JP2010115319A - 便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】便座の開閉操作時のガタつきを抑制することのできる便座装置を提供する。
【解決手段】便座装置10において、便蓋12の左右の基端部12a,12bに設けられた一対の便蓋ヒンジ部12A,12Bのうちの一方(右側)の便蓋ヒンジ部12Aは便蓋駆動用ヒンジピン14Rに対し回動不能に取り付けられ、他方(左側)の便蓋ヒンジ部12Bは、便座ヒンジ部11bの側方に突設させた突出部11cに対して回動可能に取り付けられている。そして、右側の便座ヒンジ部11aの側方に、便蓋駆動用ヒンジピン14Rに沿って延設された案内部11dを突設し、便蓋駆動用ヒンジピン14Rの軸方向と直交する方向において案内部11dと便蓋12の基端部12aとの間に形成された間隙を埋める規制部材15が便蓋ヒンジ部12A内に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、洋式便器に装着され、便座及び便蓋を取り外すことができる便座装置に関する。
近年、便座・便蓋開閉機構付きの便座装置を備えた洋式便器が増えている。このような洋式便器において便座装置などを清掃する場合、便座や便蓋を取り外したり、取り付けたりする必要があるため、便座・便蓋が簡単に着脱できることが望ましい。そこで、便座・便蓋の着脱作業を容易に行うことのできる機構を設けた便座装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図10,図11に示すように、特許文献1記載の便座装置50は、洋式便器(図示せず)の後部上面に設置される本体部50aと、本体部50aの正面側に倒伏・起立可能に取り付けられた便座51及び便蓋52と、を備えている。本体部50aの右側面には、便座51を開閉駆動するためのヒンジピン54Rが突設され、本体部50aの左側面には、便蓋52を開閉駆動するためのヒンジピン54Lが突設されている。ヒンジピン54Rは本体部50aの右側の駆動機構収納部53aから突出した状態に設けられ、ヒンジピン54Lは本体部50aの左側の駆動機構収納部53bから突出した状態に設けられている。ヒンジピン54L,54Rの先端部54aはいずれもT字状をなしている。
図11(特許文献1の図2に相当)に示すように、便蓋52の基端部52aに設けられた便蓋ヒンジ部52Aが本体部50aの右側のヒンジピン54Rの先端部54aに装着され、便座51の便座ヒンジ部51Bに設けられたヒンジピン保持部51bが本体部50a左側のヒンジピン54Lの先端部54aに装着されている。また、便座51の右側の便座ヒンジ部51Aに切り欠き溝51cが設けられ、左側の便座ヒンジ部51Bに切り欠き溝51dが設けられ、便蓋52の右側の便蓋ヒンジ部52Aに切り欠き溝52cが設けられている。切り欠き溝51c,52cはヒンジピン54Rを出し入れするためのものであり、切り欠き溝51dはヒンジピン54Lを出し入れするためのものである。また、便座51の左側の便座ヒンジ部51Bの切り欠き溝51d及び便蓋52の右側の便蓋ヒンジ部52Aの切り欠き溝52cはそれぞれスライド可能な保持体56によって閉塞されている。
さらに、図10〜図13に示すように、便座51の他方(右側)のヒンジ部51Aの側方であって、通常は、ヒンジピン54Rに装着された便蓋52の基端部52aで隠れた位置に規制片51eを突出させている。これにより、通常時は、便蓋ヒンジ部52Aがヒンジピン54Rから外れないようになっているが、保持体56を手動操作でスライドさせて基端部52aをヒンジピン54Rから抜けば、便蓋52、便座51を本体部50aから取り外すことができる。
特開2007−111189号公報
特許文献1記載の便座装置は、便座・便蓋の着脱作業を容易に行うことができる点において優れているが、図11に示すように、構造上、前述した便座51の右側の便座ヒンジ部51Aの規制片51eの周囲と、便蓋52の基端部52aと、の間に間隙Sが存在している。また、図11〜図13に示すように、便座ヒンジ部51Aの切り欠き溝51cは規制片51eの一部に及ぶように形成されているので、便座ヒンジ部51A及び規制片51eは、便蓋駆動用のヒンジピン54Rから抜ける方向に移動可能である。このため、便座51を開閉するときに、間隙Sの範囲内で便座51の右側の便座ヒンジ部51A付近がガタつくことがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、便座の開閉操作時のガタつきを抑制することにある。
