JPH10210103A - 多層レイヤ構造の通信制御方法 - Google Patents
多層レイヤ構造の通信制御方法Info
- Publication number
- JPH10210103A JPH10210103A JP9009391A JP939197A JPH10210103A JP H10210103 A JPH10210103 A JP H10210103A JP 9009391 A JP9009391 A JP 9009391A JP 939197 A JP939197 A JP 939197A JP H10210103 A JPH10210103 A JP H10210103A
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- JP
- Japan
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- event
- lower layer
- communication control
- occurrence
- message
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- Communication Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高速な応答を可能として通信スループットを向
上させる。 【解決手段】下位レイヤにより、ステップA1で外部か
らのイベントの発生を検出し、ステップA3でこのイベ
ントの発生を上位レイヤに通知すると共に、ステップA
4でイベント・テーブルに格納されている対応方法に従
って応答し、応答メッセージ送出する。上位レイヤによ
り、ステップB1で下位レイヤからのイベントの発生通
知を受け、ステップB3で応答メッセージを作成して下
位レイヤに送信指示し、ステップB4で各通知に対する
処理を行うと共に、イベント・テーブルの更新を行う。
上させる。 【解決手段】下位レイヤにより、ステップA1で外部か
らのイベントの発生を検出し、ステップA3でこのイベ
ントの発生を上位レイヤに通知すると共に、ステップA
4でイベント・テーブルに格納されている対応方法に従
って応答し、応答メッセージ送出する。上位レイヤによ
り、ステップB1で下位レイヤからのイベントの発生通
知を受け、ステップB3で応答メッセージを作成して下
位レイヤに送信指示し、ステップB4で各通知に対する
処理を行うと共に、イベント・テーブルの更新を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層レイヤ構造の通
信制御方法に関する。
信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信制御の分野では、処理をモジュール
ごとに階層化した多層レイヤ構造を持ち、より物理層に
近い部分を下位レイヤ、よりアプリケーション層に近い
階層を上位レイヤと呼ぶのが一般的である。
ごとに階層化した多層レイヤ構造を持ち、より物理層に
近い部分を下位レイヤ、よりアプリケーション層に近い
階層を上位レイヤと呼ぶのが一般的である。
【0003】図5は、このような多層レイヤ構造におけ
る、実際に送受信を行う下位レイヤと、送受信の指示を
行う上位レイヤの通信制御方法を説明するためのフロー
チャートを示したものである。
る、実際に送受信を行う下位レイヤと、送受信の指示を
行う上位レイヤの通信制御方法を説明するためのフロー
チャートを示したものである。
【0004】下位レイヤは、ステップA1でデータの受
信などイベントを検出したとき、上位レイヤに対して通
知が必要であるかどうかをステップA2で判断し、必要
であればステップA3で上位レイヤに通知を行う。この
あとステップA4で各イベントに対する処理を行い、ス
テップA5で上位レイヤから送信指示があったときにの
み、ステップA6で応答メッセージの送信動作を行う。
メッセージ送信再びステップA8にてイベントに対する
処理を継続する。一方上位レイヤは、ステップB1で下
位レイヤからの通知を受け取り、ステップB2で下位レ
イヤから通知されたイベントに応答が必要と判断したと
き、ステップB3にて応答メッセージを作成し下位レイ
ヤに対して送信指示を行う。ステップB4では受け取っ
た各通知に対する処理を行う。
信などイベントを検出したとき、上位レイヤに対して通
知が必要であるかどうかをステップA2で判断し、必要
であればステップA3で上位レイヤに通知を行う。この
あとステップA4で各イベントに対する処理を行い、ス
テップA5で上位レイヤから送信指示があったときにの
み、ステップA6で応答メッセージの送信動作を行う。
メッセージ送信再びステップA8にてイベントに対する
処理を継続する。一方上位レイヤは、ステップB1で下
位レイヤからの通知を受け取り、ステップB2で下位レ
