と該軸
とを一体化させる係合溝を設けたものとし、便座の上記
係合溝が設けられている軸受部から軸部を突設して便座
と一体に回転する該軸部に上記カラーとほぼ同一断面形
状の係合部を設け、便蓋は左右に軸受部を備えて上記軸
部の係合部と上記便蓋用の軸の外周に位置するカラーの
外周に回転自在に嵌着される両軸受部のうちのカラー外
周に嵌着される軸受部に便蓋用の軸の先端と係合して回
転について便蓋と該軸とを一体化させる係合溝を設けた
ものとし、便座及び便蓋の各軸受部には上記両カラー及
び軸部の係合部に対して着脱方向を規制する幅の開口を
軸と直交する方向に設けたことに特徴を有している。便
座及び便蓋の各左右の軸受部が、所定の回動位置でのみ
着脱が可能となる着脱方向規制機能を共に有しているも
のである。
【0006】便座及び便蓋の各軸受部の着脱用の開口の
幅は、カラー及び軸部の係合部の短径よりわずかに大と
して、開口縁を着脱用クリック感発生部としておくとと
もに、便蓋の軸受部にはC字形であって便蓋用の軸と便
座の軸部から突設した軸とに嵌着されるクリック感発生
用のクリップを装着しておくと、便蓋及び便座の装着時
の装着感を向上させることができる。
【0007】また便座及び便蓋の軸受部と、便座及び便
蓋用の両軸の先端とには着脱時の軸方向位置ガイド用の
テーパ面を設けておくと、便座及び便蓋の装着をよりス
ムーズに行うことができる。そしてカラーはその一端面
より突出する突起と軸の支持部材との係合で回り止めが
なされ、内周面に設けられた段部と軸の外周に設けられ
た突条との係合で抜け止めがなされたものとしておく
と、軸を外せばカラーも外れるものとすることができ
て、カラーの組み付けや補修時の取り外しが容易とな
る。
【0008】さらに便座用の軸及び便蓋用の軸がその電
動回転によって便座及び便蓋の開閉駆動を行う駆動軸で
ある場合、便座用軸受部及び便蓋用の軸受部に設けられ
て上記軸の先端に係合する係合溝は軸受部内に固定され
た金属製の受け金具に設けておくことが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、図1において図中1は便座2及び便蓋3
が装着される支持体であり、該支持体1は便器であって
も便器に装着される器材、たとえば局部洗浄装置であっ
てもよいが、ここでは便座2及び便蓋3の電動開閉のた
めのモータブロック8,8を内蔵したものとなってい
る。
【0010】上記支持体1は対向する面に夫々カラー
6,7を突出させているとともに各カラー6,7を貫通
する便座用駆動軸4と便蓋用駆動軸5を突出させてお
り、同一軸上に位置する両駆動軸4,5は支持体1内の
左右に夫々配されたモータブロック8,8に着脱自在に
連結されている。便座2はその後端部の左右上面より夫
々上方側に向けて軸受部20,25を突出させて、軸受
部20が便座用駆動軸4に連結され、軸受部25が上記
カラー7に回転自在に装着されて便座用駆動軸4の回転
駆動によって開閉される。
【0011】便蓋3はその後端部の左右下面より夫々下
方側に向けて軸受部30,35を突出させて軸受部30
が上記便座2に設けられた軸部9に回転自在に装着さ
れ、軸受部35が便蓋用駆動軸5に連結されて便蓋用駆
動軸5の回転駆動によって開閉される。そして、上記便
座2及び便蓋3は支持体1に対して着脱自在となってい
るのであるが、上記カラー6,7及び軸部9の断面形状
及び大きさと、軸受部20,25,30,35の断面形
状及び大きさとの設定によって、開いた起立状態のみ着
脱操作を行うことができるものとなっている。また便座
2及び便蓋3の着脱、殊に取り付け完了時の操作感を明
瞭にするクリックが生じるようにしている。
【0012】以下、各部材の詳細構造について説明す
る。便座用駆動軸4は図4に示すように先端に便座2と
係合することになるヘッド41を備えたもので、長方形
状の断面を有している該ヘッド41はその先端上下にテ
ーパ面42を有しており、他端側には同じく長方形状の
断面を有している連結部40を有していて、前記モータ
ブロック8には該連結部40を差し込むことによって連
結される。図中44はモータブロック8に対する駆動軸
4の抜け止め用のばね(図示せず)が係合する溝であ
る。
【0013】この便座用駆動軸4の外周に配されるカラ
ー6は、図5に示すように縦長の六角筒状断面を有する
もので、一端から突出する一対の突起60,60が支持
