JPH10133888A - ソフト部品結合制御装置と方法 - Google Patents

ソフト部品結合制御装置と方法

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JPH10133888A
JPH10133888A JP15100897A JP15100897A JPH10133888A JP H10133888 A JPH10133888 A JP H10133888A JP 15100897 A JP15100897 A JP 15100897A JP 15100897 A JP15100897 A JP 15100897A JP H10133888 A JPH10133888 A JP H10133888A
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JP15100897A
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Yasuko Akagawa
寧子 赤川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチスレッド環境で各スレッドに割りつけ
られたソフト部品を結合し実行を制御するソフト部品結
合制御装置と方法に関し、ソフト部品毎にスレッドを割
当て、迅速な処理を少ないメモリで行う手段を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ソフト部品3から他のソフト部品3の実
行依頼情報が発行された場合に、ソフト部品3の配置を
示す共通参照情報4を参照し、受け取った実行依頼情報
と上記共通参照情報4により宛先のソフト部品3の所在
を判定し上記所在に基づいた手続で上記実行依頼情報を
伝達する手段としてスレッド毎にスレッド間部品結合手
段2と、各プロセス毎にプロセス間部品結合手段1とを
備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチスレッド環境
で各スレッドに割りつけられたソフト部品を結合し実行
を制御するソフト部品結合制御装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ソフト部品間の結合においてその結合方
法、結合相手の結合情報をソフト部品内部に保持するこ
とによるソフト部品の独立性の欠如の問題を解決する方
法は特願平6−49504「実行制御システム」により
提案されている。
【0003】すなわち、従来ソフトウェア部品は部品と
は言いながら結合相手や、装置、プログラム構成を変更
するたびにプログラム改造が必要となり、また、結合情
報をプログラムの内部に設定するために難解なソフト構
造となっていたためソフト部品の独立性が損なわれてい
たが上記提案によりソフト部品が独立に開発でき、複数
のソフト部品を結合させて使用する場合にも個々のソフ
ト部品の変更を行わずにソフト部品間のメッセージ送受
信管理が可能となった。
【0004】上記ソフト部品結合方式の概要を図8の従
来技術の構成図を参照しながら以下に示す。ソフト部品
82(a〜n)からの実行依頼情報が発行された場合に
ソフト部品82間で共通に参照する共通参照情報83
と、ソフト部品82から発行された実行依頼情報により
共通参照情報83を参照し、ソフト部品を結合し、ソフ
ト部品82間の結合と実行を制御するプロセス間部品結
合手段81を備えるように構成する。
【0005】図9は従来技術の説明図を示し、図9にお
いて、910は装置αのプロセスAを示し、プロセスA
に属する呼出し元のソフト部品a911とプロセス間結
合部912(これをプラットホームと呼ぶ)と呼び出さ
れるソフト部品b917をその内部に示している。
【0006】また、920は呼出し元の所属するプロセ
スAとは別のプロセスBを示し、プロセスB920にあ
るプロセス間結合部921と呼び出されるソフト部品b
922をも示している。
【0007】930は装置αの通信プロセスを示してお
り他の装置βとの通信を行うプロセスである。940は
装置βを示し、内部に通信プロセス941、プロセスB
942を含む。このプロセスB942にはプロセス間結
合部943と呼び出されるソフト部品b944がある
ことを示している。
【0008】従来技術の説明図(図9)を参照しながら
従来技術によるソフト部品結合制御装置の動作について
説明する。上記のプロセス間部品結合手段81に対応す
るプロセス間結合部912は、依頼元のソフト部品a9