イヤから通知されたイベントに応答が必要と判断したと
き、ステップB3にて応答メッセージを作成し下位レイ
ヤに対して送信指示を行う。ステップB4では受け取っ
た各通知に対する処理を行う。
【0005】図6は従来の多層レイヤ構造の通信制御方
法において、通信制御ソフトウェアで下位レイヤが応答
の必要なイベント(以下、イベントAと呼ぶ)を検出し
てから、実際に応答のメッセージが送出されるまでの処
理の流れを示したものである。
法において、通信制御ソフトウェアで下位レイヤが応答
の必要なイベント(以下、イベントAと呼ぶ)を検出し
てから、実際に応答のメッセージが送出されるまでの処
理の流れを示したものである。
【0006】受信割り込みなどでイベントAを検出した
下位レイヤは、上位レイヤに対して「イベントAを検出
した」ことを通知する。通知を受け取った上位レイヤ
は、イベントAに対する応答メッセージが必要であるか
どうかを判断し、必要であれば、送信すべき応答メッセ
ージの内容と送信要求を下位レイヤに対して指示する。
応答メッセージの送信要求を受け取った下位レイヤが、
実際の送信作業を行う。
下位レイヤは、上位レイヤに対して「イベントAを検出
した」ことを通知する。通知を受け取った上位レイヤ
は、イベントAに対する応答メッセージが必要であるか
どうかを判断し、必要であれば、送信すべき応答メッセ
ージの内容と送信要求を下位レイヤに対して指示する。
応答メッセージの送信要求を受け取った下位レイヤが、
実際の送信作業を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような多層
レイヤ構造の通信制御方法における通信制御プログラム
は、高速なCPUや複数のCPUまたは専用ハードウェ
アを用いて行ってきたが、近年の携帯通信端末の低価格
化に伴って、ワンチップマイコンで通信制御を行う必要
性が出てきている。しかしながら、低速でシングルタス
クでしか動作できないワンチップマイコンでは、高速な
応答処理が必要となる処理(リンクチャネル確率要求の
受付)が行えない可能性や通信スループットの低下の可
能性がある。
レイヤ構造の通信制御方法における通信制御プログラム
は、高速なCPUや複数のCPUまたは専用ハードウェ
アを用いて行ってきたが、近年の携帯通信端末の低価格
化に伴って、ワンチップマイコンで通信制御を行う必要
性が出てきている。しかしながら、低速でシングルタス
クでしか動作できないワンチップマイコンでは、高速な
応答処理が必要となる処理(リンクチャネル確率要求の
受付)が行えない可能性や通信スループットの低下の可
能性がある。
【0008】従って従来の多層レイヤ構造の通信制御方
法では、応答メッセージが必要なイベントを検知したと
き、下位レイヤから上位レイヤにイベント検知を通知
し、それを受けて上位レイヤが下位レイヤに応答メッセ
ージ送信を指示し、その後、下位レイヤが応答メッセー
ジを送出していたので、このレイヤ間通信のタイムラグ
により高速な応答が行なえず、通信スループットが低下
するという問題点がある。
法では、応答メッセージが必要なイベントを検知したと
き、下位レイヤから上位レイヤにイベント検知を通知
し、それを受けて上位レイヤが下位レイヤに応答メッセ
ージ送信を指示し、その後、下位レイヤが応答メッセー
ジを送出していたので、このレイヤ間通信のタイムラグ
により高速な応答が行なえず、通信スループットが低下
するという問題点がある。
【0009】本発明の目的は、高速な応答が可能とな
り、通信スループットを向上させることができる多層レ
イヤ構造の通信制御方法を提供することにある。
り、通信スループットを向上させることができる多層レ
イヤ構造の通信制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の多層レイヤ構造
の通信制御方法は、下位レイヤにより、信号受信を含む
外部からのイベントの発生を検出し、このイベントの発
生を上位レイヤに通知する必要があればその通知を行う
と共に、イベント・テーブルに格納されている前記イベ
ントと対応する対応方法に従って応答メッセージを送出
し、前記上位レイヤにより、前記下位レイヤからのイベ
ントの発生通知を受け、システムの状況変化が生じたと
きは前記イベント・テーブルに格納されている内容を更
新するようにして構成される。
の通信制御方法は、下位レイヤにより、信号受信を含む
外部からのイベントの発生を検出し、このイベントの発
生を上位レイヤに通知する必要があればその通知を行う
と共に、イベント・テーブルに格納されている前記イベ
ントと対応する対応方法に従って応答メッセージを送出
し、前記上位レイヤにより、前記下位レイヤからのイベ
ントの発生通知を受け、システムの状況変化が生じたと
きは前記イベント・テーブルに格納されている内容を更
新するようにして構成される。
【0011】また、イベント検出手段及び応答送出手段
を含む下位レイヤ制御部、並びにイベント・テーブル更