本発明の便座装置は、ケーシングと、前記ケーシングの左右側面からそれぞれ外方に突出する一対のヒンジピンと、前記一対のヒンジピンに着脱可能に装着される左右一対の便座ヒンジ部を有する便座と、前記一対のヒンジピンの双方に対して又は前記一対のヒンジピンのうちの一方のヒンジピンと、他方のヒンジピンに装着される前記便座ヒンジ部の側方から突設させた突出部と、に対して着脱可能に装着される左右一対の便蓋ヒンジ部を有する便蓋と、を備えた便座装置において、
前記左右一対の便座ヒンジ部の少なくとも一方に、前記ヒンジピンをその軸方向と直交する方向に出し入れ可能な切り欠き溝を設け、
前記左右一対の便蓋ヒンジ部の少なくとも一方を、前記ヒンジピンに装着された前記便座ヒンジ部の一部を覆うように前記ヒンジピンに装着し、
前記ヒンジピンの軸方向と直交する方向において前記便座ヒンジ部と前記一方の便蓋ヒンジ部との間に形成された間隙に配設される規制部材を前記一方の便蓋ヒンジ部に取付けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、便座ヒンジ部と便蓋ヒンジ部との間の間隙が規制部材で埋められた状態となり、便座ヒンジ部はヒンジピンに対し、その軸方向と直交する方向に移動不能となるため、便座を開閉するときのガタつきを抑制することができる。
ここで、前記左右一対の便座ヒンジ部のうちの一方に前記切り欠き溝を設け、他方に前記ヒンジピンの先端が挿入される孔部を設け、
前記左右一対の便蓋ヒンジ部のうちの一方に、前記ヒンジピンをその軸方向と直交する方向に出し入れすることが可能な凹溝を設け、
前記一方の便座ヒンジ部と一方の便蓋ヒンジ部との間に前記規制部材を配設し、
前記凹溝を閉塞して前記ヒンジピンの抜けを防止する保持部材を設け、
前記保持部材による前記凹溝の閉塞を解除する方向へ前記保持部材を移動させる操作部を設けることが望ましい。
このような構成とすれば、操作部を操作して保持部材を移動させるという簡単な操作で凹溝の閉塞を解除することができるので、便蓋と便座とを簡単に取り外すことができる。
この場合、前記規制部材は、前記凹溝と整合する位置に設けられ、前記便座ヒンジ部の一部を出し入れすることが可能な溝部を有し、
前記便座ヒンジ部の一部を前記溝部に回動可能に嵌合させ、前記便蓋ヒンジ部を前記ヒンジピン及び前記便座ヒンジ部によって保持することが望ましい。
このような構成とすれば、ヒンジピン及び便座ヒンジ部の双方で便蓋の荷重を支えた状態となり、ヒンジピンに加わる荷重を軽減することができるため、前記荷重に起因するヒンジピンの取付部位の故障を回避することができる。
次に、本発明の便座装置は、ケーシングと、前記ケーシングに対して回動可能な便座及び便蓋と、前記ケーシングに内蔵され前記便座の回動を調整する便座回動調整部と、前記ケーシングに内蔵され前記便蓋の回動を調整する便蓋回動調整部と、前記便座回動調整部に接続された便座駆動用ヒンジピンと、前記便蓋回動調整部に接続された便蓋駆動用ヒンジピンと、を備え、
前記便座の基端部に一対の便座ヒンジ部を設け、前記一対の便座ヒンジ部のうちの一方の便座ヒンジ部が前記便蓋駆動用ヒンジピンに対して回動可能となし、他方の便座ヒンジ部が前記便座駆動用ヒンジピンに対して回動不能となるように前記便座を装着し、
前記便蓋の基端部に一対の便蓋ヒンジ部を設け、前記一対の便蓋ヒンジ部のうちの一方の便蓋ヒンジ部を前記便蓋駆動用ヒンジピンに対し回動不能となし、他方の便蓋ヒンジ部を、前記他方の便座ヒンジ部の側方に突設させた突出部に対して回動可能となるように前記便蓋を装着し、
前記一方の便座ヒンジ部の側方に、前記便蓋駆動用ヒンジピンに沿って延設された案内部を突設し、