11により発行された実行依頼情報を受け取り、実行依
頼情報に基づいて、共通参照情報83を参照し、依頼元
のソフト部品a911と依頼先のソフト部品b917
が同一プロセスA内にある場合には、実行依頼情報を関
数呼出による引数渡しとし直接呼出を行う(914)。
【0009】依頼元のソフト部品a911と依頼先のソ
フト部品b922が同一装置内であり、かつ別プロセ
スB920に所在する場合にはプロセスB920宛に実
行依頼メッセージを送信依頼する(915)。プロセス
B920のプロセス間結合部921は上記実行依頼メッ
セージを受信し、宛先のソフト部品b922が同じプ
ロセスB920に所在することを確認するとソフト部品
b922を直接呼出し実行させる。
【0010】プロセスAのプロセス間結合部912が呼
び出すべきソフト部品b944が別装置β940に存
在することを判定(913)するときには実行依頼メッ
セージを装置β940に送信依頼する(916)。装置
間のメッセージ通信は通信プロセス930を経由して行
われ、装置β940の通信プロセス941により受信さ
れ宛先であるプロセスB942にメッセージを伝達す
る。装置β940のプロセスB942にあるプロセス間
結合部943はこのメッセージを受信し、宛先のソフト
部品が同じプロセスにあることを確認してソフト部品b
944を直接呼出し実行させる。
【0011】以上のように呼び出すソフト部品aと呼び
出されるソフト部品bの存在する装置、プロセスの相互
位置関係により実行依頼情報の伝達方法が変わるが、こ
の変化部分を各ソフト部品に負担させず、プロセス間部
品結合手段81とその結合手続情報を含む共通参照情報
83が吸収して結合を制御するようにして各ソフト部品
そのものの独立性を維持するようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
におけるソフト部品結合制御技術においては、マルチタ
スク機能としてプロセスの並行実行機能は有効に活用さ
れていたが、1プロセス1スレッド方式、つまりプロセ
スに実行の単位を1つしか割り当てないようにすること
でプロセスが実行の単位であるのと同様に扱ってきた。
【0013】しかし、システムに要求される機能が増え
つづける現状では要求機能を満足させるにはプロセスが
多数必要となり、メモリの必要量も増大していくことに
なる。そのため、使用するプロセス数をおさえる必要が
生じてきた。また、1プロセスにソフト部品を多数組み
込んでも、同時に動作するソフト部品の数が限られるた
め、システム全体の処理が遅くなってしまう。
【0014】しかし、システムに要求される機能は年々
多様化し、それに対応するべくソフト部品も増えつづけ
ている。これらを同時に使用するためには、多数のプロ
セスを用意しなければならない。多数のプロセスを動作
させるためには、多量のメモリが必要になる。したがっ
て、限りあるメモリ量でシステムを動作させるために
は、プロセス数を抑えなければならないという問題が生
じていた。
【0015】本発明は、このような点にかんがみて、プ
ロセス内に実装されるソフト部品ごとに実行の単位であ
るスレッドを割当て、プロセス内のソフト部品の多重動
作を実現させることで、多数の要求機能を満足させ、迅
速な処理を限られたメモリ量で行う手段を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成されたソフト部品結合制御装置と方法によって解
決される。
【0017】図1は、本発明の構成図である。図におい
て、3(a〜n)は結合して利用するソフト部品を示
し、4はシステムのカストマイズ時に設定されるソフト
部品の配置を示す共通参照情報であり、呼出し元のソフ
ト部品と実行を依頼されたソフト部品の相互の所在を知
り結合の手続を判定するために参照されるものである。
【0018】1以上のソフトウェア実行環境(プロセ
ス)の各プロセスに1以上のCPU割当て単位(スレッ
ド)を持つマルチスレッド環境におけるソフト部品間の
結合を行うために、各スレッドに割りつけられたソフト
部品3から他のソフト部品3の実行依頼情報が発行され
たとき、2は各スレッド毎に備えるものであり、受け取
った実行依頼情報と上記共通参照情報4により宛先のソ
フト部品3の所在を判定し上記所在に基づいた手続で上
記実行依頼情報を伝達するスレッド間部品結合手段であ
る。
【0019】1は異なるプロセス間のソフト部品3の結
合と実行を制御するとき、各プロセス毎に備えるもので
あり、受け取った実行依頼情報と上記共通参照情報4に