体1の外面の孔に差し込まれることによって回転するこ
とがないように取り付けられるものであり、また内周面
の段部61に上記便座用駆動軸4の外周面の突条43が
係合することによって抜け止めがなされる。
【0014】便蓋用駆動軸5は図6に示すように先端に
便蓋3と係合することになるヘッド51を備えたもの
で、長方形状の断面を有している該ヘッド51はその先
端上下にテーパ面52を、根元側の上下にテーパ面55
を有しており、他端側には同じく長方形状の断面を有し
ている連結部50を有していて、前記モータブロック8
には該連結部50を差し込むことによって連結される。
図中54はモータブロック8に対する駆動軸5の抜け止
め用のばね(図示せず)が係合する溝である。
【0015】便蓋用駆動軸5の外周に配されるカラー7
は、図7に示すように縦長の六角筒状断面を有するもの
で、一端から突出する一対の突起70,70が支持体1
の外面の孔に差し込まれることによって回転することが
ないように取り付けられるものであり、また内周面の段
部71に上記便蓋用駆動軸5の外周面の突条53が係合
することによって抜け止めがなされる。なお、カラー7
の外面は突起70のある端部の方が他方の端部よりも少
し大きくなるように全体としてテーパがつけられてい
る。
【0016】次に便座2における左右一対の軸受部2
0,25のうち、左方の軸受部20、つまり便座用駆動
軸4に対応する側の軸受部20は、図8及び図2に示す
ように、C字形断面を有するとともに、後方及び外側方
が開放されたもので、図10に示す軸部9と図9に示す
金属製の受け金具22とが取り付けられている。受け金
具22は後方及び外側方に開放された係合溝23を備え
たもので、軸受部20の内部にビス止め固定され、その
係合溝23に前記ヘッド41が係合する便座用駆動軸4
の回転で便座2を回転させる。係合溝23の後方への開
口縁には上記係合のガイドのためのテーパ24がつけら
れている。
【0017】軸部9は縦長断面形状となった係合部91
と該係合部91の先端より突出する断面円形の回転軸9
0とを備えたもので、上記受け金具22の奥方に配され
た時、軸受部20の内側方側に係合部91と回転軸90
とを突出させる。また軸部9は軸受部20に回り止めさ
れた状態、つまりは便座2と一体に回転する状態とな
る。
【0018】便座2の右方側の軸受部25は、図11に
示すように、後方及び両側方に開放された断面C字形の
ものとして構成されている。この軸受部25は前記カラ
ー7に被さるとともに、便座2の回動に伴い、突起70
によって回り止めされているカラー7の回りを回転す
る。軸受部20,25の外面側に設けられた半球状凸部
26は、これら軸受部20,25側面と支持体1との間
の摩擦抵抗軽減のために設けられたものである。
【0019】便蓋3における左右一対の軸受部30,3
5のうち、左方の軸受部30は、上述のように便座2の
軸受部20に設けられた軸部9と係合するもので、図1
2及び図13に示すように、後方及び外側方が開放され
た断面C字形のものとして構成されており、また図17
に示すC字形をなす合成樹脂製のクリップ36がビス止
め固定されている。このクリップ36の開口部は後方に
向けられている。
【0020】便蓋3の右方の軸受部35も図14及び図
15に示すように後方及び外側方が開放された断面C字
形のものであり、その内部には受け金具32とクリップ
36とがビス止めにて取り付けられている。受け金具3
2は図16に示すように後方及び外側方に開放された係
合溝33を備えたもので、係合溝33に前記ヘッド51
が係合する便蓋用駆動軸5の回転で便蓋3を回転させ
る。係合溝33の後方への開口縁には上記係合のガイド
のためのテーパ34がつけられている。
【0021】支持体1への便座2と便蓋3との装着は、
駆動軸4,5及びカラー6,7を支持体1に取り付けた
後、まず便座2を装着し、次いで便蓋3を装着するとい
う手順で行う。便座2の装着にあたっては、図22に示
すように、先端が断面長方形状のヘッド41,51とな
っている便座用駆動軸4及び便蓋用駆動軸5をその長手
方向が上下方向となる回動位置にしておき、この状態で
便座2を立てた状態で上方から装着する。立てた状態の
便座2は、その軸受部20,25の後方開口が下方を向
いているために、軸受部20にはカラー6が、軸受部2
5にはカラー7が嵌まり込むとともに、軸受部20の受