前記便蓋駆動用ヒンジピンの軸方向と直交する方向において前記案内部と前記便蓋との間に形成された間隙を埋める規制部材を前記一方の便蓋ヒンジ部に取付けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、便座を開閉するとき、便座の案内部の周面が、便蓋に取付けた規制部材に接しながら回動するので、便座を開閉するときのガタつきを抑制することができる。
ここで、前記一方の便蓋ヒンジ部に、前記便蓋駆動用ヒンジピンをその軸方向と直交する方向に出し入れ可能な凹溝を設けるとともに、前記凹溝を閉塞させて前記便蓋ヒンジピンの抜けを防止する保持部材を設け、
前記保持部材による前記凹溝の閉塞を解除する方向へ前記保持部材を移動させる操作部を設けることが望ましい。
このような構成とすれば、操作部を操作して保持部材を移動させるという簡単な操作で凹溝の閉塞を解除することができるので、便蓋を簡単に取り外すことができる。
この場合、前記規制部材は、前記凹溝と整合する位置に設けられ前記案内部を出し入れする溝部を有し、
前記案内部を前記溝部に回動可能に嵌合させ、前記便蓋を前記便蓋駆動用ヒンジピン及び前記案内部によって保持することが望ましい。
このような構成とすれば、便蓋駆動用ヒンジピン及び案内部の双方で便蓋の荷重を支えるので、便蓋回動調整部にかかる荷重を軽減することができるため、便蓋回動調整部の故障を抑制することができる。
本発明により、便座の開閉操作時のガタつきを抑制することのできる便座装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である便座装置を示す斜視図、図2は図1のA−A線における一部省略断面図、図3は図2の右側部分の一部拡大図、図4は図3において保持部を移動させた状態を示す断面図、図5は図3のB−B線における一部省略断面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の便座装置10は、洋式便器(図示せず)の後部上面に設置される本体部10aの外形を構成するケーシング10bと、ケーシング10bに回動可能に装着された便座11及び便蓋12を備えている。ケーシング10bには、便座11の回動を調整する便座回動調整部13bと、前記便蓋12の回動を調整する便蓋回動調整部13aと、が内蔵されている。便座回動調整部13bに接続された便座駆動用ヒンジピン14Lがケーシング10bの左側に突設され、便蓋回動調整部13aに接続された便蓋駆動用ヒンジピン14Rがケーシング10bの右側に突設されている。
ヒンジピン14L,14Rの先端にはそれぞれ便座ヒンジ部11B,便蓋ヒンジ部12Aを係合するように保持するT字形状の先端部14aが設けられている。なお、便蓋回動調整部13a、便座回動調整部13bとして、例えば、便蓋12、便座11をモータの駆動力を用いて開閉させる電動開閉装置や、閉じる際の速度を調整する緩閉止装置を用いることができる。
便座11の左右の基端部には一対の便座ヒンジ部11A,11Bが設けられ、これら一対の便座ヒンジ部11A,11Bのうちの右側の便座ヒンジ部11A(一方の便座ヒンジ部)が便蓋駆動用ヒンジピン14Rの中間位置に対して回動可能に取り付けられ、左側の便座ヒンジ部11B(他方の便座ヒンジ部)が便座駆動用ヒンジピン14Lの先端に対して回動不能となるように取り付けられている。これにより、便座11が本体部10aに起立・倒伏可能に支持されている。なお、左側の便座ヒンジ部11Bは、便座駆動用ヒンジピン14Lの先端が挿入される孔部となっている。
また、図3に示すように、右側の便座ヒンジ部11Aは、便蓋駆動用ヒンジピン14Rによって保持されるほか、ケーシング10bの右方の突出部上面10cでも保持可能としている。即ち、便座11の荷重は、左右一対のヒンジピン14R,14Lと、ケーシング10bと、に分散して支持される。
便蓋12の左右の基端部12a,12bには一対の便蓋ヒンジ部12A,12Bが設けられ、これら一対の便蓋ヒンジ部12A,12Bのうちの右側の便蓋ヒンジ部12A(一方の便蓋ヒンジ部)は便蓋駆動用ヒンジピン14Rに対し回動不能に取り付けられ、左側の便蓋ヒンジ部12B(他方の便座ヒンジ部)は、便座ヒンジ部11Bの側方に突設させた突出部11cに対して回動可能に取り付けられている。これにより、便蓋12が本体部10aに起立・倒伏可能に支持されている。