より宛先のソフト部品3の所在を判定し上記所在に基づ
いた手続で上記実行依頼情報を伝達するプロセス間部品
結合手段である。
【0020】
【発明の実施の形態】図2と図3は本発明の第1の実施
の形態の説明図(その1)と第1の実施の形態の説明図
(その2)を示す。
【0021】ソフト部品bに実行を依頼する呼出し元の
ソフト部品aの実行依頼の伝達が次の4つの場合にどの
ように行われるかを合わせて示してある。すなわち、
(その1)には、 宛先のソフト部品と呼出し元のソフト部品が同一のス
レッドに属するとき(これは従来技術の説明で示したよ
うに1プロセス1スレッドの形態の場合、 宛先と呼出し元が同じプロセスにあり別スレッドに属
しているマルチスレッド環境の場合、(その2)には 宛先と呼出し元が別のプロセスにありマルチスレッド
環境の場合、 宛先と呼出し元が別の装置に分かれて配置されている
場合、の4つの場合をそれぞれに対応して〜の番号
で示している。
【0022】ソフト部品実行依頼は〜に対応して各
プラットホームから、直接の関数呼出し、メッセージに
よるスレッド間通信、プロセス間通信、装置間通信を使
いわける必要があり、これを吸収する仕組みが本発明の
ポイントである。
【0023】なお、図では説明のために機能の構成と動
作内容を合わせて示してある。まず構成要素としては装
置αに属するものとして20と27がプロセスA、33
がプロセスB、10が通信プロセスαである。
【0024】装置βは12で点線枠で囲って区別してあ
り、13が通信プロセスβ、14がプロセスBのプライ
マリスレッドすなわちプロセスの窓口となるスレッドで
あり、16がソフト部品bを配置したスレッドである。
【0025】また、各スレッドにはスレッド間結合部
(スレッド間部品結合手段に対応)あるいはプライマリ
スレッドにはプロセスの窓口としてプロセス間結合部
(プロセス間部品結合手段に対応)が配置してある。
【0026】順次上記4つの場合について構成と動作に
ついて説明する。まず、の場合、21で装置α・プロ
セスA・スレッドaにあるソフト部品aから同じスレッ
ドにあるソフト部品b26の実行依頼が発行されたと
き、スレッド間結合部(プラットホームと呼ぶ)22に
おいて実行依頼情報(不図示)と共通参照情報によって
呼出し元と宛先のソフト部品の位置関係を判定される
(23)。共通参照情報は図4に示すように各ソフト部
品がどの装置にあるどのプロセスのどのスレッドに属し
ているかを調べることができるようになっている。
【0027】ここではの場合ソフト部品bは図4のソ
フト部品bすなわち装置α、つまり自装置のプロセス
A、スレッドに属していることが判り、依頼を発した
ソフト部品aと同じプロセスの同じスレッドに配置され
ていることが判定される。そこで24に示すようにプラ
ットホームは同じ実行環境であるのでソフト部品bを
引き数により直接関数呼出しをすることにより26でソ
フト部品bを実行する。
【0028】次にの場合、すなわち、目的とするソフ
ト部品bは図4に示すように呼出し元と同じプロセス
Aに属するが別のスレッドに属している場合である。
本発明の目的とするマルチスレッド環境で各ソフト部品
が独立して実行するCPU割当て単位であるスレッドに
割りつけられている。この場合はスレッド間通信により
実行依頼情報を伝達する必要があり、21で発行された
ソフト部品bの実行依頼メッセージ(図ではMSGと
表示)をプラットホーム(スレッド間結合部22)が宛
先を共通参照情報で検出しプロセスA、スレッド27
のスレッド間結合部(プラットホーム)に送信する。2
8で受信したプラットホームは同じスレッドに配置され
ているソフト部品bを直接呼出し実行させる。
【0029】次に、図3に図2の延長として示してある
が、の場合について説明する。図4の共通参照情報に
よれば呼び出すべきソフト部品bは他のプロセスB3
3に属しており、プロセス間通信を必要とする場合であ
る。別プロセスにメッセージを送る場合は送信先のプロ
セスの窓口となるプライマリスレッド34にあるプラッ
トホーム35(プロセス間結合部)を宛先として実行依
頼メッセージを送信する。受信したプロセス間結合部3
5は実行依頼メッセージと共通参照情報により宛先が自
分のプロセスのスレッドであることを知りスレッド
のプラットホーム、スレッド間結合部37にメッセージ
を送信する。このメッセージを受信したスレッド間結合
部37は宛先のソフト部品が自分のスレッド内のソフト
部品bであることを知りソフト部品bを直接呼び出