新手段及び下位レイヤとの通信手段を含む上位レイヤ制
御部を備えた通信制御装置と、イベント・テーブルを備
えた記憶装置とを有する通信制御システムの前記イベン
ト検出手段により、外部からのイベントの発生を検出
し、前記応答送出手段により、前記イベントの発生を上
位レイヤ制御部に通知すると共に前記イベント・テーブ
ルを参照してこのイベント・テーブルに格納されている
前記イベントと対応する対応方法に従って応答メッセー
ジを送出し、前記下位レイヤとの通信手段により、前記
イベント検出手段からのイベントの発生通知を受け、前
記イベント・テーブル更新手段により、前記通信制御シ
ステムの状況変化が生じたときは前記イベント・テーブ
ルに格納されている内容を更新するようにして構成さ
れ、前記イベント・テーブルに格納されている内容を、
複数のイベントの種類と、これら複数のイベントの種類
それぞれと対応する複数の対応方法とを含む構成とし、
更に、前記イベント・テーブルに格納されている内容
に、前記複数のイベントの種類それぞれと対応する複数
の付加情報を含み、前記記憶装置内に前記付加情報と対
応する複数のメッセージ格納エリアを設け、前記付加情
報を対応するメッセージ格納エリアを指定するポインタ
とし、前記メッセージ格納エリアに対応するイベントの
メッセージを格納するようにして構成される。
を含む下位レイヤ制御部、並びにイベント・テーブル更
新手段及び下位レイヤとの通信手段を含む上位レイヤ制
御部を備えた通信制御装置と、イベント・テーブルを備
えた記憶装置とを有する通信制御システムの前記イベン
ト検出手段により、外部からのイベントの発生を検出
し、前記応答送出手段により、前記イベントの発生を上
位レイヤ制御部に通知すると共に前記イベント・テーブ
ルを参照してこのイベント・テーブルに格納されている
前記イベントと対応する対応方法に従って応答メッセー
ジを送出し、前記下位レイヤとの通信手段により、前記
イベント検出手段からのイベントの発生通知を受け、前
記イベント・テーブル更新手段により、前記通信制御シ
ステムの状況変化が生じたときは前記イベント・テーブ
ルに格納されている内容を更新するようにして構成さ
れ、前記イベント・テーブルに格納されている内容を、
複数のイベントの種類と、これら複数のイベントの種類
それぞれと対応する複数の対応方法とを含む構成とし、
更に、前記イベント・テーブルに格納されている内容
に、前記複数のイベントの種類それぞれと対応する複数
の付加情報を含み、前記記憶装置内に前記付加情報と対
応する複数のメッセージ格納エリアを設け、前記付加情
報を対応するメッセージ格納エリアを指定するポインタ
とし、前記メッセージ格納エリアに対応するイベントの
メッセージを格納するようにして構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態を説明するた
めの多層レイヤ構造の通信制御システムのブロック図、
図2は本発明の一実施の形態を説明するためのフローチ
ャートである。
めの多層レイヤ構造の通信制御システムのブロック図、
図2は本発明の一実施の形態を説明するためのフローチ
ャートである。
【0014】この実施の形態が適用される多層レイヤ構
造の通信制御システムは、図1に示すように、通信制御
装置1と記憶装置2とから成り、通信制御処理1のなか
には、3の上位レイヤ制御部、4の下位レイヤ制御部が
含まれる。更に上位レイヤ制御部3には、6のイベント
・テーブル更新手段と7の下位レイヤとの通信手段を持
つ。また下位レイヤ制御部4には、8のイベント検出手
段と、9の応答送出手段を持つ。記憶装置2に格納され
ている5のイベント・テーブルには、発生するイベント
とそのイベントによって実行する処理や応答メッセージ
の情報が記憶されている。
造の通信制御システムは、図1に示すように、通信制御
装置1と記憶装置2とから成り、通信制御処理1のなか
には、3の上位レイヤ制御部、4の下位レイヤ制御部が
含まれる。更に上位レイヤ制御部3には、6のイベント
・テーブル更新手段と7の下位レイヤとの通信手段を持
つ。また下位レイヤ制御部4には、8のイベント検出手
段と、9の応答送出手段を持つ。記憶装置2に格納され
ている5のイベント・テーブルには、発生するイベント
とそのイベントによって実行する処理や応答メッセージ
の情報が記憶されている。
【0015】次に、図1及び図2を参照し、この実施の
形態について説明する。
形態について説明する。
【0016】下位レイヤは、ステップA1でデータの受
信などのイベントを検出したとき、上位レイヤに対して
通知が必要であるかどうかをステップA2で判断し、必
要であればステップA3で上記レイヤに通知を行う。こ
のあとステップA4で記憶装置2のイベント・テーブル
5を参照しこの指示に従って、応答が指示されている場
合は応答を行う。その後ステップA5で各イベントに対
する処理を行う。