また、図3〜図5に示すように、右側の便座ヒンジ部11Aの側方に、便蓋駆動用ヒンジピン14Rに沿って延設された案内部11dを突設している。案内部11dの一部には、便蓋駆動用ヒンジピン14Rの軸方向と直交する方向に便蓋駆動用ヒンジピン14Rを出し入れするための切り欠き溝11eが形成されている。また、便蓋駆動用ヒンジピン14Rの軸方向と直交する方向において、案内部11dと便蓋12の基端部12aとの間に形成された間隙を埋める規制部材15が基端部12a内に取り付けられている。
ここで、図6〜図9に基づいて、便蓋12の右側の基端部12a付近の構造、機能などについて説明する。図6は図1に示す便座装置の便蓋の右側の基端部付近を示す斜視図、図7は図6に示す便蓋の右側の基端部をヒンジピンから離脱させた状態を示す斜視図、図8は図7に示す便蓋の右側の基端部から規制部材を取り外した状態を示す斜視図、図9(a)は規制部材を示す正面図、同(b)は前記規制部材を示す側面図、同(c)は前記規制部材を示す背面図である。
図6〜図8に示すように、便蓋12の基端部12a内に配置された便蓋ヒンジ部12Aには、便蓋駆動用ヒンジピン14R(図3〜図5参照)をその軸方向と直交する方向に出し入れ可能なU字状の凹溝12cが設けられ、この凹溝12cの開口端を開閉可能に閉塞して便蓋駆動用ヒンジピン14Rの抜けを防止する保持部材16が設けられている。保持部材16は便蓋駆動用のヒンジピン14Rの軸方向(図3の矢線X方向)に移動可能であり、平常時、保持部材16は凹溝12cを閉塞するためにバネ16bによって便蓋回動調整部13a側へ付勢されている。これにより、図6に示すように、便蓋12の右側の基端部12aの便蓋ヒンジ部12Aは、便蓋駆動用ヒンジピン14R(図3〜図5参照)に保持されている。
図7に示すように、規制部材15には、便座ヒンジ部11Aの案内部11d(図3,図5参照)を出し入れするためのU字状の溝部15aが、便蓋ヒンジ部12A内の凹溝12cと整合する位置に設けられている。また、便座ヒンジ部11Aの案内部11dを、規制部材15の溝部15aに回動可能に嵌合させている。そして、便蓋ヒンジ部12Aは、便蓋駆動用ヒンジピン14Rの先端部に係合するように保持されている。よって、便蓋12は、便蓋駆動用ヒンジピン14R及び案内部11dによって保持されている。
図4に示すように、便蓋12を開いた状態で操作部16aを操作して、保持部材16を矢線X1方向(便蓋回動調整部13aと反対方向)へ移動させると、凹溝12cの開口端が開放され、閉塞が解除されるので、この状態で、便蓋12の右側の基端部12aを持ち上げると、凹溝12cが便蓋駆動用ヒンジピン14R(図3〜図5参照)先端の先端部14aから外れるとともに、規制部材15の溝部15aが案内部11dから外れ、図7に示すように、便蓋12の基端部12aが便蓋駆動用ヒンジピン14Rから離脱する。また、前述と逆の操作をすれば、便蓋12の基端部12aを便蓋駆動用ヒンジピン14Rに装着することができる。
ここで、図8,図9に基づいて、規制部材15の形状、機能などについて説明する。図8に示すように、規制部材15は、便蓋12の基端部12a内に形成されたリブ12r内に取り付けられている。図9に示すように、規制部材15は、略C字状の部材であり、正面から背面に貫通するビス孔15bと、前述したU字状の溝部15aと、外周面から拡径方向に突出した係止部15dと、背面側からビス孔15bの軸方向と平行に突設された回転止め15cと、を備えている。
図8に示すように、便蓋12の基端部12a内には、補強用のリブ12r、ビス孔12d及び凹部12fが設けられ、基端部12aと便蓋12a下面との境界にコーナ部12eが設けられている。基端部12a内のリブ12r間に便蓋ヒンジ部12Aが嵌入され、この便蓋ヒンジ部12Aと一部重なるように規制部材15が配置され、規制部材15の小孔15bからビス孔12dに向かってビス(図示せず)を螺着することにより、規制部材15が基端部12a内に固定されている。
このとき、規制部材15の回転止め15cが凹部12fに嵌入され、係止部15dがコーナ部12eに嵌合されることにより、図7に示すように、規制部材15が基端部12a内に一体的に固定されている。図7に示す状態において、便蓋ヒンジ部12Aの凹溝12cと、規制部材15のU字状の溝部15aとは同位相で配置されている。