け金具22の係合溝23に便座用駆動軸4のヘッド41
が係合する。
【0022】ここにおいて、図18及び図19に示すよ
うに、軸受部20,25の後方側の開口幅Waは、カラ
ー6,7の短径Wbよりわずかに小さいために、カラー
6,7が軸受部20,25に嵌まり込む時、軸受部2
0,25の開口縁がたわんでクリック感を発生させる。
また、便座2の装着時には、便座用駆動軸4のヘッド4
1先端のテーパ面42と、軸受部20に設けた図2に示
す誘導ガイド面28とが軸方向についての誘導を行い、
またカラー6,7及びヘッド41の断面形状と、軸受部
20,25の後方開口縁の形状(テーパ面29)並びに
受け金具22のテーパ24が前後方向についての誘導を
行うことから、上記装着はきわめてスムーズに行うこと
ができる。
【0023】便蓋3の装着は、上記のように便座2を装
着した後、便座2を閉じた状態、つまり図23に示すよ
うに倒した状態で行う。便座2と一体に回転する軸部9
は、このように便座2を倒した時に、その係合部91の
長手方向が上下方向を向くものであり、この状態で便蓋
3を立てた状態で上方から装着する。立てた状態の便蓋
3は、その軸受部30,35の後方開口が下方を向いて
いるために、軸受部30には軸部9の係合部91が、軸
受部35にはカラー7が嵌まり込むとともに、軸受部3
5の受け金具32の係合溝33に便蓋用駆動軸5のヘッ
ド51が係合する。
【0024】この便蓋3の軸受部30,35の後方側の
開口幅も、便座2の場合と同様に軸部9の係合部91及
びカラー7の短径よりわずかに小さいために、係合部9
1及びカラー7が軸受部20,25に嵌まり込む時、軸
受部20,25の開口縁がたわんでクリック感を発生さ
せる。便蓋3についてはその開閉頻度が便座2より多い
ことなどの点から、ここではクリップ36,36を併用
しており、クリップ36の開口幅Wcをこのクリップ3
6,36に嵌まり込む回転軸90や便蓋用駆動軸5の外
径よりも小さくすることで、この部分においても装着時
にクリック感が生じるようにしているとともに、不用意
に便蓋3が外れてしまうことがないようにしている。
【0025】また、便蓋3の装着時には、便蓋用駆動軸
5のヘッド51のテーパ面52,55と、軸部9の係合
部91に設けたテーパ面92、さらにクリップ36に設
けた図17に示すテーパ部37が軸方向についての誘導
を行い、また係合部91の断面形状や回転軸90、便蓋
用駆動軸5等と軸受部30,35のテーパ面39とが前
後方向についての誘導を行うことから、上記装着はきわ
めてスムーズに行うことができる。特に、軸受部35側
のクリップ36は、便蓋用駆動軸5のヘッド51とカラ
ー7の先端との間で駆動軸5に嵌まるのであるが、この
嵌合もスムーズになされる。
【0026】そして、このようにして装着された便座2
及び便蓋3は、上記起立状態にない時には軸受部20,
25,30,35の開口幅とカラー6,7や軸部9の係
合部の長径との差が大きいために、外れてしまうことが
ないものであり、特に片側が便座用駆動軸4、他の片側
が便蓋用駆動軸5となっているにもかかわらず、便座2
の左右の軸受部20,25及び便蓋3の左右の軸受部3
0,35が共に着脱位置についての規制を受けるように
なっていることから、がたついたり、こじれてしまった
りすることがないものである。
【0027】なお、ここでは電動開閉機能を有する支持
装置を示したが、これに限るものでないことはもちろん
である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明においては、片側に
便座用の軸、他の片側に便蓋用の軸が位置するととも
に、両軸が同一軸上に位置するものであるとともに、こ
れら軸に対して軸方向と直交する方向に便座及び便蓋を
着脱自在としているものでありながら、各軸の外周に配
したカラーと、便座に設けた軸部に形成した係合部とに
よって、便座の左右の軸受部及び便蓋の左右の軸受部の
夫々が着脱方向の規制機能を有するものとなっており、
このために所定の回動位置、たとえば起立状態でのみ着
脱が可能となって不用意に便蓋や便座が外れてしまうこ
とがない上に、左右の軸受部が同じ機能を有することか
ら、片側の軸受部のみが上記機能を有するものに比し
て、便座及び便蓋の回動にがたつきやこじれが生じるよ
うなことがなくてスムーズなものである。