信などのイベントを検出したとき、上位レイヤに対して
通知が必要であるかどうかをステップA2で判断し、必
要であればステップA3で上記レイヤに通知を行う。こ
のあとステップA4で記憶装置2のイベント・テーブル
5を参照しこの指示に従って、応答が指示されている場
合は応答を行う。その後ステップA5で各イベントに対
する処理を行う。
【0017】一方上位レイヤは、ステップB1で下位レ
イヤからの通知を受け取り、ステップB2で下位レイヤ
から通知されたイベントに応答が必要と判断したとき、
ステップB3にて応答メッセージを作成し下位レイヤに
対して送信指示を行う。ステップB4では受け取った各
通知に対する処理を行う。この時受け取った通知やシス
テムの変化があった場合は、イベント・テーブル5の内
容を更新する。
イヤからの通知を受け取り、ステップB2で下位レイヤ
から通知されたイベントに応答が必要と判断したとき、
ステップB3にて応答メッセージを作成し下位レイヤに
対して送信指示を行う。ステップB4では受け取った各
通知に対する処理を行う。この時受け取った通知やシス
テムの変化があった場合は、イベント・テーブル5の内
容を更新する。
【0018】図3はこの実施の形態における下位レイヤ
が応答の必要なイベント(以下、イベントAと呼ぶ)を
検出してから、実際に応答のメッセージが送出されるま
での処理の流れを示したものである。本発明では上位レ
イヤによりイベント・テーブル5の内容更新によって、
下位レイヤにあからじめ応答候補の指示がされているこ
とになる。このため下位レイヤが受信割り込みなどでイ
ベントAを検出した場合、上位レイヤに対して「イベン
トAを検出した」ことを通知するとともに、イベント・
テーブル5の内容に従って即座に応答メッセージの送信
作業を行うことができる。
が応答の必要なイベント(以下、イベントAと呼ぶ)を
検出してから、実際に応答のメッセージが送出されるま
での処理の流れを示したものである。本発明では上位レ
イヤによりイベント・テーブル5の内容更新によって、
下位レイヤにあからじめ応答候補の指示がされているこ
とになる。このため下位レイヤが受信割り込みなどでイ
ベントAを検出した場合、上位レイヤに対して「イベン
トAを検出した」ことを通知するとともに、イベント・
テーブル5の内容に従って即座に応答メッセージの送信
作業を行うことができる。
【0019】具体例として、PHSの親機がPHS子機
からのリンクチャネル確立要求メッセージを処理する場
合を用いて説明する。
からのリンクチャネル確立要求メッセージを処理する場
合を用いて説明する。
【0020】リンクチャネル確立要求メッセージとは、
子機が親機と通話チャネル上で通話音声などの情報を交
換するために通話チャネル周波数を割り当ててもらうた
めのメッセージである。
子機が親機と通話チャネル上で通話音声などの情報を交
換するために通話チャネル周波数を割り当ててもらうた
めのメッセージである。
【0021】親機はリンスチャネル確立メッセージを子
機に送信して通話チャネル周波数を割り当てる。しか
し、割り当てる周波数がないときや電話回線がふさがっ
ているときなど、通話チャネル周波数を割り当てること
ができない場合は、リンクチャネル割当拒否メッセージ
を子機に送信することによってエラー表示を行う。上位
レイヤはこれを判断するため、常に空き状態の周波数が
あることや、電話回線の状態などを把握しており、状況
に変化が発生したとき、逐次下位レイヤのイベント・テ
ーブル5の内容を書き換える。
機に送信して通話チャネル周波数を割り当てる。しか
し、割り当てる周波数がないときや電話回線がふさがっ
ているときなど、通話チャネル周波数を割り当てること
ができない場合は、リンクチャネル割当拒否メッセージ
を子機に送信することによってエラー表示を行う。上位
レイヤはこれを判断するため、常に空き状態の周波数が
あることや、電話回線の状態などを把握しており、状況
に変化が発生したとき、逐次下位レイヤのイベント・テ
ーブル5の内容を書き換える。
【0022】イベント・テーブル5の具体例を図4に示
す。このイベント・テーブル5では、下位レイヤが検出
するイベントの種類(受信データなど)毎に、下位レイ
ヤが行うべき動作が対応方法として記憶されている。例
えば周波数割り当てが可能な状況であるとき、上位レイ
ヤがイベント・テーブル5にリンクチャネル確立メッセ
ージ受信イベント(図2のイベントの種類B)に対して
は、応答メッセージを送出するという「応答送出」を対
応方法として、付加情報としては送出するメッセージで
ある「リンクチャネル割当メッセージ」の格納場所のポ
インタ(位置)を指定しておく。
す。このイベント・テーブル5では、下位レイヤが検出
するイベントの種類(受信データなど)毎に、下位レイ
ヤが行うべき動作が対応方法として記憶されている。例
えば周波数割り当てが可能な状況であるとき、上位レイ
ヤがイベント・テーブル5にリンクチャネル確立メッセ