すことでソフト部品b38を実行させる。
【0030】の場合すなわち目的のソフト部品bが
別装置βにある場合にはソフト部品bの実行依頼は装
置間通信によりメッセージを伝達しなければならない。
たとえばソケット通信を用いる。依頼元の装置α・プロ
セスA、スレッドaのプラットホーム22でソフト部品
bが装置β12にあることを知ると同時に共通参照情
報の装置β12との接続が回線n11でつながれている
ことを知り、通信プロセスα10と通信プロセスβ13
を介して実行依頼情報を装置間通信により回線n11を
使って相手装置に伝送する。伝送されたメッセージは上
記の場合と同様にプロセスBのプロセス間結合部15
を経由してプロセスBスレッドのプラットホーム17
からソフト部品b18を呼出し実行させる。
【0031】以上のように本発明の第1の実施の形態で
は呼び出すソフト部品と呼び出されるソフト部品の位置
関係を実行依頼情報と共通参照情報により各プラットホ
ームが判定し目的のソフト部品の属するスレッドのプラ
ットホームからソフト部品を直接呼び出して実行させる
ようになっている。特に本発明ではマルチスレッド環境
において各スレッドに配置したソフト部品を独立したC
PU実行時間の割当て単位として並行して動作させるこ
とが可能であり、実行環境であるプロセスを増設しない
でもソフト部品の並行処理機能の実現することができ
る。これにより実行環境の設定に伴うメモリ量の増加を
抑えることができる。
【0032】図5に本発明の第2の実施の形態の説明図
を示す。この第2の実施の形態では他のプロセスからプ
ロセス(1)41に配置されたスレッドで動作するソフ
ト部品A48の実行と同一プロセスに属するソフト部品
間でのソフト部品B55の呼出しの形態を説明する。
【0033】プロセス情報テーブル40はプロセス毎に
備えられたものでここではプロセス(1)41の属性と
してマルチスレッドで動作するような設定になっている
ことを表示しており、ソフト部品の配置などのカストマ
イズ時に設定するものである。
【0034】プロセス(1)41にはそれぞれ点線で囲
んだプライマリスレッド42、スレッド(1)47、ス
レッド(2)52が配置されている。同じく点線で囲ん
であるが51はプロセス内での共用できるメモリ空間を
示す。プロセス間でのデータの受渡しはメモリ空間が異
なるためアドレスで受け渡すことができないが同一プロ
セスの場合はアドレスを示すことによりデータの受渡し
ができる。
【0035】44、46、54は非表示ウィンドウを示
し、それぞれプライマリスレッド42のプラットホーム
43、スレッド(1)47のプラットホーム45、スレ
ッド(2)52のプラットホーム53へのメッセージを
受け入れるウィンドウでメッセージの待ち行列をつく
る。50はプロセス(1)41を宛先としたメッセージ
でありウィンドウ44につながれる。メッセージ49は
同一プロセスのソフト部品Aからソフト部品Bへのメッ
セージを示す。
【0036】まず、からのプロセス間通信について
順を追って説明する。 プライマリスレッド42で作成したウィンドウ44に
メッセージ50が着信すると、 プライマリスレッド42のプラットホーム43がこれ
を受信する。
【0037】プラットホーム43はプロセス情報テー
ブル40より自プロセスがマルチスレッドプロセスであ
るか、1スレッドプロセスなのかを判定する。 プラットホーム43は受信したメッセージ50の宛先
を解析する。この場合は宛先がソフト部品A48であ
り、でマルチスレッドのプロセスであると判定したの
でスレッド(1)47のプラットホーム45が作成した
ウィンドウ46にメッセージを送信する。
【0038】スレッド(1)47のプラットホーム4
5ではウィンドウ46にメッセージが着信したので、こ
れを受信し、 ソフト部品A48を呼び出す。
【0039】次に、からのスレッド間通信について
説明する。 ソフト部品A48からソフト部品B55へメッセージ
を送信する場合、2つのソフト部品AとBは同一プロセ
ス(1)41内なのでプライマリスレッド42の作成し
たウィンドウ44ではなく、直接宛先のソフト部品B5
5を起動しているスレッド(2)52の作成したウィン
ドウ54にメッセージ49を送信する。
【0040】このとき、同一のプロセス(1)41内
なのでプロセス内のメモリ空間51のアドレスを付加情
報として渡すことができる。スレッド(2)52のプラ
ットホーム53では、ウィンドウ54にメッセージが着
信したので、これを受信し、 ソフト部品B55を呼び出す。
【0041】図6にプライマリスレッドのプラットホー