【0029】ここにおいて、便座及び便蓋の各軸受部の
着脱用の開口の幅は、カラー及び軸部の係合部の短径よ
りわずかに大として、開口縁を着脱用クリック感発生部
としておくとともに、便蓋の軸受部にはC字形であって
便蓋用の軸と便座の軸部から突設した軸とに嵌着される
クリック感発生用のクリップを装着しておくと、便蓋及
び便座の装着時の装着感を向上させることができるもの
であり、特にクリップの存在は開閉回数が便座よりも多
くなる便蓋の回動をスムーズにするものとしても機能す
る。
【0030】また便座及び便蓋の軸受部と、便座及び便
蓋用の両軸の先端とには着脱時の軸方向位置ガイド用の
テーパ面を設けておくと、便座及び便蓋の軸方向位置が
少々ずれていても正規位置に誘導されるために、便座及
び便蓋の装着をよりスムーズに行うことができる。そし
てカラーはその一端面より突出する突起と軸の支持部材
との係合で回り止めがなされ、内周面に設けられた段部
と軸の外周に設けられた突条との係合で抜け止めがなさ
れたものとしておくと、軸を外せばカラーも外れるもの
とすることができるために、カラーの組み付けや補修時
の取り外しが容易となる。
【0031】さらに便座用の軸及び便蓋用の軸がその電
動回転によって便座及び便蓋の開閉駆動を行う駆動軸で
ある場合、便座用軸受部及び便蓋用の軸受部に設けられ
て上記軸の先端に係合する係合溝は軸受部内に固定され
た金属製の受け金具に設けておくと、回転駆動力の便座
及び便蓋への伝達を確実に行うことができるとともに耐
久性の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の分解斜視図であ
る。
【図2】同上の左側の軸支部の分解断面図である。
【図3】同上の右側の軸支部の分解断面図である。
【図4】同上の便座用駆動軸を示すもので、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
【図5】同上の便座用駆動軸側のカラーを示すもので、
(a)は縦断面図、(b)は側面図である。
【図6】同上の便蓋用駆動軸を示すもので、(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図7】同上の便蓋用駆動軸側のカラーを示すもので、
(a)は側面図、(b)は縦断面図である。
【図8】同上の便座の左方の軸受部を示すもので、(a)
は側面図、(b)は拡大側面図である。
【図9】同上の受け金具を示すもので、(a)は断面図、
(b)は側面図である。
【図10】同上の軸部を示すもので、(a)は右側面図、
(b)は平面図である。
【図11】同上の便座の右方の軸受部を示すもので、
(a)は側面図、(b)はX−X線断面図である。
【図12】同上の便蓋の左方の軸受部を示す側面図であ
る。
【図13】同上の左方の軸受部の拡大側面図である。
【図14】同上の便蓋の右方の軸受部を示す側面図であ
る。
【図15】同上の右方の軸受部を示すもので、(a)は拡
大断面図、(b)は拡大側面図である。
【図16】同上の受け金具を示すもので、(a)は側面
図、(b)は断面図である。
【図17】同上のクリップを示すもので、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図18】同上の便座の左方の軸受部と便座用駆動軸側
のカラーとの関係を示す説明図である。
【図19】同上の便座の右方の軸受部と便蓋用駆動軸側
のカラーとの関係を示す説明図である。
【図20】同上の便蓋の左方の軸受部と便座の軸部の係
合部との関係を示す説明図である。
【図21】同上の便蓋の右方の軸受部と便蓋用駆動軸側
のカラーとの関係を示す説明図である。
【図22】同上の便座の装着操作を示すもので、(a)は
斜視図、(b)は部分拡大斜視図である。
【図23】同上の便蓋の装着操作を示すもので、(a)は
斜視図、(b)は部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
2 便座 3 便蓋 4 便座用駆動軸 5 便蓋用駆動軸 9 軸部 20,25 軸受部 30,35 軸受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 義弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 世戸 慎二郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 永山 正仁 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座と一体に回転する便座用の軸と、便