ージ受信イベント(図2のイベントの種類B)に対して
は、応答メッセージを送出するという「応答送出」を対
応方法として、付加情報としては送出するメッセージで
ある「リンクチャネル割当メッセージ」の格納場所のポ
インタ(位置)を指定しておく。
【0023】下位レイヤがリンクチャネル確立要求メッ
セージ受信を検出したとき、イベント・テーブル5を参
照して、上位レイヤにイベント発生を通知すると同時
に、指定されたメッセージである「リンクチャネル割当
メッセージ」の送出を行う。これにより、応答が必要な
メッセージ受信から応答メッセージが送出されるまで
に、上位レイヤと下位レイヤ間の通信ラグが存在しなく
なり、高速な反応が可能になる。また、周波数割り当て
が不可能な状態に遷移したことを上位レイヤが検知した
ときは、上位レイヤが当該イベント・テーブル5上の応
答メッセージの格納場所のポインタを「リンクチャネル
確立拒否メッセージ」に変更するだけで、前記と同様の
シーケンスでリンクチャネル割り当て拒否メッセージを
送出することが可能になる。また、下位レイヤだけで判
断できないイベントに対しては、イベント・テーブル5
に「上位レイヤに通知する」と指定しておけば、従来通
りのシーケンスを実現することもできる。
セージ受信を検出したとき、イベント・テーブル5を参
照して、上位レイヤにイベント発生を通知すると同時
に、指定されたメッセージである「リンクチャネル割当
メッセージ」の送出を行う。これにより、応答が必要な
メッセージ受信から応答メッセージが送出されるまで
に、上位レイヤと下位レイヤ間の通信ラグが存在しなく
なり、高速な反応が可能になる。また、周波数割り当て
が不可能な状態に遷移したことを上位レイヤが検知した
ときは、上位レイヤが当該イベント・テーブル5上の応
答メッセージの格納場所のポインタを「リンクチャネル
確立拒否メッセージ」に変更するだけで、前記と同様の
シーケンスでリンクチャネル割り当て拒否メッセージを
送出することが可能になる。また、下位レイヤだけで判
断できないイベントに対しては、イベント・テーブル5
に「上位レイヤに通知する」と指定しておけば、従来通
りのシーケンスを実現することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上で説明したように本発明は、上記レ
イヤが予めイベント・テーブル更新手段により、下位レ
イヤの応答方法を指示するイベント・テーブルの内容を
書き換えてあるので、下位レイヤがリンクチャネル確立
要求を受信したとき、イベント・テーブルを参照するこ
とによって、上位レイヤに通知すると同時に応答メッセ
ージを送出することが可能になり、いったん上位レイヤ
に通知してから応答の指示を待つ従来例に比べ、高速な
応答、通信スループットの向上という効果がある。
イヤが予めイベント・テーブル更新手段により、下位レ
イヤの応答方法を指示するイベント・テーブルの内容を
書き換えてあるので、下位レイヤがリンクチャネル確立
要求を受信したとき、イベント・テーブルを参照するこ
とによって、上位レイヤに通知すると同時に応答メッセ
ージを送出することが可能になり、いったん上位レイヤ
に通知してから応答の指示を待つ従来例に比べ、高速な
応答、通信スループットの向上という効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態を説明するための多層レ
イヤ構造の通信制御システムのブロック図である。
イヤ構造の通信制御システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態を説明するためのフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】本発明の一実施の形態におけるイベント発生か
らそれに対する応答メッセージが送出されるまでの通信
制御の流れを示すシーケンス図である。
らそれに対する応答メッセージが送出されるまでの通信
制御の流れを示すシーケンス図である。
【図4】図1に示されたイベント・テーブルの具体的な
内容を示すブロック図である。
内容を示すブロック図である。
【図5】従来の多層レイヤ構造の通信制御方法の一例を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の多層レイヤ構造の通信制御方法の一例に
おけるイベント発生からそれに対する応答メッセージが
送出されるまでの通信制御の流れを示すシーケンス図で
ある。
おけるイベント発生からそれに対する応答メッセージが
送出されるまでの通信制御の流れを示すシーケンス図で
ある。
1 通信制御装置 2 記憶装置 3 上位レイヤ制御部 4 下位レイヤ制御部 5 イベント・テーブル 6 イベント・テーブル更新手段 7 下位レイヤとの通信手段 8 イベント検出手段 9 応答送出手段 A1〜A8,B1〜B4 ステップ
Claims (4)