ムの動作フローチャートを示す。プライマリスレッドは
プロセスにひとつあり、プロセスの窓口のプラットホー
ムの処理実行動作環境であり、このプラットホームはソ
フト部品の他のプロセスからの要求メッセージの受付と
他のプロセスへの要求メッセージの発信を行いプロセス
間のソフト部品の結合を行う制御部である。マルチスレ
ッド環境におけるソフト部品の動作を制御するその他の
機能をも合わせ持つ。ステップごとにその動作を説明す
る。
【0042】プロセスが起動されるとステップS601
において常時他のプロセスからの実行依頼メッセージの
着信を監視する。着信があったときにステップS602
により図5の40で示したプロセス情報テーブルを参照
し、プロセスがマルチスレッドの動作環境に設定されて
いることを確認する。1スレッド運用の場合はステップ
S610、ステップS611において宛先のソフト部品
がこのプロセスに実装されていることを確認の上該当の
ソフト部品を呼出し実行させる。
【0043】マルチスレッド運用の場合はステップS6
03に移り受信したメッセージはそのプロセス内の全ソ
フト部品宛かを確認する。同時並行処理が可能となるマ
ルチスレッド環境での各ソフト部品を同時に起動するこ
とができ、全ソフト部品宛のメッセージであればステッ
プS613でプロセス内の全スレッドのソフト部品宛に
メッセージを送る。ステップS604では指定のソフト
部品が実装されていることを確認、ステップS605で
は実装されている宛先のソフト部品の属しているスレッ
ドが起動されているかを調べる。起動されてきないとき
にはプラットホームがステップS612でスレッドの起
動を行い実行の環境を整えた上でステップS606に示
すように宛先のソフト部品のスレッドにメッセージを送
信する。オプション機能として宛先のスレッドのみ動作
する要求がメッセージにあればステップS607で判定
し、ステップS608、ステップS609で宛先からの
応答の確認を行う。
【0044】上記のように他のプロセスからのソフト部
品実行依頼メッセージを受け取り自分のプロセス内のソ
フト部品の状態の確認、実行環境の整備を行って各ソフ
ト部品の配置された処理環境のスレッドにソフト部品の
実行をメッセージで依頼する。1スレッド環境での他の
プロセスからのソフト部品実行依頼に対しては従来技術
の形態として直接ソフト部品の実行を行わせるように呼
出しをしている。プライマリスレッドのプラットホーム
からメッセージで依頼された上記マルチスレッド環境に
おけるソフト部品の実行は次に述べるスレッドの動作フ
ローチャートにより説明する。
【0045】図7にソフト部品のスレッドのプラットホ
ームの動作フローチャートを示す。上記プライマリスレ
ッドのプラットホームと同様に各ソフト部品が配置され
たスレッドのプラットホームもスレッドの起動に伴って
ステップS70からメッセージ着信の監視を開始する。
【0046】本発明の請求項2に示したようにソフト部
品の実行依頼を行うときに宛先のソフト部品のスレッド
の実行優先レベルを設定することができる。すなわち、
相手ソフト部品の実行優先レベルを依頼元で実行依頼メ
ッセージで指定し、ソフト部品の属するスレッドのプラ
ットホームにおいてこのメッセージを判定してOSに備
えられている関数の呼出しにより実行優先レベルの変更
制御を行う。ステップS71でスレッドレベルを変更す
る要求がメッセージにあることを確認するとステップS
72でスレッドレベルを変更した上でステップS73、
ステップS74でソフト部品の呼出し実行をした後、ス
テップS75でスレッドレベルを変更していたことを判
定してステップS76で元のスレッドレベルに戻すよう
にしている。また、ステップS77ではこのソフト部品
のスレッドのプラットホームへの依頼メッセージを送信
したプロセスのプラットホームで宛先のスレッドのみ動
作するという要求のとき処理終了の応答を待っているの
で、ステップS78ではこれに対して応答を返してい
る。
【0047】上記したように第2の実施の形態では単に
相手のソフト部品の実行を行う仕組み以外に付随する機
能の実現をプロセス間部品結合手段であるプロセスのプ
ライマリスレッドのプラットホームとソフト部品の属す
るスレッドのプラットホームとが連携して機能しマルチ
スレッド環境で実行の並行動作とソフト部品間の通信の
簡易化を実現している。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば多様な機能を満足させるだけの充分な数のソフト