前述したように、便座装置10においては、便蓋駆動用ヒンジピン14Rの軸方向と直交する方向において案内部11dと便蓋12の基端部12aとの間に形成された間隙を埋める規制部材15が便蓋12の基端部12a内に取り付けられている。便蓋12は便蓋駆動用ヒンジピン14Rの先端部14aに係合されているため、便蓋駆動用ヒンジピン14Rに対してぐらつくことがない。そして、図5に示すように、便座12を開閉するとき、便座11の案内部11dの外周面が、便蓋12の基端部12a内に取り付けられた規制部材15の溝部15aの内周面に接しながら回動するので、便座11の回動中に案内部11dが便蓋駆動用ヒンジピン14Rの周りをぐらつくことがなく、便座11を開閉するときのガタつきを抑制することができる。
また、便蓋ヒンジ部12Aに、便蓋駆動用ヒンジピン14R(図3〜図5参照)をその軸方向と直交する方向に出し入れ可能なU字状の凹溝12cを設け、この凹溝12cの開口端を開閉可能に閉塞して便蓋駆動用ヒンジピン14Rの抜けを防止する保持部材16を設けている。従って、操作部16aを操作して保持部材16を移動させるという簡単な操作で凹溝12cの閉塞を解除することができるので、便蓋12を簡単に取り外すことができる。
便蓋12を取り外した後は、便座11の案内部11dの便蓋駆動用ヒンジピン14Rからの抜けを許容するので、切り欠き溝11e(図5参照)を介して便蓋駆動用ヒンジピン14Rから案内部11dを抜いて右側の便座ヒンジ部11aを引き抜き、引き続き、左側の便座ヒンジ部11bを便座駆動用ヒンジピン14Lから引き抜くことにより、一対のヒンジピン14R,14Lから便座11を取り外すことができる。
さらに、案内部11dを出し入れするために設けられた規制部材15の溝部15aは、便蓋ヒンジ部12Aの凹溝12cと整合する位置にあり、案内部11を溝部15aに回動可能に嵌合させ、さらに、便蓋12を便蓋駆動用ヒンジピン14R及び案内部11dによって保持している。前述したように、案内部11dが形成された便座11の荷重は、便蓋駆動用ヒンジピン14R及びケーシング10bによって支えられるので、便蓋12の荷重は、便蓋駆動用ヒンジピン14R及びケーシング10bの双方で支えられることとなり、便蓋回動調整部13aに加わる荷重を軽減することができる。従って、比重の大きな材料で便蓋12を形成した場合においても便蓋回動調整部13aの故障を抑制することができる。
なお、便蓋12の基端部12aに便蓋ヒンジ部12Aを嵌入させる構造に代えて、便蓋12の基端部12aに便蓋ヒンジ部12Aを一体化させることもできる。また、図2に示すように、便蓋ヒンジ部12Bは、便座11の突出部11cに係合させているが、これに代えて、便座駆動用ヒンジピン14Lの先端部を延ばして便座ヒンジ部11Bの側面を貫通させ、便座駆動用ヒンジピン14Lに対して便蓋ヒンジ部12Bを回動可能に装着してもよい。この場合、便蓋12の左右一対の便蓋ヒンジ部12A、12Bは、いずれもヒンジピンに装着されることになる。
本発明の実施の形態である便座装置を示す斜視図である。 図1のA−A線における一部省略断面図である。 図2の右側部分の一部拡大図である。 図3において保持部を移動させた状態を示す断面図である。 図3のB−B線における一部省略断面図である。 図1に示す便座装置の便蓋の右側の基端部付近を示す斜視図である。 図6に示す便蓋の右側の基端部をヒンジピンから離脱させた状態を示す斜視図である。 図7に示す便蓋の右側の基端部から規制部材を取り外した状態を示す斜視図である。 (a)は規制部材を示す正面図、(b)は前記規制部材を示す側面図、(c)は前記規制部材を示す背面図である。 従来の便座装置を示す斜視図である。 図10のX−X線における断面図である。 図10に示す便座装置を便蓋取り外し状態で示す一部省略斜視図である。 図11の矢線Cで示す部分の拡大図である。
符号の説明
10 便座装置
10a 本体部
10b ケーシング
10c,11c 突出部
11 便座
11A,11B 便座ヒンジ部
11d 案内部
12 便蓋
12A,12B 便蓋ヒンジ部
12a,12b 基端部
13a 便蓋回動調整部