    蓋と一体に回転する便蓋用の軸とが同一軸上に位置する
    とともに、これら軸に対して軸方向と直交する方向に便
    座及び便蓋を着脱自在としている便座及び便蓋の支持装
    置であって、上記両軸の各外周には夫々縦長断面形状の
    カラーが回転不能に配設されており、便座は左右に夫々
    軸受部を備えて上記両カラーの外周に回転自在に嵌着さ
    れる両軸受部のうちの一方に上記便座用の軸の先端と係
    合して回転について便座と該軸とを一体化させる係合溝
    が設けられており、便座の上記係合溝が設けられている
    軸受部から軸部が突設されて便座と一体に回転する該軸
    部に上記カラーとほぼ同一断面形状の係合部が設けら
    れ、便蓋は左右に軸受部を備えて上記軸部の係合部と上
    記便蓋用の軸の外周に位置するカラーの外周に回転自在
    に嵌着される両軸受部のうちのカラー外周に嵌着される
    軸受部に便蓋用の軸の先端と係合して回転について便蓋
    と該軸とを一体化させる係合溝が設けられており、便座
    及び便蓋の各軸受部は上記両カラー及び軸部の係合部に
    対して着脱方向を規制する幅の開口が軸と直交する方向
    に設けられていることを特徴とする便座及び便蓋の支持
    装置。
  2. 【請求項2】 便座及び便蓋の各軸受部の着脱用の開口
    の幅は、カラー及び軸部の係合部の短径よりわずかに大
    とされて、開口縁が着脱用クリック感発生部とされてい
    るとともに、便蓋の軸受部にはC字形であって便蓋用の
    軸と便座の軸部から突設した軸とに嵌着されるクリック
    感発生用のクリップが装着されていることを特徴とする
    請求項1記載の便座及び便蓋の支持装置。
  3. 【請求項3】 便座及び便蓋の軸受部と、便座及び便蓋
    用の両軸の先端とには着脱時の軸方向位置ガイド用のテ
    ーパ面が設けられていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の便座及び便蓋の支持装置。
  4. 【請求項4】 カラーはその一端面より突出する突起と
    軸の支持部材との係合で回り止めがなされ、内周面に設
    けられた段部と軸の外周に設けられた突条との係合で抜
    け止めがなされたものであることを特徴とする請求項1
    または2または3記載の便座及び便蓋の支持装置。
  5. 【請求項5】 便座用の軸及び便蓋用の軸はその電動回
    転によって便座及び便蓋の開閉駆動を行う駆動軸であ
    り、便座用軸受部及び便蓋用の軸受部に設けられて上記
    軸の先端に係合する係合溝は軸受部内に固定された金属
    製の受け金具に設けられていることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかの項に記載の便座及び便蓋の支持装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005143544A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 便座ユニット
JP2010115319A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Toto Ltd 便座装置
JP2013160006A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Toei Kanki Kk 座付継手
WO2019233104A1 (zh) * 2018-06-06 2019-12-12 厦门帝恒诺卫浴科技有限公司 座便器盖板拆装用的联轴离合式铰链
JP2020103507A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 Toto株式会社 便座装置

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