- 【請求項1】 下位レイヤにより、信号受信を含む外部
からのイベントの発生を検出し、このイベントの発生を
上位レイヤに通知する必要があればその通知を行うと共
に、イベント・テーブルに格納されている前記イベント
と対応する対応方法に従って応答メッセージを送出し、
前記上位レイヤにより、前記下位レイヤからのイベント
の発生通知を受け、システムの状況変化が生じたときは
前記イベント・テーブルに格納されている内容を更新す
るようにしたことを特徴とする多層レイヤ構造の通信制
御方法。 - 【請求項2】 イベント検出手段及び応答送出手段を含
む下位レイヤ制御部、並びにイベント・テーブル更新手
段及び下位レイヤとの通信手段を含む上位レイヤ制御部
を備えた通信制御装置と、イベント・テーブルを備えた
記憶装置とを有する通信制御システムの前記イベント検
出手段により、外部からのイベントの発生を検出し、前
記応答送出手段により、前記イベントの発生を前記上位
レイヤ制御部に通知すると共に前記イベント・テーブル
を参照してこのイベント・テーブルに格納されている前
記イベントと対応する対応方法に従って応答メッセージ
を送出し、前記下位レイヤとの通信手段により、前記イ
ベント検出手段からのイベントの発生通知を受け、前記
イベント・テーブル更新手段により、前記通信制御シス
テムの状況変化が生じたときは前記イベント・テーブル
に格納されている内容を更新するようにした請求項1記
載の多層レイヤ構造の通信制御方法。 - 【請求項3】 前記イベント・テーブルに格納されてい
る内容を、複数のイベントの種類と、これら複数のイベ
ントの種類それぞれと対応する複数の対応方法とを含む
構成とした請求項2記載の多層レイヤ構成の通信制御方
法。 - 【請求項4】 前記イベント・テーブルに格納されてい
る内容に、前記複数のイベントの種類それぞれと対応す
る複数の付加情報を含み、前記記憶装置内に前記付加情
報と対応する複数のメッセージ格納エリアを設け、前記
付加情報を対応するメッセージ格納エリアを指定するポ
インタとし、前記メッセージ格納エリアに対応するイベ
ントのメッセージを格納するようにした請求項3記載の
多層レイヤ構造の通信制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9009391A JPH10210103A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 多層レイヤ構造の通信制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9009391A JPH10210103A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 多層レイヤ構造の通信制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10210103A true JPH10210103A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11719149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9009391A Pending JPH10210103A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 多層レイヤ構造の通信制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10210103A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017050868A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | 通信インターフェース装置 |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9009391A patent/JPH10210103A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017050868A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. | 通信インターフェース装置 |
KR20170028530A (ko) * | 2015-09-04 | 2017-03-14 | 엘에스산전 주식회사 | 통신 인터페이스 장치 |
US10116562B2 (en) | 2015-09-04 | 2018-10-30 | Lsis Co., Ltd. | Communication interface apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011218 |