13b 便座回動調整部
14a 先端部
14L 便座駆動用ヒンジピン
14R 便蓋駆動用ヒンジピン
15 規制部材

Claims (6)

  1. ケーシングと、前記ケーシングの左右側面からそれぞれ外方に突出する一対のヒンジピンと、前記一対のヒンジピンに着脱可能に装着される左右一対の便座ヒンジ部を有する便座と、前記一対のヒンジピンの双方に対して又は前記一対のヒンジピンのうちの一方のヒンジピンと、他方のヒンジピンに装着される前記便座ヒンジ部の側方から突設させた突出部と、に対して着脱可能に装着される左右一対の便蓋ヒンジ部を有する便蓋と、を備えた便座装置において、
    前記左右一対の便座ヒンジ部の少なくとも一方に、前記ヒンジピンをその軸方向と直交する方向に出し入れ可能な切り欠き溝を設け、
    前記左右一対の便蓋ヒンジ部の少なくとも一方を、前記ヒンジピンに装着された前記便座ヒンジ部の一部を覆うように前記ヒンジピンに装着し、
    前記ヒンジピンの軸方向と直交する方向において前記便座ヒンジ部と前記一方の便蓋ヒンジ部との間に形成された間隙に配設される規制部材を前記一方の便蓋ヒンジ部に取付けたことを特徴とする便座装置。
  2. 前記左右一対の便座ヒンジ部のうちの一方に前記切り欠き溝を設け、他方に前記ヒンジピンの先端が挿入される孔部を設け、
    前記左右一対の便蓋ヒンジ部のうちの一方に、前記ヒンジピンをその軸方向と直交する方向に出し入れすることが可能な凹溝を設け、
    前記一方の便座ヒンジ部と一方の便蓋ヒンジ部との間に前記規制部材を配設し、
    前記凹溝を閉塞して前記ヒンジピンの抜けを防止する保持部材を設け、
    前記保持部材による前記凹溝の閉塞を解除する方向へ前記保持部材を移動させる操作部を設けたことを特徴とする請求項1記載の便座装置。
  3. 前記規制部材は、前記凹溝と整合する位置に設けられ、前記便座ヒンジ部の一部を出し入れすることが可能な溝部を有し、
    前記便座ヒンジ部の一部を前記溝部に回動可能に嵌合させ、前記便蓋ヒンジ部を前記ヒンジピン及び前記便座ヒンジ部によって保持することを特徴とする請求項2記載の便座装置。
  4. ケーシングと、前記ケーシングに対して回動可能な便座及び便蓋と、前記ケーシングに内蔵され前記便座の回動を調整する便座回動調整部と、前記ケーシングに内蔵され前記便蓋の回動を調整する便蓋回動調整部と、前記便座回動調整部に接続された便座駆動用ヒンジピンと、前記便蓋回動調整部に接続された便蓋駆動用ヒンジピンと、を備え、
    前記便座の基端部に一対の便座ヒンジ部を設け、前記一対の便座ヒンジ部のうちの一方の便座ヒンジ部を前記便蓋駆動用ヒンジピンに対して回動可能となし、他方の便座ヒンジ部を前記便座駆動用ヒンジピンに対して回動不能となるように前記便座を装着し、
    前記便蓋の基端部に一対の便蓋ヒンジ部を設け、前記一対の便蓋ヒンジ部のうちの一方の便蓋ヒンジ部を前記便蓋駆動用ヒンジピンに対し回動不能となし、他方の便蓋ヒンジ部を、前記他方の便座ヒンジ部の側方に突設させた突出部に対して回動可能となるように前記便蓋を装着し、
    前記一方の便座ヒンジ部の側方に、前記便蓋駆動用ヒンジピンに沿って延設された案内部を突設し、
    前記便蓋駆動用ヒンジピンの軸方向と直交する方向において前記案内部と前記便蓋との間に形成された間隙を埋める規制部材を前記一方の便蓋ヒンジ部に取付けたことを特徴とする便座装置。
  5. 前記一方の便蓋ヒンジ部に、前記便蓋駆動用ヒンジピンをその軸方向と直交する方向に出し入れ可能な凹溝を設けるとともに、前記凹溝を閉塞させて前記便蓋ヒンジピンの抜けを防止する保持部材を設け、
    前記保持部材による前記凹溝の閉塞を解除する方向へ前記保持部材を移動させる操作部を設けたことを特徴とする請求項4記載の便座装置。
  6. 前記規制部材は、前記凹溝と整合する位置に設けられ前記案内部を出し入れする溝部を有し、
    前記案内部を前記溝部に回動可能に嵌合させ、前記便蓋を前記便蓋駆動用ヒンジピン及び前記案内部によって保持することを特徴とする請求項5記載の便座装置。
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