部品を使用しても、プロセス数を抑えることができるた
め、従来より少量のメモリでシステムを構築することが
できる。また、プロセス間通信よりも高速であるスレッ
ド間通信を使用することで、処理速度を上げる効果も期
待できる。これによりソフト部品の独立性を保ちながら
システムの処理能力の向上を図るという工業的効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の第1の実施の形態の説明図(その
1)
【図3】 本発明の第1の実施の形態の説明図(その
2)
【図4】 共通参照情報の説明図
【図5】 本発明の第2の実施の形態の説明図
【図6】 プライマリスレッドのプラットホームの動作
フローチャート
【図7】 ソフト部品のスレッドのプラットホームの動
作フローチャート
【図8】 従来技術の構成図
【図9】 従来技術の説明図
【符号の説明】
1 プロセス間部品結合手段 2 (2a〜2n)スレッド間部品結合手段 3 (3a〜3n)ソフト部品 4 共通参照情報

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上のソフトウェア実行環境の各プロ
    セスに1以上のCPU割当て単位を持つマルチスレッド
    環境で各スレッドに割りつけられたソフト部品から他の
    ソフト部品の実行依頼情報が発行された場合に、ソフト
    部品の配置を示す共通参照情報を参照し、ソフト部品を
    結合し実行を制御するソフト部品結合制御装置であっ
    て、 各スレッド毎に、受け取った実行依頼情報と上記共通参
    照情報により宛先のソフト部品の所在を判定し上記所在
    に基づいた手続で上記実行依頼情報を伝達するスレッド
    間部品結合手段と、 2つのプロセス間のソフト部品の結合と実行を制御する
    とき、各プロセス毎に、受け取った実行依頼情報と上記
    共通参照情報により宛先のソフト部品の所在を判定し上
    記所在に基づいた手続で上記実行依頼情報を伝達するプ
    ロセス間部品結合手段と、を備えることを特徴とするソ
    フト部品結合制御装置。
  2. 【請求項2】 受け取った実行依頼情報に指示された実
    行優先レベルに基づき宛先のソフト部品のスレッドの実
    行優先レベルを設定するようにした上記スレッド間部品
    結合手段を備えることを特徴とする請求項1記載のソフ
    ト部品結合制御装置。
  3. 【請求項3】 1以上のソフトウェア実行環境の各プロ
    セスに1以上のCPU割当て単位を持つマルチスレッド
    環境で各スレッドに割りつけられたソフト部品から他の
    ソフト部品の実行依頼情報が発行された場合に、ソフト
    部品の配置を示す共通参照情報を参照し、ソフト部品を
    結合し実行を制御するソフト部品結合制御方法であっ
    て、 受け取った実行依頼情報と上記共通参照情報により宛先
    のソフト部品の所在を判定し上記所在に基づいた手続で
    上記実行依頼情報を伝達することを特徴とするソフト部
    品結合制御方法。
  4. 【請求項4】 1以上のソフトウェア実行環境の各プロ
    セスに1以上のCPU割当て単位を持つマルチスレッド
    環境で各スレッドに割りつけられたソフト部品から他の
    ソフト部品の実行依頼情報が発行された場合に、ソフト
    部品の配置を示す共通参照情報を参照し、ソフト部品を
    結合し実行を制御する構成のもとに、 各スレッド毎に、受け取った実行依頼情報と上記共通参
    照情報により宛先のソフト部品の所在を判定し上記所在
    に基づいた手続で上記実行依頼情報を伝達するスレッド
    間部品結合手段、 2つのプロセス間のソフト部品の結合と実行を制御する
    とき、各プロセス毎に、受け取った実行依頼情報と上記
    共通参照情報により宛先のソフト部品の所在を判定し上
    記所在に基づいた手続で上記実行依頼情報を伝達するプ
    ロセス間部品結合手段、とを機能させるプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005044363A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Samsung Electronics Co Ltd 複数のスレッドを同時に処理する装置及び方法
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